JPH10308997A - 超音波振動子 - Google Patents
超音波振動子Info
- Publication number
- JPH10308997A JPH10308997A JP9118417A JP11841797A JPH10308997A JP H10308997 A JPH10308997 A JP H10308997A JP 9118417 A JP9118417 A JP 9118417A JP 11841797 A JP11841797 A JP 11841797A JP H10308997 A JPH10308997 A JP H10308997A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- piezoelectric body
- electrode
- ultrasonic
- installation groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電素子に接続するグランド線や信号線等の
導体の接続部の高さを抑え、かつ、導体接続時の作業性
を向上させる。 【解決手段】 超音波振動子は、複数の素子に分割され
て直線状に配列された圧電体1を有して構成され、圧電
体1の対向する面に表面電極2と裏面電極3が設けられ
ている。圧電体1の表面電極2にはグランド線となる共
通導体4が電気接続され、裏面電極3にはフレキシブル
プリント基板5が取り付けられて基板上の導電パターン
が電気接続されている。圧電体1における共通導体4の
接続部には、導体設置溝8が設けられ、この導体設置溝
8内に共通導体4が収納されて半田等の導電体9で埋め
られており、共通導体4が表面電極2に導通して各素子
の電極を接続するように構成されている。
導体の接続部の高さを抑え、かつ、導体接続時の作業性
を向上させる。 【解決手段】 超音波振動子は、複数の素子に分割され
て直線状に配列された圧電体1を有して構成され、圧電
体1の対向する面に表面電極2と裏面電極3が設けられ
ている。圧電体1の表面電極2にはグランド線となる共
通導体4が電気接続され、裏面電極3にはフレキシブル
プリント基板5が取り付けられて基板上の導電パターン
が電気接続されている。圧電体1における共通導体4の
接続部には、導体設置溝8が設けられ、この導体設置溝
8内に共通導体4が収納されて半田等の導電体9で埋め
られており、共通導体4が表面電極2に導通して各素子
の電極を接続するように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置等
に用いられる超音波振動子に関する。
に用いられる超音波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】医療分野においては、超音波振動子から
生体組織内に超音波パルスを繰り返し送信し、生体組織
から反射される超音波パルスのエコーを、同一あるいは
別体に設けた超音波振動子で受信して、この超音波パル
スを送受信する方向を徐々にずらすことによって、生体
内の複数の方向から収集した情報を可視像の超音波断層
画像として表示する超音波診断装置が、従来より種々提
案されている。
生体組織内に超音波パルスを繰り返し送信し、生体組織
から反射される超音波パルスのエコーを、同一あるいは
別体に設けた超音波振動子で受信して、この超音波パル
スを送受信する方向を徐々にずらすことによって、生体
内の複数の方向から収集した情報を可視像の超音波断層
画像として表示する超音波診断装置が、従来より種々提
案されている。
【0003】このような超音波診断装置などに用いられ
る超音波振動子として、複数の素子を配列した電子走査
方式の振動子では、実開昭58−86564号公報等に
開示されているように、従来は圧電素子をダイシングに
より複数の素子に分割した後、これらの素子の表面電極
上にグランド線を配置して各素子の表面電極に半田付け
等で接続し、その上に整合層を介して音響レンズを配設
するような構造が採られていた。
る超音波振動子として、複数の素子を配列した電子走査
方式の振動子では、実開昭58−86564号公報等に
開示されているように、従来は圧電素子をダイシングに
より複数の素子に分割した後、これらの素子の表面電極
上にグランド線を配置して各素子の表面電極に半田付け
等で接続し、その上に整合層を介して音響レンズを配設
するような構造が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
超音波振動子の構成では、圧電素子上に設ける整合層の
厚さを薄くした場合、グランド線及びその接続部の高さ
が弊害となって音響レンズの取り付けに支障をきたすこ
とがあった。また、整合層の厚さに制約を受けるため、
設計上の自由度が小さく、整合層を薄くして所望の寸法
形状に構成することができないという不具合もあった。
さらに、整合層及び音響レンズは圧電素子上に順に積層
しその間を接着剤で接着して取り付けるような構成がと
られるため、音響レンズを取り付けたときに接着層の厚
さにばらつきが生じて組立時に不具合が生じたり音響特
性にばらつきが生じるなどの問題点もあった。また、グ
ランド線は表面電極上に置かれているだけであるので、
半田付け等の接続作業時にグランド線の位置がずれるこ
とがあり、グランド線の位置決め作業が煩雑で作業性が
良くないという問題点があった。
超音波振動子の構成では、圧電素子上に設ける整合層の
厚さを薄くした場合、グランド線及びその接続部の高さ
が弊害となって音響レンズの取り付けに支障をきたすこ
とがあった。また、整合層の厚さに制約を受けるため、
設計上の自由度が小さく、整合層を薄くして所望の寸法
形状に構成することができないという不具合もあった。
さらに、整合層及び音響レンズは圧電素子上に順に積層
しその間を接着剤で接着して取り付けるような構成がと
られるため、音響レンズを取り付けたときに接着層の厚
さにばらつきが生じて組立時に不具合が生じたり音響特
性にばらつきが生じるなどの問題点もあった。また、グ
ランド線は表面電極上に置かれているだけであるので、
半田付け等の接続作業時にグランド線の位置がずれるこ
とがあり、グランド線の位置決め作業が煩雑で作業性が
良くないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、圧電素子に接続するグランド線や信号線等の導体の
接続部の高さを抑えることができ、かつ、導体接続時の
作業性を向上させることが可能な超音波振動子を提供す
ることを目的としている。
で、圧電素子に接続するグランド線や信号線等の導体の
接続部の高さを抑えることができ、かつ、導体接続時の
作業性を向上させることが可能な超音波振動子を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波振動
子は、対向する第1の面および第2の面に電極を有し、
この電極への電気信号の供給により超音波振動するもの
であって、前記第1の面と第2の面の少なくとも一方の
面に溝または切り欠きによる凹部を有する圧電体と、前
記圧電体の凹部に係入して配設され、この凹部近傍の電
極に電気接続されて導通する導体と、を備えたものであ
る。
子は、対向する第1の面および第2の面に電極を有し、
この電極への電気信号の供給により超音波振動するもの
であって、前記第1の面と第2の面の少なくとも一方の
面に溝または切り欠きによる凹部を有する圧電体と、前
記圧電体の凹部に係入して配設され、この凹部近傍の電
極に電気接続されて導通する導体と、を備えたものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係
る超音波振動子の構成を示す斜視図、図2は圧電体の共
通導体接続部を拡大した断面図、図3ないし図8は超音
波振動子の組立手順を示す斜視図である。
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係
る超音波振動子の構成を示す斜視図、図2は圧電体の共
通導体接続部を拡大した断面図、図3ないし図8は超音
波振動子の組立手順を示す斜視図である。
【0008】第1実施形態は、電子走査方式の超音波探
触子に用いられる複数の素子を列状に配設した超音波振
動子の構成例を示したものである。
触子に用いられる複数の素子を列状に配設した超音波振
動子の構成例を示したものである。
【0009】図1に示すように、超音波振動子は、複数
の素子に分割されて直線状に配列された圧電体1を有し
て構成され、圧電体1の対向する面に表面電極2と裏面
電極3が設けられている。圧電体1の表面電極2側には
グランド線となる燐青銅線等の共通導体4が半田付けま
たは導電性接着剤により電気的に接続され、圧電体1の
裏面電極3にはフレキシブルプリント基板5が取り付け
られて基板上の導電パターンが電気的に接続されてい
る。圧電体1の裏面部には弾性体の超音波吸収体6が接
着により取り付けられ、この超音波吸収体6がガラスエ
ポキシ板などからなる硬質の補強体7上に接着固定され
ている。
の素子に分割されて直線状に配列された圧電体1を有し
て構成され、圧電体1の対向する面に表面電極2と裏面
電極3が設けられている。圧電体1の表面電極2側には
グランド線となる燐青銅線等の共通導体4が半田付けま
たは導電性接着剤により電気的に接続され、圧電体1の
裏面電極3にはフレキシブルプリント基板5が取り付け
られて基板上の導電パターンが電気的に接続されてい
る。圧電体1の裏面部には弾性体の超音波吸収体6が接
着により取り付けられ、この超音波吸収体6がガラスエ
ポキシ板などからなる硬質の補強体7上に接着固定され
ている。
【0010】圧電体1は、PZT(ジルコン酸チタン酸
鉛),チタン酸鉛等の圧電セラミックの板状部材からな
り、両面に銀あるいは金の焼き付けまたは蒸着によって
表面電極2,裏面電極3が形成されている。超音波吸収
体6は、フェライト入りのポリクロロプレンゴム,タン
グステン粉末入りのエポキシ樹脂等を直方体状に成形し
たもので構成されている。
鉛),チタン酸鉛等の圧電セラミックの板状部材からな
り、両面に銀あるいは金の焼き付けまたは蒸着によって
表面電極2,裏面電極3が形成されている。超音波吸収
体6は、フェライト入りのポリクロロプレンゴム,タン
グステン粉末入りのエポキシ樹脂等を直方体状に成形し
たもので構成されている。
【0011】圧電体1における共通導体4の接続部は、
図2に示すように、導体設置溝8が設けられ、この導体
設置溝8内に共通導体4が収納されて半田等の導電体9
で埋められており、共通導体4が表面電極2に導通して
各素子の電極を接続するような構成となっている。
図2に示すように、導体設置溝8が設けられ、この導体
設置溝8内に共通導体4が収納されて半田等の導電体9
で埋められており、共通導体4が表面電極2に導通して
各素子の電極を接続するような構成となっている。
【0012】この超音波振動子の部組を組み立てる際に
は、まず、図3に示すように、超音波吸収体6の下部に
補強体7を接着した後、超音波吸収体6の上部に板状の
圧電体1の裏面電極3側をフレキシブルプリント基板5
を取り付けた状態で接着して図3の構造体を形成する。
は、まず、図3に示すように、超音波吸収体6の下部に
補強体7を接着した後、超音波吸収体6の上部に板状の
圧電体1の裏面電極3側をフレキシブルプリント基板5
を取り付けた状態で接着して図3の構造体を形成する。
【0013】そして、図4に示すように、圧電体1の表
面電極2上の共通導体接続部に相当する位置(この例で
は側端部近傍)に半田等の熱可塑性の導電体9を塗付す
る。このとき、表面電極2上の共通導体接続部以外の部
分は、PET(ポリエチレンテレフタレート)シートな
どで被覆して導電体9が付着するのを防止する。導電体
9はマスク印刷法により表面電極2上に塗付しても良
い。
面電極2上の共通導体接続部に相当する位置(この例で
は側端部近傍)に半田等の熱可塑性の導電体9を塗付す
る。このとき、表面電極2上の共通導体接続部以外の部
分は、PET(ポリエチレンテレフタレート)シートな
どで被覆して導電体9が付着するのを防止する。導電体
9はマスク印刷法により表面電極2上に塗付しても良
い。
【0014】次に、図5に示すように、導電体9を塗付
した圧電体1の共通導体接続部に導体設置溝8を形成す
る。この導体設置溝8は、ダイヤモンドブレード付きの
ダイシングソー、あるいはレーザなどによって、図2の
ように圧電体1の中間部まで、すなわち共通導体4をほ
ぼ埋設できるような深さまで刻設する。
した圧電体1の共通導体接続部に導体設置溝8を形成す
る。この導体設置溝8は、ダイヤモンドブレード付きの
ダイシングソー、あるいはレーザなどによって、図2の
ように圧電体1の中間部まで、すなわち共通導体4をほ
ぼ埋設できるような深さまで刻設する。
【0015】さらに、図6に示すように、圧電体1の表
面からダイシングソーまたはレーザなどによって所定ピ
ッチで超音波吸収体6に達するまで切削して分割溝10
を形成することにより、圧電体1を分割して複数の素子
を形成する。その後、図7に示すように、複数に分割し
た素子が倒れることを防ぐために、各素子間の分割溝1
0にエポキシ等の樹脂などの充填材11をほぼ導体設置
溝8の底面の高さまで充填する。
面からダイシングソーまたはレーザなどによって所定ピ
ッチで超音波吸収体6に達するまで切削して分割溝10
を形成することにより、圧電体1を分割して複数の素子
を形成する。その後、図7に示すように、複数に分割し
た素子が倒れることを防ぐために、各素子間の分割溝1
0にエポキシ等の樹脂などの充填材11をほぼ導体設置
溝8の底面の高さまで充填する。
【0016】前記のように圧電体1の複数素子間に充填
材11を充填する際には、表面電極2に充填材11が付
着することがあり、その場合、後から導電体9を塗付し
ようとしても表面電極2に導電体9が付かなくなること
がある。そこで本実施形態では、予め表面電極2の共通
導体接続部に導電体9を塗付した後で、導体設置溝8及
び分割溝10を形成して素子間に充填材11を充填する
ようにしている。
材11を充填する際には、表面電極2に充填材11が付
着することがあり、その場合、後から導電体9を塗付し
ようとしても表面電極2に導電体9が付かなくなること
がある。そこで本実施形態では、予め表面電極2の共通
導体接続部に導電体9を塗付した後で、導体設置溝8及
び分割溝10を形成して素子間に充填材11を充填する
ようにしている。
【0017】その後、図8に示すように、共通導体4を
導体設置溝8に係入して設置する。そして、図1に示す
ように、導電体9に熱を加えて溶かして流動状態として
導体設置溝8内に流し込み、導電体9によって表面電極
2と共通導体4を電気的に接続する。
導体設置溝8に係入して設置する。そして、図1に示す
ように、導電体9に熱を加えて溶かして流動状態として
導体設置溝8内に流し込み、導電体9によって表面電極
2と共通導体4を電気的に接続する。
【0018】以上のように組み立てた超音波振動子の部
組を基に、後の工程は図示しないが、図1の状態から分
割溝10の上部に圧電体1の表面まで充填材11を充填
し、共通導体4をフレキシブルプリント基板5に設けた
グランドパターンに接続した後、圧電体1の表面電極2
上に整合層を積層して設け、その上に音響レンズを接着
等で取り付けて超音波探触子を構成していく。
組を基に、後の工程は図示しないが、図1の状態から分
割溝10の上部に圧電体1の表面まで充填材11を充填
し、共通導体4をフレキシブルプリント基板5に設けた
グランドパターンに接続した後、圧電体1の表面電極2
上に整合層を積層して設け、その上に音響レンズを接着
等で取り付けて超音波探触子を構成していく。
【0019】本実施形態によれば、圧電体に導体設置溝
を設けて共通導体を配設する構成としたので、共通導体
の位置決めが容易であり、導体接続時の作業性を向上で
きる。また、共通導体は圧電体に埋設される状態となる
ため、共通導体が大きく突出して接続部の高さが高くな
ることもなく、整合層の形成時に規制が生じたり音響レ
ンズの取り付けに支障をきたすことを防止できる。
を設けて共通導体を配設する構成としたので、共通導体
の位置決めが容易であり、導体接続時の作業性を向上で
きる。また、共通導体は圧電体に埋設される状態となる
ため、共通導体が大きく突出して接続部の高さが高くな
ることもなく、整合層の形成時に規制が生じたり音響レ
ンズの取り付けに支障をきたすことを防止できる。
【0020】次に、第2実施形態として超音波振動子の
組立手順の他の例を示す。図9ないし図13は第2実施
形態に係る超音波振動子の組立手順を示す斜視図であ
る。
組立手順の他の例を示す。図9ないし図13は第2実施
形態に係る超音波振動子の組立手順を示す斜視図であ
る。
【0021】第2実施形態では、圧電体を複数の素子に
分割した後に、導体設置溝を形成して共通導体を接続す
るようにする。
分割した後に、導体設置溝を形成して共通導体を接続す
るようにする。
【0022】まず、図3の第1実施形態と同様に超音波
吸収体6の下部に補強体7を接着して超音波吸収体6の
上部に板状の圧電体1の裏面電極3側を接着した後、図
9に示すように、圧電体1の表面からダイシングソーま
たはレーザなどによって所定ピッチで超音波吸収体6に
達するまで切削して分割溝10を形成することにより、
圧電体1を分割して複数の素子を形成する。そして、図
10に示すように、複数に分割した素子が倒れることを
防ぐために、各素子間の分割溝10にエポキシ樹脂等の
充填材11を圧電体1の表面とほぼ同一面となる高さま
で充填する。
吸収体6の下部に補強体7を接着して超音波吸収体6の
上部に板状の圧電体1の裏面電極3側を接着した後、図
9に示すように、圧電体1の表面からダイシングソーま
たはレーザなどによって所定ピッチで超音波吸収体6に
達するまで切削して分割溝10を形成することにより、
圧電体1を分割して複数の素子を形成する。そして、図
10に示すように、複数に分割した素子が倒れることを
防ぐために、各素子間の分割溝10にエポキシ樹脂等の
充填材11を圧電体1の表面とほぼ同一面となる高さま
で充填する。
【0023】このとき、充填材11が表面電極2に付着
することがあるが、その場合、表面電極2を砥石等を用
いて研磨する。なお、この研磨により、表面電極2上に
整合層を接着して取り付けるときに整合層と表面電極間
の接着部のアンカー効果が増強され、接着強度が上がっ
て耐性が向上するという効果も得られる。
することがあるが、その場合、表面電極2を砥石等を用
いて研磨する。なお、この研磨により、表面電極2上に
整合層を接着して取り付けるときに整合層と表面電極間
の接着部のアンカー効果が増強され、接着強度が上がっ
て耐性が向上するという効果も得られる。
【0024】次に、図11に示すように、ダイシングソ
ーまたはレーザなどによって、圧電体1の共通導体接続
部に圧電体1の中間部に至る深さ、すなわち共通導体4
をほぼ埋設できるような深さまで導体設置溝8を形成す
る。この状態で、図12に示すように、共通導体4を導
体設置溝8に係入して設置する。そして、図13に示す
ように、導体設置溝8内に半田または導電性接着剤から
なる導電体9を充填して、導電体9によって表面電極2
と共通導体4を電気的に接続する。
ーまたはレーザなどによって、圧電体1の共通導体接続
部に圧電体1の中間部に至る深さ、すなわち共通導体4
をほぼ埋設できるような深さまで導体設置溝8を形成す
る。この状態で、図12に示すように、共通導体4を導
体設置溝8に係入して設置する。そして、図13に示す
ように、導体設置溝8内に半田または導電性接着剤から
なる導電体9を充填して、導電体9によって表面電極2
と共通導体4を電気的に接続する。
【0025】このように、圧電体1を複数の素子に分割
した後から導体設置溝8を形成して共通導体4を配設し
電気的に接続するような組立手順としても、第1実施形
態と同様な構成の超音波振動子を形成することができ
る。
した後から導体設置溝8を形成して共通導体4を配設し
電気的に接続するような組立手順としても、第1実施形
態と同様な構成の超音波振動子を形成することができ
る。
【0026】第2実施形態の組立手順では、圧電体1の
各素子間の分割溝10に充填材11を充填する際、充填
高さをあまり気にする必要がないため、第1実施形態よ
りも簡単な作業でまた工程数も少なく超音波振動子を組
み立てることができ、より生産効率を向上させることが
可能である。
各素子間の分割溝10に充填材11を充填する際、充填
高さをあまり気にする必要がないため、第1実施形態よ
りも簡単な作業でまた工程数も少なく超音波振動子を組
み立てることができ、より生産効率を向上させることが
可能である。
【0027】なお、超音波振動子は上記構成に限らず、
圧電体1の表面電極2側に予め整合層及びフレキシブル
プリント基板を取り付けておき、裏面電極3側に導体設
置溝8を設けて共通導体4を接続した後、超音波吸収体
6及び補強体7を取り付けるような構造としても良い。
圧電体1の表面電極2側に予め整合層及びフレキシブル
プリント基板を取り付けておき、裏面電極3側に導体設
置溝8を設けて共通導体4を接続した後、超音波吸収体
6及び補強体7を取り付けるような構造としても良い。
【0028】図14及び図15を参照して本発明の第3
実施形態を説明する。図14は第3実施形態に係る超音
波振動子の上面図、図15は超音波振動子の内部構成を
示す断面図である。
実施形態を説明する。図14は第3実施形態に係る超音
波振動子の上面図、図15は超音波振動子の内部構成を
示す断面図である。
【0029】第3実施形態は、機械走査方式の超音波探
触子に用いられる円形の超音波振動子の構成例を示した
ものである。
触子に用いられる円形の超音波振動子の構成例を示した
ものである。
【0030】図15に示すように、超音波振動子は、円
板状の圧電体21を有して構成され、この圧電体21の
両面にはそれぞれ表面電極22,裏面電極23が形成さ
れている。圧電体21の裏面電極23側には、タングス
テン粉末入りのエポキシ樹脂,フェライト入りのポリク
ロロプレンゴム等からなる超音波吸収体24が設けら
れ、この超音波吸収体24の外周には円筒状の樹脂製の
絶縁体25が配設され、圧電体21の外周部を保持して
いる。
板状の圧電体21を有して構成され、この圧電体21の
両面にはそれぞれ表面電極22,裏面電極23が形成さ
れている。圧電体21の裏面電極23側には、タングス
テン粉末入りのエポキシ樹脂,フェライト入りのポリク
ロロプレンゴム等からなる超音波吸収体24が設けら
れ、この超音波吸収体24の外周には円筒状の樹脂製の
絶縁体25が配設され、圧電体21の外周部を保持して
いる。
【0031】絶縁体25の外周には、超音波振動子の側
部外面を覆うように金属製のハウジング26が設けられ
ている。また、超音波吸収体24の下部にはエポキシ樹
脂等からなる絶縁層27が設けられ、絶縁層27の下端
部には裏蓋28が設けられて超音波振動子の下面が覆わ
れている。
部外面を覆うように金属製のハウジング26が設けられ
ている。また、超音波吸収体24の下部にはエポキシ樹
脂等からなる絶縁層27が設けられ、絶縁層27の下端
部には裏蓋28が設けられて超音波振動子の下面が覆わ
れている。
【0032】絶縁層27の側部からは同軸ケーブル等か
らなる信号ケーブル29が延出しており、信号ケーブル
29の芯線30が信号線として圧電体21の裏面電極2
3に半田付け等により接続されている。また図示しない
が、信号ケーブル29のシールド線がハウジング26に
接続されている。
らなる信号ケーブル29が延出しており、信号ケーブル
29の芯線30が信号線として圧電体21の裏面電極2
3に半田付け等により接続されている。また図示しない
が、信号ケーブル29のシールド線がハウジング26に
接続されている。
【0033】圧電体21の表面電極22側の外周部の一
部には、方形の切り欠きによる導体設置溝31が設けら
れている。この導体設置溝31内にはグランド線となる
導線32の一端が係入して配置され、半田または導電性
接着剤からなる導電体33が充填されており、導電体3
3によって表面電極22と導線32とが電気的に接続さ
れている。導線32の他端は、ハウジング26の外表面
に半田付け等によって電気的に接続されて固定されてお
り、圧電体21の表面電極22が導線32,ハウジング
26を介して信号ケーブル29のシールド線に導通して
いる。
部には、方形の切り欠きによる導体設置溝31が設けら
れている。この導体設置溝31内にはグランド線となる
導線32の一端が係入して配置され、半田または導電性
接着剤からなる導電体33が充填されており、導電体3
3によって表面電極22と導線32とが電気的に接続さ
れている。導線32の他端は、ハウジング26の外表面
に半田付け等によって電気的に接続されて固定されてお
り、圧電体21の表面電極22が導線32,ハウジング
26を介して信号ケーブル29のシールド線に導通して
いる。
【0034】圧電体21の表面電極22の上面には、エ
ポキシ樹脂等からなる音響レンズ34が設けられてい
る。この音響レンズ34の超音波出射面には、所定の球
面曲率(以下、SRと記す)を持った凹面が形成されて
いる。
ポキシ樹脂等からなる音響レンズ34が設けられてい
る。この音響レンズ34の超音波出射面には、所定の球
面曲率(以下、SRと記す)を持った凹面が形成されて
いる。
【0035】このように構成された超音波振動子を組み
立てる際には、圧電体21,絶縁体25,ハウジング2
6を組み付けて信号ケーブル29と導線32の接続作業
を行った後、超音波吸収体24,絶縁層27を充填して
裏蓋28を被せると共に、音響レンズ34の設置作業を
行う。
立てる際には、圧電体21,絶縁体25,ハウジング2
6を組み付けて信号ケーブル29と導線32の接続作業
を行った後、超音波吸収体24,絶縁層27を充填して
裏蓋28を被せると共に、音響レンズ34の設置作業を
行う。
【0036】第3実施形態によれば、圧電体に導体設置
溝を設けてグランド用の導体を配設する構成としたの
で、第1実施形態と同様に導体の位置決めが容易で組立
作業性を向上できると共に、導体は圧電体の表面電極よ
り大きく突出しないため、導体の高さが邪魔になって音
響レンズの配設に支障をきたしたり音響レンズの凹面の
形成時にSRの寸法精度が確保できなくなるなどの不具
合を防止できる。
溝を設けてグランド用の導体を配設する構成としたの
で、第1実施形態と同様に導体の位置決めが容易で組立
作業性を向上できると共に、導体は圧電体の表面電極よ
り大きく突出しないため、導体の高さが邪魔になって音
響レンズの配設に支障をきたしたり音響レンズの凹面の
形成時にSRの寸法精度が確保できなくなるなどの不具
合を防止できる。
【0037】[付記] (1) 対向する第1の面および第2の面に電極を有
し、この電極への電気信号の供給により超音波振動する
ものであって、前記第1の面と第2の面の少なくとも一
方の面に溝または切り欠きによる凹部を有する圧電体
と、前記圧電体の凹部に係入して配設され、この凹部近
傍の電極に電気接続されて導通する導体と、を備えたこ
とを特徴とする超音波振動子。
し、この電極への電気信号の供給により超音波振動する
ものであって、前記第1の面と第2の面の少なくとも一
方の面に溝または切り欠きによる凹部を有する圧電体
と、前記圧電体の凹部に係入して配設され、この凹部近
傍の電極に電気接続されて導通する導体と、を備えたこ
とを特徴とする超音波振動子。
【0038】(2) 前記圧電体の凹部は前記第1の面
と第2の面の両方に設けられ、これらの凹部にそれぞれ
前記導体が配設されてそれぞれ対応する電極に電気接続
されることを特徴とする付記1に記載の超音波振動子。
と第2の面の両方に設けられ、これらの凹部にそれぞれ
前記導体が配設されてそれぞれ対応する電極に電気接続
されることを特徴とする付記1に記載の超音波振動子。
【0039】(3) 前記圧電体の凹部は前記第1の面
と第2の面のいずれか一方に設けられ、この凹部に前記
導体が配設されて対応する電極に電気接続されることを
特徴とする付記1に記載の超音波振動子。
と第2の面のいずれか一方に設けられ、この凹部に前記
導体が配設されて対応する電極に電気接続されることを
特徴とする付記1に記載の超音波振動子。
【0040】(4) 前記圧電体の凹部は、前記第1の
面と第2の面のうち音響レンズが取り付けられる超音波
出射面側に設けられることを特徴とする付記3に記載の
超音波振動子。
面と第2の面のうち音響レンズが取り付けられる超音波
出射面側に設けられることを特徴とする付記3に記載の
超音波振動子。
【0041】(5) 対向する第1の面および第2の面
に電極を有し、この電極への電気信号の供給により超音
波振動するものであって、前記第1の面と第2の面のう
ち音響レンズが取り付けられる超音波出射面側に溝また
は切り欠きによる凹部を有する圧電体と、前記圧電体の
凹部に係入して配設され、この凹部近傍の電極に電気接
続されて導通する導体と、を備えたことを特徴とする超
音波振動子。
に電極を有し、この電極への電気信号の供給により超音
波振動するものであって、前記第1の面と第2の面のう
ち音響レンズが取り付けられる超音波出射面側に溝また
は切り欠きによる凹部を有する圧電体と、前記圧電体の
凹部に係入して配設され、この凹部近傍の電極に電気接
続されて導通する導体と、を備えたことを特徴とする超
音波振動子。
【0042】(6) 前記導体は、該超音波振動子が接
続される装置のグランドと前記圧電体の一方の電極とを
導通させるグランド接続用導体であることを特徴とする
付記1または5に記載の超音波振動子。
続される装置のグランドと前記圧電体の一方の電極とを
導通させるグランド接続用導体であることを特徴とする
付記1または5に記載の超音波振動子。
【0043】(7) 前記圧電体は分割された複数の素
子からなり、前記導体は、前記複数の素子の一方の電極
を互いに電気接続すると共に、これらの電極と該超音波
振動子が接続される装置のグランドとを導通させるグラ
ンド接続用共通導体であることを特徴とする付記6に記
載の超音波振動子。
子からなり、前記導体は、前記複数の素子の一方の電極
を互いに電気接続すると共に、これらの電極と該超音波
振動子が接続される装置のグランドとを導通させるグラ
ンド接続用共通導体であることを特徴とする付記6に記
載の超音波振動子。
【0044】(8) 対向する第1の面および第2の面
に電極を有し、この電極への電気信号の供給により超音
波振動する圧電体と、前記圧電体の電極に電気接続され
て導通する導体とを有する超音波振動子であって、前記
圧電体の第1の面もしくは第2の面に溝または切り欠き
による凹部を設け、この凹部に前記導体を設置すると共
に、前記凹部を設けた面の電極と前記導体とを導電体を
介して電気接続したことを特徴とする超音波振動子。
に電極を有し、この電極への電気信号の供給により超音
波振動する圧電体と、前記圧電体の電極に電気接続され
て導通する導体とを有する超音波振動子であって、前記
圧電体の第1の面もしくは第2の面に溝または切り欠き
による凹部を設け、この凹部に前記導体を設置すると共
に、前記凹部を設けた面の電極と前記導体とを導電体を
介して電気接続したことを特徴とする超音波振動子。
【0045】(9) 前記超音波振動子は、複数の圧電
体を任意の形状に配列した超音波振動子であることを特
徴とする付記1、5、8のいずれかに記載の超音波振動
子。
体を任意の形状に配列した超音波振動子であることを特
徴とする付記1、5、8のいずれかに記載の超音波振動
子。
【0046】(10) 前記超音波振動子は、複数の圧
電体を直線状に配列した超音波振動子であることを特徴
とする付記9に記載の超音波振動子。
電体を直線状に配列した超音波振動子であることを特徴
とする付記9に記載の超音波振動子。
【0047】(11) 前記圧電体は、少なくとも一つ
の円形もしくは矩形の圧電体から成ることを特徴とする
付記1、5、8のいずれかに記載の超音波振動子。
の円形もしくは矩形の圧電体から成ることを特徴とする
付記1、5、8のいずれかに記載の超音波振動子。
【0048】(12) 前記導体は円形断面を有する線
材であることを特徴とする付記1、5、8のいずれかに
記載の超音波振動子。
材であることを特徴とする付記1、5、8のいずれかに
記載の超音波振動子。
【0049】(13) 前記導体と前記圧電体の電極と
を導電体により電気接続したことを特徴とする付記1ま
たは5に記載の超音波振動子。
を導電体により電気接続したことを特徴とする付記1ま
たは5に記載の超音波振動子。
【0050】(14) 前記導電体は半田であることを
特徴とする付記8または13に記載の超音波振動子。
特徴とする付記8または13に記載の超音波振動子。
【0051】(15) 対向する第1の面および第2の
面に電極を有する圧電体において、これらの面の少なく
とも一方の電極上の導体接続部に導電体を塗布する工程
と、前記圧電体の導体接続部に、前記導電体及び電極を
含めて前記圧電体の内部に至る深さまで導体設置溝を形
成する工程と、前記導体設置溝内に導体を設置する工程
と、前記導電体を流動状態にして前記導体設置溝に設置
した導体とこの導体設置溝を設けた面の電極とを電気接
続する工程と、を有する超音波振動子の製造方法。
面に電極を有する圧電体において、これらの面の少なく
とも一方の電極上の導体接続部に導電体を塗布する工程
と、前記圧電体の導体接続部に、前記導電体及び電極を
含めて前記圧電体の内部に至る深さまで導体設置溝を形
成する工程と、前記導体設置溝内に導体を設置する工程
と、前記導電体を流動状態にして前記導体設置溝に設置
した導体とこの導体設置溝を設けた面の電極とを電気接
続する工程と、を有する超音波振動子の製造方法。
【0052】(16) 対向する第1の面および第2の
面に電極を有する矩形の圧電体において、前記第1の面
もしくは第2の面の電極上の導体接続部に導電体を塗布
する工程と、前記導電体を塗布した圧電体の導体接続部
に、前記導電体及び電極を含めて前記圧電体の内部に至
る深さまで導体設置溝を形成する工程と、前記圧電体を
複数素子に分割する工程と、前記複数素子間に充填材を
充填する工程と、前記導体設置溝内に導体を設置する工
程と、前記導電体を流動状態にして前記導体設置溝に設
置した導体とこの導体設置溝を設けた面の電極とを電気
接続する工程と、を有する超音波振動子の製造方法。
面に電極を有する矩形の圧電体において、前記第1の面
もしくは第2の面の電極上の導体接続部に導電体を塗布
する工程と、前記導電体を塗布した圧電体の導体接続部
に、前記導電体及び電極を含めて前記圧電体の内部に至
る深さまで導体設置溝を形成する工程と、前記圧電体を
複数素子に分割する工程と、前記複数素子間に充填材を
充填する工程と、前記導体設置溝内に導体を設置する工
程と、前記導電体を流動状態にして前記導体設置溝に設
置した導体とこの導体設置溝を設けた面の電極とを電気
接続する工程と、を有する超音波振動子の製造方法。
【0053】(17) 対向する第1の面および第2の
面に電極を有する矩形の圧電体を複数素子に分割する工
程と、前記複数素子間に充填材を充填する工程と、前記
圧電体の第1の面もしくは第2の面の導体接続部に、前
記電極を含めて前記圧電体の内部に至る深さまで導体設
置溝を形成する工程と、前記導体設置溝内に導体を設置
する工程と、前記導体設置溝に設置した導体とこの導体
設置溝を設けた面の電極とを導電体により電気接続する
工程と、を有する超音波振動子の製造方法。
面に電極を有する矩形の圧電体を複数素子に分割する工
程と、前記複数素子間に充填材を充填する工程と、前記
圧電体の第1の面もしくは第2の面の導体接続部に、前
記電極を含めて前記圧電体の内部に至る深さまで導体設
置溝を形成する工程と、前記導体設置溝内に導体を設置
する工程と、前記導体設置溝に設置した導体とこの導体
設置溝を設けた面の電極とを導電体により電気接続する
工程と、を有する超音波振動子の製造方法。
【0054】(18) 前記圧電体の第1の面もしくは
第2の面に超音波吸収体を配設した後、前記圧電体を複
数素子に分割する工程において、前記超音波吸収体配設
面と対向する面側から該圧電体を複数素子に分割するこ
とを特徴とする付記16または17に記載の超音波振動
子の製造方法。
第2の面に超音波吸収体を配設した後、前記圧電体を複
数素子に分割する工程において、前記超音波吸収体配設
面と対向する面側から該圧電体を複数素子に分割するこ
とを特徴とする付記16または17に記載の超音波振動
子の製造方法。
【0055】(19) 前記圧電体の第1の面もしくは
第2の面に音響整合層を配設した後、前記圧電体を複数
素子に分割する工程において、前記音響整合層配設面と
対向する面側から該圧電体を複数素子に分割することを
特徴とする付記16または17に記載の超音波振動子の
製造方法。
第2の面に音響整合層を配設した後、前記圧電体を複数
素子に分割する工程において、前記音響整合層配設面と
対向する面側から該圧電体を複数素子に分割することを
特徴とする付記16または17に記載の超音波振動子の
製造方法。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
電素子に接続するグランド線や信号線等の導体の接続部
の高さを抑えることができ、かつ、導体接続時の作業性
を向上させることが可能となる効果がある。
電素子に接続するグランド線や信号線等の導体の接続部
の高さを抑えることができ、かつ、導体接続時の作業性
を向上させることが可能となる効果がある。
【図1】本発明の第1実施形態に係る超音波振動子の構
成を示す斜視図
成を示す斜視図
【図2】圧電体の共通導体接続部を拡大した断面図
【図3】第1実施形態に係る超音波振動子の組立手順を
示す斜視図
示す斜視図
【図4】第1実施形態に係る超音波振動子の組立手順を
示す斜視図
示す斜視図
【図5】第1実施形態に係る超音波振動子の組立手順を
示す斜視図
示す斜視図
【図6】第1実施形態に係る超音波振動子の組立手順を
示す斜視図
示す斜視図
【図7】第1実施形態に係る超音波振動子の組立手順を
示す斜視図
示す斜視図
【図8】第1実施形態に係る超音波振動子の組立手順を
示す斜視図
示す斜視図
【図9】第2実施形態に係る超音波振動子の組立手順を
示す斜視図
示す斜視図
【図10】第2実施形態に係る超音波振動子の組立手順
を示す斜視図
を示す斜視図
【図11】第2実施形態に係る超音波振動子の組立手順
を示す斜視図
を示す斜視図
【図12】第2実施形態に係る超音波振動子の組立手順
を示す斜視図
を示す斜視図
【図13】第2実施形態に係る超音波振動子の組立手順
を示す斜視図
を示す斜視図
【図14】本発明の第3実施形態に係る超音波振動子の
上面図
上面図
【図15】第3実施形態に係る超音波振動子の内部構成
を示す断面図
を示す断面図
1…圧電体 2…表面電極 3…裏面電極 4…共通導体 5…フレキシブルプリント基板 6…超音波吸収体 7…補強体 8…導体設置溝 9…導電体 10…分割溝 11…充填材
Claims (1)
- 【請求項1】 対向する第1の面および第2の面に電極
を有し、この電極への電気信号の供給により超音波振動
するものであって、前記第1の面と第2の面の少なくと
も一方の面に溝または切り欠きによる凹部を有する圧電
体と、 前記圧電体の凹部に係入して配設され、この凹部近傍の
電極に電気接続されて導通する導体と、 を備えたことを特徴とする超音波振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9118417A JPH10308997A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 超音波振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9118417A JPH10308997A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 超音波振動子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10308997A true JPH10308997A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14736139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9118417A Withdrawn JPH10308997A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 超音波振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10308997A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002177271A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-25 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波プローブ製造方法、超音波プローブ、および超音波撮像装置 |
WO2005090957A1 (de) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Robert Bosch Gmbh | Anschlusskabel für messfühler |
US7285898B2 (en) | 2003-04-01 | 2007-10-23 | Olympus Corporation | Ultrasonic transducer and manufacturing method thereof |
US20120194035A1 (en) * | 2011-02-01 | 2012-08-02 | Vega Grieshaber Kg | Conductive adhesive bond assembly and system for the same |
JPWO2022003916A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP9118417A patent/JPH10308997A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002177271A (ja) * | 2000-12-07 | 2002-06-25 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波プローブ製造方法、超音波プローブ、および超音波撮像装置 |
US7285898B2 (en) | 2003-04-01 | 2007-10-23 | Olympus Corporation | Ultrasonic transducer and manufacturing method thereof |
WO2005090957A1 (de) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Robert Bosch Gmbh | Anschlusskabel für messfühler |
US20120194035A1 (en) * | 2011-02-01 | 2012-08-02 | Vega Grieshaber Kg | Conductive adhesive bond assembly and system for the same |
US9136462B2 (en) * | 2011-02-01 | 2015-09-15 | Vega Grieshaber Kg | Method of manufacturing a conductive adhesive bond assembly |
JPWO2022003916A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0872285B1 (en) | Connective backing block for composite transducer | |
US6859984B2 (en) | Method for providing a matrix array ultrasonic transducer with an integrated interconnection means | |
US6936008B2 (en) | Ultrasound system with cableless coupling assembly | |
US7471034B2 (en) | Ultrasound transducer and method of producing the same | |
CN1327976C (zh) | 用于将声学元件装接到集成电路上的系统 | |
JPH0549288B2 (ja) | ||
JP4323487B2 (ja) | 超音波振動子及びその製造方法 | |
JP3450430B2 (ja) | 超音波トランスジューサ | |
CN113042347A (zh) | 一种阵列超声换能器 | |
JP3319532B2 (ja) | 2次元アレイ型超音波プローブおよびその製造方法、2次元アレイ型超音波コンベックスプローブ | |
JPH10308997A (ja) | 超音波振動子 | |
CN115005876A (zh) | 一种阵列超声换能器及其制备方法 | |
JP4302857B2 (ja) | 圧電発音器 | |
JPH0737107U (ja) | 超音波探触子 | |
JPH07136164A (ja) | 超音波探触子 | |
JPH0120615B2 (ja) | ||
JP3507655B2 (ja) | 探触子用バッキング材及びこれを用いた超音波探触子の製造方法並びに超音波探触子 | |
JP3325368B2 (ja) | 超音波プローブ及びその製造方法 | |
JPH07312799A (ja) | 超音波探触子とその製造方法 | |
JP3930118B2 (ja) | 圧電素子及びその製造方法 | |
KR100721738B1 (ko) | 단방향 음향 프로브 및 그의 제조 방법 | |
JPS6268400A (ja) | 超音波プロ−ブの製造方法 | |
JP2002112392A (ja) | 超音波センサ、およびこれを用いる電子機器 | |
CN214766703U (zh) | 一种阵列超声换能器 | |
JPS6093899A (ja) | 超音波探触子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |