JP2002198637A - 回路基板およびその製法並びに回路基板装置 - Google Patents

回路基板およびその製法並びに回路基板装置

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JP2002198637A JP2000396624A JP2000396624A JP2002198637A JP 2002198637 A JP2002198637 A JP 2002198637A JP 2000396624 A JP2000396624 A JP 2000396624A JP 2000396624 A JP2000396624 A JP 2000396624A JP 2002198637 A JP2002198637 A JP 2002198637A
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conductor
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晃 井本
Yuzuru Matsumoto
譲 松本
Norimitsu Fukamizu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子部品等を安定して実装できるとともに、オ
ーバーコート層の腐食を抑制できる回路基板およびその
製法並びに回路基板装置を提供する。 【解決手段】基板11の表面に設けられた導体パッド1
3と、該導体パッド13の外周部を被覆するオーバーコ
ート層14とを具備するとともに、導体パッド13の中
央部がオーバーコート層14から露出する回路基板であ
って、導体パッド13の露出面13aとオーバーコート
層14の表面が同一平面上にあり、かつ導体パッド13
の一部が基板内部11に埋設されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板およびその
製法並びに回路基板装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、回路基板の表面には導体パッドおよ
びオーバーコート層が形成されていた。このオーバーコ
ート層の役割は、導体パッドを機械的損傷から守る、
導体パッドのケミカルマイグレーションを防ぐ、半
田付け等で接続された場合のピーリング応力による損傷
から守る為に導体パッド周辺を押さえる、といったこと
が挙げられる。
【0003】従来、導体パッドおよびオーバーコート層
は、基板成形体を形成し、その上面に導電性ペーストを
所定形状に印刷し、基板成形体の上面に、導電性パター
ンの一部が露出するように絶縁材料を印刷してオーバー
コート層成形体を形成し、焼成することにより形成され
ていた。
【0004】図3はこのような回路基板を示すもので、
従来の回路基板は、基板51と、この基板51の表面に
形成された導体パッド55、裏面導体56と、基板51
の内部に形成された内部導体53と、内部導体53を接
続するビアホール導体52と、絶縁層51a、51b、
51cと、オーバーコート層54とから構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
方法では導体パッド55の露出面よりも高い位置にオー
バーコート層54が存在する場所が存在する。この為
に、例えばそれが部品搭載用の導体パッド55の場合
は、電子部品の導体パッド55への接続不良が発生した
り、電子部品を実装しても電子部品のグラツキが発生し
たり、電子部品下部に、特に導体パッド55とオーバー
コート層54の段差部にフラックスの残渣が残り、導体
パッド55が腐食(ケミカルマイグレーション)すると
いった問題が生じていた。また、マザーボード実装用の
導体パッド55の場合も同様の問題が生じていた。
【0006】このような問題を解決する為の手段とし
て、オーバーコート層54を薄層化することが考えられ
るが、従来の方法では、導体パッド55の上面に、オー
バーコート層54を形成する限り、必然的に導体パッド
55とのオーバーラップ近傍では段差が生じ、この部分
にフラックスの残滓が残るという問題があった。
【0007】本発明は、電子部品等を安定して実装でき
るとともに、フラックスを確実に除去して導体パッドの
腐食を抑制できる回路基板およびその製法並びに回路基
板装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回路基板は、基
板の表面に設けられた導体パッドと、該導体パッドの外
周部を被覆するオーバーコート層とを具備するととも
に、前記導体パッドの中央部が前記オーバーコート層か
ら露出する回路基板であって、前記導体パッドの露出面
と前記オーバーコート層の表面が同一平面上にあり、か
つ前記導体パッドの一部が前記基板内部に埋設されてい
ることを特徴とする。
【0009】本発明では、導体パッドの露出面とオーバ
ーコート層の露出面が同一平面上にあるため、導体パッ
ドに電子部品を確実に実装できるとともに、電子部品の
グラツキを防止でき、また、本発明の回路基板をマザー
ボードに確実に実装できるとともに、本発明の回路基板
のグラツキを防止できる。
【0010】また、導体パッドとオーバーコート層間に
は段差がないため、基板表面は凹凸がなく、電子部品等
を実装したとしても、フラックスの残渣も残りにくくな
り、さらにオーバーコート層の厚みを20μm以上とす
ることができため、導体パッドのケミカルマイグレーシ
ョンを防止できる。
【0011】また、本発明では、導体パッドの一部が基
板内部に埋設されているため、導体パッドの基板への密
着強度を向上でき、同時に半田付け等で接続された場合
のピーリング応力による損傷から守ることができる。特
に、導体パッドの外周部が基板内部に埋設されているこ
とが望ましい。
【0012】本発明の回路基板では、オーバーコート層
中における導体パッドが、基板側に向けて拡径している
ことが望ましい。このような構造によれば、さらに上記
ピーリン応力による損傷を防止できる。
【0013】本発明の回路基板の製法は、支持体表面に
オーバーコート層成形体を形成する工程と、該オーバー
コート層成形体に貫通孔を形成する工程と、該オーバー
コート層成形体の貫通孔内に導電性ペーストを充填する
とともに、前記貫通孔の回りのオーバーコート層成形体
上に導電性ペーストを塗布する工程と、該導電性ペース
トが充填、塗布されたオーバーコート層成形体上に、絶
縁層成形体と内部導体パターンとを有する基板成形体を
形成する工程と、前記支持体を除去して焼成する工程と
を具備する製法である。
【0014】例えば、支持体表面に感光性樹脂を含有す
るオーバーコート層成形体を形成し、このオーバーコー
ト層成形体を露光現像して、貫通孔を形成したり、支持
体表面に形成されたオーバーコート層成形体に、レーザ
により貫通孔を形成し、この貫通孔内に導電性ペースト
を充填するとともに、貫通孔の周りのオーバーコート層
成形体上に導電性ペーストを塗布し、その上に絶縁層成
形体と内部導体パターンとを有する基板成形体を形成
し、支持体を剥離し、焼成することにより、回路基板を
容易に形成できる。
【0015】導体パッドの一部を基板内部に埋設した構
造は、上記オーバーコート層成形体の貫通孔に導電性ペ
ーストを充填するだけでなく、貫通孔の周囲のオーバー
コート層成形体上にまで導電性ペーストを塗布し、この
上に絶縁層成形体を形成するセラミックペーストを塗布
することにより容易に得られる。
【0016】さらに、オーバーコート層中における導体
パッドが、基板側に向けて拡径している構造は、例え
ば、オーバーコート層成形体の貫通孔を傾斜して形成す
ることにより容易に得ることができる。このような傾斜
した貫通孔は、例えば、感光性樹脂を含有するオーバー
コート層を、露光、現像条件を変更することにより容易
に形成できる。
【0017】本発明の回路基板装置は、上記回路基板の
導体パッドに、電子部品またはマザーボードの接続端子
が接続されていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の回路基板の一例を
示すもので、この回路基板は、基板11と、この基板1
1の表面に形成された導体パッド13と、この導体パッ
ド13の一部を被覆するオーバーコート層14とから構
成されている。
【0019】基板11は、3層の絶縁層11a〜11c
と、これらの絶縁層11a〜11c間に形成された内部
導体15と、これらの内部導体15を接続するビアホー
ル導体17と、裏面導体19から構成されている。
【0020】導体パッド13とオーバーコート層14と
は一部がオーバーラップし、かつ表面上、導体パッド1
3の上面とオーバーコート層14の上面が同じ高さ、即
ち同一平面上にある。この構造を実現させる為に、導体
パッド13の一部、具体的にはオーバーラップ部の導体
を基板11内部に埋設する構造をとっている。この構造
によりパッド密着強度の優れた回路基板を実現できる。
【0021】具体的には、導体パッド13は、図1
(a)、(b)に示すように、表面に露出し、電子部品
等が半田等で接続される円形状の露出部13a、露出部
13aの外周に設けられたリング状の傾斜部13b、傾
斜部13bの外周に設けられたリング状の基板埋設部1
3cから構成されており、傾斜部13bは基板側に向け
て拡径している。基板埋設部13cは、基板への密着強
度を向上するという点から、長いことが望ましいが、導
体パッド13の大型化を防止するため、50〜200μ
mであることが望ましい。尚、図1(b)は、理解を容
易にするため、オーバーコート層14を除去して記載し
た平面図である。
【0022】基板11は、3層の絶縁層11a〜11c
からなり、例えば、各々900℃で焼成可能なガラスセ
ラミックスからなる。ガラスセラミックスはアルミナ、
シリカ、フォルステライト、コージェライト、ガーナイ
ト、MgTiO3、MgTiO3−CaTiO3から選ば
れる1種と、結晶性ガラスとから形成されている。
【0023】また、導体パッド13、裏面導体19、内
部に形成された内部導体15および内部導体15を接続
するビアホール導体17は銀を主成分とし、収縮および
熱膨張率を基板と合わせる為のガラスを添加している。
【0024】オーバーコート層14は基本的には基板材
料と同一材料で構わないが、色調を変化させたい場合は
酸化クロム等を微量添加する。
【0025】本発明の回路基板の製法を図2をもとに説
明する。まず、支持体21を準備する。支持体21は剛
性があり、熱膨張率が小さく、廉価なものが好ましい。
熱膨張率が小さい方が好ましい理由は、乾燥等で熱がか
かった際の膨張歪が無いほうがよい為である。例えば、
ガラス基板が好ましい。
【0026】次に、図2(a)に示すように、支持体2
1の表面にオーバーコート層成形体23を形成する。オ
ーバーコート層成形体23の材料は、基本的には基板1
1の絶縁層11a〜11c材料と同一材料で構わない
が、視認性の観点で色調を変化させたい場合は着色剤を
微量添加する。無機系の基板を作製する際は、コバル
ト、クロム等の酸化物が有効である。
【0027】オーバーコート層成形体23の形成方法
は、一般的なスクリーン印刷法でよい。また、オーバー
コート層成形体23の平坦性或いはパターンニング精度
を重視するならば、層全体をコーティング、乾燥した
後、露光および現像によりパターンニングする方法が好
ましい。この2つの方法のどちらを選択するかで、オー
バーコート層成形体23材料の粘度が異なる。
【0028】コーティング法の場合、オーバーコート層
成形体23材料はネガ型若しくはポジ型の感光性樹脂を
含有することが好ましい。例えば、光重合可能なモノマ
ー、i線に感光する光重合開始材、酸価の高いポリマー
およびセラミックスフィラーを含有した感光性オーバー
コート層成形体23材料が挙げられる。酸価の高いポリ
マーは、後工程である現像の際に、アルカリ現像に対応
できるという利点が挙げられる。
【0029】本材料をスピンコート法等により支持体2
1上にコーティング、乾燥する。この後、導体パッドを
形成する部分以外を露光する。露光処理は、具体的に
は、オーバーコート層成形体23に穿孔したい領域が遮
光されるようなフォトターゲットを載置して、例えば、
超高圧水銀灯(10mW/cm2)を光源として用いて
露光を行なう。
【0030】露光処理は、例えば、フォトターゲットを
オーバーコート層成形体23上に近接または載置して、
穿孔したい領域以外の領域に、低圧、高圧、超高圧の水
銀灯系の露光光を照射する。これにより、上記以外の領
域では、光硬化可能なモノマーが光重合反応を起こす。
従って、穿孔したい領域のみが現像処理によって除去可
能な溶化部となる。また、最適露光時間はオーバーコー
ト層成形体23の厚み、穿孔したい領域の寸法等で決ま
る。露光装置は所謂写真製版技術に用いられる一般的な
ものでよい。
【0031】その後、例えばトリエタノールアミン水溶
液のようなアルカリ現像液を用いて現像する。現像処理
は、フォトターゲットを除去した後、オーバーコート層
成形体23の溶化部をスプレー現像法やパドル現像法に
よって、現像液で除去するものである。その後、必要に
応じて洗浄および乾燥を行ない、貫通孔25を形成す
る。
【0032】尚、導体パッド13の傾斜部13bを基板
側に向けて拡径するためには、感光性樹脂を含有するオ
ーバーコート層成形体23を、露光部不溶化にし、露
光、現像条件を変更して現像不足気味にすることによ
り、傾斜した貫通孔25を形成することにより容易に形
成できる。
【0033】次にそのオーバーコート層成形体23のパ
ターンニングされた部分、即ち貫通孔25およびその外
周部に導電性ペーストを塗布して導体パターン27を形
成する。導体形成方法は予め設計されたパターンを印刷
する一般的なスクリーン印刷法でよい。
【0034】導電性ペーストは、低融点で且つ低抵抗の
金属材料である例えば銀粉末と、硼珪酸系低融点ガラ
ス、例えばB23−SiO2−BaOガラス、CaO−
23−SiO2ガラス、CaO−Al23−B23
SiO2ガラスと、有機バインダ、例えばエチルセルロ
ースとを、有機溶剤、例えば2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタジオ−ルモノイソブチレ−トに混合し、
3本ローラーにより均質混練して作製される。
【0035】次に導体パターン27およびオーバーコー
ト層成形体23以外の回路基板部分を形成する。具体的
には、図2(c)に示すように、導体パターン27が形
成されたオーバーコート層成形体23上に、絶縁層成形
体29をスピンコート法等で形成する。
【0036】絶縁層成形体29材料は、例えば、セラミ
ック原料粉末と、光硬化可能なモノマー、例えばポリオ
キシエチル化トリメチロールプロパントリアクリレート
と、有機バインダ、例えばアルキルメタクリレートと、
可塑剤とを、有機溶剤、例えばエチルカルビトールアセ
テートに混合し、ボールミルで混練して作製される。
【0037】セラミック原料粉末としては、例えば、金
属元素として少なくともMg、Ti、Caを含有する複
合酸化物であって、その金属元素酸化物による組成式を
(1−x)MgTiO3−xCaTiO3(但し、式中x
は重量比を表し、0.01≦x≦0.15)で表される
主成分100重量部に対して、硼素含有化合物をB23
換算で3〜30重量部、アルカリ金属含有化合物をアル
カリ金属炭酸塩換算で1〜25重量部添加含有してなる
ものが用いられる。
【0038】尚、上述の実施例では溶剤系スリップ材を
作製しているが、上述のように親水性の官能基を付加し
た光硬化可能なモノマー、例えば多官能基メタクリレー
トモノマー、有機バインダ、例えばカルボキシル変性ア
ルキルメタクリレートを用いて、イオン交換水で混練し
た水系スリップ材であっても良い。
【0039】セラミック原料粉末としては、例えば、ガ
ラス材料であるSiO2、Al23、ZnO、MgO、
23を主成分とする結晶化ガラス粉末70重量%と、
セラミック材料であるアルミナ粉末30重量%とからな
るものも用いられる。セラミック原料粉末は、特に限定
されるものではない。
【0040】塗布後の乾燥条件は60〜80℃で20分
乾燥であり、乾燥された絶縁層成形体29の厚みは、例
えば100μmである。ビアホール導体に相当する部分
は穿孔が必要である。穿孔方法は上述のフォトリソグラ
フィ技術を適用し、導電性ペーストを充填して形成され
る。
【0041】次に、絶縁層成形体29上に、上述の導電
性ペーストを所定の内部導体パターンの形成可能なスク
リーン(図示せず)を介して、印刷・乾燥することによ
り、内部導体パターンを形成する。
【0042】このような工程を繰り返して、支持板21
上に、3層の絶縁層成形体29を有する基板成形体を形
成する。
【0043】次に、必要に応じて、基板成形体の形状を
プレスで整えたり、分割溝を形成し、支持板21から基
板成形体を取り外す。
【0044】次に、焼成を行う。焼成は、脱バインダー
工程と、本焼成工程からなる。脱バインダー工程は、概
ね600℃以下の温度領域であり、絶縁層成形体29お
よび内部導体パターン等に含まれている有機バインダ、
光硬化可能なモノマを消失する過程であり、本焼成工程
は、ピーク温度850〜1050℃、例えば、ピーク温
度900℃で30分焼成する。
【0045】このような製法により、導体パッド13の
一部とオーバーコート層14がオーバーラップし、導体
パッド13とオーバーコート層14の上面が同一平面と
なる本発明の回路基板が得られる。
【0046】また、本発明の回路基板の製法は、オーバ
ーコート層14の形成方法は、予め設計されたパターン
を印刷する一般的なスクリーン印刷法でよいが、オーバ
ーコート層の平坦性或いはパターンニング精度を重視す
るならば、層全体をコーティング、乾燥した後、露光お
よび現像によりパターンニングする方法が好ましい。
【0047】また、樹脂の吸湿の問題等で化学的処理を
避けたい場合は、層全体をコーティング、乾燥した後、
レーザ照射によりパターンニングする方法が好ましい。
レーザの種類は、本発明で特定されるものではないが、
例えば炭酸ガス、YAGが一般的には好ましい。
【0048】さらに、上記例では、セラミック多層回路
基板について説明したが、本発明の回路基板は、焼成工
程を得ない有機樹脂製の回路基板であっても良い。
【0049】本発明の回路基板装置は、上記回路基板の
導体パッド13に、電子部品の接続端子を半田等で接続
して構成されている。また、マザーボードの接続端子
に、上記回路基板の導体パッド13を半田等で接続して
構成されている。
【0050】このような回路基板装置では、回路基板表
面は凹凸がないため、電子部品を確実に実装できるとと
もに、フラックスを確実に除去することができる。ま
た、回路基板を、マザーボードに確実に実装できるとと
もに、フラックスを確実に除去することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明の回路基板では、導体パッドとオ
ーバーコート層がオーバーラップし、導体パッドとオー
バーコート層の表面が同じ高さにある構造を実現するこ
とにより、電子部品の実装時の不安定さを解消でき、フ
ラックス等の洗浄残渣の除去も容易であることから信頼
性も確保でき、ケミカルマイグレーションを確保できる
オーバーコート層の厚みも実現でき、かつ導体パッド部
周辺をオーバーコート層で押さえることにより導体パッ
ドの密着強度の優れた回路基板を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路基板を示すもので、(a)は断面
図、(b)は導体パッドの近傍を示す平面図である。
【図2】本発明の回路基板の製法を説明するための工程
図である。
【図3】従来の回路基板の断面図を示す。
【符号の説明】
11・・・基板 13・・・導体パッド 14・・・オーバーコート層 21・・・支持板 23・・・オーバーコート層成形体 25・・・貫通孔 29・・・絶縁層成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E319 AA03 AA07 AB05 AC13 BB05 5E338 AA03 BB63 CC01 CD05 CD33 EE26 5E346 AA04 AA15 AA17 AA41 BB01 BB16 CC18 DD03 DD34 EE23 FF18 GG06 GG07 HH11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面に設けられた導体パッドと、該
    導体パッドの外周部を被覆するオーバーコート層とを具
    備するとともに、前記導体パッドの中央部が前記オーバ
    ーコート層から露出する回路基板であって、前記導体パ
    ッドの露出面と前記オーバーコート層の表面が同一平面
    上にあり、かつ前記導体パッドの一部が前記基板内部に
    埋設されていることを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】導体パッドの外周部が基板内部に埋設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の回路基板。
  3. 【請求項3】オーバーコート層中における導体パッド
    が、基板側に向けて拡径していることを特徴とする請求
    項1または2記載の回路基板。
  4. 【請求項4】支持体表面にオーバーコート層成形体を形
    成する工程と、該オーバーコート層成形体に貫通孔を形
    成する工程と、該オーバーコート層成形体の貫通孔内に
    導電性ペーストを充填するとともに、前記貫通孔の回り
    のオーバーコート層成形体上に導電性ペーストを塗布す
    る工程と、該導電性ペーストが充填、塗布されたオーバ
    ーコート層成形体上に、絶縁層成形体と内部導体パター
    ンとを有する基板成形体を形成する工程と、前記支持体
    を除去して焼成する工程とを具備することを特徴とする
    回路基板の製法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のうちいずれかに記載の回
    路基板の導体パッドに、電子部品またはマザーボードの
    接続端子が接続されていることを特徴とする回路基板装
    置。
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