JP3169403B2 - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JP3169403B2
JP3169403B2 JP27006791A JP27006791A JP3169403B2 JP 3169403 B2 JP3169403 B2 JP 3169403B2 JP 27006791 A JP27006791 A JP 27006791A JP 27006791 A JP27006791 A JP 27006791A JP 3169403 B2 JP3169403 B2 JP 3169403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光学的な情報を電気的
な信号に変換するイメージセンサに関し、特に3本のフ
ォトダイオードのアレイを副走査方向に隣接して同一チ
ップ上に配置してなるリニアイメージセンサにおけるチ
ップサイズの小型化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にリニアイメージセンサは、フォト
ダイオード等の光感知素子の単一列から構成され、横方
向のみの走査を行い、縦方向の走査は機械的または光学
的に行うもので、従来からファクシミリやOCRの読み
取り等に多く使用されている。
【0003】図13は、特公昭64−61163号公報
に示された従来のリニアイメージセンサである。図にお
いて、R,G,Bはそれぞれ赤色信号光,緑色信号光,
及び青色信号光を受光し得るフォトダイオードを示し、
4は主走査方向10bに一列に配列された赤色(R)受
光用フォトダイオードのアレイ、5は同じく緑色(G)
受光用フォトダイオードのアレイ、6は同じく青色
(B)受光用フォトダイオードのアレイを示し、3はB
受光用フォトダイオードアレイ6で得られる電荷を順次
読み出すためのB転送部、2はG受光用フォトダイオー
ドアレイ5で得られる電荷を順次読み出すためのG転送
部、1はR受光用フォトダイオードアレイ4で得られる
電荷を順次読み出すためのR転送部であり、これらR転
送部1,Rフォトダイオードアレイ4,G転送部2,G
フォトダイオードアレイ5,Bフォトダイオードアレイ
6,B転送部3は、副走査方向10aに対して互いに平
行配置されている。そしてフォトダイオードアレイとこ
れに隣接した転送部が1組となって、R,G,Bで3組
ある。ここで、Bのフォトダイオードアレイ6とGのフ
ォトダイオードアレイ5は対向した配置になっている。
40a,40b,40cはそれぞれB転送部3,G転送
部2,R転送部1により順次転送されてきた信号を出力
する出力端子である。
【0004】図14はG転送部2近傍を拡大して示した
図である。G転送部2は5段のラインメモリ(ME1〜
ME5)7を有し、ラインメモリ7の最後に水平転送部
8が設けられ、該水平転送部8の出力端子40bは出力
アンプ9に接続されている。
【0005】次に動作を緑色光(G)を例にとって説明
する。Gフォトダイオードアレイ5の各フォトダイオー
ドで光電変換され、蓄積された信号電荷は、G転送部2
へ送られる。次いでG転送部2を構成しているラインメ
モリ7を経て水平転送部8へ電荷が送られる。そして水
平転送部8からは、電荷は直列に読出されて、出力端子
40bを介して後段の出力アンプ9へ送られる。
【0006】従来例では、副走査方向10aにイメージ
センサが移動し、原稿を読み取っていくため、R、G、
B間の読み取り位置の差(図中、L1 ,L2 )を時間で
補正する必要がある。このためにラインメモリ7が必要
となり、副走査方向10aの離間距離L1 ,L2 に対応
する段数のラインメモリ7を設けている。これにより出
力アンプ9からは、R,G,Bの各センサが原稿の同一
部分を読み取った信号出力として取り出すことができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のイメージセンサ
は以上のように構成されており、フォトダイオードアレ
イ間の離間距離を補正するためにメモリを必要とし、チ
ップ内部にラインメモリ7を内蔵する場合は、所要段数
のラインメモリ7を配置するためのスペースを必要とし
ていた。このためチップ幅が大きくなり、1枚のウエハ
当りに作られるチップ数が少なくなり、製造コストが上
がるという問題があった。また、ラインメモリ7を駆動
するための余分なクロックを必要とするという問題もあ
った。
【0008】この発明は上述のような問題点を解消する
ためになされたもので、フォトダイオードアレイの離間
距離補正用のメモリを不要あるいは可能な限り少なくで
き、チップサイズの小型化を図ることができるイメージ
センサを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るイメージ
センサは、主走査方向に一列に配置されたフォトダイオ
ードのアレイを副走査方向に複数本平行配置するととも
に、これらアレイ群の両外側に各々少なくとも1つ以上
の電荷転送手段を上記フォトダイオードのアレイと平行
に配置し、上記複数のフォトダイオードのアレイのう
ち、隣接する2本のフォトダイオードのアレイの一方の
フォトダイオードのポテンシャルレベルを制御するため
の透明電極を設けたものである。
【0010】また、前記複数本のフォトダイオード全体
の副走査方向における寸法が1画素の副走査方向におけ
る寸法内に収まるように、各フォトダイオードアレイを
配置するようにしたものである。
【0011】また、3本のフォトダイオードのアレイを
有し、それぞれのフォトダイオードのアレイが原色系あ
るいは補色系の3色の光を別々に受けるように構成し、
前記3色のうち、最も長い波長の光色を受けるフォトダ
イオードのアレイを中央列に配置し、該アレイのフォト
ダイオードの光の入射面上に該フォトダイオードのポテ
ンシャルを制御する電極を設けたものである。
【0012】また、前記電荷転送手段を前記2本のアレ
イからの電荷をそれぞれ直列に転送して出力する2本の
水平転送部から構成し、上述の2本のフォトダイオード
の電荷を互いに独立に、前記2本の水平転送部へ転送
し、出力するようにしたものである。
【0013】またさらに、複数個のフォトダイオードが
主走査方向に一列に配置されたフォトダイオードの第1
ないし第3のアレイを副走査方向に互いに平行配置する
とともに、これらのアレイが原色系または補色系の3色
の光をそれぞれ別々に受けるよう構成し、第1ないし第
3のアレイのうち、平均受光量の最も大きい第2のアレ
イを、第1のフォトダイオードアレイと隣接し、かつ第
3のフォトダイオードアレイとトランスファゲートを介
して隣接するよう中央列に配置し、上記第2,第3のフ
ォトダイオードアレイからの電荷を直列に転送して出力
する第1の転送手段を第3のフォトダイオードアレイに
平行にこれと隣接して配置し、第1のアレイからの電荷
を直列に転送して出力する第2の転送手段を第1のアレ
イに平行にこれと隣接して配置するようにしたものであ
る。
【0014】
【作用】この発明においては、複数のフォトダイオード
のアレイを近接して配置しているのでアレイ間の離間距
離は小さくなる。また、第2のフォトダイオードの電荷
を読み出す時に、第2のフォトダイオード上の電極によ
りポテンシャルを浅くすることによって、2つのフォト
ダイオードにポテンシャルの差を付与して電荷を高速に
完全転送することができる。
【0015】また、1画素の副走査方向における寸法
前記複数のフォトダイオードアレイ全体の副走査方向
における寸法が収まるように、各フォトダイオードを配
するようにしたので、複数のフォトダイオードが原稿
の同一部分を読み取った信号電荷を同時出力するに際
し、各フォトダイオードの離間距離補正のための外部メ
モリ等の信号処理系は不要となる。
【0016】また、3色のうち、波長の長い光色(赤あ
るいは黄色)を受けるフォトダイオードの光の入射面
に電極を設け、当該フォトダイオードの感度を下げるよ
うにしたから、3色の感度バランスが改善される。
【0017】また、2本のフォトダイオードアレイから
の電荷をそれぞれ直列に転送して出力する2本の水平転
送部をアレイ群の外側に設け、2本のアレイの電荷を、
互いに独立に上記2本の水平転送部へ並列転送動作によ
り転送するようにしたので、隣接する2本のフォトダイ
オードの電荷は同時に別々に出力される。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるイメージセン
サの構成を示しており、図において、4は赤色信号光を
受光し得るフォトダイオードが主走査方向10bに複数
個配列された赤色用フォトダイオードのアレイ(Rフォ
トダイオードアレイ)、5は緑色信号光を受光し得るフ
ォトダイオードが主走査方向10bに複数個配列された
緑色用フォトダイオードのアレイ(Gフォトダイオード
アレイ)、6は同様に青色光を受光し得るフォトダイオ
ードが主走査方向10bに複数個配列された青色用フォ
トダイオードのアレイ(Bフォトダイオードアレイ)を
示しており、これらは副走査方向10aに対して互いに
平行配置されている。また、3はBフォトダイオードア
レイ6にトランスファゲート16bを介して対向配置さ
れた、Bフォトダイオードアレイ6からの信号電荷を主
走査方向10bに順次転送するための青色信号転送部
(B転送部)で、例えばCCDで構成されている。1は
Gフォトダイオードアレイ5にトランスファゲート16
aを介して対向配置された、Rフォトダイオードからの
信号電荷を転送する赤色信号転送部(R転送部)、2は
R転送部1にパラレルトランスファゲート18を介して
隣接して配置した、Gフォトダイオードからの信号電荷
を転送する緑色信号転送部(G転送部)である。また9
a,9b,9cはそれぞG転送部2,B転送部3,R転
送部1により順次転送され出力された信号を増幅するた
めの出力アンプである。このように、R,G,B3列の
フォトダイオードアレイ4,5,6からのR,G,B信
号電荷を各転送部1,2,3によりそれぞれの出力アン
プ9c,9a,9bへ送る構成になっている。
【0019】また、本実施例のイメージセンサの1画素
に相当する部分を図10に示す。図において、a×aは
1画素分の面積を示しており、Gフォトダイオードアレ
イ5,Bフォトダイオードアレイ6,Rフォトダイオー
ドアレイ4におけるそれぞれ隣接する1つのGフォトダ
イオード12,Bフォトダイオード11,Rフォトダイ
オード32をともに1画素の領域(a×a)内に配置し
ている。つまり、本実施例のイメージセンサの構成で
は、R,G,Bフォトダイオード間の離間距離を補正す
るためのラインメモリ等の信号処理系を必要とせずと
も、R,G,Bフォトダイオードが原稿の同一部分を読
み取った際の信号出力を同時に得ることができる。従っ
て、本実施例ではチップサイズを従来のものに比して大
幅に小型化することができ、1ウエハ内に形成できるチ
ップの数を多くでき、製造コストの低減が実現できる。
【0020】以下、本実施例のイメージセンサの信号読
み出し動作について詳細に説明する。なお、赤色信号用
をR、緑色信号用をG、青色信号用をBと省略して説明
する。まず、G,R側の動作について説明する。図1に
示すように、それぞれ近接してR,Gフォトダイオード
アレイ4,5とR,G転送部1,2があり、それらの間
にはこれらを仕切るための障壁を形成するトランスファ
ゲート15,16a,18がある。そして、G転送部
2,R転送部1の出力端子にはそれぞれ出力アンプ9
a,9cが電気的に接続されている。
【0021】図2にその拡大図を示す。図において、図
1と同一符号は同一部分を示し、31はR用CCDチャ
ネル、14はG用CCDチャネルであり、図に示すよう
に、水平転送CCDのH1ゲート、H2ゲート17が
R,G用CCDチャネル31,14のそれぞれの上に形
成されている。
【0022】図3は図2においてRフォトダイオードア
レイ4及びGフォトダイオードアレイ5からのB信号電
荷,G信号電荷の転送経路を説明するためのものであ
り、21はパラレルトランスファゲート18,トランス
ファゲート16a内に形成された分離帯を示している。
【0023】また、図3の断面A−B,及び断面C−D
で見たときのポテンシャルの様子をそれぞれ図4ないし
図6及び図7に示す。図4ないし図6において、32は
Rフォトダイオードアレイ4を構成するRフォトダイオ
ード、12は同様にGフォトダイオードアレイ5を構成
するGフォトダイオードである。17aはR用CCDチ
ャネル31上に形成された水平転送CCDのH2ゲー
ト、17bはG用CCDチャネル14上に形成された水
平転送CCDのH1ゲートである。また、20は本実施
例のイメージセンサが形成されている基板で、22は基
板のポテンシャルレベルを示している。また、19aは
Rフォトダイオード32で検出された信号電荷、19b
はGフォトダイオード12で検出された信号電荷であ
る。
【0024】またRフォトダイオードアレイ4の上には
Rゲート50がある。これによりRフォトダイオード3
2のポテンシャルを変えることができる。
【0025】以下、図8に示すクロックタイミング図に
従って、時刻t0 からt5 まで時間を追ってR,Gの信
号電荷の転送の様子を説明する。
【0026】時刻t0 :バリアトランスファゲート(B
TG)15,トランスファゲート(TG)16a,パラ
レルトランスファゲート(PTG)18,R用CCDチ
ャネル31のH2ゲート17a,G用CCDチャネル1
4のH1ゲート17bはLoレベルの状態にあり、信号
電荷19a,19bがRフォトダイオード32,Gフォ
トダイオード12にそれぞれ蓄積された状態となってい
る(図4(a))。
【0027】時刻t1 :トランスファゲート16aがH
iレベルとなり、Gの信号電荷19bがR用CCDチャ
ネル内31に移動する。このとき、R用CCDチャネル
31は、その水平転送CCDのH2ゲート17aがHi
レベルになっており、これにより電荷を溜めやすくなっ
ている(図4(b))。
【0028】時刻t2 :パラレルトランスファゲート1
8がHiレベルになり、Gの信号電荷19bはパラレル
トランスファゲート18下のポテンシャル井戸内に溜め
られる(図5(a))。
【0029】時刻t3 :パラレルトランスファゲート1
8がLoレベルになり、同時にG用CCDチャネル14
の水平転送CCDのH1ゲート17bがHiレベルにな
り、Gの信号電荷19bは、G用CCDチャネル14内
へ移動する(図5(b))。
【0030】時刻t4 :パラレルトランスファゲート1
8がLoになり、バリアゲート15,トランスファゲー
ト16aがHiレベルになる。バリアゲート15よりも
わずかに遅れてRゲート50にLoが加わる。Rの信号
電荷19aはポテンシャルの階段を下るようにしてR用
CCDチャネル31内に溜まる。この時、H2ゲート1
7aがHiレベルになることにより、R用CCDチャネ
ル31は電荷を溜めやすくなっている(図6(a) ,図7
(a) )。また、Rゲート50のLoを加えることによ
り、R用CCDチャネル31とのポテンシャルの傾斜を
強くすることができ、Rの信号電荷19aの転送を早く
完全に行える。
【0031】時刻t5 :G用CCDチャネル14のH1
ゲート17bがHiレベル、R用CCDチャネル31の
H2ゲート17aがLoレベルとなり、R用CCDチャ
ネル31のH2ゲート側に溜まっている信号電荷19a
はH1ゲート側へ移動する(図6(b),図7(b))。この状
態でR信号電荷19a及びG信号電荷19bはそれぞれ
R用水平転送CCDチャネル31,G用水平転送CCD
チャネルの水平転送CCDのH1ゲート側に蓄積された
ことになる。
【0032】以後、水平転送CCDのH1ゲート,H2
ゲートがHi,Loを交互に繰り返すことにより、R信
号電荷19aは順次水平転送され(図7(b),図7(c) の
状態を繰り返す)、これと同時にG信号電荷も順次水平
転送され、互いに独立して同じタイミングでもって出力
アンプ9c,9aに向かって水平転送される。
【0033】ここで、さらにBの信号電荷の動きも含め
て、上記図8に示したクロックタイミングでこのセンサ
を駆動したときの全ての信号電荷の動きを図9を用いて
説明する。
【0034】図9(a) 〜(f) に示すG,Rの信号電荷の
動きは上述の図4ないし図6に示したのと全く同様であ
るのでその説明を省略し、以下、Bの信号電荷の動きを
中心に説明する。B信号電荷は時刻t0 でG,R信号電
荷と同様、Bフォトダイオードに蓄積され、以降、この
Bの信号電荷は時刻t4 まではBフォトダイオードに蓄
積され続ける。そして、時刻t4 にてトランスファゲー
ト16bがHiレベルとなり、B信号電荷はB用CCD
チャネル13の水平転送CCDのH2ゲート下に移動す
る(図9(e))。そして時刻t5 にH1ゲート17bがH
iレベル,H2ゲート17aがLoレベルとなり、R信
号電荷は水平転送CCDのH1ゲート下に転送される
(図9(f))。
【0035】従って、時刻t5 においてはRフォトダイ
オード4からのR信号電荷はR用CCDチャネル31の
H1ゲート下に、Bフォトダイオード6からのB信号電
荷はB用CCDチャネル13のH1ゲート下に、Gフォ
トダイオード5からのG信号電荷はG用CCDチャネル
14のH1ゲート下にそれぞれ蓄積されていることにな
る。
【0036】よって、それ以降、H1ゲート,H2ゲー
トがHi,Lo,Hi,Lo…を繰り返すことにより、
各信号電荷はそれぞれ独立に並行して水平転送され、出
力アンプ9a,9b,9cにはそれぞれG,B,R信号
が同時に出力される。
【0037】なお上記実施例では、バリアトランスファ
ゲート15を介してRフォトダイオードの信号電荷19
aを読み出したが、図4(a) の代わりに図11に示すよ
うに、バリアトランスファゲートを設けずに、予めバリ
アトランスファゲート下のポテンシャルを低くしておき
(51)、図6(a) の代わりに図12に示すようにRゲ
ート50の下のポテンシャルをRG間ポテンシャル51
より高くすれば、信号電荷19aが完全転送でき、上記
実施例と同様の効果がある。
【0038】また上記実施例では、Rゲート50にポリ
シリコンを使用しているが、ポリシリコンにアルミ配線
を結合させることで、電位の立上りを早くすることもで
あきる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るイメージ
センサによれば、G,R,Bフォトダイオードアレイを
それぞれ近接して置くことができ、フォトダイオードア
レイの離間距離補正用のメモリを不要あるいは可能な限
り少なくでき、チップサイズの小型化を図ることがで
き、ひいては製造コストの低減を図ることができるとい
う効果がある。
【0040】また中央のRフォトダイオードの電荷を読
み出す時に、Rフォトダイオード上の電極によりポテン
シャルを浅くすることによって、2つのフォトダイオー
ドにポテンシャルの差を付与して電荷を高速に完全転送
することができる。
【0041】さらに、感度の高いRフォトダイオードの
光の入射面上に電極を付けた(請求項3)ので、Rの感
度が下がり、他のB及びGフォトダイオードとの感度バ
ランスを向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるイメージセンサを示
す平面構成図である。
【図2】図1のイメージセンサの拡大図である。
【図3】本発明の一実施例によるイメージセンサの信号
電荷の転送経路を説明するための図である。
【図4】図3のイメージセンサのA−B断面の時刻
0 ,t1 での基板中のポテンシャルを説明するための
図である。
【図5】図3のイメージセンサのA−B断面の時刻
2 ,t3 での基板中のポテンシャルを説明するための
図である。
【図6】図3のイメージセンサのA−B断面の時刻
4 ,t5 での基板中のポテンシャルを説明するための
図である。
【図7】図3のイメージセンサのC−D断面でのH1,
H2の下のポテンシャルを説明するための図である。
【図8】この発明の一実施例によるイメージセンサを駆
動するためのクロック図である。
【図9】図8で示されるクロックで駆動したときの電荷
の移動の様子を示す図である。
【図10】本発明の一実施例によるイメージセンサの1
画素に相当する部分で、正方形の領域に入っている様子
を示す図である。
【図11】本発明の他の実施例によるイメージセンサの
時刻t0 ,t1 での基板中のポテンシャルを説明するた
めの図である。
【図12】本発明の他の実施例によるイメージセンサの
時刻t4 ,t5 での基板中のポテンシャルを説明するた
めの図である。
【図13】従来例によるイメージセンサの平面構成図で
ある。
【図14】図14の転送部を拡大して示した図である。
【符号の説明】
1 R転送部 2 G転送部 3 B転送部 4 Rフォトダイオードアレイ 5 Gフォトダイオードアレイ 6 Bフォトダイオードアレイ 9a 出力アンプ 9b 出力アンプ 9c 出力アンプ 10a 副走査方向 10b 主走査方向 13 B用CCDチャネル 14 G用CCDチャネル 15 バリアトランスファゲート 16a トランスファゲート 16b トランスファゲート 17 水平転送CCDのゲート 18 パラレルトランスファゲート 19a 信号電荷 19b 信号電荷 20 基板 21 分離帯 22 ポテンシャルレベル 31 R用CCDチャネル 32 Rフォトダイオード 50 Rゲート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−90664(JP,A) 特開 平1−314063(JP,A) 特開 平2−87764(JP,A) 特開 昭62−147766(JP,A) 特開 昭62−76960(JP,A) 特開 昭61−294962(JP,A) 特開 昭64−89863(JP,A) 特開 平3−120976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/024 - 1/036

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に一列に配置されたフォトダ
    イオードァレイを副走査方向に複数本、隣接して平行配
    置するとともに、これらアレイ群の両外側に各々少なく
    とも1つ以上の電荷転送手段を上記フォトダイオードの
    アレイに平行に配置し、上記複数本のフォトダイオード
    アレイのうち、隣接する2本のフォトダイオードアレイ
    の一方にポテンシャル制御用の電極を付けたことを特徴
    とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】 前記複数本のフォトダイオードアレイ
    は、該複数本のフォトダイオード全体の副走査方向にお
    ける寸法が1画素の副走査方向の寸法内に収まるように
    配置されたことを特徴とする請求項1記載のイメージセ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記フォトダイオードアレイは3本か
    らなり、それぞれのフォトダイオードアレイが原色系あ
    るいは補色系の3色の光を別々に受けるように構成さ
    れ、前記3色のうち最も長い波長の光色を受けるフォト
    ダイオードアレイが中央列に配置され、前記最も長い波
    長の光色を受けるフォトダイオードアレイの光の入射面
    上に前記ポテンシャル制御用の電極を付けたことを特徴
    とする請求項1記載のイメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記電荷転送手段は前記2本のアレイか
    らの電荷をそれぞれ直列に転送して出力する2本の水平
    転送部を備え、前記2本のうちフォトダイオード上に電
    極のある方とない方の電荷は互いに独立に上記水平転送
    部へ並列転送動作により転送され、出力されることを特
    徴とする請求項1記載のイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記隣接する2本のフォトダイオードア
    レイの間に、トランスファゲートを配置し、前記ポテン
    シャル制御用電極の付いたフォトダイオードに溜まって
    いる信号電荷を他方のフォトダイオードに転送できるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1のイメージセンサ。
  6. 【請求項6】 前記2本のフォトダイオードアレイの間
    のポテンシャルを隣接しない側のポテンシャルより低く
    し、この低い部分を前記ポテンシャル制御用電極の付い
    フォトダイオードアレイの信号電荷を他方のフォトダ
    イオードに転送できるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のイメージセンサ。
JP27006791A 1991-09-19 1991-09-19 イメージセンサ Expired - Fee Related JP3169403B2 (ja)

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