JP2002181145A - 伝動装置用プラスチック製可動ガイド - Google Patents
伝動装置用プラスチック製可動ガイドInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract
て、プラスチック製ガイドの組み立てが容易にできるよ
うにし、補強板をプラスチック製ガイドの断面係数が大
きくなるように配設して、曲げ剛性、強度を増大させ、
断面寸法及び全体構造が大きくならないようにし、エン
ジン等の躯体に組み付けた場合でも、その占有スペース
が大きくならなようにすること。 【解決手段】 シュー2と該シュー裏面側に長手方向に
亘って設けられた垂直板3とを備えたガイド本体1を合
成樹脂で一体成形し、このプラスチック製のガイド本体
1の垂直板3に長手方向に亘って形成されているスリッ
ト7に補強板8を嵌め込む。
Description
ト、従動側スプロケット及びこれらスプロケットに捲回
されて循環走行するチェーンにより、駆動側から従動側
へ動力を伝達する伝動装置に用いられたり、あるいは駆
動側プーリ、従動側プーリ及びこれらプーリに捲回され
て循環走行するベルトにより、駆動側から従動側へ動力
を伝達する伝動装置に用いられたりする可動ガイド(例
えば、テンショナレバー、スリッパ等として、1つの軸
を中心に回転自在に取り付けられて使用されるガイ
ド)、固定ガイド(例えば、チェーンガイド、ガイドレ
ール、ベルトガイド等として用いられるガイド)等の伝
動装置用プラスチック製ガイドに関する。
ェーン、ベルト等により動力を伝達する伝動装置が備え
られ、このチェーン、ベルトからなる伝動装置には、滑
り機能を備えた可動ガイド、固定ガイド等のガイドが用
いられ、該ガイドは、エンジン、駆動装置等の躯体に取
付ボルト、ピン等で取り付けられる。
チェーン、ベルトに摺接して適切な張力を付与するた
め、あるいは走行中のチェーン、ベルトの振動、横振れ
を防止するために用いられる。また、固定ガイドは、チ
ェーン、ベルトの伝動装置への組み付け時及び走行時に
おける張り過ぎ、緩み過ぎを防止するため、走行中のチ
ェーン、ベルトの振動、横振れを防止するため、あるい
は単にガイドするために用いられる。
ステムに用いられる従来のプラスチック製可動ガイド
(テンショナレバー)100が示されている。この可動
ガイド100は、単一の合成樹脂で一体成形されたもの
で、走行するチェーンCに接触摺動(摺接)するシュー
101と、該シュー101の裏面側に長手方向に亘って
設けられた垂直板102と、垂直板102の端部に設け
られたフランジ103と、エンジン、駆動装置等の躯体
に取り付けるための取付孔104を有するボス部105
とで構成されている。なお、同図中の102は補強リブ
である。
可動ガイド100は、単一の合成樹脂で一体成形されて
いるため、シューとしての接触摺動性、耐摩耗性、強度
特性等を高いレベルで両立させて維持することは困難で
あった。例えば、この可動ガイド100を接触摺動性、
耐摩耗性に優れた非強化プラスチック製可動ガイドとす
ると、機械的強度が劣り、また、この強度不足を補うた
めに断面寸法を大きくすると、可動ガイドの厚みが増大
して大型化し、エンジン、駆動装置等の躯体への組み付
け時における占有スペースが大きくなるという問題点が
あった。
化プラスチックをベースに、耐摩耗性に優れた非強化樹
脂を射出成形により一体化した2層成形プラスチック製
ガイドが提案されたり(特許第2818795号公
報)、鋼板を押し出し成形したインサート部材を芯材と
したインサート成形によるプラスチック製ガイドが提案
されたりしている(特開平8−254253号公報)。
しかし、これらのプラスチック製ガイドを成形するため
には、金型構造が複雑となって製造コストが高くなり、
また、2種の樹脂材料が一体化されたり、金属製のイン
サート部材が芯材として埋め込まれたりしていると、熱
膨張係数の違いによる形状変化を吸収できず、ガイド自
体が変形したり、破損するという問題点があった。
0に示されるように、合成樹脂で一体成形されたプラス
チック製のガイド本体のシュー111に、その一側面に
開口部を有するスリット117を形成し、このスリット
117に、鋼板、鉄板等の補強板118を嵌め込んで形
成したプラスチック製可動ガイド110が提案されてい
る。しかし、補強板118は、湾曲したシュー111の
接触摺動面と平行に設けられているため、可動ガイド1
10は断面係数が小さく、剛性、強度の点で劣ると共
に、図28、図29に示されるように、ボス部115に
形成された取付孔114と補強板118とが離間してい
て、その結合が不可能であるため、該ボス部近傍が強度
的に劣るという問題点があった。さらに、補強板118
が鋼板などの金属板の場合、金属板からの打ち抜き後に
シュー111の湾曲面に沿って湾曲させる工程が必要に
なり、その分製造コストが高くなるという問題点があっ
た。
プラスチックのガイド本体に、別途作成した非強化プラ
スチック製のシューを、シューに形成したフック等によ
り機械的に結合して取り付けた可動ガイドも提案されて
いる(実公平7−36201号公報、実用新案登録第2
519476号公報、特開平9−324839号公報)
が、この可動ガイドは、全体構造が複雑で、その組み立
ての自動化が困難で製造コストが高くなるだけでなく、
フック等の取り付け部の破損がシューとガイド本体との
分解に直結するという問題点があった。さらに、複数の
金属板でプラスチック製可動ガイド本体または固定ガイ
ド本体を両側面より挟み込む仕様も提案されている(特
開平11−201246号公報、特開2000−220
706号公報、特開平11−22790号公報)が、こ
れらは部品点数が多く、組み立て工数も多いため、製造
コストの点で不利になるという問題点があった。
術の問題点を解消し、可動ガイド、固定ガイド等のガイ
ド本体を単純形状のプラスチック製のものとすると共
に、ガイド本体を補強するための補強板も単純な形状の
ものとして、組み立てが容易にできるようにし、補強板
をプラスチック製ガイドの断面係数が大きくなるように
配設して、曲げ剛性、強度を増大させ、また、該ガイド
を高強度のものとすることにより、断面寸法及び全体構
造が大きくならないようにすると共に軽量化を図り、躯
体に組み付けた場合でも、その占有スペースが大きくな
らないようにすることを目的とする。
に、請求項1に係る本発明は、走行するチェーン、ベル
ト等が表面に接触摺動するシューと、該シュー裏面に長
手方向に亘って設けられた垂直板とを備えたガイド本体
が、合成樹脂で一体成形されたプラスチック製のものと
し、該ガイド本体には、垂直板端部に開口するスリット
が長手方向に亘って形成されており、該スリットに補強
板が嵌め込まれている伝動装置用プラスチック製ガイ
ド、という構成とし、請求項2に係る本発明は、前記請
求項1記載の伝動装置用プラスチック製ガイドにおい
て、前記補強板には、複数個の取付孔が穿設されている
と共に、前記ガイド本体には、該取付孔周囲の補強板表
面を露出させるための切欠部が形成されている、という
構成としたものである。
本体を構成するプラスチックの材質は、格別限定される
ものではないが、チェーン、ベルト等との接触摺動面が
シューとしての機能を有する耐摩耗性、潤滑性に優れた
所謂エンジニアリングプラスチックが好ましい。また、
場合によっては繊維強化プラスチックでもよい。また、
補強板の材質も格別限定されるものではないが、鉄系金
属、アルミニウム、マグネシウム、チタン等の非鉄金
属、曲げ剛性、強度に優れたエンジニアリングプラスチ
ック、繊維強化プラスチック等が好ましい。
体が合成樹脂で一体成形されたプラスチック製のもので
あることにより、ガイド自体が滑り機能を有するものと
なり、また、このガイド本体の垂直板には、その端部に
開口するスリットが長手方向に亘って形成されており、
該スリットに補強板が嵌め込まれていることにより、補
強板がシューの長手方向に亘って設けられたものとな
り、曲げ剛性、強度の点においても優れたものとなる。
また、補強板がスリットに嵌め込まれていることによ
り、ガイド本体への補強板の取り付けが容易に行われ、
プラスチック製ガイドの製作が容易になり、それに伴っ
て組み立ての自動化も可能になる。
は、複数個の取付孔が穿設されていると共に、ガイド本
体に、該取付孔周囲の補強板表面を露出させるための切
欠部が形成されているものである場合には、プラスチッ
ク製ガイドは、補強板が取付孔を介して、取付ボルトに
より躯体に直接固着されることになり、補強板が金属
板、硬質で収縮の発生がない強度のあるプラスチック板
であると、ボルト緩みが発生しなくなるので、通常の締
め付けボルトでの取り付けが可能となり、ショルダーボ
ルト等の特殊なボルトが不要で、コスト低減が図れる。
に基づき図1〜図5を参照して説明する。図1には、チ
ェーンドライブシステムに用いられるプラスチック製可
動ガイドの組み立て状態が示され、該可動ガイドは、ガ
イド本体1に補強板8が矢印方向に組み込まれて形成さ
れる。
されたプラスチック製のもので、走行するチェーンが接
触摺動する摺動面を表面に有するシュー2と、シュー2
裏面に長手方向に亘って垂直に設けられた垂直板3と、
垂直板3の端部に形成されたフランジ4と、エンジン、
駆動装置等の躯体に取り付けるための取付孔5を有する
ボス部6とで構成される。この垂直板3は、補強リブ
3’を有すると共に、長手方向に亘ってフランジ4側の
端部に開口するスリット7を有する。
に、チェーン走行方向にシュー2に対して垂直に設けら
れている垂直板3に成形時に形成されたもので、このス
リット7に、ガイド本体1を補強するために、ボルト挿
通孔8Aを有する補強板8がシュー2とは反対側より嵌
め込まれる。補強板8が嵌め込まれたプラスチック製可
動ガイドは、躯体の側壁に図3に示すような枢支部9A
を有するボルト(ショルダーボルト)9、または、エン
ジン、駆動装置等の躯体に設けられたピンにより、貫通
共締めして取り付けられる。このとき補強板8は、一端
部側1Aにおいてはボルト9により外れないようにな
り、また、他端部側1Bにおいては、図5に示すよう
に、可動のプランジャ10により押さえられて外れない
ようになる。
膨張率に差があっても、補強板8は一端がボルト9また
はピンで位置決めされてスリット7に嵌め込まれている
だけなので、両者は、相互に長手方向に自由状態となっ
て、形状変形が吸収され、破損するようなことはない。
前記実施例1と同一態様部材には同一符号を付して説明
するが、実施例1とは、ガイド本体の他端部側11Bが
袋状になっている点で異なる。図6には、プラスチック
製可動ガイドの組み立て状態が示され、該可動ガイド
は、ガイド本体11に補強板18が組み込まれて形成さ
れる。
れたプラスチック製もので、走行するチェーンに接触摺
動するシュー12と、該シュー12裏面に垂直に設けら
れた垂直板13と、垂直板13の端部に設けられたフラ
ンジ14と、取付孔15を有するボス部16とで構成さ
れる。この垂直板13は、補強リブ13’を有すると共
に、長手方向に亘ってフランジ14側の端部に開口する
スリット17を有するが、このスリット17は、他端部
側11Bがフランジ14のプラスチックで一部塞がれて
袋状になっている。
イド本体11を補強するために、図6に示されるよう
に、垂直板13のスリット17に、まず、補強板18が
他端部側11Bの袋状部分に挿入されてから、ガイド本
体11の一端部側11Aに嵌め込まれる。補強板18が
嵌め込まれたプラスチック製可動ガイドは、エンジン等
の側壁にボルト9またはピンにより貫通共締めして取り
付けられたとき、一端部側11Aにおいては、ボルト9
またはピンにより外れないようになり、また他端部側1
1Bにおいては、図8に示すように、袋状部分により外
れないようになる。また、プランジャ10が当たる袋状
部分は、プラスチックによりクッション効果を奏し、騒
音の発生が抑制される。
が熱膨張率に差があっても、補強板18は、一端がボル
ト9で位置決めされてスリット17に嵌め込まれ、袋状
部分の塞ぎ部分で支持されているだけなので、その他端
部側11Bの袋状部分先端にクリアランスを設けておけ
ば、前記実施例1と同様に、両者は、相互に長手方向に
自由状態となって、形状変形が吸収され、破損するよう
なことはない。
には、チェーンドライブシステムに用いられるプラスチ
ック製固定ガイドの組み立て状態が示され、該固定ガイ
ドは、ガイド本体21に、補強板28が矢印方向に組み
込まれて形成される。この固定ガイドはベルトドライブ
システムにも適用可能である。
れたプラスチック製もので、走行するチェーンに接触摺
動するシュー22と、該シュー22に立設する垂直板2
3と、垂直板23の端部に設けられたフランジ24と、
躯体に取り付けるための取付孔25を有するボス部26
と、取付孔25’を有するボス部26’とで構成され
る。前記実施例1と同様に、この垂直板23は、補強リ
ブ23’を有すると共に、その端部に長手方向に亘って
開口するスリット(図示略)を有する。
ドを補強するために、ボルト挿通孔28A、28A’を
有する補強板28が嵌め込まれる。補強板28が嵌め込
まれたプラスチック製固定ガイドは、躯体にボルトまた
はピンにより取り付けられる。この場合、図3に示すよ
うなショルダーボルト9またはピンが好ましく、貫通共
締めにより取り付けられる。
5,挿通孔28Aを長孔とすると、ガイド本体21と補
強板28とが熱膨張率に差があっても、補強板28がス
リットに嵌め込まれているだけなので、両者は、相互に
長手方向に自由状態であり破損するようなことはない。
なお、ここでプラスチック製固定ガイドの躯体への取り
付けは複数箇所で行われてもよい。
する。図10には、プラスチック製固定ガイド30が示
され、図12には躯体に取り付けた状態が示されてい
る。また、図14には、プラスチック製固定ガイド30
の組み立て状態が示され、以下詳述するように、該固定
ガイド30は、ガイド本体31に、補強板36が矢印方
向に組み込まれて形成される。
れたプラスチック製のもので、走行するチェーンに接触
摺動するシュー32と、該シュー32の裏面側に長手方
向に亘って設けられる垂直板33とで構成される。この
垂直板33には、長手方向に亘ってその端部に開口する
スリット35が形成されている。また、図14に示すよ
うに、ガイド本体31の垂直板33には、切欠部34、
34’が形成されている。この切欠部34、34’は、
後記する補強板36に穿設された取付孔36A、36
A’と対応する位置に、取付孔周囲の補強板36表面を
露出させるために形成される。なお、33’は補強リブ
である。
体38にプラスチック製固定ガイド30をボルト37で
取り付けるために、複数個の取付孔36A、36A’が
穿設されている。また、ガイド本体31が成形された後
に、図15,図16に示すように、垂直板33に形成さ
れたスリット35に、プラスチック製固定ガイド30を
補強するために、補強板36が嵌め込まれる。この補強
板36が嵌め込まれた固定ガイド30は、図10、図1
1、図13に示されるように、切欠部34、34’の部
分では、取付孔36A、36A’の周囲の補強板36の
表面が露出する。
ガイド30は、躯体38のボス部39に、取付孔36
A、36A’の周囲の表面が露出した部分で補強板36
だけがボルト37により固着される。この場合、ガイド
本体31は、ボルト37によって固定されないで、補強
板36だけがボルト37で固定されるので、ガイド本体
31のスリット35が補強板36に係合するだけの状態
になるが、プラスチック製固定ガイド30が躯体38に
取り付けられてから、チェーンCが掛けられるので、補
強板36からガイド本体31が外れないようになる。
が熱膨張率に差があっても、ガイド本体31の垂直板3
3のスリット35に補強板36が嵌め込まれているだけ
で固着されていないので、両者は、相互に長手方向に自
由状態であり破損するようなことはない。
ック製可動ガイド、プラスチック製固定ガイド等の伝動
装置用プラスチック製ガイドは、シューと該シュー裏面
に垂直に設けた垂直板とからなるガイド本体が合成樹脂
で一体成形されたプラスチック製であることにより、ガ
イド本体が滑り機能を有するものとなり、別にシュー部
材を設ける必要がなくなり、その結果、部品点数、製造
工程数の増加を抑制することができる。
て開口するスリットが形成され、ガイド本体が成形され
た後に、該スリットに補強板を嵌め込むだけでよいの
で、ガイド本体及び補強板を単純な形状のものとするこ
とができると共に、ガイド本体への補強板の取り付けが
容易に行われ、伝動装置用プラスチック製ガイドの組み
立て、製作を容易に行うことができ、組み立ての自動化
も可能になる。
まれていることにより、プラスチック製ガイドは、補強
板がチェーン走行方向に沿って垂直に設けられたものと
なり、その結果、曲げ剛性、強度の点においても優れた
高強度のものとなり、従来の金属製の可動ガイド、固定
ガイド等と比較しても遜色のないものとすることができ
る。
以下、他の態様の実施例について、便宜上、実施例1、
実施例3と同一態様部材には同一符号を付して説明す
る。垂直板3に形成されたスリット7に、補強板8を嵌
め込む場合、プラスチック製ガイドをエンジン、駆動装
置等の躯体に取り付ける前に、補強板8が外れるのを防
止するために、図17に示すように、スリット7の補強
板挿入口部分の壁に突起部40を形成して、補強板8を
係止するようにしたり、あるいは、図18に示すよう
に、スリット7の挿入口部分の壁、補強板8の端部にそ
れぞれ凸部41、凹部42(凸部、凹部はいずれの側に
設けてもよい)を設けて、補強板8を係止するようにし
てもよい。
のほかに、軽量化と強度バランスを考慮し、図19に示
すような肉抜きを施した板状の補強板43としてもよく
(肉抜き部43’)、また、図20に示すような、内部
をハーモニカのように中空部44を多数形成した板状の
補強板(例えば、プラスチック製品、アルミ鋳造品等)
45としてもよい。また、図21に示すように、プラス
チック製ガイドのボス部46、47の高さに応じて適宜
屈曲させた補強板48としてもよい。また、走行するチ
ェーンからの押圧力を受けやすい位置、応力の掛かりや
すい位置、可動のプランジャが当接する位置等に対応さ
せて部分的に板厚を変えたりしてもよい。
断面U字状の補強板49にしてもよく、この場合、スリ
ットは、ダブルで形成されたスリット50、50とな
る。また、補強板は、複数の板状体51、51からなる
ものとしてもよく、この場合、図23に示すように、数
枚の板状体51、51を重ね合わせてスリット7に嵌め
込むようにしてもよく、あるいは、図24に示すよう
に、複数のスリット52、52に別々に嵌め込むように
してもよい。
と該シュー裏面に垂直に設けた垂直板とからなるガイド
本体が合成樹脂で一体成形されたプラスチック製である
から、ガイド本体が滑り機能を有するものとなり、別に
シュー部材を設ける必要がなくなり、その結果、部品点
数、製造工程数の増加を抑制することができると共に、
プラスチック製のガイド本体の垂直板には、その端部に
開口するスリットが長手方向に亘って形成され、該スリ
ットに補強板が嵌め込まれるので、プラスチック製ガイ
ドの断面係数が大きくなるように補強板を配設すること
ができる。
長手方向に亘って設けられているので、従来のように、
補強板がシューの接触摺動面と平行に設けられている場
合より、プラスチック製ガイドの断面係数を大きいもの
とすることができ、曲げ剛性、強度を向上させ、高強度
のものとすることができる。その結果、断面寸法及び全
体構造が小さくすることができ、同質量の補強板の場合
より強度を大きく、また断面係数を同程度とすればプラ
スチック製ガイドをより軽量化できる。それに伴って、
ガイド本体の厚みを薄くすることができ、エンジン、駆
動装置等の躯体に組み付けた場合も、その占有スペース
を小さくすることができる。
に、このプラスチック製のガイド本体の垂直板に形成さ
れているスリットに、補強板を嵌め込むだけなので、ガ
イド本体及び補強板を単純な形状のものとすることがで
き、補強板が金属板の場合プレス打ち抜きのみで製作で
き、曲げ工程が不要となり、精度面、製造コスト面で有
利とすることができる。また、ガイド本体に形成された
スリットに、補強板を嵌め込むだけなので、他の部品が
不要となり、プラスチック製ガイドの組み立て、製作を
容易に行うことができ、それに伴って組み立ての自動化
も可能になる。
で、長手方向の位置決めがなされていないから、プラス
チック製のガイド本体と補強板とが熱膨張率に差があっ
ても、両者は、相互に長手方向に自由状態となって、形
状変形が吸収され、プラスチック製ガイドの変形、破損
を防止することができる。
に、複数個の取付孔が穿設されていると共に、ガイド本
体に、該取付孔周囲の補強板表面を露出させるための切
欠部が形成されているものである場合には、プラスチッ
ク製ガイドは、補強板が取付孔を介して、取付ボルトに
より躯体に直接固着されることになり、補強板が金属
板、硬質で収縮の発生がない強度のあるプラスチック板
であると、ボルト緩みが発生しなくなるので、通常の締
め付けボルトでの取り付けが可能となり、ショルダーボ
ルト等の特殊なボルトが不要となってコスト低減が図れ
る。
図である。
当接した場合のC−C線断面図である。
る。
当接した場合のD−D線断面図である。
図である。
る。
正面図である。
説明図である。
説明図である。
ドの底面側の平面図である。
図である。
図である。
図である。
り付け説明図である。
3)
ド
ト、従動側スプロケット及びこれらスプロケットに捲回
されて循環走行するチェーンにより、駆動側から従動側
へ動力を伝達する伝動装置に用いられたり、あるいは駆
動側プーリ、従動側プーリ及びこれらプーリに捲回され
て循環走行するベルトにより、駆動側から従動側へ動力
を伝達する伝動装置に用いられたりする可動ガイドであ
って、例えば、テンショナレバー、スリッパ等として1
つの軸を中心に回転自在に取り付けられて使用される伝
動装置用プラスチック製可動ガイドに関する。
ェーン、ベルト等により動力を伝達する伝動装置が備え
られ、このチェーン、ベルトからなる伝動装置には、滑
り機能を備えた可動ガイドが用いられ、該可動ガイド
は、エンジン、駆動装置等の躯体に取付ボルト、ピン等
で取り付けられる。
チェーン、ベルトに摺接して適切な張力を付与するた
め、あるいは走行中のチェーン、ベルトの振動、横振れ
を防止するために用いられる。
ステムに用いられる従来のプラスチック製可動ガイド
(テンショナレバー)100が示されている。この可動
ガイド100は、単一の合成樹脂で一体成形されたもの
で、走行するチェーンCに接触摺動(摺接)するシュー
101と、該シュー101の裏面側に長手方向に亘って
設けられた垂直板102と、垂直板102の端部に設け
られたフランジ103と、エンジン、駆動装置等の躯体
に取り付けるための取付孔104を有するボス部105
とで構成されている。なお、同図中の102は補強リブ
である。
可動ガイド100は、単一の合成樹脂で一体成形されて
いるため、シューとしての接触摺動性、耐摩耗性、強度
特性等を高いレベルで両立させて維持することは困難で
あった。例えば、この可動ガイド100を接触摺動性、
耐摩耗性に優れた非強化プラスチック製可動ガイドとす
ると、機械的強度が劣り、また、この強度不足を補うた
めに断面寸法を大きくすると、可動ガイドの厚みが増大
して大型化し、エンジン、駆動装置等の躯体への組み付
け時における占有スペースが大きくなるという問題点が
あった。
化プラスチックをベースに、耐摩耗性に優れた非強化樹
脂を射出成形により一体化した2層成形プラスチック製
ガイドが提案されたり(特許第2818795号公
報)、鋼板を押し出し成形したインサート部材を芯材と
したインサート成形によるプラスチック製ガイドが提案
されたりしている(特開平8−254253号公報)。
しかし、これらのプラスチック製ガイドを成形するため
には、金型構造が複雑となって製造コストが高くなり、
また、2種の樹脂材料が一体化されたり、金属製のイン
サート部材が芯材として埋め込まれたりしていると、熱
膨張係数の違いによる形状変化を吸収できず、ガイド自
体が変形したり、破損するという問題点があった。
1に示されるように、合成樹脂で一体成形されたプラス
チック製のガイド本体のシュー111に、その一側面に
開口部を有するスリット117を形成し、このスリット
117に、鋼板、鉄板等の補強板118を嵌め込んで形
成したプラスチック製可動ガイド110が提案されてい
る。しかし、補強板118は、湾曲したシュー111の
接触摺動面と平行に設けられているため、可動ガイド1
10は断面係数が小さく、剛性、強度の点で劣ると共
に、図19、図20に示されるように、ボス部115に
形成された取付孔114と補強板118とが離間してい
て、その結合が不可能であるため、該ボス部近傍が強度
的に劣るという問題点があった。さらに、補強板118
が鋼板などの金属板の場合、金属板からの打ち抜き後に
シュー111の湾曲面に沿って湾曲させる工程が必要に
なり、その分製造コストが高くなるという問題点があっ
た。
プラスチックのガイド本体に、別途作成した非強化プラ
スチック製のシューを、シューに形成したフック等によ
り機械的に結合して取り付けた可動ガイドも提案されて
いる(実公平7−36201号公報、実用新案登録第2
519476号公報、特開平9−324839号公報)
が、この可動ガイドは、全体構造が複雑で、その組み立
ての自動化が困難で製造コストが高くなるだけでなく、
フック等の取り付け部の破損がシューとガイド本体との
分解に直結するという問題点があった。さらに、複数の
金属板でプラスチック製可動ガイド本体を両側面より挟
み込む仕様も提案されている(特開平11−20124
6号公報、特開2000−220706号公報、特開平
11−22790号公報)が、これらは部品点数が多
く、組み立て工数も多いため、製造コストの点で不利に
なるという問題点があった。
製可動ガイドは、前述したような従来技術の問題点を解
消し、ガイド本体を単純形状のプラスチック製のものと
すると共に、ガイド本体を補強するための補強板も単純
な形状のものとして、組み立てが容易にできるように
し、補強板をガイドの断面係数が大きくなるように配設
して、曲げ剛性、強度を増大させ、また、該可動ガイド
を高強度のものとすることにより、断面寸法及び全体構
造が大きくならないようにすると共に軽量化を図り、躯
体に組み付けた場合でも、その占有スペースが大きくな
らないようにすることができ、しかも、ガイド本体と補
強板とが熱膨張率に差があっても、相互にガイド長手方
向に自由状態となって形状変形を吸収して、その変形、
破損が防止できることを目的とする。
に、本発明は、走行するチェーン、ベルト等が表面に接
触摺動するシュー部分と、該シュー部分の裏側にガイド
長手方向に亘って設けられた垂直板状部分とを備えたガ
イド本体が合成樹脂で一体成形され、該ガイド本体を補
強する補強板が該垂直板状部分の垂直端部に開口してガ
イド長手方向に亘って形成されたスリットに嵌め込まれ
ている伝動装置用プラスチック製可動ガイドにおいて、
該垂直板状部分の一端部側にはエンジン、駆動装置等の
躯体に取り付ける取付孔が設けられているとともに、該
補強板の一端部側には該スリットに嵌め込まれてガイド
本体の取付孔とともに位置決めされ共締めされる挿通孔
が設けられていることを、構成としたものである。
スチックの材質は、格別限定されるものではないが、チ
ェーン、ベルト等との接触摺動面がシューとしての機能
を有する耐摩耗性、潤滑性に優れた所謂エンジニアリン
グプラスチックが好ましい。また、場合によっては繊維
強化プラスチックでもよい。また、補強板の材質も格別
限定されるものではないが、鉄系金属、アルミニウム、
マグネシウム、チタン等の非鉄金属、曲げ剛性、強度に
優れたエンジニアリングプラスチック、繊維強化プラス
チック等が好ましい。
ド本体が合成樹脂で一体成形されたプラスチック製のも
のであることによって、ガイド自体が滑り機能を有する
ものとなり、また、このガイド本体の垂直板状部分に
は、その垂直端部に開口するスリットがガイド長手方向
に亘って形成されており、該スリットに補強板が嵌め込
まれていることによって、補強板がシュー部分のガイド
長手方向に亘って設けられたものとなり、曲げ剛性、強
度の点においても優れたものとなる。また、補強板がス
リットに嵌め込まれていることによって、ガイド本体へ
の補強板の取り付けが容易に行われ、プラスチック製可
動ガイドの製作が容易になり、それに伴って組み立ての
自動化も可能になる。
駆動装置等の躯体に取り付ける取付孔が設けられている
とともに、該補強板の一端部側には該スリットに嵌め込
まれてガイド本体の取付孔とともに位置決めされ共締め
される挿通孔が設けられていることによって、ガイド本
体と補強板とが熱膨張率に差があっても、補強板は一端
部側のボルト挿通孔がボルトまたはピンで位置決めされ
てスリットに嵌め込まれているだけなので、両者は、相
互にガイド長手方向に自由状態となって、形状変形が吸
収され、破損するようなことはない。
に基づき図1〜図5を参照して説明する。図1には、チ
ェーンドライブシステムに用いられるプラスチック製可
動ガイドの組み立て状態が示され、該可動ガイドは、ガ
イド本体1に補強板8が矢印方向に組み込まれて形成さ
れる。
されたプラスチック製のもので、走行するチェーンが接
触摺動する摺動面を表面に有するシュー部分2と、シュ
ー部分2の裏側にガイド長手方向に亘って垂直に設けら
れた垂直板状部分3とで構成され、さらに、この垂直板
状部分3の垂直端部に形成されたフランジ4と、エンジ
ン、駆動装置等の躯体に取り付けるための取付孔5を有
するボス部6とで構成される。また、この垂直板状部分
3は、補強リブ3’を有すると共に、ガイド長手方向に
亘ってフランジ4側の垂直端部に開口するスリット7を
有する。
に、チェーン走行方向にシュー部分2に対して垂直に設
けられている垂直板状部分3に一体成形時に形成された
もので、このスリット7に、ガイド本体1を補強するた
めに、取付ボルト等の挿通孔8Aを有する補強板8がシ
ュー部分2とは反対側より嵌め込まれる。そして、補強
板8が嵌め込まれたプラスチック製可動ガイドは、エン
ジン、駆動装置等の躯体の側壁に、図3に示すような枢
支部9Aを有する取付ボルト(ショルダーボルト)9、
または、該躯体に設けられた取付ピンにより、ガイド本
体1と補強板8とを貫通共締めして取り付けられる。こ
のとき、ガイド本体1と補強板8とは、一端部側1Aに
おいては取付ボルト9により外れないようになり、ま
た、他端部側1Bにおいては、図5に示すように、可動
のプランジャ10により押さえられて外れないようにな
る。
膨張率に差があっても、補強板8は一端部側の挿通孔8
Aが取付ボルト9または取付ピンで位置決めされてスリ
ット7に嵌め込まれているだけなので、両者は、相互に
ガイド長手方向に自由状態となって、形状変形が吸収さ
れ、破損するようなことはない。
前記実施例1と同一態様部材には同一符号を付して説明
するが、実施例1とは、ガイド本体の他端部側11Bが
袋状になっている点で異なる。図6には、プラスチック
製可動ガイドの組み立て状態が示され、該プラスチック
製可動ガイドは、ガイド本体11に補強板18が組み込
まれて形成される。
れたプラスチック製もので、走行するチェーンに接触摺
動するシュー部分12と、該シュー部分12の裏側に垂
直に設けられた垂直板状部分13とで構成され、さら
に、この垂直板状部分13の垂直端部に設けられたフラ
ンジ14と、取付孔15を有するボス部16とで構成さ
れる。また、この垂直板状部分13は、補強リブ13’
を有すると共に、ガイド長手方向に亘ってフランジ14
側の垂直端部に開口するスリット17を有するが、この
スリット17は、他端部側11Bがフランジ14のプラ
スチックで一部塞がれて袋状になっている。
イド本体11を補強するために、図6に示されるよう
に、垂直板状部分13のスリット17に、まず、補強板
18が他端部側11Bの袋状部分に挿入されてから、ガ
イド本体11の一端部側11Aに嵌め込まれる。補強板
18が嵌め込まれたプラスチック製可動ガイドは、エン
ジン等の側壁に取付ボルト9または取付ピンにより貫通
共締めして取り付けられたとき、一端部側11Aにおい
ては、取付ボルト9または取付ピンにより外れないよう
になり、また他端部側11Bにおいては、図8に示すよ
うに、袋状部分により外れないようになる。また、プラ
ンジャ10が当たる袋状部分は、プラスチックによりク
ッション効果を奏し、騒音の発生が抑制される。
が熱膨張率に差があっても、補強板18は、一端部側の
挿通孔18Aがボルト9で位置決めされてスリット17
に嵌め込まれ、袋状部分の塞ぎ部分で支持されているの
で、その他端部側11Bの袋状部分先端にクリアランス
を設けておけば、前記実施例1と同様に、両者は、相互
にガイド長手方向に自由状態となって、形状変形が吸収
され、破損するようなことはない。
ック製可動ガイドは、シュー部分と該シュー部分の裏側
に垂直に設けた垂直板状部分とからなるガイド本体が合
成樹脂で一体成形されたプラスチック製であることによ
り、ガイド本体が滑り機能を有するものとなり、別にシ
ュー部材を設ける必要がなくなり、その結果、部品点
数、製造工程数の増加を抑制することができる。
手方向に亘って開口するスリットが形成され、ガイド本
体が成形された後に、該スリットに補強板を嵌め込むだ
けでよいので、ガイド本体及び補強板を単純な形状のも
のとすることができると共に、ガイド本体への補強板の
取り付けが容易に行われ、伝動装置用プラスチック製可
動ガイドの組み立て、製作を容易に行うことができ、組
み立ての自動化も可能になる。
嵌め込まれていることにより、プラスチック製可動ガイ
ドは、補強板がチェーン走行方向に沿って垂直に設けら
れたものとなり、その結果、曲げ剛性、強度の点におい
ても優れた高強度のものとなり、従来の金属製の可動ガ
イドと比較しても遜色のないものとすることができる。
以下、他の態様の実施例について、便宜上、実施例1と
同一態様部材には同一符号を付して説明する。ガイド本
体の垂直板状部分3に形成されたスリット7に、補強板
8を嵌め込む場合、プラスチック製可動ガイドをエンジ
ン、駆動装置等の躯体に取り付ける前に、補強板8が外
れるのを防止するために、図9に示すように、スリット
7の補強板挿入口部分の壁に突起部40を形成して、補
強板8を係止するようにしたり、あるいは、図10に示
すように、スリット7の挿入口部分の壁、補強板8の端
部にそれぞれ凸部41、凹部42(凸部、凹部はいずれ
の側に設けてもよい)を設けて、補強板8を係止するよ
うにしてもよい。
のほかに、軽量化と強度バランスを考慮し、図11に示
すような肉抜きを施した板状の補強板43としてもよく
(肉抜き部43’)、また、図12に示すような、内部
をハーモニカのように中空部44を多数形成した板状の
補強板(例えば、プラスチック製品、アルミ鋳造品等)
45としてもよい。また、走行するチェーンからの押圧
力を受けやすい位置、応力の掛かりやすい位置、可動の
プランジャが当接する位置等に対応させて部分的に板厚
を変えたりしてもよい。
断面U字状の補強板49にしてもよく、この場合、スリ
ットは、ダブルで形成されたスリット50、50とな
る。また、補強板は、複数の板状体51、51からなる
ものとしてもよく、この場合、図14に示すように、数
枚の板状体51、51を重ね合わせてスリット7に嵌め
込むようにしてもよく、あるいは、図15に示すよう
に、複数のスリット52、52に別々に嵌め込むように
してもよい。
部分と該シュー部分の裏側に垂直に設けた垂直板状部分
とからなるガイド本体が合成樹脂で一体成形されたプラ
スチック製であるから、ガイド本体が滑り機能を有する
ものとなり、別にシュー部材を設ける必要がなくなり、
その結果、部品点数、製造工程数の増加を抑制すること
ができると共に、プラスチック製のガイド本体の垂直板
状部分には、その垂直端部に開口するスリットがガイド
長手方向に亘って形成され、該スリットに補強板が嵌め
込まれるので、プラスチック製可動ガイドの断面係数が
大きくなるように補強板を配設することができる。
強板がシュー部分のガイド長手方向に亘って設けられて
いるので、従来のように、補強板がシュー部分の接触摺
動面と平行に設けられている場合より、プラスチック製
可動ガイドの断面係数を大きいものとすることができ、
曲げ剛性、強度を向上させ、高強度のものとすることが
できる。その結果、断面寸法及び全体構造が小さくする
ことができ、同質量の補強板の場合より強度を大きく、
また断面係数を同程度とすればプラスチック製可動ガイ
ドをより軽量化できる。それに伴って、ガイド本体の厚
みを薄くすることができ、エンジン、駆動装置等の躯体
に組み付けた場合も、その占有スペースを小さくするこ
とができる。
れた後に、このプラスチック製のガイド本体の垂直板状
部分に形成されているスリットに、補強板を嵌め込むだ
けなので、ガイド本体及び補強板を単純な形状のものと
することができ、補強板が金属板の場合プレス打ち抜き
のみで製作でき、曲げ工程が不要となり、精度面、製造
コスト面で有利とすることができる。また、ガイド本体
に形成されたスリットに、補強板を嵌め込むだけなの
で、他の部品が不要となり、プラスチック製可動ガイド
の組み立て、製作を容易に行うことができ、それに伴っ
て組み立ての自動化も可能になる。
ンジン、駆動装置等の躯体に取り付ける取付孔が設けら
れているとともに、該補強板の一端部側には該スリット
に嵌め込まれてガイド本体の取付孔とともに位置決めさ
れ共締めされる挿通孔が設けられていることによって、
ガイド本体と補強板とが熱膨張率に差があっても、補強
板は一端部側の挿通孔が取付ボルトまたは取付ピンで位
置決めされてスリットに嵌め込まれているだけなので、
両者は、相互にガイド長手方向に自由状態となって、形
状変形が吸収され、プラスチック製可動ガイドの変形、
破損を防止することができる。
て説明図。
当接した場合のC−C線断面図。
図。
当接した場合のD−D線断面図。
明図。
説明図。
図。
図。
図。
り付け説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 走行するチェーン、ベルト等が表面に接
触摺動するシューと、該シュー裏面に長手方向に亘って
設けられた垂直板とを備えたガイド本体が合成樹脂で一
体成形され、該垂直板には、その端部に開口するスリッ
トが長手方向に亘って形成され、該スリットに補強板が
嵌め込まれていることを特徴とする伝動装置用プラスチ
ック製ガイド。 - 【請求項2】 前記補強板には、複数個の取付孔が穿設
されていると共に、前記ガイド本体には、該取付孔周囲
の補強板表面を露出させるための切欠部が形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の伝動装置用プラスチ
ック製ガイド。
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