JP3249812B1 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP3249812B1
JP3249812B1 JP2001143920A JP2001143920A JP3249812B1 JP 3249812 B1 JP3249812 B1 JP 3249812B1 JP 2001143920 A JP2001143920 A JP 2001143920A JP 2001143920 A JP2001143920 A JP 2001143920A JP 3249812 B1 JP3249812 B1 JP 3249812B1
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Abstract

【要約】 【課題】 一素子当たりの多値化を図ることが可能な、
素子構造上、製造方法上さらに改良された半導体記憶装
置の製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板に複数の半導体記憶素子が行
と列に配置された半導体記憶装置の製造方法であって、
隣り合う半導体層24a、24bの間の半導体基板の表
面を選択的に酸化し、反対導電型領域23a、23bの
中央部領域上を列方向に延びる帯状の絶縁膜34a、3
4bからなる絶縁膜厚膜領域を形成する工程と、導電体
膜を異方性エッチングして、各々の凸状の半導体層24
a、24bの両側の側面に、絶縁膜厚膜領域の端部にか
かる第1及び第2の導電性側壁27a、27bを形成す
る工程と、第1及び第2の導電性側壁27a、27bの
表面に絶縁膜厚膜領域の絶縁膜34a、34bの膜厚よ
りも薄い膜厚の絶縁膜29a、29bを形成する工程と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、より詳しくは、電気的に書込み
可能な2ビットメモリ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリにおいては、低コスト
化のため、一素子当たりの多値化を図る技術が注目さ
れ、米国特許(USP6,011,725、USP5,949,711)に一素子
当たりの多値化を図ることが可能な不揮発性メモリの構
造が開示されている。この構造によれば4値状態、即ち
2ビットを安定的に得ることができると期待される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本件出願人
も、特願平2000−342616号において、上記米
国特許と異なる構造を提案した。その米国特許に比べ
て、微細化が可能であり、またフローティングゲートと
凸状のシリコン層及びn型領域(ソース領域及びドレイ
ン領域)との間の静電容量値を増やして、コントロール
ゲートへの印加電圧をコントロールゲートとフローティ
ングゲートの間の絶縁膜と、フローティングゲートとシ
リコン層及びn型領域との間の絶縁膜に適度に分割する
ことが可能である。
【0004】その特徴は、半導体基板表面に複数の半導
体記憶素子を行と列に配置し、列方向に並ぶ凸状の複数
の半導体層を挟んで両側の半導体基体の表層に列方向に
一連なりとなっている帯状の反対導電型領域を配置し、
一方の反対導電型領域端部から半導体層の一方の側面、
上面及び他方の側面を経て他方の反対導電型領域の端部
に至る領域にチャネル領域を形成するようにしたことで
ある。素子間分離は、隣り合う記憶素子間で半導体層及
びフローティングゲートを分断することにより行なって
いる。
【0005】上記構造を作成するため、列方向に延びる
帯状の半導体層を形成し、さらに半導体層の側壁にフロ
ーティングゲートとなるポリシリコン膜を形成する。そ
の後、レジストマスクに基づいて行方向に相互に並行し
て延びる複数の帯状のコントロールゲートを形成した
後、同じレジストマスクに基づいて隣り合うコントロー
ルゲートの間の部分の半導体層及び半導体層側壁のポリ
シリコン膜を除去することにより、隣り合う半導体記憶
素子の間を分離している。
【0006】提案した素子構造及び製造方法は有意なも
のと考えられるが、素子構造上、製造方法上なお改良す
る余地がある。本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み
て創作されたものであり、一素子当たりの多値化を図る
ことが可能な、素子構造上、製造方法上さらに改良され
た半導体記憶装置及びその製造方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、半導体記憶装置に係り、半
導体基板に複数の半導体記憶素子が行と列に配置された
半導体記憶装置であって、一導電型の半導体基体上に突
出した複数の帯状の一導電型の半導体層が前記列方向に
相互に間隔を置いて並行して形成された前記半導体基板
と、各々の前記半導体層を挟んで前記列方向に延びる、
前記半導体基体の表層に形成された複数の帯状の反対導
電型領域と、前記反対導電型領域の中央部領域上に前記
列方向に延びるように帯状の絶縁膜が形成されてなる絶
縁膜厚膜領域と、相互に間隔を置いて並行し、前記帯状
の半導体層に交差するように前記行方向に延びる行方向
帯状領域であって、前記半導体層の一方の側面側の前記
絶縁膜厚膜領域の端部上から前記半導体層の一方の側面
にかけて前記反対導電型領域上に絶縁膜を介して形成さ
れた第1のフローティングゲートと、前記行方向帯状領
域であって、前記半導体層の他方の側面側の前記絶縁膜
厚膜領域の端部上から前記半導体層の他方の側面にかけ
て前記反対導電型領域上に絶縁膜を介して形成された第
2のフローティングゲートと、前記絶縁膜厚膜領域の絶
縁膜の膜厚よりも薄い膜厚の絶縁膜を介して前記第1及
び第2のフローティングゲート上を通り、前記行方向帯
状領域に形成された、相互に間隔を置いて並行する複数
の帯状のコントロールゲートとを有することを特徴と
し、請求項2記載の発明は、請求項1記載の半導体記憶
装置に係り、前記半導体層の一方の側面側の反対導電型
領域がソース領域又はドレイン領域となり、かつ前記半
導体層の他方の側面側の反対導電型領域がドレイン領域
又はソース領域となり、前記行方向帯状領域であって、
前記半導体層の一方の側面側の反対導電型領域の端部か
ら前記半導体層の一方の側面、上面及び他方の側面を経
て前記半導体層の他方の側面側の反対導電型領域の端部
に至る領域がチャネル領域となり、前記第1及び第2の
フローティングゲートが前記第1及び第2のフローティ
ングゲートの近傍の半導体基体内で生じた高エネルギキ
ャリアの電荷蓄積部となり、前記第1及び第2のフロー
ティングゲートで一素子当たり2ビットを形成し、前記
第1のフローティングゲートへの電荷蓄積の有無と、前
記第2のフローティングゲートへの電荷蓄積の有無との
組み合わせにより、前記ドレイン領域と前記ソース領域
の間に流れる電流の方向と該電流の大小の組み合わせに
よる4値状態を表示し得ることを特徴とし、請求項3記
載の発明は、請求項1又は2記載の半導体記憶装置に係
り、隣り合う前記行方向帯状領域の間の半導体層の一導
電型不純物濃度は前記行方向帯状領域と重なる半導体層
の一導電型不純物濃度よりも高くなっていることを特徴
とし、請求項4記載の発明は、半導体記憶装置に係り、
半導体基板に複数の半導体記憶素子が行と列に配置され
た半導体記憶装置であって、一導電型の半導体基体上に
突出した複数の島状の一導電型の半導体層が行及び列を
形成するように相互に間隔を置いて配置された前記半導
体基板と、前記列方向に並ぶ複数の前記半導体層の列を
挟んで前記列方向に延びる、前記半導体基体の表層に形
成された複数の帯状の反対導電型領域と、前記反対導電
型領域の中央部領域上に前記列方向に延びるように形成
された帯状の絶縁膜厚膜領域と、前記帯状の半導体層上
を通り、かつ相互に間隔を置いて並行して前記行方向に
延びる複数の行方向帯状領域であって、前記半導体層の
一方の側面側の前記絶縁膜厚膜領域の端部上から前記半
導体層の一方の側面にかけて前記反対導電型領域上に絶
縁膜を介して形成された第1のフローティングゲート
と、前記行方向帯状領域であって、前記半導体層の他方
の側面側の前記絶縁膜厚膜領域の端部上から前記半導体
層の他方の側面にかけて前記反対導電型領域上に絶縁膜
を介して形成された第2のフローティングゲートと、前
記絶縁膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄い膜厚の絶縁
膜を介して前記第1及び第2のフローティングゲート上
を通り、前記行方向帯状領域に形成された、相互に間隔
を置いて並行する複数の帯状のコントロールゲートとを
有することを特徴とし、請求項5記載の発明は、請求項
4記載の半導体記憶装置に係り、前記半導体層の一方の
側面側の反対導電型領域がソース領域又はドレイン領域
となり、かつ前記半導体層の他方の側面側の反対導電型
領域がドレイン領域又はソース領域となり、前記行方向
帯状領域であって、前記半導体層の一方の側面側の反対
導電型領域の端部から前記半導体層の一方の側面、上面
及び他方の側面を経て前記半導体層の他方の側面側の反
対導電型領域の端部に至る領域がチャネル領域となり、
前記第1及び第2のフローティングゲートが前記第1及
び第2のフローティングゲートの近傍の半導体基体内で
生じた高エネルギキャリアの電荷蓄積部となり、前記第
1及び第2のフローティングゲートで一素子当たり2ビ
ットを形成し、前記第1のフローティングゲートへの電
荷蓄積の有無と、前記第2のフローティングゲートへの
電荷蓄積の有無との組み合わせにより、前記ドレイン領
域と前記ソース領域の間に流れる電流の方向と該電流の
大小の組み合わせによる4値状態を表示し得ることを特
徴としている。
【0008】請求項6記載の発明は、半導体記憶装置の
製造方法に係り、半導体基板に複数の半導体記憶素子が
行と列に配置された半導体記憶装置の製造方法であっ
て、(i)一導電型の半導体基板上に下部絶縁膜と、耐
酸化性膜と、上部絶縁膜とを順に形成する工程と、(i
i)前記上部絶縁膜上に、前記列方向に相互に間隔を置
いて並行する複数の帯状の耐エッチング性マスクを形成
する工程と、(iii)前記耐エッチング性マスクに基づ
いて、前記上部絶縁膜と、前記耐酸化性膜と、前記下部
絶縁膜とを順にエッチングして除去する工程と、(iv)
残存する前記上部絶縁膜、前記耐酸化性膜及び前記下部
絶縁膜の間に露出する前記半導体基板をエッチングし、
相互に間隔を置いて前記列方向に並行する複数の帯状
で、かつ凸状の半導体層を形成する工程と、(v)露出
する前記凸状の半導体層の側面及び隣り合う前記凸状の
半導体層の間の半導体基板の表面に絶縁膜を形成する工
程と、(vi)前記凸状の半導体層の上面の上方に残存す
る上部絶縁膜及び前記凸状の半導体層の側面に形成され
た絶縁膜をマスクとし、かつ前記表面に形成された絶縁
膜を通して前記隣り合う凸状の半導体層の間の半導体基
板に反対導電型不純物を導入し、前記凸状の半導体層を
挟んで前記列方向に延びる帯状の反対導電型領域層を形
成する工程と、(vii)前記凸状の半導体層の上面の上
方に残存する上部絶縁膜と、前記凸状の半導体層の側面
に形成された絶縁膜と、前記隣り合う凸状の半導体層の
間の半導体基板の表面に形成された絶縁膜とを除去する
工程と、(viii)前記凸状の半導体層の上面の上方に残
存する耐酸化性膜をマスクとして露出する前記凸状の半
導体層の側面及び前記隣り合う凸状の半導体層の間の半
導体基板の表面に新たな絶縁膜を形成する工程と、(i
x)全面に耐酸化性膜を形成する工程と、(x)前記耐
酸化性膜を異方性エッチングして前記凸状の半導体層の
両側の側面に前記耐酸化性膜からなる側壁絶縁膜を形成
する工程と、(xi)前記側壁絶縁膜及び前記凸状の半導
体層の上面の上方に残存する耐酸化性膜をマスクとして
前記隣り合う半導体層の間の半導体基板の表面を選択的
に酸化し、前記反対導電型領域の中央部領域上を前記列
方向に延びる帯状の絶縁膜からなる絶縁膜厚膜領域を形
成する工程と、(xii)前記側壁絶縁膜及び前記凸状の
半導体層の上面の上方に残存する耐酸化性膜を除去し、
さらに前記絶縁膜厚膜領域の絶縁膜を残すように他の露
出する前記絶縁膜を除去した後、露出する前記半導体層
及び半導体基板の表面にゲート絶縁膜となる新たな絶縁
膜を形成する工程と、(xiii)全面に導電体膜を形成す
る工程と、(xiv)前記導電体膜を異方性エッチングし
て、前記各々の凸状の半導体層の両側の側面に、前記絶
縁膜厚膜領域の端部にかかる第1及び第2の導電性側壁
を形成する工程と、(xv)前記第1及び第2の導電性側
壁の表面に前記絶縁膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄
い膜厚の絶縁膜を形成する工程と、(xvi)全面に導電
体膜を形成する工程と、(xvii)前記導電体膜をパター
ニングして、前記凸状の半導体層と交差して前記行方向
に相互に間隔を置いて並行する複数の帯状のコントロー
ルゲートを形成する工程と、(xviii)隣り合う前記帯
状のコントロールゲートの間にある前記第1及び第2の
導電性側壁上の絶縁膜と、前記第1及び第2の導電性側
壁とを順に除去する工程とを有することを特徴とし、請
求項7記載の発明は、請求項6記載の半導体記憶装置の
製造方法に係り、請求項6の(viii)の工程で形成され
た新たな絶縁膜の膜厚は、請求項6の(xi)の工程で形
成された絶縁膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄くなっ
ていることを特徴とし、請求項8記載の発明は、請求項
6又は7記載の半導体記憶装置の製造方法に係り、請求
項6の(xv)の工程における第1及び第2の導電性側壁
の表面に形成する絶縁膜は、酸化膜、窒化膜及び酸化膜
を順に積層した3層の絶縁膜又は単層の酸化膜のうち何
れか一であることを特徴とし、請求項9記載の発明は、
請求項6乃至8の何れか一に記載の半導体記憶装置の製
造方法に係り、請求項6の(xvii)の工程である前記複
数の帯状のコントロールゲートを形成する工程の後に、
前記隣り合うコントロールゲートの間の半導体層に一導
電型不純物を導入して、前記隣り合うコントロールゲー
トの間の半導体層に該コントロールゲート下の半導体層
の一導電型不純物濃度よりも高い一導電型高濃度不純物
層を介在させる工程を有することを特徴とし、請求項1
0記載の発明は、請求項6乃至8の何れか一に記載の半
導体記憶装置の製造方法に係り、請求項6の(xviii)
の工程である前記第1及び第2の導電性側壁を除去する
工程において、前記隣り合うコントロールゲートの間の
凸状の半導体層を除去して、同じ前記列方向に並ぶ、隣
り合うコントロールゲート下の半導体層を相互に分断す
ることを特徴としている。
【0009】以下に、上記構成に基づく、この発明の作
用を説明する。この発明の半導体記憶装置においては、
半導体基体上に突出した複数の帯状の半導体層を間隔を
置いて列方向に並行して配置し、複数の帯状のコントロ
ールゲートを間隔を置いて行方向に並行して配置するこ
とにより、半導体層とコントロールゲートの交差領域に
記憶素子を形成して、複数の記憶素子が行と列に配置さ
れるようにしている。
【0010】そして、コントロールゲート下にのみフロ
ーティングゲートを形成し、隣接する記憶素子間でフロ
ーティングゲートを分断することで、個々の記憶素子を
分離している。この場合、個々の記憶素子間の半導体層
は残してもよいし、除去してもよい。フローティングゲ
ート及びコントロールゲートを分断することで素子間分
離を行なった場合には、記憶素子間が半導体層により繋
がっていても、相互に隣り合う記憶素子間で相互干渉が
生じないので、独立のトランジスタとして動作する。こ
の場合、素子間分離をより確実に行なうためには、さら
に隣り合うコントロールゲートの間の半導体層に、チャ
ネルが形成される半導体層の不純物濃度よりも高濃度の
一導電型不純物を導入することにより、隣接素子間に一
導電型高濃度不純物層を介在させるとよい。
【0011】ところで、この発明の構造では、相対する
フローティングゲートの間の凹部に形成されるコントロ
ールゲートは反対導電型領域と最も接近する。しかも、
コントロールゲートと反対導電型領域との間には高い電
圧がかかる。このため、コントロールゲートと反対導電
型領域との間に介在する絶縁膜の膜厚が薄いと絶縁破壊
が生じてそれらが短絡してしまう虞がある。従って、相
対するフローティングゲートの間であって、反対導電型
領域上の絶縁膜の膜厚はできるだけ厚い方がよい。この
発明の半導体記憶装置の製造方法においては、反対導電
型領域の中央部領域上の絶縁膜厚膜領域に選択酸化法に
より厚い膜厚を有する絶縁膜を形成し、しかも、フロー
ティングゲートを半導体層の側面から絶縁膜厚膜領域の
端部上にかけて反対導電型領域上に形成しているので、
コントロールゲートが絶縁膜厚膜領域上にくることにな
る。このため、コントロールゲートと反対導電型領域と
の間で絶縁破壊が生じにくくなる。
【0012】また、本件出願人が提案した特願平200
0−342616号においては、フローティングゲート
を形成するために半導体層側面のポリシリコン膜を除去
する際に、相互に隣り合うコントロールゲートの間の領
域の半導体層や半導体基体もエッチングされてしまう。
このため、表面の凹凸が増えてその上に膜を形成すると
きなど、所謂膜切れ等が生じる虞や、半導体基体に欠陥
等が導入される虞などがあり、好ましくない。
【0013】この発明では、請求項6の(viii)の工程
で側壁絶縁膜となる耐酸化性膜を形成する前に形成され
た新たな絶縁膜の膜厚は、請求項6の(xi)の工程で形
成された絶縁膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄くなっ
ている。請求項6の(viii)の工程で形成された新たな
絶縁膜は、図6(a)の工程で形成された絶縁膜28
a、28bに相当するが、この絶縁膜28a、28bの
膜厚を絶縁膜厚膜領域の絶縁膜34a、34bの膜厚よ
りも薄くすることで、図8(b)の工程で、ゲート絶縁
膜となる絶縁膜22を形成するために絶縁膜28a、2
8bを除去するとき、絶縁膜厚膜領域の絶縁膜34a、
34bを十分な膜厚で残すことができる。
【0014】さらに、残った絶縁膜厚膜領域の絶縁膜3
4a、34bの膜厚に比較して膜厚の薄い絶縁膜を導電
性側壁表面に形成している。従って、素子間分離のた
め、隣り合うコントロールゲートの間の導電性側壁表面
の絶縁膜を除去する際に隣り合う半導体層の間の半導体
基板上であって相対する導電性側壁の間の半導体基板が
露出するのを防止することができる。これにより、隣り
合うコントロールゲートの間の領域の導電性側壁を除去
する際に、導電性側壁の間の半導体基板は絶縁膜により
保護されるためエッチングされずに済む。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装
置の構造について示す平面図である。図2(a)は同じ
く図1の部分平面図であり、図2(b)は、図2(a)
のIa−Ib−Ic−Id線に沿う断面を示す。また、図3
(a)は同じく図1の部分平面図であり、図3(b)は
図3(a)のII−II線に沿う断面を示す。
【0016】その半導体記憶装置の平面構成では、図
1、図2(a)及び図3(a)に示すように、p型のシ
リコン基体(一導電型の半導体基体)21上に複数の帯
状のp型のシリコン層(一導電型の半導体層)24a、
24b、・・が列方向に相互に間隔を置いて並行して配
置されている。上記半導体記憶装置の断面構成において
は、図2(b)に示すように、シリコン基体21の表面
に断面が直方体形状のシリコン層24a、24b、・・
が突出しているような基板構造を有する。
【0017】このシリコン層24a、24b、・・を挟
んでシリコン基体21の表層にそれぞれ第1のn型領域
(第1の反対導電型領域)23a、第2のn型領域(第
2の反対導電型領域)23b及び第3のn型領域(第3
の反対導電型領域)23cが形成されている。n型領域
23a、23b及び23cは、それぞれ帯状を有し、第
1のn型領域23a及び第2のn型領域23bはシリコ
ン層24aの対向する一対の側面に沿って相互に並行
し、第2のn型領域23b及び第3のn型領域23cは
シリコン層24bの対向する一対の側面に沿って相互に
並行している。列方向で隣接するトランジスタTrij、
Tri+1j、・・間で、第1のn型領域23aが相互に接
続され、かつ第2のn型領域23bが相互に接続され、
また、別の列方向で隣接するトランジスタTrij+1、T
ri+1j+1、・・間で、第3のn型領域23cが相互に接
続されて、一列にわたって一つの帯状のn型領域が形成
されている。
【0018】第1のn型領域23aは情報の読み出しの
際にソース領域として、又はドレイン領域として交互に
入れ換えて用いられる。これに伴い、第2のn型領域2
3bは、第1のn型領域23aがソース領域として用い
られるときドレイン領域として用いられ、第1のn型領
域23aがドレイン領域として用いられるときソース領
域として用いられる。第2のn型領域23b及び第3の
n型領域23cの間にも上記と同様な関係があり、上記
と同様に用いられる。n型領域23a、23b、23c
はビットライン(BL)として機能する。
【0019】また、n型領域23a、23b、23cの
中央部領域上に列方向に延びるように、膜厚の厚い帯状
のシリコン酸化膜(絶縁膜)34a、34b、34a、
・・からなる絶縁膜厚膜領域が形成されている。絶縁膜
厚膜領域の帯状のシリコン酸化膜34a、34b、34
a、・・は、例えば、以下の製造方法で説明するよう
に、LOCOS(Local Oxidization of Silicon)法に
より形成することができる。
【0020】複数の帯状のコントロールゲート30a、
30bは相互に間隔を置いて行方向に並行して配置され
ている。各帯状のコントロールゲート30a、30bの
配置領域を行方向帯状領域という。コントロールゲート
30a、30bは、行方向に延びる帯状のポリシリコン
膜(導電体膜)を行毎に形成し、かつ一行にわたって一
体的に形成してなる。コントロールゲート30a、30
bはワードライン(WL)として機能する。図2
(b)、図3(b)中の符号36は、素子全面を被覆す
るシリコン酸化膜である。なお、この実施の形態では、
コントロールゲート30a、30b上には、シリコン酸
化膜36が形成されているが、さらにこの上に他の配線
等が形成されてもよい。或いは、コントロールゲート3
0a、30bに接して直に他の配線等が形成されてもよ
い。
【0021】コントロールゲート30a、30bと交差
する領域のシリコン層24a,24b・・が動作層24
tとなり、隣り合う動作層24tの間には同じシリコン
層24a,24b・・である素子分離層24sを介在さ
せている。この様子を図3(b)に示す。動作層24t
に半導体記憶素子Trij、Trij+1、・・、Tri+1j、
Tri+1j+1、・・のチャネル領域が形成されて、複数の
半導体記憶素子Trij、Trij+1、・・、Tri+1j、T
ri+1j+1、・・が行と列に配置されることになる。
【0022】図2(b)に示すように、チャネル領域は
第1のn型領域23aと第2のn型領域23bの間の領
域であって、シリコン層24aの一方の側面から上面を
経て反対側の側面に至る領域に形成される。即ち、チャ
ネル長は第1のn型領域23aの端部から第2のn型領
域23bの端部に至るシリコン層24aの沿面距離とほ
ぼ等しくなる。また、図1に示すように、チャネル幅は
コントロールゲート30a,30b・・と重なっている
動作層24tの線幅とほぼ等しくなる。第2のn型領域
23bと第3のn型領域23cの間の領域についても同
様である。
【0023】さらに、図1及び図2(b)に示すよう
に、行方向帯状領域であって、第1のn型領域23aに
面するシリコン層24aの側面から絶縁膜厚膜領域34
aの一方の端部上にかけて、第1のn型領域23a上に
絶縁膜22を介して第1のフローティングゲート27a
が形成されている。また、行方向帯状領域であって、第
2のn型領域23bに面するシリコン層24aの側面か
ら絶縁膜厚膜領域34bの一方の端部上にかけて、第2
のn型領域23b上に絶縁膜22を介して第2のフロー
ティングゲート27bが形成されている。また、同様
に、第2のn型領域23bに面するシリコン層24bの
側面から絶縁膜厚膜領域34bの他方の端部上にかけ
て、第2のn型領域23b上に絶縁膜22を介して第2
のフローティングゲート27bが形成されている。第3
のn型領域23cに面するシリコン層24bの側面から
絶縁膜厚膜領域34aの一方の端部上にかけて、第3の
n型領域23c上に絶縁膜22を介して第1のフローテ
ィングゲート27aが形成されている。
【0024】さらに、シリコン層24a,24b,・・
の上部表面に絶縁膜22が形成され、第1のフローティ
ングゲート27aの表面と第2のフローティングゲート
27bの表面にはそれぞれ絶縁膜厚膜領域の絶縁膜34
a、34bの膜厚よりも薄い膜厚の絶縁膜29a、29
bが形成されている。コントロールゲート30a,30
bは、これらの絶縁膜22、29a、29bを介して、
第1のフローティングゲート27a上からシリコン層2
4a上を経て第2のフローティングゲート27b上を通
り、さらに第2のフローティングゲート27b上からシ
リコン層24b上を経て第1のフローティングゲート2
7a上を通る。
【0025】コントロールゲート30aとシリコン層2
4aとの間に挟まれた絶縁膜22が第1のゲート絶縁膜
となり、第1のフローティングゲート27aとシリコン
層24a,24b・・との間に挟まれた絶縁膜22が第
2のゲート絶縁膜となり、第2のフローティングゲート
27bとシリコン層24a,24b・・との間に挟まれ
た絶縁膜22が第3のゲート絶縁膜となる。
【0026】第2及び第3のゲート絶縁膜22は、シリ
コン層24a近くの第1のn型領域23a、第2のn型
領域23b及び第3のn型領域23cとシリコン基体2
1との間に形成されるpn接合付近でアバランシェ降伏
により生じたホットキャリア(高エネルギキャリア)が
絶縁膜22のポテンシャルを超え得るような膜厚を有し
ている。
【0027】第2のゲート絶縁膜22及び第3のゲート
絶縁膜22の膜厚は蓄積電荷のリークをできるだけ小さ
くするため3nm以上が好ましく、また蓄積電荷からの
電界がチャネル領域に十分な影響を及ぼすように100
nm以下が好ましい。なお、第1のゲート絶縁膜22
は、第2及び第3のゲート絶縁膜22と同じ膜厚で形成
されてもよいし、異なっていてもよい。
【0028】上記した構造では、コントロールゲート3
0a,30b・・やフローティングゲート27a,27
bが隣接する記憶素子間で分断されて素子分離されてい
るため、隣り合う動作層24t同士が素子分離層24s
で繋がっていても素子分離層24sにチャネルは形成さ
れず、隣り合う記憶素子は相互干渉しないので、独立し
たトランジスタとして動作する。動作層24tと素子分
離層24sとが同じ不純物濃度の場合も上記の理由で、
独立したトランジスタとして動作するが、素子分離層2
4s近くに外部から電荷が侵入した場合や、素子分離層
24sの界面準位の状態によっては素子分離層24sの
表面が空乏化する虞がある。従って、この実施の形態で
は、図2(b)及び図3(b)に示すように、これらの
電荷の影響を受けないように、素子分離層24sに予め
高濃度のp型不純物を導入し、素子分離層24sを動作
層24tに比較してp型不純物濃度の高いp型高濃度不
純物層としている。これにより、素子間分離を確実に行
なうことができる。
【0029】以上のように、この発明の第1の実施の形
態である半導体記憶装置においては、第1及び第2のn
型領域23a、23bの中央部領域上に列方向に延びる
ように帯状のシリコン酸化膜34a、34bからなる絶
縁膜厚膜領域が形成され、しかも、フローティングゲー
ト27a、27bがシリコン層24a、24bの側面か
ら絶縁膜厚膜領域34a、34bの端部上にかけて第1
及び第2のn型領域23a、23b上に形成されている
ので、フローティングゲート27a、27bの間に形成
されるコントロールゲート30a、30bが厚い膜厚を
有するシリコン酸化膜34a、34b上にくることにな
る。このため、コントロールゲート30a、30bと第
1及び第2のn型領域23a、23bとの間で絶縁破壊
耐圧の向上を図ることが可能である。
【0030】また、シリコン基体21上に複数の帯状の
シリコン層24a,24b・・を間隔を置いて列方向に
並行して配置し、かつシリコン層24a,24b・・と
交差するように間隔を置いて行方向に並行して複数の帯
状のコントロールゲート30a,30b・・を配置する
ことにより、個々の記憶素子を行と列に配置している。
そして、隣り合うコントロールゲート30a,30b・
・の間の領域でフローティングゲート27a,27bを
分断することで個々の記憶素子を分離している。即ち、
個々の記憶素子間のシリコン層24sは残しているた
め、半導体基体21表面も平坦である。このため、凹凸
が少ない構造となっているので、多層の積層膜を形成す
るのに適している。
【0031】また、フローティングゲート27a,27
b及びコントロールゲート30a,30b・・を分断す
ることで素子間分離を行なっているため、隣接する動作
層24t同士は干渉し合わず、独立したトランジスタと
して動作するが、この実施の形態ではさらに素子分離層
24sに動作層24tの不純物濃度よりも高濃度のp型
不純物を導入しているので、素子間分離をより確実に行
なうことができる。
【0032】(2)第2の実施の形態 次に、図4乃至図11を参照して上記半導体記憶装置の
製造方法について説明する。図4乃至図11は、この発
明の第1の実施の形態である半導体記憶装置の製造方法
を示す断面図である。その断面は図2(a)のIa−Ib−
Ic−Id線に沿う断面に相当する。
【0033】ここでは、複数のトランジスタを行と列に
配置する場合について説明する。まず、図4(a)に示
すように、p型(一導電型)のシリコン基体21上にシ
リコン基体21よりも低濃度のp型のシリコン層(半導
体層)24をエピタキシャル成長等により形成する。次
いで、膜厚約10nmのシリコン酸化膜(下部絶縁膜)
38を熱酸化により形成し、続いて、化学気相成長法
(CVD法)により膜厚約50nmのシリコン窒化膜
(耐酸化性膜)32と、膜厚約300nmのシリコン酸
化膜(上部絶縁膜)25を形成する。
【0034】次いで、図4(b)に示すように、シリコ
ン酸化膜25上にレジスト膜を形成した後、レジスト膜
をパターニングし、相互に間隔を置いて列方向に並行す
る帯状のソース/ドレイン領域を形成すべき領域に開口
部を有するレジストマスク(耐エッチング性マスク)2
6を形成する。続いて、レジストマスク26に基づい
て、シリコン酸化膜25、シリコン窒化膜32及びシリ
コン酸化膜38を順次エッチングし、さらにシリコン層
24をエッチングする。これにより、相互に間隔を置い
て列方向に並行する帯状のシリコン酸化膜25a、25
bからなるイオン注入のマスクが形成されるとともに、
その下に、相互に間隔を置いて列方向に並行する、帯状
のシリコン窒化膜32a、32bと、帯状のシリコン酸
化膜25a、25bと、帯状のシリコン層24a、24
bが形成される。なお、図4(b)中、符号31a、3
1bは、レジストマスク26の開口部に対応する、シリ
コン酸化膜25、シリコン窒化膜32、シリコン酸化膜
38及びシリコン層24をエッチングした跡に生じた凹
部である。
【0035】次に、レジストマスク26を除去した後、
図5(a)に示すように、熱酸化によりシリコン層24
a、24bの側面にイオン注入のマスクとなる膜厚20
〜30nmのシリコン酸化膜(絶縁膜)37を形成す
る。このとき、隣り合うシリコン層24a、24bの間
に露出するシリコン基体21の表面には同じく膜厚20
〜30nmのシリコン酸化膜(絶縁膜)37が形成され
る。
【0036】次いで、図5(a)に示すように、シリコ
ン層24a、24bの表面及び側面のシリコン酸化膜2
5a、25b及び37をマスクとし、シリコン基体21
の表面のシリコン酸化膜37を通して、n型(反対導電
型)の導電型不純物をイオン注入する。このとき、イオ
ン流は基体21表面にほぼ垂直であるため、シリコン層
24aの側面のシリコン酸化膜37をイオンが透過せ
ず、シリコン基体21の表面のシリコン酸化膜37を透
過するようなイオン注入条件を設定する。これにより、
シリコン層24a、24bを挟んで列方向に沿って延び
るシリコン基体21の表層に高濃度のn型(反対導電
型)の第1のn型領域(第1の反対導電型領域)23
a、及び第2のn型領域(第2の反対導電型領域)23
bを形成する。
【0037】次いで、図5(b)に示すように、残存す
るシリコン酸化膜25a、25b及び37を除去した
後、図6(a)に示すように、シリコン窒化膜32a、
32bをマスクとして、熱酸化によりシリコン層24
a、24bの側面、及び隣り合うシリコン層24a、2
4bの間のシリコン基体21の表面に膜厚約10nmの
シリコン酸化膜(絶縁膜)28a、28bを形成する。
【0038】次に、図6(b)に示すように、CVD法
により、膜厚約130nmのシリコン窒化膜(耐酸化性
膜)33を全面に形成する。続いて、シリコン窒化膜3
3を異方性エッチングして、図7(a)に示すように、
シリコン層24a、24bの側面に側壁絶縁膜33a、
33bを形成する。このとき、シリコン層24a、24
bの上面の上方に当初形成したシリコン窒化膜32a、
32bは、シリコン窒化膜33のエッチングにより多少
エッチングされるかもしれないが、大部分残存してい
る。
【0039】次いで、図7(b)に示すように、側壁絶
縁膜33a、33b及びシリコン層24a、24bの上
面の上方のシリコン窒化膜32a、32bをマスクとし
て、シリコン層24a、24bの間のシリコン基体21
を選択的に熱酸化する。これにより、帯状の第1及び第
2のn型領域23a、23bの中央部領域上を列方向に
延びる、膜厚約50nmの帯状のシリコン酸化膜(絶縁
膜)34a、34bからなる絶縁膜厚膜領域を形成す
る。
【0040】次に、図8(a)に示すように、側壁絶縁
膜33a、33b及びシリコン層24a、24bの上面
の上方のシリコン窒化膜32a、32bを除去する。続
いて、図8(b)に示すように、シリコン層24a、2
4bの上面及び側面、シリコン基体21表面のシリコン
酸化膜38a、38b、28a、28bを除去する。こ
のとき、シリコン酸化膜38a、38b、28a、28
bの膜厚は絶縁膜厚膜領域のシリコン酸化膜34a、3
4bよりも薄く形成されているため、絶縁膜厚膜領域の
シリコン酸化膜34a、34bは除去されずに大部分が
残る。
【0041】次いで、図9(a)に示すように、露出す
るシリコン層24a、24bの上面及び側面、シリコン
基体21表面に、熱酸化により、ゲート絶縁膜となる新
たなシリコン酸化膜22を形成する。続いて、図9
(b)に示すように、CVD法により、全面に膜厚約1
30nmの多結晶シリコン膜27を形成する。次いで、
図10(a)に示すように、異方性エッチングにより多
結晶シリコン膜27をエッチングし、帯状のシリコン層
24a、24bの側面にシリコン酸化膜22を介して列
方向に一連なりの多結晶シリコン膜からなる導電性側壁
(第1及び第2の導電性側壁)27a、27bを形成す
る。
【0042】選択酸化法に用いた側壁絶縁膜33a、3
3bを構成するシリコン窒化膜33の膜厚と導電性側壁
27a、27bを構成する多結晶シリコン膜27の膜厚
をほぼ等しくしているため、第1の導電性側壁27a
は、第1のn型領域23a側のシリコン層24aの側面
から絶縁膜厚膜領域34aの一方の端部上にかけて第1
のn型領域23a上に形成され、第2の導電性側壁27
bは、第2のn型領域23b側のシリコン層24aの側
面から絶縁膜厚膜領域34bの一方の端部上にかけて第
2のn型領域23b上に形成される。シリコン層24b
の側面にも同様に、絶縁膜厚膜領域34aの他方の端部
上にかかる第1の導電性側壁27aと、絶縁膜厚膜領域
34bの他方の端部上にかかる第2の導電性側壁27b
とが形成される。
【0043】次に、図10(b)に示すように、多結晶
シリコン膜からなる導電性側壁27a、27bの表面に
熱酸化により膜厚約8nmのシリコン酸化膜(絶縁膜)
29a、29bを形成する。なお、導電性側壁27a、
27bの表面のシリコン酸化膜29a、29bは、絶縁
膜厚膜領域のシリコン酸化膜34a、34bよりも膜厚
を薄く形成することが必要である。
【0044】次いで、図11(a)に示すように、加熱
処理により、反対導電型領域23a、23bの導電型不
純物を活性化するとともに、周辺部に拡散させる。続い
て、例えば、CVD法により、全面に膜厚約250nm
の多結晶シリコン膜(導電体膜)30を形成する。次
に、図11(b)に示すように、フォトリソグラフィ技
術により列方向に並行する帯状のシリコン層24aと交
差するように相互に間隔を置いて行方向に並行する複数
の帯状のレジストマスク(耐エッチング性マスク)35
を形成する。続いて、レジストマスク35に基づいて、
多結晶シリコン膜30をエッチングし、列方向に並行す
る帯状のシリコン層24aと交差し、間隔を置いて行方
向に並行する複数の帯状のコントロールゲート30aを
形成する。エッチングの条件として、例えばCl2+O2
を含む混合ガスを用い、シリコン酸化膜に対する多結晶
シリコンのエッチングの選択比が30以上となるような
ガスの種類やガス流量比を選択する。
【0045】さらに、上記レジストマスク35に基づい
て、イオン注入によりシリコン層24a、24bにp型
不純物を導入する。これにより、コントロールゲート3
0aと30bとの間に存在するシリコン層24a、24
bがp型高濃度不純物層(一導電型高濃度不純物層)と
なる。コントロールゲート30a下のシリコン層24
a、24bが低濃度のp型不純物を有する動作層24t
となり、レジストマスク35で被覆されていないシリコ
ン層24a、24bが動作層24tよりも高濃度のp型
不純物を有する素子分離層24sとなる。各動作層24
tには、図1に示す半導体記憶素子Trij、Trij+1、
・・、Tri+1j、Tri+1j+1、・・のチャネル領域が形
成される。
【0046】続いて、上記レジストマスク35に基づい
て、レジストマスク35で被覆されていないシリコン基
体21、シリコン層24a、24b及び導電性側壁27
a、27b上のシリコン酸化膜22、29a、29bを
エッチングにより除去する。エッチングの条件として、
例えばC48+CH22+Arを含む混合ガスを用い、
シリコンに対するシリコン酸化膜のエッチングの選択比
が30以上となるようなガスの種類やガス流量比を選択
する。この場合、隣り合うシリコン層24a、24bの
間のシリコン基体21上であって相対する導電性側壁2
7a、27bの間の絶縁膜厚膜領域に、導電性側壁27
a、27b表面のシリコン酸化膜29a、29bの膜厚
よりも厚い膜厚の絶縁膜34a、34bが残っている。
このため、隣り合うコントロールゲート30a、30b
の間の導電性側壁27a、27b表面のシリコン酸化膜
29a、29bを除去する際に、隣り合うシリコン層2
4a、24bの間の半導体基体21上であって相対する
導電性側壁27a、27bの間の半導体基体21が露出
するのを防止することができる。
【0047】次に、同じくレジストマスク35に基づい
てコントロールゲート30aで被覆されず、露出してい
る導電性側壁27a、27bをエッチングにより除去す
る。エッチングの条件として、例えばCl2+O2を含む
混合ガスを用い、シリコン酸化膜に対する多結晶シリコ
ンのエッチングの選択比が30以上となるようなガスの
種類やガス流量比を選択する。これにより、図1に示す
コントロールゲート30a、30b下に半導体記憶素子
Trij、Trij+1、・・、Tri+1j、Tri+1j+1、・・
の第1および第2のフローティングゲート27a、27
bが形成されるとともに、フローティングゲート27
a、27bは半導体記憶素子Trij、Trij+1、・・、
Tri+1j、Tri+1j+1、・・間で分断される。
【0048】このとき、隣り合うコントロールゲート3
0a、30bの間に露出しているシリコン層24a、2
4bもエッチングされるが、単結晶シリコンからなるシ
リコン層24a、24bは多結晶シリコンからなるフロ
ーティングゲート27a、27bに比べてエッチングレ
ートが遅いため、フローティングゲート27a、27b
をすべて除去してもシリコン層24a、24bのエッチ
ング量はわずかで、シリコン層24a、24bはほとん
ど残る。また、隣り合うコントロールゲートの間の領域
のシリコン基体21は、シリコン酸化膜22、34a、
34bにより被覆されているので、エッチングされずに
済む。
【0049】その後、全面にシリコン酸化膜36を形成
し、通常の工程を経て半導体記憶装置が完成する。図2
(b)は、その断面図である。以上、図2(a)のIa−
Ib−Ic−Id線に沿う断面の範囲に限定して半導体記憶装
置の製造方法を説明したが、半導体記憶素子が形成され
る全範囲に適用することができることはいうまでもな
い。
【0050】上記のように、この発明の実施の形態であ
る半導体記憶装置の製造方法においては、n型領域23
a、23bの中央部領域上の絶縁膜厚膜領域に選択酸化
法により厚い膜厚を有するシリコン酸化膜34a、34
bを形成し、しかも、シリコン層24a、24bの側面
から絶縁膜厚膜領域の端部上にかけて第1及び第2のn
型領域23a、23b上にフローティングゲート27
a、27bを形成している。このため、隣り合うシリコ
ン層24a、24bとの間の領域において、相対するフ
ローティングゲート27aと27bとの間の凹部に形成
されるコントロールゲート30a、30bと第1及び第
2のn型領域23a、23bの間に絶縁膜厚膜領域34
a、34bが介在することになる。これにより、コント
ロールゲート30a、30bとn型領域23a、23b
との間の絶縁耐圧を向上させることができる。
【0051】また、隣り合うコントロールゲート30
a、30bの間の導電性側壁27a、27bを分断する
際に、シリコン酸化膜22、34a、34bにより導電
性側壁27a、27bの間のシリコン基体21がエッチ
ングされるのを防止することができるので、表面の凹凸
を低減し、その上に膜を形成するときなど、所謂膜切れ
等が生じる虞や、半導体基体に欠陥等が導入される虞な
どを抑制できる。
【0052】また、コントロールゲート30a、30
b、・・を形成した後に、隣り合うコントロールゲート
30a、30b、・・の間の素子間分離層24sとなる
シリコン層24a、24b、・・に、コントロールゲー
ト30a、30b、・・下の動作層24tとなるシリコ
ン層24a、24b、・・のp型不純物濃度よりも高濃
度のp型不純物を導入して、隣り合う記憶素子の動作層
24tの間にp型高濃度不純物層24sを形成してい
る。この層24sにより素子間分離をより確実に行なう
ことができる。
【0053】(3)上記した半導体記憶装置の駆動方法
の説明 次に、上記図1乃至図3の半導体記憶装置を用い、図1
2乃至図14を参照して半導体記憶装置の駆動方法につ
いて説明する。図12はその駆動方法のうち書き込み動
作の際におけるフローティングゲート27a、27bの
周辺部の電荷の生成や移動の様子を示す断面図である。
【0054】書き込み動作を行なうため、第1のn型領
域23aに電圧を印加し、第1のn型領域23aとシリ
コン基体21とで形成されるpn接合でアバランシェ降
伏を起こさせてホットエレクトロンを生じさせる。ホッ
トエレクトロンは第1のフローティングゲート27aに
注入されて、フローティングゲート27aとシリコン層
24aとの間に介在する絶縁膜22のポテンシャル障壁
により、及びフローティングゲート27aとコントロー
ルゲート30aとの間に介在する絶縁膜29a、29b
のポテンシャル障壁により第1のフローティングゲート
27a内に蓄積される。
【0055】図12のようにして書き込み動作を行なう
ことにより、図13(a)、(b)、図14(a)、
(b)に示すような4値状態を形成し得る。図13
(a)、(b)、図14(a)、(b)はそれぞれ4つ
のバイナリ値を組み合わせて生成される4つの異なる状
態を示す断面図である。図中、実線で示す検出電流の方
向を順方向とし、点線で示す検出電流の方向を逆方向と
する。
【0056】図13(a)は、第1及び第2のフローテ
ィングゲート27a、27bにともに電荷蓄積していな
い状態を示す。即ち、第1ビットに第2のバイナリ値が
設定され、第2ビットに第4のバイナリ値が設定された
状態を示す。読み出し動作において検出電流idは順方
向、逆方向ともに大きい値となる。図13(b)は、第
1のフローティングゲート27aのみに電荷蓄積してい
る状態を示す。即ち、第1ビットに第1のバイナリ値が
設定され、第2ビットに第4のバイナリ値が設定された
状態を示す。読み出し動作において検出電流idは順方
向で小さい値となり、逆方向で大きい値となる。
【0057】図14(a)は、第2のフローティングゲ
ート27bのみに電荷蓄積している状態を示す。即ち、
第1ビットに第2のバイナリ値が設定され、第2ビット
に第3のバイナリ値が設定された状態を示す。読み出し
動作において検出電流idは順方向で大きい値となり、
逆方向で小さい値となる。図14(b)は、第1及び第
2のフローティングゲート27a、27bにともに電荷
蓄積している状態を示す。即ち、第1ビットに第1のバ
イナリ値が設定され、第2ビットに第3のバイナリ値が
設定された状態を示す。読み出し動作において検出電流
idは順方向、逆方向ともに小さい値となる。
【0058】次に、書き込まれた情報を読み出すには、
まず、コントロールゲート30aに読み出し電圧を印加
し、ドレイン領域としての第2のn型領域23bに読み
出し電圧を印加し、ソース領域としての第1のn型領域
23aを接地する。このとき、第1のn型領域23aと
第2のn型領域23bの間に電流(順方向)が流れるの
で、その電流idを検出する。
【0059】続いて、コントロールゲート30aに読み
出し電圧を印加し、ドレイン領域としての第1のn型領
域23aに読み出し電圧を印加し、ソース領域としての
第2のn型領域23bを接地する。このとき、第1のn
型領域23aと第2のn型領域23bの間に電流(逆方
向)が流れるので、その電流idを検出する。次いで、
上記のように、順方向及び逆方向の電流値の大小の組み
合わせを特定することにより、第1ビット及び第2ビッ
トを読み取る。
【0060】以上のように、第1及び第2のフローティ
ングゲート27a、27bで一素子当たり2ビットを形
成し、第1のフローティングゲート27aへの電荷蓄積
の有無と、第2のフローティングゲート27bへの電荷
蓄積の有無との組み合わせにより一素子当たり計4値状
態を表示することができる。次に、上記のようにして書
き込まれた情報を読み出した後、書き込まれた情報を消
去する。消去の為に、例えばコントロールゲート30
a、30b・・を0Vにし、ソース領域及びドレイン領
域23a、23b双方を昇圧(Vee=8V)する。
【0061】この場合、ソース領域及びドレイン領域2
3a、23bとフローティングゲート27a、27bと
の間の重なり領域の面積を大きくすることができるた
め、両フローティングゲート27a、27bに蓄積され
た電子は、その重なり領域の膜厚(例えば、凡そ3.5
nm)の薄いシリコン酸化膜22を通してファウラ−ノ
ルドファイムトンネル電流(F−N電流)によりソース
領域及びドレイン領域23a、23bにより一層抜き取
られ易くなる。
【0062】通常のフラッシュメモリでは、基板を昇圧
するため、データ消去についてはチップ消去になるが、
VROMの場合、基板と独立して選択されたソース/ド
レイン単位でデータ消去できるので、チップ消去だけで
なくブロック単位での消去が可能になる。以上、実施の
形態によりこの発明を詳細に説明したが、この発明の範
囲は上記実施の形態に具体的に示した例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の上記実施
の形態の変更はこの発明の範囲に含まれる。
【0063】例えば、上記第2の実施の形態では、図1
0(b)の工程で、導電性側壁27a、27bを被覆す
る絶縁膜として、熱酸化により形成したシリコン酸化膜
29a、29bを用いているが、シリコン酸化膜、シリ
コン窒化膜及びシリコン酸化膜を順次積層し、所謂ON
O膜たる3層の絶縁膜を用いてもよい。この場合、3層
の絶縁膜の全体の膜厚は、絶縁膜厚膜領域34a、34
bの絶縁膜の膜厚より適度に薄ければよく、単層のシリ
コン酸化膜29a、29bの膜厚とほぼ同じ膜厚として
もよい。ONO膜たる3層の絶縁膜は、3層の絶縁膜の
うち最下層のシリコン酸化膜を熱酸化法により部分領域
に形成し、上部2層の絶縁膜をCVD法により全面にわ
たって形成することにより、導電性側壁27a、27b
の上に形成することができる。ONO膜たる3層の絶縁
膜のうち少なくとも2層を全面にわたって形成すること
により、シリコン層24a、24bとコントロールゲー
ト30a、30bの間に介在するシリコン層24a、2
4b表面の絶縁膜の膜厚も厚くなるが、問題はない。
【0064】また、図11(b)の工程で、隣り合うコ
ントロールゲート30a、30bの間にある導電性側壁
27a、27bを除去する際に、隣り合うコントロール
ゲート30a、30bの間にあるシリコン層24a、2
4bをほとんど残しているが、エッチングを過剰に行っ
て、隣り合うコントロールゲート30a、30bの間に
あるシリコン層24a、24bをすべて除去し、フロー
ティングゲート27a、27bのみならず、シリコン層
24a、24bも分断するようにしてもよい。この場合
でも、相互に分離された複数の島状のシリコン層は、行
と列とに規則正しく配置されることになる。シリコン層
24a、24bを除去した後に側面に形成されていたシ
リコン酸化膜22が残るが、軽くエッチングすることで
除去すればよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明において
は、反対導電型領域の中央部領域上の絶縁膜厚膜領域に
選択酸化法により厚い膜厚を有する絶縁膜を形成し、し
かも、半導体層の側面から絶縁膜厚膜領域の端部上にか
けて反対導電型領域上にフローティングゲートとなる導
電性側壁を形成しているので、相対する導電性側壁の間
の凹部に形成されるコントロールゲートと反対導電型領
域の間に絶縁膜厚膜領域が介在し、これにより、コント
ロールゲートと反対導電型領域との間の絶縁耐圧を向上
させることができる。
【0066】また、隣り合う半導体層の間の半導体基板
上であって相対する導電性側壁の間の絶縁膜厚膜領域に
導電性側壁表面の絶縁膜の膜厚よりも厚い膜厚の絶縁膜
を残しているため、隣り合うコントロールゲートの間の
導電性側壁を分断する際に、相対する導電性側壁の間の
領域にくる半導体基板がエッチングされるのを阻止する
ことができる。これにより、表面の凹凸を低減し、その
上に膜を形成するときなど、所謂膜切れ等が生じる虞
や、半導体基体に欠陥等が導入される虞などを抑制でき
る。
【0067】また、コントロールゲートを形成した後
に、隣り合うコントロールゲートの間の半導体層にチャ
ネルが形成される半導体層の不純物濃度よりも高濃度の
一導電型不純物を導入して、隣り合う記憶素子の間に一
導電型高濃度不純物層を形成することにより、素子間分
離をより確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である半導体記憶装
置の平面図である。
【図2】(a)は、本発明の第1の実施の形態である半
導体記憶装置の図1の部分平面図であり、(b)は、
(a)のI−Ia−Ib−I線に沿う断面図である。
【図3】(a)は、本発明の第1の実施の形態である半
導体記憶装置の図1の部分平面図であり、(b)は、
(a)のII−II線に沿う断面図である。
【図4】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態
である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その1)である。
【図5】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態
である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その2)である。
【図6】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態
である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その3)である。
【図7】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態
である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その4)である。
【図8】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態
である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その5)である。
【図9】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態
である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その6)である。
【図10】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形
態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その7)である。
【図11】(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形
態である半導体記憶装置の製造方法について示す断面図
(その8)である。
【図12】図1乃至図3の半導体記憶装置を用いた駆動
方法のうち書き込み方法を示す断面図である。
【図13】(a)、(b)は、同じく図1乃至図3の半
導体記憶装置を用いた読出し方法を示す断面図(その
1)である。
【図14】(a)、(b)は、同じく図1乃至図3の半
導体記憶装置を用いた読出し方法を示す断面図(その
2)である。
【符号の説明】
21 シリコン基体(半導体基体) 22 第1のゲート絶縁膜、第2のゲート絶縁膜、第3
のゲート絶縁膜 23a 第1のn型領域(第1の反対導電型領域) 23b 第2のn型領域(第2の反対導電型領域) 23c 第3のn型領域(第3の反対導電型領域) 24a、24b シリコン層(半導体層) 24s 素子分離層(一導電型高濃度不純物層) 24t 動作層 25a、25b シリコン酸化膜(下部絶縁膜) 26、35 レジストマスク(耐エッチング性マスク) 27a 第1のフローティングゲート(第1の導電性側
壁) 27b 第2のフローティングゲート(第2の導電性側
壁) 28a、28b、29a、29b、37 シリコン酸化
膜(絶縁膜) 30a、30b コントロールゲート 32a、32b、33 シリコン窒化膜(耐酸化性膜) 33a、33b 側壁絶縁膜 34a、34b シリコン酸化膜(絶縁膜、絶縁膜厚膜
領域) 38、38a、38b シリコン酸化膜(上部絶縁膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に複数の半導体記憶素子が行
    と列に配置された半導体記憶装置であって、 一導電型の半導体基体上に突出した複数の帯状の一導電
    型の半導体層が相互に間隔を置いて前記列方向に並行し
    て形成された前記半導体基板と、 各々の前記半導体層を挟んで前記列方向に延びる、前記
    半導体基体の表層に形成された複数の帯状の反対導電型
    領域と、 前記反対導電型領域の中央部領域上に前記列方向に延び
    るように帯状の絶縁膜が形成されてなる絶縁膜厚膜領域
    と、 相互に間隔を置いて並行し、前記帯状の半導体層に交差
    するように前記行方向に延びる複数の行方向帯状領域で
    あって、前記半導体層の一方の側面側の前記絶縁膜厚膜
    領域の端部上から前記半導体層の一方の側面にかけて前
    記反対導電型領域上に絶縁膜を介して形成された第1の
    フローティングゲートと、 前記行方向帯状領域であって、前記半導体層の他方の側
    面側の前記絶縁膜厚膜領域の端部上から前記半導体層の
    他方の側面にかけて前記反対導電型領域上に絶縁膜を介
    して形成された第2のフローティングゲートと、 前記絶縁膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄い膜厚の絶
    縁膜を介して前記第1及び第2のフローティングゲート
    上を通り、前記行方向帯状領域に形成された、相互に間
    隔を置いて並行する複数の帯状のコントロールゲートと
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体層の一方の側面側の反対導電
    型領域がソース領域又はドレイン領域となり、かつ前記
    半導体層の他方の側面側の反対導電型領域がドレイン領
    域又はソース領域となり、前記行方向帯状領域であっ
    て、前記半導体層の一方の側面側の反対導電型領域の端
    部から前記半導体層の一方の側面、上面及び他方の側面
    を経て前記半導体層の他方の側面側の反対導電型領域の
    端部に至る領域がチャネル領域となり、前記第1及び第
    2のフローティングゲートが前記第1及び第2のフロー
    ティングゲートの近傍の半導体基体内で生じた高エネル
    ギキャリアの電荷蓄積部となり、 前記第1及び第2のフローティングゲートで一素子当た
    り2ビットを形成し、前記第1のフローティングゲート
    への電荷蓄積の有無と、前記第2のフローティングゲー
    トへの電荷蓄積の有無との組み合わせにより、前記ドレ
    イン領域と前記ソース領域の間に流れる電流の方向と該
    電流の大小の組み合わせによる4値状態を表示し得るこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 隣り合う前記行方向帯状領域の間の半導
    体層の一導電型不純物濃度は前記行方向帯状領域と重な
    る半導体層の一導電型不純物濃度よりも高くなっている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 半導体基板に複数の半導体記憶素子が行
    と列に配置された半導体記憶装置であって、 一導電型の半導体基体上に突出した複数の島状の一導電
    型の半導体層が行及び列を形成するように相互に間隔を
    置いて配置された前記半導体基板と、 前記列方向に並ぶ複数の前記半導体層の列を挟んで前記
    列方向に延びる、前記半導体基体の表層に形成された複
    数の帯状の反対導電型領域と、 前記反対導電型領域の中央部領域上に前記列方向に延び
    るように帯状の絶縁膜が形成されてなる絶縁膜厚膜領域
    と、 前記帯状の半導体層上を通り、かつ相互に間隔を置いて
    並行して前記行方向に延びる複数の行方向帯状領域であ
    って、前記半導体層の一方の側面側の前記絶縁膜厚膜領
    域の端部上から前記半導体層の一方の側面にかけて前記
    反対導電型領域上に絶縁膜を介して形成された第1のフ
    ローティングゲートと、 前記行方向帯状領域であって、前記半導体層の他方の側
    面側の前記絶縁膜厚膜領域の端部上から前記半導体層の
    他方の側面にかけて前記反対導電型領域上に絶縁膜を介
    して形成された第2のフローティングゲートと、 前記絶縁膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄い膜厚の絶
    縁膜を介して前記第1及び第2のフローティングゲート
    上を通り、前記行方向帯状領域に形成された、相互に間
    隔を置いて並行する複数の帯状のコントロールゲートと
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体層の一方の側面側の反対導電
    型領域がソース領域又はドレイン領域となり、かつ前記
    半導体層の他方の側面側の反対導電型領域がドレイン領
    域又はソース領域となり、前記行方向帯状領域であっ
    て、前記半導体層の一方の側面側の反対導電型領域の端
    部から前記半導体層の一方の側面、上面及び他方の側面
    を経て前記半導体層の他方の側面側の反対導電型領域の
    端部に至る領域がチャネル領域となり、前記第1及び第
    2のフローティングゲートが前記第1及び第2のフロー
    ティングゲートの近傍の半導体基体内で生じた高エネル
    ギキャリアの電荷蓄積部となり、 前記第1及び第2のフローティングゲートで一素子当た
    り2ビットを形成し、前記第1のフローティングゲート
    への電荷蓄積の有無と、前記第2のフローティングゲー
    トへの電荷蓄積の有無との組み合わせにより、前記ドレ
    イン領域と前記ソース領域の間に流れる電流の方向と該
    電流の大小の組み合わせによる4値状態を表示し得るこ
    とを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板に複数の半導体記憶素子が行
    と列に配置された半導体記憶装置の製造方法であって、 (i)一導電型の半導体基板上に下部絶縁膜と、耐酸化
    性膜と、上部絶縁膜とを順に形成する工程と、 (ii)前記上部絶縁膜上に、前記列方向に相互に間隔を
    置いて並行する複数の帯状の耐エッチング性マスクを形
    成する工程と、 (iii)前記耐エッチング性マスクに基づいて、前記上
    部絶縁膜と、前記耐酸化性膜と、前記下部絶縁膜とを順
    にエッチングして除去する工程と、 (iv)残存する前記上部絶縁膜、前記耐酸化性膜及び前
    記下部絶縁膜の間に露出する前記半導体基板をエッチン
    グし、相互に間隔を置いて前記列方向に並行する複数の
    帯状で、かつ凸状の半導体層を形成する工程と、 (v)露出する前記凸状の半導体層の側面及び隣り合う
    前記凸状の半導体層の間の半導体基板の表面に絶縁膜を
    形成する工程と、 (vii)前記凸状の半導体層の上面の上方に残存する上
    部絶縁膜と、前記凸状の半導体層の側面に形成された絶
    縁膜と、前記隣り合う凸状の半導体層の間の半導体基板
    の表面に形成された絶縁膜とを除去する工程と、 (viii)前記凸状の半導体層の上面の上方に残存する耐
    酸化性膜をマスクとして露出する前記凸状の半導体層の
    側面及び前記隣り合う凸状の半導体層の間の半導体基板
    の表面に新たな絶縁膜を形成する工程と、 (ix)全面に耐酸化性膜を形成する工程と、 (x)前記耐酸化性膜を異方性エッチングして前記凸状
    の半導体層の両側の側面に前記耐酸化性膜からなる側壁
    絶縁膜を形成する工程と、 (xi)前記側壁絶縁膜及び前記凸状の半導体層の上面の
    上方に残存する耐酸化性膜をマスクとして前記隣り合う
    半導体層の間の半導体基板の表面を選択的に酸化し、前
    記反対導電型領域の中央部領域上を前記列方向に延びる
    帯状の絶縁膜からなる絶縁膜厚膜領域を形成する工程
    と、 (xii)前記側壁絶縁膜及び前記凸状の半導体層の上面
    の上方に残存する耐酸化性膜を除去し、さらに前記絶縁
    膜厚膜領域の絶縁膜を残すように他の露出する前記絶縁
    膜を除去した後、露出する前記半導体層及び半導体基板
    の表面にゲート絶縁膜となる新たな絶縁膜を形成する工
    程と、 (xiii)全面に導電体膜を形成する工程と、 (xiv)前記導電体膜を異方性エッチングして、前記各
    々の凸状の半導体層の両側の側面に、前記絶縁膜厚膜領
    域の端部にかかる第1及び第2の導電性側壁を形成する
    工程と、 (xv)前記第1及び第2の導電性側壁の表面に前記絶縁
    膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄い膜厚の絶縁膜を形
    成する工程と、 (xvi)全面に導電体膜を形成する工程と、 (xvii)前記導電体膜をパターニングして、前記凸状の
    半導体層と交差して前記行方向に相互に間隔を置いて並
    行する複数の帯状のコントロールゲートを形成する工程
    と、 (xviii)隣り合う前記帯状のコントロールゲートの間
    にある前記第1及び第2の導電性側壁上の絶縁膜と、前
    記第1及び第2の導電性側壁とを順に除去する工程とを
    有することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6の(viii)の工程で形成された
    新たな絶縁膜の膜厚は、請求項6の(xi)の工程で形成
    された絶縁膜厚膜領域の絶縁膜の膜厚よりも薄くなって
    いることを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6の(xv)の工程における第1及
    び第2の導電性側壁の表面に形成する絶縁膜は、酸化
    膜、窒化膜及び酸化膜を順に積層した3層の絶縁膜又は
    単層の酸化膜のうち何れか一であることを特徴とする請
    求項6又は7記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6の(xvii)の工程である前記複
    数の帯状のコントロールゲートを形成する工程の後に、 前記隣り合うコントロールゲートの間の半導体層に一導
    電型不純物を導入して、前記隣り合うコントロールゲー
    トの間の半導体層に該コントロールゲート下の半導体層
    の一導電型不純物濃度よりも高い一導電型高濃度不純物
    層を介在させる工程を有することを特徴とする請求項6
    乃至8の何れか一に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6の(xviii)の工程である前
    記第1及び第2の導電性側壁を除去する工程において、
    前記隣り合うコントロールゲートの間の凸状の半導体層
    を除去して、同じ前記列方向に並ぶ、隣り合うコントロ
    ールゲート下の半導体層を相互に分断することを特徴と
    する請求項6乃至8の何れか一に記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
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