JP2002187544A - 構造体の製作方法および構造体 - Google Patents

構造体の製作方法および構造体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】板から曲げてフランジを設けた2つの板を接合
した場合に、接合部に空間が生じることを防止する。 【解決手段】板50に、板を曲げたフランジ52bと、
これに実質的に直交するものであって、板を曲げたフラ
ンジ52cと、両者の間のフランジを除いた凹部を設け
る。板60に、板を曲げたフランジ62cと、フランジ
62cの長手方向の端部およびその近傍において、フラ
ンジ62cに平行な辺62bよりも突出した凸部と、か
らなる。フランジ52cの長手方向の端部とフランジ6
2cの長手方向の端部とを突き合わせ、板50からフラ
ンジ52bへの円弧部の外側に、板60の端部を突き合
わせ、前記凸部を前記凹部に入れて突き合わせ、突き合
わせた部分のそれぞれを溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板の端部にフラン
ジを有する複数の成形品と他の板とを隙間なく接合して
一つの構造体を製作する方法に関する、特に、鉄道車両
の車体の長手方向の端部を構成する妻の製作に好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】特許2692459号(USP5488
770)のように、鉄道車両の車体は6面体である。車
体の長手方向の端部は妻と呼ばれる。妻には、隣接する
車両に行き来するための通路がある。このため、妻は、
通路の左右を構成する板,通路の上部を構成する板を必
要とする。この3つの板は車体の屋根構体,側構体に接
合するので、3つの板の外側の端部にはそれぞれフラン
ジを有する。また、通路側の3つの板の端部にも補強用
のフランジを有する。
【0003】従来、板の端部にフランジを有する成形品
は、雌型と雄型との間に板を置いて、プレスすることに
よって製作している。雌,雄の金型が必要なため、高価
である。
【0004】このため、それぞれ板の端部にL状の板を
スポット溶接して、L状の1辺を前記フランジとしてい
る。
【0005】金型を少なくする手段として、特開平11
−310371号の図18から図20のような逐次成形
方法が提案されている。これは、雌型に素材の外周部を
固定し、棒状の工具で素材を押し、雌型の内周面に沿っ
て移動させて、逐次的に板を張り出し加工するものであ
る。一方、特開平10−76321号は逐次的に絞り加
工するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13の構成を考え
る。3つの板1,2,3にそれぞれフランジ1b,1
c,1d,2b,2c,2d,3b,3c,3dを設け
た後、左右の板1,2のフランジ1b,2bと中央の板
のフランジ3b,3bとを重ね、このフランジをスポッ
ト溶接して一体にする。フランジは板1,2,3を曲げ
て一体に設ける。さらに、フランジ1c,3c,2cを
屋根構体30に重ね、溶接することを考える。7は乗員
の通路である。3つの板1,2,3のそれぞれにおい
て、フランジ同士は隣接するフランジに連続しており、
連続部は円弧状である。この場合、左右の板1,2と中
央の板3と屋根構体30との接合部には、空間が生じ
る。この空間は雨水等の浸入防止のため、他の板で閉鎖
しなければならない。この閉鎖作業は高価になる。ま
た、身栄えが悪くなる。
【0007】また、フランジは板から曲げたので、その
断面は円弧状である。このため、左右の板の間に溝がで
き、身栄えが悪くなる。
【0008】逐次成形方法は金型を一つにできるので、
安価にできる。しかし、前記特開平11−310371
号の方法で板の端部にフランジを形成した場合は、フラ
ンジの外周部に板が残る。この板が不要な場合は、フラ
ンジの外周部を切断除去することが必要である。
【0009】また、この加工方法によってフランジを形
成する場合は、フランジと底板とが成す角度を直角にし
たくても直角にできない。例えば、筒をフランジに重ね
て接合した場合に、フランジが直角でない場合は重ね接
合ができにくい。また、高さの高いフランジの形成が困
難である。このため、このフランジに他の部材や他の部
材のフランジを重ねることが困難である。
【0010】一方、前記特開平10−76321号の加
工方法によってフランジを加工する場合は、フランジと
フランジとの接合部にしわが発生しやすい。
【0011】本発明の目的は、フランジを有する2つの
板と第3の板とを接合した場合に接合部に空間が生じる
ことを防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1の板と
これに突き合わせ溶接する第2の板とを製作し、第1の
板は、板の第1の辺を曲げた第1のフランジと、これに
実質的に直交する第2の辺を曲げた第2のフランジと、
前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第2のフラ
ンジの長手方向の端部との間のフランジを除いた凹部
と、からなり、前記第2の板は、板の第1の辺を曲げた
ものであって、前記第1のフランジの長手方向の端部に
接続する第3のフランジと、前記第1の辺に実質的に平
行な第2の辺と、前記第3のフランジの長手方向の端部
およびその近傍において、前記第1の辺に実質的に直交
する第3の辺よりも突出した凸部と、からなり、次に、
前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第3のフラ
ンジの長手方向の端部とを突き合わせ、前記第1の板か
ら前記第2のフランジへの円弧部の外側に、前記第3の
辺を突き合わせ、前記凸部を前記凹部に入れて突き合わ
せ、前記突き合わせた部分のそれぞれを溶接すること、
によって達成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1〜図
12により説明する。図1は主として左半分を示す。車
体は床を構成する台枠10,側面を構成する側構体2
0,屋根を構成する屋根構体30,車体の端部を閉鎖す
る妻構体40からなる。
【0014】妻構体40は、乗員の通路45、その左右
を構成する板50,60、通路45の上部を構成する板
70からなる。
【0015】左右の板50,60はほぼ四角形で、板の
下端の辺を除いて板の端部にフランジ52b,52c,
52d,62b,62c,62dを有する。フランジ5
2b(62b)は通路45側のフランジである。フラン
ジ52c(62c)は屋根構体30に重なるフランジで
ある。フランジ52d,52e(62d,63e)が側
構20に重なるフランジである。
【0016】縦のフランジ52b(62b)の上端と上
辺のフランジ52c(62c)との接合部にはフランジ
が無い。フランジは不連続になっている。この部分はフ
ランジが無いばかりか、底板51(61)の部分も除か
れ、四角形の凹部53(63)を設けている。凹部53
(63)の大きさは後述する。
【0017】乗員の通路45の上部を構成する板70は
ほぼ四角形で、下辺と上辺にフランジ72b,72cを
有する。フランジ72cは屋根構体30に重なるフラン
ジである。板70の左右の辺71b,71cの端部は、
板50(60)の底板51(61)からフランジ52b
(62b)が突出するために曲がった円弧部の外面に突
き合わせられている。この突き合わせ部を溶接してい
る。板50(60)の底板51(61)と板70の底板
71とは同一面にある。なお、この突き合わせ溶接は隅
肉溶接ともいえる。
【0018】フランジ72cの左右の端部とその近傍の
板は、板50(60)の凹部53(63)に入る凸部7
3,73を設けている。凹部53(63)と凸部73,
73との突き合わせ部は溶接している。凸部73,73
の上辺はフランジ72cになっている。フランジ52c
(62c)とフランジ72cの長手方向の端部とは突き
合わせられ、溶接している。
【0019】板70の下辺72bの長手方向の端部はフ
ランジ52b,62bに突き合わせられ、溶接してい
る。凸部73とフランジ72bとの間の底板71の端部
はフランジ72bの長手方向の端部よりも突出してい
る。
【0020】以上の突き合わせた部分は連続して溶接さ
れ、水漏れが無いようになっている。溶接部はグライン
ダで切削され、平滑になっている。
【0021】フランジ52c(62c)とフランジ52
d(62d)との接続部のフランジ52e(62e)は
円弧状でである。
【0022】フランジ52b,52c,52d,52
e,62b,62c,62d,62e,70b,70c
の突出方向は底板51,61,71の面に対して実質的
に直交している。このため、フランジ52c,52d,
52e,62c,62d,62e,70cに側構体2
0,屋根構体30の端部の内側に重ねたとき、平行に重
なり、良好な溶接ができる。左右の板50,60の下端
は台枠10に重なり、溶接している。
【0023】板50,60,70は車内側または車外側
に補強用のリブを多数有するが、図示していない。例え
ば、リブは板50,60,70とは別部材であって、ス
ポット溶接している。または、板50,60,70を塑
性加工して一体に設けている。
【0024】これによれば、板70,板60(60)お
よび屋根構体30との接合部には隙間がなく、接合でき
るものである。また、板70と板50(60)との接合
部にフランジの円弧部の溝もなく、身栄えをよくできる
ものである。
【0025】次に、板50,60,70を製作する方法
について、図7〜図10によって説明する。この製作方
法は逐次成形方法による。図7は装置の左端部のみを示
している。他の部分も適宜同様の構成になっている。
【0026】板50の成形について説明する。金型12
0は雌型(外型)である。雌型120は水平に置かれて
いる。雌型20の上面に素材の板50bが載っている。
雌型120の内部に棒状の工具130が入る。工具13
0は雌型120の垂直面に沿って下降し、次に、雌型1
20の内周面に沿って移動する。雌型120の内周面の
形状は板50の外径形状と同一である。工具130が1
周すると、工具130は前記を繰り返す。これによっ
て、素材の平板50bを絞り加工する。なお、工具13
0を下降させることを絞り加工方向に移動させるとい
う。これは実質的に工具130の軸方向の移動であり、
成形品の深さ方向への移動である。
【0027】工具130の先端は平らである。先端から
側面への角部は円弧状である。この円弧が板50の底板
51とフランジ52b,52c,52dとが成す円弧と
なる。工具130は上方の移動体(図示せず)から回転
自在に吊り下げられている。工具130は雌型120の
内周面(フランジ52b,52c,52dの部分に相当
する。)に沿って移動する。工具130が素材50bに
接触して移動することによって、工具130は従動的に
回転(自転)する。これによって、工具130は素材5
0bに一点で接しないので、焼き付きを防止できる。ま
た、素材50bの上面には潤滑油を塗っている。
【0028】雌型120の上面には素材50bの位置決
め用のピン(ガイド)123を複数立てている。素材5
0bの平板を雌型120の上端に置いたとき、ピン12
3は素材50bの外周部に接する。これで位置決めされ
る。雌型120の内周側の上端(肩部という。)は円弧
状である。この円弧は雌型120の全周に沿ってある。
この円弧によって素材50bの外周部は滑らかに雌型1
20の内周側に移動する。なお、雌型120の肩部の円
弧部の位置等については後述する。
【0029】雌型120の内部の底はない。雌型120
の内部には素材50bを載せる座140がある。座14
0は高さ位置を制御できる装置150で支えられてい
る。座140は工具130の先端(下端)に対向した部
分にもある。座140は工具130の周方向の移動軌跡
に対応した個所にある。つまり、工具130の先端と座
140とによって素材50bを挟んでいる。さらに、座
140は雌型120の中央部にもある。このため、素材
50bの中央部を固定することができる。
【0030】座140は素材50bを載せて固定してい
る。この固定は、座140に電磁石を設けて磁力で行
う。または、座140の上面に真空吸着パットを設け
て、真空吸着することによって行う。固定位置は座14
0の中央部等である。素材50bは鉄系,ステンレス
系,アルミニウム合金系である。
【0031】座140を昇降させる装置150について
説明する。装置150は複数のネジ機構151で構成さ
れている。図7にはネジ機構を1組示す。座140の下
端の座145をネジ機構151のネジ棒152で支えて
いる。座145には回転自在なナットがある。駆動装置
155が回転することによって、ネジ棒152が回転
し、座140が昇降する。また、座140または座14
5と基礎との間には、座140が垂直に昇降するための
ガイド(図示せず)を複数設けている。装置150及び雌
型120は基礎に設置している。
【0032】成形方法を説明する。素材50bは成形後
の形状を基に展開した平板である。前記展開は角筒の絞
り加工成形と同様に成形品の表面積や体積を基に展開寸
法を算出する。或いは実験によって定める。この展開寸
法を基にターレットパンチプレス等によって板を切断す
る。フランジ52bとフランジ52cとの接続部は分離
している。また、凹部53がある。素材50bの展開形
状はこれを考慮して定める。
【0033】次に、素材50bを雌型120の上端に載
せる。この時、素材50bは上昇した座140にも載
る。素材50bはピン123で位置決めさせる。
【0034】次に、素材50bを座140に固定する。
固定位置および手段は前記のとおりである。
【0035】次に、座140を下降させ、次に、工具1
30を下降させる。工具130の下降位置は、工具13
0の側面と雌型120の垂直面(内周面,直線部)との
間に素材50bが位置できる位置である。つまり、雌型
120の内周面と工具130の側面との間に素材50b
を挟むようにする。この状態で、工具130を下降さ
せ、後述のように雌型120の内周面に沿って周方向に
移動させる。工具130の下降量は、工具130の先端
が下降した素材50bに接する位置である。例えば、座
140が下降する以前に座140の上面が雌型120の
上面(素材50bの端部が載った位置)と同一面にある
とき、工具130の先端が素材50bの上面に接してい
れば、座140と工具130の下降量は同一である。両
者を同時に下降させることができる。
【0036】この実施例のように底板51が広く、板厚
が薄く、底板51の中央部を固定している場合は、底板
51が撓むのみで外周部が雌型120によって曲がる必
要はない。続いて工具130を下降させた際に曲がる。
このため、素材50bが傾斜する恐れがある。また、後
述するように、工具130を周方向に移動させる際に、
素材50bが回転する恐れがある。このため、素材50
bを座140へ固定している。
【0037】工具130の下降位置は工具130の側面
と雌型120の内周面との間にフランジ52b,52
c,52dが位置できる位置である。また、フランジ5
2b,52c,52dの直角度を考慮する。直角度を考
慮する場合は、工具130の側面と雌型120の内周面
との間に素材50bを挟むように工具30を位置させ
る。
【0038】次に、工具130を雌型20の内周面に沿
って移動させる。工具30は従動的に回転する。素材5
0bは工具130の移動によって逐次的に成形される。
【0039】次に、工具130が1周する毎に、前記の
ように、座140を下降させ、工具130を下降させ
る。両者の下降量、工具130の下降位置は前記のとお
りである。次に、工具130を雌型の内周面に沿って周
方向に移動させる。
【0040】以後、座140と工具130の下降と、工
具30の周方向の移動とを繰り返す。上記工程の繰り返
しによって素材50bの外周部は雌型120の内周面に
移動する。これによって絞り加工が行われる。工具13
0の軸方向が絞り加工方向である。雌型120の内周面
に沿った工具130の移動方向は工具130の半径方向
である。
【0041】これによれば、素材50bは雌型120と
工具130との狭い部分で変形され、逐次的に小さく均
等な歪しか与えないので、底板51の平面度が良好に保
たれる。
【0042】加えて、雌型120でフランジ52b,5
2c,52dを全周に亘り拘束しながら成形するので、
フランジが外側に膨らまず、平板部とフランジ部の直角
度に優れた成形品を製造できる。特に、角部のフランジ
52cとフランジ52dとの接続部の円弧状のフランジ
は成形によって外側に広がろうとするが、このフランジ
は雌型120によって外方から拘束されているので、垂
直なフランジとなる。つまり、絞り工程の最初から最終
までの全範囲において、フランジは雌型120の内周面
と工具130の側面とで挟まれているので、フランジを
内外から拘束して絞り加工を行うことができる。したが
って、直角度などの精度のよい加工ができるものであ
る。
【0043】このように雌型120を用いた逐次成形に
おいて、雌型120の内周側に座140を設け、この座
140に素材50bを固定するようにしているので、素
材50bを固定でき、所定の成形ができるものである。
なお、成形が進んで、フランジが雌型120の垂直面に
位置した場合も同様である。また、素材50bの端部を
雌型120の内周面に向けて移動させつつ絞り加工を行
い、また、素材50bの端部を雌型120の内周面に位置
させて絞り加工をしている。このため、フランジと底面
51とが成す直角度をよくすることができる。また、フ
ランジの高さを大きくできる。また、フランジの板厚の
減少を抑制できる。また、素材50bの端部を雌型12
0内に移動可能に絞り加工しているので、成形後の形状
を考慮した素材50bにしておけば、成形後、フランジ
の端部を切断する必要がない。
【0044】プレス成形のように高荷重を必要としない
ため、雌型120は一般の鋼材等による簡易的なもので
良く、焼入れ等の熱処理や、プレス金型のような綿密な
表面仕上げも必要としない。
【0045】工具130の移動について詳細に説明す
る。板50は実質的に四角形の3辺にフランジ52b,
52c,52dを有するが、他の1辺にはフランジが無
い。このため、雌型120の肩部の円弧部はこの3辺に
沿ってある。素材50bの他の1辺は雌型120の他の
1辺に載っていない。両者の間には隙間がある。
【0046】工具130はフランジ52bの一端側から
フランジ52cに向けて移動し、フランジ52cを経由
してフランジ52dの端部に向けて移動する。凹部53
の部分の工具130の移動軌跡を図7に示す。
【0047】図8において、工具130がフランジ52
dに沿って移動してきて、フランジ52dの長手方向の
端部を通過させる。次に、工具130の下方に素材50
bが位置するように若干逆に移動させる。次に、座14
0および工具130を下降させる。次に、工具130を
フランジ52c,52e,52cを順次経由してフラン
ジ52bの長手方向の端部に至るように、移動させる。
【0048】フランジ52bの端部を通過したら、図8
で説明したように、工具130の下方に素材50bが位
置するように若干逆に移動させる。次に、座140およ
び工具130を下降させる。次に、工具130をフラン
ジ52b,52e,52dを順次経由してフランジ52
dの長手方向の端部に至るように、移動させる。以後、
これを繰り返す。
【0049】なお、板50のフランジは3辺にしかない
ので、このように工具130は往復動させている。当初
の説明の「工具130を雌型120の内周面に沿って周
方向に沿って移動させる」等の説明は、この3辺の場合
も含む。また、3辺のみにフランジがある場合でも、往
復動させなくて、周回させてもよい。
【0050】フランジ52d,52bの長手方向の端部
を通過させた後も工具130を移動させるのは、工具1
30の側面と雌型120の内周面との間にフランジ52
d,52bの長手方向の端部を挟んで、フランジの長手
方向の端部を所定の形状にするためである。フランジの
長手方向の途中で工具130の移動を停止すると、それ
よりも端部側が直線状にならないためである。フランジ
の無い素材50bの端部と雌型120の端部との間には
工具130の半径以上の隙間がある。前記凹部63の大
きさは工具130が通過できる大きさが必要である。
【0051】フランジ52bとフランジ52cとの接続
部は分離している。また、凹部53がある。フランジ5
2bとフランジ52cとの距離、すなわち凹部63の大
きさは、この部分のフランジ52b,52cの長手方向
の端部を雌型120の内周面に工具130の側面で押さ
えることができるように定めている。工具130はフラ
ンジ52b,52cの長手方向の端部を押さえるように
移動する。
【0052】フランジ52bからフランジ52cに工具
を移動させる際に、工具130の下端が底板51の端面
に接触する場合は、工具130を若干上昇させてフラン
ジ52c側に移動させ、加工させ、フランジの長手方向
に沿って移動させる。すなわち、図8のように移動させ
る。
【0053】板60も同様に製作する。板70も同様に
製作する。フランジ72b,72cの長手方向の端部に
おける工具130の移動も前記と同様に行う。
【0054】この逐次成形を実施する加工機は数値制御
式加工装置、例えは、NCフライス盤やマシニングセン
ターである。数値制御式加工装置の主軸に工具130を
設置している。主軸を雌型20の内周面に沿って、ま
た、垂直方向に、数値制御で移動させる。工具130を
有する主軸は垂直方向および一方向の水平方向に移動で
きる。雌型120および座140はテーブル(基礎)に
載っている。テーブルは主軸の水平方向の移動方向に対
して直角方向の水平方向に移動できる。この2つの移動
によって工具130を雌型120の内周面に沿って移動
させることができる。昇降装置150はテーブルに載っ
ている。工具130の垂直方向の移動に替えて、テーブ
ルを昇降させることができる。
【0055】例を説明する。工具130の径:25mm,
素材10bの板厚:0.5mmから4mm程度,雌型120
の内周面から工具130の側面までの距離:板厚の0.
8 倍から2倍程度,工具130の1回当たりの押し込
み深さ(座140の1回当たりの下降量):素材50b
の板厚の0.5 倍から2倍程度,フランジの高さ:素材
50bの板厚の5倍から20倍程度である。また、フラ
ンジの高さ:20mm,雌型120の円弧部(肩部)の半
径:5.5〜13.5mm,工具130の径25mm,工具1
30の先端の半径:5.5mm から10mm,円弧部52e
の半径:100mmである。
【0056】素材50bの大きさについて説明する。図
7のように、素材50bの端部は雌型120の肩部の円
弧Rの中心の上方にあるかまたは前記中心の上方よりも
雌型120の中心側に位置する大きさである。これより
も大きい場合はフランジ12の円弧部12aにおいて、
フランジ12と底板11との接続部に割れが発生しやす
い。
【0057】上記実施例では座140を下降させた後
に、工具130を下降させているが、同時に下降させる
ことができる。また、工具130の先端は平らでなく、
球状でもよい。また、工具130は回転しなくてもよ
い。
【0058】座140を固定して、雌型120を上昇さ
せて、絞り加工ができる。工具130も成形途中では垂直
方向には移動しない。座140は工具130の軸方向の
位置であって、雌型120の内周面に沿ってある。
【0059】また、雌型120の肩の円弧部に沿って工
具130を周回させ、次に、工具130を雌型の内周面
に向けて移動させ、次に、工具130を周回させ、素材
の端部を円弧状にした後、雌型120の内周面に沿って
工具130を下降させると、よりフランジの高さを大き
くできる。
【0060】図11,図12の実施例を説明する。板5
0(60)に相当する板250(260)を押し出し形
材で構成している。押し出し形材250(260)は複
数のリブ255(265)を有する。この押し出し形材
を逐次成形する。このため、押し出し形材の上下端部の
リブ255(265)を切削して除いている。押し出し
形材の上下端部および車体の側面側の部分(フランジ2
52(262)を設ける部分)の板の厚さが厚ければ、
リブ255(265)側の面を切削して、逐次成形する
に適した板厚にする。
【0061】板270側および通路45側の端部には端
部に沿ってリブ257(267)がある。板270の端
部に溶接する板270の端部259の部分は切削して溶
接用の開先を設けている。
【0062】リブ257(267)の突出代はリブ25
5(265)の突出代よりも小さい。リブ267(26
7)は板に沿って溝258がある。リブ267(26
7)の通路45側の端面よりも板の端部259の方が通
路45側にある。溝258は内装材(図示せず)の端部
を挿入するものである。リブ257(267)によって
通路45側の端部の板厚は厚くなっており、フランジ2
55(265)に相当する強度を確保するようにしてい
る。このため、端部はリブ257(267)ではなく、
板厚を厚くしたものでもよい。また、フランジを押し出
し加工によって設けてもよい。このリブ257(26
7)、板厚を厚くしたもの、フランジを総称して厚肉部
という。
【0063】これによれば、フランジ52b(62b)
に相当するフランジを板から曲げて設ける必要が無い。
また、凹部53も設ける必要が無い。このため、容易に
成形できるものである。
【0064】板70は板250と同様に押し出し形材に
できる。押し出し方向は車体の幅方向である。フランジ
72bは板250(26)の厚肉部にできる。また、板2
20と板270の組み合わせは、板50と板70との組
み合わせにできる。
【0065】板250を1つの押し出し形材で構成でき
ない場合は複数の押し出し形材を接合して大きくする。
この接合は例えば摩擦攪拌接合によって行う。板270
も押し出し形材にできる。
【0066】雄型に素材を載せ、素材の外周部を雄型の
外周面に沿って工具で曲げてフランジを作ることができ
る。また、プレス加工によって板50,60,70を製
作することができる。
【0067】本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の
各請求項の記載の文言あるいは課題を解決するための手
段の項に記載の文言に限定されず、当業者がそれから容
易に置き換えられる範囲にもおよぶものである。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、板の端部にフランジを
有する2つの成形品と第3の板とを隙間なく接合できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車体の妻の裏面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV部の拡大図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】本発明の一実施例の妻を備えた車体の斜視図で
ある。
【図7】逐次成形装置の要部の縦断面図である。
【図8】成形途中のフランジ52bと52cとの間の平
面図である。
【図9】成形途中のフランジの長手方向の端部の平面図
である。
【図10】成形途中の円弧部の平面図である。
【図11】本発明の他の実施例の車体の妻の正面図であ
る。
【図12】図11のIII−III断面図である。
【図13】従来の図1相当図である。
【符号の説明】
7…通路、50,60,70,250,260,270
…板、50b,50c,50d,50e,60b,60
c,70b,70c,250b,250c,250d,
250e,250d,260b,260c,270b,
270c…フランジ、51,61,71,251,26
1,271…底板、53,63…凹部、73…凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 渉 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 Fターム(参考) 4E067 BG00 EA08 EB00

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の板とこれに突き合わせ溶接する第2
    の板とを製作し、 第1の板は、板の第1の辺を曲げた第1のフランジと、
    これに実質的に直交する第2の辺を曲げた第2のフラン
    ジと、前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第2
    のフランジの長手方向の端部との間のフランジを除いた
    凹部と、からなり、 前記第2の板は、板の第1の辺を曲げたものであって、
    前記第1のフランジの長手方向の端部に接続する第3の
    フランジと、前記第1の辺に実質的に平行な第2の辺
    と、前記第3のフランジの長手方向の端部およびその近
    傍において、前記第1の辺に実質的に直交する第3の辺
    よりも突出した凸部と、からなり、 次に、前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第3
    のフランジの長手方向の端部とを突き合わせ、前記第1
    の板から前記第2のフランジへの円弧部の外側に、前記
    第3の辺を突き合わせ、前記凸部を前記凹部に入れて突
    き合わせ、 前記突き合わせた部分のそれぞれを溶接すること、 を特徴とする構造体の製作方法。
  2. 【請求項2】請求項1の構造体の製作方法において、前
    記凹部は前記第1の板の底板の部分を含んでおり、前記
    凸部は前記第2の板の底板の部分を含んでいること、を
    特徴とする構造体の製作方法。
  3. 【請求項3】請求項1の構造体の製作方法において、 前記第2の板は、該第2の板の前記第1の辺に実質的に
    平行な第2の辺を曲げた第4のフランジを有しており、
    該第4のフランジの長手方向の端部は前記第3の辺より
    も後退した位置にあり、 前記第4のフランジの長手方向の端部を前記第2のフラ
    ンジに突き合わせ、該突き合わせた部分を溶接するこ
    と、 を特徴とする構造体の製作方法。
  4. 【請求項4】請求項1の構造体の製作方法において、 前記第2の板には前記第2の辺に沿って厚肉部があり、 前記第2の辺の長手方向の端部は前記第3の辺よりも後
    退した位置にあり、 前記厚肉部の長手方向の端部を前記第2のフランジに突
    き合わせ、該突き合わせた部分を溶接すること、 を特徴とする構造体の製作方法。
  5. 【請求項5】第1の板とこれに突き合わせ溶接する第2
    の板とを製作し、 前記第1の板は、押し出し形材であり、押し出し方向に
    沿った複数のリブと、前記押し出し方向に対して直交す
    る方向の端部である辺に沿って設けた厚肉部と、前記押
    し出し方向の端部の前記リブおよび前記厚肉部を除いた
    板部と、前記板部の端部を前記リブ側に曲げた第1のフ
    ランジと、からなり、 前記第2の板は第1の辺を曲げた第3のフランジからな
    り、 次に、前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第3
    のフランジの長手方向の端部とを突き合わせ、前記第2
    のフランジに実質的に直交する前記第2の板の第3の辺
    を前記第1の板の前記厚肉部の端部に突き合わせ、 前記突き合わせた部分のそれぞれを溶接すること、 を特徴とする構造体の製作方法。
  6. 【請求項6】請求項5の構造体の製作方法において、 前記第1のフランジの長手方向の端部と前記厚肉部の長
    手方向の端部との間において、前記第1のフランジおよ
    び前記厚肉部側の前記板部を除いた凹部を設けた前記第
    1の板を製作し、 前記第3のフランジの長手方向の端部およびその近傍を
    前記第3の辺よりも突出させた凸部を有する第2の板を
    製作し、 前記凸部を前記凹部に入れて突き合わせ、 該突き合わせた部分を溶接すること、 を特徴とする構造体の製作方法。
  7. 【請求項7】請求項6の構造体の製作方法において、前
    記凹部は前記第1の板の前記板部の底板を含んでおり、
    前記凸部は前記第2の板の底板の部分に相当する部分を
    含んでいること、を特徴とする構造体の製作方法。
  8. 【請求項8】請求項5の構造体の製作方法において、 前記第2の板は前記第1の辺に実質的に平行な第2の辺
    を曲げた第4のフランジを有しており、 該4のフランジの長手方向の端部を前記第1の板の前記
    厚肉部に突き合わせ、該突き合わせた部分を溶接するこ
    と、 を特徴とする構造体の製作方法。
  9. 【請求項9】請求項5の構造体の製作方法において、 前記第2の板は押し出し形材であり、その押し出し方向
    は前記第3のフランジの長手方向であり、 前記第2の板の前記第1の辺に実質的に平行な第2の辺
    は厚肉部になっており、 前記第2の板の厚肉部の長手方向の端部を前記第1の板
    の前記厚肉部に突き合わせ、 該突き合わせた部分を溶接すること、を特徴とする構造
    体の製作法方法。
  10. 【請求項10】第1の板と第2の板とを溶接で接合して
    おり、 前記第1の板は、板の第1の辺を曲げた第1のフランジ
    と、これに実質的に直交する第2の辺を曲げたフランジ
    と、前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第2の
    フランジの長手方向の端部との間のフランジを除いた凹
    部と、からなり、 前記第2の板は、板の第1の辺を曲げて前記第1のフラ
    ンジの長手方向の端部に接続する第3のフランジと、前
    記第3のフランジの長手方向の端部およびその近傍にお
    いて、前記第1の辺に実質的に直交する第3の辺よりも
    突出した凸部と、からなり、 前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第3のフラ
    ンジの長手方向の端部とを突き合わせた部分、前記第1
    の板から前記第2のフランジへの円弧部の外側に、前記
    第3の辺を突き合わせた部分、および、前記凸部を前記
    凹部に入れて突き合わせた部分、をそれぞれ溶接してい
    ること、 を特徴とする構造体。
  11. 【請求項11】請求項10の構造体において、前記凹部
    は前記第1の板の底板の部分を含んでおり、前記凸部は
    前記第2の板の底板の部分を含んでいること、を特徴と
    する構造体。
  12. 【請求項12】請求項10の構造体において、 前記第2の板には前記第1の辺に実質的に平行な第2の
    辺を曲げた第4のフランジがあり、 該第4のフランジの長手方向の端部は前記第2のフラン
    ジに溶接していること、 を特徴とする構造体。
  13. 【請求項13】請求項10の構造体において、 前記第2の板には前記第2の辺に沿って厚肉部があり、 前記厚肉部の長手方向の端部を前記第2のフランジに溶
    接していること、 を特徴とする構造体。
  14. 【請求項14】押し出し形材と第2の板とを溶接してお
    り、 前記押し出し形材は、押し出し方向に沿った複数のリブ
    と、前記押し出し方向に対して直交する方向の端部であ
    る辺に沿って設けた厚肉部と、前記押し出し方向の端部
    の前記リブおよび前記厚肉部を除いた板部と、前記板部
    の端部を前記リブ側に曲げた第1のフランジと、からな
    り、 前記第2の板は第1の辺を曲げた第3のフランジからな
    り、 前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第3のフラ
    ンジの長手方向の端部とを突き合わせた部分、および、
    前記第2のフランジに実質的に直交する前記第2の板の
    第3の辺と前記第1の板の前記厚肉部の端部とを突き合
    わせた部分、をそれぞれ溶接していること、を特徴とす
    る構造体。
  15. 【請求項15】請求項14の構造体において、 前記押し出し形材は、前記第1のフランジの長手方向の
    端部と前記厚肉部の長手方向の端部との間において、前
    記第1のフランジおよび前記厚肉部側の前記板部を除い
    た凹部を有しており、 前記第2の板は、前記第3のフランジの長手方向の端部
    およびその近傍を前記第3の辺よりも突出させた凸部を
    有しており、 前記凸部を前記凹部に入れて、突き合わせた部分を溶接
    していること、 を特徴とする構造体。
  16. 【請求項16】請求項15の構造体において、前記凹部
    は前記押し出し形材の前記板部の底板を含んでおり、前
    記凸部は前記底板の部分に相当する部分を含んでいるこ
    と、を特徴とする構造体。
  17. 【請求項17】請求項14の構造体において、 前記第2の板には前記第1の辺に実質的に平行な第2の
    辺を曲げた第4のフランジを有しており、 該4のフランジの長手方向の端部を前記第1の板の前記
    厚肉部に溶接していること、 を特徴とする構造体。
  18. 【請求項18】請求項14の構造体において、 前記第2の板は押し出し形材であり、その押し出し方向
    は前記第3のフランジの長手方向であり、前記第2の板
    の前記第1の辺に実質的に平行な第2の辺は厚肉部にな
    っており、 前記第2の板の前記厚肉部の長手方向の端部を前記押し
    出し形材の前記厚肉部に溶接していること、を特徴とす
    る構造体。
  19. 【請求項19】鉄道車両の車体の妻は、第1の板,第2
    の板、および第3の板からなり、 前記第2の板は乗員用通路の上部と車体の屋根との間を
    構成するものであって、前記屋根に溶接しており、 前記第1の板、前記第3の板は前記第2の板の左右にあ
    って、前記第2の板にそれぞれ溶接されており、 前記第1の板および前記第3の板は、前記乗員用通路と
    前記車体の側面との間を構成するものであり、 前記第1の板および前記第3の板は前記車体の側面およ
    び前記屋根に重ねて溶接しており、 前記第1の板および前記第3の板は、前記屋根および前
    記車体の側面に沿って板を曲げた第1のフランジと、前
    記乗員用通路に沿って板を曲げた第2のフランジと、前
    記屋根に沿った前記第1のフランジの長手方向の端部と
    前記第2のフランジの長手方向の端部との間のフランジ
    を除いた凹部と、からなり、 前記第2の板は、前記屋根に沿って設けられ、前記第1
    のフランジの長手方向の端部に接続する第3のフランジ
    と、前記第3のフランジの長手方向の端部およびその近
    傍において、前記第1の辺に実質的に直交する第3の辺
    よりも突出した凸部と、からなり、 前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第3のフラ
    ンジの長手方向の端部とを突き合わせた部分、前記第1
    の板から前記第2のフランジへの円弧部の外側に、前記
    第3の辺を突き合わせた部分、および、前記凸部を前記
    凹部に入れて突き合わせた部分、をそれぞれ溶接してい
    ること、 を特徴とする鉄道車両の車体。
  20. 【請求項20】請求項19の鉄道車両の車体において、
    前記凹部は前記第1の板および前記第3の板の底板の部
    分を含んでおり、前記凸部は前記第2の板の底板の部分
    を含んでいること、を特徴とする鉄道車両の車体。
  21. 【請求項21】請求項19の鉄道車両の車体において、 前記第2の板には前記第3のフランジに実質的に平行な
    第2の辺を曲げた第4のフランジがあり、 該第4のフランジの長手方向の端部は前記第2のフラン
    ジに溶接していること、 を特徴とする鉄道車両の車体。
  22. 【請求項22】請求項19の鉄道車両の車体において、 前記第2の板には前記第3のフランジに実質的に平行な
    第2の辺に沿って厚肉部があり、 前記厚肉部の長手方向の端部を前記第2のフランジに溶
    接していること、 を特徴とする鉄道車両の車体。
  23. 【請求項23】鉄道車両の車体の妻は、第1の板,第2
    の板、および第3の板からなり、 前記第2の板は乗員用通路の上部と車体の屋根との間を
    構成するものであって、前記屋根に溶接しており、 前記第1の板、前記第3の板は前記第2の板の左右にあ
    って、前記第2の板にそれぞれ溶接されており、 前記第1の板および前記第3の板は、前記乗員用通路と
    前記車体の側面との間を構成するものであり、 前記第1の板および前記第3の板は前記車体の側面およ
    び前記屋根に重ねて溶接しており、 前記第1の板および前記第3の板は、押し出し形材から
    なり、押し出し方向を前記車体の鉛直方向としており、 前記第1の板および前記第3の板は、該押し出し形材
    は、押し出し方向に沿った複数のリブと、前記押し出し
    方向に対して直交する方向の端部である辺に沿って設け
    た厚肉部と、前記押し出し方向の端部の前記リブおよび
    前記厚肉部を除いた板部と、前記屋根および前記車体の
    側面に沿った前記板部の端部を前記リブ側に曲げた第1
    のフランジと、からなり、 前記第2の板は第1の辺を曲げた第3のフランジからな
    り、 前記第1のフランジの長手方向の端部と前記第3のフラ
    ンジの長手方向の端部とを突き合わせた部分、および、
    前記第2のフランジに実質的に直交する前記第2の板の
    第3の辺と前記第1の板の前記厚肉部の端部とを突き合
    わせた部分、をそれぞれ溶接していること、 を特徴とする鉄道車両の車体。
  24. 【請求項24】請求項23の鉄道車両の車体において、 前記押し出し形材は、前記第1のフランジの長手方向の
    端部と前記厚肉部の長手方向の端部との間において、前
    記第1のフランジおよび前記厚肉部側の前記板部を除い
    た凹部を有しており、 前記第2の板は、前記第3のフランジの長手方向の端部
    およびその近傍を前記第3の辺よりも突出させた凸部を
    有しており、 前記凸部を前記凹部に入れて、突き合わせた部分を溶接
    していること、 を特徴とする鉄道車両の車体。
  25. 【請求項25】請求項24の鉄道車両の車体において、
    前記凹部は前記押し出し形材の前記板部の底板を含んで
    おり、前記凸部は前記底板の部分に相当する部分を含ん
    でいること、を特徴とする鉄道車両の車体。
  26. 【請求項26】請求項23の鉄道車両の車体において、 前記第2の板には前記第1の辺に実質的に平行な第2の
    辺を曲げた第4のフランジを有しており、 該4のフランジの長手方向の端部を前記押し出し形材の
    前記厚肉部に溶接していること、 を特徴とする鉄道車両の車体。
  27. 【請求項27】請求項23の鉄道車両の車体において、 前記第2の板は押し出し形材であり、その押し出し方向
    は前記第3のフランジの長手方向であり、前記第2の板
    の前記第1の辺に実質的に平行な第2の辺は厚肉部にな
    っており、 前記第2の板の前記厚肉部の長手方向の端部を前記押し
    出し形材の前記厚肉部に溶接していること、を特徴とす
    る鉄道車両の車体。
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