JP2002179948A - 白色導電性粉末及びその応用 - Google Patents

白色導電性粉末及びその応用

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JP2002179948A JP2000381638A JP2000381638A JP2002179948A JP 2002179948 A JP2002179948 A JP 2002179948A JP 2000381638 A JP2000381638 A JP 2000381638A JP 2000381638 A JP2000381638 A JP 2000381638A JP 2002179948 A JP2002179948 A JP 2002179948A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性に疑問のあるアンチモンを含有せずに
良好な導電性能を有しながら経時安定性に優れ、かつ高
価なインジウムを使用せずに白度が高く安価な白色導電
性粉末を提供する。 【解決手段】 本発明の白色導電性粉末は、白色無機顔
料粒子の表面に、タングステン元素を含む二酸化スズの
被覆層を有し、または下層が二酸化スズの層であり上層
がタングステン元素を含む二酸化スズの被覆層を有す
る。本特性の白色無機顔料粒子は安全且つ安価であり高
導電性能及び経時安定性を発揮する。白色導電性樹脂組
成物に配合したり電子写真用トナーの外添剤などに応用
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毒性上問題のある
アンチモンや高価なインジウムを使用せずに高導電性能
で、かつ白色度の高い白色導電性粉末及びその応用に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在知られている導電性粉末は、カーボ
ンブラック、金属粉、アンチモンを含有した酸化スズ
(ATO)粉末、スズを含有した酸化インジウム(IT
O)粉末等のように均一構造からなる単一粒子型、ま
た、選択された無機粉末を基体粒子とし、その表面に導
電層を被覆した導電層被覆型とに分けられる。特に後者
の導電層被覆型の導電性粉末は単一粒子型導電性粉末に
比べて、基体粒子の選択により、比重の軽量化による添
加量の低減化、板状形・針状型粒子の形状を利用した導
電性能の効率化が図れ、また、基体粒子の屈折率あるい
は粒子サイズを適宜選択することにより、透明性あるい
は高隠蔽性を有する導電性粉末を製造することが出来る
という利点がある。この導電層被覆型の導電性粉末は、
帯電防止あるいは物質の抵抗値を調整する等の目的で、
塗料、プラスチック、繊維等に配合されており、その使
用量も年々増加傾向にある。また、その中でも特に高導
電性能が要求される用途においては、アンチモンを含有
した酸化スズ系のものが主流である。
【0003】しかしながら、近年アンチモンの毒性問題
が取り沙汰されており、アンチモンを含有しない導電性
粉末の開発が必要となってきた。このため、リンを含有
する酸化スズを被覆した導電性粉末が考えられ、特開平
6−207118が開示されたが、これは導電性能の経
時安定性の点においてアンチモンを含有した酸化スズ系
に劣るものであった。また、酸化スズを含む酸化インジ
ウムを被覆した導電性粉末として、例えば特開平6−3
38213あるいは特開平8−231883等が開示さ
れている。これらの粉末は非常に良好な導電性能及び経
時安定性を有しており、アンチモンレス導電性粉末とし
ては申し分ないものであるが、原料となるインジウムの
価格が非常に高いことから、コストの面で使用用途が限
定されてしまうという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解決し、安全性に疑問のあるアンチモンを含
有せずに、且つ良好な導電性能を有しながら経時安定性
に優れ、なお且つ高価なインジウムを使用せずに安価で
白色度の高い白色導電性粉末を提供することを目的とす
る。本発明はまた、この様な白色導電性粉末を樹脂に配
合してなる白色導電性樹脂組成物を提供することを目的
とする。本発明は更に、この様な白色導電性粉末を外添
剤として用いた電子写真用トナーを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、白色無機
顔料粒子(以下、基体顔料とも称する)の表面にアンチ
モンを含有しない導電層を被覆することにより、アンチ
モンを含有した二酸化スズを被覆した白色導電性粉末、
あるいは酸化スズを含む酸化インジウムを被覆した白色
導電性粉末と同等以上の特性を持つ白色導電性粉末を得
るべく鋭意研究を重ねた結果、白色無機顔料粒子の表面
に導電層としてタングステン元素を含む二酸化スズを被
覆した場合、白色度を落とさずに良好な導電性能を有し
ながら経時安定性に優れ、しかも安価な白色導電性粉末
が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち本発明の白色導電性粉末は、白色
無機顔料粒子の表面に、タングステン元素を含む二酸化
スズの被覆層を有することを特徴とする。
【0007】また、本発明の白色導電性粉末は、さらな
る導電特性の向上等の観点から、白色無機顔料粒子の表
面に、下層が二酸化スズの層であり上層がタングステン
元素を含む二酸化スズの被覆層を有することを特徴とす
る。
【0008】また、前記タングステン元素を含む二酸化
スズの被覆層又はタングステン元素を含む上層が、該各
層のSnO2に対し前記タングステン元素をWとして
0.1〜20重量%含むことが望ましい。0.1重量%
を下回ると所望の導電性が得られず、20重量%を越え
ると着色による基体顔料の白色度が低下し、経時安定性
が劣化する。
【0009】また、本発明の白色導電性粉末は、粉体と
して初期の体積固有抵抗値が500Ω・cm以下、好ま
しくは200Ω・cm以下である優れた導電性能を有す
るとともに、実用材料として重要な経時安定性、すなわ
ち、粉体の体積固有抵抗値の経時変化値が50℃、10
日間の条件において100Ω・cm以下、好ましくは5
0Ω・cm以下であり、良好な導電性能を保持する。
【0010】更に、本発明は、前記いずれかの白色導電
性粉末を樹脂に配合してなる白色導電性樹脂組成物又は
前記白色導電性粉末を外添剤として用いた電子写真用ト
ナーを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にかかる白色導電性粉末
は、白色無機顔料粒子の表面に、導電層としてタングス
テン元素を0.1〜20重量%含む二酸化スズの水和物
を、基体顔料に対しSnO2として3〜150重量%被
覆させ、該被覆後に非酸化性雰囲気にて400〜900
℃で加熱処理することにより、あるいは、白色無機顔料
粒子の表面に二酸化スズの水和物を基体顔料に対してS
nO2として1〜15重量%被覆し、これを接着層と
し、該接着層上にタングステン元素を0.1〜20重量
%含む二酸化スズの水和物を、基体顔料に対しSnO2
として3〜150重量%被覆させ、該被覆後に非酸化性
雰囲気にて400〜900℃で加熱処理することにより
得られる。
【0012】また、前記のようにして得られた白色導電
性粉末にカップリング剤を用いて表面処理することで、
更に良好な経時安定性及び分散性が得られる。白色導電
性粉末の表面処理に用いるカップリング剤の種類は、導
電粉末の使用目的に応じて適宜選択することが出来る
が、シラン系、チタネート系、ジルコネート系、アルミ
ネート系及びジルコアルミネート系からなる群から選択
された一種以上のものを使用することが出来る。
【0013】本発明の白色導電性粉末の基体は、白色無
機顔料粒子なら、市販の二酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、二酸化ケイ素、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化ジル
コニウム、チタン酸アルカリ金属塩あるいは白雲母のい
ずれも使用出来る。二酸化チタンを例にとり、より詳細
に説明すると、粒子の大きさには制限がなく、また、球
状、針状などどの様な形状のものでも、更には結晶形と
して、アナターゼ型、ルチル型及び非晶質のものも使用
することが出来る。なお、本願では白色の場合を重要視
した関係から、後述の実施例を含め白色導電性粉末を中
心に説明するが、例えば酸化鉄など種々の有色顔料にも
同様に応用出来る。
【0014】また、本発明の白色導電性粉末を樹脂に配
合して導電性制御に有利で且つ安価な白色導電性樹脂組
成物を製造することが出来る。本発明において使用され
る樹脂成分としては、導電性を付与したい市販の合成繊
維、プラスチック及び塗料等であればいずれも使用する
ことが出来る。具体的には、ポリエチレン等のポリアル
キル樹脂、塩化ビニル等のポリビニル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、フ
ェノール樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、エポキ
シ樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹脂等の種々の樹脂
を使用出来、熱可塑性、熱硬化性の別なく、またこれら
の混合物、ハロゲン置換された樹脂等にも使用出来る。
【0015】また、本発明の白色導電性粉末を外添剤と
して用いることで帯電性制御に有利で且つ安価なトナー
を製造することが出来る。トナーとしては磁性一成分、
非磁性一成分、二成分等のいずれの電子写真用トナーに
も使用出来、トナーの構成成分に関しては公知のものを
任意に使用することが出来る。
【0016】以下、本発明の白色無機顔料粒子を用いた
白色導電性粉末の製造方法を詳細に説明する。二酸化チ
タン等の白色無機顔料粒子の表面に、タングステン元素
を含む二酸化スズの水和物あるいは二酸化スズの層を被
覆させる方法としては、種々の方法を用いることが出来
る。例えば、二酸化スズの層を被覆させる場合には、白
色無機顔料の水懸濁液にスズ塩またはスズ酸塩の溶液を
添加した後、アルカリまたは酸を添加する方法、あるい
はスズ塩またはスズ酸塩とアルカリまたは酸とを別々に
並行して添加し(並行添加)、被覆する方法等がある。
【0017】また、タングステン元素を含む二酸化スズ
の水和物を被覆する場合には、上述したスズ塩またはス
ズ酸塩の溶液中にタングステン酸塩、メタタングステン
酸塩、パラタングステン酸塩またはタングステン化合物
を溶解する方法、あるいは中和に使用するアルカリまた
は酸にタングステン酸塩、メタタングステン酸塩、パラ
タングステン酸塩またはタングステン化合物を溶解する
方法等がある。白色無機顔料粒子の表面に酸化スズの水
和物あるいはタングステン元素を含む二酸化スズの水和
物を均一に被覆処理するには前記並行添加の方法がより
適しており、処理中は水懸濁液を50〜100℃に加温
保持することがより好ましい。また、二酸化スズあるい
はタングステン元素を含む二酸化スズの水和物を被覆処
理する際のpHは2〜9とする。本発明において導電層
の大部分を占める二酸化スズ水和物の等電点はpH=
5.5であるので、好ましくはpH=2〜5あるいはp
H=6〜9を維持することが重要であり、これにより二
酸化スズあるいはタングステン元素を含む二酸化スズの
加水反応生成物を白色無機顔料粒子の表面に均一に沈着
させることが出来る。
【0018】スズ塩としては、例えば塩化スズ、硫酸ス
ズ、硝酸スズ等を使用することが出来る。また、スズ酸
塩としては、例えばスズ酸ナトリウム、スズ酸カリウム
等を使用することが出来る。
【0019】タングステン酸塩としては、例えばタング
ステン酸アンモニウム、タングステン酸カリウム、タン
グステン酸ナトリウム等を使用することが出来る。メタ
タングステン酸塩としては、例えばメタタングステン酸
アンモニウム、メタタングステン酸カリウム、メタタン
グステン酸ナトリウム等を使用することが出来る。パラ
タングステン酸塩としては、例えばパラタングステン酸
アンモニウム、パラタングステン酸カリウム、パラタン
グステン酸ナトリウム等を使用することが出来る。ま
た、タングステン化合物としては、オキシ塩化タングス
テン等を使用することが出来る。
【0020】アルカリとしては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸アンモニウム、アンモニア水、アンモニアガス等、
酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、酢酸等を使用す
ることが出来る。
【0021】白色無機顔料粒子の表面へのタングステン
元素を含む二酸化スズの水和物の被覆量は、基体顔料に
対しSnO2として好ましくは3〜150重量%、さら
に好ましくは10〜120重量%である。タングステン
元素を含む二酸化スズの水和物の被覆量が少なすぎると
所望の導電性が得られず、多すぎると白色度の低下ある
いは被覆が不均一になり、顔料としての一般的特性が低
下すること、更にコストの上昇につながるために好まし
くない。また、タングステン元素添加量は、前記SnO
2に対しWとして好ましくは0.1〜20重量%、さら
に好ましくは0.5〜15重量%である。少なすぎると
所望の導電性が得られず、多すぎると着色による白度の
低下及び経時安定性の劣化、更にコストの上昇につなが
るために好ましくない。
【0022】次に、白色無機顔料粒子の表面へタングス
テン元素を含まない接着層を介してその上にタングステ
ン元素を含む二酸化スズの水和物の被覆層を形成させる
場合について説明する。上述した様に白色無機顔料粒子
に直接タングステン元素を含む二酸化スズ水和物を被覆
しても、導電特性の良好な白色導電性粉末は得られる
が、使用用途によっては導電性能が不足する場合が生じ
る。このため、下層に接着層となる二酸化スズの水和物
の層を先に形成し、次いで上層にタングステン元素を含
む二酸化スズの水和物を被覆することで、更なる導電特
性の向上を図ることが出来る。
【0023】下層の二酸化スズの水和物の被覆量は、基
体顔料に対しSnO2として好ましくは1〜15重量
%、さらに好ましくは3〜15重量%である。少なすぎ
ると上に被覆するタングステン元素を含む二酸化スズの
水和物の被覆状態が不均一となり、多すぎても基体顔料
粒子表面に接着していない二酸化スズの水和物の量、い
わゆる遊離物が多くなり、被覆が不均一になるため好ま
しくない。
【0024】次に上層にタングステン元素を含む二酸化
スズの水和物を被覆するが、被覆量は基体顔料に対しS
nO2として好ましくは3〜150重量%、さらに好ま
しくは5〜120重量%である。タングステン元素を含
む二酸化スズの水和物の被覆量が少なすぎると所望の導
電性が得られず、多すぎると白度の低下あるいは被覆が
不均一になり、顔料としての一般的特性が低下するこ
と、更にコストの上昇につながるために好ましくない。
また、タングステン元素添加量は、上層のSnO 2に対
しWとして好ましくは0.1〜20重量%、さらに好ま
しくは0.5〜15重量%である。少なすぎると所望の
導電性が得られず、多すぎると着色による白度の低下及
び経時安定性の劣化、更にコストの上昇につながるため
に好ましくない。
【0025】前記被覆処理したものを、濾過、乾燥させ
た後、加熱処理を行う。加熱処理を行う際には、400
〜900℃で非酸化性雰囲気にて行うことが好ましく、
空気中で加熱処理したものと比べると粉体の体積固有抵
抗値を4〜5桁低くすることが出来る。また、非酸化性
雰囲気とするためには、不活性ガスを使用することが出
来る。不活性ガスとしては、例えば、窒素、ヘリウム、
アルゴン、炭酸ガス等を使用することが出来る。工業的
には、窒素ガスを吹き込みながら加熱処理を行うことが
コスト的に有利であり、特性の安定したものが得られ
る。加熱する際の温度は、好ましくは400〜900
℃、さらに好ましくは450〜850℃である。この範
囲よりも低い場合にも高い場合にも所望の導電性が得難
い。また、加熱時間は短すぎる場合には加熱効果がな
く、長すぎてもそれ以上の効果が望めないことから、1
5分〜4時間程度が適当であり、好ましくは30分〜2
時間程度である。
【0026】また、前記加熱処理した白色導電性粉末を
カップリング剤で表面処理することにより、更に良好な
経時安定性及び分散性を向上させた白色導電性粉末を得
ることが出来る。表面処理に用いるカップリング剤の種
類は、導電粉末の使用目的に応じて適宜選択することが
出来るが、シラン系、チタネート系、ジルコネート系、
アルミネート系及びジルコアルミネート系からなる群か
ら選択された一種以上のものを使用することが出来る。
カップリング剤の処理量は、好ましくは0.05〜10
重量%、さらに好ましくは0.1〜8重量%である。少
なすぎると経時安定性及び分散性を改善する効果が得ら
れず、多すぎると逆にカップリング剤処理層が絶縁層と
なって導電性能の低下を引き起こすこと、更にコストの
上昇につながるため、好ましくない。
【0027】カップリング剤の表面処理方法としては、
種々の方法があるが、例えばヘンシェルミキサー等の高
速撹拌混合機中で乾式処理を行う方法、あるいは白色導
電性粉末を有機溶媒や水に分散させて懸濁液とし、その
溶液中にカップリング剤を添加して処理を行う方法等が
ある。カップリング剤を表面に均一に処理する場合には
後者の溶液中での処理が適しているが、有機溶媒系の場
合には蒸留操作、粉砕等、水系の場合には固液分離、乾
燥及び粉砕等の工程が必要となり、製造の容易さ、コス
トの点ではヘンシェルミキサー等の高速撹拌混合機を用
いた方法が好ましい。
【0028】前記白色導電性粉末を樹脂に配合し、さら
に分散特性等の良い白色導電性樹脂組成物を製造するこ
とも出来る。白色導電性樹脂組成物は、樹脂成分と白色
導電性粉末とを二軸混練機や熱ローラー等により練り込
んで製造しても良く、また、サンドグラインダー等を用
いて白色導電性粉末を含有した樹脂塗料として作製し、
導電性あるいは制電性を付与したい基材上に塗布し、薄
膜として使用することも出来る。また、白度が高いので
有色顔料や染料を添加すると、鮮明な導電性有色樹脂組
成物が得られる。
【0029】導電性あるいは制電性繊維として用いる場
合にはその製造工程上、あるいは物性上の理由で、樹脂
に練り込んで製造した組成物を使用する方法が好まし
い。一方、フィルム、樹脂製容器、壁材、電子写真用部
品等の帯電防止、あるいは表面抵抗値の調整を目的とす
る場合には、樹脂塗料として塗布する製造方法が容易で
あり、しかもコストが安く好ましい。
【0030】配合する白色導電性粉末の量は、導電性樹
脂組成物の製造方法により、また、目的とする導電率に
より異なるため、使用用途に応じて調整する必要があ
る。その例示として例えば帯電防止として使用するため
には、1010Ω・cm以下の体積固有抵抗が必要である
ため、白色導電性粉末を好ましくは20〜80重量%、
さらに好ましくは30〜75重量%配合する必要があ
る。配合する白色導電性粉末の量が少なすぎると所望す
る体積固有抵抗が得られず、多すぎると配合樹脂の強度
が低下し、更にコストの上昇につながるために好ましく
ない。
【0031】また、前記白色導電性粉末を外添剤として
用い、さらに帯電特性等に優れた電子写真用トナーを製
造することが出来る。トナーとしては磁性一成分、非磁
性一成分、二成分等のいずれの電子写真用トナーにも使
用出来、トナーの構成成分に関しては公知のものを任意
に使用することが出来る。
【0032】前記白色導電性粉末のトナーに対する外添
量は、得られるトナーが所望する特性となるような量で
あれば良く、特に制限はされないが、通常0.05〜5
重量%、好ましくは0.1〜4重量%であり、公知の方
法でトナーに添加出来る。0.05重量%未満の場合に
は、トナーの流動性や帯電調整に対する改善効果が認め
られず好ましくない。また、5重量%を越える場合に
は、白色導電性粉末がトナー表面から離脱し、単独で挙
動する粒子が増加するため感光体やキャリアの汚染原因
となり、画像特性に悪影響を及ぼすため好ましくない。
【0033】また、トナーを製造する際に、本発明の白
色導電性粉末は単独で使用されるものとは限られず、必
要に応じて本発明に属する白色導電性粉末を二種以上組
み合わせたり、酸化チタン、アルミナ等の酸化物微粒子
や、テフロン(登録商標)、ステアリン酸亜鉛、ポリフ
ッ化ビニリデン等の滑剤、あるいはポリエチレン、ポリ
プロピレン等の定着助剤等の他の添加剤を併用すること
も出来る。
【0034】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を
さらに詳細に説明する。ただし、これらは単に例示のた
めに記すものであり、これらによって本発明の範囲が制
限されるものではない。
【0035】
【実施例1】ルチル型二酸化チタン(チタン工業製KR
−310)を基体粉末として用い、この基体粉末200
gを純水に分散させ、2Lの水懸濁液とし、70℃に加
温した。塩化第二スズ(SnCl4・5H2O)69.8
gを3N塩酸500mLに溶解させたスズ酸液Aとタン
グステン酸ナトリウム(Na2WO4・2H2O)3.3
gを5N水酸化ナトリウム溶液500mLに溶解させた
アルカリ溶液Bとを懸濁液のpHが2〜3となるように
同時に滴下(並行添加)した。滴下終了後、懸濁液をろ
過、洗浄し、110℃で8時間乾燥した。この乾燥物を
窒素ガス気流中(1L/分)、650℃にて1時間の加
熱処理を行い、目的とする白色導電性粉末を得た。
【0036】
【実施例2】ルチル型二酸化チタン(チタン工業製KR
−310)を基体粉末として用い、この基体粉末200
gを純水に分散させ、2Lの水懸濁液とし、70℃に加
温した。スズ酸ナトリウム(Na2SnO3・3H2O)
53.1gとタングステン酸ナトリウム(Na2WO4
2H2O)3.3gを純水500mLに溶解したアルカ
リ溶液と1N塩酸とを懸濁液のpHが2〜3となるよう
に同時に滴下した。以下の操作は実施例1と同様に処理
して、目的とする白色導電性粉末を得た。
【0037】
【実施例3】ルチル型二酸化チタン(チタン工業製KR
−310)を基体粉末として用い、この基体粉末200
gを純水に分散させ、2Lの水懸濁液とし、70℃に加
温した。下層の二酸化スズ水和物を被覆するため、塩化
第二スズ(SnCl4・5H2O)23.3gを3N塩酸
100mLに溶解させたスズ酸液Aと5N水酸化ナトリ
ウム溶液とを懸濁液のpHが2〜3となるように同時に
滴下した。引き続き、上層のタングステン元素を含有し
た二酸化スズ水和物を被覆するため、別途用意した塩化
第二スズ(SnCl4・5H2O)69.8gを3N塩酸
600mLに溶解させたスズ酸液Bとタングステン酸ナ
トリウム(Na2WO4・2H2O)3.3gを5N水酸
化ナトリウム溶液500mLに溶解させたアルカリ溶液
Cとを懸濁液のpHが2〜3となるように同時に滴下し
た。以下の操作は実施例1と同様に処理して、目的とす
る白色導電性粉末を得た。
【0038】
【実施例4】実施例3において、ルチル型二酸化チタン
の代わりに酸化アルミニウム(住友化学工業製AKP−
30)を用い、スズ酸液Bの塩化第二スズ69.8gと
3N塩酸600mLを各々93.1g、800mLと
し、アルカリ溶液Cのタングステン酸ナトリウム3.3
gと5N水酸化ナトリウム溶液500mLを各々5.8
g、700mLとしたほかは、同様に処理して、目的と
する白色導電性粉末を得た。
【0039】
【実施例5】実施例3において、ルチル型二酸化チタン
の代わりに酸化亜鉛(三井金属製亜鉛華)を用い、下層
の二酸化スズ水和物及び上層のタングステン元素を含有
した二酸化スズ水和物を被覆する際の懸濁液のpHを6
〜7としたほかは、同様に処理して、目的とする白色導
電性粉末を得た。
【0040】
【実施例6】アナターゼ型超微粒子二酸化チタン(チタ
ン工業製STT−65C)を基体粉末として用い、この
基体粉末200gを純水に分散させ、4Lの水懸濁液と
し、70℃に加温した。下層の二酸化スズ水和物を被覆
するため、塩化第二スズ(SnCl4・5H2O)46.
6gを3N塩酸200mLに溶解させたスズ酸液Aと5
N水酸化ナトリウム溶液とを懸濁液のpHが2〜3とな
るように同時に滴下した。引き続き、上層のタングステ
ン元素を含有した二酸化スズ水和物を被覆するため、別
途用意した塩化第二スズ(SnCl4・5H2O)37
2.1gを3N塩酸2500mLに溶解させたスズ酸液
Bとタングステン酸ナトリウム(Na2WO4・2H
2O)23.0gを5N水酸化ナトリウム溶液2500
mLに溶解させたアルカリ溶液Cとを懸濁液のpHが2
〜3となるように同時に滴下した。以下の操作は実施例
1と同様に処理して、目的とする白色導電性粉末を得
た。
【0041】
【実施例7】実施例1で得た白色導電性粉末2000g
を、60〜80℃に加温したヘンシェルミキサーに入
れ、低速撹拌しながらシラン系カップリング剤のビニル
トリエトキシシラン60gを約10分間かけて添加し
た。添加終了後は高速で15分間撹拌し、100℃にて
加熱処理を行い、目的とする白色導電性粉末を得た。
【0042】
【実施例8】実施例3で得た白色導電性粉末2000g
を、60〜80℃に加温したヘンシェルミキサーに入
れ、低速撹拌しながらシラン系カップリング剤のビニル
トリエトキシシラン40gとn−ヘキシルトリメトキシ
シラン15gを約15分間かけて添加した。以下の操作
は実施例7と同様に処理して、目的とする白色導電性粉
末を得た。
【0043】
【実施例9】実施例7において、実施例1の白色導電性
粉末の代わりに実施例6で得た白色導電性粉末を用い、
ビニルトリエトキシシラン60gを150gとしたほか
は、同様に処理して、目的とする白色導電性粉末を得
た。
【0044】
【実施例10】実施例1で得た白色導電性粉末と高密度
ポリエチレン(昭和電工製ショウレックスSS5500
8)とを二本ローラー(関西ロール製)を用い、170
℃で2分間混練し、目的とする白色導電性樹脂組成物を
得た。この際、白色導電性粉末の濃度が30重量%、5
0重量%及び70重量%となるように配合量を変化させ
た。得られた白色導電性樹脂組成物は、180℃に加温
した加圧成形機を用い、約0.6mm厚のシートに加工
した。
【0045】
【実施例11】実施例10において、実施例1で得た白
色導電性粉末の代わりに、実施例3で得た白色導電性粉
末を使用することのほかは、同様に処理して、目的とす
る白色導電性樹脂組成物を得た。
【0046】
【実施例12】実施例10において、実施例1で得た白
色導電性粉末の代わりに、実施例7で得た白色導電性粉
末を使用することのほかは、同様に処理して、目的とす
る白色導電性樹脂組成物を得た。
【0047】
【実施例13】ポリエステル樹脂、カーボンブラック、
オフセット防止剤、帯電調整剤をブレンダーで混合した
後、KRCニーダー(栗本鉄工所製)にて溶融混練し
た。得られた混練物を冷却し、粗粉砕機にて粗粉砕した
後、エアジェット方式による微粉砕機にて微粉砕し、更
に風力分級機で分級して着色樹脂粉体を得た。この粉体
100部に対して、実施例6で得た白色導電性粉末を
1.0部外添し、平均粒径8μmの黒色トナーを製造し
た。
【0048】
【実施例14】実施例13において、実施例6で得た白
色導電性粉末の代わりに、実施例9で得た白色導電性粉
末を使用することのほかは、同様に処理して、黒色トナ
ーを製造した。
【0049】
【比較例1】実施例1において、アルカリ溶液Bにタン
グステン酸ナトリウムを加えないことのほかは、同様に
処理して、白色粉末を得た。
【0050】
【比較例2】実施例1において、スズ酸液Aにリン酸
(H3PO4、純度85%)1.2gを加えること、アル
カリ溶液Bにタングステン酸ナトリウムを加えないこと
のほかは、同様に処理して、白色導電性粉末を得た。
【0051】
【比較例3】実施例1において、加熱処理温度を650
℃から1000℃に変更したことのほかは、同様に処理
して、白色粉末を得た。
【0052】
【比較例4】実施例1において、熱処理を窒素ガス気流
中で行う代わりに空気中で行うことのほかは、同様に処
理して、白色粉末を得た。
【0053】
【比較例5】実施例6で基体粉末として用いたアナター
ゼ型超微粒子二酸化チタン(チタン工業製STT−65
C)を被覆処理せずに比較物質として用いた。
【0054】
【比較例6】実施例10において、実施例1で得た白色
導電性粉末の代わりに、比較例2で得た白色導電性粉末
を使用することのほかは、同様に処理して、白色導電性
樹脂組成物を得た。
【0055】
【比較例7】実施例13において、実施例6で得た白色
導電性粉末の代わりに、比較例5の被覆処理をしていな
いアナターゼ型超微粒子二酸化チタンを使用することの
ほかは、同様に処理して、黒色トナーを製造した。
【0056】
【比較例8】実施例1において、タングステン酸ナトリ
ウム(Na2WO4・2H2O)を13.5g(SnO2
対しWとして25重量%)としたほかは同様に処理し
て、粉末を得た。この粉末の体積固有抵抗値は、3.9
E+06Ω・cmと非常に高く、なおかつタングステン
元素による着色が目視で確認され、その色調は青灰色で
あった。
【0057】以上、実施例1〜14及び比較例1〜8の
試料の測定結果を表1に示す。なお、表1の諸特性は、
後記の要領で測定した。
【表1】
【0058】[粉末の体積固有抵抗値]試料粉末を23
0kg/cm2の圧力の加圧成形した状態(直径25.
4mm、厚さ3.3mm)での電気抵抗値を横河−ヒュ
ーレット・パッカード社製デジタルLCRメーター42
61Aにて測定し、算出した。
【0059】[樹脂組成物の体積固有抵抗値]樹脂シー
トを1cm角に切断し、上下面に導電性銀ペーストを塗
布し24時間乾燥した。LCRメーター4261Aある
いはハイレジストメーター(いずれも横河−ヒューレッ
ト・パッカード社製)にて、電気抵抗値を測定し、下記
式により樹脂組成物の体積固有抵抗値を算出した。な
お、樹脂シートの厚さは電子式マイクロメーター(新光
電子製MH−100)にて測定した。
【0060】
【数1】
【0061】[経時変化]試料粉末を50℃に設定した
乾燥機に入れ、10日間経過後の粉末の体積固有抵抗値
を測定した。経時後の粉末の体積固有抵抗値から経時前
の粉末の体積固有抵抗値を差し引いた値を経時変化値と
した。
【0062】[帯電安定性評価方法]硬質ポリエチレン
製ネジ付き広口瓶(容量100mL)に鉄粉キャリア
(TEFV200/300、パウダーテック社製)とト
ナーを重量比で96:4となるように採取し、低温低湿
環境下(LL、15℃/20%RH)及び高温高湿下
(HH、35℃/90%RH)に開封したまま24時間
放置した。放置終了した広口瓶を密封し、腕振り型振と
う混合機にて2分間振とう後、ブローオフ帯電量測定装
置(TB−200型、東芝ケミカル社製)を用いて各環
境下のトナー帯電量を測定した。結果は表1に併記し
た。なお、LL及びHHの環境における帯電量の差が小
さいほど、帯電安定性が良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 1/00 C09C 1/00 G03G 9/08 374 G03G 9/08 374 Fターム(参考) 2H005 AA08 CB06 CB07 DA09 EA01 4G047 AA02 AB06 AC02 AD03 CA02 CB09 CC01 CD03 CD07 CD08 4J002 AA011 BB031 CF001 DE136 DE146 FB076 FD096 GS00 4J037 AA09 AA11 AA18 AA22 AA25 AA26 AA30 CA05 CA09 CA15 CA19 CA20 EE03 EE04 EE14 EE43 FF04 FF11 FF29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色無機顔料粒子の表面に、タングステ
    ン元素を含む二酸化スズの被覆層を有することを特徴と
    する白色導電性粉末。
  2. 【請求項2】 白色無機顔料粒子の表面に、下層が二酸
    化スズの層であり上層がタングステン元素を含む二酸化
    スズの被覆層を有することを特徴とする白色導電性粉
    末。
  3. 【請求項3】 前記タングステン元素を含む二酸化スズ
    の被覆層又は上層が、該各層のSnO2に対し前記タン
    グステン元素をWとして0.1〜20重量%含むことを
    特徴とする請求項1または2に記載の白色導電性粉末。
  4. 【請求項4】 粉体として初期の体積固有抵抗値が50
    0Ω・cm以下、該体積固有抵抗値の経時変化値が50
    ℃、10日間の条件下で100Ω・cm以下であること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の白色導
    電性粉末。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の白色
    導電性粉末を樹脂に配合してなる白色導電性樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれかに記載の白色
    導電性粉末を外添剤として用いた電子写真用トナー。
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