JP2002174040A - 多世帯住宅 - Google Patents

多世帯住宅

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JP2002174040A
JP2002174040A JP2000374533A JP2000374533A JP2002174040A JP 2002174040 A JP2002174040 A JP 2002174040A JP 2000374533 A JP2000374533 A JP 2000374533A JP 2000374533 A JP2000374533 A JP 2000374533A JP 2002174040 A JP2002174040 A JP 2002174040A
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JP
Japan
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building
outdoor
family house
entrance
staircase
Prior art date
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Application number
JP2000374533A
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English (en)
Inventor
Takahiro Dobashi
孝博 土橋
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 将来において同居世帯が減少した際に建物の
増改築をすることなく建物の一部を賃貸住宅として有効
利用できる多世帯住宅を提供すること。 【解決手段】 前面道路1に向かって並列した状態で建
てられた二棟の複数階の建物からなる多世帯住宅であっ
て、一方の棟3のみ建物内に上下階を連絡する階段9を
設け、他方の棟2は屋外階段を設けて、この屋外階段と
接続された玄関30,を階毎に設けると共に、少なくと
もキッチン38、トイレ36、浴室35及び洗面所34
を階毎に設け、両棟を屋外通路で接続したこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の世帯が同居
する多世帯住宅に関し、特に、将来において同居世帯が
減少した際に建物の増改築をすることなく建物の一部を
賃貸住宅として有効利用できる多世帯住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二世帯が同一敷地内に建物を建築
し、玄関、キッチン、ダイニングルーム、浴室などのほ
とんどの部屋を各々配置し、リビングルームなどの共用
の部屋を設けて二世帯間のコミュニケーションを図って
いる多世帯住宅がある。そして、現代建築は三世代が生
活することを想定して建物の耐用年数を数十年に設定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た数十年間には居住者に世代交代があり、例えば親子が
別々の棟で生活していて親が亡くなった場合、子夫婦間
に生まれた孫が妻子と共に親の棟で生活するには早すぎ
るため、子夫婦が親の棟を使用あるいは掃除などをして
維持することは困難であった。本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであって、その目的とすると
ころは、将来において同居世帯が減少した際に建物の増
改築をすることなく建物の一部を賃貸住宅として有効利
用できる多世帯住宅を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の多世帯住宅では、前面道路に向かっ
て並列した状態で建てられた二棟の複数階の建物からな
る多世帯住宅であって、一方の棟のみ建物内に上下階を
連絡する階段を設け、他方の棟は屋外階段を設けて、こ
の屋外階段と接続された玄関を階毎に設けると共に、少
なくともキッチン、トイレ、浴室及び洗面所を階毎に設
け、両棟を屋外通路で接続したことを特徴とする。
【0005】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
多世帯住宅において、屋外階段が設けられた側の棟の上
下階を同一の間取りとしたことを特徴とする。
【0006】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
多世帯住宅において、建物内に上下階を連絡する階段が
設けられた側の棟の階段に面して階段ホールを設け、こ
の階段ホールと屋外通路とを接続したことを特徴とす
る。
【0007】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
多世帯住宅において、屋外階段が設けられた側の棟の玄
関を前面道路に面して設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態の多世
帯住宅を示す一階平面図、図2は同住宅の二階平面図、
図3は同住宅の西側立面図である。図に示すように、本
実施の形態の住宅は、前面道路1に面した北棟2と南棟
3の二棟で構成され、親子がそれぞれの棟で各々生活す
る二世帯住宅である。
【0009】先ず南棟3について説明する。南棟3は親
世帯が生活するための棟であり、住宅へは前記前面道路
1に面した両棟の中央にある玄関4より入る。玄関4に
入ると玄関土間5東側にガラス6を介して中庭7が配置
されており、南側に玄関ホール8が配置されている。前
記玄関ホール8の西側には手前から二階への階段9、納
戸10、トイレ11、浴室12と接続された洗面所13
が配置されている。また、前記玄関ホール8の南側は、
リビングルーム14及び和室15へ接続されていため、
前記玄関ホール8を介してほとんどの部屋へ移動でき、
建物内の動線の利便性が確保されている。
【0010】前記リビングルーム14と連通して北側に
は前記中庭7と通じたユーティリティ16、南側には畳
コーナ17が配置され、さらに奥にはキッチン18が配
置されている。また、前記リビングルーム14には上方
が開口された吹き抜け19と掃き出し窓20が形成され
ているため、リビングルーム14には一連の広い開放感
が形成されている。
【0011】前記階段9を上ると二階には階段ホール2
1が配置されており、この階段ホール21に面して、ト
イレ22及び洗面所23、洋室24が配置され、さらに
東側には、ミニキッチン25、夫婦の寝室26が配置さ
れている。さらに、前記階段ホール21の北側には北棟
2と接続された屋外通路29が配置されている。なお2
7,28はバルコニーである。
【0012】次に北棟2について説明する。北棟2の一
階へは前面道路1に面して配置された玄関30より入
る。前記玄関30には玄関ホール31が配置され、この
玄関ホール31に面して洋室32、リビング・ダイニン
グルーム33、洗面所34及び浴室35、トイレ36、
夫婦の寝室37が配置されている。また、前記リビング
・ダイニングルーム33の北側にはキッチン38、西側
には和室39が配置されている。
【0013】北棟2の二階は子世帯が生活するための棟
であり、玄関30aが屋外階段40によって前面道路1
と接続され、和室39a及び洋室32aが屋外通路29
を介して南棟3の二階へ接続されている以外は北棟2の
一階と同一の構成であるため、その説明は省略する。
【0014】以下、本実施の形態の多世帯住宅において
同居世帯が減少した際の対応を説明する。本実施の形態
の多世帯住宅は、世帯状況が三世帯の場合は北棟2の上
下階で各々一世帯が生活し、南棟3で他の一世帯が生活
する形態となり、多世帯が同時に生活することができ
る。
【0015】また、世帯状況が三世帯から二世帯に減少
した場合は一世帯が南棟3に、他の一世帯が北棟2の二
階で生活し、北棟2の一階を他人に賃貸する形態とな
り、その場合、屋外通路29を介して両棟を往来できる
ため、屋外通路29を共用の空間として二世帯間で使用
できる共に、動線の利便性が確保される。
【0016】さらに、世帯状況が一世帯の場合は南棟3
で生活し、北棟2の上下階を他人に賃貸する形態とな
り、その場合、北棟2の建物内には上下階を接続する階
段はなく、北棟2の二階より屋外通路29を介して見え
るのは階段ホール21であるため、北棟2を賃貸するこ
とによって建物を維持できると共に、南棟3のプライバ
シーも確保される。また、北棟2の玄関30,30aは
前面道路1に面して配置されているため、世帯状況が変
化しても訪問者が住宅を誤って訪ねることがない。
【0017】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施の形態
の多世帯住宅では二階建ての建物について説明したが、
両棟の建物の階数や部屋の広さや数については自由に設
定できる。また、南棟3に設けられた階段9及び階段ホ
ール21は、エレベータ及びエレベータホールにしても
同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載の多世帯住宅にあっては、前面道路に向かって並
列した状態で建てられた二棟の複数階の建物からなる多
世帯住宅であって、一方の棟のみ建物内に上下階を連絡
する階段を設け、他方の棟は屋外階段を設けて、この屋
外階段と接続された玄関を階毎に設けると共に、少なく
ともキッチン、トイレ、浴室及び洗面所を階毎に設け、
両棟を屋外通路で接続したため、同居世帯が減少した際
には屋外階段が設けられた側の棟を賃貸住宅として有効
利用できる。
【0019】さらに、両棟で各々の世帯が独立して生活
する場合には、屋外通路が共用の空間となり、動線の利
便性が確保されると共に、両世帯間のコミュニケーショ
ンを図ることができる。
【0020】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の多世帯住宅において、屋外階段が設けられた側の
棟の上下階を同一の間取りとしたため、階毎の部屋の間
取りに差別化がなく、容易に賃貸住宅にすることができ
る。
【0021】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の多世帯住宅において、建物内に上下階を連絡する
階段が設けられた側の棟の階段に面して階段ホールを設
け、この階段ホールと屋外通路とを接続したため、屋外
階段が設けられた側の棟から階段ホールしか見えないの
で、家族のプライバシーを確保できる。
【0022】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
記載の多世帯住宅において、屋外階段が設けられた側の
棟の玄関を前面道路に面して設けたため、屋外階段が設
けられた棟を賃貸住宅にした場合においても、来客者が
前面道路から訪問先を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の多世帯住宅を示す一階平
面図である。
【図2】実施の形態の多世帯住宅を示す二階平面図であ
る。
【図3】実施の形態の多世帯住宅を示す西側立面図であ
る。
【符号の説明】
1 前面道路 2 北棟 3 南棟 4 玄関 5 玄関土間 6 ガラス 7 中庭 8 玄関ホール 9 階段 10 納戸 11 トイレ 12 浴室 13 洗面所 14 リビングルーム 15 和室 16 ユーティリティ 17 畳コーナ 18 キッチン 19 吹き抜け 20 掃き出し窓 21 階段ホール 22 トイレ 23 洗面所 24 洋室 25 ミニキッチン 26 夫婦の寝室 27,28 バルコニー 29 屋外通路 30,30a 玄関 31 玄関ホール 32,32a 洋室 33 リビング・ダイニングルーム 34 洗面所 35 浴室 36 トイレ 37 夫婦の寝室 38 キッチン 39,39a 和室 40 屋外階段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面道路に向かって並列した状態で建て
    られた二棟の複数階の建物からなる多世帯住宅であっ
    て、 一方の棟のみ建物内に上下階を連絡する階段を設け、 他方の棟は屋外階段を設けて、この屋外階段と接続され
    た玄関を階毎に設けると共に、少なくともキッチン、ト
    イレ、浴室及び洗面所を階毎に設け、 両棟を屋外通路で接続したことを特徴とする多世帯住
    宅。
  2. 【請求項2】 屋外階段が設けられた側の棟の上下階を
    同一の間取りとしたことを特徴とする請求項1記載の多
    世帯住宅。
  3. 【請求項3】 建物内に上下階を連絡する階段が設けら
    れた側の棟の階段に面して階段ホールを設け、 この階段ホールと屋外通路とを接続したことを特徴とす
    る請求項1記載の多世帯住宅。
  4. 【請求項4】 屋外階段が設けられた側の棟の玄関を前
    面道路に面して設けたことを特徴とする請求項1記載の
    多世帯住宅。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108286342A (zh) * 2018-02-08 2018-07-17 杨奇 共享厅住宅

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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