JP2002194129A - スチレン系樹脂押出発泡体およびその製造方法 - Google Patents

スチレン系樹脂押出発泡体およびその製造方法

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JP2002194129A JP2000391545A JP2000391545A JP2002194129A JP 2002194129 A JP2002194129 A JP 2002194129A JP 2000391545 A JP2000391545 A JP 2000391545A JP 2000391545 A JP2000391545 A JP 2000391545A JP 2002194129 A JP2002194129 A JP 2002194129A
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Takahiro Hayashi
隆博 林
Kenkichi Tanaka
研吉 田中
Hiroshi Kobayashi
博 小林
Atsushi Fukuzawa
淳 福澤
Shunji Kurihara
俊二 栗原
Toshiya Ito
敏也 伊藤
Takahiro Tayauchi
貴大 田谷内
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境負荷が低い発泡剤を用い、断熱性能に優
れ、さらには建材用途に適合する難燃性を有するスチレ
ン系樹脂押出発泡体を提供する。 【解決手段】 スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤
を添加し、押出発泡してなるスチレン系樹脂押出発泡体
であって、スチレン系樹脂100重量部に対して、ハロ
ゲン系難燃剤を0.1〜10重量部、酸化チタンを0.
1〜10重量部含有し、発泡体密度が20〜40kg/
3、発泡体を構成する気泡の平均径が0.05〜0.
4mmであることを特徴とするスチレン系樹脂押出発泡
体およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用断熱材など
に好適に使用されるスチレン系樹脂押出発泡体およびそ
の製造方法に関する。さらに詳しくは、環境適合性に優
れ、かつ高断熱性能を有し、さらには断熱建材用途に適
合した難燃性、強度物性を保有するスチレン系樹脂押出
発泡体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチレン系樹脂押出発泡体は施工
性、断熱特性の好適性から建屋の断熱材として汎用され
て来た。スチレン系樹脂発泡体の優れた断熱特性を得る
ため、発泡剤としてフロン142b、フロン134aに
代表されるフロン類を用いる技術が過去の多くの先行特
許で提案されている。これまではフロン142bを使用
する技術が当業界に定着している。
【0003】しかし近年、オゾン層問題、地球温暖化問
題が注目されており、フロン類は、可能ならば代替して
いくことが望まれている。これらの背景のもと、フロン
類から炭化水素化合物への発泡剤の代替が検討されてい
る。
【0004】フロン類以外の発泡剤を用いたスチレン系
樹脂発泡体および製造方法として、スチレン系樹脂に、
プロパン、ブタンまたはそれらの混合物70〜100重
量%と、メチルクロライド、エチルクロライドまたはそ
れらの混合物30〜0重量%とからなる発泡剤を使用
し、低密度、かつ、JIS A 9511に規定する難
燃性を満たし、高断熱性能を有するスチレン系樹脂発泡
体およびその製造方法が、特開平10−237210号
公報に開示されている。
【0005】しかしながら、ポリスチレン系樹脂に対し
て、可塑化作用の乏しいプロパンやブタンを高比率で混
合した発泡剤を用い、低密度の発泡体を得ようとした場
合、ガスの不分散といった現象が多発し、安定的に良好
な発泡体が得られない傾向があるため、それを抑制する
手段として、ピンミキサーなどの特殊な混練、混合機を
使用する必要がある。また、該公報には、JIS A
9511に規定する難燃性を満たすために、ヘキサブロ
モシクロドデカンやテトラブロモビスフェノールAを1
〜3重量%用い、発泡剤であるプロパン、ブタンの発泡
体中での残ガス量を、それぞれ3.5重量%以下、2.
0重量%以下に調整することが開示されている。したが
って、プロパン、ブタンまたはそれらの混合物の発泡体
中における含有量の上限が設定されたこととなる。しか
し、このような発泡体を得るのに使用する発泡剤中で、
メチルクロライド、エチルクロライドまたはそれらの混
合物の使用比率が該公報に記載の範囲である場合には、
発泡エネルギーが不足し、現実的には低密度の発泡体を
得ることは非常に困難である。
【0006】したがって、実質上、飽和炭化水素化合物
を使用して、JIS A 9511に規定される押出法
ポリスチレンフォーム保温板2種あるいは3種に要求さ
れるような、高断熱性能および難燃性を持ち合わせたス
チレン系樹脂発泡体は工業的には実在しておらず、その
実現が待ち望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
に鑑みてなされたものであり、オゾン層破壊、地球温暖
化など、環境に影響のあるフロン類の発泡剤を使用せず
に、高度な断熱性能、さらには難燃性を有する発泡体を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
の解決のため、鋭意研究の結果、微粒径の酸化チタンを
スチレン系樹脂に添加し、かつ、発泡体を構成する気泡
の微細化、特に、大小気泡が混在する特徴的な気泡構造
の適用により、輻射による熱伝導を抑制し、フロン類の
発泡剤を使用せずに、JIS A 9511に規定する
押出法ポリスチレンフォーム保温板2種あるいは3種に
要求されるような、高度な断熱性能を達成した。
【0009】さらに、炭化水素系発泡剤の使用量を発泡
体の難燃性の観点から限定し、かつ樹脂に対して可塑化
作用の良好な発泡剤の使用量を、炭化水素系発泡剤の使
用量よりも比較的多く設定することで、安定的に低密度
の発泡体を得、JIS A9511に規定する押出法ポ
リスチレンフォーム保温板に要求される難燃性を達成し
た。
【0010】すなわち、本発明は、つぎのスチレン系樹
脂押出発泡体およびその製造法を提供する。 (1)スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤を添加
し、押出発泡してなるスチレン系樹脂押出発泡体であっ
て、スチレン系樹脂100重量部に対して、ハロゲン系
難燃剤を0.1〜10重量部、酸化チタンを0.1〜1
0重量部含有し、発泡体密度が20〜40kg/m3
発泡体を構成する気泡の平均径が0.05〜0.4mm
であることを特徴とするスチレン系樹脂押出発泡体。 (2)発泡剤として、スチレン系樹脂100重量部に対
して、炭素数が3〜5である飽和炭化水素の少なくとも
1種2〜5重量部、および、塩化メチル、塩化エチル、
ジメチルエーテルおよび水よりなる群から選ばれる少な
くとも1種2.5〜6重量部を用いることを特徴とする
前記(1)記載のスチレン系樹脂押出発泡体。 (3)酸化チタンの粒子径が1μm以下であることを特
徴とする前記(1)または(2)記載のスチレン系樹脂
押出発泡体。 (4)発泡体を構成する気泡が、主として、気泡径0.
25mm以下の気泡と気泡径0.3〜1mmの気泡より
なり、気泡径0.25mm以下の気泡が発泡体断面積あ
たり10〜90%の占有面積率を有することを特徴とす
る前記(1)〜(3)のいずれかに記載のスチレン系樹
脂押出発泡体。 (5)炭素数が3〜5である1種以上の飽和炭化水素
が、プロパン、n−ブタン、i−ブタンよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の飽和炭化水素であることを特
徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のスチレ
ン系樹脂押出発泡体。 (6)フロン系発泡剤を含まず、JIS A 9511
に規定する押出法ポリスチレンフォーム保温板2種ある
いは3種に合致した断熱性、難燃性を有することを特徴
とする前記(2)〜(6)のいずれかに記載のスチレン
系樹脂押出発泡体。 (7)スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤を該スチ
レン系樹脂に添加し、ダイを通して押出発泡するスチレ
ン系樹脂押出発泡体の製造方法であって、スチレン系樹
脂100重量部に対して、ハロゲン系難燃剤を0.1〜
10重量部、酸化チタンを0.1〜10重量部、発泡剤
として、スチレン系樹脂100重量部に対して、炭素数
が3〜5である飽和炭化水素の少なくとも1種2〜5重
量部、および、塩化メチル、塩化エチル、ジメチルエー
テルおよび水よりなる群から選ばれる少なくとも1種
2.5〜6重量部を共存させて押出発泡して、発泡体密
度が20〜40kg/m3、発泡体を構成する気泡の平
均径が0.05〜0.4mmである発泡体を得ることを
特徴とするスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明者らは、発泡剤としてフロ
ン類を用いず、JIS A 9511に規定する押出法
ポリスチレンフォーム保温板2種あるいは3種に要求さ
れるような、高度な断熱性能を得る技術手段として、フ
ロンガスによる気泡中のガスの熱伝導率低減量を、輻射
による熱伝導率低減で補完する事を試みた。その手段
は、気泡径の微細化と、樹脂中(気泡膜中)への微粒径
酸化チタンの添加による輻射熱伝導率低減である。
【0012】ここで、樹脂中(気泡膜中)への微粒径酸
化チタンの添加技術の内容は次のとおりである。優れた
断熱性能を有する熱可塑性樹脂発泡体を得る先行技術と
して、赤外線の反射率40%以上の微粉末を気泡膜中に
均一に分散させ、輻射による熱伝導率を低減する技術が
特開昭63−183941号公報に開示されている。該
公報の中では、波長が6〜14μmの熱線を有効に反射
する、アルミ粉、銀粉、グラファイト粉のような物質を
気泡膜中に均一に分散させることが有効であると言及し
ている。しかしながら、断熱性能と共に難燃性を得るた
めに、これらの物質と難燃剤とを同時に樹脂に添加し、
押出発泡させた場合には、これらの物質が引き金となっ
て樹脂を劣化させる悪影響を及ぼしたり、独立気泡が形
成できないために板状成形体を得ることが困難となるな
どの問題点があった。特に、高発泡倍率かつ微細気泡の
発泡体は安定的に得られず、実質的には工業製品として
も存在していない。
【0013】そこで、本発明者らは、難燃剤などが含
有されている処方において、樹脂を劣化させることな
く、良好な発泡が実現できる、発泡時に異物とならず
独立気泡が確保できる、発泡体密度が20〜40kg
/m3と低密度で、かつ平均気泡径が0.05〜0.4
mmと微細気泡である発泡体が安定して成形できる、
気泡膜に均一に分散でき、熱線の輻射を抑制できる、と
いった観点より、樹脂への添加剤を探索、検討した。そ
の結果、微粒径の酸化チタンを適正量使用することで、
高倍率かつ微細気泡の発泡体を安定的に得ることが可能
となり、断熱性能についても改良されることを見出し
た。
【0014】なお、前記公報では、比較例として酸化チ
タンが挙げられ、赤外線の反射率が低いため、熱伝導率
はほとんど改良されないとされている。しかるに、本発
明では、酸化チタンは、難燃剤などを含有する処方で
は、アルミ紛、銀粉、グラファイト粉などのような樹脂
を劣化させることがないこと、気泡が平均気泡径0.0
5〜0.4mmの微細気泡の場合は、意外にも、熱伝導
率低減作用が大きいことが見出され、酸化チタンを使用
して高度な断熱性能を有するスチレン系樹脂押出発泡体
を得ることに成功した。
【0015】本発明で使用される酸化チタンの粒径は1
μm以下が好ましく、より好ましくは、0.5μm以下
である。
【0016】また、本発明で使用される酸化チタンの添
加量は、スチレン系樹脂100重量部に対して、0.1
〜10重量部であり、好ましくは3重量部以上、5重量
部未満、とくに好ましくは3〜4.5重量部である。酸
化チタンの添加量が前記範囲より少ないと、熱伝導率低
減効果が充分に達成されない傾向がある。一方、酸化チ
タンの添加量が前記範囲より多いと、樹脂を劣化させた
り、独立気泡率が低下する傾向がある。
【0017】本発明で特定する微細気泡発泡体を得るた
めには、大小気泡が混在する特徴的な気泡構造を有する
発泡体、すなわち発泡体を構成する気泡が、主として、
気泡径0.25mm以下の気泡(以下、小気泡という)
と気泡径0.3〜1mmの気泡(以下、大気泡という)
とからなり、これら小気泡、大気泡が気泡膜を介して海
島状に分散している発泡体が特に有効である。大小気泡
からなる気泡構造を有する発泡体を得る場合、気泡径
0.25mm以下の小気泡が発泡体断面積あたり10〜
90%の占有面積率を有するようにするのが好ましい。
この小気泡の発泡体断面積あたりの占有面積率は、より
好ましくは20〜90%、さらに好ましくは30〜90
%、最も好ましくは40〜90%である。小気泡占有面
積率が大きいと断熱性能が向上するので好ましい。
【0018】本発明で用いられるスチレン系樹脂は、特
に限定されるものではなく、スチレン単量体のみから得
られるスチレンホモポリマー、スチレン単量体とスチレ
ンと共重合可能な単量体あるいはその誘導体から得られ
るランダム、ブロックあるいはグラフト共重合体、後臭
素化ポリスチレン、ゴム強化ポリスチレンなどの変性ポ
リスチレンなどが挙げられる。これらは単独あるいは2
種以上混合して使用することができる。
【0019】スチレンと共重合可能な単量体としては、
メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、
ジエチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブロモスチ
レン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレン、クロロ
スチレン、ジクロロスチレン、トリクロロスチレンなど
のスチレン誘導体、ジビニルベンゼンなどの多官能性ビ
ニル化合物、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸エチル、アクリロニトリルなどの(メタ)アクリ
ル系化合物、ブダジエンなどのジエン系化合物あるいは
その誘導体、無水マレイン酸、無水イタコン酸などの不
飽和カルボン酸無水物などが挙げられる。これらは単独
あるいは2種以上混合して使用することができる。
【0020】スチレン系樹脂では、スチレンホモポリマ
ーが好ましい。
【0021】本発明は、発泡剤として、炭素数3〜5の
飽和炭化水素の1種または2種以上、および、塩化メチ
ル、塩化エチル、ジメチルエーテルおよび水よりなる群
から選ばれる1種または2種以上を併用することを特徴
とする。
【0022】本発明で用いられる炭素数3〜5の飽和炭
化水素としては、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、
n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタンなどが挙げ
られる。炭素数3〜5の飽和炭化水素では、発泡性と発
泡体難燃性、発泡体断熱性能の点から、プロパン、n−
ブタン、i−ブタン、またはこれらの混合物が好まし
い。特に好ましくは、プロパン、i−ブタンである。
【0023】また、樹脂に対して可塑化作用が良好で、
発泡性が良好な発泡剤としては、塩化メチル、塩化エチ
ル、ジメチルエーテル、またはそれらの混合物が用いら
れる。また、発泡助剤、さらには、大小気泡が混在する
特徴的な気泡構造を得るために、水も混合して用いられ
る。これらの発泡剤を混合使用することで、押出圧力を
低減し、安定的に発泡体の製造が可能となる。
【0024】本発明のスチレン系樹脂発泡体の製造時
に、スチレン系樹脂中に添加または注入される発泡剤の
量としては、炭素数3〜5の飽和炭化水素の少なくとも
1種の量は、飽和炭化水素化合物の種類、発泡体の密度
などによっても異なるが、スチレン系樹脂100重量部
に対して、2〜5重量部であることが好ましく、さらに
好ましくは、飽和炭化水素化合物の種類によっても異な
るが、プロパンでは、2〜5重量部、特に好ましくは、
2〜4重量部、n−ブタン、i−ブタンでは、2〜4重
量部、特に好ましくは、2〜3重量部、n−ペンタン、
i−ペンタン、ネオペンタンでは、2〜5重量部が断熱
性能と難燃性の点から好ましい。塩化メチル、塩化エチ
ル、ジメチルエーテルおよび水よりなる群から選ばれる
少なくとも1種の量は、発泡剤の種類、発泡体のガス透
過性や密度などによっても異なるが、発泡体の低密度
化、発泡体成形性を良好なものにするために、スチレン
系樹脂100重量部に対して、2.5〜6重量部である
ことが好ましく、さらに好ましくは3.5〜5重量部で
ある。
【0025】発泡剤を添加または注入する際の圧力は、
特に制限するものではなく、押出機等の内圧力よりも高
い圧力であればよい。
【0026】本発明で使用されるハロゲン系難燃剤とし
ては、熱可塑性樹脂に通常使用される難燃剤を特別に限
定することなく使用することができる。その中ではハロ
ゲン系難燃剤が一般的に使用される。例えば、臭素系難
燃剤として、ヘキサブロモシクロドデカンなどの脂肪族
あるいは脂環式炭化水素の臭素化物、ヘキサブロモベン
ゼン、エチレンビスペンタブロモジフェニル、デカブロ
モジフェニルエタン、デカブロモジフェニルエーテル、
オクタブロモジフェニルエーテル、2,3−ジブロモプ
ロピルペンタブロモフェニルエーテルなどの芳香族化合
物の臭素化物、テトラブロモビスフェノールA、テトラ
ブロモビスフェノールAビス(2,3−ジブロモプロピ
ルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA(2−ブ
ロモエチルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノールA
ジグリシジルエーテルとトリブロモフェノールとの付加
物などの臭素化ビスフェノール類およびその誘導体、テ
トラブロモビスフェノールAポリカーボネートオリゴマ
ー、テトラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテ
ルとブロモ化ビスフェノールとの付加物のエポキシオリ
ゴマーなどの臭素化ビスフェノール類誘導体オリゴマ
ー、エチレンビステトラブロモフタルイミド、ビス
(2,4,6ートリブロモフェノキシ)エタンなどの臭
素系芳香族化合物、臭素化アクリル系樹脂、エチレンビ
スジブロモノルボルナンジカルボキシイミドなどがあげ
られる。塩素系難燃剤として、塩素化パラフィン、塩素
化ナフタレン、パークロロペンタデカンなどの塩素化脂
肪族化合物、塩素化芳香族化合物、塩素化脂環式化合物
などがあげられる。これら化合物は単独または2種以上
を混合して使用できる。
【0027】ハロゲン系難燃剤の中では、難燃性の点か
ら臭素系難燃剤が好ましく、特にスチレン系樹脂との相
溶性などの点からヘキサブロモシクロドデカンが好まし
い。
【0028】ハロゲン系難燃剤の含有量は、JIS A
9511に規定される難燃性を得られるように、発泡
剤添加量などにあわせて適宜調整されるものであるが、
スチレン系樹脂100重量部に対して、0.1〜10重
量部が好ましく、より好ましくは1〜9重量部、さらに
好ましくは2〜8重量部、特に好ましくは3〜7重量部
である。ハロゲン系難燃剤の含有量が前記未満では、本
発明の目的とする難燃性が得られがたい傾向があり、一
方前記範囲を超えると、発泡体製造の際の成形性などを
損なう場合がある。
【0029】本発明では、難燃剤として、ハロゲン系難
燃剤とともにリン酸エステル系化合物を併用してもよ
い。このことによって、燃焼性の高い炭化水素を発泡剤
として用いた場合でも、JIS A 9511に規定さ
れる難燃性を達成することが容易となる特徴を有する。
【0030】本発明で用いられるリン酸エステル系化合
物の具体例としては、トリメチルホスフェート、トリエ
チルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ(2
−エチルヘキシル)ホスフェート、トリブトキシエチル
ホスフェート、モノイソデシルホスフェート、2−アク
リロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2−メタ
クリロイルオキシエチルアシッドホスフェートなどの脂
肪族系リン酸エステル類、トリフェニルホスフェート、
トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェー
ト、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、ト
リス(フェニルフェニル)ホスフェート、トリナフチル
ホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシ
レニルジフェニルホスフェート、ジフェニル(2−エチ
ルヘキシル)ホスフェート、ジ(イソプロピルフェニ
ル)フェニルホスフェート、ジフェニル(2−アクリロ
イルオキシエチル)ホスフェート、ジフェニル(2−メ
タクリロイルオキシエチル)ホスフェートなどの芳香族
系リン酸エステル類などがあげられる。さらに、下記の
一般式(1)で表されるリン酸エステル基を2以上有す
るリン酸エステル類があげられる。
【0031】
【化1】
【0032】(式中、R1はレゾルシノール、ハイドロ
キノン、ビスフェノールAなどの残基、R2はフェニル
基、トリル基、キシリル基などであり、nは1以上の整
数である)
【0033】一般式(1)で表されるリン酸エステル類
としては、レゾルシノール・ビス(ジフェニルホスフェ
ート)、レゾルシノール・ビス(ジキシレニルホスフェ
ート)、レゾルシノール・ビス(ジクレジルホスフェー
ト)、ビスフェノールA・ビス(ジフェニルホスフェー
ト)、ビスフェノールA・ビス(ジキシレニルホスフェ
ート)、ビスフェノールA・ビス(ジクレジルホスフェ
ート)、ハイドロキノン・ビス(ジフェニルホスフェー
ト)、ハイドロキノン・ビス(ジキシレニルホスフェー
ト)、ハイドロキノン・ビス(ジクレジルホスフェー
ト)などの芳香族系ジ(リン酸エステル)類(前記一般
式(1)において、n=1のもの)、ポリ(レゾルシノ
ール・フェニルホスフェート)、ポリ[レゾルシノール
・(ジ−2,6−キシリル)ホスフェート]、ポリ(ビ
スフェノールA・クレジルホスフェート)、ポリ[ハイ
ドロキノン・(2,6−キシリル)ホスフェートなどの
芳香族系ポリ(リン酸エステル)類(前記一般式(1)
において、nが2以上のもの)などがあげられる。
【0034】リン酸エステル系化合物の含有量は、難燃
性および燃焼時に揮発する炭化水素の着火・燃焼抑制相
乗効果が得られるように、発泡剤添加量などにあわせて
適宜調整されるが、スチレン系樹脂100重量部に対し
て、0.1〜10重量部が好ましく、より好ましくは
0.3〜9重量部、さらに好ましくは0.5〜8重量部
である。リン酸エステル系化合物の含有量が前記範囲未
満では、相乗効果が得られにくい傾向があり、一方前記
範囲を超えると、発泡体製造の際の成形性などを損なう
場合がある。
【0035】また本発明においては、必要に応じて本発
明の効果を阻害しない範囲で、シリカ、タルク、ケイ酸
カルシウム、ワラストナイト、カオリン、クレイ、マイ
カ、酸化亜鉛、炭酸カルシウムなどの無機化合物、ステ
アリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステ
アリン酸バリウム、流動パラフィン、オレフィン系ワッ
クス、ステアリルアミド系化合物などの加工助剤、フェ
ノール系抗酸化剤、リン系安定剤、ベンゾトリアゾール
類、ヒンダードアミン類などの耐光性安定剤、他の難燃
剤、帯電防止剤、顔料などの着色剤などの添加剤を含有
させることができる。
【0036】次に、前記大小気泡が混在する特徴的な気
泡構造の発泡体を得るための方法について詳細に説明す
る。
【0037】大小気泡が混在する特徴的な気泡構造の発
泡体を得るためには、発泡剤として、水を併用する必要
がある。併せて、添加剤として、スメクタイトを用いる
とさらに有効である。
【0038】スメクタイトとしては、モンモリロナイ
ト、あるいはベントナイトなどのようにモンモリロナイ
トを主成分として含む粘土鉱物が好ましい。本発明でい
うベントナイトとは、主成分がモンモリロナイトであ
り、石英、α−クリストバライト、オパール、長石、雲
母などの随伴鉱物を含んだ塩基性粘土鉱物である。化学
成分からいえば、ベントナイトは酸化珪素が主成分であ
り、次いで多い化学成分が酸化アルミニウムである。ま
た、モンモリロナイトとは、約1nmの薄い珪酸塩層か
らなり、その板状結晶粒子の層表面はマイナスに帯電
し、層間にはナトリウムやカルシウムのような交換性陽
イオンを介在して電荷的に中性を保っており、水が接触
すると層間の交換性陽イオンに水分子が水和し、層間が
膨潤する粘土鉱物であるとされている。
【0039】本発明に用いられるスメクタイトとして
は、とくにベントナイトが好ましい。ベントナイトの代
表例としては、天然ベントナイト、精製ベントナイトな
どがあげられる。また、有機化ベントナイトなども使用
できる。本発明におけるスメクタイトには、アニオン系
ポリマー変性モンモリロナイト、シラン処理モンモリロ
ナイト、高極性有機溶剤複合モンモリロナイトなどのモ
ンモリロナイト変性処理生成物もその範疇に含まれる。
ベントナイトは、例えば、豊順鉱業(株)よりベントナ
イト穂高、ベンゲルなどとして入手しうる。かかるベン
トナイトは単独でまたは2種以上混合して用いることが
できる。
【0040】ここで使用するベントナイトなどのスメク
タイトは、スチレン系樹脂に対して相溶性のない水を吸
水してゲルを形成し、ゲルの状態でスチレン系樹脂中に
均一に分散させることができると考えられることから使
用される。
【0041】本発明で用いられるベントナイトなどのス
メクタイトの含有量は、水の添加量などによって、適宜
調整されるものであるが、スチレン系樹脂100重量部
に対して、好ましくは0.2〜10重量部、さらに好ま
しくは0.5〜5重量部である。スメクタイトの含有量
が前記範囲未満では水の添加量に対してスメクタイトに
よる水の吸着量が不足し、押出機内で水の分散不良によ
る気孔が発生し成形体不良になる場合があり、一方前記
範囲を超える場合には、押出機内でスチレン系樹脂中へ
のスメクタイトの均一分散が困難になり、気泡むらが発
生する傾向にある。さらに、独立気泡を保持することが
困難になる傾向がある。したがって、発泡体の断熱性能
の悪化とバラツキを生じやすくなる。水/スメクタイト
(ベントナイト)の混合比率は重量比で、好ましくは
0.02〜20、さらに好ましくは0.25〜2の範囲
である。
【0042】また吸水媒体として、スメクタイトの他
に、サポナイト、膨潤性フッ素雲母などの吸水性あるい
は水膨潤性の粘土類およびこれらの有機化処理品、吸水
性高分子、シラノール基を有する無水シリカなどを使用
することができる。さらに、スメクタイトとこれらの吸
水媒体の1種または2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
【0043】発泡剤として水を併用する場合は、加工性
や、前記小気泡、大気泡の生成の面から、発泡剤とし
て、スチレン系樹脂100重量部に対して、炭素数が3
〜5である飽和炭化水素の少なくとも1種2〜5重量部
と、水0.3〜2重量部と、水以外の他の発泡剤1.5
〜5.7重量部からなるものが好ましく、さらには炭素
数が3〜5である飽和炭化水素の少なくとも1種2.5
〜4重量部と、水0.5〜1重量部と、水以外の他の発
泡剤2〜4.5重量部からなるものがより好ましい。
【0044】本発明では、発泡剤にフロン類を用いるこ
となく、JIS A 9511に規定する押出法ポリス
チレンフォーム保温板2種または3種に合致した、断熱
性と難燃性を共に有するスチレン系樹脂押出発泡体を得
ることができる。すなわち、断熱性が、熱伝導率で0.
034W/mK以下(押出法ポリスチレンフォーム保温
板2種)、さらには0.028W/mK以下(押出法ポ
リスチレンフォーム保温板3種)であり、かつ難燃性
が、JIS A 9511に規定する燃焼性の測定にお
いて、3秒以内に炎が消えて、残じんがなく、燃焼限界
指示線を越えて燃焼しないという条件を満たすスチレン
系樹脂押出発泡体を得ることができる。
【0045】本発明のスチレン系樹脂押出発泡体は、
スチレン系樹脂に、ハロゲン系難燃剤および酸化チタ
ン、必要に応じてリン酸エステル系化合物、スメクタイ
ト、他の添加剤を混合した後、加熱溶融する、スチレ
ン系樹脂を加熱溶融した後に、ハロゲン系難燃剤および
酸化チタン、必要に応じてリン酸エステル系化合物、ス
メクタイト、他の添加剤を添加混合する、あらかじめ
スチレン系樹脂に、ハロゲン系難燃剤および酸化チタ
ン、必要に応じてリン酸エステル系化合物、スメクタイ
ト、他の添加剤を混合した後、加熱溶融した組成物を準
備し、あらためて押出機に供給し加熱溶融するなどの各
種方法で、スチレン系樹脂、ハロゲン系難燃剤および酸
化チタン、必要に応じてリン酸エステル系化合物、スメ
クタイト、他の添加剤を押出機などの加熱溶融混練手段
に供給し、任意の段階で高圧条件下で、発泡剤をスチレ
ン系樹脂に添加し、流動ゲルとなし、押出発泡に適する
温度に冷却し、該流動ゲルをダイを通して低圧領域に押
出発泡して、発泡体を形成することにより製造される。
【0046】スチレン系樹脂と発泡剤などの添加剤を加
熱溶融混練する際の加熱温度、溶融混練時間および溶融
混練手段については特に制限するものではない。加熱温
度は、使用するスチレン系樹脂が溶融する温度以上であ
ればよいが、難燃剤などの影響による樹脂の分子劣化が
できる限り抑制される温度、たとえば150〜220℃
程度が好ましい。溶融混練時間は、単位時間あたりの押
出量、溶融混練手段などによって異なるので一概には決
定することができないが、スチレン系樹脂と発泡剤が均
一に分散混合するのに要する時間が適宜選ばれる。また
溶融混練手段としては、例えばスクリュー型の押出機な
どが挙げられるが、通常の押出発泡に用いられているも
のであれば特に限定はない。ただし、樹脂の分子劣化を
できる限り抑えるため、スクリュー形状については、低
剪断タイプのスクリューを用いる方が好ましい。
【0047】また、発泡成形方法も特に制限されない
が、例えば、スリットダイより圧力開放して得られた発
泡体をスリットダイと密着または接して設置した成形金
型および成形ロールなどを用いて、断面積の大きい板状
発泡体を成形する一般的な方法を用いることができる。
【0048】本発明の発泡体の厚さは特に制限されず、
用途に応じて適宜選択される。例えば、建材などの用途
に使用される断熱材の場合、好ましい断熱性、曲げ強度
および圧縮強度を付与せしめるためには、シートのよう
な薄いものよりも、通常の板状物のように厚さのあるも
のが好ましく、通常10〜150mm、好ましくは20
〜100mmである。また、本発明の発泡体の密度につ
いては、軽量でかつ優れた断熱性および曲げ強度、圧縮
強度を付与せしめるためには20〜40kg/m3であ
ることが好ましく、25〜35kg/m3であるのがさ
らに好ましい。
【0049】
【実施例】次に本発明のスチレン系樹脂押出発泡体およ
びその製造方法を実施例に基づいて、さらに詳細に説明
するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるもので
はない。得られた発泡体の特性として、発泡体密度、発
泡体平均気泡径、小気泡占有面積率、発泡体熱伝導率、
発泡体燃焼性を下記の方法にしたがって調べた。
【0050】(1)発泡体密度(kg/m3) 発泡体密度は、次の式に基づいて求め、単位をkg/m
3に換算して示した。 発泡体密度(g/cm3)=発泡体重量(g)/発泡体体
積(cm3
【0051】(2)発泡体平均気泡径(mm) ASTM D−3576に準じて測定した。
【0052】(3)小気泡占有面積率(%) 気泡径0.25mm以下の気泡の発泡体の断面積あたり
の占有面積率を以下のようにして求めた。ここで、気泡
径0.25mm以下の気泡とは、円換算直径が0.25
mm以下の気泡とする。 a)走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製、品番:S
−450)にて30倍に拡大して発泡体の縦断面を写真
撮影する。 b)撮影した写真の上にOHPシートを置き、その上に
厚さ方向の径が7.5mmよりも大きい気泡(実寸法が
0.25mmより大きい気泡に相当する)に対応する部
分を黒インキで塗りつぶして写しとる(一次処理)。 c)画像処理装置((株)ピアス製、品番:PIAS−
II)に一次処理画像を取り込み、濃色部分と淡色部分
を、即ち黒インキで塗られた部分か否かを識別する。 d)濃色部分のうち、直径7.5mm以下の円の面積に
相当する部分、即ち、厚さ方向の径は長いが、面積的に
は直径7.5mm以下の円の面積にしかならない部分を
淡色化して、濃色部分の補正を行う。 e)画像解析計算機能中の「FRACTAREA(面積
率)」を用い、画像全体に占める気泡径7.5mm以下
(濃淡で分割した淡色部分)の面積比を次式により求め
る。 小気泡占有面積率(%)=(1−濃色部分の面積/画像
全体の面積)×100
【0053】(4)発泡体熱伝導率(W/mK) JIS A 9511に準じて測定した。測定は製造後
30日経過した発泡体について行った。
【0054】ちなみに、JIS A 9511に規定さ
れる押出法ポリスチレンフォーム保温板2種の規格は
0.034W/mK以下、3種の規格は0.028W/
mK以下である。
【0055】(5)発泡体燃焼性 JIS A 9511に準じて測定した。測定は製造後
14日経過した発泡体について行った。“3秒以内に炎
が消えて、残じんがなく燃焼限界指示線を超えて燃焼し
ないこと”の基準を満たしておれば、○(合格)とし、
この基準に達しない場合は、×(不合格)とした。
【0056】実施例1 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、ハロゲン系難燃剤
としてヘキサブロモシクロドデカン(以下、HBCDと
略称する)3部、酸化チタン(堺化学(株)製、粒径
0.15〜0.3μm)1部、造核剤としてタルク1.
5部、滑剤としてステアリン酸バリウム0.25部をド
ライブレンドし、得られた樹脂混合物をタンデム型押出
機へ供給した。第1押出機に供給した樹脂混合物を、約
220℃に加熱して溶融ないし可塑化、混練し、これに
連結された第2押出機、さらには冷却機で樹脂温度を約
110〜130℃に冷却し、冷却機の先端に設けたダイ
より大気中へ押出し、成形金型および成形ロールによ
り、厚さ約60mm、幅約1000mmである断面形状
の押出発泡板を得た。このとき発泡剤として、ポリスチ
レン樹脂100部に対し、プロパン3.5部、塩化メチ
ル5部からなる発泡剤を、それぞれ別のラインから、第
1押出機の先端付近で前記樹脂中に圧入した。得られた
発泡体は、発泡体密度が32kg/m3、発泡体平均気
泡径が0.31mmであった。得られた発泡体の熱伝導
率は0.033W/mK、燃焼性についてはJIS A
9511の基準を満たしていた。高度な断熱性と難燃
性を備えた発泡体が得られた。
【0057】実施例2 ポリスチレン樹脂として、鐘淵化学工業(株)製、商品
名:カネライトPSを使用し、ポリスチレン樹脂100
部に対して、HBCD3部、酸化チタン1部、ベントナ
イト1部、無水シリカ0.1部、タルク0.2部、ステ
アリン酸バリウム0.25部をドライブレンドし、得ら
れた樹脂混合物をタンデム型押出機へ供給した。第1押
出機に供給した樹脂混合物を、約200℃に加熱して溶
融ないし可塑化、混練し、これに連結された第2押出
機、さらには冷却機で樹脂温度を約110〜130℃に
冷却し、冷却機の先端に設けたダイより大気中へ押出
し、成形金型および成形ロールにより、厚さ約90m
m、幅約1000mmである断面形状の押出発泡板を得
た。このとき発泡剤として、ポリスチレン樹脂100部
に対し、プロパン3部、塩化メチル4.5部、水0.5
部からなる発泡剤を、それぞれ別のラインから、第1押
出機の先端付近で前記樹脂中に圧入した。
【0058】得られた発泡体は、発泡体密度が29kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.21mmであった。ま
た、大気泡と小気泡が混在した気泡構造を有しており、
小気泡占有面積率は35%であった。得られた発泡体の
熱伝導率は0.032W/mK、燃焼性についてはJI
S A 9511の基準を満たしていた。高度な断熱性
と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0059】実施例3 ポリスチレン樹脂として、鐘淵化学工業(株)製、商品
名:カネライトPSを使用し、ポリスチレン樹脂100
部に対して、HBCD3部、酸化チタン3部、ベントナ
イト1部、無水シリカ0.1部、タルク0.2部、ステ
アリン酸バリウム0.25部をドライブレンドし、得ら
れた樹脂混合物をタンデム型押出機へ供給した。第1押
出機に供給した樹脂混合物を、約200℃に加熱して溶
融ないし可塑化、混練し、これに連結された第2押出
機、さらには冷却機で樹脂温度を約110〜130℃に
冷却し、冷却機の先端に設けたダイより大気中へ押出
し、成形金型および成形ロールにより、厚さ約90m
m、幅約1000mmである断面形状の押出発泡板を得
た。このとき発泡剤として、ポリスチレン樹脂100部
に対し、プロパン3部、塩化メチル4.5部、水0.5
部からなる発泡剤を、それぞれ別のラインから、第1押
出機の先端付近で前記樹脂中に圧入した。
【0060】得られた発泡体は、発泡体密度が29kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.21mmであった。ま
た、大気泡と小気泡が混在した気泡構造を有しており、
小気泡占有面積率は35%であった。得られた発泡体の
熱伝導率は0.031W/mK、燃焼性についてはJI
S A 9511の基準を満たしていた。高度な断熱性
と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0061】実施例4 ポリスチレン樹脂として、鐘淵化学工業(株)製、商品
名:カネライトPSを使用し、ポリスチレン樹脂100
部に対して、HBCD3部、酸化チタン4.5部、ベン
トナイト1部、無水シリカ0.1部、タルク0.2部、
ステアリン酸バリウム0.25部をドライブレンドし、
得られた樹脂混合物をタンデム型押出機へ供給した。第
1押出機に供給した樹脂混合物を、約200℃に加熱し
て溶融ないし可塑化、混練し、これに連結された第2押
出機、さらには冷却機で樹脂温度を約110〜130℃
に冷却し、冷却機の先端に設けたダイより大気中へ押出
し、成形金型および成形ロールにより、厚さ約90m
m、幅約1000mmである断面形状の押出発泡板を得
た。このとき発泡剤として、ポリスチレン樹脂100部
に対し、プロパン3部、塩化メチル4.5部、水0.5
部からなる発泡剤を、それぞれ別のラインから、第1押
出機の先端付近で前記樹脂中に圧入した。
【0062】得られた発泡体は、発泡体密度が29kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.21mmであった。ま
た、大気泡と小気泡が混在した気泡構造を有しており、
小気泡占有面積率は35%であった。得られた発泡体の
熱伝導率は0.030W/mK、燃焼性についてはJI
S A 9511の基準を満たしていた。高度な断熱性
と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0063】実施例5 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、HBCD3部、酸
化チタン1部、ベントナイト1部、無水シリカ0.1
部、タルク0.2部、ステアリン酸バリウム0.25部
をドライブレンドし、得られた樹脂混合物をタンデム型
押出機へ供給した。第1押出機に供給した樹脂混合物
を、約220℃に加熱して溶融ないし可塑化、混練し、
これに連結された第2押出機、さらには冷却機で樹脂温
度を約110〜130℃に冷却し、冷却機の先端に設け
たダイより大気中へ押出し、成形金型および成形ロール
により、厚さ約60mm、幅約1000mmである断面
形状の押出発泡板を得た。このとき発泡剤として、ポリ
スチレン樹脂100部に対し、プロパン3部、ジメチル
エーテル4部、水0.8部からなる発泡剤を、それぞれ
別のラインから、第1押出機の先端付近で前記樹脂中に
圧入した。
【0064】得られた発泡体は、発泡体密度が29kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.24mmであった。ま
た、大気泡と小気泡が混在した気泡構造を有しており、
小気泡占有面積率は30%であった。得られた発泡体の
熱伝導率は0.032W/mK、燃焼性についてはJI
S A 9511の基準を満たしていた。高度な断熱性
と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0065】実施例6 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、HBCD3部、酸
化チタン1部、タルク1.5部、ステアリン酸バリウム
0.25部をドライブレンドし、得られた樹脂混合物を
タンデム型押出機へ供給した。第1押出機に供給した樹
脂混合物を、約220℃に加熱して溶融ないし可塑化、
混練し、これに連結された第2押出機、さらには冷却機
で樹脂温度を約110〜130℃に冷却し、冷却機の先
端に設けたダイより大気中へ押出し、成形金型および成
形ロールにより、厚さ約60mm、幅約1000mmで
ある断面形状の押出発泡板を得た。このとき発泡剤とし
て、ポリスチレン樹脂100部に対し、プロパン3.5
部、ジメチルエーテル4部からなる発泡剤を、それぞれ
別のラインから、第1押出機の先端付近で前記樹脂中に
圧入した。
【0066】得られた発泡体は、発泡体密度が30kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.34mmであった。得
られた発泡体の熱伝導率は0.033W/mK、燃焼性
についてはJIS A 9511の基準を満たしてい
た。高度な断熱性と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0067】実施例7 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、HBCD3.5
部、酸化チタン3部、ベントナイト1部、無水シリカ
0.1部、タルク0.2部、ステアリン酸バリウム0.
25部をドライブレンドし、得られた樹脂混合物をタン
デム型押出機へ供給した。第1押出機に供給した樹脂混
合物を、約220℃に加熱して溶融ないし可塑化、混練
し、これに連結された第2押出機、さらには冷却機で樹
脂温度を約110〜130℃に冷却し、冷却機の先端に
設けたダイより大気中へ押し出し、成形金型および成形
ロールにより、厚さ約60mm、幅約1000mmであ
る断面形状の押出発泡板を得た。このとき発泡剤とし
て、ポリスチレン樹脂100部に対し、i−ブタン3
部、ジメチルエーテル2.5部、水0.8部からなる発
泡剤を、それぞれ別のラインから、第1押出機の先端付
近で前記樹脂中に圧入した。
【0068】得られた発泡体は、発泡体密度が31kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.19mmであった。ま
た、大気泡と小気泡が混在した気泡構造を有しており、
小気泡占有面積率は40%であった。得られた発泡体の
熱伝導率は0.028W/mK、燃焼性についてはJI
S A 9511の基準を満たしていた。高度な断熱性
と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0069】実施例8 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、HBCD3.5
部、酸化チタン3部、リン酸エステル系化合物として、
トリフェニルホスフェート(味の素(株)製)1部、ベ
ントナイト1部、無水シリカ0.1部、タルク0.2
部、ステアリン酸バリウム0.25部をドライブレンド
し、得られた樹脂混合物をタンデム型押出機へ供給し
た。第1押出機に供給した樹脂混合物を、約220℃に
加熱して溶融ないし可塑化、混練し、これに連結された
第2押出機、さらには冷却機で樹脂温度を約110〜1
30℃に冷却し、冷却機の先端に設けたダイより大気中
へ押し出し、成形金型および成形ロールにより、厚さ約
60mm、幅約1000mmである断面形状の押出発泡
板を得た。このとき発泡剤として、ポリスチレン樹脂1
00部に対し、i−ブタン3部、ジメチルエーテル2.
5部、水0.8部からなる発泡剤を、それぞれ別のライ
ンから、第1押出機の先端付近で前記樹脂中に圧入し
た。
【0070】得られた発泡体は、発泡体密度が31kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.21mmであった。ま
た、大気泡と小気泡が混在した気泡構造を有しており、
小気泡占有面積率は40%であった。得られた発泡体の
熱伝導率は0.028W/mK、燃焼性についてはJI
S A 9511の基準を満たしていた。高度な断熱性
と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0071】実施例9 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、HBCD3.5
部、酸化チタン4.5部、ベントナイト1部、無水シリ
カ0.1部、タルク0.2部、ステアリン酸バリウム
0.25部をドライブレンドし、得られた樹脂混合物を
タンデム型押出機へ供給した。第1押出機に供給した樹
脂混合物を、約220℃に加熱して溶融ないし可塑化、
混練し、これに連結された第2押出機、さには冷却機で
樹脂温度を約110〜130℃に冷却し、冷却機の先端
に設けたダイより大気中へ押出し、成形金型および成形
ロールにより、厚さ約60mm、幅約1000mmであ
る断面形状の押出発泡板を得た。このとき発泡剤とし
て、ポリスチレン樹脂100部に対し、i−ブタン3
部、ジメチルエーテル2.5部、水0.8部からなる発
泡剤を、それぞれ別のラインから、第1押出機の先端付
近で前記樹脂中に圧入した。
【0072】得られた発泡体は、発泡体密度が31kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.19mmであった。ま
た、大気泡と小気泡が混在した気泡構造を有しており、
小気泡占有面積率は40%であった。得られた発泡体の
熱伝導率は0.027W/mK、燃焼性についてはJI
S A 9511の基準を満たしていた。高度な断熱性
と難燃性を備えた発泡体が得られた。
【0073】比較例1 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、HBCD3部、タ
ルク1.5部、ステアリン酸バリウム0.25部をドラ
イブレンドし、得られた樹脂混合物をタンデム型押出機
へ供給した。第1押出機に供給した樹脂混合物を、約2
20℃に加熱して溶融ないし可塑化、混練し、これに連
結された第2押出機、さらには冷却機で樹脂温度を約1
10〜130℃に冷却し、冷却機の先端に設けたダイよ
り大気中へ押出し、成形金型および成形ロールにより、
厚さ約60mm、幅約1000mmである断面形状の押
出発泡板を得た。このとき発泡剤として、ポリスチレン
樹脂100部に対し、プロパン3.5部、塩化メチル5
部からなる発泡剤を、それぞれ別のラインから、第1押
出機の先端付近で前記樹脂中に圧入した。
【0074】得られた発泡体は、発泡体密度が32kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.30mmであった。得
られた発泡体の熱伝導率は0.035W/mKで、燃焼
性についてはJIS A 9511の基準を満たしてい
た。
【0075】比較例2 ポリスチレン樹脂として、エー・アンド・エム スチレ
ン(株)製、商品名:スタイロンG9401を使用し、
ポリスチレン樹脂100部に対して、HBCD3部、タ
ルク0.3部、ステアリン酸バリウム0.25部をドラ
イブレンドし、得られた樹脂混合物をタンデム型押出機
へ供給した。第1押出機に供給した樹脂混合物を、約2
20℃に加熱して溶融ないし可塑化、混練し、これに連
結された第2押出機、さらには冷却機で樹脂温度を約1
10〜130℃に冷却し、冷却機の先端に設けたダイよ
り大気中へ押し出し、成形金型および成形ロールによ
り、厚さ約60mm、幅約1000mmである断面形状
の押出発泡板を得た。このとき発泡剤として、ポリスチ
レン樹脂100部に対し、プロパン3.5部、塩化メチ
ル5部からなる発泡剤を、それぞれ別のラインから、第
1押出機の先端付近で前記樹脂中に圧入した。
【0076】得られた発泡体は、発泡体密度が32kg
/m3、発泡体平均気泡径が0.58mmであった。得
られた発泡体の熱伝導率は0.036W/mKで、燃焼
性についてはJIS A 9511の基準を満たしてい
た。
【0077】前記実施例1〜9および比較例1〜2で得
られた結果を表1にまとめて示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、環境適合性に優れ、か
つ、高度な断熱性を有し、さらには建材用途に適合する
難燃性を有したスチレン系樹脂押出発泡体が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 55:02 B29K 55:02 105:04 105:04 105:16 105:16 (72)発明者 栗原 俊二 大阪府摂津市鳥飼西5−2−23 C−104 (72)発明者 伊藤 敏也 北海道恵庭市柏木町373−5 (72)発明者 田谷内 貴大 東京都板橋区仲宿13−10 Fターム(参考) 4F074 AA32 AC17 AG10 BA34 BA36 BA37 BA38 BA39 BA44 BA47 BA75 CA22 CC04Y CC05Y DA02 DA03 DA32 4F207 AA13 AB02 AB05 AB19 AR12 KA01 KA11 KF01 KF02 KF04 4J002 BC021 BC031 BC041 BC051 BC061 BC071 BG082 BP011 CD122 CG032 DE137 EB026 EB096 EB136 EB156 ED076 EJ056 EU026 FD010 FD130 FD132 FD136 GL00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤
    を添加し、押出発泡してなるスチレン系樹脂押出発泡体
    であって、スチレン系樹脂100重量部に対して、ハロ
    ゲン系難燃剤を0.1〜10重量部、酸化チタンを0.
    1〜10重量部含有し、発泡体密度が20〜40kg/
    3、発泡体を構成する気泡の平均径が0.05〜0.
    4mmであることを特徴とするスチレン系樹脂押出発泡
    体。
  2. 【請求項2】 発泡剤として、スチレン系樹脂100重
    量部に対して、炭素数が3〜5である飽和炭化水素の少
    なくとも1種2〜5重量部、および、塩化メチル、塩化
    エチル、ジメチルエーテルおよび水よりなる群から選ば
    れる少なくとも1種2.5〜6重量部を用いることを特
    徴とする請求項1記載のスチレン系樹脂押出発泡体。
  3. 【請求項3】 酸化チタンの粒子径が1μm以下である
    ことを特徴とする請求項1または2記載のスチレン系樹
    脂押出発泡体。
  4. 【請求項4】 発泡体を構成する気泡が、主として気泡
    径0.25mm以下の気泡と気泡径0.3〜1mmの気
    泡よりなり、気泡径0.25mm以下の気泡が発泡体断
    面積あたり10〜90%の占有面積率を有することを特
    徴とする請求項1〜3記載のいずれかに記載のスチレン
    系樹脂押出発泡体。
  5. 【請求項5】 炭素数が3〜5である1種以上の飽和炭
    化水素が、プロパン、n−ブタン、i−ブタンよりなる
    群から選ばれる少なくとも1種の飽和炭化水素であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4記載のいずれかに記載のス
    チレン系樹脂押出発泡体。
  6. 【請求項6】 フロン系発泡剤を含まず、JIS A
    9511に規定する押出法ポリスチレンフォーム保温板
    2種あるいは3種に合致した断熱性、難燃性を有するこ
    とを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のスチレ
    ン系樹脂押出発泡体。
  7. 【請求項7】 スチレン系樹脂を加熱溶融させ、発泡剤
    を該スチレン系樹脂に添加し、ダイを通して押出発泡す
    るスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法であって、スチ
    レン系樹脂100重量部に対して、ハロゲン系難燃剤を
    0.1〜10重量部、酸化チタンを0.1〜10重量
    部、発泡剤として、スチレン系樹脂100重量部に対し
    て、炭素数が3〜5である飽和炭化水素の少なくとも1
    種2〜5重量部、および、塩化メチル、塩化エチル、ジ
    メチルエーテルおよび水よりなる群から選ばれる少なく
    とも1種2.5〜6重量部を共存させて押出発泡して、
    発泡体密度が20〜40kg/m3、発泡体を構成する
    気泡の平均径が0.05〜0.4mmである発泡体を得
    ることを特徴とするスチレン系樹脂押出発泡体の製造方
    法。
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