JP4933195B2 - レンズ制御装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラなどの撮像装置用として好適なレンズ装置および撮像装置に関するものである。
従来、ビデオカメラなどの撮像装置では、フォーカスレンズでピントを合わせる際に最至近距離から無限遠距離までの被写体に合焦でき、かつ、レンズの機構上の動作端部に当たらないように、ソフトウェアによって上記フォーカスレンズの可動範囲を設定している。
ここで、最近のビデオカメラシステムの光学系として多く用いられているインナーフォーカスタイプのレンズシステムと、可動範囲の設定について説明する。
図5はインナーフォーカスタイプのレンズシステムの簡単な構成図である。図5において、101は固定されている第1レンズ群、102は変倍を行う第2レンズ群(以下、ズームレンズ)、103は絞り、104は固定されている第3レンズ群である。105は焦点調節機能及び変倍による焦点面の移動を補正するコンペンセータレンズの機能を兼ね備えた第4レンズ群(以下、フォーカスレンズ)、106は撮像面である。
公知の通り、図5のように構成されたレンズシステムでは、フォーカスレンズ105がコンペンセータレンズの機能と焦点調節機能を兼ね備えている。そのため、焦点距離が等しくても、撮像面106に合焦させるためのフォーカスレンズ105の位置は被写体距離によって異なってしまう。
ズームレンズ102を変化させたときに、任意の被写体距離において合焦させるためのフォーカスレンズ105の位置を連続してプロットすると、図6に示すような曲線で表わされる。図6に示す曲線は、一番下の曲線が無限の被写体距離に合焦する位置に対応するものである。そして、上に行くにしたがって、撮像面106に近い被写体距離に合焦する位置に対応するものである。従って、任意の被写体距離の対象を撮像しながらズームを行う場合、ズームレンズ102の駆動変化に応じて、被写体距離に対応する曲線の軌跡にしたがってフォーカスレンズ105を駆動すれば、合焦させた状態でズーミングを行うことができる。
そこで、インナーフォーカスレンズを備えた撮像システムでは一般的に、図6に示す複数の合焦軌跡情報を何らかの形(軌跡そのものでも、レンズ位置を変数とした関数でも良い)でレンズ制御用のマイクロコンピュータ(マイコン)のメモリなどに記憶させておく。そして、ズームレンズ102の駆動に対してその合焦軌跡情報にしたがってフォーカスレンズ105を駆動するような制御方法が行われている。
次に、フォーカスレンズ105の可動範囲、すなわち、至近端/無限端の設定について説明する。図7は、フォーカスレンズ105のソフトウェア的に設けられた各端の一例を示す特性図である。
例えば、至近撮影距離をワイド(W)端では1cm、全焦点距離通して1m確保するとし、レンズ制御用マイコンに記憶される代表軌跡として、被写体距離5mmの軌跡801と被写体距離90cmの軌跡802を用意する。そして、焦点距離が位置804から位置805までの焦点距離範囲では、5mm軌跡801を至近端とし、位置805から位置806までの焦点距離範囲では、90cm軌跡802上の最至近位置と等しい固定値807を至近端とする。また、位置806より望遠側の焦点距離範囲では、90cm軌跡802を至近端とするように設定する。
一方、無限端については、無限遠の軌跡803から無限方向に所定量離れた軌跡808を求め、これを無限端とする。
このように、無限から最至近までの撮影距離に対してピント合わせを可能にするためには、フォーカスレンズ105の至近端及び無限端を、合焦可能な撮影距離、すなわち例えばW端1cm/ズーム全域1mから無限遠までの範囲、よりも広く設定する必要がある。その理由は、例えば無限遠に位置する主被写体に合焦するには、超無限までフォーカスレンズを駆動させてAF評価信号レベルが無限位置の場合に比べ減少することを確かめる必要があるからである。同様に、至近側では、例えば被写体距離1mにある主被写体の位置を越えて90cmの被写体距離までフォーカスレンズ105を移動して、AF評価信号レベルが減少することを確認して初めて、被写体距離1mにピント合わせすることが可能となるからである。
また、絞りの状態に応じて焦点深度(被写界深度)が深くなった場合でも、焦点調節をやり易くするため、フォーカスレンズの至近端から無限端までの可動範囲を、合焦可能な撮影距離に比べ、広めに設定する。さらに、環境温度等に起因してレンズ鏡筒が伸び縮みしてピントずれが発生することも考慮して、至近端から無限端までの可動範囲を広く設定している(特許文献1参照)。
また、レンズ前面にコンバージョンレンズやNDフィルタなどの別の光学系素子が装着された場合、至近端の設定を1cmにしたままでは、レンズ前面に装着した別の光学系素子の前面に付着したゴミなどにもピントが合ってしまうことになる。そこで、このような課題に対する対策として、レンズ前面に別の光学系素子が装着されたことを判定して、その場合には至近端の距離を変えるようにした提案もある(特許文献2)。
特開2003−57528号公報 特開平5−284407号公報
しかしながら、上記の各従来例では、絞りを変えたときの焦点深度の変化による画像への影響については考慮されていない。そのため、絞りを小絞り状態にした時に、焦点深度が深くなり、レンズ前面やレンズ内部のゴミやほこりにピントが合ってしまう場合があった。
特に、最近ではハイビジョン(HD)撮影ができるビデオカメラも一般的になりつつあるが、HD撮影の場合、従来(SD)方式に比べ画像が高精細になっているため、僅かなゴミやほこりなどもくっきりと映りやすくなる。さらに、レンズ交換式のビデオカメラにおいては、装着するレンズによって見え方が変わるが、焦点深度が深いワイドレンズを装着した場合には、絞ったときの焦点深度がより深くなる。そのため、レンズ前面やレンズ内部のゴミやほこりなども焦点深度内に入り、映像に映し出されてしまう状態になりやすい。
(発明の目的)
本発明の目的は、小絞り時に焦点深度が深くなった場合でも、レンズ前面やレンズ内部の非合焦対象物が映し出されないようにすることのできる撮像装置用レンズ装置および撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、被写体から撮像素子へ導かれる光が通過する絞り手段の絞り状態を検出する絞り状態検出手段と、AF信号処理回路において前記撮像素子の出力信号から高周波成分を抽出しAF評価信号として生成された当該AF評価信号が大きくなるようにフォーカス制御を行う際に、前記絞り状態検出手段によって検出された絞り状態が第1の状態の場合よりも絞られた第2の状態の場合焦点調節のためのレンズ可動範囲の至近当該第1の場合よりも無限遠側に変更するように、前記焦点調節のためのレンズを制御するレンズ制御手段とを有するンズ制御装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、上記本発明の撮像装置用レンズ装置を有する撮像装置とするものである。
本発明によれば、小絞り時に焦点深度が深くなった場合でも、レンズ前面やレンズ内部の非合焦対象物が映し出されないようにすることができる撮像装置用レンズ装置または撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1および2に示す通りである。
図1は、本発明の実施例1に係わる撮像装置のシステム構成を示す図である。図1に示す撮像装置は、カメラ本体135と、該カメラ本体135に対して着脱、交換可能なレンズユニット132からなる。
被写体からの光は、固定されている第1レンズ群101、変倍を行う第2レンズ群(以下、ズームレンズ)102、絞り103を通過する。さらに、固定されている第3レンズ群104、焦点調節機能と変倍による焦点面の移動を補正するコンペンセータ機能とを兼ね備えた第4レンズ群(以下、フォーカスレンズ)105を通過する。そして、3原色中の赤の成分を撮像するための撮像素子106、緑の成分を撮像するための撮像素子107、青の成分を撮像するための撮像素子108の撮像面上にそれぞれ結像される。そして、これらCCDなどよりなる撮像素子106,107,108にて光電変換され、赤成分、緑成分、青成分の、各色成分に応じた撮像信号として出力される。
各撮像素子106〜108より出力された各色成分の撮像信号は、増幅器109,110,111でそれぞれ最適なレベルに増幅されてカメラ信号処理回路112へと入力される。カメラ信号処理回路112では標準テレビ信号に変換され、同時に内蔵されるAE(Auto exposure)信号処理部113、AF(Autofocus)信号処理部114へと入力される。115は動画や静止画を記録するための記録装置であり、記録媒体として磁気テープや半導体メモリが使われている。116は映像信号を表示するためのモニターである表示装置である。カメラ信号処理回路112で変換された標準テレビ信号は、記録装置115及び表示装置116に対応した信号として出力される。
AE信号処理部113で生成された測光信号は、本体マイコン117内のAWB(Auto white balance)/露出制御部118に送られ、露出制御に使われる。一方、AWB/露出制御部118からは画面内の一部の領域だけを重点的に測光する測光領域制御の命令がAE信号処理回路113に送られる。AWB/露出制御部118は露出制御も行っており、測光信号の露出状態が所望の状態になるよう、撮像素子駆動回路119を駆動して撮像素子106〜108の蓄積時間をフィードバックループ制御する。さらに、増幅器109〜111のゲインや、絞り駆動命令をレンズマイコン120の絞り制御部121に送り、絞り103を通過する光量もフィードバックループ制御している。
絞り103の制御は、絞り制御部121がカメラ本体135より送られた絞り駆動命令に応じてIG(アイリス)ドライバ128に信号を送り、IGメータ127を駆動することにより行われる。詳しくは、駆動される絞り状態をエンコーダ131で検出し、そのエンコーダ出力信号を絞り制御部121を通して本体マイコン117内のAWB/露出制御部118へ転送することで行われる。
AWB/露出制御部118は上記した露出制御を行う一方、露出情報としての電子シャッタ情報、AGC等の増幅率情報、絞り制御情報をレンズユニット132内のレンズマイコン120へ送っている。
AF信号処理部114で生成されたAF評価値は本体マイコン117を介して、レンズマイコン120へ転送される。一方、レンズマイコン120で決定された画面内の測距枠(AF領域)の情報は本体マイコン117へと伝送され、本体マイコン117を介してAF信号処理部114へと送られる。測距枠サイズは、装着されるレンズユニット132の焦点距離に応じ、レンズマイコン120がAF性能を引き出すのに最適な大きさの測距枠を決定している。
本体マイコン117は、ズームスイッチユニット133及びAFスイッチ134の状態を読み込み、その状態をレンズマイコン120に送る。なお、ズームスイッチユニット133は回転式の操作部材の変化に従って可変の抵抗値に応じた電圧を出力するものである。この出力電圧をA/D変換することで、操作部材の回転方向及び回転量をデジタル信号で得ることができる。
ここで、本体マイコン117からの情報で、AFスイッチ134がオフ(マニュアルフォーカスモード)でかつズームスイッチユニット133が押されていることをレンズマイコン120が判定したとする。すると、レンズマイコン120内のAF/ズーム制御部122がレンズカムデータ124を参照しつつ、テレまたはワイドの押されている方向に駆動すべく、モータ制御部123を介してモータ駆動用ドライバ126に制御信号を送る。このことにより、ズームモータ125を介してズームレンズ102が駆動され、変倍動作が行われる。また同時に、AF/ズーム制御部122はモータ制御部123を介してモータ駆動用ドライバ130に制御信号を送る。このことにより、フォーカスモータ129を介してフォーカスレンズ105が駆動され、変倍動作に伴う合焦位置のずれが補正される。
一方、AFスイッチ134がオンでかつズームスイッチユニット133が押されているときは、変倍動作及び被写体距離の変化の両方に対して合焦状態を保ちつづける必要がある。そのため、AF/ズーム制御部122は、本体マイコン117から送られたAF評価値信号を参照にして、AF評価値が最大になる位置を保ちつつ変倍動作を行う。また、AFスイッチ134がオンでかつズームスイッチユニット133が押されていないとする。この場合は、AF/ズーム制御部122は、本体マイコン117から送られたAF評価値信号が最大になるようにモータ駆動用ドライバ130に信号を送る。このことにより、フォーカスモータ129を介してフォーカスレンズ105が駆動され、自動焦点調節動作が行われる。
次に、図2を用いて、絞り103の絞り状態に対する至近端の制御について説明する。
まず、ステップ101にて、エンコーダ131で検出した絞り状態をレンズマイコン120で検出する。次のステップ102では、ステップ101で検出した絞り位置が所定値より開いた状態(開放側)か否かを調べ、開いた状態であればステップ103へ進み、所定値より絞った状態(小絞り側)であればステップ104へ進む。絞り位置の検出は、エンコーダ131として配置したホール素子の出力電圧が、所定値より大きいか小さいかを確認すれば良い。
ステップ103へ進むと、レンズマイコン120内で至近端の設定を、絞り開放を基準に設定した初期値のままとする。一方、ステップ104へ進むと、レンズマイコン120内で至近端の位置を、初期値よりも一定量無限側の位置に設定する。そして、次のステップ105にて、上記ステップ103あるいはステップ104で決定した至近端の設定に従ってフォーカスレンズ105の可動範囲を限定し、本体マイコン117から送られたAF評価値信号が最大になるようにフォーカス制御を行う。
ここで、上記ステップ102での判定に用いた所定値は、レンズ及び撮像装置の特性によって決まる。それは、焦点深度が、絞り状態を表すF値と、撮像素子の画素サイズで決まる許容錯乱円と、レンズの位置敏感度とから計算できるからである。すなわち、レンズマイコン120が本体マイコン117から許容錯乱円のデータを通信データで取得する。その上で、個々のレンズユニットごとにレンズマイコン120の内部メモリに、F値とエンコーダ値の関係及び位置敏感度を記憶しておけば、所定値を計算することが可能となる。
次に、図3を用いて、図2にて説明した至近端と焦点深度との関係について説明する。
図3(a)は、絞り開放時の至近端における焦点深度とレンズの位置関係を示す図である。図3(b)は、至近端設定は絞り開放時と同じままで、絞りを小絞り状態にした時の焦点深度とレンズの位置関係を示す図である。図3(c)は、至近端設定を変更したときの、小絞り状態での焦点深度とレンズの位置関係を示す図である。
図3(b)に示す従来技術のように、至近端を絞り開放時に合わせた設定で固定する場合、小絞り状態において焦点深度が広くなると、前玉レンズの位置も焦点深度内に入ってしまう。そのため、前玉レンズに付着したゴミやほこりにもピントが合った状態になってしまっていた。
そこで、図2で説明した制御にて至近端の設定を絞り状態に応じて変更することにより、図3(c)に示すように、小絞り状態による焦点深度の広がりが生じても、前玉レンズ位置が焦点深度内に入り込まないようにすることができる。よって、前玉レンズに付着したゴミやほこりへの合焦を回避でき、映像に映り込まないようにすることができる。
なお、上記説明では、絞り位置に対してある所定値を閾値として判定したが、焦点深度は絞り位置によって順次変化することから、絞り位置に応じて至近端設定も順次変化させるようにしても良い。
図4は本発明の実施例2に係わる撮像装置のシステム構成を示す図である。上記実施例1では、レンズ交換可能な撮像装置について説明したが、本実施例2では、レンズユニットがカメラ本体と一体になり、レンズユニットの着脱が不可能な撮像装置について説明する。
図4において、201は固定されている第1固定レンズ群、202は変倍を行う変倍レンズ群(以下、ズームレンズ)、203は絞り、204は固定されている第2固定レンズ群、205は焦点調節機能と変倍による焦点面の移動を補正するいわゆるコンペ機能を兼ね備えたレンズ群(以下、フォーカスレンズ)である。206は撮像素子であり、結像した光学的な被写体像を光電変換して映像信号として出力する。
207はアナログ信号処理部で、撮像素子206で得られた信号に所定の処理を施してアナログ撮像信号を生成するものであり、例えばCDS(相関二重サンプリング)回路、AGC(Automatic Gain Control)回路等から構成されている。208はカメラ信号処理回路であり、内蔵しているA/D変換器により、アナログ信号処理部207で生成されたアナログ撮像信号をデジタル信号に変換する。そして、ガンマ補正、ホワイトバランス等、所定の信号処理をした後に、最終的な出力映像信号を生成する。209は動画や静止画を記録する記録装置であり、記録媒体として磁気テープや半導体メモリなどが使われている。また、出力映像信号は、表示処理回路210において処理された後、ビューファインダや液晶パネル等の表示装置211に出力され、画像表示される。
一方、アナログ信号処理部207内のAGC回路で増幅された映像信号は、AFゲート212及び絞り制御回路223へ送られる。AFゲート212では、フォーカス合焦のために最適な信号を取り出す範囲(測距枠)を全画面のうちから設定される。このゲートの大きさは可変であり、また複数設けられる場合もある。213は焦点検出に用いられる高周波成分、低周波成分及び輝度差成分(映像信号の輝度レベルの最大値と最小値の差分)を抽出するAF信号処理回路である。214はカメラシステム制御マイコンであり、カメラ制御部215とシステム制御部216とからなる。
カメラ制御部215では、カメラ信号処理回路208の駆動制御や出力信号制御を行うと同時に、AF信号処理回路213の出力信号に基づいてフォーカスレンズを制御する。また、ズームスイッチ227の操作情報(操作部材の回転角度ないしはスライド量に応じた電圧が出力され、この出力電圧に応じて可変速ズームがなされる)を読み込んでズーム制御を行う。また、AFスイッチ228にしたがって、AFとMF(マニュアルフォーカス)を切り換える。AF時には、カメラ制御部215は、AF信号処理回路213の出力信号レベルが最大となるように、フォーカスレンズ205を移動させることにより、自動焦点調節を行っている。
絞り203は、適性露光量を維持するように絞り制御回路223により駆動される。すなわち、絞り制御回路223はアナログ信号処理回路207の出力信号のレベルを検出し、このレベルが一定レベル(適性露光量)でないときは一定レベルにするための絞り量制御信号を発生する。この絞り量制御信号は、IGドライバ224に出力されてIGメータ225によって適性露光量となるように絞り203が駆動される。226は、絞り状態を検出するためのエンコーダであり、その出力結果をカメラ制御部215で判定し、絞り203のフィードバック制御を行っている。
217及び218は、それぞれカメラ制御部215から出力されるズームレンズ202及びフォーカスレンズ205の駆動命令に従って駆動エネルギーをズームモータ219、フォーカスモータ220に出力するための電流波形変更可能なモータ駆動用ドライバである。219及び220はそれぞれ、ズームレンズ202及びフォーカスレンズ205を駆動するためのズームモータ及びフォーカスモータである。ズームレンズ202、フォーカスレンズ205の位置は、それぞれレンズ位置検出部221,222により検出される。
レンズ位置検出部221,222は、それぞれフォトセンサと遮光板とを有しており(不図示)、フォトセンサは発光部と受光部とで構成され、遮光板はそれぞれズームレンズ202、フォーカスレンズ205に固定されている。そして、ズームレンズ202、フォーカスレンズ205が光軸と平行に移動すると、それと一体に遮光板が移動する。すると、フォトセンサの発光部と受光部との間の光路を遮ったとき、受光部の出力信号はロー(Low)レベルになり、遮らないときはハイ(High)レベルになる。従って、受光部の出力信号が変化する位置を基準位置として、ズームレンズ202、フォーカスレンズ205が基準位置に存在するか否かを検知することができる。カメラ制御部215は、この基準位置と、レンズ移動速度、レンズ移動方向などにより、各レンズの位置を認識することができる。
カメラ制御部215にはズームレンズ202をワイド方向、テレ方向に移動させるためのズームスイッチ227が接続されている。ズームスイッチ227はその押圧に応じて電圧が変化するような回路構成になっている。カメラ制御部215はズームスイッチ227が操作された時にその電圧変化を検出し、その電圧に応じて可変速ズームの何速目のズーム速度でズームレンズ202を駆動させるかを決定する。
本実施例2においても、絞り状態に対する至近端の制御について、図2で示したものと同様の処理で行うことができる。但し、本実施例2では、レンズユニットの交換はできず、撮像装置としてレンズは固定である。したがって、許容錯乱円のデータ及びレンズのF値とエンコーダ値の関係をカメラシステム制御マイコン214の内部メモリに格納しておけば、所定値や焦点深度を随時計算することができる。
これにより、レンズとカメラ本体が一体型の撮像装置においても、小絞り状態による焦点深度の広がりが生じても、前玉レンズ位置が焦点深度内に入り込まないようにすることができる。よって、前玉レンズに付着したゴミやほこりへの合焦を回避でき、映像に映り込まないようにすることができる。
以上の実施例1及び2によれば、焦点面の移動を補正するためのフォーカスレンズ105,205と、入射光量を制御するための絞り103,203と、絞り103,203の絞り状態を検出するエンコーダ131,226とを備える。さらに、エンコーダ131,226によって検出された絞り状態に応じてフォーカスレンズ105,205の可動範囲を変更(至近端側の設定の変更)するようにフォーカスレンズ105,205を制御するレンズ制御手段(レンズマイコン120、カメラシステム制御マイコン214)とを備える。これにより、小絞り時に焦点深度が深くなった場合でも、レンズ前面やレンズ内部のゴミやほこりなどが映し出されないようにすることが可能となる。
また、焦点深度によって決定するある値よりも絞り103,203が小絞りになったときに、フォーカスレンズ105,205の至近端の設定を絞り開放時よりも無限側に設定するようにしている。これにより、小絞り時に焦点深度が深くなった場合でも、レンズ前面やレンズ内部のゴミやほこりなどが映し出されないようにすることが可能となる。
また、フォーカスレンズ105,205の至近端の設定を、絞り103,203が小絞りになるに従って焦点深度に応じて前玉レンズから無限側へ遠ざけるようにするようにしている。これにより、小絞り時に焦点深度が深くなった場合でも、レンズ前面やレンズ内部のゴミやほこりなどが映し出されないようにすることが可能となる。
また、焦点深度を、絞り103,203の絞り状態に応じたF値と、撮像素子106,206の画素サイズに応じた許容錯乱円と、フォーカスレンズ105,205の位置敏感度とに応じて決定されるようにしている。これにより、小絞り時に焦点深度が深くなった場合でも、レンズ前面やレンズ内部のゴミやほこりなどが映し出されないようにすることが可能となる。
また、レンズユニットが撮像装置本体から着脱交換可能で、焦点深度を決定するために必要となる情報は、撮像装置本体とレンズユニットとの間の通信によってやり取りするようにしている。これにより、小絞り時に焦点深度が深くなった場合でも、レンズ前面やレンズ内部のゴミやほこりなどが映し出されないようにすることが可能となる。
本発明の実施例1に係わる撮像装置のシステム構成を示す図である。 本発明の実施例1に係わる主要部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1において至近端と焦点深度との関係を示す図である。 本発明の実施例2に係わる撮像装置のシステム構成を示す図である。 一般的なインナーフォーカスタイプのレンズシステムを示す構成図である。 一般的なレンズシステムにおけるカム軌跡データの概念図である。 一般的なフォーカスレンズのソフトウェア的に設けられた各端の一例を示す特性図である。
符号の説明
101,201 第1レンズ群
102,202 第2レンズ群(ズームレンズ)
103,203 絞り
104,204 第3レンズ群
105,205 第4レンズ群(フォーカスレンズ)
106,206 撮像素子
107 撮像素子
108 撮像素子
112 カメラ信号処理回路
117 本体マイコン
120 レンズマイコン
131 エンコーダ
132 レンズユニット
207 アナログ信号処理部
208 カメラ信号処理部
213 AF信号処理部
214 カメラシステム制御マイコン
215 カメラ制御部
216 システム制御部
223 絞り制御回路
226 エンコーダ

Claims (5)

  1. 被写体から撮像素子へ導かれる光が通過する絞り手段の絞り状態を検出する絞り状態検出手段と、
    AF信号処理回路において前記撮像素子の出力信号から高周波成分を抽出しAF評価信号として生成された当該AF評価信号が大きくなるようにフォーカス制御を行う際に、前記絞り状態検出手段によって検出された絞り状態が第1の状態の場合よりも絞られた第2の状態の場合焦点調節のためのレンズ可動範囲の至近当該第1の場合よりも無限遠側に変更するように、前記焦点調節のためのレンズを制御するレンズ制御手段とを有することを特徴とするンズ制御装置。
  2. 前記レンズ制御手段は、前記レンズ群の可動範囲の至近端を、前記絞り手段の絞り値が小絞りになるに従って、前玉レンズから無限側へ遠ざけるようにすることを特徴とする請求項1に記載のンズ制御装置。
  3. 前記焦点深度は、前記絞り手段の絞り状態に応じた絞り値と、撮像装置内の撮像手段の画素サイズに応じた許容錯乱円と、前記レンズ位置敏感度とに応じて決定されることを特徴とする請求項1または2に記載のンズ制御装置。
  4. 撮像装置に対して着脱可能であり、
    前記焦点深度を決定するために必要となる情報は、前記撮像装置との間の通信によってやり取りされることを特徴とする請求項3に記載のンズ制御装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像装置用レンズ装置を一体に備えたことを特徴とする撮像装置。
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