JPH11310371A - エレベータ - Google Patents

エレベータ

Info

Publication number
JPH11310371A
JPH11310371A JP10116459A JP11645998A JPH11310371A JP H11310371 A JPH11310371 A JP H11310371A JP 10116459 A JP10116459 A JP 10116459A JP 11645998 A JP11645998 A JP 11645998A JP H11310371 A JPH11310371 A JP H11310371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
metal plate
elevator
cab
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10116459A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenao Yoshikawa
武尚 吉川
Akio Shima
昭夫 島
Keiichi Nakamura
敬一 中村
Kenichi Waratani
研一 藁谷
Shigeyasu Ueno
恵尉 上野
Noboru Shibata
昇 柴田
Makoto Tachibana
橘  誠
Hidenori Endo
秀則 遠藤
Hiroyuki Otsuki
浩之 大槻
Kazunori Hashimoto
和徳 橋本
Yasuhiko Tajima
泰彦 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10116459A priority Critical patent/JPH11310371A/ja
Publication of JPH11310371A publication Critical patent/JPH11310371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】かご室の壁面を金属板状パネルで構成して簡素
化を図ってより意匠性の高く、低コスト化を実現した。 【解決手段】エレベータのかご室1において、該かご室
の壁面2、3、5の少なくとも一部に、逐次張出成形に
よって形成した立体的な形状部分51を有する金属板状
パネル4を備えたことを特徴とするエレベータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのかご
室、特にかご室の壁面を金属板で形成したエレベータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータのかご室は、壁面が塗
装鋼板、ステンレス、黄銅あるいは丹銅等の平板状金属
化粧板が使用されたものがある。また、平板状の金属パ
ネルの上に樹脂フィルム製化粧シートを張り付けしたも
のがある。
【0003】また、従来技術1として、特開平01−2
94188号公報において、素地パネルと化粧パネルと
の二重構造からなるカゴ室パネルにおいて、素地パネル
のカゴ室内に面する側に、複数の化粧パネルを移動可能
に設けて、室内のイメージを常に新鮮な状態に保つエレ
ベータのカゴ室内パネルが知られている。
【0004】また、従来技術2として、特開昭62−1
80890号公報において、金属基板パネルの表面に、
不燃材からなる模様形成シートを部分的に、または全面
的に重合状態に配設し、その表面に樹脂フィルム製化粧
シートを貼着させたエレベータ乗用扉が知られている。
【0005】また、従来技術3として、特開平2−23
3491号公報において、成形が容易な材料である難燃
性の強化プラスチック等の合成樹脂材料で曲面部及び/
または立体部を一体に形成した側面壁板部材及び前記側
面壁板部材の外側に取付けられて側面壁板部材を保護す
る壁鋼板で形成した側面壁パネルと、成形が容易な材料
である難燃性の強化プラスチック等の合成樹脂材料で曲
面部及び/または立体部を一体に形成した天井板部材及
び前記天井板部材の外側に取付けられて、天井板部材を
保護する天井鋼板で形成した天井パネルとを具備したエ
レベータのかご室が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1、2におい
ては、平板状の金属板状パネルを壁面を用いたかご室と
なっているため、かご室内は箱の中のような極めて平坦
的な空間となってしまっており、またかご室内の意匠性
の向上を行う場合にも壁面の柄模様を変化させるのみで
あるという問題点を有していた。
【0007】この問題点を解決するものとして、上記従
来技術3が知られている。しかしながら、上記従来技術
3においては、成形が容易な材料である難燃性の強化プ
ラスチック等の合成樹脂材料で一体に形成した側面壁板
部材及び該側面壁板部材を保護する壁鋼板の二重構造で
形成した側面壁パネルと、成形が容易な材料である難燃
性の強化プラスチック等の合成樹脂材料で一体に形成し
た天井板部材及び該天井板部材を保護する天井鋼板の二
重構造で形成した天井パネルとを具備するため、構造が
複雑で、コストが高くなるという課題を有していた。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決すべく、かご室壁面を金属板状パネルで簡素化し、し
かも必要とする剛性を得て構成することによって低コス
ト化をはかったかご室を備えたエレベータを提供するこ
とにある。
【0009】また本発明の他の目的は、かご室壁面を金
属板状パネルで簡素化して構成することによって低コス
ト化をはかると共に、意匠性を高めるかまたは視覚的に
広い印象を与えるようにしたかご室を備えたエレベータ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エレベータのかご室において、該かご室
の壁面の少なくとも一部に、逐次張出成形によって形成
した立体的な形状部分(凹または凸形状部分)を有する
金属板状パネルを備えたことを特徴とするエレベータで
ある。
【0011】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室の壁面の少なくとも一部に、逐次張出成形
によって形成した意匠性のある立体的な形状部分(凹ま
たは凸形状部分)を有する金属板状パネルを備えたこと
を特徴とするエレベータである。
【0012】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室の背側壁面に、逐次張出成形によって形成
した立体的な形状部分(凹または凸形状部分)を有する
金属板状パネルを備えたことを特徴とするエレベータで
ある。
【0013】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室の背側壁面に、逐次張出成形によって形成
した意匠性のある立体的な形状部分(凹または凸形状部
分)を有する金属板状パネルを備えたことを特徴とする
エレベータである。
【0014】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室を形成する背壁面も含めて側壁面を金属板
状パネルで構成し、逐次張出成形によって形成した立体
的な形状部分(凹または凸形状部分)を有する金属板状
パネルを前記壁面の所望の個所に設置したことを特徴と
するエレベータである。
【0015】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室を形成する天井面及び側壁面を金属板状パ
ネルで構成し、逐次張出成形によって形成した立体的な
形状部分(凹または凸形状部分)を有する金属板状パネ
ルを前記壁面の所望の個所に設置したことを特徴とする
エレベータである。
【0016】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室を形成する背壁面も含めて側壁面を金属板
状パネルで構成し、逐次張出成形によって形成した立体
的な凹凸形状部分を有する金属板状パネルを前記壁面の
所望の個所に設置したことを特徴とするエレベータであ
る。
【0017】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室を形成する天井面および側壁面を金属板状
パネルで構成し、逐次張出成形によって形成した立体的
な凹凸形状部分を有する金属板状パネルを前記壁面の所
望の個所に設置したことを特徴とするエレベータであ
る。
【0018】また本発明は、前記エレベータのかご室に
おいて、前記壁面を形成する金属板状パネルの表面に対
して着色を施すことを特徴とする。また本発明は、前記
エレベータのかご室において、前記立体的な形状の段差
部で板材の剛性を高めたことを特徴とする。また本発明
は、前記エレベータのかご室において、前記立体的な形
状の段差(高低差)を板厚の5倍以上にしたことを特徴
とする。また本発明は、前記エレベータのかご室におい
て、前記立体的な形状として家紋、ロゴマーク、動植
物、物等を型どった図柄模様であることを特徴とする。
【0019】また本発明は、エレベータのかご室におい
て、該かご室の背側壁面に、意匠性のある立体的な形状
部分(凹または凸形状部分)を有する金属板状パネルを
備えたことを特徴とするエレベータである。この立体的
な形状部分については、絞り成形などによって成形する
ことができる。
【0020】以上説明したように、前記構成によれば、
側壁または天井を、逐次張出成形によって立体的な形状
を付与して剛性を高めた薄い金属板状パネルで構成する
ことによって補強部材の削減が可能となり、その結果防
火対策が施され、軽量化され、且つ簡素化されて低コス
トのエレベータのかご室を実現することができる。
【0021】また前記構成によれば、側壁または天井
を、逐次張出成形によって立体的な形状模様を部分的に
付与した薄い金属板状パネルで構成することによって、
意匠性を持ったエレベータかご室を実現することができ
る。
【0022】また前記構成によれば、側壁を、逐次張出
成形によって立体的に大きな凹形状を部分的に付与した
薄い金属板状パネルで構成することによって、かご室内
の空間を拡大することができ、その結果乗員に対して視
覚的なゆったり感を与えることができるエレベータかご
室を実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係るエレベータの一実施
の形態を図面を用いて説明する。
【0024】図1は本発明に係るエレベータの全体の一
実施の形態を示す斜視図である。
【0025】1はかご室を示す。21はかご室1を案内
するガイドレールである。22は出入口の戸枠を示す。
23は巻胴式巻上機である。24はかご室1を巻胴式巻
上機23によって昇降させるためのロープである。25
は巻胴式巻上機23を制御し、出入口や扉を開閉制御す
る制御盤である。
【0026】図2は本発明に係るエレベータのかご室の
内部の第1の実施の形態を示す扉側から見た正面図であ
る。エレベータのかご室1は、正面壁(背面側壁)3の
少なくとも一部に、立体的な凸または凹形状部(立体的
な模様)51を有する金属板状パネル4で形成してい
る。なお、立体的な凸または凹形状部51を有する金属
板状パネル4を、エレベータのかご室1の側面壁2の少
なくとも一部に設けても良い。この金属板状パネル4は
化粧鋼板パネルであっても良い。本実施の形態におい
て、かご室1内の寸法は、間口900mm×奥行120
0mm×高さ2000mmである。出入口寸法は、幅8
00mm×高さ1900mmである。戸の駆動方式は、
電動2枚戸片引きである。上記金属板状パネル4の板厚
は0.8mm〜1.6mm程度の薄いものでよい。家庭
用エレベータ以外では、上記金属板状パネル4の板厚を
2.3mm、3.0mm程度にしても良い。
【0027】図3は図2におけるかご室1の正面壁(背
面側壁)3の第1の実施の形態を取り出したものであ
る。図4は図3におけるA−A’矢視断面図である。図
3および図4に示すように、かご室1の正面壁(背面側
壁)3は、かご室1の奥行き方向に向かって段差h1の
凹形状となっている縦長の六角形状の凹形状部(凹模
様)51aを有する金属板状パネル4aで形成した。こ
の金属板状パネル4aとしては化粧鋼板パネルであって
も良い。段差h1は金属板状パネル4aの板厚t(0.
8mm〜1.6mm程度)の5倍程度(4.0mm〜
8.0mm程度)以上とする。この5倍程度以上にする
のは、成形しやすくすると共に剛性を持たせるためであ
る。また段差h1の上限としては、金属板状パネル4a
の板厚t(0.8mm〜1.6mm程度)の30倍程度
(24mm〜48mm程度)以下とする。この30倍程
度以下にするのは、他部品との干渉を防ぐためである。
凹形状部51aの側面部(段差部)52aの角度θとし
ては、成形するために12°程度以上にすることが必要
となる。また上記角度θの上限として80°程度にして
も良い。しかし、上記角度θとして、60°程度以下に
した方が段差部52aによって金属板状パネル4aの剛
性を向上させることができる。従って、上記角度θとし
て部分的に80°とする場合には、縦の段差部52aに
ついて上記角度θを60°程度以下にして縦方向の剛性
を高めれば良い。そして、縦長の六角形状の凹形状部
(凹模様)51aの間口方向の幅Waとしては、間口9
00mmに対して0.2〜0.9程度(180mm〜8
10mm程度)にすればよい。また、縦長の六角形状の
凹形状部51aの高さ方向の最大幅Haとしては、高さ
2000mmに対して0.2〜0.9程度(400mm
〜1800mm程度)にすればよい。なお、段差部52
aの全周長として高さ2000mm以上にして、薄い金
属板状パネル素材に対して剛性を高めることが必要であ
る。
【0028】一方、図24は従来におけるかご室の正面
壁(背面側壁)30を示す。図24(a)は裏側から見
た正面図、図24(b)はI−I'矢視断面図を示す。
従来におけるかご室の正面壁(背面側壁)30は、凹凸
形状を備えないフラットな薄い金属板状パネル素材で構
成されていたため、単独では剛性が得れれず、2本の補
強部材31を備えた構成としていた。
【0029】したがって、図3および図4に示すよう
に、縦長の六角形状の凹形状部(凹模様)51aにおけ
る間口方向の幅および高さ方向の幅からなる面積を大き
くすることによってかご室1の空間を広げることができ
ると共に意匠性を持たせることができ、しかも段差部5
2aで剛性を高めて補強部材を大幅に削減した薄い金属
板状パネルを使用することを可能にして軽量化および原
価低減を実現することができる。金属板状パネルの中央
に荷重を与えたときの歪みは、剛性として、35kgに
対して歪みを7mm程度、70kgに対して歪みを14
mm程度、100kgに対して歪みを21mm程度が得
られ、補強部材がある場合と同様な結果を得ることがで
きる。なお、金属板状パネル4aの鍔片54は、ベンダ
等で折り曲げられて、床11に取り付けると共にパネル
同士を固定するために用いられる。
【0030】また図5は、図2におけるかご室1の正面
壁(背面側壁)3の第2の実施の形態を取り出したもの
である。図6は図5におけるB−B’矢視断面図であ
る。図5および図6に示すように、かご室1の正面壁
(背面側壁)3は、段差h2の凸形状となっている縦長
の六角形状の凸形状部(凸模様)51bを有する金属板
状パネル4bで形成した。この金属板状パネル4bとし
ては化粧鋼板パネルであっても良い。段差h2の寸法は
金属板状パネル4aの板厚t(0.8mm〜1.6mm
程度)の5倍程度(4.0mm〜8.0mm程度)以上
とする。この5倍程度以上にするのは、成形しやすくす
ると共に剛性を持たせるためである。またこの段差h2
の上限としては、内側に突き出る形なので、金属板状パ
ネル4bの板厚t(0.8mm〜1.6mm程度)の1
0倍程度(8mm〜16mm程度)以下、特に10mm
程度以下にすることが望ましい。凸模様51bの平面的
な大きさとしては、第1の実施の形態である凹形状部5
1aとほぼ同様とする。凸形状部(凸模様)51bの側
面部(段差部)52bの角度θとしも、第1の実施の形
態である凹形状部51aとほぼ同様とする。
【0031】また図7は、図2におけるかご室1の正面
壁(背面側壁)3の第3の実施の形態を取り出したもの
である。図8は図7におけるC−C’矢視断面図であ
る。図7および図8に示すように、かご室1の正面壁
(背面側壁)3は、縦長の六角形状の段差h3の凹形状
とその中に矩形形状の段差h4の凸形状とを組み合わせ
た凹凸形状部(凹凸模様)51cを有する金属板状パネ
ル4cで形成した。この金属板状パネル4cとしては化
粧鋼板パネルであっても良い。凹凸形状部51cの凹形
状の段差h3及び凸形状の段差h4とも、成形しやすく
すると共に剛性を持たせるために、金属板状パネル4c
の板厚t(0.8mm〜1.6mm程度)の5倍程度以
上とした。凹凸形状部51cの側面部(段差部)52c
の角度θとしては、成形するために12°程度以上にす
ることが必要となる。また上記角度θの上限として80
°程度にしても良い。しかし、上記角度θとして、60
°程度以下にした方が段差部52cによって金属板状パ
ネル4cの剛性を向上させることができる。そして、凹
凸形状部51cにおける縦長の六角凹形状の間口方向の
幅Wbとしては、間口900mmに対して0.9程度
(810mm程度)以下にすればよい。また、凹凸形状
部51cにおける縦長の六角凹形状の高さ方向の最大幅
Hbとしては、高さ2000mmに対して0.9程度
(1800mm程度)以下にすればよい。凹凸形状部5
1cにおける縦長の六角凹形状の間口方向の幅Wbおよ
び高さ方向の最大幅Hbの下限としては、その中に配置
される矩形凸形状に応じて決められる。凹凸模様51c
における矩形凸形状の幅Wcとしては、間口900mm
に対して0.2〜0.5程度(180mm〜450mm
程度)にすればよい。また、凹凸形状部51cにおける
矩形凸形状の高さとしては、矩形凸形状の幅Wcとほぼ
同様にすればよい。このように縦長の六角凹形状の高さ
方向の最大幅Hbとしては、このように凹凸形状部51
cにおいて、縦長の六角形状の凹形状模様の中に矩形凸
形状を設けることによって縦長の六角形状の凹形状の大
きさを大きくしても矩形凸形状の段差部において剛性を
高めて基本的には補強部材のない薄い金属板状パネルを
使用することを可能にして、軽量化および原価低減を実
現することができる。また縦長の六角形状の凹形状部の
中に矩形凸形状部を設けることによって意匠性も向上さ
せることができる。以上説明した第3の実施の形態で
は、凹形状部の中に凸形状部を配置した場合を示した
が、凹形状部の中に更に凹形状部を配置しても良い。即
ち複数段からなる凹形状部で形成してもよい。この場
合、搭乗者はかご室1内の空間が非常に広がった印象を
受けることができる。
【0032】また図9は、図2におけるかご室1の正面
壁(背面側壁)3の第4の実施の形態を取り出したもの
である。図10は図9におけるD−D’矢視断面図を示
す。図9および図10に示すように、かご室1の正面壁
(背面側壁)3は、かご室1の奥行き方向に向かって段
差h5の凹形状となっている花等の植物の図柄形状部
(図柄模様)51dを有する金属板状パネル4dで形成
した。この金属板状パネル4dとしては化粧鋼板パネル
であっても良い。段差h5は、成形しやすくすると共に
剛性を持たせるために、金属板状パネル4dの板厚t
(0.8mm〜1.6mm程度)の5倍程度(4.0m
m〜8.0mm程度)以上とする。段差h5の上限とし
ては、第1の実施の形態と同様とする。凹の図柄形状部
51dの側面部(段差部)52dの角度θとしては、成
形するために12°程度以上にすることが必要となる。
また上記角度θの上限として80°程度にしても良い。
しかし、上記角度θとして、60°程度以下にした方が
段差部52dによって金属板状パネル4dの剛性を向上
させることができる。この第4の実施の形態において
も、上記第3の実施の形態と同様に凹形状部内に凸形状
部を設けて全体として図柄形状部(図柄模様)にしても
よい。
【0033】また図11は、図2におけるかご室1の正
面壁(背面側壁)3の第5の実施の形態を取り出したも
のである。図12は図11におけるE−E’矢視断面図
である。図8および図10に示すように、かご室1の正
面壁(背面側壁)3は、かご室1の奥行き方向に向かっ
て段差h6の凹形状となっている動物の図柄形状部(図
柄模様)51eを有する金属板状パネル4eで形成し
た。この金属板状パネル4eとしては化粧鋼板パネルで
あっても良い。段差h6は、成形しやすくすると共に剛
性を持たせるために、金属板状パネル4eの板厚t
(0.8mm〜1.6mm程度)の5倍程度(4.0m
m〜8.0mm程度)以上とする。段差h6の上限とし
ては、第1の実施の形態と同様とする。凹の図柄形状部
(図柄模様)51eの側面部(段差部)52eの角度θ
としては、成形するために12°程度以上にすることが
必要となる。また上記角度θの上限として80°程度に
しても良い。しかし、上記角度θとして、60°程度以
下にした方が段差部52eによって金属板状パネル4e
の剛性を向上させることができる。この第5の実施の形
態においても、上記第3の実施の形態と同様に凹形状部
内に凸形状部を設けて全体として図柄形状部(図柄模
様)にしてもよい。
【0034】また図2におけるかご室1の正面壁(背面
側壁)3の他の様々な実施の形態を図13において斜視
図で示す。図13(a)は、長方形の凹模様51を有す
る薄い金属板状パネル4で形成した場合を示す。図13
(b)は、長方形の凹形状部(凹模様)51の中に横方
向に細帯状の凸形状部(凸模様)を有する薄い金属板状
パネル4で形成した場合を示す。図13(c)(d)
は、縦方向に伸びた凹模様(凹形状部の図柄)51を有
する薄い金属板状パネル4で形成した場合を示す。図1
3(e)は、縦方向に伸びた細長の長方形の凹模様51
を有する薄い金属板状パネル4で形成した場合を示す。
図13(f)は、縦方向に伸びた細長の長方形の凹模様
51を3個並設した薄い金属板状パネル4で形成した場
合を示す。図13(g)は、縦方向に伸びた細長の長方
形の凹模様51を2個並設し、中央に縦に溝状の凹模様
51を有する薄い金属板状パネル4で形成した場合を示
す。これらの模様は、かご室1の外側に突き出させて、
かご室1内の空間を広げると共に意匠性を持たせ、しか
も段差部52で剛性を高めて基本的には補強部材のない
薄い金属板状パネルを使用することを可能にして軽量化
を実現することができる。なお、かご室1内の空間を狭
める感じにしても良ければ、上記凹模様51を凸模様に
してもよい。
【0035】図14は本発明に係るエレベータのかご室
の内部の第2の実施の形態を示す扉側から見た斜視図で
ある。エレベータのかご室1は、操作パネル7が設置さ
れた側壁2の少なくとも一部に、立体的な凹形状部(立
体的な模様)51fを有する金属板状パネル8で形成し
ている。かご室1の側壁2において金属板状パネル8の
両側には、例えば立体的な形状のない金属板状パネル1
0が取り付けられる。天井5には照明6が設置されてい
る。そして、図15に示す如く、金属板状パネル8に形
成された立体的な凹形状部51fの下部の窓状の穴41
には操作パネル7が設置される。この立体的な凹形状部
51fは、アクセントパネルとして使用することができ
る。図15(a)は立体的な凹形状部51fが形成され
た金属板状パネル8を示す正面図、図15(b)は図1
5(a)に示すG−G’矢視断面図、図15(c)は図
15(a)に示すF−F’矢視断面図である。なお、5
2fは角度θの傾斜面が形成された段差部を示す。とこ
ろで、立体的な凹形状部51fを後述する棒状工具62
を用いた逐次張出成形後、操作パネル7が設置される窓
状の穴41を穿設する。それは立体的な凹形状部51f
の底に傾斜が付いているからである。
【0036】図16は本発明に係るエレベータのかご室
の内部の第3の実施の形態を示す扉側から見た斜視図で
ある。エレベータのかご室1の天井5には、立体的な凹
形状(立体的な模様)51gを有する金属板状パネル9
が取り付けた場合を示す。図17(a)には、天井5を
形成する金属板状パネル9を示す正面図、図17(b)
は図17(a)のH−H’矢視断面図である。図16に
示すように金属板状パネル9の中央の立体的な凹形状部
51gに照明6等が取り付けられる。なお、52gは角
度θの傾斜面が形成された段差部を示す。ところで、薄
い金属板素材に対して照明7が設置される窓状の穴42
を穿設した後、立体的な凹形状部51gを後述する棒状
工具62を用いて逐次張出成形しても良いし、また立体
的な凹形状部51gを後述する棒状工具62を用いて逐
次張出成形した後、照明7が設置される窓状の穴42を
穿設しても良い。ただし、薄い金属板素材に対して照明
7が設置される窓状の穴42を穿設した後、立体的な凹
形状部51gを後述する棒状工具62を用いて逐次張出
成形する場合には、窓状の穴42の周囲を動かないよう
に押さえ付けておくことが必要となる。
【0037】以上説明したように、かご室1において、
天井5も含め、全ての側壁2、3を基本的には補強部材
のない薄い金属板で構成することが可能となる。即ち、
かご室1は、天井5も含め、全ての側壁2、3を構成す
る金属板状パネルの鍔片54同士をねじ等を用いて固定
し、これら固定されたものと床11に取り付けることに
よって形成することができる。このように段差部52、
52a〜52gによって逐次張出成形される立体的な模
様(立体的な凹または凸形状部)51、51a〜51g
を有する金属板状パネル4、4a〜4e、8、9を、か
ご室1の正面壁(背面側壁)3または側面壁2または天
井5に用いることによって、エレベータ内の意匠性を高
めると共に段差部52、52a〜52gによって剛性を
高めて基本的には補強部材のない薄い金属板状パネルを
使用することを可能にして軽量化および原価低減を実現
することができる。例えば、薄い金属板素材60に形成
する立体的な模様51として凹形状に形成することによ
ってかご室内の空間の大きさを視覚的に広める効果が得
られる。また、立体的な模様の図柄をロゴマークにする
ことで宣伝効果が得られ、さらに動植物の図柄を設ける
ことでかご室内の雰囲気を和やかにする効果が得られ
る。また、薄い金属板素材に形成する立体的な模様の図
柄として、家紋にすることもできる。
【0038】ところで、かご室1の側壁の一部に成形さ
れたFRP(Fiberglass Reinforced Plastics)を用い
ても良い。
【0039】次に、本発明に係るエレベータのかご室1
の内壁に取り付けられる立体的な凹または凸形状(立体
的な模様)51を形成した薄い金属板状パネル4、8、
9をNC制御される棒状工具を用いて逐次張出成形する
方法について説明する。
【0040】まず、板厚tが0.8mm〜1.6mm程
度の薄い金属板素材(化粧鋼板でもよい。)60に対し
て立体的な凹形状部を成形して金属板状パネル4を得る
場合の成形方法について説明する。図18は、NC制御
される棒状工具である上パンチ62を用いて薄い金属板
素材60に対して立体的な凹形状部を逐次張出成形する
逐次張出成形装置の概略構成を示す図である。この逐次
張出成形装置は、薄い金属板素材60に対して立体的な
模様を形成する凹形状と同じ輪郭の穴部を有する下型板
61と、下型板61上に載置された薄い金属板素材60
の周囲の個所を固定する固定治具63と、凹形状を逐次
張出成形するために、NCフライス盤と同様にNC制御
される構成の装置の主軸に取り付けられてNC制御され
る棒状工具である上パンチ62とで構成される。図19
は、図18における薄い金属板素材60を下型板61上
に置いて固定治具63を用いて固定し、上記薄い金属板
素材60の上に上パンチ62を配置した関係を示した図
である。NC制御される棒状工具である上パンチ62
は、下型板61の穴部の縁上の一部a点に位置させる。
次に、NC制御に基いて棒状工具である上パンチ62
を、マイナスZ方向(押し込み方向)に変位Δhを与え
た後XY方向に矢印64に沿って周回移動させる。これ
により上パンチ62の先端部の軌跡が金属板素材60に
転写される。さらに、上パンチ62のXY方向の移動軌
跡を一周ごとに内側にΔd小さくなるようにして(徐々
に小さくなるようにして)上パンチ62の周回移動を繰
り返すことによって逐次張出成形されて所望の深さの立
体的な模様51を形成することができる。図20は、図
19におけるF−F’矢視断面図であり、成形の過程を
断片的に示したものである。図20(a)、(b)、
(c)、(d)に示すごとく、棒状工具である上パンチ
62をNC制御に基づいて角度θの傾きを付けて徐々に
深さを増していく逐次張出成形によって所望の深さの立
体的な凹形状部を得る。上パンチ62の一周ごとのZ方
向の変位Δhと一周ごとのXY方向の変位Δdの関係を
tanθ=Δd/Δhとすることで、凹形状の側面角度
(段差部52の傾斜角度)がθの立体的な凹形状部51
が形成できる。なお、この角度θとしては、逐次張出成
形するために12°程度以上にすることが必要となる。
好ましくは、角度θの下限としてとして20°程度にす
るのが良い。また上記角度θの上限として80°程度に
しても良い。しかし、上記角度θとして、60°程度以
下にした方が段差部52によって金属板状パネル4の剛
性を向上させることができる。また一周毎の押し込み量
(変位)Δhとしては板厚程度にする。この押し込み量
(変位)Δhを板厚より小さくすればする程、高精度の
成形は可能となるが、反面成形するのに多くの時間を要
することになる。
【0041】凹形状の深さとしては、前記した如く、板
厚t(0.8mm〜1.6mm程度)の5倍程度(4.
0mm〜8.0mm程度)以上とする。
【0042】本実施の形態では6角形状の立体的な凹形
状部51を成形する場合を示したが、下型板61の穴形
状と上パンチ62の移動軌跡を変更することで、多種形
状の成形が可能である。また、下型板61の材質は金属
であることが望ましいが、木材、プラスチック等の樹脂
材料でもよい。材質が木材、樹脂材料の場合は金属材に
比べて耐久性は劣るが、下型板を製作する際のコストが
低減でき、数が少ない物の成形には非常に有効である。
【0043】また、上記の如くエレベータのはこ室1の
側壁を構成する立体的な形状部51を有する金属板状パ
ネル4、8、9を、薄い金属素材60に対してNC制御
に基づく棒状工具を用いて逐次張出成形を施して得るよ
うにしたので、板面内の表面ひずみ、ソリ、破断等の欠
陥がなく、多種の形状が低コストで成形することができ
る。
【0044】次に、金属板素材60に対して上下面より
棒状工具を用いて立体的な形状部(立体的な模様)を成
形して金属板状パネル4、8、9を得る場合の形成する
方法について説明する。図21は、金属板素材60を挟
んで、NC制御される棒状工具である上パンチ62とN
C制御される棒状工具である下パンチ81とを配置させ
て構成した逐次張出成形装置の概略構成を示す図であ
る。図22(a)〜(d)は図21におけるH−H’矢
視断面図である。上記のようにNC制御される棒状工具
からなる上パンチ62の先端、および上記のようにNC
制御される棒状工具からなる下パンチ81の先端は、金
属板素材60に接しており、図22(a)に示すように
下パンチ81は上パンチ62に対してやや外側にオフセ
ットして位置させる。次に図21に示すようにNC制御
に基いて上パンチ62にマイナスZ方向の変位を与えな
がら上パンチ62を矢印実線82に沿ってXY方向に動
かし、それと同時にNC制御に基いて下パンチ81はZ
方向の位置はそのままで矢印点線83に沿ってXY方向
に動かす。このとき、下パンチ81の移動する矢印点線
83の輪郭は上パンチ62の移動する矢印実線82の軌
跡に対して最初にオフセットさせた分だけ大きくする。
この逐次張出成形加工により下パンチ81の移動軌跡を
輪郭とした凹形状部を金属板素材60に対して成形する
ことができる。さらに図22(b)〜(c)に示すよう
に1周ごとに上パンチ62のXY方向の移動軌跡を小さ
くしながら上記加工を繰り返す逐次張出成形により、所
望深さの凹形状からなる立体的な形状部51を成形する
ことができる。
【0045】また、凸形状からなる立体的な模様を2本
パンチで成形する場合は、最初に金属板素材60と両パ
ンチを位置させる時に上パンチ62を下パンチ81に対
して外側にオフセットして位置させ、上パンチ62のZ
方向はそのままにし、下パンチ81にプラスZ方向の変
位を与えながら上パンチ62、下パンチ81をXY方向
に移動させる。これにより、上パンチ62の移動軌跡を
輪郭とした凸形状を形成することができる。続いて、上
パンチ62のXY方向の移動軌跡を一周ごとに大きくし
ながら、前記と同様の上パンチ62と下パンチ81の移
動を行う逐次張出成形によって所望高さの立体的な凸形
状部(立体的な模様)を成形することができる。
【0046】本実施の形態では、6角形状の立体的な形
状部を逐次張出成形する場合を示したが、上下のパンチ
を用いた逐次張出成形では所望の形状に合わせてパンチ
を動かすことによって図19に示す下型板61を用いる
ことなく多種形状の逐次張出成形が可能である。
【0047】本実施の形態における棒状工具であるパン
チ62、81の先端の形状は、半球頭状、または図23
に示すように端部をR面取りして平坦な面を有する円筒
状をしている。円筒状の場合には平坦な面があるため、
平坦度を維持して立体的な模様を逐次張出成形すること
ができる。パンチ62、81の径は、5〜50mm程度
(好ましくは10〜20mm程度)である。金属板素材
が塗装鋼板などの表面に傷が付きやすい材料の場合で
も、棒状工具であるパンチ62、81の先端の表面粗さ
を小さくすることによって製品として欠陥のない物が逐
次張出成形可能である。
【0048】また、逐次張出成形した立体的な形状に着
色を行うことで形成した立体的な形状(立体的な模様)
の意匠性をさらに向上することができる。着色方法に
は、インクジェット方法等があげられる。着色のタイミ
ングは棒状工具による逐次張出成形前に行い、その後逐
次張出成形を行う方法を行うと着色の際の段取りが少な
くてすむ。逐次張出成形する立体的な形状によっては、
逐次張出成形後に着色する必要が生じる場合があり、形
状によって着色のタイミングを計る。
【0049】なお、意匠性のある立体的模様を有する金
属板状パネル4、8を、高価な金型が必要になるが、周
辺の金属材料を引き込んで成形する絞り成形によっても
実現することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、側壁または天井を、逐
次張出成形によって立体的な形状を付与して剛性を高め
た薄い金属板状パネルで構成することによって補強部材
の削減が可能となり、その結果防火対策が施され、軽量
化され、且つ簡素化されて低コストのエレベータのかご
室を実現することができる効果を奏する。
【0051】また本発明によれば、側壁または天井を、
逐次張出成形によって立体的な形状模様を付与した薄い
金属板状パネルで構成することによって、意匠性を持っ
たエレベータかご室を実現することができる効果を奏す
る。
【0052】また本発明によれば、側壁を、逐次張出成
形によって立体的に大きな凹形状を付与した薄い金属板
状パネルで構成することによって、かご室内の空間を拡
大することができ、その結果乗員に対して視覚的なゆっ
たり感を与えることができるエレベータかご室を実現す
ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータ全体の一実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係るエレベータのかご室の第1の実施
の形態を示す正面図である。
【図3】本発明に係るエレベータのかご室の側壁として
設置される立体的な凹形状部分を形成した金属板状パネ
ルを示す正面図である。
【図4】図3に示すA−A’矢視断面図である。
【図5】本発明に係るエレベータのかご室の側壁として
設置される立体的な凸形状部分を形成した金属板状パネ
ルを示す正面図である。
【図6】図5に示すB−B’矢視断面図である。
【図7】本発明に係るエレベータのかご室の側壁として
設置される立体的な凹凸形状部分を形成した金属板状パ
ネルを示す正面図である。
【図8】図7に示すC−C’矢視断面図である。
【図9】本発明に係るエレベータのかご室の側壁として
設置される家紋、ロゴマーク等の立体的な形状模様を形
成した金属板状パネルを示す正面図である。
【図10】図9に示すD−D’矢視断面図である。
【図11】本発明に係るエレベータのかご室の側壁とし
て設置される動物の図柄からなる立体的な形状模様を形
成した金属板状パネルを示す正面図である。
【図12】図11に示すE−E’矢視断面図である。
【図13】本発明に係るエレベータのかご室の側壁とし
て設置される各種図柄からなる立体的な形状部分を形成
した金属板状パネルを示す斜視図である。
【図14】本発明に係るエレベータのかご室の第2の実
施の形態を示す斜視図である。
【図15】図14に示すかご室の側壁に設置される金属
板状パネルを示す正面図とG−G’矢視断面図とF−
F’矢視断面図とである。
【図16】本発明に係るエレベータのかご室の第3の実
施の形態を示す斜視図である。
【図17】図16に示すかご室の天井壁に設置される金
属板状パネルを示す正面図とH−H’矢視断面図とであ
る。
【図18】本発明に係るエレベータのかご室の側壁とし
て設置される立体的な凹形状部分を形成した金属板状パ
ネルを製造するために、逐次張出成形装置の第1の実施
の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図19】図18に示す逐次張出成形装置による逐次張
出成形時を示す斜視図である。
【図20】図19に示すF−F’矢視断面における逐次
張出成形状態を示す図である。
【図21】本発明に係るエレベータのかご室の側壁とし
て設置される立体的な形状部分を形成した金属板状パネ
ルを製造するために、逐次張出成形装置の第2の実施の
形態の概略構成を示す斜視図である。
【図22】図21に示すH−H’矢視断面における逐次
張出成形状態を示す図である。
【図23】本発明に係る逐次張出成形装置に用いられる
棒状工具の先端の一実施の形態を示す図である。
【図24】従来におけるエレベータのかご室の側壁とし
て設置される金属板状パネルを示す正面図とI−I’矢
視断面図である。
【符号の説明】
1…エレベータかご室、 2…側面壁、 3…正面壁
(背側面壁)、 4、4a〜4e、8、9…金属板状パ
ネル、 5…天井、 6…照明、 7…操作パネル、
10…金属板状パネル、11…床、 21…ガイドレー
ル、 22…出入口の戸枠、 23…巻胴式巻上機、
24…ロ−プ、25…制御盤、 30…従来の正面壁
(背側面壁)、 31…補強部材、 41…窓状の穴、
42…窓状の穴、 51、51a〜51g…立体的な
形状部(立体的な模様)、 52、52a〜52g…段
差部、 54…鍔片、 60…薄い金属板状素材、 6
1…下型板、 62…上パンチ(棒状工具)、 63…
ワーク固定治具、 64…上パンチの移動軌跡、81…
下パンチ(棒状工具)、82…上パンチの移動軌跡、8
3…下パンチの移動軌跡、 84…ワーク上押さえ板、
85…ワーク下押さえ板。
フロントページの続き (72)発明者 藁谷 研一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 上野 恵尉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 柴田 昇 茨城県ひたちなか市市毛1070番地株式会社 日立製作所水戸工場内 (72)発明者 橘 誠 茨城県ひたちなか市市毛1070番地株式会社 日立製作所水戸工場内 (72)発明者 遠藤 秀則 茨城県ひたちなか市市毛1070番地株式会社 日立製作所水戸工場内 (72)発明者 大槻 浩之 茨城県ひたちなか市市毛1070番地株式会社 日立製作所水戸工場内 (72)発明者 橋本 和徳 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地株 式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 田島 泰彦 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかご室において、該かご室の
    壁面の少なくとも一部に、逐次張出成形によって形成し
    た立体的な形状部分を有する金属板状パネルを備えたこ
    とを特徴とするエレベータ。
  2. 【請求項2】エレベータのかご室において、該かご室の
    壁面の少なくとも一部に、逐次張出成形によって形成し
    た意匠性のある立体的な形状部分を有する金属板状パネ
    ルを備えたことを特徴とするエレベータ。
  3. 【請求項3】エレベータのかご室において、該かご室の
    背側壁面に、逐次張出成形によって形成した立体的な形
    状部分を有する金属板状パネルを備えたことを特徴とす
    るエレベータ。
  4. 【請求項4】エレベータのかご室において、該かご室の
    背側壁面に、逐次張出成形によって形成した意匠性のあ
    る立体的な形状部分を有する金属板状パネルを備えたこ
    とを特徴とするエレベータ。
  5. 【請求項5】エレベータのかご室において、該かご室を
    形成する背壁面も含めて側壁面を金属板状パネルで構成
    し、逐次張出成形によって形成した立体的な形状部分を
    有する金属板状パネルを前記壁面の所望の個所に設置し
    たことを特徴とするエレベータ。
  6. 【請求項6】エレベータのかご室において、該かご室を
    形成する天井面及び側壁面を金属板状パネルで構成し、
    逐次張出成形によって形成した立体的な形状部分を有す
    る金属板状パネルを前記壁面の所望の個所に設置したこ
    とを特徴とするエレベータ。
  7. 【請求項7】エレベータのかご室において、該かご室を
    形成する背壁面も含めて側壁面を金属板状パネルで構成
    し、逐次張出成形によって形成した立体的な凹凸形状部
    分を有する金属板状パネルを前記壁面の所望の個所に設
    置したことを特徴とするエレベータ。
  8. 【請求項8】エレベータのかご室において、該かご室を
    形成する天井面および側壁面を金属板状パネルで構成
    し、逐次張出成形によって形成した立体的な凹凸形状部
    分を有する金属板状パネルを前記壁面の所望の個所に設
    置したことを特徴とするエレベータ。
  9. 【請求項9】前記壁面を形成する金属板状パネルの表面
    に対して着色を施すことを特徴とする請求項1乃至8記
    載のいずれかのエレベータ。
  10. 【請求項10】前記立体的な形状の段差部で板材の剛性
    を高めたことを特徴とする請求項1乃至8記載のいずれ
    かのエレベータ。
  11. 【請求項11】エレベータのかご室において、該かご室
    の壁面の少なくとも一部に、意匠性のある立体的な形状
    部分を有する金属板状パネルを備えたことを特徴とする
    エレベータ。
JP10116459A 1998-04-27 1998-04-27 エレベータ Pending JPH11310371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10116459A JPH11310371A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 エレベータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10116459A JPH11310371A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 エレベータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11310371A true JPH11310371A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14687650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10116459A Pending JPH11310371A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 エレベータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11310371A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1147832A2 (en) * 2000-04-17 2001-10-24 Hitachi, Ltd. Incremental forming method and apparatus for the same
EP1216909A2 (en) 2000-12-20 2002-06-26 Hitachi, Ltd. Manufacturing method of structural body and structural body
WO2006123490A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータのかご室
JP2009299322A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Inax Corp ユニットバスおよびユニットバスの組立方法
CN113816238A (zh) * 2021-09-03 2021-12-21 广西宏涛建筑机械制造有限公司 一种井道式凹型片状式施工升降机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1147832A2 (en) * 2000-04-17 2001-10-24 Hitachi, Ltd. Incremental forming method and apparatus for the same
EP1147832A3 (en) * 2000-04-17 2003-11-12 Hitachi, Ltd. Incremental forming method and apparatus for the same
EP1216909A2 (en) 2000-12-20 2002-06-26 Hitachi, Ltd. Manufacturing method of structural body and structural body
KR100529714B1 (ko) * 2000-12-20 2005-11-17 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 구조체의 제작방법 및 구조체
WO2006123490A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータのかご室
JP2009299322A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Inax Corp ユニットバスおよびユニットバスの組立方法
CN113816238A (zh) * 2021-09-03 2021-12-21 广西宏涛建筑机械制造有限公司 一种井道式凹型片状式施工升降机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5927020A (en) Modular insert trim unit for motor vehicle door
DE102005050175A1 (de) Fahrzeug-Verkleidungsteil mit Applikation und Verfahren zum Herstellen desselben
CN1867471A (zh) 机动车门结构
JPH11310371A (ja) エレベータ
JPH08253169A (ja) 乗用自動車用車体
KR100856096B1 (ko) 이중성형품 자동생산이 가능한 사출성형기
US20050017404A1 (en) Method of molding a vehicle trim component
CN204748890U (zh) 一种用于3d打印建筑墙体的模具
KR20230163619A (ko) 회전 가능한 금형 장치
JP3811707B2 (ja) 布張り中空成形品の製造方法
WO1987000122A1 (en) A method for manufacture of shell-shaped castings
JP3676433B2 (ja) 布張り中空成形品の製造方法およびその装置
EP0497335A2 (en) Method for the production of coated panels
US10870393B1 (en) Headliner for a vehicle
KR100852272B1 (ko) 이중성형품 자동생산이 가능한 사출성형기
JP2011000788A (ja) 発泡樹脂成形品並びにその成形方法
CN1140697C (zh) 货物管理门及其支柱
KR20060084167A (ko) 강성 증대용 엠보스가 형성된 창호용 보강재와 그보강재를 제조하는 방법 및 제조 장치
JP2006205477A (ja) 自動車用内装部品の製造方法
KR102518060B1 (ko) 엘리베이터의 내부 마감구조
US2711776A (en) Machine for applying upholstery cover material to a beaded base panel
JP5013474B2 (ja) 発泡樹脂成形品
CN220593879U (zh) 一种汽车内饰模具
CN214727178U (zh) 一种汽车内饰板表皮全自动包覆卷边机
US6846173B2 (en) Bending machine for production of foamed decoration articles for doors and windows