JP2002187838A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2002187838A JP2000385794A JP2000385794A JP2002187838A JP 2002187838 A JP2002187838 A JP 2002187838A JP 2000385794 A JP2000385794 A JP 2000385794A JP 2000385794 A JP2000385794 A JP 2000385794A JP 2002187838 A JP2002187838 A JP 2002187838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚細胞を賦活し、ヒアルロン酸産生を亢進
することにより、肌荒れの防止・改善効果、角質改善効
果、保湿効果、はり消失やしわの予防・改善効果を有
し、皮膚の老化の予防に有効な皮膚外用剤を提供するこ
と。 【解決手段】 微生物を豆類抽出物に作用させて得られ
る発酵生成物とビタミンAおよび/またはその誘導体の
一種または二種以上とを含有する皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関
し、更に詳しくは、豆類抽出物に微生物を作用させて得
られる発酵生成物とビタミンAおよび/またはその誘導
体を含有することにより、肌荒れ防止・改善作用を奏
し、皮膚の老化を予防することのできる皮膚外用剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】老化した皮膚では、角層ターン・オーバ
ー速度の低下、皮膚におけるヒアルロン酸の減少によ
り、乾燥しやすくなったり、肌荒れ、かさつき、しわ、
たるみ等が生じやすくなる、皮膚の厚さが薄くなる、は
りが消失(弾力性の低下)等の現象が認められることが
知られている。これらの原因としては、加齢の他に、外
的要因、すなわち紫外線曝露、乾燥、酸化等による表皮
細胞や真皮線維芽細胞の機能低下、ヒアルロン酸の分解
等が考えられている。
【0003】このように老化した皮膚の改善方法として
は、生薬等の天然物から抽出した原料、化学的に合成さ
れた原料等を配合した化粧料が使用され、保湿効果、皮
膜形成等の物理化学的作用に皮膚に潤いや柔軟性をもた
せていた(特開平6−279227号公報、特開平8−
310934号公報)。しかし皮膚表面の乾燥は改善さ
れるものの一過的であり、本質的な改善効果を得ること
はできなかった。
【0004】そこで、皮膚自体の皮膚代謝を向上させ、
ヒアルロン酸の産生を高める試みもなされている。例え
ばビタミンAの代謝物であるレチノイン酸は、ビタミン
Aの生理活性体の一つであり、表皮細胞や線維芽細胞の
増殖促進作用(Tong PSら、J.Invest.Dermatol.94,126-
131,1990、Varani Jら、J.Investig.Dermatol.Symp.Pro
c.3,57-60,1998)、ヒアルロン酸産生亢進作用(Tammi
Rら、J.Invest.Dermatol.92,326-332,1989)、角化改善
作用(Wanner Rら、Arch.Dermatol.Res.291,346-353,19
99)、抗乾癬作用(Orfanos CEら、Br.J.Dermatol.88,1
67-182,1973)、抗にきび作用 (Chalker DKら、J.Am.Ac
ad.Dermatol.17,251-254,1987)、抗しわ作用(Weiss JS
ら、JAMA 259,527-535,1988、Tadaki Tら、Tohoku J.Ex
p.Med.169,131-139,1993)、光老化皮膚改善作用(Klig
man AMら、J.Am.Acad.Dermatol.15,836-859,1986)等の
多様な皮膚生理作用を有することが知られている。その
ため既にアメリカでは、レチノイン酸配合製剤が光老化
皮膚改善剤やしわ改善剤として使用されている。
【0005】ところが、レチノイン酸には刺激性が強い
という問題があるため、これより刺激性、生理作用が共
に弱いレチノールを使用する試みがなされている。そし
て、このレチノールの生理作用を高めるため、種々の化
合物との併用が試みられており、レチノールと脂肪酸ア
ミド(特開平08−301748号公報)の併用や、ジ
メチルイミダゾリン(特開平9−100211号公報)
との併用による相乗的な表皮細胞の賦活作用が知られて
いる。
【0006】しかしながら、従来のレチノールやレチノ
イン酸等のビタミンAまたはその誘導体の配合では、十
分な表皮細胞の賦活作用やヒアルロン酸産生亢進作用が
得られているとは言い難かった。
【0007】また一方で、豆乳等の豆類抽出物を使用し
た化粧料が知られており、保湿効果、洗浄効果があるこ
とが報告されている(特開昭62−36304号公報
等)。更に、豆乳にリゾープス属の微生物を作用させた
もの(特開平1−102011号公報)、乳酸菌を作用
させたもの(特開平3−127713号公報)およびビ
フィドバクテリウム属の微生物を作用させたもの(特開
平10−287540号公報)等、いわゆる豆類発酵物
を化粧料等に使用することが知られている。しかし、こ
のものについて、他成分との組合せで表皮細胞の賦活作
用や、ヒアルロン酸産生亢進作用を高めることについて
は、全く知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、皮膚
細胞を賦活し、ヒアルロン酸産生を亢進することによ
り、肌荒れの防止・改善効果、角質改善効果、保湿効
果、はり消失やしわの予防・改善効果等の作用を有し、
皮膚の老化の予防に有効な皮膚外用剤を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み、ビタミンAまたはその誘導体の有する表皮細
胞の賦活作用やヒアルロン酸産生亢進作用を向上させる
手段について鋭意研究した結果、上記成分と豆類抽出物
に微生物を作用させて得られた発酵生成物を併用するこ
とによりビタミンAやその誘導体の細胞賦活作用がより
高まり、また、皮膚組織中のヒアルロン酸産生も著しく
促進されること、更にこの両者を組み合わせた皮膚外用
剤は、皮膚の乾燥、肌荒れ、しわ、はりの消失を改善
し、皮膚の老化を予防できることを見出し、本発明を完
成した。
【0010】すなわち、本発明は、微生物を豆類抽出物
に作用させて得られる発酵生成物とビタミンAおよび/
またはその誘導体の一種または二種以上とを含有する皮
膚外用剤を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる、微生物を豆
類抽出物に作用させて得られる発酵生成物(以下、「豆
類発酵物」という)とは、一般的に発酵豆乳と呼ばれ、
食品用素材として使用されているものである。
【0012】上記の豆類発酵物を製造するために使用さ
れる微生物としては特に限定されないが、豆類抽出物培
地中で、少なくとも1×10cells/mlまで培
養した場合に、培地中の酢酸濃度が70mM以下となる
ような性質を有する微生物であることが望ましい。この
ような微生物としては、例えば、ラクトバチルス属、ス
トレプトコッカス属、ラクトコッカス属、ペディオコッ
カス属、ロイコノストック属等の乳酸産生菌、ビフィド
バクテリウム属微生物が好ましく、特にビフィドバクテ
リウム属微生物が好ましい。前記微生物の具体例として
は、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテ
リウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・インファン
ティス、ビフィドバクテリウム・アドレスセンティス、
ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリ
ウム・アンギュラータム、ビフィドバクテリウム・カテ
ニュラータム等が挙げられる。なお、豆類抽出物の発酵
は菌株を複数種組合せた混合発酵であってもよいし、菌
株を複数種組合せた連続発酵であってもよい。その場合
には、上記以外の微生物として、バチルス属、アセトバ
クター属、グルコノバクター属等の細菌類、あるいはサ
ッカロミセス属、キャンディダ属、ロドトルーラ属、ピ
チア属、シゾサッカロミセス属、トルラ属、チゴサッカ
ロミセス属等の酵母類、あるいはアスペルギルス属、ユ
ウロチウム属、モナスカス属、ムコール属、ニューロス
ポラ属、ペニシリウム属、リゾープス属等の糸状菌類を
挙げることができる。
【0013】また、上記豆類発酵物を得るために使用さ
れる豆類抽出物としては、上記微生物を作用させること
のできるものであれば、特に限定されず、例えば大豆、
黒豆、空豆、小豆、いんげん豆、えんどう豆、ひよこ豆
等の豆類抽出物が挙げられるが、特に大豆抽出物が好ま
しい。この豆類抽出物の原料となる豆類の形状として
は、特に制限はされないが、油脂を含有した豆類、脱皮
豆類、又はフレーク豆類等が好ましく、特に脱皮豆類が
好ましい。更に、豆類抽出物は、いかなる方法で製造さ
れたものであってもよいが、例えば、原料となる豆類を
水につけた後、熱水又は0.5〜1.0質量%の炭酸ナト
リウムを含む熱水を添加して磨砕後、おからを取り除
き、更に加熱殺菌することにより製造したものを利用す
ることが好ましい。通常、この豆類抽出物は固形分濃度
10質量%程度のものを用いる。
【0014】なお、前記豆類抽出物には、必要に応じ、
発酵処理に先立ち、ショ糖、ブドウ糖、果糖、転化糖等
の食品に用いられる糖類等、肉エキス、ペプトン、酵母
エキス、ペプチド等の微生物の増殖に必要な栄養素等を
添加してもよい。また、豆類抽出物の液性を微生物の至
適pHに調整するために、クエン酸、リンゴ酸、アスコ
ルビン酸、乳酸、酢酸等の食品に用いられる酸を添加し
てもよい。
【0015】このように調製した豆類抽出物に上記微生
物を作用させる方法は特に限定されず、例えば、予め培
養した微生物の菌液を上記豆類抽出物に接種した後、そ
の微生物に適した温度、時間、攪拌、嫌気性菌であるな
らば嫌気性等の条件を適宜決定して発酵を行えばよい。
また、発酵には培養に適した条件、例えば静置培養、攪
拌培養、振とう培養、通気培養などの条件で行うことも
できる。
【0016】斯くして得られた発酵生成物は、エタノー
ル等の低級アルコールや、1,3−ブチレングリコール
等の多価アルコールを添加し、遠心分離、ろ過等により
高分子物質を除去してから用いることがより好ましい。
必要に応じて脱臭処理、pH調整等を行ってもかまわな
い。
【0017】本発明の、豆類発酵物の皮膚外用剤への配
合量としては、特に限定されず、通常皮膚外用剤に使用
される量で良いが、例えば組成物に対し、発酵生成物と
して0.0001〜50%、好ましくは0.01〜20
%、特に好ましくは0.5〜10%配合すればよい。
【0018】一方、本発明で使用されるビタミンAは、
食品に多く含まれる一般的なビタミン類であり、また、
ビタミンA誘導体は上記ビタミンAから導かれるもので
あって、共に食品中に配合される安全性の高いものであ
る。本発明で使用されるビタミンAおよび/またはその
誘導体は、特に限定されず、例えば、β−カロチンおよ
び/またはその誘導体、レチノール、レチノールのパル
ミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、酢酸エステ
ル等の各種脂肪酸エステル、レチノールの乳酸エステ
ル、グリコール酸エステル等の各種有機酸エステル、レ
チノールのリン酸、ピロリン酸、硫酸等の各種無機酸ジ
エステル複合体等を利用でき、オール−trans−レ
チノールおよびこの異性体、オール−trans―レチ
ノイン酸およびこの異性体、オール−trans―レチ
ナールおよびこの異性体、これらの3デヒドロ体、3,
4ジデヒドロ体が好ましいものとして挙げられる。上記
のうち、特に好ましいのは、広く市販されており、安定
性が比較的良好なパルミチン酸レチノールである。これ
らのビタミンAおよび/またはその誘導体は、合成によ
って得られたものであっても、天然抽出物より得られた
ものであっても、それを精製したものであっても良い。
【0019】本発明で使用するビタミンAおよび/また
はその誘導体も、その配合量は特に限定されず、通常使
用される量であれば良いが、例えばレチノールであれば
0.0001〜10%、レチノイン酸であれば0.000
1〜10%、パルミチン酸レチノールであれば0.00
01〜10%程度が好ましい。特にパルミチン酸レチノ
ールを0.01〜1%で使用することが好ましい。
【0020】本発明の皮膚外用剤の製造に当たっては、
医薬品類、医薬部外品類、化粧品類、浴用剤、飲食品類
などにおいて通常用いられている原料、例えば、界面活
性剤、油分、アルコール類、保湿剤、増粘剤、水溶性高
分子、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、
発泡剤、香料、色素、顔料、紫外線吸収・散乱剤、粉
体、ビタミン類、アミノ酸類、抗菌剤、植物抽出物、動
物由来成分、海藻抽出物、各種薬剤、添加剤、水等を配
合することができる。
【0021】このうち、界面活性剤としては、モノラウ
リン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、セス
キオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノス
テアリン酸ポリオキセチレンソルビタン、ポリエチレン
グリコールモノオレート、ポリエチレングリコールアル
キレート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
グリコールジエーテル、ラウロイルジエタノールアマイ
ド、脂肪酸イソプロパノールアマイド、マルチトールヒ
ドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル化多糖、アルキルグ
ルコシド、シュガーエステル等の非イオン性界面活性
剤、親油型グリセリンモノステアレート、自己乳化型グ
リセリンモノステアレート、ポリグリセリンモノステア
レート、ポリグリセリンアルキレート、ソルビタンモノ
オレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン化ステ
ロール、ポリオキシエチレン化ラノリン、ポリオキシエ
チレン化蜜ロウ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の
ノニオン性界面活性剤、ステアリン酸ナトリウム、パル
ミチン酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウリルリ
ン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナト
リウム、パルミチン酸トリエタノールアミン、ポリオキ
シエチレンラウリルリン酸ナトリウム、N−アシルグル
タミン酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラ
ウリルアミンオキサイド等のカチオン性界面活性剤、塩
酸アルキルアミノエチルグリシン液、レシチン等の両性
界面活性剤等を例示することができる。
【0022】油分としては、マカデミアナッツ油、ヒマ
シ油、オリーブ油、カカオ油、椿油、ヤシ油、木ロウ、
ホホバ油、グレープシード油、アボガド油等の植物油脂
類、ミンク油、卵黄油等の動物油脂類、蜜ロウ、鯨ロ
ウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等の
ロウ類、流動パラフィン、スクワラン、マイクロクリス
タリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワック
ス、ワセリン等の炭化水素類、ラウリン酸、ミリスチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベ
ヘニン酸、パルミチン酸、カプリン酸、ラノリン脂肪
酸、リノール酸、リノレン酸等の天然および合成脂肪酸
類、セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカ
ノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール、
カプリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルア
ルコール、コレステロール、フィトステロール等の天然
および合成高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロー
ルオレエート等のエステル類等を例示することができ
る。
【0023】保湿剤としては、グリセリン、エリスリト
ール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ポ
リグリセリン、ポリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,2−ペンタンジオール等のペンチレン
グリコール類、イソプレングリコール等の多価アルコー
ル類、アミノ酸、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン
酸ナトリウム等の天然保湿成分(NMF)、キシログル
カン、クインスシード、カラギーナン、ペクチン、マン
ナン、カードラン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリ
コーゲン、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン
硫酸、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグ
ルカン、カロニン酸、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸ナト
リウム、ヒアルロン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コン
ドロイチン硫酸等の水溶性高分子物質等を例示すること
ができる。
【0024】増粘剤としては、アルギン酸ナトリウム、
キサンタンガム、硅酸アルミニウム、マルメロ種子抽出
物、トラガントガム、デンプン、アラビアガム、ヒドロ
キシエチルグァーガム、カルボキシメチルグァーガム、
グァーガム、デキストラン、キチン、キトサン、カルボ
キシメチルキチン、寒天等の天然高分子物質、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、可溶性デンプン、カチオン化セルロー
ス等の半合成高分子物質、カルボキシビニルポリマー、
ポリビニルアルコール、アクリル酸メタクリル酸アルキ
ル共重合体等の合成高分子物質等を例示することができ
る。
【0025】防腐剤としては、安息香酸塩、サリチル酸
塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香
酸エステル、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロ
キシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカ
ルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、
レゾルシン、エタノール等を例示することができる。
【0026】酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシ
トルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロ
ピル、アスコルビン酸等を、キレート剤としては、エデ
ト酸塩、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、クエン
酸、酒石酸、グルコン酸等を、pH調整剤としては、水
酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、ク
エン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、リン酸水素カリウ
ム等をそれぞれ例示することができる。
【0027】紫外線吸収・散乱剤としては、パラアミノ
安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収
剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収
剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収
剤、3−(4’−メチルベンジリデン)−d−カンファ
ー、3−ベンジリデン−d,1−カンファー、ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5
−メチルベンゾキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、
4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、
5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3
−ペンタン−2−オン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエ
ート、エチルヘキシルパラメトキシシンナメート、酸化
チタン、カオリン、タルク等を例示することができる。
【0028】ビタミン類としては、ビタミンB塩酸
塩、ビタミンBトリパルミテート、ビタミンBジオ
クタノエ−ト、ビタミンBおよびその誘導体、ビタミ
ンB 、ビタミンB15およびその誘導体等のビタミ
ンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル
およびその塩、アスコルビン酸リン酸エステルおよびそ
の塩、アスコルビン酸ジパルミテート、アスコルビン酸
グルコシド、アシルアスコルビン酸グルコシド、アスコ
ルビン酸テトライソパルミテート等のビタミンC類、ビ
タミンD、α−トコフェロール、β−トコフェロール、
γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミ
ンE類、ビタミンF、ビタミンK、パントテン酸、パン
テチン、ビタミンH、ビタミンP、ビタミンU、カルニ
チン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オ
ロット酸およびそれらの誘導体等を例示することができ
る。
【0029】アミノ酸類としては、グリシン、アラニ
ン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオ
ニン、フェニルアラニン、チロシン、アスパラギン、グ
ルタミン、タウリン、トリプトファン、シスチン、シス
テイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジ
ン、リジンおよびそれらの誘導体等を例示することがで
きる。
【0030】抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、
ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、ヘキサクロ
ロフェン等を例示することができる。
【0031】植物抽出物としては、ギシギシ、クララ、
コウホネ、オレンジ、セージ、ノコギリソウ、ゼニアオ
イ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギ
ナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、
ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サワラ、ブク
リョウ、サンシシ、オウゴン、甘草、カワラヨモギ、ク
ジン、ヨクイニン、ニンドウ、シャクヤク、ソウハク
ヒ、サンザシ、ボタンピ、セファランチン等からの抽出
物を例示することができる。
【0032】海藻抽出物としては、コンブ、マコンブ、
ワカメ、ヒジキ、アスコフィラム、ヒバマタ、モズク、
オキナワモズク、ヒマンタリア等の褐藻類、テングサ、
サンゴモ、パルマリア、ツノマタ、ノリ等の紅藻類、ア
オサ、アナアオサ等の緑藻類、藍藻類からの抽出物を例
示することができる。
【0033】各種薬剤としては、ニコチン酸アミド、ニ
コチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、
グリチルリチン酸およびその塩、グリチルレチン酸およ
びその誘導体、ヒノキチオール、ビサボロール、ユーカ
ルプトーン、チモール、イノシトール、サイコサポニ
ン、ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジサポ
ニン等のサポニン類、パントテニルエチルエーテル、エ
チニルエストラジオール、トラネキサム酸、アルブチ
ン、プラセンタエキス等を例示することができる。
【0034】本発明の皮膚外用剤は、種々の剤型のもの
とすることができる。その剤型の例としては、化粧品、
医薬品、医薬部外品等が挙げられ、これらは、常法によ
り製造することができる。具体的な製品の形態例として
は、化粧水、乳液、保湿クリーム、クレンジングクリー
ム、マッサージクリーム、貼布剤、洗顔クリーム、パッ
ク、美容液、軟膏の他、ファンデーション、口紅、マス
カラ、アイシャドウ等の仕上げ化粧品、シャンプー、リ
ンス、トリートメント、ヘアトニック、ヘアリキッド、
ヘアクリーム、ヘアミルク等の頭髪用化粧料、アフター
シェーブローション、ボディーソープ、入浴剤等が挙げ
られる。
【0035】
【実施例】以下、製造例、試験例および実施例によって
本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより
何ら制約されるものではない。
【0036】製 造 例 1 発酵生成物の製造(1):大豆を水洗後、水に一夜浸漬
して十分に吸水させた。この大豆に4倍量の水を加えて
ミキサーでペースト状に粉砕した。これを100℃で3
0分間加熱して冷却後、濾過したものを100℃で90
分間蒸気滅菌して豆乳を製造した(固形分濃度約10質
量%)。
【0037】前培養をしたビフィドバクテリウム・ブレ
ーベ YIT 4065(FERMBP−6223)の菌
液を豆乳の全量の0.5%になるように接種した後、3
7℃で24時間静置培養をして発酵豆乳を得た。得られ
た発酵豆乳の生菌数は、1.3X10cells/m
lであった。この発酵豆乳に等量のエタノールを添加し
てろ紙にて濾過し、発酵生成物(以下、「SB」と略す
こともある)1を製造した。
【0038】製 造 例 2 発酵生成物の製造(2):製造例1と同様に製造した豆
乳に、前培養したビフィドバクテリウム・ブレーベ Y
IT 4065(FERM BP−6223)の菌液を豆
乳の全量の1.0%になるように接種した後、窒素雰囲
気中、30℃でpH5.5になるまで培養し、乳酸を添
加してpH4.5に調整した後、窒素雰囲気中、37℃
で26時間攪拌培養をした。得られた発酵豆乳の生菌数
は4.2×10cells/mlであった。培養後、
この発酵豆乳に3倍量の1,3−ブチレングリコールを
添加してろ紙にて濾過し、発酵生成物2を製造した。
【0039】試 験 例 1 細胞培養による細胞賦活効果の測定(1): ( 細胞培養 )試験細胞として、ヒト表皮細胞(クラボ
ウ社製)を安本らの方法(安本茂、分子生物学研究のた
めの培養細胞実験法、黒木登志夫 他編、羊土社、19
95、pp191−200)に準じ、SV40ウイルス
T抗原で形質転換して得られた不死化細胞を使用した。
この細胞を96ウェルプレートに播種(4X10個/
0.1ml/ ウェル)し、増殖用無血清液体培地(Hu
media−KG2:クラボウ社製)中、37℃、CO
濃度5%の条件下で培養した。培養1日後に、上記製
造例1で製造した発酵生成物1とビタミンAおよび/ま
たはその誘導体としてオール−trans−レチノール
(Sigma社製:以下、「ROH」と略すこともあ
る)を添加した培地に交換してさらに2日間培養を継続
した。また比較としては、それぞれを単独に添加した培
地で、対照としては何れも添加しない培地を用い、同様
に培養を行った。
【0040】(細胞賦活効果の測定方法)培養3日後に
還元型発色試薬(WST−1:Dojindo製)の1
0μlを各ウェルに添加後、37℃、CO濃度5%の
条件下で2時間インキュベートし、450nm−660
nmの吸光度を測定した。得られた吸光度から細胞の代
謝活性を算出し、対照に対する代謝活性の増加率から細
胞賦活作用を評価した。この結果を図1に示した。
【0041】図1より、単独では代謝活性に影響を及ぼ
さない濃度である、0.5%の発酵生成物1と、5X1
−9Mのオール−trans−レチノールとを同時に
作用させた場合(SB+ROH)、ヒト表皮細胞の代謝
活性が、それぞれを単独に添加させたもの(SB、RO
H)に対して有意な増加が認められ、両者は相乗的に細
胞賦活作用を示すことが明らかとなった。
【0042】試 験 例 2 細胞培養による細胞賦活効果の測定(2):ヒト表皮細
胞の代謝活性に及ぼす発酵生成物1とオール−tran
s−レチノイン酸(Sigma社製:以下、「RA」と
略すこともある)の併用の効果を、試験例1のビタミン
Aおよび/またはその誘導体をオール−trans−レ
チノイン酸とする以外は試験例1と同様に検討した。こ
の結果を図2に示す。
【0043】図2より、単独では代謝活性に影響を及ぼ
さない濃度である、0.5%の発酵生成物1と、5X1
−10Mのオール−trans−レチノイン酸とを同
時に作用させた場合(SB+RA)、ヒト表皮細胞の代
謝活性は、それぞれ単独に添加させたもの(SB、R
A)に対して有意な増加が認められ、両者は相乗的に細
胞賦活作用を示すことが明らかとなった。
【0044】試 験 例 3 細胞培養によるヒアルロン酸産生効果の測定(1):試
験例1と同様に細胞を培養し、培養3日後の培養上清を
採取し、ビオチン標識ヒアルロン酸結合性タンパク(生
化学工業社製)を用いたELISA様の方法(Fosang AJら、
Matrix 10, 306-313, 1990)で、ヒアルロン酸を定量し
た。試料未添加の対照の定量値を100とした場合のヒ
アルロン酸相対値(%)を、0.5%の発酵生成物1
と、5X10−9Mのオール−trans−レチノール
とを同時に作用させた場合の定量値およびそれぞれ単独
に添加させたものの定量値から求め、ヒト表皮細胞のヒ
アルロン酸産生に及ぼす発酵生成物1とオール−tra
ns−レチノールの併用の作用を検討した。この結果を
図3に示す。
【0045】図3の結果より、発酵生成物1とオール−
trans−レチノールは相加的にヒト表皮細胞のヒア
ルロン酸産生を亢進することが明らかとなった。
【0046】試 験 例 4 細胞培養によるヒアルロン酸産生効果の測定(2):ヒ
ト表皮細胞のヒアルロン酸産生に及ぼす発酵生成物1と
オール−trans−レチノイン酸の併用の影響を、試
験例3のビタミンAおよび/またはその誘導体を、5×
10−10Mのオール−trans−レチノイン酸とす
る以外は試験例3と同様に検討した。結果を図4に示
す。
【0047】図4の結果より、発酵生成物1とオール−
trans−レチノイン酸は相加的にヒト表皮細胞のヒ
アルロン酸産生を亢進することが明らかとなった。
【0048】試 験 例 5 しわ改善試験:しわを有する女性5名の顔面に、発酵生
成物2とパルミチン酸レチノールを配合した下記組成の
美容液を3ヶ月間外用してもらった。しわの定量的評価
は、林の方法(林昭次、フレグランスジャーナル、1
1、55−61、1992)を改良して行った。すなわ
ち、外用期間の前後に頬部の皮膚レプリカを、不透明の
即乾性シリコンゴム(シルフロ:Flexico De
velopments社製)を用いて作成し、画像解析
装置(ASPECT:三谷商事社製)を用いた画像解析
法でしわの最大深さを測定し、使用前のしわの最大深さ
を100%とした場合の相対値を求めた。結果を図5に
示す。
【0049】 ( 成 分 ) ( 質 量 % ) エタノール 10.0 発酵生成物2 5.0 1,3―ブチレングリコール 3.0 トリメチルグリシン 1.0 精製水 残部 カルボキシビニルポリマー 0.1 カラギーナン 0.1 グリセリン 5.0 スクワラン 1.0 メチルフェニルポリシロキサン 1.0 ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液 2.0 ベヘニルアルコール 0.1 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 0.2 グリセリンモノステアレート 0.1 パルミチン酸レチノール 0.01 グリチルリチン酸ステアリル 0.1 メチルパラベン 0.1 香料 0.1 水酸化ナトリウム 適量 *製造例2で製造したもの。
【0050】図5の結果よりヒト顔面のしわ最大深さ
は、3ヶ月間の外用により約35%低下し、発酵生成物
とパルミチン酸レチノール配合美容液にしわの改善作用
が認められた。
【0051】試 験 例 6 皮膚弾力改善試験:健常人女性10名に、試験例4の美
容液を3ヶ月間、顔面に外用してもらった。外用期間の
前後に、Takemaら(Takema Yら、Br.J.Dermatol.
131:641-648、1994)の方法に準じ、300mbarで
1秒間負荷をかけ、負荷解除1秒後の顔面の皮膚弾力性
(R2値)をプローブ直径2mmのキュートメーターS
EM575(Courage and Khazaka
社製)で測定し、外用前の値を100%とした相対値で
示した。この結果を図6に示す。
【0052】図6より発酵生成物とパルミチン酸レチノ
ール配合美容液の3ヶ月間の外用により、ヒト顔面の皮
膚弾力性は約15%増加した。本美容液は、加齢により
低下することが知られている皮膚弾力性(Takema Yら、
Br. J. Dermatol. 131, 641-648, 1994)を改善するこ
とが明らかになった。
【0053】試 験 例 7 角層水分含量測定:健常人女性10名に、試験例4の美
容液を3ヶ月間、顔面に外用してもらった。外用期間の
前後に、コンダクタンスメーター(SKICON 20
0:アイビーエス社製)を用いて常法に従い、外用期間
前後の顔面の角層水分含量(コンダクタンス)を測定し
た。この結果を図7に示す。
【0054】図7より発酵生成物とパルミチン酸レチノ
ール配合美容液の3ヶ月間の外用により、ヒト顔面の角
層水分含量(コンダクタンス)は約2倍に増加した。従
って本美容液には保湿作用もあることが明らかになっ
た。
【0055】実 施 例 1 化粧水:下記組成の化粧水を常法により製造した。 ( 成 分 ) ( 質 量 % ) 発酵生成物1 10.0 パルミチン酸レチノール 0.01 エタノール 5.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 0.05 バラオキシ安息香酸メチル 0.1 香料 0.1 精製水 残部 *製造例1で製造したもの。
【0056】得られた化粧水は肌あれ防止・改善作用に
優れ、且つさっぱりした使用感のものであった。また、
保存安定性も良好であった。
【0057】実 施 例 2 乳液:下記組成の乳液を常法により製造した。 ( 成 分 ) ( 質 量 % ) 発酵生成物2 10.0 パルミチン酸レチノール 0.02 ステアリン酸 2.0 流動パラフィン 6.0 スクワラン 2.0 ソルビタンモノステアレート 1.5 ポリオキシエチレンソルピタンモノステアレート(20E.O.) 2.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.05 グリセリン 1.0 香料 0.15 精製水 残部 *製造例2で製造したもの。
【0058】得られた乳液は角質改善作用、皮膚弾力性
の改善作用、保湿効果が優れ、しっとりした使用感のも
のであった。また保存安定性にも優れていた。
【0059】実 施 例 3 クリーム:下記組成のクリームを常法により製造した。 ( 成 分 ) ( 質 量 % ) 発酵生成物2 10.0 パルミチン酸レチノール 0.05 流動パラフィン 23.0 ワセリン 7.0 べへニルアルコール 1.0 ステアリン酸 2.0 ミツロウ 2.0 ソルピタンモノステアレート 1.5 ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(20E.O.) 2.5 パラオキシ安息香酸ブチル 0.05 グリセリン 2.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 香料 0.15 精製水 残部 *製造例2で製造したもの。
【0060】得られたクリームは肌荒れ防止・改善作
用、しわ改善作用が優れ、使用感も良好であった。また
保存安定性にも優れていた。
【0061】実施例4 下記組成の軟膏を常法により製造した。 ( 成 分 ) ( 質 量 % ) 発酵生成物2 10.0 パルミチン酸レチノール 0.05 日本薬局方親水軟膏 89.95 *製造例2で製造したもの。
【0062】本軟膏を一日2回皮膚に塗布(5mg/c
)したところ、優れた肌荒れ防止・改善作用、しわ
改善作用がみられ、また、保存安定性も良好であった。
【0063】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、ビタミンAやそ
の誘導体の有する表皮細胞の賦活作用を豆類発酵物が相
乗的に高めると共に、上記化合物の有するヒアルロン酸
亢進促進作用に豆類発酵物の有する同じ作用が相まって
優れた肌荒れ防止・改善効果、角質改善効果、保湿効
果、はり消失、しわの予防効果を奏するものであり、例
えば化粧品や医薬部外品等の皮膚外用剤として、皮膚の
老化の予防に有効なものである。
【0064】また、本発明の皮膚外用剤は上記のみに限
られず、例えば医薬として、慢性関節リュウマチや外傷
性関節炎等の組織中のヒアルロン酸量の減少によって引
き起こされる疾患の改善及び疼痛抑制や、熱傷治療の初
期段階において肉芽組織の増生を促進するための治療
薬、にきびの治療薬、乾癬治療薬、しわ治療薬、光老化
皮膚治療薬としても使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 培養ヒト表皮細胞の代謝活性に及ぼす、発酵
生成物1(SB)とオール−trans−レチノール
(ROH)の併用による効果を示す図面。
【図2】 培養ヒト表皮細胞の代謝活性に及ぼす、発酵
生成物1(SB)とオール−trans−レチノイン酸
(RA)の併用による効果を示す図面。
【図3】 培養ヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生に及ぼ
す、発酵生成物1(SB)とオール−trans−レチ
ノール(ROH)の併用による効果を示す図面。
【図4】 培養ヒト表皮細胞のヒアルロン酸産生に及ぼ
す、発酵生成物1(SB)とオール−trans−レチ
ノイン酸(RA)の併用による効果を示す図面。
【図5】 ヒト顔面のしわに及ぼす、発酵生成物2とパ
ルミチン酸レチノールを配合した美容液の効果を示す図
面。
【図6】 ヒト顔面の皮膚弾力性に及ぼす、発酵生成物
2とパルミチン酸レチノールを配合した美容液の効果を
示す図面。
【図7】 ヒト顔面の角層水分含量に及ぼす、発酵生成
物2とパルミチン酸レチノールを配合した美容液の効果
を示す図面。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 35/78 35/78 Y A61P 17/16 A61P 17/16 43/00 107 43/00 107 111 111 (72)発明者 千葉 勝由 東京都港区東新橋1丁目1番19号 株式会 社ヤクルト本社内 (72)発明者 木下 貴史 東京都港区東新橋1丁目1番19号 株式会 社ヤクルト本社内 (72)発明者 柳井 直美 東京都港区東新橋1丁目1番19号 株式会 社ヤクルト本社内 (72)発明者 吉川 聡 東京都港区東新橋1丁目1番19号 株式会 社ヤクルト本社内 Fターム(参考) 4C083 AA031 AA032 AA082 AA111 AA112 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC242 AC432 AC442 AC482 AD621 AD622 CC02 CC04 CC05 DD23 DD27 DD31 EE12 4C088 AB59 AC04 BA08 CA25 MA03 MA17 MA28 MA63 NA14 ZA89 ZB22 ZC02 ZC23 4C206 AA01 AA02 AA03 CA08 MA02 MA03 MA04 MA11 MA37 MA48 MA83 NA14 ZA89 ZB22 ZC02 ZC23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物を豆類抽出物に作用させて得られ
    る発酵生成物とビタミンAおよび/またはその誘導体の
    一種または二種以上とを含有することを特徴とする皮膚
    外用剤。
  2. 【請求項2】 細胞賦活効果を有するものである請求項
    第1項記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 ヒアルロン酸産生促進効果を有するもの
    である請求項第1記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 肌荒れ防止・改善剤である請求項第1項
    ないし第3項の何れかの項記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 微生物が乳酸菌またはビフィズス菌より
    選ばれる微生物の1種又は2種以上である請求項第1項
    ないし第4項の何れかの項記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 化粧料である請求項第1項ないし第5項
    の何れかの項記載の皮膚外用剤。
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