JP2002192654A - アルミニウム化粧板の製造方法 - Google Patents

アルミニウム化粧板の製造方法

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JP2002192654A
JP2002192654A JP2000392571A JP2000392571A JP2002192654A JP 2002192654 A JP2002192654 A JP 2002192654A JP 2000392571 A JP2000392571 A JP 2000392571A JP 2000392571 A JP2000392571 A JP 2000392571A JP 2002192654 A JP2002192654 A JP 2002192654A
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release film
pattern layer
decorative
paint
ionizing radiation
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JP2000392571A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kawabata
重夫 川端
Yoshikatsu Masuda
義勝 桝田
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小ロットに対応可能で、樹脂含浸では得られ
ない優れた絵柄と表面形状を提供でき、反りやホルマリ
ンの放散が全く無いアルミニウム化粧板を提供すること
を目的としている。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離
型フイルムの表面に、着色インキによる印刷模様層を形
成し、該印刷模様層上に、電離放射線硬化型透明樹脂塗
料を塗布し、電離放射線を照射して該塗料を硬化させ、
離型フイルム上に化粧シートを製造した後、該離型フイ
ルムを剥がした化粧シートを、アルミニウム板の表面に
塗布したホットメルト接着剤を用いて、該化粧シートの
印刷模様層側を接合したアルミニウム化粧板の製造方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内装用のアル
ミニウム化粧板に関し、詳しくは、耐磨耗性、耐擦傷
性、耐薬品性、耐熱性に優れ、意匠的に幅広い絵柄と表
面形状を有し、車両材料燃焼試験で不燃のアルミニウム
化粧板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より車両内装用のアルミニウム化粧
板は、その表面層に耐磨耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐
熱性に優れたメラミン樹脂化粧材が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】メラミン樹脂化粧材
は、使用される樹脂の特性上から、化粧紙への樹脂の含
浸工程、積層工程、プレス仕上げ工程を連続的に行う必
要があり、小ロットに対する対応に欠け、また、メラミ
ン樹脂やホルマリン樹脂に起因する湿度感受性が大きい
ためアルミニウム板との積層後反りを生じ易く、さらに
化粧板に使用中にホルマリンの放散があるという欠点が
ある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の問題点を解消し、耐磨
耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐熱性に優れ、小ロットに
対応可能で、樹脂含浸では得られない優れた絵柄と表面
形状を提供でき、反りやホルマリンの放散が全く無いア
ルミニウム化粧板を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエチレン
テレフタレート樹脂製の離型フイルムの表面に、着色イ
ンキによる印刷模様層を形成し、該印刷模様層上に、電
離放射線硬化型透明樹脂塗料を塗布し、電離放射線を照
射して該塗料を硬化させ、離型フイルム上に化粧シート
を製造した後、該離型フイルムを剥がした化粧シート
を、アルミニウム板の表面に塗布したホットメルト接着
剤を用いて、該化粧シートの印刷模様層側を接合したこ
とを特徴とするアルミニウム化粧板の製造方法である。
【0006】また、本発明は、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂製の離型フイルムの表面に、着色インキによる
印刷模様層を形成し、該印刷模様層上に、電離放射線硬
化型透明樹脂塗料を塗布し、電離放射線を照射して該塗
料を硬化させ、離型フイルム上に化粧シートを製造した
後、該離型フイルムを剥がした化粧シートの印刷模様層
側に反応型ホットメルト接着剤を塗布し、アルミニウム
板と接合したことを特徴とするアルミニウム化粧板の製
造方法である。
【0007】ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離型
フイルムは、使用される着色インキのバインダー樹脂に
よって、その表面に離型処理がぼとこされてもよく、例
えば硝化綿や、塩ビ−酢ビ共重合樹脂は、上記のポリエ
チレンテレフタレート樹脂に対する剥離強度が小さいの
で無処理でもよく、アクリル樹脂やウレタン樹脂を使用
する場合は、上記の離型処理されたものを使用すること
ができる。
【0008】印刷模様層の形成方法は、公知の印刷方法
を使用することができ、具体的には、グラビア印刷、オ
フセット印刷、スクリーン印刷などを挙げることができ
る。
【0009】本発明で使用される電離放射線硬化型透明
樹脂塗料は、無溶剤型の公知のものが使用でき、例え
ば、アクリル基、メタクリル基、アリル基、ビニル基な
どの官能基を有するウレタンアクリレート系オリゴマー
を主成分とし、更にモノマー成分、例えばトリプロピレ
ングリコールジアクリレートなどを配合したものが使用
される。また、該塗料中には、アルミナ、シリカなどの
無機充填剤を1〜20重量%配合することにより、耐磨
耗性をさらに改善することができる。さらに、難燃剤、
紫外線吸収剤などの各種の添加剤を配合することもでき
る。
【0010】上記の塗料の塗布方法は、例えばグラビア
コート法、バーコート法、ロールコート法、ダイコート
法、ブレードコート法、リバースロールコート法など各
種の方法を用いることができ、塗膜の厚さは、通常10
〜400μm、好ましくは15〜350μm、更に好ま
しくは50〜300μmとすることができる。硬化方法
は、紫外線、電子線などの電離放射線を照射する方法が
挙げられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、具体的に説明する。
【0012】(反り試験)3尺×6尺の寸法アルミニウ
ム化粧板を用いて、温度40℃、湿度90%の湿潤下
に24時間放置、温度20℃、湿度20%の乾燥下に
24時間放置、の2つの条件下で反り試験を行い、それ
ぞれ下記の評価基準で評価した。 ◎:殆ど反り無し。 ○:反っているのが分からない位で、1.0mm未満で
ある。 △:僅かに反っており、1.0mm以上、7.5mm未
満である。 ×:反りが明らかであり、7.5mm以上である。
【0013】実施例1 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート樹脂製離型
フイルム(ユニチカ社製、「エンブレットS」)の表面
に、パイン材の柾目柄を印刷する。印刷に用いるグラビ
ア版は、パイン材の柾目柄を3色に分解して、3版と
し、硝化綿をバインダーとし透明インキであるメジュー
ム、メジュウムに黒顔料を配合した黒インキ、同様にし
て赤インキ、黄インキおよびクリーム色インキを用意し
た。上記離型フイルムの表面に、クリーム色インキを用
いてベタ印刷を行い、上記のメジューム、黒インキ、赤
インキ、黄インキを用いて、それぞれの割合を、1版目
の色は、97.95:0.15:0.80:1.10の
割合とし、2版目の色は、90.5:0.6:2.1:
6.8の割合とし、3版目の色は、92.4:1.7:
2.4:3.5の割合として、順にグラビア印刷して、
印刷模様層を形成した。次に、該印刷模様層上に多官能
アクリルウレタン系の電離放射線硬化型透明樹脂塗料
(ダイセルUCB社製、「KRM7820」)をダイコ
ート法で厚さ250μmに塗布し、加速電圧:250K
V、照射線量:4Mradの条件で、窒素ガス雰囲気の
電子線照射装置(日新電機社製、カーテンビーム方式)
を通して、該塗料を硬化させて化粧シートを得た。次
に、該離型フイルムを剥がした化粧シートを、厚さ1m
m、4尺×8尺の大きさのアルミニウム板の表面にポリ
オレフィン系ホットメルト接着剤(アロンエバーグリッ
プ社製、「AS1007」)を塗布量60g/m2 塗布
し、上記の化粧シートを連続的に加熱されたプレスロー
ルで圧着し、冷却してアルミニウム化粧板を得た。反り
試験の評価を表1に示す。
【0014】実施例2 上記の実施例1で製造し、離型フイルムを剥がした化粧
シートを用いて、まず、厚さ1mm、4尺×8尺の大き
さのアルミニウム板を用意し、上記の化粧シートの印刷
模様層側に湿気硬化型ホットメルト接着剤(アロンエバ
ーグリップ社製、「RU6400」)をアプリケータを
使用して、塗布量60g/m2 塗布し、プレスロールで
アルミニウム板に連続的に圧着して製造した。反り試験
の評価を表1に示す。
【0015】比較例として市販のメラミン系アルミニウ
ム化粧板について、実施例と同様の反り試験を行いその
評価を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明にかかるアルミニウム化粧板は、
従来のメラミン系アルミニウム化粧板に比べて、放湿や
吸湿による反りの発生が殆どなく、耐磨耗性、耐擦傷
性、耐薬品性、耐熱性にも優れ、意匠的に幅広い絵柄と
表面形状を有し、小ロットにも柔軟に対応できるので、
車両内装用途に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 105:22 B29K 105:22 B29L 31:58 B29L 31:58 (72)発明者 桝田 義勝 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内 Fターム(参考) 4D075 BB42Z BB46Z BB47Z CA02 CA13 CA18 CA44 DA04 DB43 DB48 DB50 DC13 DC31 DC40 EA21 EA25 EA35 EB22 EB24 EB38 4F100 AB10A AJ04B AK01C AK03G AK15B AK15J AK22B AK22J AK25C AK25J AK51J AK53C AL01B AL01C BA03 BA07 BA10A BA10C CB03 CC00C HB01 HB31B JB14C JL04 4F211 AA24 AA42 AA43 AA44 AB12 AD03 AD05 AD11 AD32 AG03 AH26 AH48 TA04 TC02 TD11 TH22 TH24 TJ31 TN52 TN58

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離
    型フイルムの表面に、着色インキによる印刷模様層を形
    成し、該印刷模様層上に、電離放射線硬化型透明樹脂塗
    料を塗布し、電離放射線を照射して該塗料を硬化させ、
    離型フイルム上に化粧シートを製造した後、該離型フイ
    ルムを剥がした化粧シートを、アルミニウム板の表面に
    塗布したホットメルト接着剤を用いて、該化粧シートの
    印刷模様層側を接合したことを特徴とするアルミニウム
    化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離
    型フイルムの表面に、着色インキによる印刷模様層を形
    成し、該印刷模様層上に、電離放射線硬化型透明樹脂塗
    料を塗布し、電離放射線を照射して該塗料を硬化させ、
    離型フイルム上に化粧シートを製造した後、該離型フイ
    ルムを剥がした化粧シートの印刷模様層側に反応型ホッ
    トメルト接着剤を塗布し、アルミニウム板と接合したこ
    とを特徴とするアルミニウム化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】 該電離放射線硬化型透明樹脂塗料は、多
    官能ウレタンアクリレート系オリゴマーを主成分とした
    ものであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    アルミニウム化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】 該着色インキのバインダー樹脂は、硝化
    綿、塩ビ−酢ビ共重合樹脂であることを特徴とする請求
    項1または2に記載のアルミニウム化粧板の製造方法。
  5. 【請求項5】 該反応型ホットメルト接着剤は、湿気硬
    化型ホットメルト接着剤であることを特徴とする請求項
    2に記載のアルミニウム化粧板の製造方法。
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