JP2007312047A - 固体撮像装置 - Google Patents

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兼一 角本
Tsuyoshi Iwamoto
剛志 岩本
Koichi Kanbe
幸一 掃部
Katsuhiko Asai
克彦 浅井
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Abstract

【課題】一次元画素列間の画素列ピッチが小さく、且つ色ずれの発生を抑えた高解像度スキャンが可能なシンプルな固体撮像装置を得る。
【解決手段】スキャン方向に第1のピッチで配置される複数の一次元画素列を備えた第1の解像度での撮像を行うための第1の一次元画素列群と、第1の一次元画素列群のうちの少なくとも1本の一次元画素列を共有し且つスキャン方向に第1のピッチより幅の広い第2のピッチで配置される複数の一次元画素列を備えた第2の解像度での撮像を行うための第2の一次元画素列群とを備える撮像手段と、原稿画像の撮像により得られた画像データを撮像手段から水平読み出しするための第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列に共通の画像読出し手段と、第1の一次元画素列群による第1の解像度での撮像と第2の一次元画素列群による第2の解像度での撮像とを切り替える切替え手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置に係り、特に、カラーリニアイメージセンサに関するものである。
従来、スキャナ、ファクシミリ、複写機等の原稿読取装置においては、CCD(Charge Coupled Device)型のリニアイメージセンサが使用されており、最近ではカラー対応のものが普及しつつある。これに関し、例えば特許文献1に開示されるような、R、G、B色の複数の画素列、すなわち複数の一次元画素列を配置したカラーリニアイメージセンサ(固体撮像装置)が知られている。このCCDカラーリニアイメージセンサを原稿読取装置等において使用する場合、該固体撮像装置若しくは結像光学系若しくは原稿を、原稿読取装置内において機械的に移動させることでスキャン動作が行われる。その際、複数の一次元画素列間のピッチが大きい場合、本来、各画素列は原稿画像の同一位置を順次読み取るべきところを、機械的なスキャン動作の動作誤差(センサスキャンむらや原稿送りむら)が大きく影響し、それぞれズレた位置の画像を読み取ってしまう。その結果、このように固体撮像装置がカラー撮像装置であるような場合、再生した画像において顕著な色ずれが発生してしまう。従って、各一次元画素列間のピッチは小さいことが望ましい。
特開2002−142078号公報
ところが、上記従来のCCDリニアイメージセンサにおける各一次元画素列の間には構成上必ず転送ゲートとCCDシフトレジスタが必要となるため、例えば上記特許文献1における3列以上の一次元画素列から構成される固体撮像装置の場合には、結果として、各一次元画素列間のピッチ(以降、画素列ピッチという)が各一次元画素列のスキャン方向における画素幅(画素列寸法)の約4倍もの大きさとなってしまい、精度的にも上記色ずれの抑制は難しいものとなる。
この問題に対し、例えばMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のカラーリニアイメージにおいては、各画素からの画像データの読み出しに際して所謂ローリング読出し駆動を行うことで、画素列ピッチを小さくすることができ、上記センサスキャンむらや原稿送りむらの発生防止に対する有効な手段となっている。しかしながら、このように狭い画素列ピッチであり、ローリング読出し駆動を行う場合、高速スキャンができないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、画素列ピッチが小さく、センサスキャンむらや原稿送りむら等の影響による再生画像における色ずれの発生を抑えた高解像度スキャンが可能であるとともに、高速スキャンも可能である、シンプルな構成の固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る固体撮像装置は、一次元画素列により原稿画像をスキャン方向に相対移動させて撮像する固体撮像装置であって、前記スキャン方向に第1のピッチで配置される複数の一次元画素列を備える第1の解像度での撮像を行うための第1の一次元画素列群と、該第1の一次元画素列群のうちの少なくとも1本の一次元画素列を共有し、且つ前記スキャン方向に前記第1のピッチより幅の広い第2のピッチで配置される複数の一次元画素列を備える第2の解像度での撮像を行うための第2の一次元画素列群とを備える撮像手段と、前記原稿画像の撮像により得られた画像データを前記撮像手段から水平読み出しするための前記第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列に共通の画像読出し手段と、前記第1の一次元画素列群による第1の解像度での撮像と、前記第2の一次元画素列群による第2の解像度での撮像とを切り替える切替え手段とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、撮像手段に、スキャン方向に第1のピッチで配置される複数の一次元画素列を備える第1の解像度での撮像を行うための第1の一次元画素列群と、該第1の一次元画素列群のうちの少なくとも1本の一次元画素列を共有し、且つスキャン方向に第1のピッチより幅の広い第2のピッチで配置される複数の一次元画素列を備える第2の解像度での撮像を行うための第2の一次元画素列群とが備えられ、第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列に共通の画像読出し手段によって、原稿画像の撮像により得られた画像データが撮像手段から水平読み出しされ、切替え手段によって、第1の一次元画素列群による第1の解像度での撮像と、第2の一次元画素列群による第2の解像度での撮像とが切り替えられる。
また、上記構成において、前記第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列は、カラー画像を構成する各色に対応する一次元画素列であり、前記第2の一次元画素列群における、前記第1の一次元画素列群と共有の共有一次元画素列以外の一次元画素列は、前記カラー画像を構成する各色のうちの前記共有一次元画素列の色以外の色に対応する一次元画素列であるようにしてもよい。(請求項2)
これによれば、第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列が、カラー画像を構成する各色に対応する一次元画素列とされ、第2の一次元画素列群における、第1の一次元画素列群と共有の共有一次元画素列以外の一次元画素列が、上記カラー画像を構成する各色のうちの共有一次元画素列の色以外の色に対応する一次元画素列とされる。
また、上記構成において、前記第1の解像度は、低速高解像度スキャンを行う場合の解像度であり、前記第2の解像度は、低解像度高速スキャンを行う場合の解像度であり、前記切替え手段は、前記低速高解像度スキャンを行う場合、前記第1のピッチで配置された3種類の色に対応する3本の一次元画素列からなる前記第1の一次元画素列群を用い、前記低解像度高速スキャンを行う場合、前記第2のピッチで配置された、前記3色のうちの1色に対応する1本の前記共有一次元画素列と該3色のうちの該共有一次元画素列の色以外の2色に対応する2本の一次元画素列とからなる前記第2の一次元画素列群を用いるように切り替えを行うようにしてもよい。(請求項3)
これによれば、第1の解像度が、低速高解像度スキャンを行う場合の解像度とされ、第2の解像度が、低解像度高速スキャンを行う場合の解像度とされ、切替え手段によって、低速高解像度スキャンを行う場合、第1のピッチで配置された3種類の色に対応する3本の一次元画素列からなる第1の一次元画素列群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、第2のピッチで配置された、3色のうちの1色に対応する1本の共有一次元画素列と該3色のうちの該共有一次元画素列の色以外の2色に対応する2本の一次元画素列とからなる第2の一次元画素列群を用いるように切り替えられる。
また、上記構成において、前記第1の解像度は、低速高解像度スキャンを行う場合の解像度であり、前記第2の解像度は、低解像度高速スキャンを行う場合の解像度であり、前記切替え手段は、前記低速高解像度スキャンを行う場合、前記第1のピッチで配置された3種類の色に対応する3本の一次元画素列からなる前記第1の一次元画素列群を用い、前記低解像度高速スキャンを行う場合、前記3本の一次元画素列における中央位置に配置された中央一次元画素列の色以外の2色に対応する前記共有一次元画素列である2本の外側一次元画素列と、該2本の外側一次元画素列間のピッチと同じ前記第2のピッチで配置されて、且つ前記中央一次元画素列の色と同じ色に対応する1本の一次元画素列とからなる前記第2の一次元画素列群を用いるように切り替えを行うようにしてもよい。(請求項4)
これによれば、第1の解像度が、低速高解像度スキャンを行う場合の解像度とされ、第2の解像度が、低解像度高速スキャンを行う場合の解像度とされ、切替え手段によって、低速高解像度スキャンを行う場合、第1のピッチで配置された3種類の色に対応する3本の一次元画素列からなる第1の一次元画素列群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、3本の一次元画素列における中央位置に配置された中央一次元画素列の色以外の2色に対応する共有一次元画素列である2本の外側一次元画素列と、該2本の外側一次元画素列間のピッチと同じ第2のピッチで配置されて、且つ中央一次元画素列の色と同じ色に対応する1本の一次元画素列とからなる第2の一次元画素列群を用いるように切り替えられる。
また、上記構成において、前記低解像度高速スキャンにおけるスキャン速度の上限値は、前記低速高解像度スキャンにおけるスキャン速度の上限値の(前記第2のピッチ/前記第1のピッチ)倍となるようにしてもよい。但し、記号「/」は除算を示す。(請求項5)
これによれば、低解像度高速スキャンにおけるスキャン速度の上限値が、低速高解像度スキャンにおけるスキャン速度の上限値の(前記第2のピッチ/前記第1のピッチ)倍とされる。
また、上記構成において、前記第1の一次元画素列群は、n本の一次元画素列であって、該n本の一次元画素列における前記第1のピッチが、各一次元画素列を構成する画素の前記スキャン方向の幅である画素幅の少なくとも(n+1)/n倍であり、前記画像読出し手段による画像読み出し動作を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、前記n本の一次元画素列における一の一次元画素列が前記原稿画像における前記スキャン方向の解像度ピッチに相当する距離を移動する時間の間に、該n本の一次元画素列全ての画像読み出し動作が完了するよう前記画像読出し手段に画像読み出し動作を実行させるようにしてもよい。但し、記号「n」は2以上の自然数を示す。(請求項6)
これによれば、第1の一次元画素列群が、n本の一次元画素列であって、該n本の一次元画素列における第1のピッチが、各一次元画素列を構成する画素のスキャン方向の幅である画素幅の少なくとも(n+1)/n倍とされ、画像読出し手段による画像読み出し動作を制御する制御手段によって、n本の一次元画素列における一の一次元画素列が原稿画像におけるスキャン方向の解像度ピッチに相当する距離を移動する時間の間に、該n本の一次元画素列全ての画像読み出し動作が完了するよう画像読出し手段に画像読み出し動作を実行させるように制御される。
請求項1に係る固体撮像装置によれば、第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列から水平読み出しを行うための画像読出し回路が該各一次元画素列に共通のものとして備えられる構成であるため、それぞれ一次元画素列毎に画像読出し回路(水平読出し回路)を備えずともよく、すなわち第1及び第2の一次元画素列群の複数本の一次元画素列を纏めて配列し、これに対して共通の例えば1つの画像読出し回路を設置する構成とすることが可能となるため、各一次元画素列の画素列間隔(画素列ピッチ)を小さくすることができ、センサスキャンむらや原稿送りむら(スキャン動作の送りムラ)等の影響による再生画像における色ずれの発生を抑えた高解像度スキャンを行うことが可能となるとともに、装置をシンプルな構成とすることができる。また、切替え手段によって、第1のピッチで配置された第1の一次元画素列群による第1の解像度での撮像と、第1のピッチより幅の広い第2のピッチで配置された第2の一次元画素列群による第2の解像度での撮像とが切り替えられる構成であるため、第1の一次元画素列群を用いて高解像度スキャンを行い、ピッチの広い第2の一次元画素列群を用いて高速スキャンを行うというようにして、高解像度スキャンだけでなく高速スキャンも行うことが可能な装置を実現することができる。
請求項2に係る固体撮像装置によれば、第2の一次元画素列群における共有一次元画素列以外の一次元画素列が、カラー画像を構成する各色のうちの該共有一次元画素列の色以外の色に対応する一次元画素列とされるため、高解像度スキャン及び高速スキャンの切り替えによるカラー画像のスキャンが容易に行える構成を実現することができる。
請求項3に係る固体撮像装置によれば、低速高解像度スキャンを行う場合、第1のピッチで配置された3色に対応する第1の一次元画素列群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、第2のピッチで配置された、3色のうちの1色に対応する共有一次元画素列と該3色のうちの該共有一次元画素列の色以外の2色に対応する一次元画素列とからなる第2の一次元画素列群が用いられる構成であるので、例えばこの3色をR、G、B色として、カラー画像のスキャンにおいて、高解像度スキャンと高速スキャンとの切り替えを行う構成を容易に実現することができる。
請求項4に係る固体撮像装置によれば、低速高解像度スキャンを行う場合、第1のピッチで配置された3色に対応する一次元画素列からなる第1の一次元画素列群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、3色(3本)の一次元画素列における中央位置に配置された中央一次元画素列の色以外の2色に対応する共有一次元画素列である外側一次元画素列と、該外側一次元画素列間のピッチと同じ第2のピッチで配置されて、且つ中央一次元画素列の色と同じ色に対応する一次元画素列とからなる第2の一次元画素列群が用いられる構成であるので、例えばこの3色をR、G、B色として、カラー画像のスキャンにおいて、高解像度スキャンと高速スキャンとの切り替えを行う構成を容易に実現することができる。
請求項5に係る固体撮像装置によれば、低速高解像度スキャンにおけるスキャン速度の上限値と低解像度高速スキャンにおけるスキャン速度の上限値との比、すなわち低速高解像度スキャン及び低解像度高速スキャンにおける各スキャン速度の設定を、第1及び第2のピッチの情報を利用して容易に行うことができる。
請求項6に係る固体撮像装置によれば、第1の一次元画素列群におけるn本の一次元画素列の画素列ピッチがスキャン方向の画素幅の少なくとも(n+1)/n倍とされ、すなわち当該画素列ピッチにおける画素が存在しない非画素部分(画素幅の1/n倍(=(n+1)/n倍−n/n倍)の幅の非露光部分;画素間スペース)が原稿画像の撮像ピッチ間を移動するタイミングを利用して画像読み出しが行われ、n本の一次元画素列のうちの或る1つの一次元画素列が原稿画像におけるスキャン方向の解像度ピッチに相当する距離を移動する時間の間に、該n本の一次元画素列全ての画像読み出し動作が完了するよう画像読出し手段によって画像読み出しが行われるので、センサスキャンむらや原稿送りむら(スキャン動作の送りムラ)等の影響による再生画像における色ずれの発生を抑えた高解像度スキャンが可能となる。
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の一例であるリニアセンサの概略構成図である。図1に示すようにリニアセンサ1は、センサ部2、垂直走査回路3、水平走査回路4及び読出し回路5を備えている。センサ部2は、第1センサ部20a及び第2センサ部20bからなり、これら第1及び第2センサ部20a、20bが備える複数の画素21(ピクセル)により、被写体光像の光量に応じて画像信号に光電変換して出力するものである。第1及び第2センサ部20a、20bは、それぞれ複数の画素21が一列に直線状に配置されてなるR(Red)、G(Green)、B(Blue)色の複数本のセンサアレイ(画素列;一次元画素列)、すなわちRセンサアレイ22、G1センサアレイ23、B1センサアレイ24、G2センサアレイ25及びB2センサアレイ26を備えている。ただし、G1及びG2はいずれも同じG色であるが、説明上区別するためにG1、G2としている。B1及びB2センサアレイについても同様である。これらR、G、Bの各センサアレイには、それぞれ画素21の受光面上に各色の光を透過させるR、G、B色の原色カラーフィルタ(図示省略)が設けられている。
第2センサ部20bのG2及びB2センサアレイ25、26は、第1センサ部20aにおける各センサアレイ22〜24間の距離、すなわち各センサアレイ22〜24のスキャン方向(各センサアレイ22〜24の画素並び方向(長手方向)と垂直な方向;垂直走査方向)の画素列ピッチよりも広い幅の画素列ピッチで配置されている。具体的には、G2センサアレイ25は、G2センサアレイ25とB1センサアレイ24との間隔が、B1センサアレイ24とRセンサアレイ22との間隔と等しくなるよう配置されている。また、B2センサアレイ26は、B2センサアレイ26とG2センサアレイ25との間隔が、G2センサアレイ25とRセンサアレイ22との間隔と等しくなるよう配置されている(後述の図5参照)。換言すれば、Rセンサアレイ22とB2センサアレイ26との間隔は、Rセンサアレイ22とG2センサアレイ25との間隔の2倍となっており、また、Rセンサアレイ22とG2センサアレイ25との間隔は、Rセンサアレイ22とB1センサアレイ24との間隔の2倍となっている。なお、第1センサ部20aのR、G1及びB1センサアレイ22〜24は同じ画素列ピッチ(等間隔)となるよう配置されている。
垂直走査回路3は、センサ部2に対する垂直走査を行う所謂垂直シフトレジスタであり、R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26それぞれに対応する行選択信号線27を順次走査する。水平走査回路4は、センサ部2に対する水平走査を行う所謂水平シフトレジスタであり、上記センサアレイ22〜26の各画素21に対応する垂直信号線28(列選択信号線;出力信号線)を順次走査する。
読出し回路5は、R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26の各画素21から垂直信号線28に導出された画像信号(光電変換信号)を、水平走査回路4による水平走査に従って画素毎に順次読み出すための回路であって、所謂水平読み出しを行う水平読出し回路である。この読出し回路5は、センサ部2に対して例えば1つ設けられており、第1センサ部20aの各センサアレイ22〜24に対して、第2センサ部20bの各センサアレイ25、26に対して、或いは全てのセンサアレイ22〜26に対して共通の読出し回路となっている。読出し回路5は、各垂直信号線28に対して配設された定電流負荷51、シグナルサンプルホールド回路52及びノイズサンプルホールド回路53と、アンプ54とを備えている。定電流負荷51は、ゲートに負荷電圧(信号VD)が印加されて所謂電子負荷として機能する負荷トランジスタQaからなるものでもある。また、信号VPSは、負荷トランジスタQaのソースに印加される電圧を示している。
シグナルサンプルホールド回路52は、入力されたアナログ信号としてのシグナル(画像信号)をサンプリング(標本化)し、この値を一時的に保持するものである。シグナルサンプルホールド回路52は、シグナルサンプルホールド用スイッチS1、シグナルサンプルホールド容量C1(キャパシタC1)等からなり、シグナルサンプルホールド用スイッチS1のオン、オフに応じて、シグナルサンプルホールド容量C1の充電、充電電位の保持、放電を行うことで当該シグナルサンプルホールド機能を実現する。ノイズサンプルホールド回路53は、入力されたノイズ(ノイズ信号)をサンプリングし、この値を一時的に保持するものである。ノイズサンプルホールド回路53は、ノイズサンプルホールド用スイッチS2、ノイズサンプルホールド容量C2(キャパシタC2)等からなり、ノイズサンプルホールド用スイッチS2のオン、オフに応じて、ノイズサンプルホールド容量C2の充電、充電電位の保持、放電を行うことで当該ノイズサンプルホールド機能を実現する。
アンプ54は、上記サンプルホールドにより得られた画像信号とノイズ信号との差分をとる(例えばシグナル信号からノイズ信号を減算する)ことで、センサ部2の各画素21におけるリセットゲート(トランジスタT11)によりリセットされたFD電位のばらつきが除去された画像信号を得るものである。
図2は、センサ部2における各画素21の回路構成の一例を示すものである。画素21は、フォトダイオードPD1、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)としてのトランジスタT10〜T13、及びFD(Floating Diffusion)から構成されている。トランジスタT10〜T13は、ここではNチャンネルMOSFETが採用されている。VDD、φRSB、φRST、φTX及びφVは、各トランジスタに対する信号(電圧)を示し、GNDは接地を示している。
フォトダイオードPD1は、光電変換部(感光部)であり、被写体からの入射光量に応じた電気信号、すなわち光電流IPD1を発生させる。トランジスタT12は、上記定電流負荷51と対になってソースフォロワ増幅用のソースフォロワアンプ(増幅回路)を構成するものであり、後述する電圧V1OUTに対する増幅を行う。トランジスタT13は、ゲートに印加する電圧(信号φV)に応じてオン、オフされるスイッチとして動作する信号読み出し用のトランジスタである。トランジスタT13のソースは上記垂直信号線28に接続されており、トランジスタT13がオンされると、トランジスタT12で増幅された電流が出力電流としてこの垂直信号線28へ導出される。トランジスタT10は、同トランジスタのゲートに印加される電圧に応じてオン、オフされるスイッチとして動作するものであって、当該ゲート電位の高低によるオン、オフ切り替えに応じて、フォトダイオードPD1で発生した光電流IPD1(電荷)のFDに対する転送、非転送の切り替えを行う所謂転送ゲートとなるものである。
フォトダイオードPD1で発生した光電流IPD1はフォトダイオードPD1の寄生容量に流れてその電荷が蓄積され、蓄積電荷量に応じた電圧が発生する。このときトランジスタT10がオン状態であれば、この寄生容量に蓄積された電荷(負電荷)がFDへ向けて移動する。FDは、この電荷を一旦保持しておく電荷保持部であり、この保持した電荷を電圧に変える所謂キャパシタの役割を担うものである。トランジスタT11(リセットゲートトランジスタ)は、同トランジスタのゲート電圧の高低によるオン、オフ切り替えに応じてFDに対するリセットバイアスの印加、非印加の切り替えを行うものである。
図3は、上記画素21の撮像動作に関するタイミングチャートの一例であり、特に、水平ブランク期間中(又は水平走査回路4による列選択期間内)における、電荷蓄積終了後の垂直走査によるR、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26の各画素の信号読出し(電荷掃き出し)動作に関するタイミングチャートを示している。ここではNチャンネルMOSFETの極性上、Hi(ハイ)でオン、Lo(ロー)でオフとなる。同図に示すように、信号φRSTを符号201で示すタイミングでHiにした後、ノイズサンプルホールド用スイッチS2に対するサンプルホールド制御信号φS2を符号202で示すタイミングでHiにすることで、ノイズ信号を垂直信号線28に読み出し、ノイズサンプルホールド回路53によってこのノイズ信号(ノイズレベル)をサンプルホールドする。次に、信号φTXを符号203で示すタイミングでHiにした後、シグナルサンプルホールド用スイッチS1に対するサンプルホールド制御信号φS1を符号204で示すタイミングでHiにすることで、画像信号を垂直信号線28に読み出し、シグナルサンプルホールド回路52によってこの画像信号(信号レベル)をサンプルホールドする。
なお、上記構成のように、各センサアレイ22〜26の各画素21が、光電変換部(フォトダイオードPD1)とフローティングディフュージョン(FD)とリセットトランジスタ(トランジスタT11)と転送トランジスタ(トランジスタT10)と増幅トランジスタ(トランジスタT12)と読出しトランジスタ(トランジスタT13;行選択トランジスタ)とを備えるMOS型の撮像素子とされるので、センサアレイ22〜26から水平読み出しを行うための、例えば画素がCCD撮像素子である場合の転送ゲートやCCDシフトレジスタが不要となり、つまりX−Yアドレス方式による、各センサアレイ22〜26に共通の読出し回路5を用いた水平読み出しが可能となり、センサアレイ22〜26(特にセンサアレイ22〜24)の画素列ピッチを小さくすることができ、リニアセンサ1をシンプルな構成とすることができる。
ところで、リニアセンサ1は、該リニアセンサ1全体の動作を司る主制御部を備えている。具体的には、主制御部は、各種制御プログラム等を記憶するROM、一時的に各種データを格納するRAM、及び制御プログラム等を上記ROMから読み出して実行する中央演算処理装置(CPU)等からなり、リニアセンサ1における上記センサ部2や垂直、水平走査回路3、4或いは読出し回路5といった各機能部の動作を制御する。図4は、この主制御部(主制御部100とする)におけるスキャン動作に関するブロック構成図である。主制御部100は、センサ制御部101、スキャン駆動制御部102、垂直走査制御部103、水平走査制御部104、読出し制御部105及びモード切替部106を備えている。
センサ制御部101は、センサ部2における各R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26の撮像動作を制御するものであり、各画素に対する上記VDD、φRSB、φRST、φTX及びφV等の各種信号を出力する。スキャン駆動制御部102は、センサ部2による原稿画像の画像読み取りを行うべく、原稿に対してリニアセンサ1或いは結像光学系をスキャン移動させる、或いはリニアセンサ1や結像光学系に対して原稿を移動させるための駆動(スキャン駆動)を行うものである。なお、結像光学系とは、原稿からの被写体光像を各R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26の受光面上に結像させるための光学系(レンズやミラー等)であり、リニアセンサ1はこの結像光学系を備えていてもよい。
垂直走査制御部103は、垂直走査回路3によるR、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26に対する垂直走査動作を制御するものである。水平走査制御部104は、水平走査回路4によるR、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26に対する水平走査動作を制御するものである。読出し制御部105は、読出し回路5によるR、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26からの画像読み出し動作を制御するものである。読出し制御部105によるこの画像読み出し動作の詳細については後述する。
モード切替部106は、低速ではあるが高解像度である低速高解像度スキャンを行う場合の低速高解像度スキャンモードと、低解像度ではあるが高速である低解像度高速スキャンを行う場合の低解像度高速スキャンモードとのモード切り替えを行うものである。モード切替部106は、リニアセンサ1が備える指示入力部(操作部)等からの例えばユーザによる指示入力に応じて当該モード切り替えを行う。モード切替部106は、このモード切り替えによって、センサ部2の各センサアレイ22〜26から、当該各モードに対応して使用するセンサアレイ群(後述の第1センサアレイ群又は第2センサアレイ群)を選択する。なお、垂直走査制御部103、水平走査制御部104及び読出し制御部105は、このモード切替部106によるモード切り替え動作に応じて、各センサアレイ22〜26に対する垂直、水平走査及び画像読み出し動作の制御を行う。
以上の構成において、リニアセンサ1では、垂直走査回路3によって、モード切替部106により切り替えられた各モードにおいて使用されるセンサアレイ群における各センサアレイが順次選択され、共通の読出し回路5と水平走査回路4とによって線順次で画像信号が取り出される。ただし、リニアセンサ1は、所謂MOS型(例えばCMOS型)の固体撮像装置であって、垂直走査回路3及び水平走査回路4によって各画素をX−Yアドレス方式(X−Y走査方式)で選択し、各画素の画像信号を取り出すことができるものであるとも言える。
ところで、本実施形態においては、センサ部2のR、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26を、低速高解像度スキャンモードと低解像度高速スキャンモードとで切り替えて使用することについて主な特徴点を有している。図5は、図1に示すセンサ部2の各センサアレイ22〜26の概略図である。ただし、各センサアレイ22〜26間の間隔(画素列ピッチ)は実際の比となるように記している。
同図に示すように、リニアセンサ1では、低速高解像度スキャンを行う場合すなわち高解像度スキャンを行う場合には、第1センサ部20aの3本のR、G1及びB1センサアレイ22〜24が使用され、低解像度高速スキャンを行う場合すなわち高速スキャンを行う場合には、第2センサ部20bの2本のG2及びB2センサアレイ25、26と、第1センサ部20aのうちのいずれかのセンサアレイ、ここではRセンサアレイ22とが使用される。いずれの場合もカラー画像を構成するRGBの3色全ての色に対応する3本のセンサアレイが使用される構成となっている。この低速高解像度スキャンを行う場合に使用されるセンサアレイ群(R、G1及びB1センサアレイ22〜24)を第1センサアレイ群と表現し、低解像度高速スキャンを行う場合に使用されるセンサアレイ群(Rセンサアレイ22、G2及びB2センサアレイ25、26)を第2センサアレイ群と表現するものとすると、上記第1センサ部20aにおけるRセンサアレイ22は、低速高解像度スキャンを行う場合と低解像度高速スキャンを行う場合とで共用されるものであって、第1センサアレイ群と第2センサアレイ群とが共有するセンサアレイ(共有センサアレイという)であると言える。
上記を換言すれば、R及びG1センサアレイ22、23間、G1及びB1センサアレイ23、24間の画素列ピッチを符号Aで示し(画素列ピッチA)、R及びG2センサアレイ22、25間、G2及びB2センサアレイ25、26間の画素列ピッチを符号Bで示す(画素列ピッチB)とすると、モード切替部106によって、低速高解像度スキャンを行う場合には、画素列ピッチAで配置された3種類の色(3色;R、G1、B1)に対応する3本のセンサアレイからなる第1センサアレイ群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、画素列ピッチBで配置された、上記3色のうちの1色(R)に対応する1本の共有センサアレイと該3色のうちの該共有センサアレイの色以外の2色(G1、B1)に対応する色(G2、B2)の2本のセンサアレイとからなる第2センサアレイ群を用いるようにモード切り替えが行われる。このような構成により、低速高解像度スキャンと低解像度高速スキャンとを効率良く切り替えることができる。
上記高解像度スキャンを行う場合、R、G1及びB1センサアレイ22〜24によって原稿画像がスキャンされ、該スキャンによって得られた各センサアレイ22〜24の各画素データが、センサアレイ22〜24に共通の読出し回路5による所謂ローリング読出し駆動によって順次読み出される。この場合、モード切替部106及びセンサ制御部101によってG2及びB2センサアレイ25、26による撮像動作が行われないよう制御される。一方、上記高速スキャンを行う場合、R、G2及びB2センサアレイ22、25、26によって原稿画像がスキャンされ、該スキャンによって得られた各センサアレイ22、25、26の各画素データが、センサアレイ22、25、26に共通の読出し回路5による同じくローリング読出し駆動によって順次読み出される。この場合、モード切替部106及びセンサ制御部101によってG1及びB1センサアレイ23、24による撮像動作が行われないよう制御される。
ところで、高解像度スキャン時において、上記共通の読出し回路5を用い、且つ上記ローリング読出し駆動を行う場合には、スキャン速度が一定であるとすると、各センサアレイ22〜24間の距離(画素列ピッチ)を、原稿若しくはラインセンサ1がスキャン移動する期間内に当該各色のセンサアレイ22〜24の信号読出しを行う必要があり、すなわち、スキャン速度は画像読み出しに要する時間によって上限が決られてしまう。この状態で、スキャン速度をこの上限を超えて設定すると、R、G1及びB1センサアレイ22〜24で露光位置が異なることになり、解像度の低下や色ずれ、或いは偽色の発生を招くことになる。そこで、高速スキャンを行う場合には、ピッチの広いR、G2及びB2センサアレイ22、25、26を用いるようにする。
上述したように、Rセンサアレイ22及びG2センサアレイ25間の画素列ピッチと、G2センサアレイ25及びB2センサアレイ26間の画素列ピッチとは同値であり、Rセンサアレイ22及びG1センサアレイ23間と、G1センサアレイ23及びB1センサアレイ24間との画素列ピッチより広いものである。この第2センサアレイ群のRセンサアレイ22、G2及びB2センサアレイ25、26による画像読み出しを行う場合、第1センサアレイ群のR、G1及びB1センサアレイ22〜24を用いた場合と同じ読出しレートで画像読み出しを行うとすれば、第1センサアレイ群を用いる場合に比べて(上記画素列ピッチA、Bを用いて表すと)B/A倍にスキャン速度を高めることができる。この場合には、副走査方向の解像度は低下するものの、露光位置は色間で揃えることができるので、少なくとも色ずれ、偽色の発生は抑制することができる。
なお、上記図5においては、高解像度スキャン及び高速スキャンを行う場合に共有する第1センサアレイ群のセンサアレイをRセンサアレイ22としているが、すなわち共通使用する色を“R”としているが、これに限らず、G1センサアレイ23或いはB1センサアレイ24を共有する構成としてもよい、すなわちR以外の色(G、B)を共通使用する色としてもよい。この場合、例えば、G色(G1センサアレイ23)を共有させるとすると(共有G色センサアレイとする)、第2センサ部20bには、R色及びB色のセンサアレイが配置されることになる。ただし、これらR色及びB色センサアレイは、共有G色センサアレイ及びR色センサアレイ間、R色センサアレイ及びB色センサアレイ間のピッチが例えば上記画素列ピッチBとなるように配置される。B色を共有させる場合も同様、該B色センサアレイに対するR色及びG色センサアレイの配置となる。
ところで、高解像度スキャン及び高速スキャンを行う場合の使用センサアレイの切り替え方法は、上記図5に示す場合に限定されない。図6は、図1に示すセンサ部2のセンサアレイ配置の一変形例を示す図である。ただし、同図の各センサアレイの画素列ピッチは実際の比となるように記している。この場合、第1センサ部20aとして3本のR、G1及びB1センサアレイ22’〜24’を備え、また第2センサ部20bとして1本のG2センサアレイ25’を備え、R、G1及びB1センサアレイ22’〜24’間の画素列ピッチが例えば上記画素列ピッチAとなり、R、B1及びG2センサアレイ22’、24’、25’間の画素列ピッチが画素列ピッチCとなるよう配置されている(画素列ピッチCはR及びB1センサアレイ22’、24間の距離となっている)。
この構成において、低速高解像度スキャンを行う場合には、第1センサアレイ群として第1センサ部20aの3本のR、G1及びB1センサアレイ22’〜24’が使用され、低解像度高速スキャンを行う場合には、第2センサアレイ群として、第2センサ部20bのG2センサアレイ25’と、第1センサ部20aのうちのRセンサアレイ22’及びB1センサアレイ24’とが使用される。この場合、第1センサアレイ群におけるRセンサアレイ22’とB1センサアレイ24’とが共有センサアレイとなっている。
上記を換言すれば、モード切替部106によって、低速高解像度スキャンを行う場合には、画素列ピッチAで配置された3種類の色(3色;R、G1、B1)に対応する3本のセンサアレイからなる第1センサアレイ群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、上記3本のセンサアレイにおける中央位置に配置された中央センサアレイ(G1センサアレイ23’)の色以外の2色(R、B1)に対応する共有センサアレイである2本の外側センサアレイ(R及びB1センサアレイ22’、24’)と、該2本の外側センサアレイ間のピッチと同じ画素列ピッチCで配置されて、且つ中央センサアレイの色(G)と同じ色に対応する1本のセンサアレイ(G2センサアレイ25’)とからなる第2センサアレイ群を用いるようにモード切り替えが行われる。このように図6に示す場合であっても、高解像度スキャンと高速スキャンとを効率良く切り替えることが可能な構成を実現することができる。
なお、ここでは各センサアレイの色について、R、G、B色(RGB原色フィルタによるRGB色)を例に挙げて説明したが、これに限らず例えばCMY補色系であってもよい。また、上記リニアセンサ1の構成では、読出し回路5が、R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26(図6ではR、G1、B1及びG2センサアレイ22’〜25’)で共通とする構成としているが、R、G1及びB1センサアレイ22〜24用、G2センサアレイ25用、B2センサアレイ26用それぞれに対する3つ、或いはR、G1及びB1センサアレイ22〜24用とG2及びB2センサアレイ25、26用との2つを設けてもよい(図6ではR、G1及びB1センサアレイ22’〜24’用とG2センサアレイ25’用との2つを設けてもよい)。
また、上記実施形態では、各R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26(図6ではR、G1、B1及びG2センサアレイ22’〜25’)に共通の読出し回路として、図1に示すように1つの読出し回路5を備える構成としているが、これに限定されず、複数の読出し回路を備える構成としてもよい。例えば図10に示すように、R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26から垂直信号線28’を画素毎に交互にRセンサアレイ22側とB2センサアレイ26側とに分けて引き出し(Rセンサアレイ22側或いはB2センサアレイ26側の何れか一方側に引き出してもよい)、この引き出した垂直信号線28’に対応させて例えば2つの読出し回路401、402を備えるようにしてもよい。この場合も、2つの読出し回路401、402がそれぞれ各R、G1、B1、G2及びB2センサアレイ22〜26に共通の読出し回路(水平読出し回路)となっている。
ここで、低速高解像度スキャンにおいて使用する第1センサ部20aの構成及び該第1センサ部20aによるスキャン動作について説明しておく。図7は、図1に示す第1センサ部20aの一構成例を概念的に示す模式図である。同図に示すように、スキャン方向SDにおけるR、G1及びB1センサアレイ22〜24の画素列ピッチ(画素列ピッチPとする)が、R、G1及びB1センサアレイ22〜24における各画素211のスキャン方向SDの幅(これを画素幅Wと表現する)の4/3倍の大きさとなっている。換言すれば、画素幅Wを3等分した長さ(画素幅Wを「1」としたときの「1/3」の長さ)の4倍の長さを画素列ピッチPとしている。
これを一般的に表現すると、画素列ピッチPは、画素幅Wの(n+1)/n倍(n:2以上の自然数)の大きさとなっている。この「n」は、センサアレイの列数(ここでは列数が色の種類数(RGBの3種類)と同じになっている)対応している。ここではR、G1及びB1センサアレイ22〜24の3列であるため、n=3となる。ただし、nを2以上とするのは、本実施形態によるスキャン動作方法が、センサアレイが複数列つまり2列以上である場合に適用されることによる。なお、画素211は上記画素21に相当し、R、G1及びB1センサアレイ22〜24の画素211間には符号212で示す空間的な隙間(スペース212という)が存在している。このスペース212のスキャン方向SDの幅と画素幅Wとを合わせた長さが画素列ピッチPである。なお、この構成は図6に示すR、G1及びB1センサアレイ22’〜24’についても同様である(以降の動作についても同様である)。
このような構成を備えた第1センサ部20aによる原稿画像のスキャン動作について、図8、9を用いて説明する。図8は、当該スキャン動作の1フレーム(1フレーム時間)における、各R、G1及びB1センサアレイ22〜24(RGB各画素)での蓄積時間(露光時間)と読み出し時間との関係の一例を示すタイミングチャートである。図9は、R、G1及びB1センサアレイ22〜24によるスキャン動作を概念的に説明する模式図である。図9は、具体的にはR、G1及びB1センサアレイ22〜24のスキャン方向SDにおける或る1列分の画素、例えば図1又は図7中に示す第1センサ部20aの左端画素(R、G1及びB1の3つの画素211及びスペース212からなる画素列;これを画素列SEと表現する)が時間の経過に伴って例えば状態(1)から状態(4)までスキャン方向に移動する様子を示している。ここでは、画素列ピッチPが画素幅Wの4/3倍である場合について示している。
図8において、先ず時刻t1に、Rセンサアレイ22(ここではR画素列と表現する)における時刻t01から継続されていた蓄積(電荷蓄積)動作が終了し、該R画素列の蓄積情報(画像情報)の読み出しが開始される。この時刻t1における画素列SEの移動位置は図9の状態(1)に示される。ここで、第1センサ部20aにより原稿画像を読み取るピッチを読取りピッチPRとすると、状態(1)では、画素列SEの例えばR画素が、符号301で示すように、上記読取りピッチPRに示す幅の部分の原稿画像位置(これを撮像ピッチ位置と表現する)と同じ位置つまり重なる位置にきている。この時刻t1から開始されたR画素列における読み出し動作は時刻t2で終了する。時刻t1から時刻t2までの間は、上述したように読出し回路5は1つであることから他の画素列の信号を同時に読み出すことはできない。なお、上記R画素列の蓄積情報の読み出し動作は、必ずしも上記時刻t1〜t2の期間中、継続して行われなくともよく、要は当該期間内に読み出し動作が実行されればよい。
時刻t2になると、G1センサアレイ23(G1画素列と表現する)における時刻t02から継続されていた蓄積動作が終了し、該G1画素列の蓄積情報の読み出し動作が開始される(このG1画素列の読み出し動作は後述の時刻t3まで継続される)。この時刻t2における画素列SEの移動位置は状態(2)に示される。この状態(2)では、符号302で示すように、画素列SEにおけるG1画素が、上記時刻t1における撮像ピッチ位置に対する相対的なR画素(R画素列)の位置と同じ位置となるまで、すなわち、状態(1)の位置から符号311で示す画素幅Wの1/3の距離(画素列ピッチPの1/4の距離)だけリニアセンサ1全体がスキャン移動している。
次に、時刻t3になると、B1センサアレイ24(B1画素列と表現する)における時刻t03から継続されていた蓄積動作が終了し、該B1画素列の蓄積情報の読み出し動作が開始される(このB1画素列の読み出し動作は後述の時刻t4まで継続される)。この時刻t3における画素列SEの移動位置は状態(3)に示される。この状態(3)では、符号303で示すように、画素列SEにおけるB1画素が、上記時刻t1における撮像ピッチ位置に対する相対的なR画素(R画素列)の位置と同じ位置となるまで、すなわち、状態(2)の位置から符号312で示す画素幅Wの1/3の距離だけリニアセンサ1全体がスキャン移動している。
さらに時刻t4になると、再びR画素列における時刻t1から継続されていた蓄積動作が終了し、該R画素列の蓄積情報の読み出し動作が開始される。この時刻t3における画素列SEの移動位置は状態(4)に示される。この状態(4)では、符号304で示すように、R画素が、状態(3)の位置から符号313で示す画素幅Wの1/3の距離分だけ、すなわちR画素が上記状態(1)において撮像していた撮像ピッチ位置321の次の撮像ピッチ位置322までリニアセンサ1全体がスキャン移動している。以降同様に、リニアセンサ1全体が状態(5)、(6)、(7)・・・と画素幅Wの1/3の距離ずつスキャン移動していき、G1→B1→R→G1→B1・・・と順に各色の画素(色画素という)が撮像ピッチ位置と一致するタイミングで該色毎の読み出し動作が行われる。そしてさらにR画素が撮像ピッチ位置322から次の撮像ピッチ位置に進み、同様にR、G1、B1の読み出し動作が順次行われる。このようにして当該一連のスキャン動作が原稿画像全体に亘って実行される。なお、時刻t01から時刻t1までの時間すなわち或る色画素の蓄積時間は、画素列SEの色画素例えばR画素が或る撮像ピッチ位置から次の撮像ピッチ位置まで移動する時間となる。従って、時刻t01、t02、t03及びt1の時間間隔は、時刻t1、t2、t3及びt4の時間間隔と同じとなる。
このように、R画素列が時刻t1において撮像していた撮像ピッチ位置から時刻t4において撮像する撮像ピッチ位置まで移動する時間(時刻t1から時刻t4までの時間)、すなわちスキャン方向の解像度ピッチ(分解能)に相当する距離を移動する時間の間に、R、G1及びB1各色の画素列全ての読み出し動作が完了する構成となっている。換言すれば、1つの画素列の蓄積時間(t4−t1の時間に相当)の1/3に相当する時間を、R、G1及びB1各画素列の読み出し時間に割り当てていることになる。これは上記第1センサ部20aの構成で説明したように、第1センサ部20aの撮像面上に各色の画素列が画素幅W(スキャン方向画素列寸法)の1/3だけ空間を空けて並べられている、すなわち画素列ピッチPが画素幅Wの4/3倍となるよう配列されていることにより、このスキャン動作が可能になることによる。なお、画素列ピッチPを画素幅Wの4/3倍の長さよりも短くするすると、すなわち画素列SEにおける画素211間のスペース212におけるスキャン方向の幅を画素幅Wの1/n倍の幅より狭くすると、各R、G1及びB1センサアレイ22〜24(各画素列)が撮像する位置にズレを生じてしまい、すなわち上述のように各色画素が順に撮像ピッチ位置に合致しなくなり、色ずれが発生するなどして再生した画像データの品質が低下することになる。
以上のように本実施形態に係るリニアセンサ1(固体撮像装置)によれば、第1及び第2センサアレイ群における各一次元画素列から水平読み出しを行うための読出し回路5が各センサアレイに共通のものとして備えられる構成であるため、それぞれセンサアレイ毎に読出し回路(水平読出し回路)を備えずともよく、すなわち第1及び第2センサアレイ群の複数本のセンサアレイを(読出し回路5とは別に)纏めて配列し、これに対して共通の例えば1つの読出し回路5を設置する構成とすることが可能となるため、各センサアレイの画素列ピッチを小さくすることができ、センサスキャンむらや原稿送りむら(スキャン動作の送りムラ)等の影響による再生画像における色ずれの発生を抑えた高解像度スキャンを行うことが可能となるとともに、リニアセンサ1をシンプルな構成とすることができる。また、モード切替部106(切替え手段)によって、画素列ピッチA(第1のピッチ)で配置された第1センサアレイ群による低速高解像度(第1の解像度)での撮像と、画素列ピッチAより幅の広い画素列ピッチBで配置された第2センサアレイ群による低解像度高速(第2の解像度)での撮像とが切り替えられる構成であるため、第1センサアレイ群を用いて高解像度スキャンを行い、ピッチの広い第2センサアレイ群を用いて高速スキャンを行うというようにして、高解像度スキャンだけでなく高速スキャンも行うことが可能なリニアセンサ1を実現することができる。
また、第2センサアレイ群における共有センサアレイ以外のセンサアレイが、カラー画像を構成する各色のうちの該共有センサアレイの色以外の色に対応するセンサアレイとされるため、高解像度スキャン及び高速スキャンの切り替えによるカラー画像のスキャンが容易に行える構成を実現することができる。
また、図5に示すように、低速高解像度スキャンを行う場合、画素列ピッチAで配置された3色に対応する第1センサアレイ群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、画素列ピッチBで配置された、3色のうちの1色に対応する共有センサアレイと該3色のうちの該共有センサアレイの色以外の2色に対応するセンサアレイとからなる第2センサアレイ群が用いられる構成であるので、例えばこの3色をR、G、B色として、カラー画像のスキャンにおいて、高解像度スキャンと高速スキャンとの切り替えを行う構成を容易に実現することができる。
また、図6に示すように、低速高解像度スキャンを行う場合、画素列ピッチAで配置された3色に対応するセンサアレイからなる第1センサアレイ群を用い、低解像度高速スキャンを行う場合、3色(3本)のセンサアレイにおける中央位置に配置された中央センサアレイの色以外の2色に対応する共有センサアレイである外側センサアレイと、該外側センサアレイ間の距離(ピッチ)と同じ画素列ピッチCで配置されて、且つ中央センサアレイの色と同じ色に対応するセンサアレイとからなる第2センサアレイ群が用いられる構成であるので、例えばこの3色をR、G、B色として、カラー画像のスキャンにおいて、高解像度スキャンと高速スキャンとの切り替えを行う構成を容易に実現することができる。
また、低解像度高速スキャンにおけるスキャン速度の上限値が、低速高解像度スキャンにおけるスキャン速度の上限値の(画素列ピッチB/画素列ピッチA)倍とされるので、低速高解像度スキャンにおけるスキャン速度の上限値と低解像度高速スキャンにおけるスキャン速度の上限値との比、すなわち低速高解像度スキャン及び低解像度高速スキャンにおける各スキャン速度の設定を、第1及び第2センサアレイ群それぞれの各センサアレイ間の距離つまり画素列ピッチA、Bの情報を利用して容易に行うことができる。
さらに、第1センサアレイ群におけるn本のセンサアレイ22〜24の画素列ピッチP(画素列ピッチAに相当)がスキャン方向の画素幅Wの少なくとも(n+1)/n倍とされ、すなわち当該画素列ピッチPにおける画素211が存在しない非画素部分(画素幅の1/n倍(=(n+1)/n倍−n/n倍)の幅の非露光部分;スペース212)が原稿画像の撮像ピッチ間を移動するタイミングを利用して画像読み出しが行われ、n本のセンサアレイ22〜24のうちの1つのセンサアレイが原稿画像におけるスキャン方向の解像度ピッチに相当する距離を移動する時間の間に、該n本のセンサアレイ22〜24全ての画像読み出し動作が完了するよう読出し回路5によって画像読み出しが行われるので、センサスキャンむらや原稿送りむら(スキャン動作の送りムラ)等の影響による再生画像における色ずれの発生を抑えた高解像度スキャンが可能となる。
なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種構成の追加、変更を伴うことが可能であり、例えば以下の変形態様をとることができる。
(A)上記図6において、図5に示す場合の一変形例を示したが、この図6に示す場合の高解像度スキャン及び高速スキャンのモード切り替えを、図5に示す場合においても実現可能な構成としてもよい。すなわち、図5において、R及びB1センサアレイ22、24間の距離(画素列ピッチCに相当)と、B1及びG2センサアレイ24、25間の距離とを等しくし、且つ、R及びG2センサアレイ22、25間の距離と、G2及びB2センサアレイ25、26間の距離とを等しくするように、第1センサ部20aに対する第2センサ部20bの各センサアレイを配置する。そして、高解像度スキャンを行う場合には、第1センサアレイ群として第1センサ部20aのR、G1及びB1センサアレイ22〜24を使用し、一方、高速スキャンを行う場合には、第2センサアレイ群として、第2センサ部20bのG2センサアレイ25と第1センサ部20aのうちのRセンサアレイ22及びB1センサアレイ24とを使用する、或いは、第2センサ部20bのG2及びB2センサアレイ25、26と第1センサ部20aのうちのRセンサアレイ22とを使用する構成としてもよい。この構成により、高速スキャンを行う場合、第1センサアレイ群におけるR及びB1センサアレイ22、24を共有する画素列ピッチCの場合と、Rセンサアレイ22を共有する(画素列ピッチCより幅の広い)画素列ピッチBの場合との2つのパターンを選択することが可能となる。この2パターンにおける前者を例えば第1高速スキャンモード、後者を第1高速スキャンモードよりも高速スキャンが可能な第2高速スキャンモードなどとし、上記高解像度スキャンモードと併せて、必要に応じて各モードを選択する構成としてもよい。
(B)上記実施形態では、画素列ピッチPが画素幅Wの(n+1)/n倍の大きさとなる構成としているが、(n+1)/n倍に限定せずともよく、(n+1)/n倍以上の大きさであってもよい。この場合、上限値として画素列ピッチPが画素幅Wの例えば4倍未満となることが好ましい((n+1)/n≦画素列ピッチPの画素幅Wに対する倍率<4)。具体的には、上記実施形態における画素列ピッチPが画素幅Wの4/3倍である場合では、当該4/3倍以上の大きさの画素列ピッチPでR、G、Bセンサアレイ22〜24を配置したとしても、各色のセンサアレイが、上記図9において符号301、符号302、符号303と順に撮像ピッチ位置と一致させたのと同様に、順に各撮像ピッチ位置と一致させるスキャン動作を行うことは可能である。この場合、原稿画像における各読取りピッチPRは図9の場合と異なり画素幅Wよりも大きなものとなり、この画素幅Wよりも大きな読取りピッチを例えばRセンサアレイ22のR画素がスキャン移動する時間の間に、R、G、Bセンサアレイ22〜24全てに対する画像読み出し動作が完了する構成となる(ただし、読取りピッチが大きいということは、解像度ピッチが大きいことを示している)。
(C)上記実施形態では、センサ部2の各画素において、NチャンネルMOSFETを採用しているが、PチャンネルMOSFETを採用してもよい。
本実施形態に係る固体撮像装置の一例であるリニアセンサの概略構成図である。 上記リニアセンサのセンサ部における各画素の回路構成の一例を示す図である。 上記画素の撮像動作に関するタイミングチャートの一例を示す図である。 主制御部のスキャン動作に関するブロック構成図である。 上記センサ部における各センサアレイの概略図である。 上記センサ部のセンサアレイ配置の一変形例を説明する図である。 上記センサ部における第1センサ部の一構成例を概念的に示す模式図である。 第1センサ部によるスキャン動作の1フレームにおける、各R、G1、B1センサアレイでの蓄積時間(露光時間)と読み出し時間との関係の一例を示すタイミングチャートである。 第1センサ部のR、G1、B1センサアレイによるスキャン動作を概念的に説明する模式図である。 リニアセンサの一変形例を説明するための模式図である。
符号の説明
1 リニアセンサ(固体撮像装置)
2 センサ部(撮像手段)
20a 第1センサ部
20b 第2センサ部
22、22’ Rセンサアレイ(一次元画素列)
23、23’ G1センサアレイ(一次元画素列)
24、24’ B1センサアレイ(一次元画素列)
25、25’ G2センサアレイ(一次元画素列)
26 B2センサアレイ(一次元画素列)
21、211 画素
212 スペース
27 行選択信号線
28 垂直信号線
3 垂直走査回路
4 水平走査回路
5 読出し回路(画像読出し手段)
51 定電流負荷
52 シグナルサンプルホールド回路
53 ノイズサンプルホールド回路
54 アンプ
100 主制御部
105 読出し制御部(制御手段)
106 モード切替部(切替え手段)
A、B、C、P 画素列ピッチ
W 画素幅
PR 読取りピッチ(解像度ピッチに相当する距離)
SE 画素列
SD スキャン方向

Claims (6)

  1. 一次元画素列により原稿画像をスキャン方向に相対移動させて撮像する固体撮像装置であって、
    前記スキャン方向に第1のピッチで配置される複数の一次元画素列を備える第1の解像度での撮像を行うための第1の一次元画素列群と、該第1の一次元画素列群のうちの少なくとも1本の一次元画素列を共有し、且つ前記スキャン方向に前記第1のピッチより幅の広い第2のピッチで配置される複数の一次元画素列を備える第2の解像度での撮像を行うための第2の一次元画素列群とを備える撮像手段と、
    前記原稿画像の撮像により得られた画像データを前記撮像手段から水平読み出しするための前記第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列に共通の画像読出し手段と、
    前記第1の一次元画素列群による第1の解像度での撮像と、前記第2の一次元画素列群による第2の解像度での撮像とを切り替える切替え手段とを備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1及び第2の一次元画素列群における各一次元画素列は、カラー画像を構成する各色に対応する一次元画素列であり、
    前記第2の一次元画素列群における、前記第1の一次元画素列群と共有の共有一次元画素列以外の一次元画素列は、前記カラー画像を構成する各色のうちの前記共有一次元画素列の色以外の色に対応する一次元画素列であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1の解像度は、低速高解像度スキャンを行う場合の解像度であり、
    前記第2の解像度は、低解像度高速スキャンを行う場合の解像度であり、
    前記切替え手段は、
    前記低速高解像度スキャンを行う場合、前記第1のピッチで配置された3種類の色に対応する3本の一次元画素列からなる前記第1の一次元画素列群を用い、
    前記低解像度高速スキャンを行う場合、前記第2のピッチで配置された、前記3色のうちの1色に対応する1本の前記共有一次元画素列と該3色のうちの該共有一次元画素列の色以外の2色に対応する2本の一次元画素列とからなる前記第2の一次元画素列群を用いるように切り替えを行うことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1の解像度は、低速高解像度スキャンを行う場合の解像度であり、
    前記第2の解像度は、低解像度高速スキャンを行う場合の解像度であり、
    前記切替え手段は、
    前記低速高解像度スキャンを行う場合、前記第1のピッチで配置された3種類の色に対応する3本の一次元画素列からなる前記第1の一次元画素列群を用い、
    前記低解像度高速スキャンを行う場合、前記3本の一次元画素列における中央位置に配置された中央一次元画素列の色以外の2色に対応する前記共有一次元画素列である2本の外側一次元画素列と、該2本の外側一次元画素列間のピッチと同じ前記第2のピッチで配置されて、且つ前記中央一次元画素列の色と同じ色に対応する1本の一次元画素列とからなる前記第2の一次元画素列群を用いるように切り替えを行うことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記低解像度高速スキャンにおけるスキャン速度の上限値は、前記低速高解像度スキャンにおけるスキャン速度の上限値の(前記第2のピッチ/前記第1のピッチ)倍となることを特徴とする請求項3又は4に記載の固体撮像装置。
    但し、記号「/」は除算を示す。
  6. 前記第1の一次元画素列群は、n本の一次元画素列であって、該n本の一次元画素列における前記第1のピッチが、各一次元画素列を構成する画素の前記スキャン方向の幅である画素幅の少なくとも(n+1)/n倍であり、
    前記画像読出し手段による画像読み出し動作を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記n本の一次元画素列における一の一次元画素列が前記原稿画像における前記スキャン方向の解像度ピッチに相当する距離を移動する時間の間に、該n本の一次元画素列全ての画像読み出し動作が完了するよう前記画像読出し手段に画像読み出し動作を実行させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の固体撮像装置。
    但し、記号「n」は2以上の自然数を示す。
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