JPH04233552A - 磁性着色カプセル化トナー組成物 - Google Patents

磁性着色カプセル化トナー組成物

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JPH04233552A
JPH04233552A JP3151917A JP15191791A JPH04233552A JP H04233552 A JPH04233552 A JP H04233552A JP 3151917 A JP3151917 A JP 3151917A JP 15191791 A JP15191791 A JP 15191791A JP H04233552 A JPH04233552 A JP H04233552A
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toner
encapsulated
colored
conductive
shell
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JP3151917A
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Guerino Sacripante
ギュエリノ サクリパント
Beng S Ong
エス オング ベング
Fernando P Yulo
ファーナンド ピー ユーロ
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Original Assignee
Xerox Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に、トナー組成物
に向けられていて、さらに詳しくは着色カプセル化トナ
ー組成物に向けられている。1つの実施態様では、本発
明は核とその上の、好ましくは界面重合によって製造さ
れる重合体外殻を含有する磁性着色カプセル化トナー組
成物に向けられていて、その外殻は、より機能的にされ
たアルコキシシラン、シロキシシラン等のようなオルガ
ノシラン試薬と外殻前駆材料との反応から誘導されるシ
ラン化合物を含んでもよい。本発明の1つの実施態様は
、キャリヤ成分を有しない誘導性1成分現像に適してい
る、導電性の黒以外に着色されたカプセル化トナー組成
物に向けられていて、そのトナー組成物は、適当なポリ
マー樹脂、例えば鉄粉、酸化鉄、表面処理したまたは表
面被覆した磁性顔料、高分子に分散された微粉砕された
磁性粒子等のような例えば、灰色がかった淡橙色のよう
な無色または淡色のまたは淡褐色の磁性材料、白化剤お
よび染料または顔料粒子を含有する核を含み、その核は
ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、
それらの混合物等のような重合体外殻で封入され、その
外殻は導電性成分の層をその中にまたはその上に組み込
んでいる。本発明のカプセル化トナーの核樹脂はまた、
その離型性を促進させるためにシロキサンまたはポリシ
ロキサン部分を含んでもよい。本発明の1実施態様では
、磁性材料に灰色がかった鉄粉であるBASFから入手
可能なSicopur4086 が選ばれ、その鉄粉は
90emu/g の高い飽和磁気モーメントを有すると
思われる。本発明の他の実施態様では、例えば、メタク
リレートポリマー樹脂またはそのコポリマー、シアン、
マゼンタ、イエローのような着色剤、または他の着色顔
料または染料、その混合物等、Sicopur4086
 鉄粉、および二酸化チタンまたは二酸化スズ粉末のよ
うな白色体質顔料を含有する核を含み;前述の核が重合
体外殻の中に封入され、その外殻が導電剤の層で被覆さ
れる、着色1成分カプセル化トナー組成物が提供される
。本発明の1実施態様では、界面重合で得られる重合体
外殻、および好ましくはラジカル重合によって得られる
ポリマー、着色剤、約0.1μから約8μの粒子径を有
する鉄粉または他の無色または淡色の磁性材料、および
二酸化チタン、二酸化スズまたは他の白化剤のような白
い無機顔料を含む白色体質顔料を含有する核を含み、そ
のトナー表面が例えば、導電性粉体でドライブレンディ
ング法によって被覆されている、1成分磁性着色カプセ
ル化トナー組成物が提供される。 他の実施態様では、本発明は前述の表面導電性層のない
磁性着色カプセル化トナー組成物に向けられ、そのトナ
ー組成物は特に、画像調色および転写が静電的に完成さ
れ、紙への画像の定着が圧力ロールを使って分離した工
程で達成されるゼログラフィー法に有用である。本発明
の多くのトナー組成物に関連する有利性の実例は、優れ
た色質および色の多様性、改良されたトナー定着性、誘
導性1成分現像システムを使用しているDelphax
 S6000 (登録商標)、S4500 (登録商標
)、S3000 (登録商標)およびXerox 社 
4075 (登録商標)のようなイオノグラフィー画像
形成システムに使用するための適性、ハイライトカラー
の画像形成方法への適性、画像ゴーストの解消または最
小化、例えばシリコーン油のような離型液剤が避けられ
ている画像形成システムで選択が可能である優れた離型
性、全くないかまたは最小のトナー凝集、優れた粉体流
動性、全くないかまたは最小の核成分の浸出、および核
樹脂成分の例えば誘電性受容体または感光体への付着の
回避を含む。本発明のトナー組成物は電子写真法および
イオノグラフィー法を含む種々の既知の電子複写画像形
成法に選ばれる。1つの実施態様では、トナー組成物は
画像が圧力で紙に定着される圧力定着法に選ばれる。圧
力定着はいくつかの電子複写画像形成法に利用されてい
る。いくつかのイオノグラフィー法では、潜像がまず最
初にシリコンカーバイドのような誘電性受容体の上に形
成されて(米国特許第4,885,220号を参照)、
その開示は参照として本明細書中に全体的に織り込まれ
ている。潜像は誘導性1成分現像法によって導電性トナ
ーで調色され、紙の上に圧力によって単工程で転写およ
び定着が同時にされる。詳しくは、本発明のトナー組成
物は既知の誘導性1成分現像法に選ばれ、例えばその方
法は、イオノグラフィーのプリンターを基礎としたDe
lphax に利用されている。この印刷方法はイオン
堆積ヘッドによって誘電性受容体の上に潜像が生ずるこ
と、本発明の導電性トナーカプセル化トナーを使って誘
導性現像法によって画像を調色すること、および例えば
約1000から約5000psi の圧力を適用して紙
に転写定着させることを含む。本発明のトナーは、例え
ば転写定着が利用されている、市販のDelphax 
S9000 (登録商標)、S6000 (登録商標)
、S4500 (登録商標)、S3000 (登録商標
)のような Delphaxプリンター、およびXer
ox4060 (登録商標)、 4075 (登録商標
)のようなXerox 社のプリンターでの着色画像の
形成に選ばれる。本発明のトナー組成物は、本明細書中
で示されているように特にハイライトカラーの画像形成
法に有用である。本発明の別の実施態様では、本発明の
トナー組成物は、表面に導電性被覆を適用することなく
絶縁性にされることができ、それゆえ例えば、画像調色
および転写が静電的になされ、転写された画像が熱的エ
ネルギー定着の補助と共にまたはなしで、圧力ロールに
よって分離工程で定着されるゼログラフィーの画像形成
および印刷装置に利用されうる。
【0002】本発明のトナー組成物は、1つの特定の実
施態様では、まず最初にトナー前駆材料を制御された小
滴サイズおよびサイズ分布を有する安定化したミクロ小
滴に分散させること、次に界面重合を介してミクロ小滴
のまわりに外殻形成すること、および続いて現場付加重
合によって、好ましくは新しく形成されたマイクロカプ
セル内でラジカル重合によって、核ポリマー樹脂を発生
させることを含む多くの方法で製造されうる。このよう
にして得られたカプセル化粒子は、洗浄、乾燥され、粒
子に必要な導電特性を与えるためにドライブレンディン
グ法によって導電性添加物で表面処理される。1つの実
施態様では、本発明は界面/ラジカル重合法による、簡
単で経済的な圧力定着できる磁性着色カプセル化トナー
組成物の製造方法に向けられている。その製造方法では
、核ポリマー樹脂前駆物質として、付加型モノマー、黒
以外に着色された顔料または染料、高い磁気モーメント
を有する無色のまたは淡色の磁性材料、白化剤、外殻形
成モノマーが選ばれ、および酸化スズ、、三菱化成から
得られる電気導電粉体T−1、Magnesium E
lectron社のスズ/アンチモン酸化物KW175
 、被覆された酸化チタン、三菱化成の電気導電粉体W
−1およびW−10、Magnesium Elect
ron社のKW375 、Tioxide の電気導電
性白色顔料、住友セメントの電気導電性顔料などのよう
な導電性の無機粉体が表面導電剤として選ばれる。上述
の導電粉末の粒子径は一般に1μよりも小さく、好まし
くは0.1μよりも小さい。導電剤の有効な量は、例え
ば、0.1から約15重量%、好ましくは約0.5から
約10重量%の範囲である。本発明の他の方法の実施態
様では例えば、磁性着色カプセル化トナー組成物を得る
ための界面/ラジカル重合法に関している。さらに、本
発明に関する他の方法では、カプセル化トナーは、希釈
媒体としての、または反応媒体としての有機溶媒を使わ
ずに、有機溶媒に伴う爆発の危険性を解消して製造され
ることができ、従って、高価で危険性のある溶媒分離お
よび回収工程を必要としない。
【0003】
【従来技術】特許性調査報告には、次のような米国特許
が挙げられている:透過性の磁性材料およびそれらの静
電画像形成方法に関連している米国特許第4,199,
614 号で、その中では磁性複合粒子がある種の金属
カルボニル化合物の溶媒相熱的分解によって製造されて
いて(開示の要約を参照)、前述のレポートによればこ
れらの粒子は着色染料または顔料に結合している;キャ
リヤ粒子の形成にカルボニル鉄を選ぶことのできる磁性
ポリマーキャリヤ材料に関連している米国特許第4,2
38,558 号および米国特許第4,245,026
 号(例えば開示の要約を参照);背景的関心として米
国特許第4,443,527 号; 第4,448,8
70 号; 第4,486,523 号; 第4,54
3,312 号および第4,758,490 号。
【0004】従って、本明細書中で説明されている多く
の有利性を有するカプセル化トナー組成物の要求がある
。さらに詳しくは、鮮明な色質および優れた解像度を有
する画像が得られる着色カプセル化トナーの要求がある
。また、例えば2000psi の低い定着圧力で、例
えば70%を越える優れた画像定着レベルを有する高品
質着色画像を提供する圧力定着性磁性着色カプセル化ト
ナーの要求がある。さらに、市販のDelphax プ
リンターに利用されているような誘導性1成分現像方法
に選ばれることのできる着色カプセル化トナーの要求が
ある。ハイライトカラーの画像形成方法に適した導電性
磁性着色カプセル化トナーの要求がある。加えて、着色
剤の色質との干渉を最小化するか、または回避するある
種の磁性材料からなる核を有する磁性着色カプセル化ト
ナーの要求がある。さらに、トナー凝集がなく、例えば
12カ月を越える長期の保存寿命のような優れたトナー
物理的特性を有する着色カプセル化トナーの要求がある
。また、イオノグラフィーの画像形成部材を基礎とする
Delphax に利用できる、画像ゴーストおよび現
像剤ハウジング中でのトナー凝集の問題を全く無くする
か、または最小化している磁性着色カプセル化トナーの
要求がある。また、約103 Ωcmから約108 Ω
cmのトナー体積抵抗率のようなある種の導電特性をト
ナー表面に持たせるために導電性の金属酸化物粉体等の
ような導電性添加物で処理された表面を有する磁性着色
カプセル化トナーの要求がある。さらに、また、圧力定
着性の導電性磁性着色カプセル化トナーの製造のための
簡単で経済的な方法の要求がある。詳しくは、いくつか
の実施例では有機溶媒で起こりやすい爆発を解消する磁
性着色カプセル化トナー組成物のための界面/ラジカル
重合方法の要求がある。さらに、圧力定着性の磁性着色
カプセル化トナーのための外殻のデザインおよび核材料
における促進された柔軟性、および表面の導電率、嵩密
度、粒子サイズ、およびサイズ分布のようなトナーの物
理的特性の制御における柔軟性を提供する方法の要求が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、本明
細書中に説明されている多くの有利な点を有するカプセ
ル化トナー組成物を提供することである。本発明の別の
目的は、ラジカル重合によって得られるポリマー樹脂、
または好ましくは多数のポリマー樹脂、着色顔料および
/または染料、高い飽和磁気モーメントを有する無色の
または淡色の粉体化した鉄、コバルト、ニッケル、マグ
ネシウム、マンガン、亜鉛、およびそれらの合金および
酸化物等、および白色の無機材料を含む白色体質顔料粉
末を含有する核;およびその上の例えば界面重合によっ
て製造される重合体外殻を含む着色された黒以外のカプ
セル化トナー組成物を提供することで、外殻はその中に
ポリエーテルまたはシラン基を組み込んでいてもよく、
トナーの表面は導電剤で被覆されている。
【0006】本発明の別の目的は、Delphax 装
置のような誘導性1成分現像システムに適した着色カプ
セル化トナー組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの、およ
び他の目的および特徴は、トナーの供給およびさらに詳
しくはカプセル化トナーの供給によってその実施態様に
おいてなされうる。本発明の1つの実施態様において、
ポリマー樹脂、顔料または染料、70emu/g を越
える高い飽和磁気モーメントを有する無色のまたは淡色
の磁性材料、および白色体質顔料を含有する核;および
その上の外殻であって、その外殻表面は導電性の金属酸
化物等のような導電粉体の層で被覆される外殻を含む着
色カプセル化トナー組成物が提供される。
【0008】1実施態様における本発明は、1または複
数のモノマーのラジカル重合によって得られるポリマー
樹脂、着色剤、黒以外着色剤、または着色剤の混合物、
および鉄粉、BASFのSicopur4068 のよ
うな無色のまたは淡色の磁性材料、および白化剤を含有
する核を含む着色カプセル化トナー組成物に向けられ、
核は好ましくは界面重合によって得られる重合体外殻に
封入され、トナーはスズ、チタン、珪素等の非常に微細
な金属酸化物を含む導電性粉体のような表面導電性添加
物の層によって導電性となる。本発明のトナー組成物の
外殻は、ポリエーテル基、または下記一般式で示される
オキシシリル基(I)、ジオキシシリル基(II)、ま
たはトリオキシシリル基(III)を組み込んでいても
よい。
【0009】
【化1】 本発明の前述のトナーは、(1)1つの核ポリマーまた
は幾つかの実施態様では10までのポリマー、1または
複数のラジカル重合の開始剤、着色剤、例えば鉄粉、B
ASFのSicopur4068 のような無色のまた
は淡色の磁性材料、例えば粉末炭酸カルシウム、酸化ス
ズ、酸化チタン、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛等のよう
な白色体質顔料、および油溶性の1または複数の外殻モ
ノマーを混合または配合すること;(2)得られた混合
物を適当な分散剤または乳化剤の補助により高度な剪断
ブレンディングによって、水性媒体中の安定化したミク
ロ小滴に分散させること;(3)その後、油溶性の外殻
モノマーとミクロ小滴の水界面で反応する水溶性の外殻
モノマーを加えることによって、前述の安定化したミク
ロ小滴を外殻形成界面重縮合させる;(4)続いて、加
熱によって誘発されるラジカル重合によって新しく形成
されたマイクロカプセル内で核樹脂バインダーを形成す
ること;(5)得られたカプセル化粒子を洗浄し、乾燥
させること;および(6)任意に、ドライブレンディン
グ法によってカプセル化粒子を表面離型性および導電性
粉末で被覆して、例えば103から108Ωcmの範囲
の体積抵抗率を提供することを含む界面/ラジカル重合
方法を包含する多くの異なる方法によって製造される。 外殻形成界面重縮合は一般的に、周囲温度でなされるが
、高められた温度もまた、選ばれる外殻モノマーの性質
および機能性によっては使われてもよい。核ポリマー樹
脂形成ラジカル重合は、一般的に周囲温度から約100
℃の温度で、好ましくは周囲温度または室温、約25℃
から約90℃の温度で実施される。加えて、1以上の開
始剤が重合転化を促進するために、および目的とする分
子量および分子量分布を生ずるために利用されてもよい
【0010】さらに、本発明によれば、希釈媒体または
反応媒体として有機溶媒を使わずに得られる圧力定着性
着色カプセル化トナー組成物のための方法を提供する。 これらの方法は、有機材料の混合物、着色剤および磁性
材料を分散させて、分散剤または乳化剤を含む水性媒体
中に安定化したミクロ小滴を形成することを含む。上述
の混合物は、約20重量%から約90重量%の1または
複数の核モノマー、約1重量%から20重量%の1また
は複数の着色剤、約30重量%から約60重量%の無色
または淡色の磁性材料、および約1重量%から約25重
量%の無機酸化物粉末のような白色体質顔料、および約
2重量%から約25重量%の外殻形成モノマー成分、お
よびラジカル開始剤からなる。分散され、安定化された
ミクロ小滴のまわりの界面重縮合を介する外殻形成は、
水溶性の外殻形成モノマー成分を反応混合物に添加する
ことで開始される。続いて、反応混合物は加熱されてラ
ジカル重合を開始し、新しく形成されたマイクロカプセ
ルの中で目的とする核ポリマー樹脂を形成する。作られ
たカプセル化粒子は水で洗浄され、乾燥され、導電剤お
よび離型剤を含む表面添加物でドライブレンドされる。 一般に、約0.1重量%から約15重量%の導電剤が非
常に微細な粉末の形で使われ、約0重量%から約10重
量%の表面離型剤が利用される。1つの特定の実施態様
では、本発明のトナーは表面導電皮膜の適用なしで絶縁
性にすることができ、そのトナーは、画像調色および転
写が静電的に行われ、画像定着が圧力ロールで分離した
工程で行われるゼログラフィーの現像での使用に選ばれ
る。
【0011】有効な量で、例えば約20重量%から約9
0重量%で存在する核モノマーの例は、スチレン、メタ
クリレート、アクリレート、そのコポリマー誘導体、そ
の混合物等を含むがこれらに限定されない;および、さ
らに詳しくは、本発明の核モノマーとして選ばれる付加
モノマーは、メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ヘキシル
アクリレート、ペンチルアクリレート、ペンチルメタク
リレート、ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルア
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ラウリル
アクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルア
クリレート、ステアリルメタクリレート、ベンジルアク
リレート、ベンジルメタクリレート、エトキシプロピル
アクリレート、エトキシプロピルメタクリレート、ヘプ
チルアクリレート、ヘプチルメタクリレート、イソブチ
ルアクリレート、イソブチルメタクリレート、メチルブ
チルアクリレート、メチルブチルメタクリレート、トリ
ルアクリレート、トリルメタクリレート、スチレン、ド
デシルスチレン、ヘキシルメチルスチレン、ノニルスチ
レン、テトラデシルスチレン、他の本質的に同等な付加
モノマー等を含む。
【0012】有効な量で、例えば約1重量%から20重
量%で、好ましくは3重量%から10重量%で存在する
着色顔料として、ヘキスト社から入手できるPV fa
st blue、BASFから入手できるHeloge
n Blue、Sudan Blue、BASFから入
手できるLithol Scarlet、Fanal 
Pink、Hostaperm Pink、Novap
erm Yellow 、Sico Yellow 、
Luna Yellow 、Helogen Gree
n 、Levanox Green 、Bayplas
t Green、Sicopal Brown 、He
liogen Blue L6900 、D6840 
、D7080 、D7020 、Pylam Oil 
BlueおよびPylam Oil Yellow、P
aul Uhlich & Company から入手
できるPigment Blue 1、Pigment
 Violet 1、Pigment Red 48、
Lemon Chrome Yellow DCC 1
026、Dominion Color Corpor
ation(トロント、オンタリオ)から入手できるE
.D.Toluidine Red およびBon R
ed C 、NOVAperm Yellow FGL
 、ヘキストから入手できるHostaperm Pi
nk E、E.I.DuPont de Nemour
s & Company から入手できるCinqua
sia Magenta 等が選ばれる。選ばれうる原
色の着色剤(シアン、マゼンタ、イエロー)の具体例は
、例えば2,9−ジメチル−置換キナクリドンおよびカ
ラーインデックスでCI60710 、CI Disp
ersed Red 15 として挙げられているアン
トラキノン染料、カラーインデックスでCI26050
 、CI Solvent Red 19 として挙げ
られているジアゾ染料のようなマゼンタ着色剤;カラー
インデックスでCI74160 、CI Pigmen
t Blue として挙げられている銅テトラ−(オク
タデシルスルホンアミド)フタロシアニン、x−銅フタ
ロシアニン顔料、およびカラーインデックスでCI69
810 、Special Blue X−2137 
として挙げられているアントラトレンブルー等のような
シアン着色剤;およびジアリリドイエロー3,3−ジク
ロロベンジデンアセトアセタニリド、カラーインデック
スでCI12700 、CI Solvent Yel
low 16として挙げられているモノアゾ顔料、カラ
ーインデックスでForon Yellow SE/G
LN 、CI Dispersed Yellow 3
3  2,5−ジメトキシ−4−スルホンアニリドフェ
ニラゾ−4’−クロロ−2,5−ジメトキシアセトアセ
タニリド、およびPermanent Yellow 
FGLとして挙げられているニトロフェニルアミンスル
ホンアミドのようなイエロー着色剤を含む。
【0013】磁性材料として、有効な量で、例えば約2
0重量%から約60重量%、好ましくは約30重量%か
ら約50重量%で、着色剤の着色を有意に妨害しない無
色のまたは淡色の磁性材料が選ばれる。選ばれうる無色
または淡色の磁性材料の具体例は、鉄粉、BASFのS
icopur4068 ; Magnoxの褐色マグネ
タイト、TMB−50; 褐色酸化鉄、LODOMS;
 マグネシウムフェライト; ニッケル、マグネシウム
、マンガン、亜鉛およびその合金および酸化物等を含む
。本発明のカプセル化トナー組成物のための1 つの好
ましい磁性材料は、Sicopur4068 鉄粉であ
り、BASFの報告によるとそれは次のような特性を有
する。(1) 約98emu/g の高い磁気飽和モー
メント;(2) 平均粒子径で約2から約6μの粒子サ
イズ;(3)灰色がかった色;(4)粒子の形として球
形から楕円形、針状までである。代表的な白化剤はスズ
、チタニウム等の酸化物のような白色無機酸化物であり
、それらの白化剤の量は例えば、約1から約30重量%
の、好ましくは5から20重量%の範囲である。
【0014】種々の有効な量で、例えば、約5から約2
5重量%で存在する外殻ポリマーの例は、ポリウレア、
ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、その混合物
、およびポリエーテルポリイソシアネートプレポリマー
とポリアミンの反応生成物(係属中の米国特許出願Se
rial No.402,306 参照) ;ポリシオ
シアネートと機能化されたオルガノシランおよびポリア
ミンの反応生成物(ポリアミンに関しては係属中の米国
特許出願Serial No.(D/90066−まだ
与えられていない) を参照)を含む他の同様な重縮合
生成物を含み、これらの特許出願の開示は全体的に本明
細書中に参照として織り込まれている。 外殻の量は、本発明の実施態様では、一般的にトナーの
約5から約25重量%であり、および一般的に例えば約
5μより小さい、さらに詳しくは約0.1μから約3μ
の厚さを有する。他の外殻ポリマー、外殻の量、および
厚さも選ぶことができる。重合体外殻は通常、米国特許
第4,000,087  号; 米国特許第4,307
,169 号および米国特許第3,429,827 号
に説明されているような界面重合法によって製造され、
これらの特許のそれぞれの開示は本明細書中に全体的に
参照として織り込まれている。
【0015】ミクロ小滴相中に存在する油溶性の外殻形
成モノマー成分は、実施態様ではトリイソシアネート、
トリアシルクロライド等のような適当な多官能価架橋剤
と一緒になったジイソシアネート、ジアシルクロライド
、ビスクロロホルメートからなる。油溶性の外殻モノマ
ー成分の具体例は、ベンゼンジイソシアネート、トルエ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、シクロヘキサンジイソシアネート、ヘキサンジイソ
シアネート、Uniroyal Chemical の
ジフェニルメタンジイソシアネートを基礎とする液状ポ
リエーテルであるB−635 、B−843 のような
ビブラサン(Vibrathanes)、およびトルエ
ンジイソシアネートを基礎とする液状ポリエーテルであ
るB−604 、B−614 のようなビブラサン(V
ibrathanes)、Mobay Chemica
l社の液状ポリエーテルイソシアネートプレポリマーで
あるDESMODUR E−21 、E−21A 、7
44 、AMODUR CB−60、MONDUR C
B−75、MONDUR MR 、MONDUR MR
S 10 、アジポイルクロライド、フマリルクロライ
ド、スベロイルクロライド、スクシニルクロライド、フ
タロイルクロライド、イソフタロイルクロライド、テレ
フタロイルクロライド、エチレングリコールビスクロロ
ホルメート、ジエチレングリコールビスクロロホルメー
ト、これらの混合物等を含む。水性相に添加される水溶
性の外殻形成モノマー成分は、ビスフェノールを含むポ
リアミンまたはポリオールであることができ、その性質
は例えば目的とする外殻の特性に依存する。前述のジイ
ソシアネート等と反応する水溶性の外殻モノマーの具体
例は、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、ジア
ミノトルエン、ジアミノピリジン、ビス(アミノプロピ
ル)ピペラジン、ポリアミンとアミノアルキルトリアル
コキシシラン、アミノアルキルアルキルジアルコキシシ
ラン、アミノアルキルジアルキルアルコキシシラン、p
−アミノアリールトリアルコキシシラン、N−(アミノ
アルキル)アミノアルキルアルキルジアルコキシシラン
、N−(アミノアルキル)アミノアルキルトリアルコキ
シシラン、3−〔ビス(ヒドロキシアルキル)アミノ〕
アルキルトリアルコキシシラン、トリアルコキシシリル
アルキルジアルキレントリアミン、または1,3−ビス
(ヒドロキシアルキル)テトラアルキルジシロキサン等
の混合物、ビスフェノールA、ビスフェノールZ等を含
む。望むときには、トリアミンまたはトリオールのよう
な水溶性の架橋成分もまた外殻構造の機械的強さを改善
するために添加される。
【0016】本発明の1つの実施態様では、改良された
カプセル化トナー組成物の製造方法が提供され、その方
法は、1または複数の核モノマー、1または複数のラジ
カル開始剤、黒以外の着色顔料粒子または染料、本明細
書中で説明した無色のまたは淡色の磁性材料、白色体質
顔料、油溶性の外殻モノマー成分を混合し、分散剤また
は安定剤を含む水性媒体中で特定の小滴サイズおよびサ
イズ分布を有するミクロ小滴に分散させ、そこではミク
ロ小滴の容積平均の直径は好ましくは約5μから約30
μに調整され、およびその容積平均の小滴サイズの分散
率は、好ましくは封入後マイクロカプセル粒子のコウル
ターカウンター(Coulter Counter)測
定で決定されるときに約1.4よりも小さくなるように
調節され;水溶性の外殻形成モノマー成分を添加するこ
とによって界面重合を介して、該ミクロ小滴のまわりに
マイクロカプセル外殻を形成し;新しく形成されたれた
マイクロカプセル内に核樹脂バインダーを形成するため
に、例えばその反応混合物を室温から約100℃に約1
時間から約10時間加熱することによりラジカル重合を
おこし;および続いて、得られたカプセル化粒子を洗浄
し乾燥することを含む。本発明の方法に選ばれる安定化
剤は、ポリ(ビニルアルコール)、メチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース等のような水溶性のモノ
マーを含む。本発明のトナーの製造に選ばれるラジカル
開始剤の具体例は、2,2’−アゾジメチルバレロニト
リル、2,2’−アゾイソブチロニトリル、アゾビシク
ロヘキサンニトリル、2−メチルブチロニトリル、また
はその混合物のようなアゾ化合物を含み、その1または
複数の開始剤の量は、例えば核モノマーの重量に基づい
てその約0.01重量%から約10重量%である。トナ
ー外殻形成に選ばれる界面重合方法およびその外殻は、
例えば米国特許第4,000,087 号および米国特
許第4,307,169 号の中で説明されており、そ
れらの開示は全体的に本明細書中に参照として織り込ま
れている。
【0017】トナー組成物は、約0.1重量%から約1
5重量%の有効な量の適当な導電性粉末で慣用のドライ
ブレンディング法によって導電性にすることができる。 一般的に約103 から約108 Ωcmの、好ましく
は約104 から約107 Ωcmの体積抵抗率が、イ
オノグラフィーの転写定着現像を基礎とするDelph
ax には望ましい。 導電性試薬の具体例はヨウ化銅、およびヨウ化カリウム
のような金属ハロゲン化物、導電性粉体酸化物、および
アルミニウム、バリウム、クロム、ゲルマニウム、イン
ジウム、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、ケイ素
、チタン、スズ、ジルコニウム、およびこれらの金属の
2つまたはそれ以上の組合せ等の混合酸化物を含み、こ
の粉末の特定の抵抗率は100Ωcmより小さく、およ
び好ましくは50Ωcmよりも小さい。本発明の組成物
に選ばれる市販の導電粉末の特定の実例は、電気導電粉
末T−1(三菱)、スズ/アンチモン酸化物KW175
(Magnesium Electron) 、被覆酸
化チタン、電気導電粉末W−1およびW−10(三菱)
、KW375(Magnesium Electron
) 、電気導電白色顔料(Tioxide)、電気導電
顔料(住友セメント)として挙げられる、Magune
sium Electron 社、三菱、住友セメント
、およびTioxideから入手できる導電粉末を含む
。表面離型および/または流動剤はまた、トナーに離型
および流動特性を提供するために使用されてもよい。本
発明のトナー組成物に選ばれるこれらの剤の具体例は、
米国特許第3,590,000 号; 米国特許第3,
720,617 号; 米国特許第3,655,374
 号および米国特許第3,983,045 号を参照す
ると、例えば、金属塩、脂肪酸の金属塩、コロイドシリ
カ、それらの混合物等を含み、これらの添加物は通常、
約0.1重量%から約5重量%の量でトナーの表面上に
存在し、これらの開示は全体的に本明細書に参照として
織り込まれている。 好ましい添加物はステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグ
ネシウム、およびAerosil R972を含む。
【0018】
【実施例】実施例1 次の実施例は、Sicopur4068 鉄粉および導
電性酸化スズ剤を使って、17.1μの赤色カプセル化
トナーを製造することを説明している。この圧力定着性
カプセル化トナーは誘導性1成分現像に適している。
【0019】n−ラウリルメタクリレート(113.0
g )、Isonate143L (42.0g )、
Desmodur E−21 (5 .7 g )、V
azo52(1 .6 g )、Vazo64(1 .
6 g )の混合物を30秒間G45/M プローブで
IKA T−50ポリトロンを使って、4,000rp
mで均質化した。この混合物に二酸化チタン粉末(ルチ
ル形、90g )、Sicopur4068 鉄粉(2
45.0g )およびLithol Scarlet顔
料(29.0g )を加え、その次に3分から5分間8
,000rpmで均質化した。得られたスラリーにその
後、0.10%の水性ポリ(ビニルアルコール)溶液の
1リットルを添加し、その混合物をその後、2分間9,
000rpmで均質化した。得られた分散体を機械的攪
拌機に装着した2リットルのケトルに移した。ビス(3
−アミノプロピル)ピペラジン(33.0g )を添加
し、その混合物を室温で1時間攪拌した。その後、反応
混合物を油浴中で、浴の温度が周囲温度から90℃まで
上昇する45分にわたって、加熱し、その後、さらに6
時間この温度に保った。 室温まで冷却した後、混合物を室温に保持し、カプセル
化粒子を反応ケトルの底に落ち着かせた。分離した粒子
を水性相が洗われるまで、水で繰り返し洗浄した。湿っ
たカプセル化粒子を180μのスクリーンで篩い、凍結
乾燥して350.0g の赤色カプセル化粒子を得た。
【0020】上記のように製造された赤色カプセル化粒
子120.0g と酸化アンチモン粉末(1から5Ωc
mの体積抵抗率、EPC T−1 として三菱から入手
可能)を添加した3.0g の導電性酸化スズの混合物
を3,000rpmで4分間ドライブレンダーの中でド
ライブレンドした。ブレンディングをさらに15分間、
6.0g の上記のEPC T−1 導電性粉末を加え
て続け、その後1.2g のステアリン酸亜鉛を加えて
1分間続け、その後63μのスクリーンで篩いにかけた
。得られた赤色カプセル化トナー生成物は17.1μの
容積平均粒子径、およびCoulter Electr
onics 社から入手可能なCoulter Cou
nter Model ZMを使って得られた1.34
の粒子サイズ分布を有した。
【0021】そのトナーを1cm3 のセルに詰め、そ
のセルの下に置いた馬蹄形磁石を使って、トナーの体積
抵抗率を粉体状の試料で測定した。セルの2つの相対す
る壁は1cm×1cmの導電性金属板である。セルの他
の壁と底は1cm×1cmで、絶縁性材料からなる。1
0ボルトの電圧が板の間に適用され、板を通して流れる
電流は電位計を使って測定される。装置は飽和磁気モー
メントを知られている(55emu/g)標準ニッケル
を使って標準化されている。そのニッケル試料は2つの
磁極面の間で2000ガウスの飽和磁界で磁化され、誘
導された磁界はセルの1cm面の一方に対して垂直であ
る。ニッケル試料が飽和磁界から除去されるときに誘導
される集積された電流を測定する。次に、トナー試料に
よって誘導される集積された電流を、同一の条件の下で
測定する。トナーの飽和磁気モーメントを、その試料1
g 当たりの誘導された電流をニッケル試料のそれと参
照することによって得る。この実施例のトナーでは、飽
和磁気モーメントは49emu/g で、その体積抵抗
率は7.1×177 Ωcmであった。
【0022】前述のように製造されたトナーを、Xer
ox 社の4060(商標登録)プリンターを使って評
価した。現像された画像は2000psi の定着圧力
で紙の上に転写定着された。印字品質は、チェックボー
ドプリントパターンから評価した。画像光学濃度を通常
の積算デンシトメーターで測定した。画像定着は、標準
化されたテープ引き方法(Tape pull met
hod) で測定され、元の画像光学濃度に対する、テ
ープ試験の後の残された画像の光学濃度のパーセンテー
ジとして示された。画像の汚れは、特定のサイクル時間
で適用される圧力で白紙を使って、定着されたチェック
ボードプリントを手で擦ることと、およびその頁の非印
字領域と印字領域の表面清浄度を調べることで、質的に
評価された。画像ゴーストは目で評価された。前述のよ
うに製造されたトナーにおいて、画像定着レベルは85
%で、画像の汚れおよび画像ゴーストはこの機器の試験
では観察されなかった。このトナーは55℃で48時間
加熱したときでさえ、凝集に対して抵抗を示した。
【0023】実施例2 次の実施例は、Sicopur4068 鉄粉および導
電性酸化スズ剤を使って、18.8μの圧力定着性青色
カプセル化トナーを製造することを説明している。青色
カプセル化トナーは、Lithol Scarlet顔
料の代わりにHostaperm 青色顔料(ヘキスト
)を使うこと以外は実施例1による手順で製造された。 湿ったカプセル化トナーを180μのスクリーンで篩い
にかけ、凍結乾燥し、320.0g の青色カプセル化
粒子を得た。乾燥したカプセル化粒子を実施例1の手順
によってドライブレンドし、18.8μの容積平均粒子
径および1.36の粒子サイズ分布を有する青色カプセ
ル化トナーを得た。そのトナーの飽和磁気モーメントは
50emu/g であることが測定され、トナー体積抵
抗率が9.5×107 Ωcmであることが見出された
【0024】前述のように製造されたトナーを実施例1
の手順によって評価した。このトナーにおいて、画像定
着レベルは81%で、画像の汚れおよび画像ゴーストは
この機器の試験では観察されなかった。このトナーは5
5℃で48時間加熱したときでさえ、凝集に対して抵抗
を示した。 実施例3 ポリ(ラウリルメタクリレート)核樹脂およびSico
pur4068 鉄粉を含むポリシロキサンで青色カプ
セル化トナーを次のように製造した。
【0025】113.0g のラウリルメタクリレート
の代わりに103.0g のラウリルメタクリレートと
10.0g のメタクリロキシプロピル末端ポリジメチ
ルシロキサン(粘度、1500から2500センチスト
ークス)の混合物を使用すること以外は実施例1の手順
によって、トナーを製造した。加えて、25.0g の
Heliogen blue 顔料(BASF)を29
.0g のLithol Scarlet顔料の代わり
に使った。カプセル化粒子をステアリン酸亜鉛および酸
化アンチモンを添加した導電性酸化スズ粉末でドライブ
レンドし、13.2μの容積平均粒子径および1.37
の粒子サイズ分布を有する青色カプセル化トナーとした
。そのトナーの飽和磁気モーメントは42emu/g 
であることが測定され、トナー体積抵抗率が6.3×1
07 Ωcmであることが見出された。このトナーにお
いて、画像定着レベルは83%で、画像の汚れおよび画
像ゴーストは2000回の印字の後、観察されなかった
。このトナーは約6か月の保管中、凝集をしめさなかっ
た。
【0026】実施例4 ポリ(ラウリルメタクリレート)核樹脂およびSico
pur4068 鉄粉材料を含む緑色カプセル化トナー
を、Lithol Scarlet顔料の代わりにHo
staperm Green 顔料(ヘキスト)を使う
こと以外は実施例1の手順によって製造した。この方法
で得られた緑色カプセル化トナーは14.1μの容積平
均粒子径および1.37の粒子サイズ分布を有した。そ
のトナーの体積抵抗率は1.1×107 Ωcmであり
、その飽和磁気モーメントは48emu/g であるこ
とが測定された。そのトナーは実施例1の手順によって
評価され、実質的に同様の結果が得られた。
【0027】実施例5 (ラウリルメタクリレートスチレンメタクリレート)コ
ポリマー核樹脂およびSicopur4068 鉄粉材
料を含むマゼンタカプセル化トナーが113.0g の
ラウリルメタクリレートの代わりに、それぞれ56.5
gのラウリルメタクリレートとステアリルメタクリレー
トの混合物を使用すること以外は実施例1の手順によっ
て製造した。加えて、Lithol Scarlet顔
料をHostaperm Pink顔料(ヘキスト) 
で置き換えた。この方法で得られたマゼンタトナーは1
8.3μの容積平均粒子径および1.33の粒子サイズ
分布を有した。そのトナーは、飽和磁気モーメント49
emu/g および体積抵抗率2.4×107 Ωcm
を有した。
【0028】このトナーは91%のテープ定着レベルを
提供し、機器での評価中、画像の汚れおよび画像ゴース
トは観察されなかった。約6か月の保管の後、このトナ
ーでは凝集の兆候は観察されなかった。 実施例6 褐色カプセル化トナーを、Sicopur4068 鉄
粉およびHeliogen Blue 顔料(BASF
) の代わりにそれぞれ300g のMagnos酸化
鉄TMB−50および5.0g のMicrolith
 褐色顔料を使って実施例3の手順によって製造した。 得られたカプセル化トナーは15.3μの容積平均粒子
径および1.37の粒子サイズ分布を有した。そのトナ
ーは体積抵抗率3.6×107 Ωcmおよび飽和磁気
モーメント45emu/g を有した。このトナーにお
いて、画像定着レベルは79%で、画像の汚れ、画像ゴ
ーストおよびトナー凝集の兆候はなかった。
【0029】実施例7 次の手順は、核樹脂とシラン修飾外殻を含むポリシロキ
サンでの13.8μの青色カプセル化トナーの製造を説
明する。ラウリルメタクリレート(103.0g )、
メタアクリロキシプロピル末端ポリジメチルシロキサン
(10.1g ;粘度、1500から2500センチス
トークス)、Isonate143L (42.0g 
)、DesmodurE−21(5 .7 g )、V
azo52(1 .6 g )、およびVazo64(
1 .6 g )の混合物を、30秒間G45/M プ
ローブでIKA T−50ポリトロンを使って、400
0rpm で均質化した。 この混合物に、二酸化チタン粉末(ルチル形、90g 
)、Sicopur4068 鉄粉(245.0g )
およびHeliogen Blue 顔料(25.0g
 ;BASF) を加え、3分から5分間、8000r
pm で均質化した。得られたスラリーにその後、1リ
ットルの0.10%の水性ポリ(ビニルアルコール)溶
液を加え、混合物を2分間、9000rpm で均質化
した。この分散体を2リットル反応ケトルに移し、この
混合物にビス(3−アミノプロピル)ピペラジン(30
.0g )を加えた。得られた混合物を15分間室温で
攪拌し、次に3−アミノプロピルトリメトキシシラン(
5.5ml) をした。添加後、混合物を室温で1時間
反応させた。続いて、ラジカル重合および検査について
は実施例1の手順が繰り返され、青色のトナーが得られ
た。この製造された青色トナーは13.8μの容積平均
粒子径および1.34の粒子サイズ分布を有した。この
トナーは飽和磁気モーメント43emu/g および体
積抵抗率7.2×107 Ωcmを有した。このトナー
はDelphax S6000(登録商標)で機器試験
されて、実施例1で報告されたのと実質的に同様な結果
を得た。
【0030】実施例8 赤色カプセル化トナーをHeliogen Blue 
顔料(BASF)の代わりに29.0g のLitho
l Scarlet顔料を使って、実施例3の手順によ
って製造された。その赤色カプセル化トナー生成物は1
4.7μの容積平均粒子径および1.34の粒子サイズ
分布を有した。このトナーの体積抵抗率は7.8×10
7 Ωcmおよび飽和磁気モーメントは44emu/g
 であることが見出された。このトナーはDelpha
x S6000(登録商標)で評価されて、実質的に同
様な結果が得られた。
【0031】実施例9 橙色カプセル化トナーを、245.0g のSicop
ur4068 鉄粉、90.0g の二酸化チタン粉末
、および29.0g のLithol Scarlet
顔料の混合物の代わりに、150.0g のSicop
ur4068 鉄粉、150.0g の二酸化チタンお
よび29.0g のBayplast Orange 
顔料(バイエル)の混合物を使って、実施例1の手順に
よって製造した。 加えて、0.08%の水性ポリ(ビニルアルコール)溶
液を0.10%の水性ポリ(ビニルアルコール)溶液の
代わりに使った。橙色カプセル化トナーは19.8μの
容積平均粒子径および1.32の粒子サイズ分布を有し
た。このトナーは体積抵抗率2.3×107 Ωcmお
よび飽和磁気モーメント33emu/g を有した。こ
のトナーはDelphax S6000(登録商標)で
評価されて、実質的に同様な結果が得られた。
【0032】実施例10 黄色カプセル化トナーを、Bayplast Oran
ge 顔料の代わりにNovaperm Yellow
 顔料(ヘキスト)を使って実施例9の手順によって製
造した。得られた黄色トナーは18.7μの容積平均粒
子径および1.34の粒子サイズ分布を有した。このト
ナーは体積抵抗率5.1×107 Ωcmおよび飽和磁
気モーメント32emu/g を有した。このトナーは
Delphax S6000(登録商標)で評価されて
、実質的に同様な結果が得られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリマー樹脂、着色顔料、染料または
    その混合物、無色または淡色の磁性材料、および白化剤
    を含有する核を含み、該核が重合体外殻に封入されてい
    て、該外殻が該外殻中または該外殻上に表面添加物を組
    み込んでいてもよい、カプセル化トナー組成物。
  2. 【請求項2】  磁性材料がSicopur4068 
    鉄粉である、請求項1記載のカプセル化トナー組成物。
  3. 【請求項3】  表面導電剤が、導電性粉末酸化物およ
    びアルミニウム、バリウム、クロム、ゲルマニウム、イ
    ンジウム、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、珪素
    、チタン、スズ、ジルコニウム、およびその混合物の混
    合酸化物からなる群から選ばれる、請求項1記載のカプ
    セル化トナー組成物。
JP3151917A 1990-06-29 1991-06-24 磁性着色カプセル化トナー組成物 Withdrawn JPH04233552A (ja)

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