JP2002177271A - 超音波プローブ製造方法、超音波プローブ、および超音波撮像装置 - Google Patents

超音波プローブ製造方法、超音波プローブ、および超音波撮像装置

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JP2002177271A
JP2002177271A JP2000372665A JP2000372665A JP2002177271A JP 2002177271 A JP2002177271 A JP 2002177271A JP 2000372665 A JP2000372665 A JP 2000372665A JP 2000372665 A JP2000372665 A JP 2000372665A JP 2002177271 A JP2002177271 A JP 2002177271A
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ultrasonic probe
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film
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Hiroyuki Aoki
弘幸 青木
Mitsuhiro Nozaki
光弘 野崎
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層される各部材間で安定した接着力が得ら
れる超音波プローブ製造方法、そのような超音波プロー
ブの製造方法、およびそのような超音波プローブを用い
る超音波撮像装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 音響レンズ512、音響整合部材51
0、超音波トランスデューサ(圧電部材)302、フィ
ルム502、およびバッキング部材702を積層し接着
により一体化する際に、各部材の接着面のうちの少なく
とも1つの面をエキシマレーザにより表面加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波プローブ
(probe)製造方法、超音波プローブ、および超音
波撮像装置に関し、特に、接着によって一体化された複
数の部品を有する超音波プローブ、そのような超音波プ
ローブの製造方法、およびそのような超音波プローブを
用いる超音波撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波撮像装置は、被検体に超音波を送
波しエコー(echo)に基づいて被検体の内部を画像
化するようになっている。超音波の送受波には超音波プ
ローブが用いられる。超音波プローブ内では、超音波ト
ランスデューサ(transducer)が、送信回路
から与えられる電気信号で駆動されて超音波を送波し、
また、送波超音波のエコーを受信してエコー受信信号を
受信回路に入力する。
【0003】超音波トランスデューサの前面すなわち音
響放射面には音響整合部材を介して音響レンズ(len
s)が結合され、超音波トランスデューサの背面すなわ
ち音響放射面と反対側の面には音響を吸収するバッキン
グ(backing)部材が結合される。
【0004】これら音響レンズ、音響整合部材、超音波
トランスデューサおよびバッキング部材の積層構造物は
接着によって一体化されている。このような積層構造物
が、音響レンズを外部に露出させてカバー(cove
r)内に収容され、充填剤によってポッティング(po
tting)される。
【0005】ここで、音響レンズ、音響整合部材、超音
波トランスデューサおよびバッキング部材を接着によっ
て積層する前に、接着面に物理的な微小突起を形成し
て、アンカー(anchor)効果による接着性を高め
る表面処理や、各部材の接着面を清浄化する処理、すな
わち、各接着面の酸化膜の除去,脱脂等を行なう表面処
理を行っている。
【0006】この表面処理としては、以下のような加工
法が用いられている。 (1)サンドブラスト(sandblast) 微細な粒子を接着面に吹き付けて、接着面の清浄化およ
び表面に微小突起を形成する手法。
【0007】(2)プラズマエッチング(plasma
etching) 石英等のチャンバー(chamber)に、被処理材を
置き、真空引きして反応ガス(アルゴンやフロン等)を
流し、チャンバー外側の電極に高周波電界をかけると、
プラズマが発生し、接着面の脱脂,酸化膜除去および接
着面の活性化を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の表面処
理では、以下のような問題点がある。 (1)サンドブラストでは、定量的な制御が難しく、安
定した接着が得られない。
【0009】(2)プラズマエッチングでは、微小突起
が得られない。本発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、積層される各部材間で安定した接
着力が得られる超音波プローブ製造方法、そのような超
音波プローブの製造方法、およびそのような超音波プロ
ーブを用いる超音波撮像装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)課題を解決するた
めの第1の発明は、音響レンズ部材、音響整合部材、圧
電部材、該圧電部材に接続される電気経路を有するフィ
ルム状の回路部材、およびバッキング部材を積層し接着
により一体化する超音波プローブ製造方法であって、前
記各部材の接着面のうちの少なくとも1つの面をエキシ
マレーザにより表面加工することを特徴とする超音波プ
ローブ製造方法である。
【0011】(2)課題を解決するための第2の発明
は、前記圧電部材の接着面をエキシマレーザにより表面
加工することを特徴とする(1)記載の超音波プローブ
製造方法である。
【0012】(3)課題を解決するための第3の発明
は、音響レンズ部材、音響整合部材、圧電部材、該圧電
部材に接続される電気経路を有するフィルム状の回路部
材、およびバッキング部材を積層し接着により一体化す
る超音波プローブであって、前記各部材の接着面のうち
の少なくとも1つの面がエキシマレーザにより表面加工
されていることを特徴とする超音波プローブである。
【0013】(4)課題を解決する第4の発明は、前記
圧電部材の接着面がエキシマレーザにより表面加工され
ていることを特徴とする(3)記載の超音波プローブで
ある。
【0014】(5)課題を解決する第5の発明は、超音
波プローブにより超音波を送波してエコーを受信し、エ
コー受信信号に基づいて画像を生成する超音波撮像装置
であって、 (3)または(4)記載の超音波プローブ
を具備することを特徴とする超音波撮像装置である。
【0015】(作用)本発明では、各部材の接着面のう
ちの少なくとも1つの面を物理的に微小な突起が形成可
能で、定量的な制御が行えるエキシマレーザにより表面
加工することにより、接着面の清浄化および所望の微小
突起を形成することができ、積層される各部材間で安定
した接着力が得られる。
【0016】また、エキシマレーザは、紫外線領域で発
振するレーザーであるので、熱伝導による表面加工され
る部材へのダメージが少ない。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。なお、本発明は実施の形態に限定さ
れるものではない。図1に超音波プローブの模式的構成
を示す。本プローブは、本発明の超音波プローブの実施
の形態の一例である。
【0018】図1に示すように、本プローブは、プロー
ブ本体20にケーブル22の一端を接続し、ケーブル2
2の他端にコネクタ(connector)24を接続
したものとなっている。コネクタ24は、本プローブの
使用時に、図示しない超音波撮像装置本体に設けられた
コネクタ受けに接続される。
【0019】図2にプローブ本体20の主要部の模式的
構成を示す。同図に示すように、プローブ本体20は、
超音波トランスデューサアレイ300を有する。超音波
トランスデューサアレイ300は、図におけるx方向に
配列した複数個(例えば128個)の超音波トランスデ
ューサ(圧電部材)302によって構成される。
【0020】なお、超音波トランスデューサへの符号付
けは1箇所で代表する。超音波トランスデューサ302
は、例えばPZT(チタン(Ti)酸ジルコン(Zr)
酸鉛(Pb)セラミックス(ceramics)等の圧
電材料で構成される。
【0021】超音波トランスデューサ302は、直方体
状(いわゆる短冊形)に形成され、その3つのりょうは
図における互いに垂直な3方向x,y,zにそれぞれ一
致している。りょうの長さは、y方向が相対的に最も長
く、z方向がそれに次ぎ、x方向が相対的に最も短くな
っている。圧電材料の分極の方向はz方向となってい
る。超音波トランスデューサ302は、z方向において
互いに対向する両端面が図示しない電極層でそれぞれ覆
われている。
【0022】超音波トランスデューサアレイ300は、
例えばポリイミド(polyimide)等のプラスチ
ックポリマー(plastics polymer)か
らなるフィルム(film)502の上に構成されてい
る。なお、フィルム502は厚みを誇張して描いてあ
る。以下に述べる他のフィルムも同様である。
【0023】フィルム502は、複数の超音波トランス
デューサ302に対応する複数の電気経路504を有す
る。なお、電気経路への符号付けは1箇所で代表する。
電気経路504は、プリント(print)回路等によ
り構成されている。電気経路504には、超音波トラン
スデューサ302の一方の電極(図における下側の電
極)が電気的に接続されている。この電極が、超音波ト
ランスデューサ302のアクティブ(active)電
極となる。電気的接続には導電性の接着剤が用いられ
る。
【0024】超音波トランスデューサ302の他方の電
極(図における上側の電極)は、例えばポリイミド等の
プラスチックからなるフィルム506で覆われている。
フィルム506の、超音波トランスデューサ302の電
極に接する側は金属層による導電面となっており、各電
極とは電気的に接続されている。電気的接続には導電性
の接着剤等が用いられる。フィルム506で覆われた電
極は、超音波トランスデューサ302のコモン(com
mon)電極となる。
【0025】フィルム506の図における上側には音響
整合部材510が接着されている。接着には接着剤が用
いられる。 音響整合部材510は、超音波トランスデ
ューサ302と撮像対象の間の音響インピーダンス(i
mpedance)を整合させるもので、両者の中間の
適宜の音響インピーダンスを持つプラスチック(pla
stics)材やガラス(glass)材等が用いられ
る。
【0026】音響整合部材510の図における上側には
音響レンズ512が接着剤で接着されている。音響レン
ズ512は例えばシリコンゴム(silicon gu
m)等により、x方向を長手方向とするシリンドリカル
レンズ(cylindrical lens)として構
成されている。
【0027】フィルム502の、超音波トランスデュー
サアレイ300に接する側とは反対側にバッキング部材
702が接している。バッキング部材702は、例えば
金属粉末入りのゴム等の適宜の吸音材で構成される。バ
ッキング部材702とフィルム502は接着剤によって
接着される。
【0028】フィルム502はバッキング部材702の
一つの側面に沿って延在し、フィルム506は反対側の
側面に沿って延在している。なお、フィルム506が延
在する側には、フィルム506の導電面と超音波トラン
スデューサ302の側面との接触を防ぐ絶縁フィルム5
08が接着剤によって接着されている。フィルム50
2,506の電気経路504および導電面には、後述す
るように電線が接続される。
【0029】図3に、コネクタ24の主要部の模式的構
成を示す。同図に示すように、コネクタ24は接触体9
02を有する。接触体902は、コネクタ24を図示し
ないコネクタ受けに接続したときに相手側の接触部と接
触するものである。接触体902は、例えばプラスチッ
ク等の電気絶縁材料で板状に構成される。接触体902
の厚みの方向をy方向とすると、接触体902は概ねx
z面に平行な2つの接触面を有する。これら接触面に
は、コネクタ受けへの押入の便宜上、z方向の一端部の
厚みが次第薄くなるような傾斜がつけられている。
【0030】接触体902の接触面には、z方向に延び
る電気経路904がx方向に複数個配列されている。な
お、電気経路904への符号付けは1箇所で代表する。
電気経路904は、例えば銅条等からなる複数の導電体
を接触体902にモールド(mold)すること等によ
り構成される。接触体902の図における底面にx方向
の全長にわたって電気経路906が設けられている。電
気経路906は複数の電気経路904のうちの所定のも
のと接続されている。電気経路904および電気経路9
06には、後述するように電線が接続される。
【0031】次に、本プローブの製造方法について説明
する。図4に、製造工程の一例のフロー(flow)図
を示す。この製造工程によって、本発明の方法について
の実施の形態の一例が示される。
【0032】同図に示すように、工程402においてバ
ッキング部材702、超音波トランスデューサ(圧電部
材)302の接着面をエキシマレーザ(excimer
laser)による表面加工を行う。
【0033】ここで、エキシマレーザについて説明す
る。エキシマレーザーは紫外線領域で発振する大出力で
非常に効率のよいレーザーである。尚、励起状態は比較
的安定であるが、基底状態では不安定ですぐ解離してし
まうような分子をエキシマと呼ぶ。
【0034】たとえば、アルゴンやクリプトンなどの希
ガスは単原子分子であるから、通常は自分自身や他の原
子とは容易に結合を作らないが、励起状態になると、基
底状態の希ガス原子やフッ素・塩素などのハロゲンと一
緒に分子を形成する。このエキシマからの光放出をレー
ザーに応用したのがエキシマレーザーである。
【0035】エキシマレーザーの主流は放電励起希ガス
−ハライドエキシマレーザーで、希ガスとハロゲンの組
合せにより、紫外線領域で約50nm毎に強力な発振線
が得られている。実用化されている代表的な希ガス−ハ
ライドエキシマレーザーは、ArFレーザー(193n
m)、KrFレーザー(249nm)、 XeClレー
ザー(308nm)である。エキシマを形成するための
数%の希ガスとさらに少量のハロゲンガス(塩化水素や
フツ素ガス)をヘリウムやネオンで希釈した混合ガスが
媒質ガスとして用いられる。
【0036】この媒質ガスを数気圧に高めて頑丈な容器
に封入し、レーザー光の進行方向に対して横方向に放電
させる。エキシマレーザーの最大の特徴は、短波長・短
パルス・高出力である。
【0037】具体的には、図6に示すように、X,Y,
Z方向に移動可能なテーブル901上に、バッキング部
材702(超音波トランスデューサ(圧電部材)30
2)を載置し、所定のパターン(mask patte
rn)が形成されたメタルマスク(metal mas
k)903を介して、所定の照射エネルギー,パルス数
のエキシマレーザーを接着面702a上に照射して、接
着面の清浄化および所望の微小突起を形成する。
【0038】この時、図6におけるエキシマレーザEL
の切断線B−B′でのエネルギー密度は、図7に示すよ
うな分布となっているので、メタルマスク903の大き
さ(d)は、一定のエネルギー密度が得られる範囲D以
下であることが望ましい。
【0039】また、メタルマスク903よりバッキング
材702のほうが大きな場合、バッキング材702が載
置されたテーブル901をX、Y方向に移動し、表面加
工が施されていない部分をメタルマスク903の下側に
移動させ、複数回に分けて表面加工を行なう。
【0040】さらに、テーブル901をZ方向に移動さ
せることで、照射エネルギーの調整を行うことができ
る。次に、図5に示すように、工程404において、超
音波トランスデューサ302と、フィルム502と、バ
ッキング部材702を接着し、積層する。
【0041】次に、工程406で超音波トランスデュー
サ302およびバッキング部材702の積層構造物のダ
イシング(dicing)を行う。この工程では、積層
構造物をダイシングマシン(dicing machi
ne)にかけて、超音波トランスデューサ302を所定
のピッチでダイシングし、図8に示すように、超音波ト
ランスデューサ302が個々に分離された超音波トラン
スデューサアレイ300を形成する。
【0042】次に、工程408において、工程402と
同様な手法で音響整合部材510および音響レンズ51
2の表面加工を行う。次に、工程410で接着を行う。
接着は、工程406で得られた積層構造物に音響整合部
材510および音響レンズ512を接着し、積層する。
【0043】次に、工程412で電気配線を行う。この
工程での電線接続を図9および図10によって説明す
る。なお、図10は図9のA−A断面図である。両図に
おいて図2および図3に示したものと同じものには同一
の符号を付して説明を省略する。
【0044】同図に示すように、電気配線は、ケーブル
22の個別の電線114により、プローブ本体22側の
電気経路504とコネクタ24側の対応する電気経路9
04とを接続する作業である。電線への符号付けは1箇
所で代表する。電線114は例えば線径が細い同軸ケー
ブル等であり、同軸ケーブルの中心導体の一端を電気経
路504に接続し、他端を電気経路904に接続する。
同軸ケーブルの外側導体の両端は、バッキング部材70
2の端面まで回り込んでいるフィルム506の導電面お
よび接触体902の端面に設けられた電気経路906に
それぞれ接続される。接続は例えばハンダ付けまたはそ
の他の適宜の慣用の技法によって行われる。
【0045】電気配線済みの接続体について、工程41
4で両端部へのケース取付加工を行い、図1に示したよ
うな超音波プローブを構成する。ケースを取り付けるに
当たって、ケーブル22の両端部を適宜のクランプ(c
lamp)手段によってそれぞれのケースにクランプす
ることはいうまでもない。
【0046】次に、工程416でケース内に樹脂等を充
填してポッティング(potting)する。図11
に、上記のように構成された超音波プローブを備えた超
音波撮像装置のブロック(block)図を示す。
【0047】同図に示すように、本装置は、超音波プロ
ーブ2を有する。超音波プローブ2は、上記のようにし
て製造されたものである。超音波プローブ2は、被検体
4に当接されて超音波の送受波に使用される。
【0048】超音波プローブ2は送受信部6に接続され
ている。送受信部6は、超音波プローブ2の超音波トラ
ンスデューサアレイ300を駆動して超音波ビーム(b
eam)を送信し、また、超音波トランスデューサアレ
イ300が受波したエコーを受信するものである。
【0049】送波超音波ビームの方位は、超音波トラン
スデューサアレイ300における送波アパーチャ(ap
erture)内の個々の超音波トランスデューサ30
2を駆動する時間差により設定することができ、この方
位を順次切り換えることにより音線順次の走査を行うこ
とができる。
【0050】エコー受波の方位は、超音波トランスデュ
ーサアレイ300における受波アパーチャ内の個々の超
音波トランスデューサ302の受信信号を加算する時間
差で設定することができ、この方位を順次切り換えるこ
とにより音線順次の受波の走査を行うことができる。
【0051】これにより、送受信部6は、例えば図12
に示すような走査を行う。すなわち、放射点200から
z方向に延びる超音波ビーム(音線)202が扇状の2
次元領域206をθ方向に走査し、いわゆるセクタスキ
ャン(sector scan)を行う。
【0052】送波および受波のアパーチャを超音波トラ
ンスデューサアレイ300の一部を用いて形成するとき
は、このアパーチャをアレイに沿って順次移動させるこ
とにより、例えば図13に示すような走査を行うことが
できる。すなわち、放射点200からz方向に発する音
線202が直線204上を移動することにより、矩形状
の2次元領域206がx方向に走査され、いわゆるリニ
アスキャン(linear scan)が行われる。
【0053】なお、超音波トランスデューサアレイ30
0が、超音波送波方向に張り出した円弧に沿って形成さ
れたいわゆるコンベックスアレイ(convex ar
ray)である場合は、リニアスキャンと同様な信号操
作により、例えば図14に示すように、音線202の放
射点200が円弧204上を移動することにより、扇面
状の2次元領域206がθ方向に走査され、いわゆるコ
ンベクススキャンが行るのはいうまでもない。
【0054】送受信部6はデータ(data)処理部8
に接続されている。データ処理部8には、送受信部6か
ら、エコー受信信号がディジタルデータ(digita
ldata)として入力される。データ処理部8は、入
力されたエコーデータを処理して画像生成等を行うよう
になっている。
【0055】データ処理部8は、図15に示すように、
データ処理プロセッサ(processor)80、エ
コーメモリ(echo memory)82、データメ
モリ84および画像メモリ86を備えている。これらは
バス(bus)88によって接続されている。送受信部
6から入力されたエコーデータは、エコーメモリ82に
記憶される。データ処理プロセッサ80は、エコーデー
タに基づいて例えばBモード(mode)画像等を生成
する。生成したBモード画像等は画像メモリ86に記憶
される。
【0056】データ処理プロセッサ80は、また、デー
タ処理によりエコーのドップラシフト(Doppler
shift)を抽出し、それに基づき例えば血流速度
等の動態情報を求めることも行う。データメモリ84は
このデータ処理の過程で使用される。得られた動態情報
を表示するための画像等が画像メモリ86に記憶され
る。
【0057】データ処理部8には表示部10が接続され
ている。表示部10は、例えばグラフィックディスプレ
ー(graphic display)等を用いて構成
され、データ処理部8の画像メモリ86から入力された
画像データに基づいて可視像を表示するようになってい
る。
【0058】以上の送受信部6、データ処理部8および
表示部10は制御部12に接続されている。制御部12
は、それら各部に制御信号を与えてその動作を制御する
ものである。また、被制御の各部から制御部12に状態
報知信号や応答信号等が伝えられる。制御部12の制御
の下で超音波撮像が実行される。
【0059】制御部12には操作部14が接続されてい
る。操作部14は操作者によって操作され、制御部12
に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作
部14は、例えばキーボード(keyboard)やそ
の他の操作具を備えた操作パネル(panel)で構成
される。
【0060】上記構成によれば、音響レンズ512、音
響整合部材510、超音波トランスデューサ302、バ
ッキング部材702の接着面を物理的に微小な突起が形
成可能で、定量的な制御が行えるエキシマレーザにより
表面加工することにより、接着面の清浄化および所望の
微小突起を形成することができ、積層される各部材間で
安定した接着力が得られる。
【0061】また、エキシマレーザは、紫外線領域で発
振するレーザーであるので、熱伝導による表面加工され
る部材へのダメージが少ない。尚、本発明は上記実施の
形態例に限定するものではない。上記実施の形態例で
は、音響レンズ512、音響整合部材510、超音波ト
ランスデューサ302、バッキング部材702の接着面
をエキシマレーザにより表面加工したが、これらの部材
の接着面のうちの少なくとも1つの面をエキシマレーザ
により表面加工することにより、安定した接着力を得る
ことができる。
【0062】さらに、フィルム502の接着面もエキシ
マレーザにより表面加工してもよい。また、接着面が薄
い電極層となっている超音波トランスデューサ302
に、本発明を適用するが一番好ましい。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、積層
される各部材間で安定した接着力が得られる超音波プロ
ーブ製造方法、そのような超音波プローブの製造方法、
およびそのような超音波プローブを用いる超音波撮像装
置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の超音波プローブの
模式図である。
【図2】図1に示した超音波プローブ本体の主要部の模
式図である。
【図3】図1に示したコネクタの主要部の模式図であ
る。
【図4】図1に示した超音波プローブの製造工程の一例
を示すフロー図である。
【図5】図2に示した超音波プローブの製造工程におけ
る状態を示す模式図である。
【図6】エキシマレーザを用いた表面加工の構成図であ
る。
【図7】図6におけるエキシマレーザELの切断線B−
B′でのエネルギー密度を説明する図である。
【図8】図2に示した超音波プローブの製造工程におけ
る状態を示す模式図である。
【図9】図2に示した超音波プローブの製造工程におけ
る状態を示す模式図である。
【図10】図2に示した超音波プローブの製造工程にお
ける状態を示す模式図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック
図である。
【図12】図11に示した装置による音線走査の概念図
である。
【図13】図11に示した装置による音線走査の概念図
である。
【図14】図11に示した装置による音線走査の概念図
である。
【図15】図11に示した装置におけるデータ処理部の
ブロック図である。
【符号の説明】
20 プローブ本体 22 ケーブル 24 コネクタ 300 超音波トランスデューサアレイ 302 超音波トランスデューサ 502 フィルム 504 電気経路 506 フィルム 508 絶縁フィルム 510 音響整合部材 512 音響レンズ 2 超音波プローブ 4 被検体 6 送受信部 8 データ処理部 10 表示部 12 制御部 14 操作部
フロントページの続き (72)発明者 青木 弘幸 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 野崎 光弘 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 2G047 EA11 GB32 4C301 EE12 GB33 GB36 5D019 AA26 BB02 BB18 BB26 BB28 FF04 GG01 GG03 GG12 HH01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響レンズ部材、音響整合部材、圧電部
    材、該圧電部材に接続される電気経路を有するフィルム
    状の回路部材およびバッキング部材を積層し接着により
    一体化する超音波プローブ製造方法であって、 前記各部材の接着面のうちの少なくとも1つの面をエキ
    シマレーザにより表面加工することを特徴とする超音波
    プローブ製造方法。
  2. 【請求項2】 前記圧電部材の接着面をエキシマレーザ
    により表面加工することを特徴とする請求項1記載の超
    音波プローブ製造方法。
  3. 【請求項3】 音響レンズ部材、音響整合部材、圧電部
    材、該圧電部材に接続される電気経路を有するフィルム
    状の回路部材、およびバッキング部材を積層し接着によ
    り一体化する超音波プローブであって、 前記各部材の接着面のうちの少なくとも1つの面がエキ
    シマレーザにより表面加工されていることを特徴とする
    超音波プローブ。
  4. 【請求項4】 前記圧電部材の接着面がエキシマレーザ
    により表面加工されていることを特徴とする請求項3記
    載の超音波プローブ。
  5. 【請求項5】 超音波プローブにより超音波を送波して
    エコーを受信し、エコー受信信号に基づいて画像を生成
    する超音波撮像装置であって、 請求項3または請求項4に記載の超音波プローブを具備
    する、ことを特徴とする超音波撮像装置。
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