JP2002194264A - 水性塗料組成物、塗装方法及び塗装物品 - Google Patents
水性塗料組成物、塗装方法及び塗装物品Info
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- JP2002194264A JP2002194264A JP2000394733A JP2000394733A JP2002194264A JP 2002194264 A JP2002194264 A JP 2002194264A JP 2000394733 A JP2000394733 A JP 2000394733A JP 2000394733 A JP2000394733 A JP 2000394733A JP 2002194264 A JP2002194264 A JP 2002194264A
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Abstract
できる水性塗料組成物、その塗装方法及びその塗装物品
を得る。 【解決手段】ポリフルオロアルキル基とカルボニル基と
親水性基とを含有する共重合体(例えば、ポリフルオロ
アルキルアクリレート/N−(1,1−ジメチル−3−
オキソブチル)アクリルアミド/ノナ(オキシエチレ
ン)グリコールモノメチルエーテルモノメタクリレート
の共重合体)、他の重合体(例えば、フルオロオレフィ
ン/アルキルビニルエーテル共重合体)及びヒドラジノ
基を有する化合物(例えば、アジピン酸ジヒドラジ
ド)、を特定質量比で含有する水性塗料組成物。
Description
塗料、塗装方法及び塗装物品に関する。
木材、紙、皮革、繊維等の製品は、その表面の保護、意
匠性及び機能性の付与等の目的で表面被覆が行われてお
り、種々の塗料が開発されている。
合は、有機溶剤を含有する溶剤系塗料又は溶剤系表面処
理剤を使用できるが、既設建物等を施工場所で塗装する
場合は、作業安定性、環境保全性等の理由から水性塗料
の使用が要請されている。また、塗膜の耐水性等の向上
を目指して架橋系塗料も検討されており、特に1液状態
で貯蔵安定性に優れ、常温で架橋できる1液常温架橋型
塗料の開発が望まれている。
染が問題になっており、それを改善する塗料の開発が要
請され、種々の手法が検討されている。特開平1−19
8653号公報には、フルオロオレフィン系共重合体に
低汚染化剤として親水性基とポリフルオロアルキル基を
含有する共重合体を添加した有機溶剤系塗料用組成物が
記載されているが、水系1液常温架橋型塗料については
記載されていない。
ロオレフィン系樹脂の水性分散体と、フルオロアルキル
基含有樹脂の水性分散体とを含有する水性塗料組成物に
ついて記載されており、塗膜の撥水撥油性は向上する
が、耐雨筋汚染性は低い。また、硬化剤による架橋も例
示されているが、水性塗料組成物の貯蔵安定性に問題が
ある。
素炭素二重結合とフルオロアルキル基とを有する単量
体、及び炭素炭素二重結合と水溶性基とを有する単量
体、及びその他の炭素炭素二重結合を有する単量体から
なる重合体を含む水性コーティング材が記載されてお
り、塗膜の撥水撥油性は向上するが、耐雨筋汚染性は低
い。
リフルオロアルキル基と親水性基とを有する(メタ)ア
クリル酸エステル重合体を練り込んだ樹脂成形体が記載
されているが、該重合体を塗料へ適用した記載はない。
また、汚れ防止性の記載はあるが、耐雨筋汚染性の記載
はない。
−165490号公報、特開平10−316923号公
報、特開平11−76935号公報には、カルボニル基
とヒドラジド誘導体との反応で架橋する水系1液常温架
橋型塗料によって塗膜の耐汚染性を向上させたと記載さ
れているが、塗膜の耐雨筋汚染性の向上効果は低い。
が高く、表面の光沢が高く、耐雨筋汚染性とその持続性
に優れる塗膜を形成できる1液常温架橋型の水性塗料組
成物、塗装方法及び塗装物の提供を目的とする。
(A)、共重合体(A)以外の重合体(B)及びヒドラ
ジノ基を有する化合物(C)を、共重合体(A)/重合
体(B)/化合物(C)=0.1〜100/100/下
記Wの質量比で、含有することを特徴とする水性塗料組
成物を提供する。 共重合体(A):ポリフルオロアルキル基を有する単量
体(a)の0.1〜99%、カルボニル基を有し、ポリ
フルオロアルキル基を有さない単量体(b)の0.1〜
80%、親水性基を有し、カルボニル基を有さず、ポリ
フルオロアルキル基を有さない単量体(b)の1〜99
%、及び、親水性基を有さず、ポリフルオロアルキル基
を有さず、カルボニル基を有さない単量体(d)の0〜
80%、を共重合して得られる共重合体。 W:化合物(C)中のヒドラジノ基の数(X)/水性塗
料組成物に含有される共重合体(A)及び重合体(B)
中のカルボニル基の数(Y)=0.01〜100の比と
なる量。
することを特徴とする塗装方法、及び、前記水性塗料組
成物を塗装することを特徴とする塗装物品、を提供す
る。
は、ポリフルオロアルキル基を有する単量体(a)と、
カルボニル基を有し、ポリフルオロアルキル基を有さな
い単量体(b)と、親水性基を有し、カルボニル基を有
さず、ポリフルオロアルキル基を有さない単量体(c)
と、親水性基を有さず、ポリフルオロアルキル基を有さ
ず、カルボニル基を有さないの単量体(d)とを共重合
して得られる共重合体である。
OR6Rf、CH2=CR5COO(CH2)nNR7SO2R
f、CH2=CR5COO(CH2)nNR7CORf、CH2
=CR5COOCH2CH(OH)(CH2)nRf等が挙
げられる。ただし、nは1〜10の整数を、Rfは炭素
数1〜18のポリフルオロアルキル基を、R5は水素原
子又はメチル基を、R6は炭素数1〜6の2価有機基
を、R7は水素原子又は炭素数1〜6の1価有機基を、
表す。
エーテル性の酸素原子を含んでもよい。Rfの具体例と
しては、CF3−、F(CF2)2−、H(CF2)2−、
F(CF2)3−、F(CF2)4−、H(CF2)4−、F
(CF2)5−、F(CF2)6−、F(CF2)3OCF
(CF3)−、H(CF2)6−、F(CF2)7−、F
(CF2)8−、H(CF2)8−、F(CF2)9−、CF
3CF(CF3)(CF2)6−、F(CF2)10−、H
(CF2)10−、F(CF2)11−、F(CF2)12−、
H(CF2)14−、F(CF2)16−、F(CF2)18−
等が挙げられる。
H2)2−、−(CH2)3−、−CH(CH3)CH2−、
−C(CH3)2−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、
−CH2CH(CH2CH2CH3)−等が挙げられる。R
7の具体例としては、H−、CH3−、H(CH2)2−、
H(CH2)3−、H(CH2)4−等が挙げられる。単量
体(a)は1種のみを用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
基づく重合単位の割合は、0.1〜99%(質量基準で
ある。特記ないかぎり以下同じ。)である。割合が少な
すぎても多すぎても耐雨筋汚染性が低下する。好ましく
は0.5〜70%、より好ましくは1〜50%である。
体としては、カルボニル基(−CO−)を有し、該基の
片方には炭素原子が結合し、もう一方には炭素原子又は
水素原子が結合する単量体である。すなわち、本明細書
においては単量体(b)におけるカルボニル基とは、カ
ルボキシ基、アミド結合などに存在するカルボニル基は
除き、ケトンに存在するカルボニル基(以下、ケトン性
カルボニル基という。)又はアルデヒドに存在するカル
ボニル基(以下、アルデヒド性カルボニル基という。)
をいう。同様に、単量体(c)、単量体(d)における
「カルボニル基を有さない」とは、「ケトン性カルボニ
ル基又はアルデヒド性カルボニル基を有さない」ことを
いう。また、「共重合体(A)及び重合体(B)中のカ
ルボニル基の数」についても「ケトン性カルボニル基及
びアルデヒド性カルボニル基の数」をいう。
(b)としては、(メタ)アクロレイン、クロトンアル
デヒド、β−ホルミルスチレン、β−ホルミル−α−メ
チルスチレン、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,
α−ジメチルプロパナール、β−(メタ)アクリロイル
オキシ−α,α−ジエチルプロパナール、β−(メタ)
アクリロイルオキシ−α,α−ジプロピルプロパナー
ル、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α−メチル−α
−ブチルプロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキ
シ−α,α,β−トリメチルプロパナール等が挙げられ
る。
(b)としては、N−(1,1−ジメチル−3−オキソ
ブチル)(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケト
ン、ビニルエチルケトン、ビニルプロピルケトン、ビニ
ルイソプロピルケトン、ビニルブチルケトン、ビニルイ
ソブチルケトン、ビニルtert−ブチルケトン、ビニ
ルフェニルケトン、ビニルベンジルケトン、ジビニルケ
トン、1,1−ジメチル−3−オキソブチル(メタ)ア
クリレート、2−(アセトアセトキシ)エチル(メタ)
アクリレート、2−(アセトアセトキシ)プロピル(メ
タ)アクリレート、3−(アセトアセトキシ)プロピル
(メタ)アクリレート、2−(アセトアセトキシ)ブチ
ル(メタ)アクリレート、3−(アセトアセトキシ)ブ
チル(メタ)アクリレート、4−(アセトアセトキシ)
ブチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ン、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)アク
リルアミド、1,1−ジメチル−3−オキソブチル(メ
タ)アクリレート及びビニルメチルケトンが好ましい。
単量体(b)は、1種のみを用いてもよく、2種以上を
併用してもよい。
基づく重合単位の割合は、0.1〜80%である。割合
が少なすぎると耐雨筋汚染性の持続性が低下し、多すぎ
ると耐雨筋汚染性が低下する。好ましくは0.2〜50
%、より好ましくは1〜30%である。
レン(以下、POAという。)鎖を有する単量体、カル
ボキシ基を有する単量体又はその塩類、スルホ基を有す
る単量体又はその塩類、リン酸残基を有する単量体又は
その塩類、アミノ基を有する単量体又はその塩類、水酸
基を有する単量体、アミド残基を有する単量体、アルコ
キシアルキル基等を有する単量体等が挙げられる。
(以下、POEという。)鎖、ポリオキシプロピレン
鎖、ポリオキシブチレン鎖が好ましく、POE鎖が最も
好ましい。また、POA鎖が、エチレンオキシド/プロ
ピレンオキシド共重合鎖のように2種以上のモノマーの
共重合鎖からなる場合にはランダム共重合鎖でもブロッ
ク共重合鎖でもよい。また、POA鎖の片方の末端基
は、水酸基でもよく、炭素数1〜6のアルキル基でもよ
い。
は1〜100が好ましい。POE鎖の場合には、重合度
が低いと親水性が不足し、高いと塗膜が軟化し、汚れが
付着しやすくなる。POE鎖の重合度は2〜30がより
好ましい。
しては、CH2=CHOCH2CyCH2O(C2H4O)k
H(ここで、Cyは1,4−シクロヘキシレン基、kは
1〜100の整数、特記ないかぎり以下同じ)、CH2
=CHOC4H8O(C2H4O)kH、CH2=CHCOO
(C2H4O)k+1H、CH2=C(CH3)COO(C2H
4O)k+1H、CH2=CHCOO(C2H4O)p+1(C3
H6O)qH(ここで、p+qは1〜100の整数、特記
ないかぎり以下同じ)、CH2=C(CH3)COO(C
2H4O)p+1(C3H6O)qH、等が挙げられる。上式
中、C2H4Oは(CH2)2Oを、C3H6OはCH2CH
(CH3)Oを、C4H8Oは(CH2)4Oを、それぞれ
表し、以下同じである。
は、M−20G、M−40G、M−90G、M−230
G、AM−90G、AMP−10G、 AMP−20
G、AMG−60G(以上新中村化学工業社製)、PE
−90、PE−200、PE−350、PME−10
0、PME−200、PME−400、PP−500、
PP−800、PP−1000、70FEP−350
B、55PET−800、50POEP−800B、
AP−400、AE−350(以上、日本油脂社製)等
が挙げられる。
の塩としては、(メタ)アクリル酸、3−ブテン酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、ケイ皮
酸、及びそれらの塩等が挙げられる。スルホ基を有する
単量体(c)又はその塩としては、2−スルホエチル
(メタ)アクリレート、N−(2−スルホ−1,1−ジ
メチル)エチル(メタ)アクリルアミド、及びそれらの
塩等が挙げられる。リン酸残基を有する単量体(c)又
はその塩としては、リン酸2−(メタ)アクリロイルオ
キシエチルエステル類及びそれらの塩等が挙げられる。
としては、2−(N−メチルアミノ)エチル(メタ)ア
クリレート、2−(N−エチルアミノ)エチル(メタ)
アクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル
(メタ)アクリレート、2−(N,N−ジエチルアミ
ノ)エチル(メタ)アクリレート、3−アミノ−2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、及びそれらの
塩等が挙げられる。
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メ
タ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アク
リレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
は、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチロール(メタ)アクリ
ルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ビス(メトキシメチル)(メタ)アクリル
アミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ビス(エトキシメチル)(メタ)アクリルアミ
ド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ビス(プロポキシメチル)(メタ)アクリルア
ミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ビス(ブトキシメチル)(メタ)アクリルアミ
ド等が挙げられる。
(c)としては、2−メトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレートが挙げ
られる。単量体(c)は、1種のみを用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。
基づく重合単位の割合は、1〜99%である。割合が少
なすぎても多すぎても耐雨筋汚染性が低下する。好まし
くは10〜90%、より好ましくは30〜80%であ
る。
ィン類、ビニルエーテル類、イソプロペニルエーテル
類、アリルエーテル類、ビニルエステル類、アリルエス
テル類、(メタ)アクリル酸エステル類、芳香族ビニル
化合物、クロロオレフィン類、共役ジエン類等が挙げら
れる。また、単量体(a)、単量体(b)及び単量体
(c)に含まれる官能基以外の官能基を有する単量体も
挙げられる。
ン、プロピレン、イソブチレン等が挙げられる。ビニル
エーテル類としては、メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、プロピルビニルエーテル、イソプロピル
ビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、tert−ブ
チルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテル、ヘキシ
ルビニルエーテル、イソヘキシルビニルエーテル、オク
チルビニルエーテル等の鎖状アルキルビニルエーテル
類、シクロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビ
ニルエーテル等のシクロアルキルビニルエーテル類、フ
ェニルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル等の芳
香族基含有ビニルエーテル類等が挙げられる。
ルイソプロペニルエーテル、エチルイソプロペニルエー
テル、プロピルイソプロペニルエーテル、ブチルイソプ
ロペニルエーテル等が挙げられる。アリルエーテル類と
しては、エチルアリルエーテル、シクロヘキシルアリル
エーテル等が挙げられる。
プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、オクタン酸ビ
ニル、バーサティック酸ビニル、オクタデカン酸ビニル
等が挙げられる。アリルエステル類としては、酢酸アリ
ル、プロピオン酸アリル等が挙げられる。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メ
タ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレ
ート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリ(オキシエチレン)グリコールジ(メタ)アク
リレート、テトラ(オキシエチレン)グリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチル
スチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、
4−tert−ブチルスチレン、3,4−ジメチルスチ
レン、4−メトキシスチレン、4−エトキシスチレン、
2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロ
スチレン、2,4−ジクロロスチレン、2,6−ジクロ
ロスチレン、4−クロロ−3−メチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、1−ビニルナフタレン等が挙げられる。
ル、1,2−ジクロロエチレン、塩化ビニリデン、塩化
イソプロペニル、塩化アリル等が挙げられる。共役ジエ
ン類としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、クロ
ロプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン等が
挙げられる。
(c)に含まれる上記の官能基以外の官能基を有する単
量体としては、エポキシ基、加水分解性シリル基、シア
ノ基を有する単量体等が挙げられる。
は、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルシン
ナメート、グリシジルアリルエーテル、グリシジルビニ
ルエーテル、1−ビニル−3,4−エポキシシクロヘキ
サン、3,4−エポキシ−1−ブテン等が挙げられる。
としては、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピルト
リメトキシシラン、3−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルトリエトキシシラン、2−(メタ)アクリロイル
オキシエチルトリメトキシシラン、2−(メタ)アクリ
ロイルオキシエチルトリエトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、p−ビニル
フェニルトリメトキシシラン、p−ビニルフェニルトリ
エトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピルビニ
ルエーテル、3−メチルジメトキシシリルプロピルビニ
ルエーテル等が挙げられる。
(メタ)アクリロニトリル、クロトノニトリル、2−シ
アノエチル(メタ)アクリレート、2−シアノプロピル
(メタ)アクリレート、3−シアノプロピル(メタ)ア
クリレート、ケイ皮酸ニトリル等が挙げられる。単量体
(d)は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
基づく重合単位の割合は、0〜80%である。割合が多
すぎると耐雨筋汚染性が低下する。単量体(d)に基づ
く重合単位は任意成分であり、含有されても含有されな
くてもよいが、含有される場合は、0.1〜50%が好
ましく、1〜30%がより好ましい。
100部(質量基準である。以下同じ。)に対して0.
1〜100部である。配合量が少なすぎると耐雨筋汚染
性が低下し、多すぎると耐候性が低下する。好ましくは
0.5〜50部、より好ましくは1〜30部である。
0〜1000000が好ましく、3000〜10000
0がより好ましい。数平均分子量が小さすぎると耐雨筋
汚染性が低下し、大きすぎると塗膜表面への移行が難し
くなり耐雨筋汚染性が低下する。
重合体(A)以外の、公知の種々の重合体が特に制限な
く用いられる。具体例としては、フッ素系重合体、アク
リル系重合体、シリコン変性アクリル系重合体、ウレタ
ン系重合体、メラミン系重合体、シリコーン系重合体、
エポキシ系重合体、ポリエステル系重合体等が挙げられ
る。これらの重合体は1種のみを用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。重合体(B)は、フッ素系重合体
を含有することが耐候性や耐薬品性に優れるので好まし
く、フッ素系重合体のみからなることがより好ましい。
素系重合体と他の重合体との混合物を使用する場合に
は、他の重合体としてはアクリル系重合体が耐雨筋汚染
性の持続性に優れるので好ましく、特にカルボニル基を
有するアクリル系重合体がより好ましい。フッ素系重合
体/アクリル系重合体の混合割合は、好ましくは99/
1〜20/80、より好ましくは98/2〜50/50
である。フッ素系重合体としては、含フッ素単量体の重
合体又は含フッ素単量体と含フッ素単量体以外の単量体
との共重合体が好ましく用いられる。
フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、クロロトリ
フルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、ペンタフ
ルオロプロピレン、ヘキサフルオロプロピレン等のフル
オロオレフィン類、含フッ素アルキレンオキシド類等が
挙げられる。含フッ素単量体は1種のみを用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。特にフルオロオレフィ
ン類が耐久性に優れるので好ましい。
フッ素単量体と共重合可能な単量体が用いられる。具体
例としては、炭化水素系オレフィン類、ビニルエーテル
類、イソプロペニルエーテル類、アリルエーテル類、ビ
ニルエステル類、アリルエステル類、(メタ)アクリル
酸エステル類、芳香族ビニル化合物、クロロオレフィン
類、共役ジエン類等が挙げられる。また、官能基を有す
る単量体が含まれてもよい。
ン、プロピレン、イソブチレン等が挙げられる。ビニル
エーテル類としては、メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、プロピルビニルエーテル、イソプロピル
ビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、tert−ブ
チルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテル、ヘキシ
ルビニルエーテル、イソヘキシルビニルエーテル、オク
チルビニルエーテル等の鎖状アルキルビニルエーテル
類、シクロペンチルビニルエーテル、シクロヘキシルビ
ニルエーテル等のシクロアルキルビニルエーテル類、フ
ェニルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル等の芳
香族基含有ビニルエーテル類等が挙げられる。
ルイソプロペニルエーテル、エチルイソプロペニルエー
テル、プロピルイソプロペニルエーテル、ブチルイソプ
ロペニルエーテル等が挙げられる。アリルエーテル類と
しては、エチルアリルエーテル、シクロヘキシルアリル
エーテル等が挙げられる。
プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、オクタン酸ビ
ニル、バーサティック酸ビニル、オクタデカン酸ビニル
等が挙げられる。アリルエステル類としては、酢酸アリ
ル、プロピオン酸アリル等が挙げられる。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メ
タ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレ
ート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリ(オキシエチレン)グリコールジ(メタ)アク
リレート、テトラ(オキシエチレン)グリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチル
スチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、
4−tert−ブチルスチレン、3,4−ジメチルスチ
レン、4−メトキシスチレン、4−エトキシスチレン、
2−クロロスチレン、3−クロロスチレン、4−クロロ
スチレン、2,4−ジクロロスチレン、2,6−ジクロ
ロスチレン、4−クロロ−3−メチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、1−ビニルナフタレン、2−ビニルピリジ
ン、4−ビニルピリジン等が挙げられる。
ル、1,2−ジクロロエチレン、塩化ビニリデン、塩化
イソプロペニル、塩化アリル等が挙げられる。共役ジエ
ン類としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、クロ
ロプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン等が
挙げられる。
POA鎖、カルボキシ基又はその塩類、酸無水物残基、
アルデヒド性カルボニル基、ケトン性カルボニル基、ス
ルホ基又はその塩類、リン酸残基又はその塩類、アミノ
基又はその塩類、水酸基、アミド残基、アルコキシアル
キル基、エポキシ基、加水分解性シリル基、シアノ基等
が挙げられる。
プロピレン鎖、ポリオキシブチレン鎖が好ましく、PO
E鎖が最も好ましい。POA鎖が、エチレンオキシド/
プロピレンオキシド共重合鎖のように2種以上のモノマ
ーの共重合鎖からなる場合にはランダム共重合鎖でもブ
ロック共重合鎖でもよい。POA鎖のオキシアルキレン
単位の重合度は1〜100が好ましい。POE鎖の場合
には、重合度が低いと親水性が不足し、高いと塗膜が軟
化し、汚れが付着しやすくなる。POE鎖の重合度は2
〜30がより好ましい。
は、CH2=CHOCH2CyCH2O(C2H4O)kH、
CH2=CHOC4H8O(C2H4O)kH、CH2=CH
COO(C2H4O)k+1H、CH2=C(CH3)COO
(C2H4O)k+1H、CH2=CHCOO(C2H4O)
p+1(C3H6O)qH、CH2=C(CH3)COO(C2
H4O)p+1(C3H6O)qH、等が挙げられる。
しては、アクリル酸、メタクリル酸、3−ブテン酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、ケイ皮
酸、及びそれらの塩等が挙げられる。酸無水物残基を有
する単量体としては、無水マレイン酸等が挙げられる。
としては、(メタ)アクロレイン、クロトンアルデヒ
ド、β−ホルミルスチレン、β−ホルミル−α−メチル
スチレン、β−(メタ)アクリロイルオキシ−α,α−
ジメチルプロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキ
シ−α,α−ジエチルプロパナール、β−(メタ)アク
リロイルオキシ−α,α−ジプロピルプロパナール、β
−(メタ)アクリロイルオキシ−α−メチル−α−ブチ
ルプロパナール、β−(メタ)アクリロイルオキシ−
α,α,β−トリメチルプロパナール等が挙げられる。
ては、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)
(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニル
エチルケトン、ビニルプロピルケトン、ビニルイソプロ
ピルケトン、ビニルブチルケトン、ビニルイソブチルケ
トン、ビニルtert−ブチルケトン、ビニルフェニル
ケトン、ビニルベンジルケトン、ジビニルケトン、1,
1−ジメチル−3−オキソブチル(メタ)アクリレー
ト、2−(アセトアセトキシ)エチル(メタ)アクリレ
ート、2−(アセトアセトキシ)プロピル(メタ)アク
リレート、3−(アセトアセトキシ)プロピル(メタ)
アクリレート、2−(アセトアセトキシ)ブチル(メ
タ)アクリレート、3−(アセトアセトキシ)ブチル
(メタ)アクリレート、4−(アセトアセトキシ)ブチ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
は、2−スルホエチル(メタ)アクリレート、N−(1
−スルホ−1−メチル)エチル(メタ)アクリルアミ
ド、及びそれらの塩等が挙げられる。リン酸残基を有す
る単量体又はその塩としては、リン酸2−(メタ)アク
リロイルオキシエチルエステル類及びそれらの塩等が挙
げられる。
は、2−(N−メチルアミノ)エチル(メタ)アクリレ
ート、2−(N−エチルアミノ)エチル(メタ)アクリ
レート、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル(メ
タ)アクリレート、2−(N,N−ジエチルアミノ)エ
チル(メタ)アクリレート、3−アミノ−2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、及びそれらの塩等が
挙げられる。
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリ
レート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート等が挙
げられる。
タ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジメチロール(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ビス(メトキシメチル)(メタ)アクリルアミド、
N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−
ビス(エトキシメチル)(メタ)アクリルアミド、N−
プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ビ
ス(プロポキシメチル)(メタ)アクリルアミド、N−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ビス
(ブトキシメチル)(メタ)アクリルアミド等が挙げら
れる。
ては、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−
エトキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。エ
ポキシ基を有する単量体としては、グリシジル(メタ)
アクリレート、グリシジルシンナメート、グリシジルア
リルエーテル、グリシジルビニルエーテル、1−ビニル
−3,4−エポキシシクロヘキサン、3,4−エポキシ
−1−ブテン等が挙げられる。
は、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメト
キシシラン、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
トリエトキシシラン、2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチルトリメトキシシラン、2−(メタ)アクリロイル
オキシエチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリエトキシシラン、p−ビニルフェニ
ルトリメトキシシラン、p−ビニルフェニルトリエトキ
シシラン、3−トリメトキシシリルプロピルビニルエー
テル、3−メチルジメトキシシリルプロピルビニルエー
テル等が挙げられる。
タ)アクリロニトリル、クロトノニトリル、2−シアノ
エチル(メタ)アクリレート、2−シアノプロピル(メ
タ)アクリレート、3−シアノプロピル(メタ)アクリ
レート、ケイ皮酸ニトリル等が挙げられる。
を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。含フッ素
単量体以外の単量体を共重合することにより、顔料分散
性の向上、塗膜の造膜性や下地への密着性の向上、塗膜
の硬度、強度、伸度、光沢等の向上等の効果が得られや
すい。
量体との共重合体においては、含フッ素単量体の共重合
割合があまりに少ないと耐久性が低下するので、含フッ
素単量体の共重合割合は、好ましくは30〜90モル
%、より好ましくは40〜80モル%である。含フッ素
単量体以外の単量体の共重合割合は、好ましくは10〜
70モル%、より好ましくは20〜60モル%である。
官能基を有する単量体が共重合される場合には、官能基
を有する単量体の共重合割合は、好ましくは1〜20モ
ル%、より好ましくは2〜15モル%である。
ノ基(NH2NH−)を有する化合物である。好ましく
は、ジヒドラジド、3官能以上の多官能ヒドラジド、3
官能以上の多官能セミカルバジド等のような、分子中に
2個以上のヒドラジノ基を有するヒドラジン誘導体が好
ましい。
ド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コ
ハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピ
ン酸ジヒドラジド、ヘプタン二酸ジヒドラジド、オクタ
ン二酸ジヒドラジド、ノナン二酸ジヒドラジド、ドデカ
ン二酸ジヒドラジド、ヘキサデカン二酸ジヒドラジド、
フタル酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テ
レフタル酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ
酸ジヒドラジド、イミノ二酢酸ジヒドラジド、イタコン
酸ジヒドラジド等の二塩基酸ジヒドラジド、1,4−ビ
ス(ヒドラジノ)ナフトエ酸、2,6−ビス(ヒドラジ
ノ)ナフトエ酸、4,4’−ビス(ヒドラジノ)ビフェ
ニル、2,6−ビス(ヒドラジノ)ピリジン、1,4−
ビス(ヒドラジノ)シクロヘキサン等のビス(ヒドラジ
ノ)化合物、2,4−トリレンビスセミカルバジド、ジ
フェニルメタン−4,4’−ビスセミカルバジド等のビ
ス(セミカルバジド)化合物等が挙げられる。
エチレンジアミンテトラ酢酸テトラヒドラジド、クエン
酸トリヒドラジド、シクロヘキサントリカルボン酸トリ
ヒドラジド、トリメリット酸トリヒドラジド、ピロメリ
ット酸トリヒドラジド、ピロメリット酸テトラヒドラジ
ド等の多塩基酸のカルバジド、1,3,5−トリス(ヒ
ドラジノ)ベンゼン等のトリス(ヒドラジノ)化合物、
1,4,5,8−テトラキス(ヒドラジノ)ナフトエ酸
等のテトラキス(ヒドラジノ)化合物、多官能イソシア
ナートとヒドラジンとの反応物等の多官能セミカルバジ
ド誘導体類、アルキル(メタ)アクリレートのオリゴマ
ー等のアルコキシカルボニル基を含有するオリゴマーと
ヒドラジンとの反応物等が挙げられる。
体(A)、重合体(B)及び化合物(C)は、共重合体
(A)/重合体(B)/化合物(C)=0.1〜100
/100/前記Wの質量比で、含有される。共重合体
(A)の配合量が少なすぎると耐雨筋汚染性が低下し、
多すぎると耐候性が低下する。共重合体(A)/重合体
(B)/化合物(C)=0.5〜50/100/Wが好
ましく、1〜30/100/Wがより好ましい。
ジノ基の数(X)と共重合体(A)及び重合体(B)中
のカルボニル基の数(Y)の比が0.01〜100とな
る量である。ここで、重合体(B)がカルボニル基を有
さない場合には、Yは共重合体(A)中のカルボニル基
の数であり、重合体(B)がカルボニル基を有する場合
には、Yは共重合体(A)中のカルボニル基の数と重合
体(B)中のカルボニル基の数の和である。
(A)及び重合体(B)中のカルボニル基との縮合反応
は、水中においては極めて遅く、本発明の水性塗料組成
物は安定である。一方、水性塗料組成物が塗装され、塗
膜から水分が蒸発すると室温でもヒドラジノ基とカルボ
ニル基とが縮合反応し架橋を生起する。すなわち、本発
明の水性塗料組成物は1液常温架橋型の水性塗料用組成
物を与える。
(B)の架橋が不充分で耐雨筋汚染性及びその持続性が
低下し、大きすぎると架橋が不充分になるうえ過剰の化
合物(C)によって耐雨筋汚染性が低下する。WはX/
Yの比が0.05〜20となる量が好ましく、0.2〜
5となる量がより好ましい。
雨筋汚染性の発現機構は、以下のように考えられる。す
なわち、共重合体(A)には、表面エネルギーの低いポ
リフルオロアルキル基が存在するので、塗膜表面へ移行
しやく、少量の配合でも塗膜表面における共重合体
(A)の含有量が高くなる。また、ポリフルオロアルキ
ル基は、防汚性を発現するので、優れた耐雨筋汚染性を
奏する。さらに、共重合体(A)中の親水性基は、降雨
時に塗膜に付着した汚れの離脱効果を発現し、耐雨筋汚
染性が向上する。また、化合物(C)によって架橋され
た共重合体(A)は、耐雨筋汚染性等の耐久性が向上す
るとともに、汚れの塗膜内への拡散が防止される。さら
に、重合体(B)中にカルボニル基が存在する場合は、
共重合体(A)、重合体(B)及び化合物(C)が相互
に結合し塗膜の耐雨筋汚染性がより長期に持続する。
て、化合物(C)以外の架橋剤、着色剤、造膜助剤、増
粘剤、可塑剤、消泡剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、
ハジキ防止剤、皮バリ防止剤、顔料分散剤等の通常水性
塗料に添加される添加剤を混合してもよい。化合物
(C)以外の架橋剤としては、ポリイソシアナート類、
アミノプラスト、多塩基酸無水物、アジリジン誘導体、
オキサゾリン誘導体等が挙げられる。
チレンジイソシアナートやイソホロンジイソシアナート
等のポリイソシアナート化合物、メチルシリルトリイソ
シアナート等のシリルイソシアナート化合物及び/又は
これらの縮合物や多量体、フェノール等のブロック化剤
でイソシアナート基をブロックしたブロック化ポリイソ
シアナート化合物等が例示される。特に無黄変タイプの
ものが好ましい。
グアナミン樹脂、尿素樹脂等が採用される。特にメタノ
ール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノー
ル、1−ブタノール、イソブチルアルコール、sec−
ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の低
級アルコールの1種又は2種以上により少なくとも部分
的にエーテル化されたメチロール化メラミンが好まし
い。
無水ピロメリット酸等の芳香族多価カルボン酸無水物、
無水マレイン酸、無水コハク酸等の脂肪族多価カルボン
酸無水物等が例示される。着色剤としては、染料、有機
顔料、無機顔料、メタリック顔料等が例示され、特に、
無機顔料は、塗膜の耐候性に優れるので好ましい。
性を損なわない有機溶剤が使用できる。具体例として
は、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリ
プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレング
リコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の多
価アルコールのモノアルキルエーテル類、ジエチレング
リコールモノエチルエーテルモノアセテート等の多価ア
ルコールモノアルキルエーテルの有機酸エステル類、3
−エトキシプロピオン酸エステル類、酢酸3−メトキシ
−3−メチルブチル等が挙げられる。
具体例としては、ジオクチルフタレート等の低分子量可
塑剤、ビニル重合体系可塑剤やポリエステル系可塑剤等
の高分子量可塑剤等が挙げられる。
は、通常用いられる塗装方法が特に限定なく採用でき、
刷毛又はローラーブラシを用いた塗装、エアスプレイ塗
装、カーテンフローコータによる塗装、ロールコータに
よる塗装等が挙げられる。
膜を得るが、高温で焼き付け乾燥し短時間で硬化塗膜を
得ることもできる。焼き付け温度は特に限定されない
が、塗装する基材の耐熱温度以下が好ましい。通常は2
50℃以下の温度が好ましい。
は物品にあらかじめ設置前に塗装してもよく、また基材
又は物品を設置した後に塗装してもよい。また、既に塗
装された基材又は物品に塗装する補修塗装にも適する。
また特に、屋外で使用される基材又は物品の塗装に適す
る。
ト、自然石、ガラス等の無機系基材、又は、鉄、ステン
レス鋼、アルミニウム、銅、黄銅、チタン等の金属系基
材、の塗装用として好ましく適用できる。FRP、樹脂
強化コンクリート、繊維強化コンクリート等の有機無機
複合材にも適用できる。さらに、他の樹脂組成物によっ
て被覆層が形成されている基材にも適用できる。
適用対象は、運輸、建築、土木、電気・電子分野におい
て、例えば、自動車、電車、航空機、橋梁部材、鉄塔、
タンク、パイプ、ビル外装用パネル、ドア、窓材、門
扉、その他の建築部材、中央分離帯、ガードレール、そ
の他の道路部材、通信機材、電気・電子部品等の産業資
材が挙げられる。
に説明するが、本発明はこれらに限定されない。重量平
均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー法
によりポリスチレンを標準物質として測定した値であ
る。以下で用いた化合物の略号を表1に示す。
合体):撹拌機を備えた1Lのオートクレーブにアセト
ンの380g、FAの100g、PME−400の26
0g、DOAmの40g、連鎖移動剤DSHの16.2
g、開始剤V−59の4gを仕込み、窒素雰囲気下撹拌
しながら、60℃で18時間重合させ、FA/PME−
400/DOAm共重合体(共重合体A1)の溶液を得
た。共重合体A1の重量平均分子量は6000であっ
た。ロータリーエバポレータで共重合体A1の溶液から
アセトンを留去し、固形分濃度90%まで濃縮した後、
イオン交換水を加え固形分濃度50%の水性分散液A1
Dを得た。
重合体):撹拌機を備えた1Lのオートクレーブにアセ
トンの380g、FAの90g、MAの44g、DOA
mの40g、DSHの16.2g、V−59の4gを仕
込み、窒素雰囲気下撹拌しながら、60℃で18時間重
合させ、FA/MA/DOAm共重合体(共重合体A
2)の溶液を得た。共重合体A2の重量平均分子量は2
400であった。共重合体A2の溶液から合成例1と同
様にして固形分濃度50%の水性分散液A2Dを得た。
共重合体):撹拌機を備えた1Lのオートクレーブにア
セトンの380g、FAの90g、MAmの44g、D
OAmの40g、DSHの16.2g、V−59の4g
を仕込み、窒素雰囲気下撹拌しながら、60℃で18時
間重合させ、FA/MAm/DOAm共重合体(共重合
体A3)の溶液を得た。共重合体A3の重量平均分子量
は2300であった。共重合体A3の溶液から合成例1
と同様にして固形分濃度50%の水性分散液A3Dを得
た。
AAEMA共重合体):撹拌機を備えた1Lのオートク
レーブにアセトンの380g、FAの90g、PME−
400の260g、AAEMAの50g、DSHの1
6.2g、V−59の4gを仕込み、窒素雰囲気下撹拌
しながら、60℃で18時間重合させ、FA/PME−
400/AAEMA共重合体(共重合体A4)の溶液を
得た。共重合体A4の重量平均分子量は6000であっ
た。共重合体A4の溶液から合成例1と同様にして固形
分濃度50%の水性分散液A4Dを得た。
DOAm/CHMA共重合体):撹拌機を備えた1Lの
オートクレーブにアセトンの380g、FAの100
g、PME−400の230g、DOAmの30g、C
HMAの40g、DSHの16.2g、V−59の4g
を仕込み、窒素雰囲気下撹拌しながら、60℃で18時
間重合させ、FA/PME−400/DOAm/CHM
A共重合体(共重合体A5)の溶液を得た。共重合体A
5の重量平均分子量は6000であった。共重合体A5
の溶液から合成例1と同様にして固形分濃度50%の水
性分散液A5Dを得た。
Am/CHMA共重合体):撹拌機を備えた1Lのオー
トクレーブにアセトンの380g、FAの80g、 D
EOMAの250g、DOAmの30g、CHMAの4
0g、DSHの16.2g、V−59の4gを仕込み、
窒素雰囲気下撹拌しながら、60℃で18時間重合さ
せ、FA/DEOMA/DOAm/CHMA共重合体
(共重合体A6)の溶液を得た。共重合体A6の重量平
均分子量は6000であった。共重合体A6の溶液から
合成例1と同様にして固形分濃度50%の水性分散液A
6Dを得た。
m共重合体):撹拌機を備えた1Lのオートクレーブに
アセトンの380g、PME−400の326.5g、
DOAmの50g、DSHの16.2g、V−59の4
gを仕込み、窒素雰囲気下撹拌しながら、60℃で18
時間重合させ、PME−400/DOAm共重合体(共
重合体A7)の溶液を得た。共重合体A7の重量平均分
子量は6400であった。共重合体A7の溶液から合成
例1と同様にして固形分濃度50%の水性分散液A7D
を得た。
体):撹拌機を備えた1Lのオートクレーブにアセトン
の380g、FAの332g、DOAmの133g、D
SHの16.2g、V−59の4gを仕込み、窒素雰囲
気下撹拌しながら、60℃で18時間重合させ、FA/
DOAm共重合体(共重合体A8)の溶液を得た。共重
合体A8の重量平均分子量は4900であった。共重合
体A8の溶液から合成例1と同様にして固形分濃度50
%の水性分散液A8Dを得た。
重合体):撹拌機を備えた1Lのオートクレーブにアセ
トンの380g、FAの112g、PME−400の2
87g、DSHの16.2g、V−59の4gを仕込
み、窒素雰囲気下撹拌しながら、60℃で18時間重合
させ、FA/PME−400共重合体(共重合体A9)
の溶液を得た。共重合体A9の重量平均分子量は650
0であった。共重合体A9の溶液から合成例1と同様に
して固形分濃度50%の水性分散液A9Dを得た。
製] ベース白塗料1:内容積200mLの撹拌機付きステン
レス鋼製オートクレーブに、イオン交換水の105.3
g、ノニオン性乳化剤N−1110の2g、ドデシル硫
酸ナトリウムの0.2g、過硫酸アンモニウム25%水
溶液の0.07g、炭酸カリウムの0.22g、亜硫酸
水素ナトリウムの0.02g、エチルビニルエーテルの
21.2g、シクロヘキシルビニルエーテルの21g、
CH2=CHOCH2CyCH2OHの3.4g、CH2=
CHOCH2CyCH2O(C2H 4O)kH(kは平均値
で約15である。)の8.2gを仕込み、氷で冷却し、
窒素ガスで3.5気圧まで加圧した後、パージして1気
圧に戻した。
空ポンプを用いて1/1000気圧まで脱気し、残存空
気を除去した後、クロロトリフルオロエチレンの56.
7gを仕込み、30℃で12時間重合し、フッ素系重合
体である重合体B1の水性分散液1を得た。水性分散液
1中の重合体B1の平均粒径は140nmで、固形分濃
度は50%であった。
造膜助剤Cs−12(チッソ社製)の3.6部、増粘剤
レオビスCR(ヘキスト合成社製)の0.3部、酸化チ
タンCR−97(石原産業社製)の15.4部、顔料分
散剤ノプコスパース44−C(サンノプコ社製)の0.
8部、消泡剤FSアンチフォーム90(ダウコーニング
社製)の0.6部及びイオン交換水の10.3部を混合
してベース白塗料1を得た。ベース白塗料1中の重合体
B1の濃度は34.8%であった。
ルメタクリレートの50g、ブチルメタクリレートの3
0g、MAの5g、N−1110の1g、ラウリル硫酸
ナトリウムの0.3g、及びイオン交換水の100gを
撹拌混合してプレエマルション1を作成した。ついで、
内容積300mLのガラス製フラスコに、重合体B1の
水性分散液1の170gを仕込み、温度が70℃になる
まで加温した後、プレエマルション1の30gを1時間
かけて滴下した。さらに1時間撹拌した後、過硫酸アン
モニウム0.5%水溶液の1mLを添加し重合を開始さ
せた。4.5時間後に、重合体B1と重合で生成した共
重合体1とを質量比で17:3の割合で含有する水性分
散液を得た。以下、重合体B1と重合で生成した共重合
体1の混合物を重合体B2という。得られた重合体B2
の水性分散液の固形分濃度は50%であった。
の3.6部、レオビスCRの0.3部、CR−97の1
5.4部、ノプコスパース44−Cの0.8部、FSア
ンチフォーム90の0.6部、及びイオン交換水の1
0.3部を配合してベース白塗料2を得た。ベース白塗
料2中の重合体B2の濃度は34.8%であった。
付きステンレス鋼製オートクレーブに、イオン交換水の
1100g、フッ素系アニオン性乳化剤FC−143
(住友スリーエム社製)の4.75g、N−1110の
2.2部、及びtert−ブチルアルコールの47gを
仕込み、真空ポンプによる脱気、窒素ガスによる加圧を
繰り返した。次に、テトラフルオロエチレンの72g、
プロピレンの1.1g及びエチレンの1.4gを仕込ん
だ。
時点で圧力1.34MPaを示した。70℃を維持して
過硫酸アンモニウム25%水溶液の2mLを添加し、重
合を開始させた。圧力の低下に伴い、テトラフルオロエ
チレン/プロピレン/エチレンの50/25/25(モ
ル%)の混合ガスを仕込んで、圧力を維持した。また、
過硫酸アンモニウム25%水溶液の30mLを断続的に
加えた。8時間後、混合ガスの供給を停止しオートクレ
ーブを室温まで水冷した後、未重合モノマーをパージ
し、フッ素系重合体2の水性分散液2を得た。混合ガス
の後仕込み量は合計861.5gであった。水性分散液
2の固形分濃度は43.1%であった。
遠心分離器にかけて沈降させた後、ガラスフィルタで濾
過し、減圧下で5時間かけて水分を除去した後、ハンマ
ーミルで粉砕し、フッ素系重合体2の粉末を得た。13C
−NMRスペクトルによる組成分析の結果、フッ素系重
合体2の組成は、テトラフルオロエチレン/プロピレン
/エチレンに基づく重合単位が、52/28/20(モ
ル%)の割合であり、融点は96.2℃であった。
上記フッ素系重合体2の水性分散液2の170gを仕込
み、フラスコ内を充分に窒素置換し、70℃に昇温し、
プレエマルション1の26gを1時間かけて滴下した。
さらに1時間撹拌し分散させた後、過硫酸アンモニウム
0.5%水溶液の1mLを添加し重合を開始させた。
4.5時間後に、フッ素系重合体2と後の重合で生成し
た共重合体1とを質量比で17:3の割合で含有する水
性分散液を得た。以下、フッ素系重合体2と重合で生成
した共重合体1の混合物を重合体B3という。得られた
重合体B3の水性分散液の固形分濃度は43.8%であ
った。
の3.6部、レオビスCRの0.3部、CR−97の1
5.4部、ノプコスパース44−Cの0.8部、FSア
ンチフォーム90の0.6部、及びイオン交換水の1
0.3部を配合してベース白塗料3を得た。ベース白塗
料3中の重合体B3の濃度は30.5%であった。
及び化合物(C)としてADH又はPTHを、ベース白
塗料1〜3に配合し水性塗料組成物を得た。各成分の配
合部数(質量基準)を表2、表3及び表4に示す。20
0×95×8mmの大きさのアルミニウム板に該水性塗
料組成物をアプリケータを用いて乾燥膜厚が20μmに
なるように塗装し、20℃、65%RHのもとで1週間
乾燥させて塗装板を得た。水性塗料組成物及び塗装板の
評価結果を表2、表3及び表4に示す。例1〜9が実施
例であり、例10〜16が比較例である。
1D〜A9D)、ベース白塗料1〜3及び化合物(C)
を混合後、50℃にて一週間保存し、安定性を目視で評
価した。異常のないものを○、ゲル化したものを×と記
載した。 光沢:塗装板についてJIS Z8741に準じて60
度の鏡面光沢度を測定した。数値が大きいほど光沢が優
れることを示す。
で折り曲げ、上部が水平面から30度の角度になり、下
部が鉛直になるように塗装面を外にして、神奈川県川崎
市において屋外暴露した。この塗装板の暴露3ケ月後及
び1年後の30度斜面のL*値を測定した。試験前後の
L*値の差△L*を算出し、絶対値で記載した。なお、L
*値は、SQ2000(日本電色工業社製)を用いて、
JIS Z8730に従い測定した。数値が小さいほど
耐斜面汚染性に優れることを示す。
外曝露板について、垂直面の雨筋汚染の様子を評価し
た。雨筋汚れが目立たないものを○、多少目立つものを
△、目立つものを×と記載した。 促進耐候性:塗装板についてJIS K5400 9.
8.1に記載されるカーボンアーク灯式促進耐候性試験
を4000時間実施した。試験前後の塗装板の光沢を測
定し、両者の百分比として光沢保持率を算出した。光沢
保持率80%以上を○、光沢保持率80%未満を×と記
載した。
汚性、耐雨筋汚染性、汚れの易洗浄性、汚れの離脱性等
に優れ、かつそれらの特性の持続性に優れ、かつ、耐候
性に優れる塗膜を形成できる1液常温架橋型の水性塗料
組成物が得られる。また、それらの優れた特性を有する
塗膜を有する塗装物品が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】下記共重合体(A)、共重合体(A)以外
の重合体(B)及びヒドラジノ基を有する化合物(C)
を、共重合体(A)/重合体(B)/化合物(C)=
0.1〜100/100/下記Wの質量比で、含有する
ことを特徴とする水性塗料組成物。 共重合体(A):ポリフルオロアルキル基を有する単量
体(a)の0.1〜99%、カルボニル基を有し、ポリ
フルオロアルキル基を有さない単量体(b)の0.1〜
80%、親水性基を有し、カルボニル基を有さず、ポリ
フルオロアルキル基を有さない単量体(c)の1〜99
%、及び、親水性基を有さず、ポリフルオロアルキル基
を有さず、カルボニル基を有さない単量体(d)の0〜
80%、を共重合して得られる共重合体。 W:化合物(C)中のヒドラジノ基の数(X)/水性塗
料組成物に含有される共重合体(A)及び重合体(B)
中のカルボニル基の数(Y)=0.01〜100の比と
なる量。 - 【請求項2】請求項1に記載の水性塗料組成物を被塗物
に塗装することを特徴とする塗装方法。 - 【請求項3】請求項2に記載の塗装方法により形成され
た塗膜を有することを特徴とする塗装物品。
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