JP2003130156A - 伝動装置用ガイド - Google Patents

伝動装置用ガイド

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JP2003130156A
JP2003130156A JP2001322380A JP2001322380A JP2003130156A JP 2003130156 A JP2003130156 A JP 2003130156A JP 2001322380 A JP2001322380 A JP 2001322380A JP 2001322380 A JP2001322380 A JP 2001322380A JP 2003130156 A JP2003130156 A JP 2003130156A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/18Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0863Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
    • F16H2007/0872Sliding members

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド組み立て時にガイド本体に対して補強
板が嵌め込み易く、エンジン内壁などの駆動装置に対す
る簡便な取り付けが達成できること。 【解決手段】 走行する伝動媒体Cに接触摺動するガイ
ド本体10のスリット12aに補強板20が嵌め込まれ
て組み立てられる伝動装置用ガイドにおいて、前記補強
板20の取付用円孔21に重置してガイド表裏方向に位
置決め調整される略円形の取付用長孔12bが、ガイド
本体10の垂直板状部分12にガイド表裏方向に拡径し
て設けられており、前記取付用円孔21と取付用長孔1
2bに挿通する挿着手段Pによってエンジン内壁Eに取
り付けられるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーン、ベルト
等の伝動媒体により駆動側から従動側へ動力を伝達する
自動車エンジン等の駆動装置に内蔵される伝動装置用ガ
イドであって、更に詳しくは、循環走行する伝動媒体の
走行軌跡をガイド規制して振動騒音、横揺れ、噛み外れ
などを防止する固定ガイドとして、あるいは、テンショ
ナと協動しながら循環走行する伝動媒体に適切な張力を
付与する可動ガイドとして用いられる伝動装置用ガイド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、駆動スプロケットS
1と従動スプロケットS2との間に捲回されて循環走行
する伝動媒体Cにより動力を伝達するエンジン等の駆動
装置には、テンショナTと協動しながら伝動媒体のチェ
ーンCに摺接状態で適切な張力を付与する可動ガイドG
aや、循環走行する伝動媒体のチェーンCの走行軌跡を
ガイド規制して振動騒音、横揺れ、噛み外れなどを防止
する固定ガイドGbを伝動装置用ガイドとしてエンジン
内壁Eに取付ボルト、取付ピン等の挿着手段Pでそれぞ
れ取り付けている。
【0003】そこで、従来の伝動装置用ガイドの一態様
である可動ガイドGaは、図9で示すように、走行する
チェーンCが表面に接触摺動するシュー部分A11と、
前記シュー部分A11の裏側にガイド長手方向に亘って
設けられた垂直板状部分A12とを備えたガイド本体A
10が合成樹脂で一体成形され、前記ガイド本体A10
を補強する補強板A20が前記垂直板状部分A12の垂
直端部に開口してガイド長手方向に亘って形成されたス
リットA12aに嵌め込まれ、前記ガイド本体A10に
穿設された取付用貫通孔A12bと補強板A20に穿設
された取付用貫通孔A21に挿通する取付ボルトPによ
ってエンジン内壁Eに取り付けられるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の伝動装置用ガイドの一態様である可動ガイド
Gaは、ガイド本体A10の取付用貫通孔A12bと補
強板A20の取付用貫通孔A21とが同一の孔径である
ため、ガイド組み立て時に取付用貫通孔A12bと取付
用貫通孔A21との中心がガイド長手方向、あるいは、
ガイド表裏方向に少しでもずれてしまうと、ガイド取り
付け時にこれらの取付用貫通孔A12bと取付用貫通孔
A21に取付ボルトPが挿入できず、ガイド取り付け負
担が著しく増大するという問題があった。
【0005】特に、可動ガイドGaの場合には、エンジ
ン内壁Eに取り付けた高温伝動状態下において合成樹脂
からなるガイド本体A10が熱収縮すると、ガイド本体
A10のみが取付ボルトPからずれたりして取付ボルト
Pとの円滑な摺動動作に支障が生じるばかりでなく、形
態変形を生じてガイド強度が低下してその耐久性を著し
く損なうという問題があった。
【0006】そこで、本発明の伝動装置用ガイドは、前
述したような従来技術の問題点を解消し、ガイド組み立
て時にガイド本体に対して補強板が嵌め込み易く、エン
ジン内壁などの駆動装置に対する簡便な取り付けが達成
できることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本請求項1に係る発明の伝動装置用ガイドは、走行
する伝動媒体が表面に接触摺動するシュー部分と、前記
シュー部分の裏側にガイド長手方向に亘って設けられた
垂直板状部分とを備えたガイド本体が合成樹脂で一体成
形され、前記ガイド本体を補強する補強板が前記垂直板
状部分の垂直端部に開口してガイド長手方向に亘って形
成されたスリットに嵌め込まれて組み立てられた伝動装
置用ガイドにおいて、前記補強板の取付用円孔に重置し
てガイド表裏方向に位置決め調整される略円形の取付用
長孔が、前記ガイド本体の垂直板状部分にガイド表裏方
向に拡径して設けられており、前記取付用円孔と取付用
長孔に挿通する挿着手段によってエンジン内壁に取り付
けられることである。
【0008】そして、本請求項2に係る発明の伝動装置
用ガイドは、請求項1に係る発明の構成に加えて、前記
垂直板状部分のガイド長手方向の一端部には、ガイド組
み立て時に補強板のガイド表裏方向の嵌め込みを案内す
るとともに伝動時に補強板のガイド長手方向の位置ずれ
を規制する位置決め案内壁が設けられていることであ
る。
【0009】ここで、本発明で意味するところの伝動装
置用ガイドについては、チェーン、ベルト等の伝動媒体
を摺接状態で循環走行させながらその走行軌跡をガイド
規制して振動騒音、横揺れ、噛み外れなどを防止する固
定ガイド、又は、テンショナと協動しながら摺接状態で
循環走行する伝動媒体に適切な張力を付与する可動ガイ
ドのいずれであっても構わない。
【0010】そして、前記ガイド本体を構成する合成樹
脂については、特に限定されるものではないが、伝動媒
体との接触摺動面がシューとしての機能を発揮する耐摩
耗性、潤滑性に優れたエンジニアリングプラスチックと
称するナイロン6、ナイロン66、全芳香族ナイロンな
どの合成樹脂が好ましく、更に、強度が要求される場合
には繊維強化プラスチックでもよい。
【0011】一方、前記補強版の材質については、ガイ
ド本体を補強することができる材質であれば良く、例え
ば、鋳鉄、ステンレス鋼などの鉄系金属、アルミニウ
ム、マグネシウム、チタン等の非鉄金属、曲げ剛性、強
度に優れたエンジニアリングプラスチック、繊維強化プ
ラスチック等を用いることができる。また、前記補強版
にガイド長手方向に複数の肉抜き孔を配設すると、ガイ
ド重量の軽量化を大幅に達成することができる。
【0012】さらに、本発明の伝動装置用ガイドをエン
ジン内壁に取り付けるための挿着手段は、取付ピン、取
付ボルトなどの何れであっても差し支えなく、可動用ガ
イドの場合はガイド長手方向に一端部側において揺動自
在に軸支して取り付けられ、固定ガイドの場合はガイド
長手方向に両端部側において取り付けられるものであれ
ば、その具体的な形態は特に限定されない。
【0013】
【作用】本発明の伝動装置用ガイドは、上述したような
構成を備えていることによって、以下のような作用を奏
する。まず、本発明の伝動装置用ガイドは、補強板の取
付用円孔に重置してガイド表裏方向に位置決め調整され
る略円形の取付用長孔が、ガイド本体の垂直板状部分に
ガイド表裏方向に拡径して設けられており、取付用円孔
と取付用長孔に挿通する挿着手段によってエンジン内壁
に取り付けられるようになっているため、ガイド取り付
け時にガイド本体と補強板に位置ずれが生じていても、
ガイド本体の取付用長孔と補強板の取付用円孔との相対
的な位置ずれを位置合わせして調整しながら取付ボルト
などの挿着手段を容易に挿入して固定することができ
る。
【0014】特に、伝動装置用ガイドが可動ガイドであ
る場合には、エンジン内壁に取り付けた高温伝動状態下
において合成樹脂からなるガイド本体が熱収縮すると、
ガイド本体の取付用長孔が熱収縮による位置ずれを自発
的に修正して取付ボルトなどの挿着手段との円滑な摺動
動作を確保するばかりでなく、ガイド全体の形態変形を
吸収してガイド強度を長期に亘って維持する。
【0015】また、前記垂直板状部分のガイド長手方向
の一端部に位置決め案内壁が設けられていることによっ
て、ガイド組み立て時に補強板のガイド表裏方向の嵌め
込みを案内するとともに伝動時に補強板のガイド長手方
向の位置ずれを規制する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の伝動装置用ガイドをその
実施の形態として示した一実施例の可動ガイドに基づき
図1〜図7を参照して説明する。そこで、図1は、可動
ガイドの組立図であり、図2は、可動ガイドに用いたガ
イド本体の一部外観図であり、図3は、ガイド本体の要
部を一部破断して示した図であり、図4は、ガイド本体
の取付用長孔と補強板の取付用円孔との大小関係を示す
図であり、図5は、ガイド本体に補強板を嵌め込む場合
の説明図であり、図6は、ガイド本体に補強板を嵌め込
んだ状態を一部破断して示した図であり、図7は、ガイ
ド本体に補強板を嵌め込んだ状態を示す一部外観図であ
る。
【0017】まず、図1に示すように、本発明の一実施
例である可動ガイドは、合成樹脂で一体成形されたガイ
ド本体10と、鋼板より打ち抜き加工された補強板20
とで構成される2ピース構造を備え、このガイド本体1
0に対して前記補強板20を矢印方向に組み込んで補強
したものである。
【0018】そして、前記ガイド本体10は、図1乃至
図2に示すように、走行するチェーンが接触摺動する摺
動面を表面に有するシュー部分11と、シュー部分11
の裏側にガイド長手方向に亘って垂直に設けられた垂直
板状部分12とで構成され、この垂直板状部分12に
は、ガイド長手方向に亘って垂直端部側に開口するスリ
ット12aと、図8で示したようなエンジン内壁Eに取
り付けるための取付用長孔12bを有するボス部12c
と、図8で示したようなテンショナTに当接して協働す
るテンショナ当接部12dがそれぞれ設けられている。
【0019】さらに、図3に示すように、前記ガイド本
体10の垂直板状部分12の内側面側には、そのガイド
長手方向の一端部に位置決め案内壁12eが設けられて
おり、ガイド組み立て時に補強板20のガイド表裏方向
Xの嵌め込みを案内するとともに伝動時に補強板20の
ガイド長手方向Yの位置ずれを規制するようになってい
る。なお、図3における符号12fは、前記補強板20
をガイド本体10のスリット12a内に組み込んた状態
で抜け止めするために前記ガイド本体10の垂直板状部
分12の一部として突設された係止片である。
【0020】一方、前記補強板20は、図1に示すよう
に、前記ガイド本体10の取付用長孔12bに対応して
穿設された取付用円孔21を備えており、前記ガイド本
体10の取付用長孔12bと補強板20の取付用円孔2
1に挿通する取付ボルトからなる挿着手段P(図示しな
い)によってエンジン内壁Eに取り付けられるようにな
っている。なお、図1における符号22は、補強板20
をガイド本体10のスリット12a内に組み込んた状態
で抜け止めするために前記ガイド本体10に突設された
係止片12fに係合する係止孔であり、符号23は、ガ
イド重量の軽量化を図るためにガイド長手方向に配置し
た肉抜き孔である。
【0021】また、本実施例の可動ガイドが特徴として
いるガイド本体10の取付用長孔12bと補強板20の
取付用円孔21との大小関係について説明すると、前記
ガイド本体10の垂直板状部分12に穿設された円形の
取付用長孔12bの孔径Dは、補強板20に穿設された
取付用円孔21の孔径dに比較すると、図4に示すよう
に、ガイド表裏方向Xにやや拡径した小判状に穿設され
ており、ガイド取り付け時にガイド表裏方向Xに位置決
め調整し得るクリアランスを有しているので、補強板2
0の取付用円孔21に重置してガイド表裏方向Xに位置
決め調整できるようになっている。
【0022】したがって、本実施例の可動ガイドは、ガ
イド本体10側に取付用円孔21を備えているとともに
位置決め案内壁12eを備えていることによって、ガイ
ド本体10の取付用長孔12bと補強板20の取付用円
孔21に挿通する取付ボルトPによってエンジン内壁E
に取り付ける際に、図5に示すように、ガイド表裏方向
Xとガイド長手方向Yの双方に位置合わせしながら調整
して、図6乃至図7に示すように、ガイド本体10の取
付用長孔12bと補強板20の取付用円孔21とを位置
合わせすることができるため、ガイド組み立て時にガイ
ド本体10に対して補強板20が嵌め込み易くなるばか
りでなく、エンジン内壁Eなどの駆動装置に対してガイ
ド本体10と補強板20とを共締めしながら簡便に取り
付けることができる。
【0023】そして、本実施例の可動ガイドは、チェー
ンが表面に接触摺動するシュー部分11と、前記シュー
部分11の裏側にガイド長手方向に亘って設けられた垂
直板状部分12とを備えたガイド本体10が合成樹脂で
一体成形されていることによって、ガイド本体10自体
がチェーンに対して滑り機能を発揮するため、別にシュ
ー部材を設ける必要がなく、部品点数、製造工程数の増
加を抑制することができる。
【0024】また、前記ガイド本体10を補強する補強
板20が垂直板状部分12の垂直端部に開口してガイド
長手方向に亘って形成されたスリット12aに嵌め込ま
れていることによって、レバー断面係数が大きくなるよ
うに補強板20を配設することができるため、ガイドの
曲げ剛性、強度を向上させるとともに軽量化することが
できる。しかも、補強板20を嵌め込むだけの単純な形
状にすることができるため、補強板20がプレス打ち抜
き加工のみで製作できるので、精度面、製造コスト面で
有利であり、その組み立て負担が容易となる。
【0025】また、本実施例の可動ガイドをエンジン内
壁Eに取り付けて伝動時の高温状況下において使用した
場合には、ガイド本体10の取付用長孔12bと補強板
20の取付用円孔21に挿通する挿着手段Pによってエ
ンジン内壁Eに取り付けられていることによって、ガイ
ド本体10と補強板20とで熱膨張率に差があっても、
ガイド本体10と補強板20の他端は、相互にガイド長
手方向に自由状態となっているため、ガイドに生じがち
な形状変形が吸収され、レバーの変形、破損を防止する
ことができる。
【0026】なお、本発明の実施例では、テンショナT
と協動しながら摺接状態で循環走行する伝動媒体Cに適
切な張力を付与する可動ガイドについて説明したが、チ
ェーン、ベルト等の伝動媒体Cを摺接状態で循環走行さ
せながらその走行軌跡をガイド規制して振動騒音、横揺
れ、噛み外れなどを防止する固定ガイドについても、同
様な作用効果を奏することは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明の伝動装置用ガイドは、上述した
ような構成を備えていることによって、以下のような効
果を奏する。
【0028】(1)走行する伝動媒体が表面に接触摺動
するシュー部分と、前記シュー部分の裏側にガイド長手
方向に亘って設けられた垂直板状部分とを備えたガイド
本体が合成樹脂で一体成形されていることによって、ガ
イド本体自体が伝動媒体に対して滑り機能を発揮するも
のとなり、別にシュー部材を設ける必要がなくなるた
め、部品点数、製造工程数の増加を抑制することができ
る。
【0029】(2)ガイド本体を補強する補強板が前記
垂直板状部分の垂直端部に開口してガイド長手方向に亘
って形成されたスリットに嵌め込まれて組み立てられて
いることによって、レバー断面係数が大きくなるように
補強板を配設することができるため、従来のような補強
板がシュー部分の接触摺動面と平行に設けられている場
合に比較すると、ガイドの曲げ剛性、強度を向上させる
ことができ、その軽量化も達成することができる。しか
も、補強板を嵌め込むだけの単純な形状にすることがで
きるため、補強板がプレス打ち抜き加工のみで製作でき
るので、精度面、製造コスト面で有利であり、また、ガ
イドの組み立て負担が容易となって組み立ての自動化も
可能になる。
【0030】(3)補強板の取付用円孔に重置してガイ
ド表裏方向に位置決め調整される略円形の取付用長孔が
前記ガイド本体の垂直板状部分にガイド表裏方向に拡径
して設けられているため、取付用円孔と取付用長孔に挿
通する挿着手段によってエンジン内壁に取り付ける際
に、ガイド取り付け時にガイド本体と補強板に位置ずれ
が生じていても、ガイド本体の取付用長孔と補強板の取
付用円孔との相対的な位置ずれを位置合わせして調整し
ながら取付ボルトなどの挿着手段を容易に挿入して固定
することができる。
【0031】(4)垂直板状部分のガイド長手方向の一
端部に位置決め案内壁が設けられていることによって、
ガイド組み立て時に補強板のガイド表裏方向の嵌め込み
を位置決め案内壁に沿って案内することができるととも
に伝動時に補強板のガイド長手方向の位置ずれを位置決
め案内壁に当接させて規制することができるので、ガイ
ド組み立て時にガイド本体に対して補強板が嵌め込み易
くなり、エンジン内壁などの駆動装置に対する簡便な取
り付けが達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である可動ガイドの組立
図。
【図2】 図1に示す可動ガイドに用いたガイド本体の
一部外観図。
【図3】 ガイド本体の取付用長孔と補強板の取付用円
孔との大小関係を示す図。
【図4】 ガイド本体の要部を一部破断して示した図。
【図5】 ガイド本体に補強板を嵌め込む場合の説明
図。
【図6】 ガイド本体に補強板を嵌め込んだ状態を一部
破断して示した図。
【図7】 ガイド本体に補強板を嵌め込んだ状態を示す
一部外観図。
【図8】 エンジンルーム内における伝動装置用ガイド
の配置図。
【図9】 従来の伝動装置用ガイドの組立図。
【符号の説明】
10 ・・・ ガイド本体 11 ・・・ シュー部分 12 ・・・ 垂直板状部分 12a ・・・ スリット 12b ・・・ 取付用長孔 12c ・・・ ボス部 12d ・・・ テンショナ当接部 12e ・・・ 位置決め案内壁 12f ・・・ 係止片 20 ・・・ 補強板 21 ・・・ 取付用円孔 22 ・・・ 係止孔 23 ・・・ 肉抜き孔 D ・・・ 円形の取付用長孔12bの孔径 d ・・・ 取付用円孔21の孔径 C ・・・ 伝動媒体(チェーン) E ・・・ エンジン内壁 P ・・・ 挿着手段(取付ボルト) T ・・・ テンショナ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月18日(2002.7.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である可動ガイドの組立
図。
【図2】 図1に示す可動ガイドに用いたガイド本体の
一部外観図。
【図3】 ガイド本体の要部を一部破断して示した図。
【図4】 ガイド本体の取付用長孔と補強板の取付用円
孔との大小関係を示す図。
【図5】 ガイド本体に補強板を嵌め込む場合の説明
図。
【図6】 ガイド本体に補強板を嵌め込んだ状態を一部
破断して示した図。
【図7】 ガイド本体に補強板を嵌め込んだ状態を示す
一部外観図。
【図8】 エンジンルーム内における伝動装置用ガイド
の配置図。
【図9】 従来の伝動装置用ガイドの組立図。
【符号の説明】 10 ・・・ ガイド本体 11 ・・・ シュー部分 12 ・・・ 垂直板状部分 12a ・・・ スリット 12b ・・・ 取付用長孔 12c ・・・ ボス部 12d ・・・ テンショナ当接部 12e ・・・ 位置決め案内壁 12f ・・・ 係止片 20 ・・・ 補強板 21 ・・・ 取付用円孔 22 ・・・ 係止孔 23 ・・・ 肉抜き孔 D ・・・ 円形の取付用長孔12bの孔径 d ・・・ 取付用円孔21の孔径 C ・・・ 伝動媒体(チェーン) E ・・・ エンジン内壁 P ・・・ 挿着手段(取付ボルト) T ・・・ テンショナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する伝動媒体が表面に接触摺動する
    シュー部分と、前記シュー部分の裏側にガイド長手方向
    に亘って設けられた垂直板状部分とを備えたガイド本体
    が合成樹脂で一体成形され、前記ガイド本体を補強する
    補強板が前記垂直板状部分の垂直端部に開口してガイド
    長手方向に亘って形成されたスリットに嵌め込まれて組
    み立てられた伝動装置用ガイドにおいて、 前記補強板の取付用円孔に重置してガイド表裏方向に位
    置決め調整される略円形の取付用長孔が、前記ガイド本
    体の垂直板状部分にガイド表裏方向に拡径して設けられ
    ており、前記取付用円孔と取付用長孔に挿通する挿着手
    段によってエンジン内壁に取り付けられることを特徴と
    する伝動装置用ガイド。
  2. 【請求項2】 前記垂直板状部分のガイド長手方向の一
    端部には、ガイド組み立て時に補強板のガイド表裏方向
    の嵌め込みを案内するとともに伝動時に補強板のガイド
    長手方向の位置ずれを規制する位置決め案内壁が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の伝動装置用ガ
    イド。
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