JP2002190536A - 半導体記憶装置、その製造方法及び半導体記憶装置の駆動方法 - Google Patents

半導体記憶装置、その製造方法及び半導体記憶装置の駆動方法

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JP2002190536A
JP2002190536A JP2001003960A JP2001003960A JP2002190536A JP 2002190536 A JP2002190536 A JP 2002190536A JP 2001003960 A JP2001003960 A JP 2001003960A JP 2001003960 A JP2001003960 A JP 2001003960A JP 2002190536 A JP2002190536 A JP 2002190536A
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Takashi Mitsuida
▲高▼ 三井田
Kazuhiro Kawajiri
和廣 川尻
Yoshihiro Hirota
良浩 廣田
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INNOTECH CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造自体の信頼性が高く、かつ過大な書き込
みを行なっても捕獲電荷の局在化を維持しつつ微細化が
可能であり、さらに閾値電圧のばらつきを抑制すること
ができる半導体記憶装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 相対する第2の絶縁膜26a、26bの
側面を有し、かつ底部に第1の絶縁膜22が露出する凹
部32を形成する工程と、凹部32を介して半導体基板
21に一導電型不純物を導入し、一導電型不純物の導入
領域を反対導電型領域23から一導電型領域33aに変
換する工程と、凹部32内の相対する第2の絶縁膜26
a、26bの側面から凹部32の底部上にかけて第1の
導電体膜からなる側壁を形成する工程と、凹部32を橋
渡しし、かつ側壁表面の絶縁膜及び凹部32の底部上に
帯状の第2の導電体膜を形成する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
その製造方法及び半導体記憶装置の駆動方法に関し、よ
り詳しくは、2ビット不揮発性プログラマブルリードオ
ンリーメモリ、その製造方法、及びその駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリにおいては、微細化限
界は低電圧化、セル面積及び静電容量スケーリングの限
界により決定される。一方で、一素子当たりの多値化を
図ることが低コスト化トレンドに対処する要素技術とし
て期待されている。また、不揮発性メモリの中には、マ
スクROMのように書き換え不要のものがあり、低価格
での製品の供給が望まれている。この場合も、一素子当
たりの多値化を図ることが低コスト化に対処する要素技
術として注目されている。
【0003】このような状況下で、米国特許(USP6,01
1,725)に一素子当たりの多値化を図ることが可能な不
揮発性メモリの構造が開示されている。それによれば、
MONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconducto
r)構造による捕獲電荷の局在化を利用しており、様々
な多値化技術の中でもこの方式によれば4値状態、即ち
2ビットを安定的に得ることができると期待される。こ
の方式は、デバイスの閾値をソース領域付近に局在した
固定電荷により決定させ得ることを利用するとともに、
ソース領域とドレイン領域とを入れ換えて動作させるこ
とにより、1つのトランジスタで2ビット(即ち、4値
状態)の情報をつくり出すことができる独自の方式であ
る。上記方式は、閾値レベルを多値化する既存の方式と
比べて情報の信頼性に優るものと考えられる。
【0004】この出願の図17(a)、(b)において
上記米国特許の素子構造と同様な素子構造を示す。即
ち、一導電型の半導体基板1上に間隔をおいてソース領
域又はドレイン領域となる反対導電型領域6a、6bが
形成され、それらの間のチャネル領域上に窒化膜3を酸
化膜2、4によりサンドウイッチしたONO(Oxide Ni
tride Oxide)構造が形成され、さらにONO構造上に
コントロールゲート5が形成されている。このような積
層構造が全体でMONOS構造となる。
【0005】情報の書き込みにおいて、反対導電型領域
6a又は6bにプログラム電圧を印加してアバランシェ
降伏させることにより反対導電型領域6a又は6b付近
でホットエレクトロンを発生させる。その電子はその反
対導電型領域6a又は6bと半導体基板1とで形成され
るpn接合近傍のONO構造に注入され、窒化膜3中の
電子トラップに捕獲される。このとき、窒化膜3は非導
電性を有するため、捕獲電子は、通常、そのpn接合近
傍の窒化膜3中に局在する。
【0006】図17(a)は、反対導電型領域6a及び
6bにそれぞれ別々にプログラム電圧を印加した場合で
あり、固定電荷7a及び7bがそれぞれ反対導電型領域
6a及び6b付近に局在している状態を示す。この状態
が2ビット、4値状態のうちの1つの状態を示す。この
情報を読み出すには、反対導電型領域6aをソース領域
とし、かつもう一方の反対導電型領域6bをドレイン領
域として一方向の電流を検出し、次いで、それと逆に、
反対導電型領域6bをソース領域とし、かつ反対導電型
領域6aをドレイン領域として逆方向の電流を検出す
る。それらのいずれの場合も、固定電荷7a又は7bが
ソース領域側に存在し、チャネルを閉じるような電界が
生じるため、検出される電流値は小さい値となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記不
揮発性メモリには以下のような問題が残る。 (i)書き込み制御 書き込みにおいては、上記したように、捕獲電子は、通
常、pn接合近傍に局在する。しかし、過大な書き込み
により窒化膜中の捕獲電子分布が拡大し、捕獲電子が一
様に分布する虞がある。この場合、捕獲電子の局在化を
実現できないため動作の非対称性が崩れ、2ビット動作
を行なわせることができなくなる。このような過大な書
き込みを防ぐため、書き込み時間の精密な制御が必要と
なる。
【0008】また、書き込み時間の精密な制御を行なっ
たとしても、両側に同時に電荷を局在化させようとする
場合、窒化膜中の捕獲電子分布の拡大を考慮して、チャ
ネル長をある程度長くとる必要が有る。このため、従来
例の構造は微細化には適していないと考えられる。 (ii)閾値のばらつき アバランシェ降伏は局所的に起こるので、図14(b)
に示すチャネル幅方向全域にわたって均一に固定電荷を
局在化させることは難しい。従って、閾値電圧のばらつ
きを生じる虞がある。
【0009】(iii)MONOS構造自体 MONOS構造は不揮発性メモリとしての実績がなく、
ONO構造、特に窒化膜の膜質の最適化、及び積層膜同
士の界面の安定化が必要である。本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、構造自体の
信頼性が高く、過大な書き込みを行なっても捕獲電荷の
局在化を維持することができ、捕獲電荷の局在化を維持
しつつ微細化が可能であり、さらに閾値電圧のばらつき
を抑制することができる半導体記憶装置、その製造方法
及び半導体記憶装置の駆動方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、半導体記憶装置の製造方法
に係り、一導電型の半導体基板上に第1の絶縁膜を形成
する工程と、前記半導体基板の表層に反対導電型領域を
形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を
形成する工程と、前記第2の絶縁膜を選択的に除去し、
相対する第2の絶縁膜の側面を有し、かつ底部に前記第
1の絶縁膜が露出する凹部を形成する工程と、前記凹部
を介して前記半導体基板に一導電型不純物を導入し、前
記一導電型不純物の導入領域を前記反対導電型領域から
一導電型領域に変換する工程と、全面に第1の導電体膜
を形成する工程と、前記第1の導電体膜を異方性エッチ
ングして、前記凹部内の相対する第2の絶縁膜の側面か
ら前記凹部の底部上にかけて前記第1の導電体膜からな
る側壁を形成する工程と、前記側壁の表面に絶縁膜を形
成する工程と、全面に第2の導電体膜を形成する工程
と、前記第2の導電体膜を選択的に除去して、前記凹部
を橋渡しし、かつ前記側壁表面の絶縁膜及び前記凹部の
底部上に帯状の前記第2の導電体膜を形成する工程とを
有することを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項
1記載の半導体記憶装置の製造方法に係り、前記第2の
絶縁膜は、下層からシリコン窒化膜とシリコン酸化膜が
積層されてなり、前記第2の絶縁膜を選択的に除去し
て、凹部を形成する工程において、前記シリコン窒化膜
をストッパとして用いて前記シリコン酸化膜を選択的に
エッチングし、その後前記シリコン窒化膜を選択的にエ
ッチングすることを特徴とし、請求項3記載の発明は、
請求項1又は2記載の半導体記憶装置の製造方法に係
り、前記凹部を介して前記半導体基板に一導電型不純物
を導入し、前記一導電型不純物の導入領域を前記反対導
電型領域から一導電型領域に変換する工程において、前
記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板に一導電
型不純物を導入し、前記凹部下の反対導電型領域を一導
電型領域に変換することを特徴とし、請求項4記載の発
明は、請求項1又は2記載の半導体記憶装置の製造方法
に係り、前記凹部を介して前記半導体基板に一導電型不
純物を導入し、前記一導電型不純物の導入領域を前記反
対導電型領域から一導電型領域に変換する工程におい
て、前記凹部内に形成された側壁をマスクとして前記半
導体基板に一導電型不純物を導入し、前記凹部内の対向
する側壁の間の領域下の反対導電型領域を一導電型領域
に変換することを特徴とし、請求項5記載の発明は、請
求項1又は2記載の半導体記憶装置の製造方法に係り、
前記凹部を介して前記半導体基板に一導電型不純物を導
入し、前記一導電型不純物の導入領域を前記反対導電型
領域から一導電型領域に変換する工程において、前記凹
部内に形成された側壁及び該側壁表面の絶縁膜をマスク
として前記半導体基板に一導電型不純物を導入し、前記
凹部内の対向する側壁表面の絶縁膜の間の領域下の反対
導電型領域を一導電型領域に変換することを特徴とし、
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一に記
載の半導体記憶装置の製造方法に係り、前記凹部内の相
対する第2の絶縁膜の側面に形成された第1の導電体膜
からなる側壁は第1及び第2のフローティングゲートで
あり、前記帯状の第2の導電体膜はコントロールゲート
であり、前記一導電型領域の表層はチャネル領域である
ことを特徴としている。
【0011】請求項7記載の発明は、半導体記憶装置の
製造方法に係り、一導電型の半導体基板に複数の半導体
記憶素子が行と列に配置された半導体記憶装置の製造方
法であって、前記半導体基板上に第1の絶縁膜を形成す
る工程と、前記半導体基板表層に反対導電型領域を形成
する工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成
する工程と、前記第2の絶縁膜を前記列方向に沿って選
択的に除去し、前記列方向に延びる帯状の第2の絶縁膜
からなる凸部を間隔を置いて複数形成する工程と、前記
第2の絶縁膜の除去領域を通して前記半導体基板に一導
電型不純物を導入し、前記一導電型不純物の導入領域を
前記反対導電型領域から一導電型領域に変換する工程
と、全面に第1の導電体膜を形成する工程と、前記第1
の導電体膜を異方性エッチングして、各々の前記凸部の
両側面に前記第1の導電体膜からなる側壁を形成する工
程と、前記側壁の表面に絶縁膜を形成する工程と、前記
側壁の表面に絶縁膜を形成した後に全面に第2の導電体
膜を形成する工程と、前記第2の導電体膜を前記行方向
に沿って選択的に除去し、前記行方向に延びる帯状の前
記第2の導電体膜からなるコントロールゲートを間隔を
置いて複数形成する工程とを有することを特徴とし、請
求項8記載の発明は、請求項7記載の半導体記憶装置の
製造方法に係り、前記第2の絶縁膜は、下層からシリコ
ン窒化膜とシリコン酸化膜が積層されてなり、前記第2
の絶縁膜を前記列方向に沿って選択的に除去する工程に
おいて、前記シリコン窒化膜をストッパとして用いて前
記シリコン酸化膜を選択的にエッチングし、その後前記
シリコン窒化膜を選択的にエッチングすることを特徴と
し、請求項9記載の発明は、請求項7又は8記載の半導
体記憶装置の製造方法に係り、前記全面に第2の導電体
膜を形成する工程の後、前記第2の導電体膜を前記行方
向に沿って選択的に除去し、前記行方向に延びる帯状の
前記第2の導電体膜からなるコントロールゲートを間隔
を置いて複数形成する工程において、前記第2の導電体
膜上に前記行方向に延びる帯状の耐エッチング性膜を間
隔を置いて複数形成する工程と、前記耐エッチング性膜
をマスクとして前記第2の導電体膜を選択的に除去する
工程と、前記第2の導電体膜を選択的に除去した跡に露
出している、前記側壁の表面の絶縁膜、及び前記側壁の
間の半導体基板の表面の絶縁膜を除去する工程と、前記
側壁の表面の絶縁膜を除去した跡に露出している側壁を
エッチングして除去するとともに、前記側壁の間の半導
体基板の表面の絶縁膜を除去した跡に露出している半導
体基板をエッチングして溝を形成する工程とを有するこ
とを特徴とし、請求項10記載の発明は、請求項7又は
8記載の半導体記憶装置の製造方法に係り、前記全面に
第2の導電体膜を形成する工程の後、前記第2の導電体
膜を前記行方向に沿って選択的に除去し、前記行方向に
延びる帯状の前記第2の導電体膜からなるコントロール
ゲートを間隔を置いて複数形成する工程において、前記
第2の導電体膜上に前記行方向に延びる帯状の耐エッチ
ング性膜を間隔を置いて複数形成する工程と、前記耐エ
ッチング性膜をマスクとして第2の導電体膜を選択的に
エッチングし、前記側壁上の第2の導電体膜を除去する
とともに、前記側壁の間に前記第2の導電体膜を薄く残
す工程と、前記側壁上の第2の導電体膜を除去した跡に
露出している、前記側壁の表面の絶縁膜を除去する工程
と、前記側壁の表面の絶縁膜を除去した跡に露出してい
る側壁、及び前記側壁の間に薄く残した第2の導電体膜
をエッチングし、除去する工程と、前記側壁と、前記側
壁の間に薄く残した第2の導電体膜とを除去した跡を介
して前記半導体基板に選択的に一導電型不純物を導入し
て一導電型の分離領域を形成する工程とを有することを
特徴とし、請求項11記載の発明は、請求項1又は10
記載の半導体記憶装置の製造方法に係り、前記第2の導
電体膜を形成する工程の前に、前記第2の絶縁膜の除去
領域の底部に表出した第1の絶縁膜をエッチングして薄
くする工程を有し、又は前記第2の絶縁膜の除去領域の
底部に表出した第1の絶縁膜をエッチングして除去し、
その後再酸化して第1のゲート絶縁膜を形成する工程を
有することを特徴とし、請求項12記載の発明は、請求
項1又は11記載の半導体記憶装置の製造方法に係り、
前記コントロールゲート下の第1の絶縁膜が第1のゲー
ト絶縁膜であり、前記第1のフローティングゲート下の
第1の絶縁膜が第2のゲート絶縁膜であり、前記第2の
フローティングゲート下の第1の絶縁膜が第3のゲート
絶縁膜であることを特徴としている。
【0012】請求項13記載の発明は、半導体記憶装置
の製造方法に係り、一導電型の半導体基板上に第1のゲ
ート絶縁膜を形成する工程と、前記第1のゲート絶縁膜
上に第1の導電体膜を形成する工程と、前記第1の導電
体膜をパターニングしてコントロールゲートを形成する
工程と、全面に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上
に第2の導電体膜を形成する工程と、前記第2の導電体
膜を異方性エッチングして、前記コントロールゲートの
両側の前記第1のゲート絶縁膜及び前記絶縁膜からなる
2層の絶縁膜上に、前記絶縁膜を挟んで前記コントロー
ルゲートに隣接する前記第1のフローティングゲート及
び第2のフローティングゲートを形成する工程と、前記
コントロールゲート、第1及び第2のフローティングゲ
ートをマスクとして反対導電型不純物を半導体基板に導
入して第1及び第2のフローティングゲートの側方の半
導体基板にそれぞれ反対導電型領域を形成するととも
に、前記コントロールゲート、第1及び第2のフローテ
ィングゲートの下方に一導電型のチャネル領域を形成す
る工程とを有することを特徴としている。
【0013】請求項14記載の発明は、半導体記憶装置
に係り、一導電型の半導体基板にチャネル領域を挟んで
形成された2つの反対導電型領域と、少なくとも前記チ
ャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたコント
ロールゲートと、前記コントロールゲートの両側の、少
なくとも前記チャネル領域又は前記反対導電型領域のう
ち何れか一の上に前記ゲート絶縁膜を介して形成され、
かつ絶縁膜を介して前記コントロールゲートに隣接する
第1及び第2のフローティングゲートとを有することを
特徴としている。
【0014】請求項15記載の発明は、半導体記憶装置
に係り、一導電型の半導体基板に形成された、間隔を置
いて並行する複数の帯状の反対導電型領域と、前記反対
導電型領域上に形成された、間隔を置いて並行する複数
の帯状の絶縁膜と、前記帯状の絶縁膜に対して交差する
方向に並行して延びる複数の帯状のコントロールゲート
と、前記コントロールゲート下方で、かつ前記帯状の絶
縁膜の間を橋渡しするように形成されたゲート絶縁膜
と、前記帯状の反対導電型領域の間を橋渡しするよう
に、前記コントロールゲート下方の半導体基板に形成さ
れた複数の一導電型のチャネル領域と、前記並行する帯
状の絶縁膜の間で、かつ前記並行するコントロールゲー
トの間に形成された素子分離領域と、前記コントロール
ゲート下方で前記帯状の絶縁膜の一側面から前記ゲート
絶縁膜上にかけて形成され、かつ絶縁膜を介して該コン
トロールゲートに隣接する第1のフローティングゲート
と、前記コントロールゲート下方で前記一側面と対向す
る帯状の絶縁膜の他の側面から前記ゲート絶縁膜上にか
けて形成され、かつ絶縁膜を介して該コントロールゲー
トに隣接する第2のフローティングゲートとを有するこ
とを特徴とし、請求項16記載の発明は、請求項15記
載の半導体記憶装置に係り、前記素子分離領域は、前記
隣接するチャネル領域の間の領域にわたって前記半導体
基板に形成された、前記反対導電型領域よりも深く、か
つ前記チャネル領域よりも高濃度の一導電型の分離領域
を有することを特徴とする。
【0015】請求項17記載の発明は、請求項15記載
の半導体記憶装置に係り、前記素子分離領域は、前記隣
接するチャネル領域の間の領域にわたって前記半導体基
板に形成された、前記反対導電型領域よりも深い溝を有
することを特徴とし、請求項18記載の発明は、請求項
14乃至17の何れか一に記載の半導体記憶装置に係
り、前記2つの反対導電型領域のうち、一がソース領域
又はドレイン領域となり、かつ他がドレイン領域又はソ
ース領域となることを特徴としている。
【0016】請求項19記載の発明は、半導体記憶装置
の駆動方法に係り、請求項18記載の半導体記憶装置を
駆動する半導体記憶装置の駆動方法であって、前記第1
のフローティングゲート側の反対導電型領域と前記半導
体基板との間、及び前記コントロールゲートと前記半導
体基板との間に電圧を印加して、前記第2のゲート絶縁
膜と前記半導体基板との間の電位障壁を超え得るような
エネルギを有するキャリアを生じさせることができる高
電界領域を前記半導体基板の表層に形成し、前記エネル
ギを得たキャリアを前記第2のゲート絶縁膜を介して前
記第1のフローティングゲートに注入し、蓄積して、前
記チャネル領域の閾値を制御することを特徴とし、請求
項20記載の発明は、請求項19記載の半導体記憶装置
の駆動方法に係り、前記エネルギを得たキャリアは、前
記高電界領域でアバランシェブレークダウンを起こさせ
ることにより発生するキャリアであることを特徴とし、
請求項21記載の発明は、請求項19又は20記載の半
導体記憶装置の駆動方法に係り、前記エネルギを得たキ
ャリアを第2のゲート絶縁膜を介して第1のフローティ
ングゲートに注入し、蓄積して、閾値を制御した後、前
記第1のフローティングゲート側の反対導電型領域をソ
ース領域とし、前記第2のフローティングゲート側の反
対導電型領域をドレイン領域として、前記半導体記憶装
置を駆動することを特徴としている。
【0017】請求項22記載の発明は、半導体記憶装置
の駆動方法に係り、請求項18記載の半導体記憶装置を
駆動する半導体記憶装置の駆動方法であって、前記第2
のフローティングゲート側の反対導電型領域と前記半導
体基板との間、及び前記コントロールゲートと前記半導
体基板との間に電圧を印加して、前記第3のゲート絶縁
膜と前記半導体基板との間の電位障壁を超え得るような
エネルギを有するキャリアを生じさせることができる高
電界領域を前記半導体基板の表層に形成し、前記エネル
ギを得たキャリアを前記第3のゲート絶縁膜を介して前
記第2のフローティングゲートに注入し、蓄積して、前
記チャネル領域の閾値を制御することを特徴とし、請求
項23記載の発明は、請求項22記載の半導体記憶装置
の駆動方法に係り、前記エネルギを得たキャリアは、前
記高電界領域でアバランシェブレークダウンを起こさせ
ることにより発生するキャリアであることを特徴とし、
請求項24記載の発明は、請求項22又は23記載の半
導体記憶装置の駆動方法に係り、前記エネルギを得たキ
ャリアを第3のゲート絶縁膜を介して第2のフローティ
ングゲートに注入し、蓄積して、閾値を制御した後、前
記第1のフローティングゲート側の反対導電型領域をド
レイン領域とし、前記第2のフローティングゲート側の
反対導電型領域をソース領域として、前記半導体記憶装
置を駆動することを特徴としている。
【0018】請求項25記載の発明は、半導体記憶装置
の駆動方法に係り、請求項18記載の半導体記憶装置を
駆動する半導体記憶装置の駆動方法であって、前記コン
トロールゲート、第1のフローティングゲート側の反対
導電型領域にプログラム電圧を印加して前記第1のフロ
ーティングゲートにキャリアを注入し、蓄積した状態を
第1ビットの第1のバイナリ値とし、前記第1のフロー
ティングゲートにキャリアを蓄積しない状態を第1ビッ
トの第2のバイナリ値として、前記第1のバイナリ値又
は第2のバイナリ値のうち何れか一からなる前記第1ビ
ットを設定し、前記コントロールゲート、第2のフロー
ティングゲート側の反対導電型領域にプログラム電圧を
印加して前記第2のフローティングゲートにキャリアを
注入し、蓄積した状態を第2ビットの第3のバイナリ値
とし、前記第2のフローティングゲートにキャリアを蓄
積しない状態を第2ビットの第4のバイナリ値として、
前記第3のバイナリ値又は第4のバイナリ値のうち何れ
か一からなる前記第2ビットを設定することを特徴と
し、請求項26記載の発明は、請求項25記載の半導体
記憶装置の駆動方法に係り、前記第1ビット及び第2ビ
ットを設定した後に、前記コントロールゲート、第2の
フローティングゲート側の反対導電型領域に読み出し電
圧を印加して前記第1のフローティングゲート側の反対
導電型領域と前記第2のフローティングゲート側の反対
導電型領域に流れる電流を検出することにより、第1の
電流値に対応する前記第1のバイナリ値、又は前記第1
の電流値よりも大きい第2の電流値に対応する前記第2
のバイナリ値のうち何れか一からなる第1ビットを読み
取り、前記コントロールゲート、第1のフローティング
ゲート側の反対導電型領域に読み出し電圧を印加して前
記第1のフローティングゲート側の反対導電型領域と前
記第2のフローティングゲート側の反対導電型領域の間
に流れる電流を検出することにより、第3の電流値に対
応する前記第3のバイナリ値、又は前記第3の電流値よ
りも大きい第4の電流値に対応する前記第4のバイナリ
値のうち何れか一からなる第2ビットを読み取ることを
特徴としている。
【0019】以下に、上記構成に基づく、この発明の作
用、効果を説明する。この発明の半導体記憶装置の製造
方法は、一つは請求項1乃至12に記載した製造方法に
より図2乃至図5及び図7乃至図9に示すように、また
請求項13に記載した製造方法により図12及び図13
に示すように、作成することができる。
【0020】その半導体記憶装置の製造方法によれば、
ともに導電体膜からなる2つのフローティングゲートを
コントロールゲートの側方に絶縁膜を挟んで自己整合的
に作成することが可能であるため、当該製造方法は半導
体記憶装置の微細化に適している。特に、請求項1乃至
12に記載した半導体記憶装置の製造方法によれば、第
2の絶縁膜を除去して形成した凹部内であって、異方性
エッチングにより相対する第2の絶縁膜の側面に導電体
膜からなる2つの側壁を形成し、それらの側壁の間に挟
まれた中央部領域に絶縁膜を介してコントロールゲート
を形成している。2つの側壁は導電体膜であるため、電
極として用いることが可能である。従って、狭い凹部内
に相互に絶縁された3つの電極を形成することができ
る。かつそのような3つの電極を自己整合的に形成する
ことができる。このようにして形成された構造は、この
発明の半導体記憶装置に適用した場合、以下のように微
細化、電荷の局在化に最適である。
【0021】さらに、第2の導電膜をパターニングして
行方向に延びる帯状のコントロールゲートを複数並行す
るように素子形成領域に形成した後に、素子形成領域間
に存在する側壁をエッチングにより除去して、フローテ
ィングゲートを分離する。そして、素子形成領域間の第
2の導電膜及び側壁を除去した後に、その除去跡を通し
て一導電型不純物を半導体基板に導入して、隣接する素
子形成領域を分離する一導電型の分離領域を形成してい
る。或いは、素子形成領域間の側壁をエッチングにより
除去する際に、除去すべき側壁の間の半導体基板も同時
にエッチングにより除去して、隣接する素子形成領域を
分離する素子分離溝を形成している。このように、この
発明によれば、自己整合的に素子分離領域を形成するこ
とができる。この発明の半導体記憶装置においては、図
1、図6及び図11に示すように、一導電型の半導体基
板にチャネル領域を挟んで形成された2つの反対導電型
領域と、少なくともチャネル領域上にゲート絶縁膜を介
して形成されたコントロールゲートと、コントロールゲ
ートの両側の、少なくともチャネル領域又は反対導電型
領域のうち何れか一の上にゲート絶縁膜を介して形成さ
れ、かつ絶縁膜を介してコントロールゲートに隣接する
第1及び第2のフローティングゲートとを有している。
電荷蓄積部として、導電体である第1のフローティング
ゲートと第2のフローティングゲートとを用いており、
窒化膜を用いていないので、構造自体の信頼性が高い。
【0022】また、電荷蓄積部としての第1及び第2の
フローティングゲートはそれぞれコントロールゲートと
絶縁膜により分離されているため、第1又は第2のフロ
ーティングゲート内に注入された電荷は第1又は第2の
フローティングゲートとコントロールゲートの間に介在
する絶縁膜のポテンシャルを超えない限り、コントロー
ルゲート内に移動することがなく、第1又は第2のフロ
ーティングゲート内に局在する。これにより、過大な書
き込みを行なってもpn接合近傍への捕獲電荷の局在化
を維持することができる。
【0023】なお、極めて過大な書き込みを行なった場
合、注入電荷は介在する絶縁膜のポテンシャルを超えて
第1又は第2のフローティングゲートからコントロール
ゲートの方に移動するが、コントロールゲートから直ち
に排出されるため、注入電荷がコントロールゲート内に
残留することはない。従って、過大な書き込みを行なっ
てもなお捕獲電荷の局在化を維持することができる。
【0024】また、第1及び第2のフローティングゲー
トは導電体であり、かつそれぞれチャネル幅方向に延在
しているため、アバランシェ降伏によりホットキャリア
が局所的にフローティングゲート内に注入されてもフロ
ーティングゲート内ではチャネル幅方向全域にわたって
一様に分布する。これにより、閾値電圧のばらつきを抑
制することができる。
【0025】さらに、アバランシェ降伏により生じたホ
ットキャリアを注入電荷として用いているため、フロー
ティングゲート下のゲート絶縁膜が厚くなっても、ホッ
トキャリアはそのゲート絶縁膜のポテンシャルを超える
だけのエネルギを得ることができる。このため、フロー
ティングゲート下のゲート絶縁膜をコントロールゲート
下のゲート絶縁膜よりも厚くすることができるので、一
旦フローティングゲートに蓄積された電荷がリークする
のを抑制することができる。
【0026】上記構造の半導体記憶装置の駆動方法にお
いては、図15(a)、(b)及び図16(a)、
(b)に示すように、第1のフローティングゲートへの
電荷蓄積の有無と、第2のフローティングゲートへの電
荷蓄積の有無とを組み合わせて、合わせて4つのバイナ
リ値を設定することにより一素子当たり2ビットを形成
することが可能である。
【0027】また、2ビットの読み出しは以下の方法に
より行なうことができる。即ち、第1のフローティング
ゲート、又は第2のフローティングゲートへの電荷蓄積
により、当該フローティングゲート下のチャネル領域の
ポテンシャルを変化させることができる。特に、当該フ
ローティングゲート側の反対導電型領域をソース領域と
する場合、固定電荷はチャネル領域が閉じるような電界
を生じさせるため、トランジスタを流れる電流が小さく
なる。逆に、当該フローティングゲート側の反対導電型
領域をドレイン領域とする場合、チャネル領域が閉じる
ような電界を生じさせるとなるのは変わらないが、ソー
ス領域と比べてドレイン領域にはコントロールゲートに
印加される電圧により近い電圧が印加されるため、固定
電荷がチャネルポテンシャルに与える影響は少なくな
り、トランジスタを流れる電流が大きくなる。
【0028】また、フローティングゲートへの電荷蓄積
が行なわれていない場合には、両方向ともに電流値が大
きくなる。このように、ソース領域とドレイン領域とを
入れ換えて電流を検出するような上記方法でトランジス
タに流れる電流の値を検出することにより、4つのバイ
ナリ値を読み出すことが可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施の形態 図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体
記憶装置の構造について示す断面図である。図1(b)
は平面図であり、図1(a)は図1(b)のII−II線に
沿う断面を示す。
【0030】その半導体装置では、図1(a)に示すよ
うに、p型(一導電型)のシリコン基板(半導体基板)
21にチャネル領域33aを挟んで第1のn型領域(第
1のフローティングゲート側の反対導電型領域)23a
及び第2のn型領域(第2のフローティングゲート側の
反対導電型領域)23bが形成されている。第1のn型
領域23aは情報の読み出しの際にソース領域として、
及びドレイン領域として交互に入れ換えて用いられる。
これに伴い、第2のn型領域23bは、第1のn型領域
23aがソース領域として用いられるときドレイン領域
として用いられ、第1のn型領域23aがドレイン領域
として用いられるときソース領域として用いられる。
【0031】第1のn型領域23aと第2のn型領域2
3bはそれぞれ並行する帯状の絶縁膜26a、26bの
直下に形成されている。従って、チャネル領域33a
は、対向する絶縁膜26a、26bの間の領域に限定さ
れる。なお、この実施の形態では絶縁膜26a、26b
として下層からシリコン窒化膜24a、24bとシリコ
ン酸化膜25a、25bからなる2層構造を用いてい
る。
【0032】さらに、チャネル領域33a上で、絶縁膜
26a、26bの側面に第2のゲート絶縁膜22aを介
して第1のフローティングゲート27aが形成され、チ
ャネル領域33a上で、絶縁膜26a、26bの側面に
第3のゲート絶縁膜22bを介して第2のフローティン
グゲート27bが形成されている。また、第1のフロー
ティングゲート27aと第2のフローティングゲート2
7bの間のチャネル領域33a上に第1のゲート絶縁膜
28を介してコントロールゲート30aが形成されてい
る。コントロールゲート30aは絶縁膜26a、26b
上にも延在している。この場合、コントロールゲート3
0aはワードライン(WL)としての機能も有する。
【0033】この実施の形態では、第2のゲート絶縁膜
22a及び第3のゲート絶縁膜22bは第1のゲート絶
縁膜28よりも厚く形成されている。コントロールゲー
ト30aに比較的低電圧を印加して動作するようにし、
かつフローティングゲート27a、27bから捕獲電荷
がリークしないようにするためである。一方、アバラン
シェ降伏によりホットキャリアを生じさせることで、フ
ローティングゲート27a、27b下のゲート絶縁膜2
2a、22bが厚くなっても、ホットキャリアに対して
絶縁膜22a、22bのポテンシャルを超えるだけのエ
ネルギを付与することができる。
【0034】第2のゲート絶縁膜22a及び第3のゲー
ト絶縁膜22bの膜厚は捕獲電荷のリークをできるだけ
小さくするため15nm以上が好ましく、また捕獲電荷
からの電界がチャネル領域に十分な影響を及ぼすように
100nm以下が好ましい。なお、場合により、第1乃
至第3のゲート絶縁膜28、22a、22bは同じ膜厚
で形成されてもよい。
【0035】また、第1のフローティングゲート27a
とコントロールゲート30aの間に絶縁膜29aが介在
し、第2のフローティングゲート27bとコントロール
ゲート30aの間に絶縁膜29bが介在している。そし
て、第1のフローティングゲート27a下の第2のゲー
ト絶縁膜22aによる静電容量値が、第1のフローティ
ングゲート27aとコントロールゲート30aの間の絶
縁膜29aによる静電容量値とほぼ同じ位になるように
絶縁膜29a及び第2のゲート絶縁膜22aの膜厚が決
められる。同様に、第2のフローティングゲート27b
下の第3のゲート絶縁膜22bによる静電容量値が、第
2のフローティングゲート27bとコントロールゲート
30aの間の絶縁膜29bによる静電容量値とほぼ同じ
位になるように絶縁膜29b及び第3のゲート絶縁膜2
2bの膜厚が決められる。
【0036】このようにすると、読出しのための電圧を
ソース領域23a又は23b、及びコントロールゲート
30aに印加したときに、ソース領域23a又は23b
とコントロールゲート30aとの間の電圧はゲート絶縁
膜22a又は22bと絶縁膜29a又は29bとにほぼ
均等にかかることになる。これにより、読出しが容易に
なる。
【0037】なお、複数のトランジスタを行と列に配置
する場合、図1(b)に示すように、列方向で隣接する
トランジスタTr11、Tr21、・・間で、第1のn
型領域23a、第2のn型領域23b、第3のn形領域
23c・・が相互に接続されて、一列にわたって一つの
帯状のn型領域が形成される。このn型領域をビットラ
インとして用いている。
【0038】但し、フローティングゲート27a、27
b・・は、隣接するトランジスタTr11、Tr21、
・・間で相互に分離される。また、コントロールゲート
30a、30b・・は、行方向に延びる帯状のポリシリ
コン膜(導電膜)を行毎に形成し、かつ一行にわたって
一体的に形成されてなる。
【0039】また、図1(a)、(b)に示すように、
コントロールゲート30a、30b・・の形成されてい
る領域が素子形成領域であり、コントロールゲート30
a、30b・・の間の領域が素子分離領域102であ
る。素子形成領域であって、各n型領域23a、23
b、23c・・の間の領域がチャネル領域33a、33
b・・となる。
【0040】素子分離領域102は、隣接するチャネル
領域33a、33b・・にわたって半導体基板21に形
成された、第1のn型領域(23a+31a)、第2の
n型領域(23b+31b)、第3のn形領域(23c
+31c)・・よりも深い分離溝35を有する。上記の
ように、この発明の実施の形態である半導体記憶装置に
おいては、第1のn型領域(23a+31a)と第2の
n型領域(23b+31b)の間のチャネル領域33a
上に、チャネル長方向に沿って、第1のフローティング
ゲート27aと、コントロールゲート30aと、第2の
フローティングゲート27bとが並んでなる。
【0041】電荷蓄積部として、導電体である第1のフ
ローティングゲート27aと第2のフローティングゲー
ト27bとを用いており、窒化膜を用いていないので、
構造自体の信頼性が高い。また、電荷蓄積部としての第
1及び第2のフローティングゲート27a、27bはそ
れぞれコントロールゲート30aと絶縁膜29a、29
bにより分離されているため、第1又は第2のフローテ
ィングゲート27a、27b内に注入された電荷は第1
又は第2のフローティングゲート27a、27bとコン
トロールゲート30aの間に介在する絶縁膜29a、2
9bのポテンシャルを超えない限り、チャネル長方向、
コントロールゲート30a内に移動することがなく、第
1又は第2のフローティングゲート27a、27b内に
局在する。これにより、過大な書き込みを行なってもn
型領域23a又は23bと半導体基板21とで形成され
るpn接合近傍への捕獲電荷の局在化を維持することが
できる。
【0042】なお、極めて過大な書き込みを行なった場
合、注入電荷は介在する絶縁膜29a、29bのポテン
シャルを超えてコントロールゲート30aの方に移動す
るが、コントロールゲート30aから直ちに排出される
ため、注入電荷がコントロールゲート30a内に残留す
ることはない。従って、過大な書き込みでもなお捕獲電
荷の局在化を維持することができる。
【0043】また、第1及び第2のフローティングゲー
ト27a、27bは導電体であり、かつチャネル幅方向
に延在しているため、アバランシェ降伏によりホットキ
ャリアが局所的にフローティングゲート27a、27b
内に注入されてもフローティングゲート27a、27b
内ではチャネル幅方向全域にわたって一様に分布する。
これにより、閾値電圧のばらつきを抑制することができ
る。
【0044】さらに、アバランシェ降伏により生じたホ
ットキャリアを注入電荷として用いているため、フロー
ティングゲート27a、27b下の第2及び第3のゲー
ト絶縁膜22a、22bが厚くなっても、ホットキャリ
アは第2及び第3のゲート絶縁膜22a、22bのポテ
ンシャルを超えるだけのエネルギを得ることができる。
このため、フローティングゲート27a、27b下の第
2及び第3のゲート絶縁膜22a、22bをコントロー
ルゲート30a下の第1のゲート絶縁膜28よりも厚く
することができるので、一旦フローティングゲート27
a、27bに蓄積された電荷がリークするのを抑制する
ことができる。
【0045】次に、図2乃至図5を参照して上記半導体
記憶装置の製造方法について説明する。図2乃至図5
は、この発明の第1の実施の形態である半導体記憶装置
の製造方法を示す断面図である。なお、図2及び図3は
図1(b)のII-II線に沿う断面のうち素子形成領域1
01の部分のみの断面図であるが、図4及び図5は、図
1(b)のII-II線に沿う断面図であり、素子形成領域
101の断面と素子分離領域102の断面を合わせて示
す。
【0046】ここでは、複数のトランジスタを行と列に
配置する場合について説明する。まず、図2(a)に示
すように、p型(一導電型)のシリコン基板(半導体基
板)21上に膜厚約20nmのシリコン酸化膜(第1の
絶縁膜)22を熱酸化により形成する。次いで、図2
(b)に示すように、シリコン基板21表層に間隔を置
いて高濃度のn型(反対導電型)の第1及び第2のn型
領域(第1及び第2のフローティングゲート側の反対導
電型領域)31a、31bを形成する。
【0047】次に、第1のn型領域31aから第2のn
型領域31bにわたって第1のn型領域31a及び第2
のn型領域31bよりも浅くかつ不純物濃度の低い別の
n型領域23を形成する。次いで、図2(c)に示すよ
うに、シリコン酸化膜22上にシリコン窒化膜とシリコ
ン酸化膜とを順に積層して第2の絶縁膜を形成する。
【0048】次に、第2の絶縁膜の上層のシリコン酸化
膜を列方向に沿って選択的に除去する。このとき、下層
のシリコン窒化膜をエッチングのストッパとする。シリ
コン窒化膜は別途除去する。これによって、本件の対象
領域ではないが、シリコン酸化膜を除去する際に、フィ
ールド酸化膜の膜減りを回避する。これにより、除去領
域(凹部)32を挟んで列方向に延びる帯状の第2の絶
縁膜26a、26bからなる凸部が形成される。第2の
絶縁膜26a、26bは下層からシリコン窒化膜24
a、24bとシリコン酸化膜25a、25bの2層構造
からなる。
【0049】次いで、図2(d)に示すように、除去領
域(凹部)32を通してシリコン基板21にp型不純物
を導入し、除去領域32下のn型領域23をp型領域
(一導電型領域)33に変換する。ここで、分離された
n型領域23aと第1のn型領域31aを新たに第1の
n型領域(23a+31a)とし、分離されたn型領域
23bと第2のn型領域31bを新たに第2のn型領域
(23b+31b)とする。後に、そのp型領域33と
フローティングゲート及びコントロールゲートとの重な
り領域がセルフアラインにてチャネル領域となる。
【0050】次に、図3(a)に示すように、全面に第
1のポリシリコン膜(第1の導電体膜)27を形成す
る。次いで、図3(b)に示すように、第1のポリシリ
コン膜27を異方性エッチングして除去領域32内の一
方の第2の絶縁膜26aの側面に第1のポリシリコン膜
27aを残し、かつ、同じく他方の第2の絶縁膜26b
の側面に第1のポリシリコン膜27bを残す。
【0051】次いで、図3(c)に示すように、除去領
域32内に表出しているシリコン酸化膜22をエッチン
グし、除去した後、図3(d)に示すように、熱酸化に
より、シリコン基板21表面を再酸化して膜厚約10n
mの第1のゲート絶縁膜28を形成するとともに、第1
のポリシリコン膜27a、27b表面にもそれぞれシリ
コン酸化膜29a及びシリコン酸化膜29bを形成す
る。
【0052】なお、上記のように、除去領域32に表出
しているシリコン酸化膜22を全部除去する代わりに薄
く残して次工程に移行してもよい。次に、図4(a)に
示すように、全面に第2のポリシリコン膜(第2の導電
体膜)30を形成する。次いで、図4(b)に示すよう
に、第2のポリシリコン膜30上に相互に間隔を置いて
行方向に並行して延びる帯状のレジストマスク34を形
成する。続いて、レジストマスク34に基づいて第2の
ポリシリコン膜30をエッチングして、行方向に並行し
て延びる帯状の第2のポリシリコン膜からなるコントロ
ールゲート30aを形成する。コントロールゲート30
a下にシリコン酸化膜29aを介して位置する一方の第
2の絶縁膜26aの側面の第1のポリシリコン膜27a
が第1のフローティングゲートとなる。同じく、コント
ロールゲート30a下にシリコン酸化膜29bを介して
位置する他方の第2の絶縁膜26bの側面の第1のポリ
シリコン膜27bが第2のフローティングゲートとな
る。このとき、コントロールゲート30aの間の素子分
離領域102には、除去領域32内の一方の第2の絶縁
膜26aの側面に残る第1のポリシリコン膜27a表面
のシリコン酸化膜29aと、ゲート絶縁膜28と、他方
の第2の絶縁膜26bの側面に残る第1のポリシリコン
膜27b表面のシリコン酸化膜29bとが表出する。
【0053】次いで、図4(c)に示すように、レジス
トマスク34を用いて、素子分離領域102に露出する
絶縁膜29a、29b、28をエッチングし、除去す
る。これにより、素子分離領域102に第1のポリシリ
コン膜27a、27bと、半導体基板21とが表出す
る。次に、図5に示すように、レジストマスク34を用
いて、素子分離領域102に露出する第1のポリシリコ
ン膜27a、27bをエッチングし、除去する。このと
き、半導体基板21もエッチングし、隣接するチャネル
領域33aにわたって、第1のn型領域(23a+31
a)、及び第2のn型領域(23b+31b)よりも深
い溝35を半導体基板21に形成する。これにより、素
子分離領域102内に素子分離溝35を自己整合的に形
成することができる。
【0054】その後、通常の工程を経て半導体記憶装置
が完成する。上記のように、この発明の実施の形態であ
る半導体記憶装置の製造方法によれば、第2の絶縁膜を
選択的に除去して形成した凹部32内であって、異方性
エッチングにより対向する側面に導電体膜からなる2つ
の側壁27a、27bを形成し、それらの側壁27a、
27bの間に挟まれた中央部領域に絶縁膜29a、29
bを介してコントロールゲートを形成している。2つの
側壁27a、27bは導電体膜であるため、電極として
用いることが可能である。従って、狭い凹部32内に相
互に絶縁された3つの電極を形成することができる。か
つそのような3つの電極を自己整合的に形成することが
できる。このようにして形成された構造は、この発明の
半導体記憶装置に適用した場合、上記したように、微細
化、電荷の局在化に最適である。
【0055】なお、上記では、図3(c)の工程におい
て、側壁27a、27bの間のシリコン酸化膜22を除
去しているが、図8(a)に示すように、そのまま残し
て側壁の表面にシリコン酸化膜29a、29bを形成
し、その後、図4の工程に移行してもよい。図8(b)
はコントロールゲート30aを形成した後の半導体記憶
装置の断面図である。
【0056】また、上記では、図2(c)の工程の後
に、第2の絶縁膜26a、26bをマスクとしてp型不
純物を導入しているが、図3(b)の工程の後に第2の
絶縁膜26a、26b及び側壁27a、27bをマスク
として、又は図3(d)の工程の後に第2の絶縁膜26
a、26b、側壁27a、27b及び側壁27a、27
b表面のシリコン酸化膜29a、29bをマスクとして
してもよい。図9にこれを適用して作成した半導体記憶
装置の断面を示す。この場合、ソース/ドレイン領域と
なる第1のn型領域23c、23dは第1及び第2のフ
ローティングゲート27a、27bの下まで存在し、チ
ャネル領域33aは側壁27a、27bの間の領域下に
形成される。
【0057】次に、上記電界効果トランジスタが行と列
に複数配置された、周辺回路を含む半導体記憶装置の構
成の一例について説明する。図10(a)は、行と列に
並んだ複数のトランジスの全体配置のうち2行3列の部
分配置と周辺回路のうちセンスアンプ部分を抜き出した
回路図である。
【0058】素子配置を図10(b)に示す。図10
(b)は、行と列に並んだ複数のトランジスタの配置を
示す平面図である。図10(a)、(b)に示すよう
に、第1列に並ぶ複数のトランジスタTr11、Tr2
1、・・の一方のn型領域が相互に接続されて帯状の第
1のn型領域(23a+31a)となっている。第1列
に並ぶ電界効果トランジスタTr11、Tr21、・・
の他方のn型領域が相互に接続され、第2列に並ぶ電界
効果トランジスタTr12、Tr22、・・の一方のn
型領域が相互に接続されて共通の帯状の第2のn型領域
(23b+31b)となっている。説明を省略するが、
この関係は他の列間でも同様であり、第3のn型領域
(23c+31c)以下となる。
【0059】そして、PG/センスアンプセレクタから
出ているビット線BL1がトランジスタスイッチを介し
て第1のn型領域(23a+31a)に接続し、同じ
く、ビット線BL2がトランジスタスイッチを介して共
通の第2のn型領域(23b+31b)に接続し、同じ
く、ビット線BL3がトランジスタスイッチを介して共
通の第3のn型領域(23c+31c)に接続してい
る。
【0060】また、ワード線(WL1,WL2)は、ビ
ット線となる帯状のn型領域と交差して行方向に延びる
コントロールゲート/配線30a、30bで構成されて
いる。隣接するビット線の間の領域であってワード線と
の重なり領域に電界効果トランジスタが形成される。な
お、図中の他の符号は、図1に示す符号と同じ符号は図
1と同じものを示すので、その説明は省略する。
【0061】さらに、バンクセンスアンプがPG/セン
スアンプセレクタに接続されている。隣接するビット線
間で順方向と逆方向それぞれの電流を検出してプログラ
ムされている情報を読み出す。 (2)第2の実施の形態 図6(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体
記憶装置の構造について示す断面図である。図6(b)
は平面図であり、図6(a)は図6(b)のIII−III線
に沿う断面を示す。
【0062】図6(a)、(b)に示す半導体記憶装置
では、素子形成領域101は図1(a)、(b)と同様
な構成を有し、素子分離領域102の構成が図1
(a)、(b)と異なっている。なお、図6(a)、
(b)に記載した符号で示すものは図1(a)、(b)
に記載した符号で示すものと同じものを示すので、その
部分の構成について詳細な説明を省略する。
【0063】以下に、第2の実施の形態である半導体記
憶装置のうち、素子形成領域101は図1に示す第1の
実施の形態である半導体記憶装置と同じ構成なので、説
明を省略し、素子分離領域102の構成について説明す
る。第1の実施の形態と異なる点は、コントロールゲー
ト30a、30bの形成された素子形成領域101の間
の領域である素子分離領域102において、隣接する帯
状の第1のn型領域(23a+31a)と第2のn型領
域(23b+31b)にわたって、かつ隣接するチャネ
ル領域33aにわたって、第1のn型領域(23a+3
1a)及び第2のn型領域(23b+31b)に比べて
深く、かつ高濃度のp型の拡散分離領域36が形成され
ていることである。
【0064】次に、図7(a)乃至(c)を参照して第
2の実施の形態である半導体記憶装置、特に素子分離領
域102の製造方法について説明する。全面に第2のポ
リシリコン膜(第2の導電体膜)30を形成する図4の
工程が終了した後、図7(a)に示すように、レジスト
マスク34を用いて第2のポリシリコン膜30をエッチ
ングして、行方向に並行して延びる複数の帯状の第2の
ポリシリコン膜からなるコントロールゲート30a、3
0b・・を形成する。
【0065】このとき、第1の実施の形態と同様に、コ
ントロールゲート30a、30bの間の素子分離領域1
02に、一方の第2の絶縁膜26aの側面に残る第1の
ポリシリコン膜27a表面のシリコン酸化膜29aと、
他方の第2の絶縁膜26bの側面に残る第1のポリシリ
コン膜27b表面のシリコン酸化膜29bとを表出させ
るとともに、第1の実施の形態と異なり、ゲート絶縁膜
28上に第2のポリシリコン膜30を薄く残すようにす
る。
【0066】次いで、図7(b)に示すように、レジス
トマスク34を用いて、素子分離領域102に露出する
絶縁膜29a、29bをエッチングし、除去する。これ
により、素子分離領域102に第1のポリシリコン膜2
7a、27bが表出するとともに、第2のポリシリコン
膜30がそのまま残る。次に、図7(c)に示すよう
に、レジストマスク34を用いて、素子分離領域102
に露出する第1のポリシリコン膜27a、27bと、ゲ
ート絶縁膜28上に薄く残っている第2のポリシリコン
膜30とをエッチングし、除去する。これにより、素子
分離領域102にはゲート絶縁膜22a、22b及び2
8が表出する。
【0067】続いて、レジストマスク34及び第2の絶
縁膜26a、26bをマスクとしてp型不純物、例えば
ボロンをイオン注入し、隣接する帯状の第1のn型領域
(23a+31a)と第2のn型領域(23b+31
b)にわたって、かつ隣接するチャネル領域33aにわ
たって、第1のn型領域(23a+31a)、及び第2
のn型領域(23b+31b)よりも深い、p型の拡散
領域36を半導体基板21に形成する。これにより、素
子分離領域102内に拡散分離領域36を自己整合的に
形成することができる。
【0068】その後、通常の工程を経て半導体記憶装置
が完成する。上記第2の実施の形態においても、素子分
離領域102を除き、第1の実施の形態と同様な構成を
有するので、第1の実施の形態と同様な作用・効果を有
する。 (3)第3の実施の形態 図11(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る半導
体記憶装置の構造について示す断面図である。図11
(b)は平面図であり、図11(a)は図11(b)の
IV−IV線に沿う断面を示す。
【0069】図11(a)、(b)に示す半導体記憶装
置では、図1(a)、(b)と同様な構成を有し、図1
1(a)、(b)に記載した符号で示すものは図1
(a)、(b)に記載した符号で示すものと下記のよう
な対応関係を有する。従って、図11(a)、(b)に
示す半導体記憶装置の構成について詳細な説明を省略す
る。
【0070】即ち、p型(一導電型)のシリコン基板
(半導体基板)11はシリコン基板21と対応する。第
1のゲート絶縁膜12は第1のゲート絶縁膜28と、第
2及び第3のゲート絶縁膜14a、14bは第2及び第
3のゲート絶縁膜22a、22bと、それぞれ対応す
る。コントロールゲート13はコントロールゲート30
aと、第1及び第2のフローティングゲート16a、1
6bは第1及び第2のフローティングゲート22a、2
2bと、それぞれ対応する。第3及び第4の絶縁膜15
a、15bは第3及び第4の絶縁膜29a、29bと対
応する。第1及び第2のn型領域17a、17bは第1
及び第2のn型領域(23a+31a)、(23b+3
1b)とそれぞれ対応する。
【0071】次に、図12(a)乃至(c)及び図13
(a)、(b)を参照して上記構造の半導体記憶装置を
製造する方法について説明する。図12(a)乃至
(c)、図13(a)、(b)は半導体記憶装置の製造
方法を示す断面図である。まず、図12(a)に示すよ
うに、熱酸化により、p型のシリコン基板(半導体基
板)11上に膜厚5乃至10nmのシリコン酸化膜(第
1のゲート絶縁膜)12を形成する。
【0072】次いで、シリコン酸化膜12上にポリシリ
コン膜(第1の導電体膜)を形成した後、図12(b)
に示すように、ポリシリコン膜をパターニングしてコン
トロールゲート13を形成する。次に、図12(c)に
示すように、全体を熱酸化し、コントロールゲート13
の表面に膜厚約10nm程度のシリコン酸化膜14を形
成するとともに、シリコン基板11上のシリコン酸化膜
12の膜厚を増加させる。これにより、コントロールゲ
ート13の両側のシリコン基板11上のシリコン酸化膜
(第2及び第3のゲート絶縁膜)12及び14の膜厚は
計約20nm程度となる。
【0073】次いで、図13(a)に示すように、全面
に膜厚約150乃至200nmのポリシリコン膜(第2
の導電体膜)16を形成する。次に、図13(b)に示
すように、ポリシリコン膜16を異方性エッチングして
コントロールゲート13の側壁に絶縁膜(第3及び第4
の絶縁膜)15a、15bを間に挟みつつ、コントロー
ルゲート13の両側のシリコン酸化膜12、14上に第
1のフローティングゲート16a及び第2のフローティ
ングゲート16bを形成する。
【0074】次いで、コントロールゲート13、第1及
び第2のフローティングゲート16a、16bをマスク
としてn型不純物をシリコン基板11に導入して第1の
フローテイングコントロールゲート16aの側方のシリ
コン基板11に第1のn型領域(第1のフローティング
ゲート側の反対導電型領域)17aを形成するととも
に、第2のフローティングゲート16bの側方のシリコ
ン基板11に第2のn型領域(第2のフローティングゲ
ート側の反対導電型領域)17bを形成する。
【0075】その後、通常の工程を経て半導体記憶装置
が完成する。上記のように、第3の実施の形態である半
導体記憶装置においても、第1の実施の形態と同様な構
成を有するので、第1の実施の形態で説明した作用・効
果と同様な作用・効果を有する。従って、その説明を省
略する。 (4)第4の実施の形態 次に、この発明の第4の実施の形態である上記半導体記
憶装置の駆動方法について、上記図11の半導体記憶装
置を用い、図14乃至図16を参照して説明する。な
お、図1の半導体記憶装置でも、図11の半導体記憶装
置と同様な構造を有するので、以下の説明と同じように
駆動させることができる。
【0076】図14(a)はその駆動方法のうち書き込
み動作の際におけるコントロールゲート13の周辺部の
電荷の生成や移動の様子を示す断面図である。図14
(b)は、その駆動方法のうち書き込み動作の際におけ
るフローティングゲート16a周辺部のコントロールゲ
ート13から第1のn型領域17aに至る領域のエネル
ギレベルの変化の様子を示す図である。
【0077】書き込み動作を行なうため、第1のn型領
域17aに電圧約+8Vを印加し、コントロールゲート
13に電圧約+12Vを印加する。これにより、図14
(a)に示すように、第1のn型領域17aとシリコン
基板11とで形成されるpn接合から基板11側に空乏
層が広がり、空乏層中の電界がアバランシェ降伏を起こ
す程度に高まる。アバランシェ降伏が起こると、高いエ
ネルギーを有する電子−正孔対が生じる。この場合、コ
ントロールゲート13から、第3の絶縁膜15a、第1
のフローティングゲート16a、第2のゲート絶縁膜1
4aを経て、第1のn型領域17aから広がる空乏層に
至る経路にかけて電位差が生じる。この場合、第3の絶
縁膜15aによる静電容量値に比べて第2のゲート絶縁
膜14aによる静電容量値が小さいので、第2のゲート
絶縁膜14aに強い電界がかかる。この電界は、ホット
エレクトロンが第1のフローティングゲート16aに注
入されるのを促進する。
【0078】以上により、図14(b)に示すように、
第1のフローティングゲート16aに注入されたホット
エレクトロンは絶縁膜14a、15aのポテンシャル障
壁により第1のフローティングゲート16a内に蓄積さ
れる。なお、半導体基板11からゲート絶縁膜12を介
してコントロールゲート13の方に注入されたホットエ
レクトロンは、図14(a)に示すように、直ちに、コ
ントロールゲート13を経てコントロールゲート13に
接続された電源の方に排出される。また、過剰なホット
エレクトロンは、図14(b)に示すように、第3の絶
縁膜15aのポテンシャル障壁を超えてコントロールゲ
ート13に流出するが、この場合も、上記と同様に、直
ちにコントロールゲート13内から排出される。
【0079】図14のようにして書き込み動作を行なう
ことにより、図15(a)、(b)、図16(a)、
(b)に示すような4値状態を形成し得る。次に、図1
5(a)、(b)、図16(a)、(b)を参照して、
4つのバイナリ値を組み合わせて生成される4値状態を
説明する。図15(a)、(b)、図16(a)、
(b)はそれぞれ4つのバイナリ値を組み合わせて生成
される4つの異なる状態を示す断面図である。
【0080】ここで、第1のフローティングゲート16
aにキャリアを蓄積した状態を第1ビットの第1のバイ
ナリ値とし、第1のフローティングゲート16aにキャ
リアを蓄積しない状態を第1ビットの第2のバイナリ値
とする。また、第2のフローティングゲート16bにキ
ャリアを蓄積した状態を第2ビットの第3のバイナリ値
とし、第2のフローティングゲート16bにキャリアを
蓄積しない状態を第2ビットの第4のバイナリ値とす
る。
【0081】図中、実線で示す検出電流の方向を順方向
とし、点線で示す検出電流の方向を逆方向とする。図1
5(a)は、第1及び第2のフローティングゲート16
a、16bにともに電荷蓄積していない状態を示す。即
ち、第1ビットに第2のバイナリ値が設定され、第2ビ
ットに第4のバイナリ値が設定された状態を示す。読み
出し動作において検出電流は順方向、逆方向ともに大き
い値となる。
【0082】図15(b)は、第1のフローティングゲ
ート16aのみに電荷蓄積している状態を示す。即ち、
第1ビットに第1のバイナリ値が設定され、第2ビット
に第4のバイナリ値が設定された状態を示す。読み出し
動作において検出電流は順方向で小さい値となり、逆方
向で大きい値となる。図16(a)は、第2のフローテ
ィングゲート16bのみに電荷蓄積している状態を示
す。即ち、第1ビットに第2のバイナリ値が設定され、
第2ビットに第3のバイナリ値が設定された状態を示
す。読み出し動作において検出電流は順方向で大きい値
となり、逆方向で小さい値となる。
【0083】図16(b)は、第1及び第2のフローテ
ィングゲート16a、16bにともに電荷蓄積している
状態を示す。即ち、第1ビットに第1のバイナリ値が設
定され、第2ビットに第3のバイナリ値が設定された状
態を示す。読み出し動作において検出電流は順方向、逆
方向ともに小さい値となる。次に、情報を書き込む動作
と、書き込まれた情報を読み出す動作について説明す
る。
【0084】上記のようにして、第1のバイナリ値又は
第2のバイナリ値のうち何れか一からなる第1ビットを
設定する。次いで、第3のバイナリ値又は第4のバイナ
リ値のうち何れか一からなる第2ビットを設定する。以
上により、書き込み動作が終了する。次に、書き込まれ
た情報の読み出し動作に移る。
【0085】即ち、コントロールゲート13、ドレイン
領域としての第2のn型領域17bに読み出し電圧を印
加し、ソース領域としての第1のn型領域17aを接地
する。このとき、第1のn型領域17aと第2のn型領
域17bの間に電流(順方向)が流れるので、その電流
を検出する。続いて、コントロールゲート13、ドレイ
ン領域としての第1のn型領域17aに読み出し電圧を
印加し、ソース領域としての第2のn型領域17bを接
地する。このとき、第1のn型領域17aと第2のn型
領域17bの間に電流(逆方向)が流れるので、その電
流を検出する。
【0086】次いで、順方向及び逆方向の電流値の大小
の組み合わせがどうなっているかを特定することによ
り、上記説明したように、第1ビット及び第2ビットを
読み取る。以上のように、この発明の実施の形態である
半導体記憶装置の駆動方法においては、図15(a)、
(b)及び図16(a)、(b)に示すように、第1の
フローティングゲート16aへの電荷蓄積の有無と、第
2のフローティングゲート16bへの電荷蓄積の有無と
の組み合わせにより一素子当たり計4値状態、即ち2ビ
ットを形成することができる。これにより、半導体記憶
装置の微細化、及び低コスト化を実現することが可能と
なる。
【0087】以上、実施の形態によりこの発明を詳細に
説明したが、この発明の範囲は上記実施の形態に具体的
に示した例に限られるものではなく、この発明の要旨を
逸脱しない範囲の上記実施の形態の変更はこの発明の範
囲に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、フロー
ティングゲート16a、16bの材料としてポリシリコ
ンを用いているが、他の導電材料でもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の半導体
記憶装置の製造方法によれば、ともに導電体膜からなる
2つのフローティングゲートをコントロールゲートの側
方に絶縁膜を挟んで自己整合的に作成することが可能で
あるため、当該製造方法は微細化の向上を図りつつ電荷
の局在化に最適な構造を提供し得るものである。
【0089】この発明の半導体記憶装置においては、チ
ャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたコント
ロールゲートと、コントロールゲートの両側の、少なく
ともチャネル領域又は反対導電型領域のうち何れか一の
上にゲート絶縁膜を介して形成され、かつ絶縁膜を介し
てコントロールゲートに隣接する第1及び第2のフロー
ティングゲートとを有している。電荷蓄積部として、導
電体である第1のフローティングゲートと第2のフロー
ティングゲートとを用いており、窒化膜を用いていない
ので、構造自体の信頼性が高い。
【0090】また、電荷蓄積部としての第1及び第2の
フローティングゲートはそれぞれ第3及び第4の絶縁膜
によりコントロールゲートと絶縁分離されているため、
pn接合近傍への捕獲電荷の局在化を維持することがで
きる。さらに、過大な書き込みを行なった場合に絶縁膜
のポテンシャルを超えてフローティングゲートからコン
トロールゲートの方に移動した注入電荷はコントロール
ゲートから直ちに排出されるため、注入電荷がコントロ
ールゲート内に残留することはなく、pn接合近傍への
捕獲電荷の局在化を維持することができる。
【0091】また、第1及び第2のフローティングゲー
トは導電体であり、かつチャネル幅方向に延在している
ため、注入された電荷はフローティングゲート内ではチ
ャネル幅方向全域にわたって一様に分布し、これによ
り、閾値電圧のばらつきを抑制することができる。さら
に、アバランシェ降伏により生じたホットキャリアを注
入電荷として用いているため、フローティングゲート下
の第2及び第3のゲート絶縁膜を厚くすることができ、
これにより、一旦フローティングゲートに蓄積された電
荷がリークするのを抑制することができる。
【0092】上記構造の半導体記憶装置の駆動方法にお
いては、第1のフローティングゲートへの電荷蓄積の有
無と、第2のフローティングゲートへの電荷蓄積の有無
との組み合わせにより一素子当たり計4値状態を形成す
ることができる。これにより、半導体記憶装置の微細
化、及び低コスト化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態である半
導体記憶装置の断面図であり、(b)は、同じく平面図
である。
【図2】(a)乃至(d)は、本発明の第1の実施の形
態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その1)である。
【図3】(a)乃至(d)は、本発明の第1の実施の形
態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その2)である。
【図4】本発明の第1の実施の形態である半導体記憶装
置の製造方法について示す断面図(その3)である。
【図5】(a)は、本発明の第2の実施の形態である半
導体記憶装置の断面図であり、(b)は、同じく平面図
である。
【図6】(a)乃至(d)は、本発明の第2の実施の形
態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その1)である。
【図7】(a)乃至(d)は、本発明の第2の実施の形
態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その2)である。
【図8】本発明の第1及び第2の実施の形態である他の
半導体記憶装置の製造方法について示す断面図(その
4)である。
【図9】本発明の第1及び第2の実施の形態であるさら
に他の半導体記憶装置の製造方法について示す断面図で
ある。
【図10】(a)は、本発明の第1及び第2の実施の形
態である複数のトランジスタと駆動回路を含む半導体記
憶装置の回路図であり、(b)は、同じく半導体記憶装
置内の複数のトランジスタの配置例を示す平面図であ
る。
【図11】(a)は、本発明の第3の実施の形態である
半導体記憶装置の断面図であり、(b)は、同じく平面
図である。
【図12】(a)乃至(c)は、本発明の第3の実施の
形態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面
図(その1)である。
【図13】(a)、(b)は、本発明の第3の実施の形
態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その2)である。
【図14】(a)は、本発明の実施の形態である第4の
半導体記憶装置を用いた駆動方法のうち書き込み方法を
示す断面図であり、(b)は書き込み動作の際にコント
ロールゲートから反対導電型領域に至る経路におけるエ
ネルギレベルの変化の様子を示す図である。
【図15】(a)、(b)は、本発明の第4の実施の形
態である半導体記憶装置を用いた駆動方法を示す断面図
(その1)である。
【図16】(a)、(b)は、本発明の第4の実施の形
態である半導体記憶装置を用いた駆動方法を示す断面図
(その2)である。
【図17】(a)は、従来例である半導体記憶装置の断
面図であり、(b)は、同じく平面図である。
【符号の説明】
11、21 シリコン基板(半導体基板) 12、22c、28 第1のゲート絶縁膜 13、30a、30b コントロールゲート 14a、22a 第2のゲート絶縁膜 14b、22b 第3のゲート絶縁膜 15a、29a 絶縁膜(第3の絶縁膜) 15b、29b 絶縁膜(第4の絶縁膜) 16a、27a 第1のフローティングゲート 16b、27b 第2のフローティングゲート 17a、23a、23c、31a 第1のn型領域(第
1のフローティングゲート側の反対導電型領域) 17b、23b乃至23c、31b 第2のn型領域
(第2のフローティングゲート側の反対導電型領域) 23c、31c 第3のn型領域(第3の反対導電型領
域) 26a乃至26c 帯状の第2の絶縁膜(凸部) 32 除去領域(凹部) 33a、33b チャネル領域 35 分離溝 36 拡散分離領域 101 素子形成領域 102 素子分離領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 良浩 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目17番6 号 イノテック株式会社内 Fターム(参考) 5B025 AA04 AB02 AC01 AE00 5F001 AA09 AA21 AA22 AA30 AA34 AA60 AA62 AA63 AB03 AC06 AD05 AD60 AD63 AE02 AE03 AF20 AG07 5F083 EP03 EP09 EP13 EP14 EP15 EP22 EP24 ER02 ER04 ER05 ER06 GA15 NA01 NA03 PR09 PR29 ZA21 5F101 BA03 BA04 BA12 BA16 BA24 BA33 BA35 BA36 BB04 BC11 BD31 BD35 BD38 BE02 BE05 BF05 BH19

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板上に第1の絶縁膜
    を形成する工程と、 前記半導体基板の表層に反対導電型領域を形成する工程
    と、 前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜を選択的に除去し、相対する第2の絶
    縁膜の側面を有し、かつ底部に前記第1の絶縁膜が露出
    する凹部を形成する工程と、 前記凹部を介して前記半導体基板に一導電型不純物を導
    入し、前記一導電型不純物の導入領域を前記反対導電型
    領域から一導電型領域に変換する工程と、 全面に第1の導電体膜を形成する工程と、 前記第1の導電体膜を異方性エッチングして、前記凹部
    内の相対する第2の絶縁膜の側面から前記凹部の底部上
    にかけて前記第1の導電体膜からなる側壁を形成する工
    程と、 前記側壁の表面に絶縁膜を形成する工程と、 全面に第2の導電体膜を形成する工程と、 前記第2の導電体膜を選択的に除去して、前記凹部を橋
    渡しし、かつ前記側壁表面の絶縁膜及び前記凹部の底部
    上に帯状の前記第2の導電体膜を形成する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の絶縁膜は、下層からシリコン
    窒化膜とシリコン酸化膜が積層されてなり、 前記第2の絶縁膜を選択的に除去して、凹部を形成する
    工程において、前記シリコン窒化膜をストッパとして用
    いて前記シリコン酸化膜を選択的にエッチングし、その
    後前記シリコン窒化膜を選択的にエッチングすることを
    特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記凹部を介して前記半導体基板に一導
    電型不純物を導入し、前記一導電型不純物の導入領域を
    前記反対導電型領域から一導電型領域に変換する工程に
    おいて、前記第2の絶縁膜をマスクとして前記半導体基
    板に一導電型不純物を導入し、前記凹部下の反対導電型
    領域を一導電型領域に変換することを特徴とする請求項
    1又は2記載の半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記凹部を介して前記半導体基板に一導
    電型不純物を導入し、前記一導電型不純物の導入領域を
    前記反対導電型領域から一導電型領域に変換する工程に
    おいて、前記凹部内に形成された側壁をマスクとして前
    記半導体基板に一導電型不純物を導入し、前記凹部内の
    対向する側壁の間の領域下の反対導電型領域を一導電型
    領域に変換することを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記凹部を介して前記半導体基板に一導
    電型不純物を導入し、前記一導電型不純物の導入領域を
    前記反対導電型領域から一導電型領域に変換する工程に
    おいて、前記凹部内に形成された側壁及び該側壁表面の
    絶縁膜をマスクとして前記半導体基板に一導電型不純物
    を導入し、前記凹部内の対向する側壁表面の絶縁膜の間
    の領域下の反対導電型領域を一導電型領域に変換するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記凹部内の相対する第2の絶縁膜の側
    面に形成された第1の導電体膜からなる側壁は第1及び
    第2のフローティングゲートであり、前記帯状の第2の
    導電体膜はコントロールゲートであり、前記一導電型領
    域の表層はチャネル領域であることを特徴とする請求項
    1乃至5の何れか一に記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 一導電型の半導体基板に複数の半導体記
    憶素子が行と列に配置された半導体記憶装置の製造方法
    であって、 前記半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板表層に反対導電型領域を形成する工程
    と、 前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜を前記列方向に沿って選択的に除去
    し、前記列方向に延びる帯状の第2の絶縁膜からなる凸
    部を間隔を置いて複数形成する工程と、 前記第2の絶縁膜の除去領域を通して前記半導体基板に
    一導電型不純物を導入し、前記一導電型不純物の導入領
    域を前記反対導電型領域から一導電型領域に変換する工
    程と、 全面に第1の導電体膜を形成する工程と、 前記第1の導電体膜を異方性エッチングして、各々の前
    記凸部の両側面に前記第1の導電体膜からなる側壁を形
    成する工程と、 前記側壁の表面に絶縁膜を形成する工程と、 前記側壁の表面に絶縁膜を形成した後に全面に第2の導
    電体膜を形成する工程と、 前記第2の導電体膜を前記行方向に沿って選択的に除去
    し、前記行方向に延びる帯状の前記第2の導電体膜から
    なるコントロールゲートを間隔を置いて複数形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第2の絶縁膜は、下層からシリコン
    窒化膜とシリコン酸化膜が積層されてなり、 前記第2の絶縁膜を前記列方向に沿って選択的に除去す
    る工程において、前記シリコン窒化膜をストッパとして
    用いて前記シリコン酸化膜を選択的にエッチングし、そ
    の後前記シリコン窒化膜を選択的にエッチングすること
    を特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記全面に第2の導電体膜を形成する工
    程の後、前記第2の導電体膜を前記行方向に沿って選択
    的に除去し、前記行方向に延びる帯状の前記第2の導電
    体膜からなるコントロールゲートを間隔を置いて複数形
    成する工程において、 前記第2の導電体膜上に前記行方向に延びる帯状の耐エ
    ッチング性膜を間隔を置いて複数形成する工程と、 前記耐エッチング性膜をマスクとして前記第2の導電体
    膜を選択的に除去する工程と、 前記第2の導電体膜を選択的に除去した跡に露出してい
    る、前記側壁の表面の絶縁膜、及び前記側壁の間の半導
    体基板の表面の絶縁膜を除去する工程と、 前記側壁の表面の絶縁膜を除去した跡に露出している側
    壁をエッチングして除去するとともに、前記側壁の間の
    半導体基板の表面の絶縁膜を除去した跡に露出している
    半導体基板をエッチングして溝を形成する工程とを有す
    ることを特徴とする請求項7又は8記載の半導体記憶装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記全面に第2の導電体膜を形成する
    工程の後、前記第2の導電体膜を前記行方向に沿って選
    択的に除去し、前記行方向に延びる帯状の前記第2の導
    電体膜からなるコントロールゲートを間隔を置いて複数
    形成する工程において、 前記第2の導電体膜上に前記行方向に延びる帯状の耐エ
    ッチング性膜を間隔を置いて複数形成する工程と、 前記耐エッチング性膜をマスクとして第2の導電体膜を
    選択的にエッチングし、前記側壁上の第2の導電体膜を
    除去するとともに、前記側壁の間に前記第2の導電体膜
    を薄く残す工程と、 前記側壁上の第2の導電体膜を除去した跡に露出してい
    る、前記側壁の表面の絶縁膜を除去する工程と、 前記側壁の表面の絶縁膜を除去した跡に露出している側
    壁、及び前記側壁の間に薄く残した第2の導電体膜をエ
    ッチングし、除去する工程と、 前記側壁と、前記側壁の間に薄く残した第2の導電体膜
    とを除去した跡を介して前記半導体基板に選択的に一導
    電型不純物を導入して一導電型の分離領域を形成する工
    程とを有することを特徴とする請求項7又は8記載の半
    導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の導電体膜を形成する工程の
    前に、 前記第2の絶縁膜の除去領域の底部に表出した第1の絶
    縁膜をエッチングして薄くする工程を有し、又は前記第
    2の絶縁膜の除去領域の底部に表出した第1の絶縁膜を
    エッチングして除去し、その後再酸化して第1のゲート
    絶縁膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項
    1又は10記載の半導体記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記コントロールゲート下の第1の絶
    縁膜が第1のゲート絶縁膜であり、前記第1のフローテ
    ィングゲート下の第1の絶縁膜が第2のゲート絶縁膜で
    あり、前記第2のフローティングゲート下の第1の絶縁
    膜が第3のゲート絶縁膜であることを特徴とする請求項
    1又は11記載の半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 一導電型の半導体基板上に第1のゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、 前記第1のゲート絶縁膜上に第1の導電体膜を形成する
    工程と、 前記第1の導電体膜をパターニングしてコントロールゲ
    ートを形成する工程と、 全面に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に第2の導電体膜を形成する工程と、 前記第2の導電体膜を異方性エッチングして、前記コン
    トロールゲートの両側の前記第1のゲート絶縁膜及び前
    記絶縁膜からなる2層の絶縁膜上に、前記絶縁膜を挟ん
    で前記コントロールゲートに隣接する前記第1のフロー
    ティングゲート及び第2のフローティングゲートを形成
    する工程と、 前記コントロールゲート、第1及び第2のフローティン
    グゲートをマスクとして反対導電型不純物を半導体基板
    に導入して第1及び第2のフローティングゲートの側方
    の半導体基板にそれぞれ反対導電型領域を形成するとと
    もに、前記コントロールゲート、第1及び第2のフロー
    ティングゲートの下方に一導電型のチャネル領域を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体記憶装置の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 一導電型の半導体基板にチャネル領域
    を挟んで形成された2つの反対導電型領域と、 少なくとも前記チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して
    形成されたコントロールゲートと、 前記コントロールゲートの両側の、少なくとも前記チャ
    ネル領域又は前記反対導電型領域のうち何れか一の上に
    前記ゲート絶縁膜を介して形成され、かつ絶縁膜を介し
    て前記コントロールゲートに隣接する第1及び第2のフ
    ローティングゲートとを有することを特徴とする半導体
    記憶装置。
  15. 【請求項15】 一導電型の半導体基板に形成された、
    間隔を置いて並行する複数の帯状の反対導電型領域と、 前記反対導電型領域上に形成された、間隔を置いて並行
    する複数の帯状の絶縁膜と、 前記帯状の絶縁膜に対して交差する方向に並行して延び
    る複数の帯状のコントロールゲートと、 前記コントロールゲート下方で、かつ前記帯状の絶縁膜
    の間を橋渡しするように形成されたゲート絶縁膜と、 前記帯状の反対導電型領域の間を橋渡しするように、前
    記コントロールゲート下方の半導体基板に形成された複
    数の一導電型のチャネル領域と、 前記並行する帯状の絶縁膜の間で、かつ前記並行するコ
    ントロールゲートの間に形成された素子分離領域と、 前記コントロールゲート下方で前記帯状の絶縁膜の一側
    面から前記ゲート絶縁膜上にかけて形成され、かつ絶縁
    膜を介して該コントロールゲートに隣接する第1のフロ
    ーティングゲートと、 前記コントロールゲート下方で前記一側面と対向する帯
    状の絶縁膜の他の側面から前記ゲート絶縁膜上にかけて
    形成され、かつ絶縁膜を介して該コントロールゲートに
    隣接する第2のフローティングゲートとを有することを
    特徴とする半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記素子分離領域は、前記隣接するチ
    ャネル領域の間の領域にわたって前記半導体基板に形成
    された、前記反対導電型領域よりも深く、かつ前記チャ
    ネル領域よりも高濃度の一導電型の分離領域を有するこ
    とを特徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記素子分離領域は、前記隣接するチ
    ャネル領域の間の領域にわたって前記半導体基板に形成
    された、前記反対導電型領域よりも深い溝を有すること
    を特徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記2つの反対導電型領域のうち、一
    がソース領域又はドレイン領域となり、かつ他がドレイ
    ン領域又はソース領域となることを特徴とする請求項1
    4乃至17の何れか一に記載の半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の半導体記憶装置を駆
    動する半導体記憶装置の駆動方法であって、 前記第1のフローティングゲート側の反対導電型領域と
    前記半導体基板との間、及び前記コントロールゲートと
    前記半導体基板との間に電圧を印加して、前記第2のゲ
    ート絶縁膜と前記半導体基板との間の電位障壁を超え得
    るようなエネルギを有するキャリアを生じさせることが
    できる高電界領域を前記半導体基板の表層に形成し、前
    記エネルギを得たキャリアを前記第2のゲート絶縁膜を
    介して前記第1のフローティングゲートに注入し、蓄積
    して、前記チャネル領域の閾値を制御することを特徴と
    する半導体記憶装置の駆動方法。
  20. 【請求項20】 前記エネルギを得たキャリアは、前記
    高電界領域でアバランシェブレークダウンを起こさせる
    ことにより発生するキャリアであることを特徴とする請
    求項19記載の半導体記憶装置の駆動方法。
  21. 【請求項21】 前記エネルギを得たキャリアを第2の
    ゲート絶縁膜を介して第1のフローティングゲートに注
    入し、蓄積して、閾値を制御した後、 前記第1のフローティングゲート側の反対導電型領域を
    ソース領域とし、前記第2のフローティングゲート側の
    反対導電型領域をドレイン領域として、前記半導体記憶
    装置を駆動することを特徴とする請求項19又は20記
    載の半導体記憶装置の駆動方法。
  22. 【請求項22】 請求項18記載の半導体記憶装置を駆
    動する半導体記憶装置の駆動方法であって、 前記第2のフローティングゲート側の反対導電型領域と
    前記半導体基板との間、及び前記コントロールゲートと
    前記半導体基板との間に電圧を印加して、前記第3のゲ
    ート絶縁膜と前記半導体基板との間の電位障壁を超え得
    るようなエネルギを有するキャリアを生じさせることが
    できる高電界領域を前記半導体基板の表層に形成し、前
    記エネルギを得たキャリアを前記第3のゲート絶縁膜を
    介して前記第2のフローティングゲートに注入し、蓄積
    して、前記チャネル領域の閾値を制御することを特徴と
    する半導体記憶装置の駆動方法。
  23. 【請求項23】 前記エネルギを得たキャリアは、前記
    高電界領域でアバランシェブレークダウンを起こさせる
    ことにより発生するキャリアであることを特徴とする請
    求項22記載の半導体記憶装置の駆動方法。
  24. 【請求項24】 前記エネルギを得たキャリアを第3の
    ゲート絶縁膜を介して第2のフローティングゲートに注
    入し、蓄積して、閾値を制御した後、 前記第1のフローティングゲート側の反対導電型領域を
    ドレイン領域とし、前記第2のフローティングゲート側
    の反対導電型領域をソース領域として、前記半導体記憶
    装置を駆動することを特徴とする請求項22又は23記
    載の半導体記憶装置の駆動方法。
  25. 【請求項25】 請求項18記載の半導体記憶装置を駆
    動する半導体記憶装置の駆動方法であって、 前記コントロールゲート、第1のフローティングゲート
    側の反対導電型領域にプログラム電圧を印加して前記第
    1のフローティングゲートにキャリアを注入し、蓄積し
    た状態を第1ビットの第1のバイナリ値とし、前記第1
    のフローティングゲートにキャリアを蓄積しない状態を
    第1ビットの第2のバイナリ値として、前記第1のバイ
    ナリ値又は第2のバイナリ値のうち何れか一からなる前
    記第1ビットを設定し、 前記コントロールゲート、第2のフローティングゲート
    側の反対導電型領域にプログラム電圧を印加して前記第
    2のフローティングゲートにキャリアを注入し、蓄積し
    た状態を第2ビットの第3のバイナリ値とし、前記第2
    のフローティングゲートにキャリアを蓄積しない状態を
    第2ビットの第4のバイナリ値として、前記第3のバイ
    ナリ値又は第4のバイナリ値のうち何れか一からなる前
    記第2ビットを設定することを特徴とする半導体記憶装
    置の駆動方法。
  26. 【請求項26】 前記第1ビット及び第2ビットを設定
    した後に、 前記コントロールゲート、第2のフローティングゲート
    側の反対導電型領域に読み出し電圧を印加して前記第1
    のフローティングゲート側の反対導電型領域と前記第2
    のフローティングゲート側の反対導電型領域に流れる電
    流を検出することにより、第1の電流値に対応する前記
    第1のバイナリ値、又は前記第1の電流値よりも大きい
    第2の電流値に対応する前記第2のバイナリ値のうち何
    れか一からなる第1ビットを読み取り、 前記コントロールゲート、第1のフローティングゲート
    側の反対導電型領域に読み出し電圧を印加して前記第1
    のフローティングゲート側の反対導電型領域と前記第2
    のフローティングゲート側の反対導電型領域の間に流れ
    る電流を検出することにより、第3の電流値に対応する
    前記第3のバイナリ値、又は前記第3の電流値よりも大
    きい第4の電流値に対応する前記第4のバイナリ値のう
    ち何れか一からなる第2ビットを読み取ることを特徴と
    する請求項25記載の半導体記憶装置の駆動方法。
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