JP2002193363A - 複数液型のエアゾールバルブ装置 - Google Patents

複数液型のエアゾールバルブ装置

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JP2002193363A
JP2002193363A JP2000390543A JP2000390543A JP2002193363A JP 2002193363 A JP2002193363 A JP 2002193363A JP 2000390543 A JP2000390543 A JP 2000390543A JP 2000390543 A JP2000390543 A JP 2000390543A JP 2002193363 A JP2002193363 A JP 2002193363A
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valve
stem
stems
mountain cup
outer container
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Yoshiki Minatoya
芳樹 湊屋
Koichi Sakaino
幸一 境野
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Maruichi Valves Co Ltd
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Maruichi Valves Co Ltd
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    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/68Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65D83/682Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them the products being first separated, but finally mixed, e.g. in a dispensing head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原液の数が増えても構造の複雑化及び部品点
数の増加を抑制することができ、混合噴射する場合の混
合比率の悪化を防ぐことができるようにする。 【解決手段】 複数のステム作動孔2A、2Bを有し外
容器52の開口部に固着されるマウンテンカップ1と、
マウンテンカップの内面に固定されたバルブハウジング
3と、マウンテンカップの各ステム作動孔に挿入された
複数のバルブステム20A、20Bと、各バルブステム
に対応してバルブハウジングに複数形成され、それら複
数のうちの1つが外容器の内部空間に連通され、残りが
外容器内に収容される内容器の内部空間に連通されるバ
ルブ室17と、各バルブステムが定常位置にあるときに
閉じ、バルブステムが押し下げられたときに開いて、各
バルブ室を、バルブステムに形成された導出路26に連
通させる弁手段としてのステムラバー4とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数液型のエアゾ
ールバルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−86983号公報に、2本
のエアゾール容器を合体し、各容器の上端のマウンテン
カップに設けたバルブステムに跨る形で共通の噴射ボタ
ンを取り付け、この共通の噴射ボタンを押し下げること
により、両エアゾール容器に充填された原液を噴射ボタ
ン内の通路で混合しながら噴射する形式のエアゾール装
置が開示されている。
【0003】また、実開昭54−2213号公報や特公
昭53−30166号公報には、内容器を収容した外容
器の開口部にマウンテンカップを取り付け、マウンテン
カップに設けた1本のバルブステムを押し下げることに
より、内容器と外容器にそれぞれ充填された各原液をバ
ルブステム内の導出路に同時に導き出して、混合しなが
ら噴射する形式のエアゾール装置が開示されている。
【0004】また、実用新案登録2503788号公報
に、内容器を収容した外容器の開口部にマウンテンカッ
プを取り付け、マウンテンカップに設けた1個のバルブ
ステムを押し下げることにより、内容器と外容器にそれ
ぞれ充填した各原液をバルブステム内の2つの導出路に
それぞれ導き出して、互いに分離した状態のまま噴射す
る形式のエアゾール装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平10
−86983号公報に記載の技術は、エアゾール容器や
マウンテンカップが原液の数だけ必要であるため、部品
点数の増加により、コスト高になるという問題があっ
た。また、原液の数だけエアゾール容器を合体する必要
があるため、製品が大型化するという問題があった。ま
た、部品点数が増加することや大型化することを考える
と、3種以上の原液を使用する場合には不経済でもあ
り、適用が困難であった。更に、エアゾール容器の合体
時のバラツキにより、バルブステムが同条件で押されな
いことがあるため、混合比率が悪化するという問題があ
った。
【0006】また、実開昭54−2213号公報や特公
昭53−30166号公報記載の技術は、複数の原液に
対して1個のバルブステムしか持たない形式であるた
め、バルブ部分をコンパクト化することはできるもの
の、構造が複雑になりやすく、3種以上の原液を噴射す
る場合には、構造的に適用が困難であった。また、1個
のバルブステムの押し下げで2液の各弁を開くので、完
全にバルブステムを押し下げた状態では予定通りの混合
比率での噴射ができるものの、中途押し下げ状態での混
合比率が悪化するという問題があった。
【0007】また、実用新案登録2503788号公報
に記載の技術は、複数の原液を混合して噴射する方式の
ものではなく、分離した状態のまま噴射する方式のもの
であるから、混合比率の問題は生じないものの、複数の
原液に対して1個のバルブステムしか持たない形式であ
るため、構造が複雑になりやすく、3種以上の原液を分
離して噴射する場合には、構造的に適用が困難であっ
た。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、原液の種類
が増えても、構造が複雑化することがなく、部品点数の
増加を抑制することができ、しかも、コンパクト化を保
ちながら、3種以上の原液を使用する場合にも容易に適
用することができ、更に、混合噴射する場合にも混合比
率の悪化を防ぐことのできる、複数液型のエアゾールバ
ルブ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
内部に内容器が収容される外容器の開口部に取り付けら
れ、少なくともいずれかの容器内に導入されたガス圧を
利用して、各容器内に収容された原液を外部に噴射する
複数液型のエアゾールバルブ装置において、複数のステ
ム作動孔を有し外容器の開口部に固着されるマウンテン
カップと、マウンテンカップの内面に固定されたバルブ
ハウジングと、前記マウンテンカップの各ステム作動孔
に挿入された複数のバルブステムと、各バルブステムに
対応して前記バルブハウジングに複数形成され、それら
複数のうちの1つが前記外容器の内部空間に連通され、
残りが外容器内に収容される内容器の内部空間に連通さ
れるバルブ室と、各バルブステムが定常位置にあるとき
に閉じ、バルブステムが押し下げられたときに開いて、
前記各バルブ室を、バルブステムに形成された導出路に
連通させる弁手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】ここで、外容器の内部に収容する内容器の
数は、1個でも2個以上でもよく、原液の数に応じて増
やすことができる。また、内容器は、可撓性を有する軟
質材料で構成してもよいし、剛性を有する硬質材料で構
成してもよい。また、内容器に充填した原液を外部に噴
出する力としては、内容器に原液と一緒に導入したガス
圧を利用してもよいし、可撓性を有する材料で内容器を
構成した場合には、内容器を圧縮する外容器内のガス圧
を利用してもよい。また、内容器に導入したガス圧を利
用して、外容器に充填した原液を噴出させることも可能
である。
【0011】また、一般的な弁手段としては、バルブハ
ウジングとマウンテンカップの間にステムラバーを配置
し、このステムラバーで定常時はバルブステムに設けた
オリフィス孔を塞ぎ、バルブステムの押し下げによりス
テムラバーが撓む作用でオリフィス孔を開放して、原液
をバルブステムの導出路に導き出す構造を採用すること
ができる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記各バルブステムに、バルブステムの導出路に通
じる噴射通路を有した噴射ボタンをそれぞれ取り付け、
個別にバルブステムを噴射ボタンにより押し下げ可能と
したことを特徴とする。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1におい
て、前記バルブステムに、同時に複数のバルブステムを
押し下げ可能とする共通の噴射ボタンを取り付け、該噴
射ボタンに、各バルブステムの導出路から導出される原
液を混合噴射する噴射通路を形成したことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態のエアゾールバルブ
装置の定常時の状態を示す側断面図、図2は図1のII
−II矢視方向から見た平面図、図3はマウンテンカッ
プの構成を示し、(a)は側断面図、(b)は半平面図
である。また、図4はバルブハウジングの構成を示し、
(a)は上面図、(b)は(a)図のIVb−IVb矢
視断面図、(c)は下面図である。
【0015】このエアゾールバルブ装置は、内部に内容
器(可撓性を有する内袋より構成されている)55が収
容される外容器(一般的にはエアゾール缶)52の開口
部にガスケットラバー54を介して取り付けられ、少な
くともいずれかの容器55、52内に導入されたガス圧
を利用して、各容器55、52内に収容された原液を外
部に噴射するもので、外容器52の上端開口部に固着さ
れるマウンテンカップ1に、2つのステム作動孔2A、
2Bを形成して、各作動孔2A、2Bに、2種の原液を
噴射するための第1、第2の2つのバルブ50A、50
Bを組み付けたものである。
【0016】マウンテンカップ1の内面には1個のバル
ブハウジング3が固定され、マウンテンカップ1の各ス
テム作動孔2A、2Bには、それぞれバルブステム20
A、20Bが挿入されている。バルブハウジング3に
は、各バルブステム20A、20Bに対応して2つのバ
ルブ室6A、6Bが形成され、それら2つのバルブ室6
A、6Bのうちの第1のバルブ室6Aを外容器52の内
部空間に連通させ、第2のバルブ室6Bを外容器52内
に収容される内容器55の内部空間に連通させるように
なっている。
【0017】また、各バルブステム20A、20Bは、
弁手段としての環状のステムラバー4の中心孔を貫通し
ており、ステムラバー4は、バルブステム20A、20
Bが定常位置にあるときにバルブステム20A、20B
のオリフィス孔25を閉じ、バルブステム20A、20
Bが押し下げられたときに、自身が撓むことでオリフィ
ス孔25を開いて、各バルブ室6A、6Bを、バルブス
テム20A、20Bに形成された導出路26に連通させ
るようになっている。
【0018】各要素について詳しく述べると、バルブハ
ウジング3は、マウンテンカップ1の下側を向いた凹部
1a(図3参照)に上端円板部3aを嵌めることでマウ
ンテンカップ1に固定されており、バルブハウジング3
の上端とマウンテンカップ1の凹部1aの底面間にステ
ムラバー4が挟持されている。
【0019】図4に示すように、バルブハウジング3の
上端円板部3aの下面側には、ステム作動孔2A、2B
に対応したバルブ室6A、6Bを有するボス部13A、
13Bが突設されている。各バルブ室6A、6Bは上端
が開口しており、下端が通孔11A、11Bを有する底
壁により塞がれている。バルブ室6A、6Bの上端開口
の周囲には、外周側の環状起立壁7A、7Bと内周側の
環状突起8A、8Bとが同心状に設けられている。そし
て、図1に示すように、外周側の環状起立壁7A、7B
の内周にステムラバー4が嵌め込まれており、内周側の
環状突起8A、8Bの先端がステムラバー4に押圧する
ことで、バルブハウジング3とマウンテンカップ1との
間の気密性が保持されている。
【0020】バルブステム20A、20Bは、下端に、
バルブ室6A、6Bに挿入された径大のバネ受け部21
を有しており、バネ受け部21とバルブ室6A、6Bの
底壁との間に介装したバネ15によって定常位置である
上端位置に付勢されている。バルブステム20A、20
Bのバネ受け部21の上側にはくびれ部22が設けら
れ、その上側には環状の膨らみ部23が設けられてい
る。そして、バネ受け部21と膨らみ部23との間に挟
まれたくびれ部22の外周面に、環状のステムラバー4
の内周面が密着している。
【0021】バルブステム20A、20Bは、バネ15
の力に抗して、定常位置からそれより下方の押し下げ位
置まで押し下げ操作可能に備わっている。バルブステム
20A、20Bには、容器52、55の内容物(原液)
を容器外に導出するための導出路26が軸線方向の上端
から下方に向かって形成されている。導出路26の下端
は行き止まりになっており、導出路26の周壁部に、バ
ルブステム20A、20Bのくびれ部22の外周面から
導出路26に連通するようにオリフィス孔25が横孔と
して形成されている。
【0022】オリフィス孔25は、バルブステム20
A、20Bが定常位置にあるときステムラバー4の内周
面により閉鎖され、バルブステム20A、20Bが押し
下げられたとき、ステムラバー4の撓み変形により開口
して、ステムラバー4の下側の環状空間17に連通する
ようになっている。なお、バルブステム20A、20B
は、バネ受け部21の上端がステムラバー4の下面に当
たることで、上端位置で止まるようになっている。
【0023】バルブハウジング3のバルブ室6A、6B
の内周面には、円周方向に間隔をおいて軸線方向に延び
る複数のリブ18が突設されており、そのリブ18にガ
イドされて、バルブステム20A、20Bのバネ受け部
21がバルブ室6A、6Bの内周面との間に一定の隙間
を確保しながら上下動できるようになっている。この隙
間は、ステムラバー4の下側に確保されたバルブ室6
A、6Bの上部空間17につながっている。
【0024】また、バルブハウジング3のボス部13
A、13Bの下部には、パイプ状のディップチューブ接
続部9A、9Bが突設され、その内孔12A、12Bに
第1、第2のディップチューブ56、57を嵌合接続す
ることで、通孔11A、11Bを通してディップチュー
ブ56、57とバルブ室6A、6Bが連通されている。
そして、第2のディップチューブ57が、ディップチュ
ーブ接続部9Bの外周に口部55aを嵌合固定した内容
器55の内部空間に差し込まれている。
【0025】以上の構成により、各ステム作動孔2A、
2Bに、バルブステム20A、20B、ステムラバー
4、バネ15、バルブ室6A、6Bを主要素とする第
1、第2のバルブ50A、50Bが組み付けられてい
る。
【0026】次に作用を説明する。このエアゾールバル
ブ装置は、内容器(内袋)57に第2の原液を充填し、
第1の原液及び噴射ガスを充填した外容器52の上端開
口部に、マウンテンカップ1を取り付けることで、使用
できる状態とされる。その状態で、ディップチューブ5
6が、外容器52の内部空間に差し込まれる。
【0027】各容器52、55内の内容物(原液)を噴
射する場合には、各バルブ50A、50Bのバルブステ
ム20A、20Bを、バネ15の力に抗して押し下げ
る。そうすると、バルブステム20A、20Bの膨らみ
部23に押されて、ステムラバー4が撓むことで、オリ
フィス孔25が開き、バルブ室6A、6Bとオリフィス
孔25が連通することで、各容器52、55内の原液
が、オリフィス孔25を通してバルブステム20A、2
0Bの導出路26に導き出されて、外部に噴射される。
【0028】ここで、各原液を個別に分離した状態のま
ま噴射させたい場合には、図5に示すように、各バルブ
ステム20A、20Bに別個の噴射ボタン70A、70
Bを取り付けておき、それぞれの噴射ボタン70A、7
0Bを押すことで、噴射ボタン70A、70Bに設けた
ノズル(噴射通路)71から噴射させる。
【0029】また、両原液を混合した状態で噴射させた
い場合には、図6に示すように、両バルブステム20
A、20Bに跨る形で共通の噴射ボタン80を取り付
け、その噴射ボタン80を押すことで、噴射ボタン80
内の通路81を通して両液を合流させて、混合噴射ノズ
ル83から噴射させる。
【0030】図7は混合噴射のための噴射ボタン90の
具体例を示している。円板状のボタン本体90aの内部
には、バルブステム20A、20Bの各導出路26につ
ながる縦通路91A、91Bと、それらの上端間を結ぶ
横通路92が設けられ、横通路92の中間部に混合噴射
通路93を介してノズル95が接続されている。従っ
て、この噴射ボタン90を前記2本のバルブステム20
A、20Bの上端に取り付けることで、両原液を混合し
ながら噴射することができる。
【0031】この実施形態のエアゾールバルブ装置で
は、1個のマウンテンカップ1及び1個のバルブハウジ
ング3に、2組のバルブステム20A、20B、ステム
ラバー4、バネ15を組み付けることで、各原液用の2
つのバルブ50A、50Bを構成しているので、従来の
2つの容器を合体して、各マウンテンカップのバルブス
テムに共通の噴射ボタンを取り付けるものと比べて、部
品点数を少なくできる。また、後から容器を合体するわ
けではないから、バルブステム20A、20Bの押し下
げ条件のバラツキを少なくすることができて、混合噴射
する場合の混合比率の悪化をなくせる。また、各液毎に
対応したバルブステム20A、20Bを押し下げて原液
を噴射するので、1本のバルブステムの押し下げにより
2液を混合噴射するものと違い、バルブステム20A、
20Bを途中まで押し下げた状態でも、2本のバルブス
テム20A、20Bの作動ストロークを揃えることがで
き、適正な混合比率を保つことができる。
【0032】また、各液ごとにバルブステム20A、2
0Bを用意しているので、原液の数が増えても、各バル
ブ50A、50B自体の構造が複雑になることはなく、
同じ構造のバルブ50A、50Bが増えるだけである。
従って、マウンテンカップ1の大きさが許す限り、バル
ブステム(つまりバルブ)を設けることができ、コンパ
クト化を保ちながら、3種以上の原液を使用する場合に
も容易に対応することができる。また、原液の数が増え
ても、エアゾール容器やマウンテンカップが1個ですむ
から、部品点数の減少によるコストダウンが図れる。
【0033】図8、図9は本発明の別の実施形態におけ
るバルブハウジングの構成を示している。図8は3液用
のエアゾールバルブ装置におけるバルブハウジング10
3を示し、図9は4液用のエアゾールバルブ装置におけ
るバルブハウジング203を示している。
【0034】図8に示すように、3液用のバルブハウジ
ング103の場合は、上端円板部103aの下面に円周
方向に120度間隔で第1〜第3の3つのボス部113
A〜113Cを設け、各ボス部113A〜113Cにバ
ルブ室6A〜6Cを形成し、各バルブ室6A〜6C毎
に、環状起立壁7A〜7C、環状突起8A〜8C、ディ
ップチューブ接続部9A〜9C、その内孔12A〜12
C、通孔11A〜11Cを設けている。この場合、外容
器内に収容する内容器は2個であり、2つのディップチ
ューブ接続部9B、9Cは、残る1つのディップチュー
ブ接続部9Aと違って、内容器を接続できる構造のもの
とされている。
【0035】図9に示すように、4液用のバルブハウジ
ング203の場合は、上端円板部203aの下面に円周
方向に90度間隔で第1〜第4の4つのボス部213A
〜213Dを設け、各ボス部213A〜213Dにバル
ブ室6A〜6Dを形成し、各バルブ室6A〜6D毎に、
環状起立壁7A〜7D、環状突起8A〜8D、ディップ
チューブ接続部9A〜9D、その内孔12A〜12D、
通孔11A〜11Dを設けている。この場合、外容器内
に収容する内容器は3個であり、3つのディップチュー
ブ接続部9B〜9Dは、残る1つのディップチューブ接
続部9Aと違って、内容器を接続できる構造のものとさ
れている。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、1個のマウンテンカップに複数のバルブステム
を取り付け、各バルブステムにより各液用のバルブ(バ
ルブステムを押し下げると液を導出する通路が開く機
構)を構成しているので、原液の数が増えても、各バル
ブ自体の構造が複雑になることはなく、同じ構造のバル
ブが増えるだけである。従って、マウンテンカップの大
きさが許す限り、バルブステム(つまりバルブ)を設け
ることができ、コンパクト化を保ちながら、3種以上の
原液を使用する場合にも容易に対応することができる。
また、原液の数が増えても、エアゾール容器やマウンテ
ンカップが1個ですむから、部品点数の減少によるコス
トダウンが図れる。また、1個のマウンテンカップに複
数のバルブステムを設け、マウンテンカップを固定する
外容器の内部に内容器を収容するようにしており、複数
のエアゾール容器を後から合体するわけではないから、
バルブステムの押し下げ条件のバラツキを少なくでき、
混合噴射する場合にも混合比率の悪化をなくせる。ま
た、各液毎に対応したバルブステムを押し下げて原液を
噴射するので、バルブステムを途中まで押し下げた状態
でも、適正な混合比率を保つことができる。
【0037】請求項2の発明によれば、各バルブステム
にそれぞれ噴射ボタンを取り付けたので、1つの外容器
で複数種の原液を個別に噴射することができる。
【0038】請求項3の発明によれば、共通の噴射ボタ
ンを押すことで、複数の原液をボタン内で混合しながら
噴射することができる。この場合、1個のマウンテンカ
ップに設けた複数のバルブステムを共通の噴射ボタンで
押すので、バルブステムの作動ストロークを等しく揃え
ることができ、中途押し下げ状態でも、一定の混合比率
を確保しながら内容物を混合噴射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のエアゾールバルブ装置の側
断面図である。
【図2】図1のII−II矢視方向から見た平面図であ
る。
【図3】同エアゾールバルブ装置におけるマウンテンカ
ップの構成を示し、(a)は側断面図、(b)は半平面
図である。
【図4】同エアゾールバルブ装置におけるバルブハウジ
ングの構成を示し、(a)は上面図、(b)は(a)図
のIVb−IVb矢視断面図、(c)は下面図である。
【図5】前記エアゾールバルブ装置の各バルブステムに
個別に操作可能な噴射ボタンを取り付けた場合を示す側
断面図である。
【図6】前記エアゾールバルブ装置のバルブステムに共
通の噴射ボタンを取り付けて、混合噴射可能に構成した
場合を示す側断面図である。
【図7】図6のように混合噴射可能に構成する場合に用
いる噴射ボタンの例を示す図であって、(a)は上面
図、(b)は側断面図、(c)は下面図である。
【図8】バルブを3個設ける場合におけるバルブハウジ
ングの構成を示す図で、(a)は上面図、(b)は下面
図である。
【図9】バルブを4個設ける場合におけるバルブハウジ
ングの構成を示す図で、(a)は上面図、(b)は下面
図である。
【符号の説明】
1 マウンテンカップ 2A,2B ステム作動孔 3,103,203 バルブハウジング 4 ステムラバー(弁手段) 6A,6B,6C,6D バルブ室 20A,20B バルブステム 25 オリフィス孔 26 導出路 50A,50B 第1バルブ、第2バルブ 52 外容器 55 内容器 70A,70B,80 噴射ボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に内容器が収容される外容器の開口
    部に取り付けられ、少なくともいずれかの容器内に導入
    されたガス圧を利用して、各容器内に収容された原液を
    外部に噴射する複数液型のエアゾールバルブ装置におい
    て、 複数のステム作動孔を有し外容器の開口部に固着される
    マウンテンカップと、マウンテンカップの内面に固定さ
    れたバルブハウジングと、前記マウンテンカップの各ス
    テム作動孔に挿入された複数のバルブステムと、各バル
    ブステムに対応して前記バルブハウジングに複数形成さ
    れ、それら複数のうちの1つが前記外容器の内部空間に
    連通され、残りが外容器内に収容される内容器の内部空
    間に連通されるバルブ室と、各バルブステムが定常位置
    にあるときに閉じ、バルブステムが押し下げられたとき
    に開いて、前記各バルブ室を、バルブステムに形成され
    た導出路に連通させる弁手段と、を具備することを特徴
    とする複数液型のエアゾールバルブ装置。
  2. 【請求項2】 前記各バルブステムに、バルブステムの
    導出路に通じる噴射通路を有した噴射ボタンをそれぞれ
    取り付け、個別にバルブステムを噴射ボタンにより押し
    下げ可能としたことを特徴とする請求項1記載の複数液
    型のエアゾールバルブ装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブステムに、同時に複数のバル
    ブステムを押し下げ可能とする共通の噴射ボタンを取り
    付け、該噴射ボタンに、各バルブステムの導出路から導
    出される原液を混合噴射する噴射通路を形成したことを
    特徴とする請求項1記載の複数液型のエアゾールバルブ
    装置。
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