JP2002198509A - 固体撮像装置及び固体撮像装置におけるラインセンサ - Google Patents
固体撮像装置及び固体撮像装置におけるラインセンサInfo
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Abstract
タレートを大きくすることを両立する。 【解決手段】 CCDブロック18においてCCD15
の初段部及び終段部の電極ピッチp2を中央部の電極ピ
ッチp3より小さくする。CCDブロック18を縦列配
置したとき、隣接するCCD15,16の間にできたス
ペースに出力アンプ10を配設する。このようにCCD
ブロック18を縦列配置することでデータレートを大き
くする。一方、全画素1は欠落なく同一ピッチで配設さ
れる。
Description
画素を有し、高速読み出しを行うことのできる固体撮像
装置及びその固体撮像装置に搭載されるラインセンサに
関する。
明する。図2は、従来の一次元固体撮像装置を示した概
略構成図である。図2には、入射光を電荷に変換する画
素1、画素1に蓄積された信号電荷を読み出すためのト
ランスファゲート2、画素1から読み出された信号電荷
を転送する電荷結合素子(以降、「CCD」と呼ぶ)3
〜6及び各CCD3〜6に対応付けして配設され、各C
CD3〜6から転送された信号電荷を電圧に変換し外部
に出力する出力アンプ7〜10が示されている。
ついて説明する。画素1は、千鳥配列され、トランスフ
ァゲート2にオン信号が印加されたとき画素1に蓄積さ
れていた電荷は4本のCCD3〜6に一斉に読み出され
る。CCD3,4は、出力アンプ7,8が配設されてい
る右方向に、CCD5,6は出力アンプ9,10が配設
されている左方向に電荷を転送する。CCD3〜6で転
送された電荷は出力アンプ7〜10により電圧に変換さ
れ外部に出力される。
時間が1msecとするとデータレートは10MHzと
なる。この例においては、4本のCCD3〜6で読み出
すためCCD3〜6の転送周波数は2.5MHzとな
る。出力アンプ7〜10を左右に配置することで、中央
部、すなわちCCD3,5、CCD4,6間の継ぎ目部
分における画素ピッチを一定に保持するレイアウトがで
きる。更に、許容される読み出し時間が短くなると、デ
ータレートは大きくなる。例えば、読み出し時間が0.
1msecになると、他の条件が同じである場合、CC
D3〜6の駆動周波数は25MHzとなり、駆動するこ
とが困難となる。
周波数を低減した一次元固体撮像装置の概略構成図であ
る。図3には、半導体基板11に4本のCCDから構成
される4本読出しCCDブロック12が3組搭載されて
いる例が示されている。つまり、図2に示した構成をC
CDブロックとし、これを3組縦列配置することで構成
することができる。領域13は、隣接する4本読出しC
CDブロック12の継ぎ目を示しており、この領域13
の拡大図を図3(b)に示す。図3(b)には、図2に
示した画素1、トランスファゲート2、CCD4,6、
出力アンプ8,10及びCCD電極14が示されてい
る。また、p1は画素ピッチ、p4はCCD4,6の電
極ピッチであり、画素ピッチp1とCCDの電極ピッチ
p4とは等しい。
CCDで読み出すため、4本のCCDで読み出す図2に
示した例よりCCDの転送速度を1/3に低減できる。
総画素数10000、読出し時間0.1msecの場合
CCDの駆動周波数は8.3MHzとなるので容易に駆
動できる。従来においては、このようにしてデータレー
トを大きくすることができる。
一次元固体撮像装置においてデータレートを大きくする
ために図3に示したように構成したのでは、読出しCC
Dブロックの継ぎ目部分に各ブロックに含まれる各出力
アンプが配置されてしまうため各ブロック間の画素の欠
落が避けられない。すなわち、従来においては、全画素
が同一ピッチで欠落がないことと、データレートを大き
くすることを両立することができなかった。
ためになされたもので、全画素が同一ピッチで欠落がな
いこととデータレートを大きくすることを両立できる固
体撮像装置及び固体撮像装置におけるラインセンサを得
ることを目的としている。
するために、本発明に係る固体撮像装置におけるライン
センサは、欠落なく同一ピッチで一次元配置された複数
の画素と、前記画素に蓄積された信号電荷を読み出すた
めのトランスファゲートと、前記トランスファゲートに
より前記各画素から読み出された信号電荷を転送する電
荷結合素子と、前記電荷結合素子の端部側に配設され、
前記電荷結合素子から転送されてくる信号電荷を電圧に
変換して外部に出力する出力アンプとを有する固体撮像
装置におけるラインセンサにおいて、前記電荷結合素子
の少なくとも一方の端部近傍の電極ピッチを、画素ピッ
チと同一ピッチである前記電荷結合素子の中央部の電極
ピッチより小さくしたものである。
発明の複数のラインセンサが縦列配置され、かつ隣接し
た前記各ラインセンサの前記画素が欠落なく同一ピッチ
で一次元配置されているものである。
好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同
じ構成要素には、同じ符号を付ける。
した固体撮像装置の一実施の形態を示した概略構成図で
ある。このうち、図1(a)は、CCDの駆動周波数を
低減した一次元固体撮像装置の概略構成図であり、半導
体基板11とCCD15,16の継ぎ目を含む領域17
とCCDブロック18が示されている。なお、CCDブ
ロック18には、1本のCCDのみが含まれるため特に
ブロック化する必要はないが、従来例において示した4
本読出しCCDブロック12との対応関係を明瞭にする
ためにブロックと称している。半導体基板11に縦列配
置される各CCDブロック18は、全て同じ構成であ
る。
7の拡大図である。図1(b)には、各CCDブロック
18において欠落なく同一ピッチで一次元配置された複
数の画素1と、画素1に蓄積された信号電荷を読み出す
ためのトランスファゲート2と、トランスファゲート2
により各画素1から読み出された信号電荷を転送する電
荷結合素子であるCCD15と、CCD15から転送さ
れてくる信号電荷を電圧に変換して外部に出力する出力
アンプ10とが示されている。本実施の形態における出
力アンプ10は、隣接するCCD16側のCCD15の
端部(終段部)に配設されている。また、CCD電極1
9はCCD初段付近の、CCD電極20はCCD終段付
近の、CCD電極21はCCD中央部における各電極で
あり、各CCD電極19〜21は、当然ながら各画素1
と1対1に対応づけられている。なお、本実施の形態に
おける各CCDブロックは、同じ構成を有しているの
で、図示されていないCCD15の初段付近の構成は、
CCD16の初段付近の構成と同じである。更に、図1
(b)において、p1は画素ピッチ、p2は初段付近あ
るいは終段付近のCCD電極ピッチ、p3はCCD中央
部のCCD電極ピッチである。
D電極19〜21から構成される要素をCCDと称して
いるが、一般に、画素1やトランスファゲート2等を含
めた構成要素、すなわちCCDブロック18をCCDと
称する場合もある。そこで、本実施の形態では、一次元
固体撮像装置に搭載されることからCCDブロック18
に含まれる画素1、トランスファゲート2、CCD15
及び出力アンプ10を含めた構成を「ラインセンサ」と
称することでCCD15との相違を明確にする。
のCCD電極ピッチp3は、従来例と同様に画素ピッチ
p1と同じであるが、本実施の形態においては、CCD
15の両端部の電極ピッチp2をCCD中央部のCCD
電極ピッチp3より小さくしたことを特徴としている。
そして、各画素1が欠落なく同一ピッチで一次元配置さ
れるようにCCD15,16を縦列配置したときでも、
電極ピッチp2,p3が上述した関係となるようにする
ことで、CCD15の終段部とCCD16の初段部との
間にスペースができ、ここに出力アンプ10の配置する
ことができる。これにより、複数のCCD15,16を
縦列配置することで固体撮像装置におけるデータレート
を大きくしたときでも一次元配置される全ての画素1を
欠落なく同一ピッチで配置することができる。
段、中央部とするかは、CCD電極、画素等各構成要素
のサイズ、画素ピッチ等によって適宜決めることができ
る。
段部と、CCD15に隣接するCCD16の初段部の双
方の電極ピッチを中央部より小さくしたが、最終的にC
CD15,16の間に出力アンプが配設できればよいの
で、一方の電極のみを中央部の電極ピッチより小さくす
るようにしてもよい。また、CCDの初段部及び終段部
双方の電極ピッチを必ずしも同じ値p2とする必要はな
い。この値は、ラインセンサを実装する半導体基板11
の設計時に適宜決めることができる。
ロック18を配置した例を示したが、何ブロックでも縦
列配置することができる。その数に関係なく上述した効
果を得られることは言うまでもない。
一次元固体撮像装置に採用した場合を例にしたが、CC
Dの端部の電極ピッチを中央部より小さくするという技
術的思想は、電荷結合素子を搭載する他の装置にも応用
することができる。
電荷結合素子の少なくとも一方の端部近傍の電極ピッチ
を、画素ピッチと同一ピッチである当該電荷結合素子の
中央部の電極ピッチより小さくするようにしたので、固
体撮像装置におけるデータレートを大きくするためにラ
インセンサを縦列配置したときでもラインセンサの各電
荷結合素子間にスペースを形成することができる。この
スペースに出力アンプを配設すれば、複数のラインセン
サの全ての画素を欠落なく同一ピッチで配設することが
できる。すなわち、本発明においては、データレートの
向上と一次元配置される全画素を欠落なく同一ピッチで
配設することの双方を両立することができる。
像装置の一実施の形態を示した概略構成図である。
図である。
4本読出しCCDブロックのつなぎ目の拡大図である。
プ、11 半導体基板、15,16 CCD、17 領
域、18 CCDブロック、19 (CCD初段付近
の)CCD電極、20 CCD終段付近のCCD電極、
21 CDD中央部におけるCCD電極、p1 画素ピ
ッチ、p2 CDD初段付近あるいは終段付近のCCD
電極ピッチ、p3 CCD中央部のCCD電極ピッチ。
Claims (2)
- 【請求項1】 欠落なく同一ピッチで一次元配置された
複数の画素と、 前記画素に蓄積された信号電荷を読み出すためのトラン
スファゲートと、 前記トランスファゲートにより前記各画素から読み出さ
れた信号電荷を転送する電荷結合素子と、 前記電荷結合素子の端部側に配設され、前記電荷結合素
子から転送されてくる信号電荷を電圧に変換して外部に
出力する出力アンプと、 を有する固体撮像装置におけるラインセンサにおいて、 前記電荷結合素子の少なくとも一方の端部近傍の電極ピ
ッチを、画素ピッチと同一ピッチである前記電荷結合素
子の中央部の電極ピッチより小さくしたことを特徴とす
る固体撮像装置におけるラインセンサ。 - 【請求項2】 請求項1記載の複数のラインセンサが縦
列配置され、かつ隣接した前記各ラインセンサの前記画
素が欠落なく同一ピッチで一次元配置されていることを
特徴とする固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000395976A JP3818846B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 固体撮像装置及び固体撮像装置におけるラインセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000395976A JP3818846B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 固体撮像装置及び固体撮像装置におけるラインセンサ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002198509A true JP2002198509A (ja) | 2002-07-12 |
JP2002198509A5 JP2002198509A5 (ja) | 2005-06-16 |
JP3818846B2 JP3818846B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2000395976A Expired - Lifetime JP3818846B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 固体撮像装置及び固体撮像装置におけるラインセンサ |
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JP (1) | JP3818846B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018078956A1 (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-03 | 株式会社リガク | 検出器 |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000395976A patent/JP3818846B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018078956A1 (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-03 | 株式会社リガク | 検出器 |
JPWO2018078956A1 (ja) * | 2016-10-27 | 2019-09-12 | 株式会社リガク | 検出器 |
US11049897B2 (en) | 2016-10-27 | 2021-06-29 | Rigaku Corporation | Detector |
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