JP2002192680A - 凹凸部を有する化粧板の製造方法 - Google Patents
凹凸部を有する化粧板の製造方法Info
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- JP2002192680A JP2002192680A JP2000392570A JP2000392570A JP2002192680A JP 2002192680 A JP2002192680 A JP 2002192680A JP 2000392570 A JP2000392570 A JP 2000392570A JP 2000392570 A JP2000392570 A JP 2000392570A JP 2002192680 A JP2002192680 A JP 2002192680A
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小ロットに対応可能で、塗装や積層を必要と
しない耐久性の有る２次元あるいは３次元の凹凸部を有
する装飾された化粧板を提供すること。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離
型フイルムの表面に、着色インキによる印刷層を形成
し、該印刷層上に、２〜３官能で主鎖中にメチルメタク
リレート成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマ
ーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹脂塗料を塗布
し、電離放射線を照射してＨないし２Ｈの表面硬度を有
する塗膜を形成させ、離型フイルム上に化粧シートを製
造した後、該離型フイルムを剥がした化粧シートの印刷
層側にウレタン系湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布
し、溝状の凹凸部を有する木質基材の表面に貼り合わ
せ、さらに、加熱されたロールを用いて該化粧シートを
溝状の凹凸部に抑え込み加工を施した凹凸部を有する化
粧板の製造方法。
しない耐久性の有る２次元あるいは３次元の凹凸部を有
する装飾された化粧板を提供すること。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離
型フイルムの表面に、着色インキによる印刷層を形成
し、該印刷層上に、２〜３官能で主鎖中にメチルメタク
リレート成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマ
ーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹脂塗料を塗布
し、電離放射線を照射してＨないし２Ｈの表面硬度を有
する塗膜を形成させ、離型フイルム上に化粧シートを製
造した後、該離型フイルムを剥がした化粧シートの印刷
層側にウレタン系湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布
し、溝状の凹凸部を有する木質基材の表面に貼り合わ
せ、さらに、加熱されたロールを用いて該化粧シートを
溝状の凹凸部に抑え込み加工を施した凹凸部を有する化
粧板の製造方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、溝付き床材、タイ
ル模様状床材、家具用部材、キッチンドア、内装部材な
ど２次元あるいは３次元の凹凸部を有する装飾された化
粧板に関し、耐磨耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐溶剤性
に優れ、意匠的に幅広い絵柄と表面形状を有する凹凸部
を有する化粧板に関するものである。
ル模様状床材、家具用部材、キッチンドア、内装部材な
ど２次元あるいは３次元の凹凸部を有する装飾された化
粧板に関し、耐磨耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐溶剤性
に優れ、意匠的に幅広い絵柄と表面形状を有する凹凸部
を有する化粧板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より２次元あるいは３次元の凹凸部
を有する装飾された化粧板は、熱可塑性樹脂製化粧シー
トを用いられているが、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性
が不足しているため、塗装やフッ素系樹脂フイルムが積
層されたりしている。
を有する装飾された化粧板は、熱可塑性樹脂製化粧シー
トを用いられているが、耐磨耗性、耐擦傷性、耐溶剤性
が不足しているため、塗装やフッ素系樹脂フイルムが積
層されたりしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】塗装では、溶剤の問題
があり、フッ素系樹脂フイルムの場合は、ラミネート工
程で化粧シートと複合化するため、フッ素系樹脂層と接
合容易な層を持った高価な複合されたフイルムを使用し
なければならず、高コストとなる欠点がある。
があり、フッ素系樹脂フイルムの場合は、ラミネート工
程で化粧シートと複合化するため、フッ素系樹脂層と接
合容易な層を持った高価な複合されたフイルムを使用し
なければならず、高コストとなる欠点がある。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、上記の問題点を解消し、耐磨
耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐熱性に優れ、小ロットに
対応可能で、塗装や積層を必要としない耐久性の有る２
次元あるいは３次元の凹凸部を有する装飾された化粧板
を提供することを目的としている。
耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐熱性に優れ、小ロットに
対応可能で、塗装や積層を必要としない耐久性の有る２
次元あるいは３次元の凹凸部を有する装飾された化粧板
を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエチレン
テレフタレート樹脂製の離型フイルムの表面に、着色イ
ンキによる印刷層を形成し、該印刷層上に、２〜３官能
で主鎖中にメチルメタクリレート成分を有したウレタン
アクリレート系オリゴマーを主成分とした電離放射線硬
化型透明樹脂塗料を塗布し、電離放射線を照射してＨな
いし２Ｈの表面硬度を有する塗膜を形成させ、離型フイ
ルム上に化粧シートを製造した後、該離型フイルムを剥
がした化粧シートの印刷層側に湿気硬化型ホットメルト
接着剤を塗布し、溝状の凹凸部を有する木質基材の表面
に貼り合わせ、さらに、加熱されたロールを用いて該化
粧シートを溝状の凹凸部に抑え込み加工を施したことを
特徴とする凹凸部を有する化粧板の製造方法である。
テレフタレート樹脂製の離型フイルムの表面に、着色イ
ンキによる印刷層を形成し、該印刷層上に、２〜３官能
で主鎖中にメチルメタクリレート成分を有したウレタン
アクリレート系オリゴマーを主成分とした電離放射線硬
化型透明樹脂塗料を塗布し、電離放射線を照射してＨな
いし２Ｈの表面硬度を有する塗膜を形成させ、離型フイ
ルム上に化粧シートを製造した後、該離型フイルムを剥
がした化粧シートの印刷層側に湿気硬化型ホットメルト
接着剤を塗布し、溝状の凹凸部を有する木質基材の表面
に貼り合わせ、さらに、加熱されたロールを用いて該化
粧シートを溝状の凹凸部に抑え込み加工を施したことを
特徴とする凹凸部を有する化粧板の製造方法である。
【０００６】また、本発明は、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂製の離型フイルムの表面に、着色インキによる
印刷層を形成し、該印刷層上に、２〜３官能で主鎖中に
メチルメタクリレート成分を有したウレタンアクリレー
ト系オリゴマーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹
脂塗料を塗布し、電離放射線を照射してＨないし２Ｈの
表面硬度を有する塗膜を形成させ、離型フイルム上に化
粧シートを製造した後、該離型フイルムを剥がした化粧
シートの印刷模側を、ホットメルト接着剤を塗布された
凹凸部を有する木質基材の表面に、メンブレンプレス成
形により貼り合わせたことを特徴とする凹凸部を有する
化粧板の製造方法である。
ート樹脂製の離型フイルムの表面に、着色インキによる
印刷層を形成し、該印刷層上に、２〜３官能で主鎖中に
メチルメタクリレート成分を有したウレタンアクリレー
ト系オリゴマーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹
脂塗料を塗布し、電離放射線を照射してＨないし２Ｈの
表面硬度を有する塗膜を形成させ、離型フイルム上に化
粧シートを製造した後、該離型フイルムを剥がした化粧
シートの印刷模側を、ホットメルト接着剤を塗布された
凹凸部を有する木質基材の表面に、メンブレンプレス成
形により貼り合わせたことを特徴とする凹凸部を有する
化粧板の製造方法である。
【０００７】ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離型
フイルムは、使用される着色インキのバインダー樹脂に
よって、その表面に離型処理が施されてもよく、例えば
硝化綿や、塩ビ−酢ビ共重合樹脂は、上記のポリエチレ
ンテレフタレート樹脂に対する剥離強度が小さいので無
処理でもよく、アクリル樹脂やウレタン樹脂を使用する
場合は、上記の離型処理されたものを使用することがで
きる。
フイルムは、使用される着色インキのバインダー樹脂に
よって、その表面に離型処理が施されてもよく、例えば
硝化綿や、塩ビ−酢ビ共重合樹脂は、上記のポリエチレ
ンテレフタレート樹脂に対する剥離強度が小さいので無
処理でもよく、アクリル樹脂やウレタン樹脂を使用する
場合は、上記の離型処理されたものを使用することがで
きる。
【０００８】印刷層の形成方法は、公知の印刷方法を使
用することができ、具体的には、グラビア印刷、オフセ
ット印刷、スクリーン印刷などを挙げることができる。
用することができ、具体的には、グラビア印刷、オフセ
ット印刷、スクリーン印刷などを挙げることができる。
【０００９】本発明で使用される２〜３官能で主鎖中に
メチルメタクリレート成分を有したウレタンアクリレー
ト系オリゴマーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹
脂塗料は、無溶剤型の公知のものが使用でき、例えば、
アクリル基、メタクリル基、アリル基、ビニル基などの
２〜３の官能基を有し、主鎖中にメチルメタクリレート
成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマーを主成
分とし、モノマー（例えば、トリプロピレングリコール
ジアクリレートなど）を混合するものが好ましい。ま
た、該塗料中には、アルミナ、シリカなどの無機充填剤
を１〜２０重量％配合することにより耐磨耗性を、アク
リルウレタンビーズなどの微小樹脂ビーズを配合し傷防
止性をさらに改善することができる。さらに、難燃剤、
紫外線吸収剤などの各種の添加剤を配合することもでき
る。
メチルメタクリレート成分を有したウレタンアクリレー
ト系オリゴマーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹
脂塗料は、無溶剤型の公知のものが使用でき、例えば、
アクリル基、メタクリル基、アリル基、ビニル基などの
２〜３の官能基を有し、主鎖中にメチルメタクリレート
成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマーを主成
分とし、モノマー（例えば、トリプロピレングリコール
ジアクリレートなど）を混合するものが好ましい。ま
た、該塗料中には、アルミナ、シリカなどの無機充填剤
を１〜２０重量％配合することにより耐磨耗性を、アク
リルウレタンビーズなどの微小樹脂ビーズを配合し傷防
止性をさらに改善することができる。さらに、難燃剤、
紫外線吸収剤などの各種の添加剤を配合することもでき
る。
【００１０】上記の塗料の塗布方法は、例えばグラビア
コート法、バーコート法、ロールコート法、ダイコート
法、ブレードコート法、リバースロールコート法など各
種の方法を用いることができ、塗膜の厚さは、通常５〜
４００μｍ、好ましくは１０〜３５０μｍとすることが
できる。硬化方法は、紫外線、電子線などの電離放射線
を照射する方法が挙げられる。
コート法、バーコート法、ロールコート法、ダイコート
法、ブレードコート法、リバースロールコート法など各
種の方法を用いることができ、塗膜の厚さは、通常５〜
４００μｍ、好ましくは１０〜３５０μｍとすることが
できる。硬化方法は、紫外線、電子線などの電離放射線
を照射する方法が挙げられる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、具体的に説明する。
て、具体的に説明する。
【００１２】実施例１厚さ２５μｍのポリエチレンテレ
フタレート樹脂製離型フイルム（ユニチカ社製、「エン
ブレットＳ」）の表面に、オーク材の柾目柄を印刷す
る。印刷に用いるグラビア版は、オーク材の柾目柄を３
色に分解して、３版とし、硝化綿をバインダーとし透明
インキであるメジューム、該メジュウムに黒顔料を配合
した黒インキ、同様にして赤インキ、黄インキ、パーム
ゴールドインキおよび茶色インキを用意した。上記離型
フイルムの表面に、茶色色インキを用いてベタ印刷を行
い、上記のメジューム、パームゴールドインキ、黒イン
キ、赤インキ、黄インキを用いて、それぞれの割合を、
１版目の色は、７７．２：１９．３：１．０：０．６：
１．９の割合とし、２版目の色は、メジューム、黒イン
キ、赤インキ、黄インキを用いて、８３．９：４．２：
２．５：９．４の割合とし、３版目のオーク材の導管の
柄の色は、６２．０：１２．６：６．５：２８．９の割
合として、順にグラビア印刷して、印刷層を形成した。
次に、該印刷層上に２〜３官能で主鎖中にメチルメタク
リレート成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマ
ーを主成分とし、モノマー成分を配合した電離放射線硬
化型透明樹脂塗料（ダイセルＵＣＢ社製、「ＫＲＭ７８
１８」）をダイコート法で厚さ２５０μｍに塗布し、加
速電圧：２５０ＫＶ、照射線量：４Ｍｒａｄの条件で、
窒素ガス雰囲気の電子線照射装置（日新電機社製、カー
テンビーム方式）を通して、該塗料を硬化させて化粧シ
ートを得た。次に、該離型フイルムを剥がした化粧シー
トの印刷層側にウレタン系湿気硬化型ホットメルト接着
剤（アロンエバーグリップ社製）を８０ｇ／ｍ2 塗布
し、長手方向に複数の溝状の凹部が加工された合板製の
床材の表面側に、ラッピングマシン（丸仲化工機製）を
使用して貼り合わせ、同時に溝状の凹部に加熱ロールで
該化粧シートを抑え込み、次いで、両側のさね加工され
た部分も順次該化粧シートを巻き込み、床材を仕上げ
た。貼り合わせ加工も良好で、化粧シートの浮きや剥が
れもなく良好な床材が得られた。
フタレート樹脂製離型フイルム（ユニチカ社製、「エン
ブレットＳ」）の表面に、オーク材の柾目柄を印刷す
る。印刷に用いるグラビア版は、オーク材の柾目柄を３
色に分解して、３版とし、硝化綿をバインダーとし透明
インキであるメジューム、該メジュウムに黒顔料を配合
した黒インキ、同様にして赤インキ、黄インキ、パーム
ゴールドインキおよび茶色インキを用意した。上記離型
フイルムの表面に、茶色色インキを用いてベタ印刷を行
い、上記のメジューム、パームゴールドインキ、黒イン
キ、赤インキ、黄インキを用いて、それぞれの割合を、
１版目の色は、７７．２：１９．３：１．０：０．６：
１．９の割合とし、２版目の色は、メジューム、黒イン
キ、赤インキ、黄インキを用いて、８３．９：４．２：
２．５：９．４の割合とし、３版目のオーク材の導管の
柄の色は、６２．０：１２．６：６．５：２８．９の割
合として、順にグラビア印刷して、印刷層を形成した。
次に、該印刷層上に２〜３官能で主鎖中にメチルメタク
リレート成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマ
ーを主成分とし、モノマー成分を配合した電離放射線硬
化型透明樹脂塗料（ダイセルＵＣＢ社製、「ＫＲＭ７８
１８」）をダイコート法で厚さ２５０μｍに塗布し、加
速電圧：２５０ＫＶ、照射線量：４Ｍｒａｄの条件で、
窒素ガス雰囲気の電子線照射装置（日新電機社製、カー
テンビーム方式）を通して、該塗料を硬化させて化粧シ
ートを得た。次に、該離型フイルムを剥がした化粧シー
トの印刷層側にウレタン系湿気硬化型ホットメルト接着
剤（アロンエバーグリップ社製）を８０ｇ／ｍ2 塗布
し、長手方向に複数の溝状の凹部が加工された合板製の
床材の表面側に、ラッピングマシン（丸仲化工機製）を
使用して貼り合わせ、同時に溝状の凹部に加熱ロールで
該化粧シートを抑え込み、次いで、両側のさね加工され
た部分も順次該化粧シートを巻き込み、床材を仕上げ
た。貼り合わせ加工も良好で、化粧シートの浮きや剥が
れもなく良好な床材が得られた。
【００１３】実施例２上記の実施例１で製造した化粧シ
ートを用いて、タイル状溝部を有する内装用合板に貼り
合わせた。まず、離型フイルムを剥がした化粧シートの
印刷層側にウレタン系湿気硬化型ホットメルト接着剤
（アロンエバーグリップ社製）を８０ｇ／ｍ2 塗布し、
該合板の表面側に、ラッピングマシン（丸仲化工機製）
を使用して貼り合わせ、同時に長手方向の溝状の凹部に
加熱ロールで該化粧シートを抑え込み、その両側のさね
加工された部分も順次該化粧シートを巻き込んだ後、長
手方向に直交する溝状の凹部も加熱ロールで該化粧シー
ト抑え込み、内装材を仕上げた。貼り合わせ加工も良好
で、化粧シートの浮きや剥がれもなく良好な内装材が得
られた。
ートを用いて、タイル状溝部を有する内装用合板に貼り
合わせた。まず、離型フイルムを剥がした化粧シートの
印刷層側にウレタン系湿気硬化型ホットメルト接着剤
（アロンエバーグリップ社製）を８０ｇ／ｍ2 塗布し、
該合板の表面側に、ラッピングマシン（丸仲化工機製）
を使用して貼り合わせ、同時に長手方向の溝状の凹部に
加熱ロールで該化粧シートを抑え込み、その両側のさね
加工された部分も順次該化粧シートを巻き込んだ後、長
手方向に直交する溝状の凹部も加熱ロールで該化粧シー
ト抑え込み、内装材を仕上げた。貼り合わせ加工も良好
で、化粧シートの浮きや剥がれもなく良好な内装材が得
られた。
【００１４】実施例３上記の実施例１で製造した化粧シ
ートを用いて、ルーターで３次元の凹凸加工された中密
度繊維板（ＭＤＦ）製のキッチンドアの表面にポリウレ
タンエマルジョンタイプのホットメルト接着剤（ノーテ
ープ工業社製）を７０ｇ／ｍ2 塗布し、該接着剤を乾燥
させた後、メンブレンプレス成形機を用いて、該化粧シ
ートを加熱した後、成形して貼り合わせ、冷却後に取り
出し、キッチンドアを得た。貼り合わせ加工も良好で、
化粧シートの浮きや剥がれもなく良好なキッチンドアが
得られた。
ートを用いて、ルーターで３次元の凹凸加工された中密
度繊維板（ＭＤＦ）製のキッチンドアの表面にポリウレ
タンエマルジョンタイプのホットメルト接着剤（ノーテ
ープ工業社製）を７０ｇ／ｍ2 塗布し、該接着剤を乾燥
させた後、メンブレンプレス成形機を用いて、該化粧シ
ートを加熱した後、成形して貼り合わせ、冷却後に取り
出し、キッチンドアを得た。貼り合わせ加工も良好で、
化粧シートの浮きや剥がれもなく良好なキッチンドアが
得られた。
【００１５】比較例１ 厚さ２５μｍのポリエチレンテレフタレート樹脂製離型
フイルム（ユニチカ社製、「エンブレットＳ」）の表面
を離型処理し、その処理面に、２〜３官能で主鎖中にメ
チルメタクリレート成分を有したウレタンアクリレート
系オリゴマーを主成分とし、モノマー成分を配合した電
離放射線硬化型透明樹脂塗料（ダイセルＵＣＢ社製、
「ＫＲＭ７８１８」）をダイコート法で厚さ２５０μｍ
に塗布し、加速電圧：２５０ＫＶ、照射線量：４Ｍｒａ
ｄの条件で、窒素ガス雰囲気の電子線照射装置（日新電
機社製、カーテンビーム方式）を通して、該塗料を硬化
させて透明シートを得た。上記の透明シートの一方の面
に、実施例１で用いたオーク材の柾目柄を第３版、第２
版、第１版、ベタ印刷の順に印刷し、印刷層を形成した
が、剥離強度が弱く、長手方向に複数の溝状の凹部が加
工された合板製の床材の表面側に、貼り合わせ加工中に
印刷層が剥離し、満足な製品は得られなかった。
フイルム（ユニチカ社製、「エンブレットＳ」）の表面
を離型処理し、その処理面に、２〜３官能で主鎖中にメ
チルメタクリレート成分を有したウレタンアクリレート
系オリゴマーを主成分とし、モノマー成分を配合した電
離放射線硬化型透明樹脂塗料（ダイセルＵＣＢ社製、
「ＫＲＭ７８１８」）をダイコート法で厚さ２５０μｍ
に塗布し、加速電圧：２５０ＫＶ、照射線量：４Ｍｒａ
ｄの条件で、窒素ガス雰囲気の電子線照射装置（日新電
機社製、カーテンビーム方式）を通して、該塗料を硬化
させて透明シートを得た。上記の透明シートの一方の面
に、実施例１で用いたオーク材の柾目柄を第３版、第２
版、第１版、ベタ印刷の順に印刷し、印刷層を形成した
が、剥離強度が弱く、長手方向に複数の溝状の凹部が加
工された合板製の床材の表面側に、貼り合わせ加工中に
印刷層が剥離し、満足な製品は得られなかった。
【００１６】
【発明の効果】耐磨耗性、耐擦傷性、耐薬品性、耐熱性
に優れた電離放射線硬化型透明樹脂塗料を表面層として
使用し、ポリエチレンテレフタレート樹脂製離型フイル
ムの高い表面平滑性を持っているので、精密な印刷模様
を形成することができ、また、小ロットに対応可能で、
電離放射線硬化型透明樹脂塗料の硬化時に印刷層を転写
するので、印刷層の剥離強度に優れているという特徴を
有している。
に優れた電離放射線硬化型透明樹脂塗料を表面層として
使用し、ポリエチレンテレフタレート樹脂製離型フイル
ムの高い表面平滑性を持っているので、精密な印刷模様
を形成することができ、また、小ロットに対応可能で、
電離放射線硬化型透明樹脂塗料の硬化時に印刷層を転写
するので、印刷層の剥離強度に優れているという特徴を
有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ２９Ｃ 65/18 Ｂ２９Ｃ 65/18 // Ｂ２９Ｋ 105:20 Ｂ２９Ｋ 105:20 311:14 311:14 Ｂ２９Ｌ 31:58 Ｂ２９Ｌ 31:58 (72)発明者 桝田 義勝 東京都中央区京橋１丁目18番１号 シーア イ化成株式会社内 Ｆターム(参考） 2B002 AA03 AA06 AA08 AA10 DA01 DA04 4D075 BB42Z BB46Z BB47Z CA02 CA13 CA44 DA04 DB43 DB48 DB50 DC02 DC31 DC38 DC40 EA21 EA25 EA35 EB22 EB24 EB38 4F100 AK25B AP01C BA03 BA10A BA10C CB03 CC00A DD01C DD05C EH46B EJ08B EJ192 EJ222 EJ422 EJ53B GB08 HB31A JB14B JK06 JK12B JL10A JN01B YY00B 4F209 AA42 AA43 AA44 AD06 AD11 AD24 AD32 AD35 AF01 AG03 AG05 AH48 PA03 PA15 PB02 PB13 PC05 PG02 PG05 PG14 PH02 PH21 PH27 PJ01 PJ06 PN03 PN06 PN09 PQ02 4F211 AD06 AD09 AD24 AG03 AH48 TA04 TC02 TD11 TH02 TH17 TH27 TJ31 TN09 TQ03 TQ04
Claims (3)
- 【請求項１】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離
型フイルムの表面に、着色インキによる印刷層を形成
し、該印刷層上に、２〜３官能で主鎖中にメチルメタク
リレート成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマ
ーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹脂塗料を塗布
し、電離放射線を照射してＨないし２Ｈの表面硬度を有
する塗膜を形成させ、離型フイルム上に化粧シートを製
造した後、該離型フイルムを剥がした化粧シートの印刷
層側に湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布し、溝状の
凹凸部を有する木質基材の表面に貼り合わせ、さらに、
加熱されたロールを用いて該化粧シートを溝状の凹凸部
に抑え込み加工を施したことを特徴とする凹凸部を有す
る化粧板の製造方法。 - 【請求項２】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製の離
型フイルムの表面に、着色インキによる印刷層を形成
し、該印刷層上に、２〜３官能で主鎖中にメチルメタク
リレート成分を有したウレタンアクリレート系オリゴマ
ーを主成分とした電離放射線硬化型透明樹脂塗料を塗布
し、電離放射線を照射してＨないし２Ｈの表面硬度を有
する塗膜を形成させ、離型フイルム上に化粧シートを製
造した後、該離型フイルムを剥がした化粧シートの印刷
層側を、ホットメルト接着剤を塗布された凹凸部を有す
る木質基材の表面に、メンブレンプレス成形により貼り
合わせたことを特徴とする凹凸部を有する化粧板の製造
方法。 - 【請求項３】 該着色インキのバインダー樹脂は、硝化
綿、塩ビ−酢ビ共重合樹脂であることを特徴とする請求
項１または２に記載の凹凸部を有する化粧板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000392570A JP2002192680A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 凹凸部を有する化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000392570A JP2002192680A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 凹凸部を有する化粧板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002192680A true JP2002192680A (ja) | 2002-07-10 |
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ID=18858537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000392570A Pending JP2002192680A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 凹凸部を有する化粧板の製造方法 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2002192680A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010046819A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | C I Kasei Co Ltd | 合成樹脂化粧シートとその製造方法 |
| JP2011025691A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-02-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 抗アレルゲン性を有する木質板 |
| JP2011025690A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-02-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 抗アレルゲン性を有する木質板 |
| CN102241042A (zh) * | 2011-06-03 | 2011-11-16 | 王柏泉 | 一种同步纹浮雕木地板的生产方法 |
| CN103660293A (zh) * | 2012-09-18 | 2014-03-26 | 英业达科技有限公司 | 热熔本体、热熔套件以及重工方法 |
| CN105799031A (zh) * | 2015-03-03 | 2016-07-27 | 上海菲林格尔木业股份有限公司 | 表面带有立体铺装效果的新型木质地板及其生产方式 |
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2000
- 2000-12-25 JP JP2000392570A patent/JP2002192680A/ja active Pending
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