JP2022085776A - プレス機械及び曲げ加工方法 - Google Patents

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武司 竹本
Takeshi Takemoto
太一 岡部
Taichi Okabe
靖将 吉野
Yasumasa Yoshino
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YOSHINO KIKAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

Figure 2022085776000001
【課題】 複雑な形状の部材加工におけるタクトタイムの短縮、労力軽減、及び/又は、安全性向上を図り得るプレス機械及び加工方法を提供する。
【解決手段】 正突き曲げ用金型11a,21aと、逆突き曲げ用金型11b,21bと、押し曲げ用金型11c,21cと、正突き曲げ用金型11a,21a、逆突き曲げ用金型11b,21b及び押し曲げ用金型11c,21cのいずれかを選択的に加工位置に移動させる金型移動手段を有するプレス機械1とした。正突き曲げ用金型11a,21aを用いてワークを正方向に突き曲げするステップと、逆突き曲げ用金型11b,21bを用いてワークを逆方向に突き曲げするステップと、押し曲げ用金型11c,21cを用いてワークを押し曲げするステップを有する加工方法とすることが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、板金などのワークの曲げ加工を行うプレス機械及びワークの曲げ加工方法に関する。
プレス機械による曲げ加工には、突き曲げと押し曲げがある。突き曲げは凸状の雄型と凹状の雌型の間でワークを挟んでワークを折り曲げる方法である。上型を雄型、下型を雌型とする突き曲げを正曲げと言い、上型を雌型、下型を雄型とする突き曲げを逆曲げと言う。突き曲げ加工はエアベンディング(パーシャルベンディング)、ボトミング、コイニング等を含み得る。押し曲げ加工はワークの2点を支持してその間の部分に曲げ又は撓みを発生させる加工方法である。
角パイプ等の部材は、製鋼所等から提供される定格品が使用されることが一般である。しかし、規格の部材は、形状、肉厚や縦横寸法の種類が限られており、様々な用途に応じた最適の部材を入手することが困難であり、また、パイプ状などの立体形状に加工された部材に穴開け等の後加工を施すことは困難である。
材料の鋼板をロール加工などして断面丸形や角形の長尺パイプ形状にする場合、突き合わせ端面同士を溶接して綴じる必要があるが、溶接熱で焦げるために材料にカラー鋼板を使用できないという事情がある。図5の角パイプRように綴じる端面同士をカシメ接合(図中符号K)すればこの問題は解決できる。しかし、パネルベンダーなどのプレス機械を用いて角パイプに加工する場合、正曲げと逆曲げを繰り返して実施する必要があり、そのたびにワークの回転や裏返し(トンボ)が必要となるため、作業労力が過大である。また、カシメKの接合時等に押し曲げが必要となるため、金型交換の頻度や作業労力がさらに増加する。なお、本明細書では、図6に示すように、「回転」はワークWの主面S(ワークWの主要な面)の法線方向Nの周りでワークWを回転させることを言い、「裏返し」は、主面Sに平行な方向Hの周りでワークWを回転させることを言う。
パネルベンダーを用いたシゴキ曲げやウイング曲げを併用する方式も考えられるが、作業能率が悪く、厚板の加工が困難であるなどの問題があり、ワークのサイズや曲げ部位によっては適用できない場合もある。
特開2020-025966号公報 特開2015-223594号公報
上記のとおり、プレス機械を用いた曲げ加工によりパイプ材を製造する場合、ワークの回転/裏返しや金型交換の回数が増加するため、作業労力が過大となり、及び/又は、タクトタイムが長くなる問題がある。特に、縦横寸法が数m以上/板厚が3mm以上/重量が数10kg以上などの大型/大重量のワークWが使用される場合のワークの回転や裏返し作業は極めて困難であり、安全性上の問題も生じ得る。
本発明は、板金等のワークの曲げ加工による角パイプ材等の部材加工における労力軽減、タクトタイムの短縮、及び/又は、安全性向上を図り得るプレス機械及び加工方法を提供することを目的とする。
本願では、正突き曲げ用金型と、逆突き曲げ用金型と、押し曲げ用金型と、前記正突き曲げ用金型、前記逆突き曲げ用金型及び前記押し曲げ用金型のいずれかを選択的に加工位置に移動させる金型移動手段を有することを特徴とするプレス機械が開示される。
前記正突き曲げ用金型、前記逆突き曲げ用金型及び前記押し曲げ用金型はそれぞれ上型及び下型を有し、前記プレス機械は前記正突き曲げ用金型、前記逆突き曲げ用金型及び前記押し曲げ用金型の前記上型及び/又は前記下型の高さ位置を個別に調整する高さ調整手段を更に有することが好ましい。
前記金型交換手段は、前記プレス機械にワークをセットした状態で前記金型を移動させることが好ましい。
本願では、さらに、正突き曲げ用金型と、逆突き曲げ用金型と、押し曲げ用金型を用いたワークの加工方法であって、前記正突き曲げ用金型を用いて前記ワークを正方向に突き曲げするステップと、前記逆突き曲げ用金型を用いて前記ワークを逆方向に突き曲げするステップと、前記押し曲げ用金型を用いて前記ワークを押し曲げするステップを有するワークの加工方法が開示される。
本発明の一実施形態のプレス機械1の正面図を示す。 プレス機械1の要部を図1のA-A断面図で示す。 下型21の高さ調整の態様を示す。 プレス機械1を用いた角パイプRの加工工程を示す。 角パイプRの形状を示す。 ワークWの回転及び裏返しを概念的に示す。
図1は、本発明の一実施形態のプレス機械1を示し、図2は、プレス機械1の要部を図1のA-A断面図で示す。
図1に示すように、プレス機械1は、左右のフレーム2と、フレーム2に固定された下テーブル10と、サーボモーター等の駆動源3により下テーブル10に対して上下移動可能な上テーブル(ラム)20を有する。上下テーブル10,20は、相互に接近/離間可能であればよいので、上テーブル20を固定して下テーブル10を上下移動可能とする形態や、上下テーブル10,20の双方を上下移動可能とする形態も可能である。
図2に示すように、プレス機械1は、交換可能な下雌型11a、下雄型11b及び下押し曲げ型11cと、交換可能な上雄型21a、上雌型21b及び上押し曲げ型21cを有する。下雌型11a、下雄型11b及び下押し曲げ型11cは下テーブル10に取り付けられており、上雄型21a、上雌型21b及び上押し曲げ型21cは上テーブル20に取り付けられている。下雌型11aと上雄型21aが正突き曲げ用金型を構成し、下雄型11bと上雌型21bが逆突き曲げ用金型を構成し、下押し曲げ型11cと上押し曲げ型21cが押し曲げ用金型を構成する。下雌型11a、下雄型11b及び下押し曲げ型11cを総称して下型11と言い、上雄型21a、上雌型21b及び上押し曲げ型21cを総称して上型12と言う場合がある。カシメ部KのU曲げ形状(90度以上の曲げ)を形成するため、下雌型11a(及び/又は上雌型21b)は90度以上の凹部形状を有することが好ましい。
プレス機械1は、上記正突き曲げ用金型、逆突き曲げ用金型及び押し曲げ用金型のいずれかを選択的に加工位置に移動させる金型移動手段をさらに有する。
具体的には、3つの下型11は、下テーブル10上にY方向(前後方向)に並べて設置されており、不図示の駆動手段により下型11をY方向に移動させることにより下雌型11a、下雄型11b及び下押し曲げ型11cのいずれか1つを加工位置Pに移動させること(すなわち、下型11を交換すること)が可能である。特許文献1に開示された方法で下型11を交換してもよい。
同様に、3つの上型21は、上テーブル20上にY方向に並べて設置されており、不図示の駆動手段により上型12をY方向に駆動して上雄型21a、上雌型21b及び上押し曲げ型21cのいずれか1つを交代して加工位置Pに移動させること(すなわち、上型12を交換すること)が可能である。特許文献2に開示されたATCを用いて上型21を交換してもよい。
金型移動手段は、下型11と上型21の間にワークWがセットされた状態のままで下型11及び/又は上型21の交換を行い得ることが望ましい。これにより、下型11及び/又は上型21の交換の際の作業労力やタクトタイムを軽減できる。
プレス機械1は、3つの下型11の高さ方向(Z方向)の位置を個別に調整するための下型高さ調整手段をさらに有することが好ましい。具体的には、下型高さ調整手段は、図3(a)~(c)に示すように、3つの下型11のいずれか1つ(加工位置Pに配置された下型11)が他の2つの下型11のよりも高い位置に配置されるように下型11の高さを調整し得る。これにより、待機位置(加工位置Pと異なる位置)にある下型11が曲げ加工の際にワークWに干渉することを防ぎ得る。下型11の高さ調整は、特許文献1の高さ調整手段を使用して行い得る。
プレス機械1は、3つの上型21のZ方向の位置を調整するための上型高さ調整手段をさらに有し得る。具体的には、上型高さ調整手段は、3つの上型21のいずれか1つ(加工位置Pに配置された上型21)が他の2つの上型21のよりも低い位置に配置されるように下型11の高さを調整し得る。これにより、待機位置にある上型21が曲げ加工の際にワークWに干渉することを防ぎ得る。
図4は、プレス機械1を用いた角パイプRの加工方法を示す。図4の符号Bは、ワークWの位置決め等のためのバックゲージである。図のように、9回の曲げ工程(第1工程~第9工程)を順次実施することにより角パイプRを加工できる。具体的には、第1~6,8工程では、加工位置Pに配置された正突き曲げ用金型(下雌型11a及び上雄型21a)により正曲げ加工が実施される。第7工程では、加工位置Pに配置された逆突き曲げ用金型(下雄型11b及び上雌型21b)により逆曲げ加工が実施される。最後の第9工程では、加工位置Pに配置された押し曲げ用金型(下押し曲げ型11c及び上押し曲げ型21c)により押し曲げ加工が実施されることでワークWの両端のカシメ部Kが接合されて角パイプが完成する。上記加工方法では、第7工程の逆曲げ加工によりプリベンドを形成することで第9工程の押し曲げ加工の際のワークWの撓み変形を吸収することができる。また、本例の加工方法では、第1工程と第2工程の間でワークWの回転及び裏返しを1回実施するだけで角パイプRを加工できる。
上記のように、プレス機械1では、3種類の金型(正突き曲げ用金型、逆突き曲げ用金型及び押し曲げ用金型)のいずれかを選択的に加工位置Pに配置して曲げ加工を実施できるため、ワークWの回転及び/又は裏返しの回数を増加させることなく角パイプなどの形状を精度良く形成することが可能である。これにより、タクトタイムの短縮、作業労力の軽減、安全性の向上等を達成できる。また、カラー鋼板等を用いて角パイプ材等を加工することが可能となり、及び/又は、板金の状態で穴開け等の加工を行うことが可能となる。更に、ワークWをプレス機械1に設置したままの状態(ワークWを上テーブル10と下テーブル20の間にセットしたままの状態)での金型交換が可能であるため、作業負荷の軽減が顕著である。
上記実施形態では、角パイプRの加工を例として説明したが、本願のプレス機械及び加工方法は、角パイプRに限らず、多様な形状の部材の加工が可能である。上記実施形態に記載したプレス機械又はその要素の寸法、形状、配置、個数、材料、加工方法における曲げ工程の実施順序等の具体的態様は例示である。本願発明の範囲は特許請求の範囲により画定されるのであり、実施形態におけるこれらの例示記載による限定は受けない。
1・・・プレス機械
2・・・フレーム
3・・・駆動源
10・・・下テーブル
11a・・・下雌型
11b・・・下雄型
11c・・・下押し曲げ型
20・・・上テーブル
21a・・・上雄型
21b・・・上雌型
21c・・・上押し曲げ型
B・・・バックゲージ
P・・・加工位置
R・・・角パイプ材
W・・・ワーク
K・・・カシメ部

Claims (4)

  1. 正突き曲げ用金型と、
    逆突き曲げ用金型と、
    押し曲げ用金型と、
    前記正突き曲げ用金型、前記逆突き曲げ用金型及び前記押し曲げ用金型のいずれかを選択的に加工位置に移動させる金型移動手段を有することを特徴とするプレス機械。
  2. 前記正突き曲げ用金型、前記逆突き曲げ用金型及び前記押し曲げ用金型はそれぞれ上型及び下型を有し、
    前記正突き曲げ用金型、前記逆突き曲げ用金型及び前記押し曲げ用金型の前記上型及び/又は前記下型の高さ位置を個別に調整する高さ調整手段を更に有する請求項1のプレス機械。
  3. 前記金型交換手段は、前記プレス機械にワークをセットした状態で前記金型を移動させる、請求項1に記載のプレス機械。
  4. 正突き曲げ用金型と、
    逆突き曲げ用金型と、
    押し曲げ用金型を用いたワークの曲げ加工方法であって、
    前記正突き曲げ用金型を用いて前記ワークを正方向に突き曲げするステップと、
    前記逆突き曲げ用金型を用いて前記ワークを逆方向に突き曲げするステップと、
    前記押し曲げ用金型を用いて前記ワークを押し曲げするステップ
    を有するワークの曲げ加工方法。
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