JP2002176585A - レンズ及び撮像システム - Google Patents

レンズ及び撮像システム

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JP2002176585A
JP2002176585A JP2000374075A JP2000374075A JP2002176585A JP 2002176585 A JP2002176585 A JP 2002176585A JP 2000374075 A JP2000374075 A JP 2000374075A JP 2000374075 A JP2000374075 A JP 2000374075A JP 2002176585 A JP2002176585 A JP 2002176585A
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のレンズに対し、高感度な撮影、高精細
な撮影、動画撮影などの目的に応じた最適な撮像装置本
体を選択的に用いても、回折現象による像劣化を防ぐと
共に、絞り部材による露出調整可能範囲を制限すること
のないレンズとする。 【解決手段】 撮像装置本体419から送信されて来た
撮像素子1に関する情報を受信することにより、該情報
に基づいて絞り部材136の小開口側の使用制限に関す
る設定値を変更する制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の撮像素
子を有する撮像装置に装着されるレンズや、撮像システ
ムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(1)ビデオカメラ用の一般的なレンズ
に関する従来説明 従来、ビデオカメラ用のズームレンズとして、被写体側
から順に、固定の凸、可動の凹、固定の凸、可動の凸の
4つのレンズ群から構成されるものが最も良く知られて
いる、勿論この構成以外にも、種々のレンズ構成のズー
ムレンズが知られているのは言うまでもない。
【0003】図6は、上述の最も一般的な4群構成から
なるズームレンズの鏡筒構造を示す断面図である。な
お、図6(B)は図6(A)のA−A断面図である。
【0004】ズームレンズは、固定された前玉レンズ2
01a、光軸に沿って移動することで変倍動作を行うバ
リエーターレンズ(群)201b、固定されたアルフォ
ーカルレンズ201c、及び、光軸に沿って移動するこ
とで変倍時の焦点面維持と焦点合わせを行うフォーシン
グレンズ(群)201dの、4つのレンズ群によって構
成される。
【0005】ガイドバー203及び204a,204b
は、光軸205と平行に配置され、移動するレンズ群の
案内及び回り止めを行う。DCモータ206は、バリエ
ーターレンズ201bを移動させる駆動源となる。な
お、図6では、バリエーターレンズ201bの駆動源と
してDCモータを示しているが、後述するフォーカシン
グレンズ201dの移動の為の駆動源と同様に、ステッ
プモータを用いても構わない。
【0006】前記バリエーターレンズ201bは保持枠
211に保持されており、該保持枠211は、押圧ばね
209と該押圧ばね209の力でスクリュー棒208に
形成されたスクリュー溝に係合するボール210とを有
している。このため、DCモータ206によって出力軸
206a、ギア列207を介してスクリュー棒208を
回転駆動することにより、保持枠211はガイドバー2
03に沿って光軸方向に移動する。
【0007】前記フォーカシングレンズ201dは保持
枠214に保持されており、該保持枠214のスリーブ
部(ガイドバーに嵌合して案内を形成する部分)近傍に
はねじ部材213が光軸方向に保持枠と一体的となるよ
うに組付けられており、該ねじ部材213はステップモ
ータ212を回転させることにより、その出力軸212
aが回転し、この出力軸212aに形成された雄ねじ部
とねじ部材213に形成された雌ねじ部もしくはラック
部がこの回転に連動することで、保持枠214をガイド
バー204a,204bに沿って光軸方向に移動させる
ことが出来る。この保持枠214とねじ部材213の結
合部の詳細な構成に関しては、例えば特許公開公報平4
−136806号等に開示されている。
【0008】前述したように、ステップモータ212に
よる連動機構は、バリエーター駆動機構として構成して
も構わない。
【0009】また、この様なステップモータ212を用
いてレンズを移動させる場合に、移動するレンズの光軸
方向の絶対位置を検出する為に、不図示のフォトインタ
ラプタと保持枠に一体的に設けられた遮光壁により該保
持枠の光軸方向の一つの基準位置を検出可能にしておけ
ば、この基準位置に保持枠を配置した後に、以降ステッ
プモータ212に与える駆動ステップ数を連続的にカウ
ントすることにより、保持枠の絶対位置を検出する位置
検出手段を構成することが可能となる。
【0010】さらに、上述したDCモータ216、ステ
ップモータ212の他に、保持枠に設けたコイル(又は
マグネット)と固定側に設けたマグネット(又はコイ
ル)によって、ムービングコイル(又はマグネット)形
のリニアアクチュエータを構成する例もよく知られてい
る。
【0011】(2)撮像装置の従来説明 図7は、従来の撮像装置の電気的構成を示すブロック図
であり、上記図6と同じ機能を有する部分は同一符号を
付してある。
【0012】同図において、221はCCD等の固体撮
像素子、222はバリエーターレンズ201bのズーム
駆動源であり、図6のDCモータ206、該モータ20
6と連動するギア列、スクリュー棒208等を含む。あ
るいは、図6のフォーカシングレンズ201dの駆動と
同様にステップモータ等で構成される。223はフォー
カシングレンズ201dの駆動源であり、ステップモー
タ212と雄ねじを形成したその出力軸、保持枠と光軸
方向に一体的なねじ部材213等を含む。
【0013】224は絞り駆動源である。225はズー
ムエンコーダであり、227はフォーカスエンコーダで
あり、これらのエンコーダはそれぞれバリエーターレン
ズ201b、フォーカシングレンズ201dの光軸方向
の絶対位置を検出する。図6のように、バリエーター駆
動源にDCモータを用いる様な場合には、図6では不図
示だが、ボリューム等の絶対位置エンコーダを用いる、
あるいは、磁気式のものでも構わない。又、駆動源にス
テップモータを用いる場合には、前述した通りの基準位
置に保持枠を配置してから、ステップモータに入力する
動作パルス数を連続してカウントする方法が一般的であ
る。
【0014】226は絞りエンコーダであり、絞り駆動
源であるメーターの内部にホール素子を配置し、ロータ
とステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが
知られている。228はカメラ信号処理回路であり、C
CD221からの出力に対して所定の増幅やガンマ補正
などを施す。前記所定の処理を受けた映像信号のコント
ラスト信号は、AEゲート229、AFゲート230を
通過する。即ち、露出決定及びピント合わせの為に最適
な信号取り出し範囲が全画面内のうちからこのゲートで
設定される。このゲートの大きさは可変であったり、複
数設けられる場合もあるが、ここでは簡単のためにその
詳細な記述はしない。
【0015】231はAF(オートフォーカス)の為の
AF信号処理回路であり、映像信号の高周波成分に関す
る一つもしくは複数の出力を生成する。233はズーム
スイッチである。234はズームトラッキングメモリで
あり、変倍に際して被写体距離とバリエーターレンズ位
置に応じてとるべきフォーカシングレンズ位置の情報を
記憶する。尚、ズームトラッキングメモリとしては、C
PU内のメモリを使用してもよい。232は各種の回路
を制御するCPUである。
【0016】上記構成において、撮影者によりズームス
イッチ233が操作されると、CPU232はズームト
ラッキングメモリ234の情報をもとに算出したバリエ
ーターレンズ201bとフォーカシングレンズ201d
の所定の位置関係が保たれるように、ズームエンコーダ
225の検出結果となる現在のバリエーターレンズ20
1bの光軸方向の絶対位置と算出されたバリエーターレ
ンズのあるべき位置、フォーカスエンコーダ227の検
出結果となる現在のフォーカスレンズ201dの光軸方
向の絶対位置と算出されたフォーカスレンズのあるべき
位置、がそれぞれ一致するように、ズーム駆動源222
とフォーカシング駆動源223を駆動制御するものであ
る。
【0017】また、オートフォーカス動作ではAF信号
処理回路231の出力がピークを示すように、CPU2
32はフォーカシング駆動源223を駆動制御する。
【0018】さらに、適正露出を得る為にCPU232
は、AEゲート229を通過したY信号(輝度信号)の
出力の平均値が所定となるように、絞りエンコーダ22
6を、出力がこの所定値となるように、絞り駆動源22
4を駆動制御して開口径をコントロールする。
【0019】(3)上記構成の撮像装置でのテレビ信号
オートフォーカスの方式に関しての従来説明 この方式は、オートフォーカシングを行う為のセンサが
撮像装置の撮像素子そのものを兼用する為にコスト的に
他のセンサを設けるなどの不利がなく、又、直接結像面
の像の状態を検出しているので、例えば温度変化などが
あって鏡筒部分に伸縮が起きてピント位置が変化した場
合なども、その変化に応じて正しいピント位置の検出が
可能である。
【0020】図8に、その原理を示す。横軸に焦点調節
の為のレンズ位置をとり、縦軸に撮像信号の高周波成分
(焦点電圧)をとると、図中、矢印で示した位置で焦点
電圧のピークを示しており、この位置Aがピントが合っ
た状態のレンズ位置となる。
【0021】ここで、焦点電圧Fの求め方の一例を挙げ
る。
【0022】図9(A)は、実際の撮像視野を示し、3
20が画角、318が自動焦点調節を行うための撮像信
号を取り出す範囲、319は被写体である。
【0023】図9(B)において、(a)は撮像信号を
取り出す範囲内の被写体の様子を示す図であり、(b)
は(a)で示した被写体の撮影(輝度)信号(Y信号)
である。この信号を微分すると、(c)のような波形と
なり、さらに絶対値化すると(d)のような波形とな
る。そして、これをサンプルホールドした信号(e)が
焦点電圧Fとなる。これは被写体の有するコントラスト
信号の特に高周波の成分がピントの合った状態で最大と
なることを利用しているもので、焦点電圧の生成方法と
しては上述以外にも種々方法が知られている。
【0024】また、高周波成分のみを取り出す為のハイ
パスフィルタを用いる場合が多いが、このフィルタの特
性を何種類か有し、複数の周波数に対して焦点電圧を作
成し、これらの複数の情報を元に正しいピントを保証す
ることも知られている。
【0025】図10は、この様な自動焦点調節装置とイ
ンナーフォーカスレンズを組み合わせた撮像装置の主要
部分を示す構成図である。
【0026】505の結像位置にCCD等の撮像素子が
配置され、この出力を基に不図示の信号処理回路等によ
り輝度信号Yが作られ、所定枠内の情報がAF回路52
1に取り込まれる。AF回路521では、前述した方法
等により焦点電圧を求め、この値と、フォーカシングレ
ンズ504Bの駆動方向や駆動に伴う焦点電圧の変化の
符号などを基に、合焦か非合焦か、非合焦の場合にはぼ
けが前ピント状態か後ピント状態か、等を判定し、この
判定結果に基づいてフォーカスレンズ駆動用のモータ5
22を所定方向に駆動するものである。なお、同図にお
いて、501は前玉レンズ、502はバリエーターレン
ズ、504Aはアルフォーカルレンズである。
【0027】上記の様なオートフォーカスの方式は「テ
レビ信号オートフォーカス」と呼ばれているが、この様
に撮像装置のイメージセンサをオートフォーカスのセン
サを兼用するので、ダイレクトに結像面の結像状態を測
定しており、必ず高精度に焦点の状況を把握出来るもの
である。しかし一方で、この方式では、ピントが大きく
ずれている時にそれが後ピント状態か前ピント状態かを
判定するには、フォーカシングレンズを所定の微少量、
光軸方向に振動させて、焦点電圧信号の増減を測定する
方法や、それでも信号の増減が不明の場合には、どちら
かにフォーカスレンズを駆動して信号変化を測定してい
く方法をとっており、大きくぼけた状態から合焦に至る
時間が比較的かかってしまうという問題も有している。
【0028】(4)ズームトラッキングの従来説明 上記の(2)でも簡単に触れたが、図7のような構成の
撮像装置においては、バリエーターレンズより後方のレ
ンズでフォーカシングを行う場合、被写体距離に応じ
て、ズーム中のフォーカシングレンズがたどるべき軌跡
が異なる。この為、ズームスタートに際してのバリエー
ターレンズとフォーカシングレンズの両方の光軸方向の
絶対位置を測定しておき、この情報からズームが行われ
た時の二つのレンズのとるべき位置関係を明確化して、
その位置を守るような動作を行うことで、ズーム中もピ
ントを維持することが必要となる。この動作をズームト
ラッキングと称する。
【0029】この方法として、特開平1−321416
号公報では、複数の被写体距離に対して、ワイド端から
テレ端の間の複数のバリエーターレンズ位置に対するフ
ォーカシングレンズの位置を記憶しておき、ズーム開始
時にはその時点のバリエーターレンズ位置とフォーカシ
ングレンズ位置がマイコン内の記憶手段などに記憶され
たマップ情報のどこにあるかを知り、その点より、同じ
焦点距離で前ピント側に最も近く記憶されたデータと、
後ピント側に最も近く記憶されたデータから内挿演算
し、それぞれの焦点距離(バリエーターレンズ位置)で
のフォーカシングレンズの位置を算出する方法が示され
ている。
【0030】図11は、テレ端付近のこのトラッキング
カーブ(軌跡)の説明図であり、横軸はバリエーターレ
ンズ位置であり、Vnがテレ端位置、又縦軸はフォーカ
シングレンズ位置である。
【0031】例えば、無限距離に対して、P1,P4,
P7,P10が記憶され、例えば10mに対して、P
2,P5,P8,P11が記憶されている。この時、P
の点にある状態(テレ端で、被写体距離が10mと無限
の間のある距離の状態)からワイド方向にズームする
と、バリエーターレンズとフォーカシングレンズの位置
関係が、PからPA ,PB ,PC を順にたどるように制
御されるものである。このPA 〜PC の位置は上下の記
憶された軌跡LL1とLL2との内挿比が一定となる位
置とするものである。
【0032】(5)交換レンズ可能な撮像システムの従
来説明 上記の様な構成の撮像装置において、撮像装置本体に対
してレンズを交換可能とするも良く知られている。
【0033】図12は、レンズ交換可能な撮像システム
の一例を示すブロック図である。ここでは前述と同様
に、被写体側から凸凹凸凸の順の4群構成からなるズー
ムレンズでの例を説明するが、これ以外の構成でも構わ
ない。
【0034】同図において、111は固定の前玉レン
ズ、112は光軸方向に移動することで変倍動作を行う
バリエーターレンズ、136は絞り、113は固定のア
ルフォーカルレンズである。114はフォーカシングレ
ンズであり、被写体距離が変わった場合のフォーカシン
グ動作とズーム中のコンペンセーターとしての働きを合
わせ持っている。145,413,137はそれぞれバ
リエーターレンズ112、絞り部材136、フォーカシ
ングレンズ114の駆動源であり、それぞれ駆動回路1
61,414,162を介して、レンズマイクロコンピ
ュータ410によって駆動制御される。
【0035】撮像装置本体側には、この例では三つのC
CD等の撮像素子303〜305があり、それぞれの撮
像信号をアンプ405〜407により増幅し、信号処理
回路152にて撮像信号となる。ここで、撮像信号は本
体マイコン409に伝達される。
【0036】二つのマイコン409と410は、接点3
18と307の接触により接続される通信経路をもって
結ばれる。これにより、各種の信号のやりとりがなされ
る。
【0037】上記構成において、例えば前述のテレビ信
号オートフォーカスの為の焦点電圧を信号処理回路15
2の中で作成しているとすると、その情報は本体マイコ
ン409によりレンズマイコン410側に送信され、レ
ンズマイコン410ではこの信号情報に基づき合焦か非
合焦かどうかを判定し、あるいはボケの方向(後ピント
か前ピントか)とその程度などによって、フォーカシン
グレンズ14をどちらにどれだけのスピードで駆動する
かを定めて、駆動回路162を介して駆動源137を駆
動することになる。
【0038】(6)撮像素子についての従来説明 CCD等の撮像素子は、民生用ビデオカメラでは1/3
インチ、1/4インチと称する対角長が6mm、4mm程度
といったものになってきており、このサイズの中で例え
ば31万個の画素を有している。又、デジタルスチルカ
メラでは、1/2インチ程度(対角約8mm)において、
200万画素という様な所謂メガピクセルのCCDが使
われており、従来の銀塩カメラで得られる画質と、少な
くともよく普及をしている小型のプリントサイズでは、
ある意味では遜色のない画質が確保されてきている。
【0039】上記のようなビデオカメラに於ては、許容
錯乱円径は12〜15μm程度、又、デジタルスチルカ
メラでは、7〜8μm程度となる。これは画面の対角寸
法が銀塩カメラの43mmに比べるとはるかに小さい為
に、よく云われる135フィルムフォーマットの許容錯
乱円径33〜35μmと比較すると、小さな数値となっ
ている。又、今後、更にこの値の小型化が予測される。
【0040】また、別の観点から考えると、同じ画角を
得る為の焦点距離が135フィルムのカメラと、こうい
うCCDを用いる撮像装置と比較すると、イメージサイ
ズが小さい為に短くできる。例えば135フィルムで4
0mmの標準焦点距離で得られる画角は、1/4インチの
CCDを用いるカメラでは4mmとなる。この為、同じF
値で撮影している時の被写界深度はこれらのCCDを用
いる撮像装置では極めて深くなる。
【0041】一方、焦点深度はよく知られているように
「許容錯乱円径×F」で定まる。例えば、F2の時、1
35フィルムカメラの焦点深度(片側)は「 0.035×2
= 0.07 mm」であるのに対して、1/2インチのデジタ
ルスチルカメラでは「 0.07×2= 0.14 mm」と1/5
狭い。
【0042】また、上述のように対角線が同じ例えば6
mmの1/3インチ型のCCD等の撮像素子に限った場合
も、100万画素から将来的には200万〜数100万
画素といった画素数を多くして解像感を上げたものか
ら、一方では画素の大きさを確保して感度やダイナミッ
クレンジを確保しているものの画素数はやや少なく押さ
えたものなど、CCD等の撮像素子にも種々の仕様のも
のが知られている。
【0043】上述したように、高精細な解像感を重視す
るか、感度やダイナミックレンジを重視するかによって
使うべきCCDは異なってくる他、電荷転送中にメカシ
ャッタによる光路の遮断を必要とするかなど(全画素読
み出しか、否か)の仕様の差もよく知られている。
【0044】例えばフィルムカメラで、高精細な撮影を
重視した低感度な超微粒子のフィルムと、精細さはやや
劣るものの高感度フィルムが目的によって使い分けられ
るのと同様、CCDに於ても撮影目的に応じて使うべき
CCDが異なるべき場合が考えられる。
【0045】一方、よく知られているように、光が小さ
な穴を通過するときに光の回折現象が発生する。撮像装
置においては、画素ピッチが狭い高画素CCDを用いれ
ば用いるほど、回折現象による画質の低下が発生し易
い。例えば、同じ1/3インチ型のCCDを用いた装置
でも、画素ピッチが広い(画素数の小さい)ビデオカメ
ラでは、F16とかF22まで実用的には使用できたも
のが、100万画素のデジタルカメラでは、F8〜F1
1、200万画素のデジタルカメラでは、F5.6〜F8
程度、というふうに小絞り回折の発生するF値が上記数
値は一例としても、定性的に高精細になる程明るいF値
へ変化してしまう。
【0046】従って、レンズ交換の不可能な撮像装置に
おいては、あらかじめこの限界開口径となるF値を唯一
の値に定めておき、それより小絞り側は用いないように
構成している。
【0047】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、撮像装置
本体に対してレンズ交換可能に構成された同一のレンズ
が、ビデオカメラから高精細CCDを有したデジタルス
チルカメラやそれより高感度なCCDを有したデジタル
スチルカメラなど複数の撮像素子の異なる撮像装置へ装
着が可能な場合、あるいは、撮像装置において撮像素子
が目的に応じて交換可能な場合、CCDの仕様(具体的
には画素ピッチの数値)に応じて前述の限界開口径とな
るF値を可変としなければ、 a)選択されたCCDによっては回折現象により像劣化
が発生してしまう。 b)選択されたCCDによっては絞りによる露出調整可
能な範囲を不必要に制限している。 といった問題を生じてしまう。
【0048】(発明の目的)本発明の第1の目的は、同
一のレンズに対し、高感度な撮影、高精細な撮影、動画
撮影などの目的に応じた最適な撮像装置本体を選択的に
用いても、回折現象による像劣化を防ぐと共に、絞り部
材による露出調整可能範囲を制限することのないレンズ
又は撮像システムを提供しようとするものである。
【0049】本発明の第2の目的は、高感度な撮影、高
精細な撮影、動画撮影などの目的に応じた最適な撮像系
装置を装置本体に装着したとしても、回折現象による像
劣化を防ぐと共に、絞りによる露出調整可能範囲を制限
することのない撮像システムを提供しようとするもので
ある。
【0050】本発明の第3の目的は、任意に設定された
露出制御に関する情報では限界値より小絞り側の絞り開
口径を用いなければならない場合には、その旨の警告を
し、未然に像劣化を回避させることのできるレンズ又は
撮像システムを提供しようとするものである。
【0051】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、撮像素子の仕様が
それぞれ異なる複数の撮像装置本体に対して、交換可能
に装着されるレンズにおいて、前記撮像装置本体から送
信されて来た前記撮像素子に関する情報を受信すること
により、該情報に基づいて絞り部材の小開口側の使用制
限に関する設定値を変更する制御手段を有するレンズと
するものである。
【0052】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項4に記載の発明は、撮像素子の仕様がそれぞれ異
なる複数の撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置本
体と、該撮像装置本体に対して交換可能に装着されるレ
ンズとの組み合わせより成る撮像システムにおいて、前
記撮像装置本体は、前記レンズが装着されることによ
り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
ンズに送信し、前記レンズは、前記撮像装置本体から送
信されて来る前記撮像素子に関する情報に基づいて、絞
り部材の小開口側の使用制限に関する設定値を変更する
撮像システムとするものである。
【0053】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項8に記載の発明は、撮像素子の仕様がそれぞれ異
なる複数の撮像装置本体に対して、交換可能に装着され
るレンズにおいて、前記撮像装置本体にて設定されてい
る撮像モードが所定の撮像モードである場合には、前記
撮像装置本体より送信されて来る前記撮像素子に関する
情報を受信することにより、該情報に基づいて、光量調
整の為にその開口径を可変とする絞り部材の小絞り側の
最小開口径限界値を変更する制御手段を有するレンズと
するものである。
【0054】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項10に記載の発明は、撮像素子の仕様がそれぞれ
異なる複数の撮像装置本体に対して、交換可能に装着さ
れるレンズにおいて、前記撮像装置本体より送信されて
来る前記撮像素子に関する情報を受信することにより、
該情報に基づいて、光量調整の為にその開口径を可変と
する絞り部材の小絞り側の最小開口径限界値を変更する
と共に、前記撮像装置にて設定されている撮像モードが
絞り優先モードである場合には、前記最小開口径限界値
より小さい開口径側への絞り値の設定は禁止する制御手
段を有するレンズとするものである。
【0055】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項14に記載の発明は、撮像素子の仕様がそれぞれ
異なる複数の撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置
本体と、該撮像装置本体に対して交換可能に装着される
レンズとの組み合わせより成る撮像システムにおいて、
前記撮像装置本体は、前記レンズが装着されることによ
り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
ンズに送信し、前記レンズは、前記撮像装置本体にて設
定されている撮像モードが所定の撮像モードである場合
には、前記撮像装置本体より送信されてくる前記撮像素
子に関する情報を受信することにより、該情報に基づい
て、光量調整の為にその開口径を可変とする絞り部材の
小絞り側の最小開口径限界値を変更する撮像システムと
するものである。
【0056】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項17に記載の発明は、撮像素子の仕様がそれぞれ
異なる複数の撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置
本体と、該撮像装置本体に対して交換可能に装着される
レンズとの組み合わせより成る撮像システムにおいて、
前記撮像装置本体は、前記レンズが装着されることによ
り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
ンズに送信し、前記レンズは、前記撮像装置本体より送
信されて来る前記撮像素子に関する情報を受信すること
により、該情報に基づいて、光量調整の為にその開口径
を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開口径限界値を
変更すると共に、前記撮像装置にて設定されている撮像
モードが絞り優先モードである場合には、前記最小開口
径限界値より小さい開口径側への絞り値の設定は禁止す
る撮像システムとするものである。
【0057】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5に記載の発明は、撮像素子及びその信号処理手
段により構成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異な
る複数の撮像系装置のうちの、何れかの撮像系装置と、
該撮像系装置が装着される装置本体との組み合わせより
成る撮像システムにおいて、前記撮像系装置は、前記装
置本体に装着されることにより、前記撮像素子の、該撮
像素子に関する情報を前記装置本体に送信し、前記装置
本体は、前記撮像系装置から送信されて来る前記撮像素
子に関する情報に基づいて絞り部材の小開口側の使用制
限に関する設定値を変更する撮像システムとするもので
ある。
【0058】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項15に記載の発明は、撮像素子及びその信号処理
手段により構成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異
なる複数の撮像系装置のうちの、何れかの撮像系装置
と、該撮像系装置が装着される装置本体との組み合わせ
より成る撮像システムにおいて、前記撮像系装置は、前
記装置本体に装着されることにより、前記撮像素子の、
該撮像素子に関する情報を前記撮像装置本体に送信し、
前記装置本体は、設定されている撮像モードが所定の撮
像モードである場合には、前記撮像素子に関する情報を
受信することにより、該情報に基づいて、光量調整の為
にその開口径を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開
口径限界値を変更する撮像システムとするものである。
【0059】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項19に記載の発明は、撮像素子及びその信号処理
手段により構成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異
なる複数の撮像系装置のうちの、何れかの撮像系装置
と、該撮像系装置が装着される装置本体との組み合わせ
より成る撮像システムにおいて、前記撮像系装置は、前
記装置本体に装着されることにより、前記撮像素子の、
該撮像素子に関する情報を前記装置本体に送信し、前記
装置本体は、前記撮像素子に関する情報を受信すること
により、該情報に基づいて、光量調整の為にその開口径
を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開口径限界値を
変更すると共に、現在設定されている撮像モードが絞り
優先モードである場合には、前記最小開口径限界値より
小さい開口径側への絞り値の設定は禁止する撮像システ
ムとするものである。
【0060】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項11に記載の発明は、撮像素子の仕様がそれぞれ
異なる複数の撮像装置本体に対して、交換可能に装着さ
れるレンズにおいて、前記撮像装置本体より送信されて
来る前記撮像素子に関する情報を受信することにより、
該情報に基づいて、光量調整の為にその開口径を可変と
する絞り部材の小絞り側の最小開口径限界値を変更する
と共に、前記撮像装置本体にて設定されている撮像モー
ドが、任意に絞り値もしくはシャッタ速度を可変とする
モードであり、前記最小開口径限界値より小さい開口径
側への絞り値もしくはシャッタ速度が設定された場合に
は、警告手段にて警告を発する制御手段を有するレンズ
とするものである。
【0061】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項18に記載の発明は、撮像素子の仕様がそれぞれ
異なる複数の撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置
本体と、該撮像装置本体に対して交換可能に装着される
レンズとの組み合わせより成る撮像システムにおいて、
前記撮像装置本体は、前記レンズに装着されることによ
り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
ンズに送信し、前記レンズは、前記撮像装置本体より送
信されて来る前記撮像素子に関する情報を受信すること
により、該情報に基づいて、光量調整の為にその開口径
を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開口径限界値を
変更すると共に、前記撮像装置本体にて設定されている
撮像モードが、任意に絞り値もしくはシャッタ速度を変
更とするモードであり、前記最小開口径限界値より小さ
い開口径側への絞り値もしくはシャッタ速度が設定され
た場合には、警告手段にて警告を発することを特徴とす
る撮像システムとするものである。
【0062】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項20に記載の発明は、撮像素子及びその信号処理
手段により構成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異
なる複数の撮像系装置のうちの、何れかの撮像系装置
と、該撮像系装置が装着される装置本体との組み合わせ
より成る撮像システムにおいて、前記撮像系装置は、前
記装置本体に装着されることにより、前記撮像素子の、
該撮像素子に関する情報を前記装置本体に送信し、前記
装置本体は、前記撮像素子に関する情報を受信すること
により、該情報に基づいて、光量調整の為にその開口径
を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開口径限界値を
変更すると共に、現在設定されている撮像モードが、任
意に絞り値もしくはシャッタ速度を可変とするモードで
あり、前記最小開口径限界値より小さい開口径側への絞
り値もしくはシャッタ速度が設定された場合には、警告
手段にて警告を発する撮像システムとするものである。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0064】図1は、本発明の実施の第1の形態に係る
レンズ交換可能な撮像システムの主要部分の構成を示す
ブロック図であり、図12と同じ機能を有する部分は同
一の符号を付し、その説明は省略する。
【0065】図1において、1は撮像素子であるCC
D、2はCCD1を駆動するCCDドライブである。3
は、オートモード、ポートレートモード、絞り優先モー
ド、シャッタ優先モード等の撮影モードを選択する為の
モード選択部材である。4は任意のシャッタ速度を設定
する為のマニュアルシャッタ速度設定部材、5は任意の
絞り値を設定する為のマニュアル絞り設定部材、9はA
Eゲートである。
【0066】本発明の実施の第1の形態では、撮像装置
本体(カメラ本体)419が自らのCCDの画素ピッチ
に関連した情報をレンズ418側に伝達し、それに応じ
てレンズマイコン410が小絞り側の最小開口限界F値
(それ以上小さい開口径へは動作しない限界値)を設定
するものである。
【0067】図1において、撮像装置本体419側の本
体マイコン409には、あらかじめ自らの搭載している
撮像素子であるCCD1の画素ピッチに関する情報を有
している。この撮像装置本体419に対し、レンズが新
たに装着された、もしくは撮像装置本体の主電源が投入
(ON)されると、リセットと称する通信動作が本体マ
イコン409とレンズマイコン410の間で交わされ
る。これは、マウント接点307と318を介して行わ
れるものである。尚、この図では、CTL(Camera To
Lens)とLTC(Lens To Camera)のやりとりを2接点
で模式化しているが、接点数や通信方向はこの限りでは
ない。
【0068】上記のリセット通信動作にて、CCD1の
画素ピッチに関連した情報がレンズマイコン410に読
み込まれる。該レンズマイコン410では、この情報に
応じて露出制御を行うに際して使用可能な小絞り限界F
値Fthの値を内部に設定する。この電源ON時のリセッ
ト動作を、図2に示す「電源ON時」の項にまとめて記
載する。
【0069】まず、本体マイコン409では、を行い、
自ら持っている画素ピッチ関連情報を含むその他の必要
情報をレンズ418側へ通信する。これに伴い、具体的
にCTL通信(カメラ(撮像装置)からレンズへの通
信)にて画素ピッチ情報が送られる。レンズマイコン4
10では、この結果を受信すると、小絞り限界F値であ
るFthの値を定める。例えば「画素ピッチ4μm」と送
られると、レンズマイコン410内に設けられたテーブ
ルにより「F8=Fth」といった設定を行ったり、ある
いは、この画素ピッチの数字を変数としてFthを数式で
算出する。なお、CTL通信で最初からFthの値が送ら
れてくる場合もあり、この際は送られた数値をそのまま
設定すればよい。また、CCDの寸法が予めわかってい
るならば、画素数から画素ピッチを求めることができ
る。この場合はCLT通信で画素数情報を送っても構わ
ない。
【0070】また、Fthを画素ピッチの値に応じて設定
されるF値情報、つまりFナンバー(FNo.)と考え
ると、このFナンバーに相当する絞りエンコーダ163
の出力値を設定しておく必要がある。この為、レンズマ
イコン410には、Fナンバーと絞りエンコーダ163
の出力(出力をA/D変換した値でも可)との関連を示
すデータを有している。そして、実際にはエンコーダ出
力がFthに相当する出力を示したことで最小開口限界を
知ることになる。
【0071】絞りエンコーダ163は、IGメーター4
13内に配置された磁気センサを用いる方法などが良く
知られている。そして、LTC通信(レンズからカメラ
への通信)でリセット通信が問題なく行われたことを戻
し、リセット動作を完了する。
【0072】以上の実施の第1の形態によれば、同一の
レンズに対し、CCD等の撮像素子の画素ピッチがそれ
ぞれ異なる複数の撮像装置本体が用意されている場合で
も、各撮像装置本体に、具備されている撮像素子に関す
る情報、具体的には、画素数や画素ピッチ情報や画素ピ
ッチの値に応じて設定されるF値情報を記憶しておき、
前記レンズに装着された際等に、該レンズが前記撮像素
子に関する情報を送信する様にしているので、レンズ側
では、前記情報に基づいて絞り部材の小開口側の使用制
限に関する設定値を変更することが可能となる。
【0073】よって、組み合わせられる撮像装置本体に
よっては(詳しくはCCDによっては)、小絞り回析に
よる像劣化を生じてしまう、といった欠点を解決するこ
とができる。詳しくは、同一のレンズが、それぞれ仕様
の異なる撮像素子を具備した複数の撮像装置本体の何れ
に対して装着されて撮像システムを構成したとしても、
適正な撮像を行うことができる。
【0074】(実施の第2の形態)図1に示す実施の第
1の形態では、撮像装置本体と交換可能なレンズとの組
み合わせより成る撮像システムを示したが、本発明の実
施の第2の形態では、図3に示す様に、CCD1、信号
処理回路152、CCD駆動(ドライバ)回路2、CC
Dブロックマイコン7を含む撮像系装置と、レンズ及び
前記撮像系装置に具備される回路以外のマイコンや記録
部等より成る撮像装置本体との組み合わせにより成る撮
像システムを想定している。つまり、撮像装置本体に対
し、仕様の異なる撮像素子を具備した複数の撮像系装置
の何れかとの組み合わせによって成る撮像システムを想
定している。
【0075】図3において、CCDブロックマイコン7
は、図1と同じく接点ブロックを介して本体マイコン8
と通信し、特にリセット通信時には、CCD1の画素ピ
ッチ情報等を送信する。これにより、本体マイコン8
は、どのような仕様の撮像素子を有する撮像系装置が装
着されたとしても、上記画素ピッチ情報に基づいて前述
した様な絞り制御を行うことができるので、回析現象に
よる像劣化を防ぐことができる。
【0076】(実施の第3の形態)次に、本発明の実施
の第3の形態に係る撮像システムについて説明する。
尚、撮像システムの構成は、図1又は図3の何れでも適
用可能であるが、ここでは図1を例にするものとする。
【0077】図1の構成の撮像システムにおいて、モー
ド選択部材3にてオートモード、ポートレートモードが
設定されると、各設定部材4,5によるシャッタ速度や
絞り値の設定は無視されるか、あるいは設定不能にな
る。
【0078】図2のオートモード動作時の項にこの際の
動作をまとめて示している。
【0079】通常の絞りで露出制御可能な状況では、本
体マイコン409は、AEゲート9の輝度信号の平均値
と目標値とのずれ△Aを算出する。例えば、△Aがプラ
スなら露出オーバー、マイナスなら露出アンダーとな
る。正しくは「|△A|<△Ath」であれば適正露出と
判定されるが、詳述はここでは避け、△AがCTL通信
に乗ってレンズマイコン410へ送られる。すると、レ
ンズマイコン410では、送られて来た△Aの符号をみ
て、+なら絞りを閉じる方向へ、マイナスなら開ける方
向へ駆動する。そして必要な場合、現在のF値をLTC
通信する。このフィードバック制御により、△A=0
(あるいは|△A|<△Ath;△Athは△Aのしきい
値)とすることで適正露出を得ている。
【0080】しかし、ここで絞り値がFthに達しても露
出オーバーとなると、図2の「開口限界」の部分に示す
ような動作を行う。CTLは△Aを通信する。レンズマ
イコン410は△Aがプラス(露出オーバー)である
が、同時にF値がFthまで達していることを検知する。
したがって、これ以上小絞り側へは動作できない為、F
=Fthの状況にあることをLTC通信する。本体マイコ
ン409では、このF=Fthと△Aがプラスであること
から、初めてシャッタ速度を高速側へ変更して適正露出
を得る。
【0081】図4及び図5は、上述の動作を行っている
際のレンズマイコン410と本体マイコン409での処
理を示すフローチャート、詳しくは、オートモードやポ
ートレートモードと称する自動露出調整の撮影モードが
選択されている場合の動作を説明するものである。尚、
図3に示したような撮像システムに適用した場合には、
図3のカメラマイコン8にて以下の動作を行うことにな
る。
【0082】ここで、上記のオートモードとは、露出の
設定をカメラが自動的に行うモードであり、ポートレー
トモードとは、特に人物等の主被写体が引き立つような
露出の設定をカメラが自動的に行うするモードをいう。
【0083】まず、レンズマイコン410での処理につ
いて、図4のフローチャートにより説明する。
【0084】ステップ#1においては、CTLで送られ
て来た△Aの値を受信する。そして、次のステップ#2
において、△A=0(場合によって|△A|<△Ah)
かどうかを判定し、そうであればステップ#1へ戻る。
【0085】一方、△A=0でなければステップ#3へ
進み、ここでは符号判定により、露出がオーバーかアン
ダーかを判定する。この結果、露出アンダーならステッ
プ#4へ進み、ここで絞りが開放か否かを判定し、開放
でないと判定するとステップ#5へ進み、絞りをより開
く方向へ駆動する。また、絞りが開放に達していたらス
テップ#4からステップ#6へ進み、LTC通信にて既
に開放あることを本体マイコン409へ伝達する。
【0086】また、上記ステップ#3にて露出オーバー
と判定した場合はステップ#7へ進み、ここではリセッ
ト通信時にCCD1の画素ピッチ情報に基づいて設定さ
れたFthの値と現在のF値とが「(F=Fth」の関係に
あるかの判定を行う。(実際にはF値でなく、エンコー
ダ出力として等価な比較をしている。)この結果、F=
Fthでなければ(小絞りにないので)ステップ#9へ進
み、絞りを閉じる。一方、F=Fthであったときはステ
ップ#8へ進み、LTC通信にてその旨をカメラマイコ
ン409へ通信する。
【0087】尚、何らかの理由でF値がFthより更に小
絞り側となっていたら、その時点でF=Fthまで戻す別
ルーチンを加えてもよい。
【0088】次に、本体マイコン409での処理につい
て、図5のフローチャートにより説明する。
【0089】ステップ#10においては、CTLにて演
算した△Aの値をレンズマイコン410へ送信する。そ
して、次のステップ#11において、LTCにてレンズ
マイコン410より絞りが開放であるとの信号が来たこ
とを判定するとステップ#12へ進み、ここでは不図示
であるが、再度露出アンダーにあることを確認した後、
ゲインアップ(CCDの感度アップ)を行う。
【0090】また、ステップ#11にて絞りが開放でな
い、F=Fthであることを受信した場合はステップ#1
3へ進み、ここでは不図示であるが、再度露出オーバー
であることを確認し、そうであればステップ#14へ進
み、シャッタ速度を高速化する。
【0091】なお、上記の例では、オートモード時につ
いて説明したが、ポートレートモード時も同様である。
【0092】上記実施の第3の形態によれば、用いられ
るCCDの画素ピッチに関する情報に応じて小絞り回折
による像劣化が発生しないように、小絞り側の限界値を
可変とするものであり、特にポートレートモード、オー
トモードなどと称することの多い完全自動露出調整モー
ドでは、この限界値より小絞り側には動作しないように
している。
【0093】よって、絞りによる露出調整可能な範囲を
不必要に制限することなく、回析現象による像劣化の発
生を防ぐことができる。
【0094】(実施の第4の形態)上記実施の第3の形
態では、ポートレートモードやオートモードと称するモ
ードを想定していた。本発明の実施の第4の形態では、
例えばマニュアルモードで、F=Fthより小さい開口径
のF値が設定されたり、シャッタ優先モードで、設定さ
れたシャッタ速度の下で適正露出を得ようとしたら、F
=Fthより小さい開口径のF値に動作してしまうような
場合を例にする。
【0095】このような場合、LTC通信にて、F=F
thより小さい開口径の状況であることを本体マイコンに
通信する。これによって、撮像装置本体は、例えば、電
子ビューファインダやLCDファインダに、小絞り回折
による像劣化が発生している警告を行う。
【0096】上記の様に、マニュアルで絞り値やシャッ
タ速度を設定する場合や、シャッタ速度優先モードで、
その設定されたシャッタ速度では限界値より小絞り側の
絞り開口径を用いなければならない場合には、回折によ
る像劣化が発生している旨の何らかの警告が行われるの
で、撮影者はこの警告にしたがって、例えばNDフィル
タを装着することによって像劣化を回避することができ
る。また、絞り優先モードでは、この限界値より小さい
開口径側へのF値には設定を行えないようにすることで
像劣化を回避することができる。
【0097】以上の実施の各形態によれば、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ等の、CCD等の撮像素子をイメー
ジセンサに用いた撮像システム等において、特にCCD
の仕様の異なる複数の撮像装置本体に対して、例えばレ
ンズ交換が可能で、共通なレンズを使用可能に構成した
場合の露出制御の最適化に関するものであり、同一のレ
ンズに対し、CCD等の撮像素子の画素ピッチがそれぞ
れ異なる複数の撮像装置本体が用意されている場合で
も、撮像素子に関する情報をレンズ側に通信し、レンズ
側ではその情報に基づいて小絞り側の限界値を可変する
ようにしているので、どのような仕様の撮像素子を有す
る撮像装置本体とレンズ(或は、撮像系装置と装置本
体)とが組み合わせられても、小絞り回折による像劣化
の発生しないようなシステムやレンズとすることができ
る。
【0098】これにより、同一のレンズに対し、高感度
な撮影、高精細な撮影、動画撮影などの目的に応じた最
適な撮像装置本体(カメラ本体)を選択的に用いても、
或は、高感度な撮影、高精細な撮影、動画撮影などの目
的に応じた最適な撮像系装置を撮像装置本体に装着した
としても、回折現象による像劣化のない、かつ、絞りに
よる露出制御範囲を最大に活用することができるものと
なる。
【0099】また、任意に設定されたシャッタ速度等で
は限界値より小絞り側の絞り開口径を用いなければなら
ない場合には、その旨の警告をし、撮影者に例えばND
フィルタを装着させるようにすることで、或は、撮影を
禁止させることで、同様に像劣化を回避することが可能
となる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、4、
8、10、14又は17に記載の発明によれば、同一の
レンズに対し、高感度な撮影、高精細な撮影、動画撮影
などの目的に応じた最適な撮像装置本体を選択的に用い
ても、回折現象による像劣化を防ぐと共に、絞りによる
露出調整可能範囲を制限することのないレンズ又は撮像
システムを提供できるものである。
【0101】また、請求項5、15又は19に記載の発
明によれば、高感度な撮影、高精細な撮影、動画撮影な
どの目的に応じた最適な撮像系装置を装置本体に装着し
たとしても、回折現象による像劣化を防ぐと共に、絞り
による露出調整可能範囲を制限することのない撮像シス
テムを提供できるものである。
【0102】また、請求項11、18又は20に記載の
発明によれば、任意に設定された露出制御に関する情報
では限界値より小絞り側の絞り開口径を用いなければな
らない場合には、その旨の警告をし、未然に像劣化を回
避させることができるレンズ又は撮像システムを提供で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る撮像システム
の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態等においてレンズマ
イコンと本体マイコンとの間の通信時について説明する
為の図である。
【図3】本発明の実施の第2の形態に係る撮像システム
の回路構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の第3の形態に係る撮像システム
においてレンズマイコンでの主要部分の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】同じく本発明の実施の第3の形態に係る撮像シ
ステムにおいてカメラマイコンでの主要部分の動作を示
すフローチャートである。
【図6】ビデオカメラ用の一般的なレンズの構成を示す
断面図である。
【図7】一般的な撮像装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図8】図7の撮像装置においてテレビ信号オートフォ
ーカス方式について説明する為の図である。
【図9】同じく図7の撮像装置においてテレビ信号オー
トフォーカス方式について説明する為の図である。
【図10】撮像装置において一般的なズームトラッキン
グ方法について説明する為の図である。
【図11】同じくズームトラッキング方法について説明
する為の図である。
【図12】従来の撮像システムの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 CCD(撮像素子) 7 CCDブロックマイコン 8 本体マイコン 136 絞り部材 409 本体マイコン 410 レンズマイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 9/02 G03B 9/02 B 5C022 17/14 17/14 17/18 17/18 Z 17/20 17/20 H04N 5/225 H04N 5/225 D A Fターム(参考) 2H002 CC21 FB24 HA03 JA07 JA08 2H044 AE07 AG00 DA03 DC01 EC08 EE00 2H080 CC02 CC07 2H101 EE08 EE25 2H102 AA03 CA34 5C022 AB01 AB02 AB12 AB66 AC12 AC13 AC42 AC54 AC56 AC69 AC74

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数の
    撮像装置本体に対して、交換可能に装着されるレンズに
    おいて、前記撮像装置本体から送信されて来た前記撮像
    素子に関する情報を受信することにより、該情報に基づ
    いて絞り部材の小開口側の使用制限に関する設定値を変
    更する制御手段を有することを特徴とするレンズ。
  2. 【請求項2】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮像
    素子の少なくとも画素ピッチに関する情報であることを
    特徴とする請求項1に記載のレンズ。
  3. 【請求項3】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮像
    素子の画素数、画素ピッチ、画素ピッチに応じて設定さ
    れた絞り値のうちの、少なくとも一つの情報であること
    を特徴とする請求項1に記載のレンズ。
  4. 【請求項4】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数の
    撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置本体と、該撮
    像装置本体に対して交換可能に装着されるレンズとの組
    み合わせより成る撮像システムにおいて、 前記撮像装置本体は、前記レンズが装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
    ンズに送信し、 前記レンズは、前記撮像装置本体から送信されて来る前
    記撮像素子に関する情報に基づいて、絞り部材の小開口
    側の使用制限に関する設定値を変更することを特徴とす
    る撮像システム。
  5. 【請求項5】 撮像素子及びその信号処理手段により構
    成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数の撮
    像系装置のうちの、何れかの撮像系装置と、該撮像系装
    置が装着される装置本体との組み合わせより成る撮像シ
    ステムにおいて、 前記撮像系装置は、前記装置本体に装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記装
    置本体に送信し、 前記装置本体は、前記撮像系装置から送信されて来る前
    記撮像素子に関する情報に基づいて絞り部材の小開口側
    の使用制限に関する設定値を変更することを特徴とする
    撮像システム。
  6. 【請求項6】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮像
    素子の少なくとも画素ピッチに関する情報であることを
    特徴とする請求項4又は5に記載の撮像システム。
  7. 【請求項7】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮像
    素子の画素数、画素ピッチ、画素ピッチに応じて設定さ
    れた絞り値のうちの、少なくとも一つの情報であること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の撮像システム。
  8. 【請求項8】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数の
    撮像装置本体に対して、交換可能に装着されるレンズに
    おいて、前記撮像装置本体にて設定されている撮像モー
    ドが所定の撮像モードである場合には、前記撮像装置本
    体より送信されて来る前記撮像素子に関する情報を受信
    することにより、該情報に基づいて、光量調整の為にそ
    の開口径を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開口径
    限界値を変更する制御手段を有することを特徴とするレ
    ンズ。
  9. 【請求項9】 前記所定のモードは、完全自動露出調整
    を行う撮像モードであることを特徴とする請求項8に記
    載のレンズ。
  10. 【請求項10】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数
    の撮像装置本体に対して、交換可能に装着されるレンズ
    において、前記撮像装置本体より送信されて来る前記撮
    像素子に関する情報を受信することにより、該情報に基
    づいて、光量調整の為にその開口径を可変とする絞り部
    材の小絞り側の最小開口径限界値を変更すると共に、前
    記撮像装置にて設定されている撮像モードが絞り優先モ
    ードである場合には、前記最小開口径限界値より小さい
    開口径側への絞り値の設定は禁止する制御手段を有する
    ことを特徴とするレンズ。
  11. 【請求項11】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数
    の撮像装置本体に対して、交換可能に装着されるレンズ
    において、前記撮像装置本体より送信されて来る前記撮
    像素子に関する情報を受信することにより、該情報に基
    づいて、光量調整の為にその開口径を可変とする絞り部
    材の小絞り側の最小開口径限界値を変更すると共に、前
    記撮像装置本体にて設定されている撮像モードが、任意
    に絞り値もしくはシャッタ速度を可変とするモードであ
    り、前記最小開口径限界値より小さい開口径側への絞り
    値もしくはシャッタ速度が設定された場合には、警告手
    段にて警告を発する制御手段を有することを特徴とする
    レンズ。
  12. 【請求項12】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮
    像素子の少なくとも画素ピッチに関する情報であること
    を特徴とする請求項8〜11の何れかに記載のレンズ。
  13. 【請求項13】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮
    像素子の画素数、画素ピッチ、画素ピッチに応じて設定
    された絞り値のうちの、少なくとも一つの情報であるこ
    とを特徴とする請求項8〜11の何れかに記載のレン
    ズ。
  14. 【請求項14】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数
    の撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置本体と、該
    撮像装置本体に対して交換可能に装着されるレンズとの
    組み合わせより成る撮像システムにおいて、 前記撮像装置本体は、前記レンズが装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
    ンズに送信し、 前記レンズは、前記撮像装置本体にて設定されている撮
    像モードが所定の撮像モードである場合には、前記撮像
    装置本体より送信されて来る前記撮像素子に関する情報
    を受信することにより、該情報に基づいて、光量調整の
    為にその開口径を可変とする絞り部材の小絞り側の最小
    開口径限界値を変更することを特徴とする撮像システ
    ム。
  15. 【請求項15】 撮像素子及びその信号処理手段により
    構成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数の
    撮像系装置のうちの、何れかの撮像系装置と、該撮像系
    装置が装着される装置本体との組み合わせより成る撮像
    システムにおいて、 前記撮像系装置は、前記装置本体に装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記装
    置本体に送信し、 前記装置本体は、設定されている撮像モードが所定の撮
    像モードである場合には、前記撮像素子に関する情報を
    受信することにより、該情報に基づいて、光量調整の為
    にその開口径を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開
    口径限界値を変更することを特徴とする撮像システム。
  16. 【請求項16】 前記所定のモードは、完全自動露出調
    整を行う撮像モードであることを特徴とする請求項14
    又は15に記載の撮像システム。
  17. 【請求項17】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数
    の撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置本体と、該
    撮像装置本体に対して交換可能に装着されるレンズとの
    組み合わせより成る撮像システムにおいて、 前記撮像装置本体は、前記レンズが装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
    ンズに送信し、 前記レンズは、前記撮像装置本体より送信されて来る前
    記撮像素子に関する情報を受信することにより、該情報
    に基づいて、光量調整の為にその開口径を可変とする絞
    り部材の小絞り側の最小開口径限界値を変更すると共
    に、前記撮像装置本体にて設定されている撮像モードが
    絞り優先モードである場合には、前記最小開口径限界値
    より小さい開口径側への絞り値の設定は禁止することを
    特徴とする撮像システム。
  18. 【請求項18】 撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数
    の撮像装置本体のうちの、何れかの撮像装置本体と、該
    撮像装置本体に対して交換可能に装着されるレンズとの
    組み合わせより成る撮像システムにおいて、 前記撮像装置本体は、前記レンズに装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記レ
    ンズに送信し、 前記レンズは、前記撮像装置本体より送信されて来る前
    記撮像素子に関する情報を受信することにより、該情報
    に基づいて、光量調整の為にその開口径を可変とする絞
    り部材の小絞り側の最小開口径限界値を変更すると共
    に、前記撮像装置本体にて設定されている撮像モード
    が、任意に絞り値もしくはシャッタ速度を可変とするモ
    ードであり、前記最小開口径限界値より小さい開口径側
    への絞り値もしくはシャッタ速度が設定された場合に
    は、警告手段にて警告を発することを特徴とする撮像シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 撮像素子及びその信号処理手段により
    構成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数の
    撮像系装置のうちの、何れかの撮像系装置と、該撮像系
    装置が装着される装置本体との組み合わせより成る撮像
    システムにおいて、 前記撮像系装置は、前記装置本体に装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記装
    置本体に送信し、 前記装置本体は、前記撮像素子に関する情報を受信する
    ことにより、該情報に基づいて、光量調整の為にその開
    口径を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開口径限界
    値を変更すると共に、現在設定されている撮像モードが
    絞り優先モードである場合には、前記最小開口径限界値
    より小さい開口径側への絞り値の設定は禁止することを
    特徴とする撮像システム。
  20. 【請求項20】 撮像素子及びその信号処理手段により
    構成され、前記撮像素子の仕様がそれぞれ異なる複数の
    撮像系装置のうちの、何れかの撮像系装置と、該撮像系
    装置が装着される装置本体との組み合わせより成る撮像
    システムにおいて、 前記撮像系装置は、前記装置本体に装着されることによ
    り、前記撮像素子の、該撮像素子に関する情報を前記装
    置本体に送信し、 前記装置本体は、前記撮像素子に関する情報を受信する
    ことにより、該情報に基づいて、光量調整の為にその開
    口径を可変とする絞り部材の小絞り側の最小開口径限界
    値を変更すると共に、現在設定されている撮像モード
    が、任意に絞り値もしくはシャッタ速度を可変とするモ
    ードであり、前記最小開口径限界値より小さい開口径側
    への絞り値もしくはシャッタ速度が設定された場合に
    は、警告手段にて警告を発することを特徴とする撮像シ
    ステム。
  21. 【請求項21】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮
    像素子の少なくとも画素ピッチに関する情報であること
    を特徴とする請求項14〜20の何れかに記載のレン
    ズ。
  22. 【請求項22】 前記撮像素子に関する情報は、前記撮
    像素子の画素数、画素ピッチ、画素ピッチに応じて設定
    された絞り値のうちの、少なくとも一つの関する情報で
    あることを特徴とする請求項14〜20の何れかに記載
    のレンズ。
  23. 【請求項23】 前記警告は、電子ビューファインダを
    用いて行うことを特徴とする請求項14〜21の何れか
    に記載の撮像システム。
  24. 【請求項24】 前記警告は、ファインダ内表示部にて
    行うことを特徴とする請求項14〜21の何れかに記載
    の撮像システム。
  25. 【請求項25】 前記最小開口径限界値とは、それ以上
    小さい開口径へは作動しない限界値であることを特徴と
    する請求項8、10、11、14、17、18、19又
    は20に記載の撮像システム。
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