JP2005169447A - 金属材料の加工方法及び金属加工品 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネル、アングル、ハット鋼など形鋼の外角部の二次元投影長さLpを小さくできる金属材料の加工方法、および二次元投影長さLpが小さく、肌が美麗な金属加工品を提供する。
【解決手段】長尺の金属素材を冷間フォーミング成形することにより、少なくとも1つの直角曲げ部を有する所定断面形状の予成形部材とする予成形工程と、冷間または温間で前記予成形部材の角部とともに該角部近傍の外辺部を外側に膨出させ、膨出部を有する一次成形部材を形成する第1の圧延工程と、冷間または温間で前記膨出部を角部の内側に向けて押込み、曲率半径Roが小さい外角部を有する二次成形部材を形成する第2の圧延工程とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建材や構造用に供される肌が美麗で、少なくとも1個所にシャープな直角曲げ部(以下「ピン角(かど)」という)を有するチャンネル、アングル、ハット鋼などの形鋼を加工する金属材料の加工方法、およびシャープなピン角を有する金属加工品に関する。
チャンネルやアングル等の形鋼を製造する方法は、熱間圧延による方法と冷間圧延による方法との2つに大別されるが、その他に熱間圧延と冷間圧延を組み合わせた方法、局部加熱して冷間圧延する方法、あるいは冷間成形(フォーミング)後に冷間圧延する方法などが知られている。
熱間圧延による方法は、材料の変形抵抗が小さいため直角曲げ部の内角部曲率と外角部曲率は意図するものを比較的容易に得ることはできるが、金属の溶解設備や酸洗設備を必要とし、また出来上がった表面の肌が荒れるため建材用外壁や自動車部品などの意匠性を要求される部分に使用する場合には表面研摩が必須となる。このため例えば特許文献1の方法では、中間工程に表面研摩工程を組み入れる必要がある場合もある。しかし、表面研摩工程は非常に手間が掛かり、コスト高となり、作業環境の点でも問題がある。
特許文献2には、加工硬化の生じていない凸部を中央に持つ帯状部材を冷間フォーミングでL字形に曲げ、更に水平ロールと垂直ロールにて内外頂角部分を所定のRに圧延する方法が開示されている。しかしながら、特許文献2の方法では、冷間フォーミング工程の前段で、加工硬化の生じていない凸部を中央に持つ帯状部材を熱間で製造する余分な工程を必要とすることに加え、加工硬化が生じていないとはいえ、両端部より厚さの厚い帯状部材を曲げるには通常の均一な厚みの曲げに比較して困難さを伴うことは明白である。また、曲げ終わった時に内角部にシワを生じると考えられ、発生したシワを取り除かない限り水平および垂直ロールで潰した場合、内角部にシワの潰しこみによる欠陥発生の問題点が残る。
特許文献3に開示されている方法では、材料の長さ方向に潰す力が逃げるため、曲げ後の外角部の二次元投影長さLpが所望する程小さくならないと考えられる。
特許文献4には、ステンレス鋼帯を冷間フォーミング成形した後、アングルの辺を上下から押し潰すことにより剛性の大きい辺Aの角に近い側がそのままの形で平行移動し、内外の曲率Rの部分を含む辺B全体が辺Aの端部a1方向に変形することにより曲率Rが直線と接する部分が潰れる。この動作を各辺について行なうことにより冷間フォーミングで形成した外角部の円弧長を減少させることにより略直角の外角を有するアングルを得る方法が開示されている。
特開平4−059101号公報 特開平6−246302号公報 特開平6−246301号公報 特開平10−005909号公報
しかし、上記特許文献1〜4のいずれの方法によっても、曲げ加工による製品では外角部の曲率Rの寸法(二次元投影長さ)が小さくシャープにならず、通常は板厚以上に留まることが多い。また、特許文献1のように熱間圧延成形によるチャンネルは外角部の曲率が比較的小さくなるが、製品表面の肌が粗くなるという問題がある。
従来のチャンネル20Cは、図8(a)に示すように、角部c1の外角曲率半径R1が大きい。このように大きな外角曲率半径R1の角部c1をもつチャンネル20Cを、例えば図9に示すように、平行に並べて、隣り合うチャンネル20Cとチャンネル20Cとの間をアーク溶接機130で溶接して建物の外壁を形成する場合に、角部c1に大きな曲率Rがついているために、溶接アーク131が2つのチャンネルの相互接触部132まで十分に入っていかず、溶接不良を生じる。
また、チャンネル、アングル、ハット鋼などの一般構造用軽量形鋼(JIS G 3350)は建物の外壁に取り付けられ、外装パネルとして装飾的に用いられる場合が多いことから、チャンネルの外角部c1に大きなRがついていると、ウェブ20a面と角部c1の外観がかなり違って見え、美観上から言ってもユーザーに好まれていない。フランジ20bの面を外壁として露出させる場合にもこれと同様の問題を生じる。
また、図10(a)に示す従来のアングル300の外角部c2についても同様の問題を生じる。さらに、図11(a)に示す従来のハット鋼400の外角部c3,c4についても同様の問題を生じる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、チャンネル、アングル、ハット鋼など形鋼の外角部の二次元投影長さLpを小さくできる金属材料の加工方法、および外角部の二次元投影長さLpが小さく、肌が美麗な金属加工品を提供することを目的とする。
上記課題を解決し目的を達成するために、本発明は以下に示す手段を用いている。
(1)本発明の金属材料の加工方法は、長尺の金属素材を冷間フォーミング成形することにより、少なくとも1つの直角曲げ部を有する所定断面形状の予成形部材とする予成形工程と、冷間または温間で前記予成形部材の角部とともに該角部近傍の外辺部を外側に膨出させ、膨出部を有する一次成形部材を形成する第1の圧延工程と、冷間または温間で前記膨出部を角部の内側に向けて押込み、曲率半径Roが小さい外角部を有する二次成形部材を形成する第2の圧延工程とを有することを特徴とする。
(2)本発明の金属材料の加工方法は、第2の圧延工程では、前記二次成形部材の外角部の二次元投影長さをLp、辺の厚さをt、角部の内角頂部から外角頂部までの頂部厚さをTとしたときに、0.5mm≦Lp≦0.3t、およびt<Tの関係を同時に満たす前記(1)記載の方法である。
(3)本発明の金属材料の加工方法は、第1の圧延工程では、外側に膨出させる外辺部の長さは角部の両側にそれぞれの辺長さの1/2以下とする前記(1)または(2)のうちいずれか一方に記載の方法である。
(4)本発明の金属材料の加工方法は、第1の圧延工程では、予成形部材の内角部に当接する縦ロールのロールエッジの曲率半径Reを予成形部材の内角部の曲率半径Riよりも小さくする前記(1)乃至(3)のうちいずれか1記載の方法である。
(5)本発明の金属材料の加工方法は、さらに、第2の圧延工程の後に、二次成形部材の断面形状が所望の形状となるように矯正する第3の圧延工程を有する前記(1)乃至(4)のうちいずれか1記載の方法である。
(6)本発明の金属加工品は、前記(1)乃至(5)のうちいずれか1の方法を用いて成形され、外角部の二次元投影長さLpが0.5mm以上で、辺の厚さtの0.3倍以下である。
本発明は、少なくとも1つの直角曲げ部を含む種々の断面形状の形鋼、特にチャンネル、アングル、ハット鋼などの一般構造用軽量形鋼に好適に用いることができる。
また、本発明は炭素鋼(軟鋼)およびステンレス鋼などの鉄系の金属材料ばかりでなく、チタン等の非鉄金属材料にも好適に用いることができる。
また、本発明は、厚さtが3〜6mmの範囲で好適に用いられ、特に厚さtが3〜4.5mmの範囲において最も好適に用いられる。なお、厚さtが3mm未満の場合であっても本発明を用いることにより同様の効果が得られるものと推察される。
なお、本明細書中において、外角部の二次元投影長さLpとは、XY面に投影した写像のX軸長さまたはY軸長さのことをいうものと定義する。
本発明によれば、少なくとも1つの直角曲げ部をもつ金属加工品において角部の外角曲率半径を小さくでき、特にチャンネルにおいて両外角部(エッジ)の曲率半径を小さくすることができるので、これを建物の外壁やエレベータホールの枠材に用いたときに一様な反射面をもつ優れた外観が得られ、また施工面でも溶接しやすいシャープな形状となる。
また、本発明は、冷間または温間で圧延するので、熱間圧延のような表面の肌荒れが生じなくなり、表面の肌が金属光沢のある美麗な金属加工品を得ることができる。
本願の出願人は、先願にあたる特許文献4においてアングルの外角部Rの円弧長さを小さくする方法を提案している。しかし、特許文献4の方法では、辺を潰した時にアングル内角部の表面にシワが発生する。この内角部のシワは強度に実質的な影響を及ぼすものではないが、ユーザーに亀裂と誤認されやすいため、外観上あまり好ましいものではないという不都合がある。また、特許文献4の方法では、外角部Rの円弧長さを通常の冷間フォーミング品に比べて格段に小さくできるが、元の冷間フォーミングでの外角部Rがほぼそのままの形状で残るため、あたかも面取りした外角部を有するものであるかのような印象を与える外観をもつアングルになるという問題がある。さらに、特許文献4の方法では、外角部Rを形成するときに内角部Rも小さくなるため、角部の厚さが減少するという問題も生じる。
そこで、本発明者らは、アングルと関連付けてチャンネルの製造技術に関して鋭意研究を積み重ねた結果、特許文献4の方法におけるアングルの外角部Rを小さくするときに発生する上記問題がチャンネルでも同様に発生することを見出し、この問題解決のために冷間ロールフォーミングで成形されたフォーミング・チャンネルを縦横ロール面の形状を種々変えた4方向圧延機により冷間または温間で圧延する試行錯誤を繰り返し、本発明を完成させるに至った。
以下、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明方法を実施するために用いた製造ラインの一例を示す概略図である。製造ライン1には上流側から順にアンコイラー3、冷間ロールフォーミング装置4、油切装置5、加熱装置6、角出し用多段圧延機8、矯正機9、切断機10、搬送テーブル11が並んでいる。本実施例では金属素材2として厚さ3mmの熱間圧延ステンレス鋼帯を用いて、製造ライン1により所定サイズのチャンネルを製造した。その製造は次のようにして行った。
まず熱間圧延ステンレス鋼帯2をアンコイラー3に装着する。素材となるステンレス鋼帯2は、熱間圧延後に表面研磨工程を経て、所定の幅で長手方向に裁断した後に、アンコイラー3に装着されたものである。
ステンレス鋼帯2は、アンコイラー3から図中の矢印方向に送り出され、コイル中継装置により中継され、入側ガイドを介して冷間ロールフォーミング装置4に入る。冷間ロールフォーミング装置4において、ステンレス鋼帯2は多段のフォーミングロールにより冷間または温間で徐々に折り曲げられ、図6(a)に示す断面形状の予成形部材20の形状に成形される。
ここまでの工程は上記の特許文献3に記載された工程と実質的に同じである。但し、予成形部材20の角部c1の曲率を特許文献3記載の方法で製造された従来品のそれより大きくしている点で、本実施例の予成形工程は従来法の工程と異なっている。すなわち、図8(a)に示す従来のチャンネル20Cでは角部c1の内角曲率半径R2を板厚tと等しく(R2=t)し、外角曲率半径R1を板厚tの2倍(R1=2t)とするのに対して、図6(a)に示す予成形部材20では角部c1の内角曲率半径Riが板厚tを超え(Ri>t)、外角曲率半径Roが板厚tの2倍を超える(Ro>2t)ように冷間ロールフォーミングしている。また、予成形部材20では内角頂部から外角頂部までの頂部厚さTを従来のチャンネル20Cよりも厚くしている。さらに、外角部の二次元投影長さLpが板厚tの2倍を超える(Lp>2t)ように大きくしている。
通常、冷間のロールフォーミングではロールとステンレス鋼帯2との摩擦を低減し、発熱するステンレス鋼帯2を冷却する目的で加工油(水溶性加工油)が使用されるが、次工程でステンレス鋼帯2を加熱するため、冷間ロールフォーミングが終わった時点で油切装置5にて油切りを行う。
油切りが行われた予成形部材20は、次の加熱装置6により少なくとも角部c1を外側から200℃以下の温度に局部加熱される。本実施例では加熱装置6として高周波誘導加熱器を用いたが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、熱風発生装置などの他の手段を用いて加熱するようにしてもよい。この局部加熱の狙いは次工程の角出し用多段圧延機8の4方向圧延成形ロールに過度の負荷をかけずに温間で加工し易くするところにあるが、特に加熱することなく冷間で加工することも可能である。すなわち、本発明の加工方法は冷間でも温間でも実施可能である。
角部c1を局部加熱された予成形部材20は、角出し用多段圧延機8に入ると、第1段の4方向圧延機81A、第2段の4方向圧延機82、第3段の4方向圧延機83を連続して通るうちに、その断面形状が図6の(a)から(b)へ、(b)から(c)へ、(c)から(d)へ次々に変わる。すなわち、第1段の圧延機81Aでは予成形部材20(図6(a))から一次成形部材201(図6(b))に成形され、第2段の圧延機82では一次成形部材201(図6(b))から二次成形部材202(図6(c))に成形され、第3段の圧延機83では二次成形部材202(図6(c))から仕上成形部材203(図6(d))に成形される。
次に、図2、図3、図6を参照して角出し用多段圧延機のうち第1段の4方向圧延機およびその作用について詳しく説明する。
第1段の4方向圧延機81Aは、図2に示すようにワークが通過するパスラインを上下左右から取り囲むように配置された縦ロール811,812および横ロール813,814を備えている。縦ロール811,812の各軸は図示しない駆動軸にそれぞれ連結されている。上部の縦ロール811は基準水平線に平行なx1軸まわりに回転駆動され、下部の縦ロール812は基準水平線に平行なx2軸まわりに回転駆動されるようになっている。左右の横ロール813,814は回転自由に支持されたフリーロールであり、ワークの進行に従って鉛直線に平行なy1軸、y2軸まわりにそれぞれ従動回転するようになっている。
図3は第1段の4方向圧延機81Aの一部を拡大して示した概略断面図である。左右の横ロール813,814は実質的に同じ構成であるので、図では右側の横ロール814のみを示し、左側の横ロール813を省略している。
上部縦ロール811は大径部および小径部を有する駆動ロールである。圧延時において大径部のロール面811aはワークのウェブ内面a1に接し、大径部のロール側面811bはワークのフランジ内面b1に接する。大径部のロールエッジは、その曲率半径Reがワーク(図6(a)の予成形部材20)の内角部の曲率半径Riより小さい(Re<Ri)。この上部縦ロール811は、圧延時にロールエッジで図6(a)に示すワーク角部c1とその近傍の内側にある余分な肉を外側に押し出すものである。ロール811の大径部と小径部との間には段付部811cが形成されている。この段付部811cは、圧延時にワークのフランジ端面a3を規定しながらフランジ20bの上方への延び出しを防ぎ、ワークの断面を所定形状に整えるものである。
下部縦ロール812は、平坦部812a、テーパー部812bおよび凹部812cからなるロール面を有する駆動ロールである。凹部812cとワークのウェブ外面a2との間には膨出部形成用の間隙S3が形成されている。下部縦ロール812の入側では平坦部812aのみがワークのウェブ外面a2に接し、テーパー部812bおよび凹部812cはワーク20から離れて非接触の状態にあるが、出側では上部縦ロール811によって外側に押出された材料がテーパー部812bおよび凹部812cにそれぞれ接触するようになり、その結果、角部c1とその近傍のウェブ面a2が外側に膨出する。
左右の横ロール813,814は同じ構成であるので、ここでは代表して右側の横ロール814を説明する。横ロール814は大径部および小径部を有する回転自由なフリーロールである。ロール814の大径部のロール面は、上側から順に平坦部814a、テーパー部814b、凹部814cを備えており、ワーク20と接していない(実質的に非接触)。なお、横ロール814の大径部と小径部との間には段付部814dが形成されている。段付部814dは上下の縦ロール811,812の側面と接触干渉しないようになっている。
大径部ロール面の平坦部814aとワークのフランジ外面b2との間には間隙S1が形成されている。この間隙S1は、縦横ロール811,814間に発生するバリを防止するためのものである。テーパー部814bおよび凹部814cはワークのフランジ外面b2から更に離れている。凹部814cとワークのフランジ外面b2との間には膨出部形成用の間隙S2が形成されている。このように横ロール814の入側では平坦部814a、テーパー部814b、凹部814cともにワーク20から離れて非接触の状態にあるが、出側では上部縦ロール811によって外側に押出された材料がテーパー部814bおよび凹部814cにそれぞれ接触するようになり、その結果、角部c1とその近傍のフランジ面b2が外側に膨出する。
次に、図4〜図6を参照して角出し用多段圧延機の第2段と第3段の4方向圧延機およびその作用についてそれぞれ詳しく説明する。
第2段の4方向圧延機82は、図4に示すようにワークが通過するパスラインを上下左右から取り囲むように配置された縦ロール821,822および横ロール823,824を備えている。縦ロール821,822の各軸は図示しない駆動軸にそれぞれ連結されている。上部の縦ロール821は基準水平線に平行なx1軸まわりに回転駆動され、下部の縦ロール822は基準水平線に平行なx2軸まわりに回転駆動されるようになっている。左右の横ロール823,824は回転自由に支持されたフリーロールであり、ワークの進行に従って鉛直線に平行なy1軸、y2軸まわりにそれぞれ従動回転するようになっている。
図5は第2段の4方向圧延機82の一部を拡大して示した概略断面図である。左右の横ロール823,824は実質的に同じ構成であるので、図では右側の横ロール824のみを示し、左側の横ロール823を省略している。
上部縦ロール821は大径部および小径部を有する駆動ロールである。圧延時において大径部のロール面821aはワークのウェブ内面a1に接し、大径部のロール側面821bはワークのフランジ内面b1に接する。ロール821の大径部と小径部との間には段付部821cが形成されている。この段付部821cは、圧延時にワークのフランジ端面a3を規定しながらフランジ20bの上方への延び出しを防ぎ、ワークの断面を所定形状に整えるものである。
下部縦ロール822は、平坦部822aのみからなるロール面をもつ駆動ロールである。上下の縦ロール821,822によりワークのウェブ20aの全長を圧下する。その結果、外側に膨出した角部c1とその近傍のウェブ面a2の材料が内方に押し戻される。
左右の横ロール823,824は同じ構成であるので、ここでは代表して右側の横ロール824を説明する。横ロール824は大径部および小径部を有する回転自由なフリーロールである。なお、左右の横ロール823,824の間隔は、図6(b)に示すフレア状に外側に開いたフランジ20bにロール面824aが出側で接するように設定されている。また、横ロール824の大径部と小径部との間には段付部824bが形成されている。段付部824bは上下の縦ロール821,822の側面と接触干渉しないようになっている。
横ロール824でワークの幅方向への変位を制限しながら、上部縦ロール821によりワークのフランジ全長を圧下する。これにより、外側に膨出した角部c1とその近傍のフランジ20bの材料が内方に押し戻され、下部縦ロール822によりウェブ20aのほうから押し戻される材料と相俟ってワークの角部c1に材料(肉)が寄り集まる。その結果、図6(c)に示すように角部c1がシャープになり、外角部の二次元投影長さLpが小さい二次成形部材202となる。二次成形部材202は表面の肌が美麗であり、優れた外観を有している。
図4、図5では第3段の圧延機83を第2段の圧延機82と同じように示したが、両者は横ロールが実際には異なり、第3段の圧延機83では左右の横ロールをスプリングバック矯正用のオーバーベンドロールとしている。すなわち、第2段の圧延機82の横ロールではロール面824aを平坦にしているが、第3段の圧延機83の横ロールではロール面の上部を内側に僅かに傾斜させたテーパー面としている。テーパーロール面の傾斜角度は数度程度とし、図6(c)に示す二次成形部材202のフランジ20bを内方に僅かに曲げてスプリングバックを矯正し、図6(d)に示す仕上成形部材203とする。
以上のようにして外角部の二次元投影長さLpが板厚tの0.3倍以下のシャープなピン角をもつチャンネル(仕上成形部材203)が得られる。次いで、チャンネル203の捩れ、反り、横曲がり(キャンバー)を矯正機9により矯正し、チャンネル203に直線性をもたせる。次いで、これを切断機10に送り、所定の長さに切断した後に、搬出テーブル11により搬出する。
以上の成形処理はすべて図示するように連続する一連の工程で行われる。また、チャンネルの角部c1は溶接作業など実際の現場においては真に直角であればある程、作業性は良い。しかし、反面チャンネルを手で扱う場合真に直角であればある程、作業者が手を切るおそれがあり、僅かにR部を有する物の方が安全性の観点からは扱い易い。よって、本発明では外角部の二次元投影長さLpの最小値を0.5mmとすることが望ましい。
(実施例1)
実施例1の供試材として熱間圧延ステンレス鋼帯(JIS G 4306, SUS304-HS, t3.0mm)を表面研磨し、スリッターにて長手方向に裁断した材料2(厚み3mm×幅132〜137mm×長さ5〜6m)を準備した。
上記ステンレス鋼帯材料2を冷間ロールフォーミング装置4に通過させることにより、図6(a)に示した予成形チャンネル20を得た。予成形チャンネル20は、厚みt1が3mm、フランジ長さB1が27〜28mm、ウェブ長さH1が62mm、外角部曲率半径Roが5〜6mmであった。
ゴム製ワイパー(油切装置5)により予成形チャンネル20から水溶性加工油を取り除いた後、高周波誘導加熱装置(加熱装置6)にて材料温度(チャンネル角部c1の温度)が170〜190℃になるように局部加熱し、これを第1段、第2段、第3段の4方向圧延機81A,82,83に連続して通過させた。
本実施例の角出し用多段圧延機として、上部縦ロールの大径部の直径D1を230〜250mm程度、上部縦ロールの小径部の直径D2を180〜200mm程度、上部縦ロールの段付部の長さを8〜10mm程度、上部縦ロールのロールエッジの曲率半径Reを0.5〜1.0mmの範囲とし、下部縦ロールの平坦部の直径を210〜230mm程度とし、横ロールの大径部の直径D3を60〜70mm程度、横ロールの小径部の直径D4を40〜50mm程度、横ロールの段付部の長さを5〜7mm程度とした3段の4方向圧延機を用いた。
また、本実施例では、横ロールの平坦部の長さL1を10〜15mm程度、テーパー部の長さL2を8〜10mm、横ロールのテーパー部の傾斜角θ1を鉛直線に対して数度だけ傾け、凹部の長さL3を4〜6mm、圧延前のワークと横ロールの平坦部との間隙S1を0.4〜0.6mm、圧延前のワークと横ロールの凹部との間隙S2を0.7〜0.9mmとした。
さらに、本実施例では、下部縦ロールのテーパー部の長さL5を8〜10mm、下部縦ロールのテーパー部の傾斜角θ2を基準水平線に対して数度だけ傾け、下部縦ロールの凹部の長さL4を10〜12mm、圧延前のワークと下部縦ロールの凹部との間隙S3を0.5〜0.7mmとした。
なお、第1段、第2段、第3段の4方向圧延機81A,82,83の各縦横ロールのセッティング位置は、上記の予成形チャンネル20のサイズ(厚み3mm、フランジ長さ27〜28mm、ウェブ長さ62mm)により予め定められたロール寸法及びロール間隔に従って調整した。
すなわち、第1段の4方向圧延機81Aでは上部縦ロール811の大径部と下部縦ロール812との間隔を3mmにセットすれば、上部縦ロールの段付部811cと下部縦ロール812との間隔は27〜28mmとなるように上部縦ロール811は製作されている。ただし、段付部811cは予成形チャンネル20のフランジ端面a3に対して非接触とし、0.5mm〜1mm程度離した位置にくるように縦ロール811,812をセットした。一方、左側の横ロール813と右側の横ロール814との間隔は、バリ防止用の間隙S1(0.5mm)を考慮して所望値に設定した。これら2組4個のロール811,812,813,814は、開先を付けたフォーミング材を通しても設定した値が変化しないようにロールハウジング、ロールのジャーナル部など充分な剛性を持っている。
第2段の4方向圧延機82の縦ロール821,822は第1段の4方向圧延機81Aのそれとほぼ同様に設定した。但し、左側の横ロール823と右側の横ロール824との間隔は、ワークのフランジ部20bの反りを考慮して所望値に設定した。
第3段の4方向圧延機83の縦ロール831,832は第2段の4方向圧延機82のそれとほぼ同様に設定した。但し、左側の横ロール833と右側の横ロール834との間隔は、ワークのフランジ部20bの反りを考慮して所望値に設定した。
ワークは、角出し用多段圧延機8に入ると、第1段の4方向圧延機81A、第2段の4方向圧延機82、第3段の4方向圧延機83を連続して通るうちに、その断面形状が図6の(a)から(b)へ、(b)から(c)へ、(c)から(d)へ次々に変えられる。すなわち、第1段の圧延機81Aでは、上部縦ロール811によって外側に押出された材料がテーパー部814bおよび凹部814cにそれぞれ規制されて、角部c1とその近傍のフランジ面b2を外側に膨出させる一方で、上部縦ロール811によって外側に押出された材料がテーパー部812bおよび凹部812cにそれぞれ規制されて、角部c1とその近傍のウェブ面a2を外側に膨出させた。このように一次成形ワーク201では角部の厚さTを予め厚くし、角部c1に余分の材料(余肉)をため込んでおく。
第2段の圧延機82では、横ロール824でワークの幅方向への変位を制限しながら、上部縦ロール821によりワークのフランジ全長を圧下した。これにより、外側に膨出した角部c1とその近傍のフランジ20bの材料が内方に押し戻され、下部縦ロール822によりウェブ20aのほうから押し戻される材料と相俟ってワークの角部c1に材料(肉)を寄り集めた。その結果、図6(c)に示すように角部c1がシャープになり、外角部の二次元投影長さLpが小さくなった。この二次成形ワーク202は表面の肌が美麗であり、優れた外観を有していた。
フランジ先端部のフレア状の反りは第3段の4方向圧延機83を通すことにより矯正した。第3段の4方向圧延機83の横ロールは、チャンネルフランジ20bのスプリングバックを矯正するオーバーベンドロールとして機能するものであり、下方から上方に向けて僅かに増径するテーパー状のロール面を備えている。本実施例ではテーパー状ロール面の鉛直線に対する傾斜角度を数度の程度とした。
このような第3段の圧延機83により二次成形ワーク202のフランジ20bを内方に僅かに曲げてスプリングバックを矯正し、図6(d)に示すワーク203に仕上げた。第3段の圧延機83を通過した図6(d)に示す仕上成形ワーク203は、厚みt3、フランジ長さB3、ウェブ長さH3は図6(c)に示す二次成形ワーク202と実質的に同じであり、外角部c1の二次元投影長さLp(XY面に投影した写像のX軸長さ又はY軸長さ)が0.6〜0.8mmであるチャンネル203を得た。
本実施例で得たチャンネル203は、フランジ長さB3が25mm、ウェブ長さH3が50mm、厚みtが3mmであり、図7に示す外角部の二次元投影長さLpが0.5mm以上0.3t以下の関係を満足するシャープな形状のピン角を有するものであった。なお、外角部の二次元投影長さLpは、例えばレーザ距離計のような光学機器を用いて非破壊的に測定した。
また、本実施例で得たチャンネル203は、肉眼による外観検査の結果が非常に良好であり、ウェブおよびフランジともに金属光沢のある美麗な表面肌を有するものであった。
(実施例2)
実施例2として、上記の実施例1と同じ材料を準備し、冷間ロールフォーミング後に引き続き冷間で3段の角出し圧延を行った。本実施例2では、角出し圧延前に材料をまったく加熱することなく冷間圧延を行うことを除いては、上記実施例1と同一の条件で製造した。
本実施例2のサンプルを調べたところ実施例1のサンプルと比べて外観および機械的強度ともに遜色ない結果が得られた。しかし、実施例2(冷間角出し圧延)は実施例1(温間角出し圧延)に比べてロールの消耗が著しくなり、作業性が低下した。また、実施例2の方法は実施例1に比べて歩留まりが低かった。
(比較例)
次に、比較例について説明する。なお、比較例が上記の実施例と重複する部分の説明は省略する。
比較例では、第1段の圧延を除いて、圧延条件および加熱条件など他の条件は上記の実施例と同じとした。比較例の第1段の4方向圧延機として、上記実施例の第1段の4方向圧延機の横ロールおよび下部縦ロールのロール面をそれぞれ変えたものを用いた。すなわち、比較例の第1段の4方向圧延機では、横ロールの凹部の長さL3を4〜5mm、圧延前のワークと横ロールの平坦部との間隙S1を0.4〜0.6mm、圧延前のワークと横ロールの凹部との間隙S2を1.5〜1.6mmとし、下部縦ロールのテーパー部の合計長さL5を2〜4mm、下部縦ロールの凹部の長さL4を10〜12mm、圧延前のワークと下部縦ロールの凹部との間隙S3を0.7〜0.9mmとし、上部縦ロールのロールエッジの曲率半径Reを0.5mmとした。なお、第2段、第3段の4方向圧延機は上記実施例と同じものを用いた。
このような比較例の角出し用3段圧延機を用いて上記実施例と同一サイズ、同一材質の予成形部材20を角出し圧延した。比較例の方法を用いて成形した図8(b)に示す一次成形チャンネル20Bは膨出部が過大になり、最終の仕上製品としてウェブ20aおよびフランジ20bのそれぞれに膨出部と平坦部との境界に沿って筋状の線欠陥が明りょうに生じた。この線欠陥はチャンネルの外観上の美観を大きく損なうものであった。線欠陥の発生原因は、下部縦ロールと横ロールにおいて平坦部からテーパー部への移行が急激であったこと、および間隙S2,S3が大きすぎたことに因るものであると考えられる。すなわち比較例では、図8(b)に示すように、第1の圧延工程での外側への膨出量が過大になり(肉の溜め過ぎ)、角部c1に膨出した部分を第2の圧延工程で内側へ十分に押込むことができなかったものと考えられる。
この比較例と上記実施例との比較考察から、次にかかげる事項を一応の結論として導き出せた。
(i)ロール面とワーク外角部との間に大きな間隙を設けることは逆効果となるので、ロール面における凹部の凹みを適正量とする。
(ii)ロール面の平坦部から凹部へ急激に移行させることは逆効果となるので、テーパー部の傾斜角度を緩やかにして、テーパー部の長さを十分に長くする。
本発明はチャンネル以外の他の形鋼、例えばアングルやハット鋼にも適用することができる。
図10(a)は従来の方法により製造したアングルの概略断面図であり、図10(b)は本発明の方法により製造したアングルの概略断面図である。従来品300の外角部c2の曲率半径R1は板厚tの0.3倍以下を満足しない(R1>0.3t)のに対して、本発明品301の外角部c2の二次元投影長さLpは板厚tの0.3倍以下を満足するものであった(Lp≦0.3t)。
図11(a)は従来の方法により製造したハット鋼の概略断面図であり、(b)は本発明の方法により製造したハット鋼の概略断面図である。従来品400の外角部c3の曲率半径R1は板厚tの0.3倍以下を満足しない(R1>0.3t)のに対して、本発明品401の外角部c3の二次元投影長さLpは板厚tの0.3倍以下を満足するものであった(Lp≦0.3t)。
本発明は、種々の断面形状をもつ形鋼、特にチャンネル、アングル、ハット鋼などの一般構造用軽量形鋼に利用され、材質としては炭素鋼およびステンレス鋼などの鉄系金属材料のみに限定されず、チタンなどの非鉄金属材料にも利用されるものである。
本発明の実施の形態に係る金属材料の加工方法に用いた製造ラインの概略図。 本発明の実施の形態に係る金属材料の加工方法に用いた第1段の4方向圧延機を示す概略断面図。 図2に示す第1段の4方向圧延機の主要部を示す拡大断面図。 本発明の実施の形態に係る金属材料の加工方法に用いた第2段以降の4方向圧延機を示す概略断面図。 図4に示す第2段以降の4方向圧延機の主要部を示す拡大断面図。 (a)〜(d)は本発明の実施の形態に係る金属材料の加工方法を示すフローチャート。 本発明方法を用いて加工したチャンネルの曲げ部分を拡大して示す図。 (a)は従来のチャンネルの概略断面図、(b)は比較例のチャンネルの概略断面図。 従来のチャンネルを並べて溶接するときの欠点を説明するための概略断面図。 (a)は従来のアングルの概略断面図、(b)は本発明のアングルの概略断面図。 (a)は従来のハット鋼の概略断面図、(b)は本発明のハット鋼の概略断面図。
符号の説明
3…アンコイラー
4…冷間ロールフォーミング装置
5…油切装置
6…加熱装置
8…角出し用多段圧延機
81A…第1段の4方向圧延機(実施例)
82…第2段の4方向圧延機
83…第3段の4方向圧延機
811,812,821,822…縦ロール
813,814,823,824…横ロール
811a,812a,814a,821a,822a,824a…ロール面の平坦部
812b,814b…ロール面のテーパー部
812c,814c…ロール面の凹部
811b,812d,821b,822b…ロール側面
9…矯正機
10…切断機
20…予成形部材(角出し加工前のフォーミング・チャンネル)
201…一次成形部材(一次成形ワーク)
202…二次成形部材(二次成形ワーク)
203…仕上成形部材(仕上成形ワーク)
20B…比較例のチャンネル
20C…従来のチャンネル
300…従来のアングル
301…本発明のアングル
400…従来のハット鋼
401…本発明のハット鋼
S1〜S6…間隙
a1〜a3,b1〜b3…ワークの各面
c1〜c4…角部(直角曲げ部)
Lp…二次元投影長さ

Claims (6)

  1. 長尺の金属素材を冷間フォーミング成形することにより、少なくとも1つの直角曲げ部を有する所定断面形状の予成形部材とする予成形工程と、
    冷間または温間で前記予成形部材の角部とともに該角部両側近傍の外辺部を外側に膨出させ、膨出部を有する一次成形部材を形成する第1の圧延工程と、
    冷間または温間で前記膨出部を角部の内側に向けて押込み、曲率半径Roが小さい外角部を有する二次成形部材を形成する第2の圧延工程と、
    を有することを特徴とする金属材料の加工方法。
  2. 前記第2の圧延工程では、前記二次成形部材の外角部の二次元投影長さをLp、辺の厚さをt、角部の内角頂部から外角頂部までの頂部厚さをTとしたときに、0.5mm≦Lp≦0.3t、およびt<Tの関係を同時に満たすことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の圧延工程では、外側に膨出させる前記外辺部の長さは前記角部の両側にそれぞれの辺長さの1/2以下とすることを特徴とする請求項1または2のいずれか一方に記載の方法。
  4. 前記第1の圧延工程では、前記予成形部材の内角部に当接する縦ロールのロールエッジの曲率半径Reを前記予成形部材の内角部の曲率半径Riよりも小さくすることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1記載の方法。
  5. さらに、前記第2の圧延工程の後に、前記二次成形部材の断面形状が所望の形状となるように矯正する第3の圧延工程を有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1記載の方法。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1の方法を用いて成形され、外角部の二次元投影長さLpが0.5mm以上で、辺の厚さtの0.3倍以下であることを特徴とする金属加工品。
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