JP2002171843A - ビニールハウスの開閉装置 - Google Patents

ビニールハウスの開閉装置

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JP2002171843A
JP2002171843A JP2000372487A JP2000372487A JP2002171843A JP 2002171843 A JP2002171843 A JP 2002171843A JP 2000372487 A JP2000372487 A JP 2000372487A JP 2000372487 A JP2000372487 A JP 2000372487A JP 2002171843 A JP2002171843 A JP 2002171843A
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band
roof
sheet
winding pipe
greenhouse
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Naozumi Okubo
直純 大久保
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NICHINO KOGYO KK
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NICHINO KOGYO KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを押さえるためのバンドがバンド巻き
取りパイプに横方向にずれながら巻き取られるのを防止
したビニールハウスの開閉装置を提供することにある。 【解決手段】 ビニールハウス1の天井を開閉自在に覆
って屋根を構成するシート2の外側にシート2を押さえ
るバンド3を屋根に渡って所定間隔に複数設け、バンド
3の一端を屋根の長手一端側に固着し他端を屋根の長手
他端側に配設されたバンド巻き取りパイプ4に巻き取り
自在に固着し、バンド巻き取りパイプ4を回転させてバ
ンド3の締め及び緩めを行うバンド緊緩装置6を設け、
バンド3の横方向へのずれを抑制する拘束部材7を屋根
の最上部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニールハウスの
天井をシートで開閉自在に覆って屋根を構成するビニー
ルハウスの開閉装置であって、シートを押さえるための
バンドがバンド巻き取りパイプに横方向にずれながら巻
き取られるのを防止し、連続する棟でも地上からバンド
の締め及び緩めを行えるようにしたビニールハウスの開
閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビニールハウスの屋根を覆うシー
トの表面には、強風などによりシートのばたつきや破損
を防止するために所定間隔をおいて複数本のバンドで外
側から押さえつけている。ビニールハウス内を通気する
際は、バンドを緩めてからシートを巻き取って屋根を開
放し、通気が終わるとシートを張って屋根を閉鎖し、バ
ンドを締めつけてシートを押さえている。このとき、図
12に示すように締めつけ前のバンド23のたるみ具合
によってバンド巻き取りパイプ24に横方向にずれなが
ら巻き取られてしまい、バンド23が斜めになってしま
うことがあった。その結果、シート22にバンド23で
押さえられていない箇所が生じ、強風などによりその箇
所がばたついたり破損してしまう問題点があった。一
方、実用新案登録第3043473号公報にはビニール
ハウスのシート押さえ装置が開示されている。このもの
も、シートを押さえるバンドは一端が固着され他端がパ
イプに巻き取り自在に固着されているのみであるから、
前記と同じようにバンド巻き取り時に横方向にずれなが
ら巻き取られることがあった。また、バンド緊緩装置を
地上付近に設けているため、横方向に連続する棟のビニ
ールハウスではバンド緊緩装置の設置場所がなく使用で
きなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、これらの問題点を解消し、シートを押さえ
るためのバンドがバンド巻き取りパイプに横方向にずれ
ながら巻き取られるのを防止し、連続する棟でも地上か
らバンドの締め及び緩めを行えるようにしたビニールハ
ウスの開閉装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) ビニールハウスの天井を開閉自在に覆って屋根を
構成するシートの外側にシートを押さえるバンドを屋根
に渡って所定間隔に複数設け、バンドの一端を屋根の長
手一端側に固着し他端を屋根の長手他端側に配設された
バンド巻き取りパイプに巻き取り自在に固着し、バンド
巻き取りパイプを回転させてバンドの締め及び緩めを行
うバンド緊緩装置を設け、バンドの横方向へのずれを抑
制する拘束部材を屋根の最上部に取り付け、バンドがバ
ンド巻き取りパイプに横方向にずれながら巻き取られる
のを防止できるようにしたビニールハウスの開閉装置 2) 略コ字状に折曲した拘束部材を屋根の最上部に固
定し、拘束部材と屋根の最上部の間にバンドを通すよう
にした請求項1記載のビニールハウスの開閉装置 3) 屋根の側端にバンド巻き取りパイプを回転自在に
軸支し、バンド緊緩装置に手動で駆動する地上付近に達
する長さのハンドルを設け、地上からハンドルを操作す
ることによりバンドの締め及び緩めを行えるようにした
前記1)または2)記載のビニールハウスの開閉装置 4) バンド緊緩装置が、バンド巻き取りパイプの回動
を傘歯車を介して水平軸に連動し、同水平軸にハンドル
の上端部をウォーム及びウォームギヤを介して連動した
ものである前記3)記載のビニールハウスの開閉装置 5) バンド緊緩装置に減速機付きモータを設け、減速
機付きモータでバンド巻き取りパイプを回動自在にした
前記1)または2)記載のビニールハウスの開閉装置 6) バンド巻き取りパイプに2枚の円盤を所定間隔に
設け、円盤間にバンドを巻き取るようにした前記1)〜
5)いずれか記載のビニールハウスの開閉装置 7) 屋根を構成するシートの開閉構造が、シートの一
端を屋根の最上部に固着し他端を屋根の長手端部に配設
したシート巻き取りパイプに巻き取り自在に固着し、屋
根の前後両端に屋根より高い位置で屋根に沿ってレール
を設け、同レールに沿ってモータでシート巻き取りパイ
プを回動するシート巻き取り装置を設け、シート巻き取
り装置がレールを自走しながらシート巻き取りパイプを
回転させてシートを巻き取るようにしたものである前記
1)〜6)いずれか記載のビニールハウスの開閉装置 8) シート巻き取り装置が、複数のローラでレールの
各面をそれぞれ拘束し、モータでウォーム及びウォーム
ギヤを介してシート巻き取りパイプを回動させるように
したものである前記7)記載のビニールハウスの開閉装
置にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、ビニールハウス内を通気する
際、バンド緊緩装置でバンド巻き取りパイプを回転させ
てバンドが緩められ、シートを巻き取って屋根が開放さ
れる。緩められたバンドにはたるみが生じているが、拘
束部材により所定位置に保持されている。通気が終わる
とシートを張って屋根を閉鎖し、バンド緊緩装置でバン
ド巻き取りパイプを回転させてバンドが締めつけられて
シートが押えられる。このときバンドを締めつける際、
バンドは拘束部材で所定位置に保持されているため、バ
ンド巻き取りパイプには横方向にずれて巻き取られるこ
となくバンド巻き取りパイプに対して垂直に一定位置で
巻き取られ、バンドが正しくシートを押さえつける。バ
ンド緊緩装置にウォーム及びウォームギヤを介して地上
付近に達する長さのハンドルを設けたものは、ハンドル
を回転させることにより地上からバンドの締め及び緩め
が行われる。また、ウォーム及びウォームギヤを用いて
いるためハンドルを操作しない以上回転することがな
く、バンドを締めた後のロック機構として働く。バンド
巻き取りパイプに2枚の円盤を所定間隔に設けて円盤間
にバンドを巻き取るようにしたものは、バンド巻き取り
パイプを回転させることによりバンドが巻き取られる
際、円盤によりバンドが横方向にずれるのを抑制され、
一定位置に巻き取られる。屋根の前後両端に屋根に沿っ
てレールを設け、レールにモータでシート巻き取りパイ
プを回動するシート巻き取り装置を自走可能に設けたも
のは、ビニールハウス内を通気する際、シート巻き取り
装置はモータの動力でシート巻き取りパイプを回転させ
てシートが巻き取られ、同時にシートに引っ張られなが
ら上方に向かってレールを自走する。通気が終わるとシ
ート巻き取り装置はモータの動力でシート巻き取りパイ
プを逆回転させてシートを屋根に張設しながら、同時に
自重で下方に向ってレールを自走する。
【0006】
【発明の実施の形態】バンドは耐久性を有する硬貨の合
成樹脂等からなり、およそ1m間隔でシートを押さえる
ように複数本配置される。バンド緊緩装置はウォームギ
ヤ等を介して下方にハンドルを設けて地上から操作して
巻き取るようにすることもできる。バンド緊緩装置は、
モータで駆動させて省力化したり遠隔操作できるように
することもできる。拘束部材は屋根の最上部に設ける
が、バンド巻き取りパイプ側にも設けて、より安定的に
バンドを巻き取るようにすることもできる。シート巻き
取り装置はシート巻き取りパイプを回動するモータの動
力を利用して自走可能にすることもできる。
【0007】
【実施例】本発明の各実施例を図面を参照して具体的に
説明する。 実施例1(図1〜4参照) 図1〜4に示す実施例1は、屋根にシートを張設した
後、バンドをバンド巻き取りパイプに巻き取ることによ
り締めつけてシートを押さえる際、バンドが横方向にず
れながら巻き取られるのを防止する拘束部材を屋根の最
上部に設け、バンド緊緩装置に地上付近に達する長さの
ハンドルを設けたビニールハウスの開閉装置の例であ
る。図1は実施例1のビニールハウスの外観図である。
図2は実施例1のビニールハウスの屋根の最上部を示す
部分拡大図である。図3は実施例1のバンド緊緩装置の
説明図である。図4は実施例1のバンドの巻き取りを示
す説明図である。図中、1はビニールハウス、2はシー
ト、3はバンド、4はバンド3の一端を固着して回転に
よりバンド3を巻き取るバンド巻き取りパイプ、5はバ
ンド3の他端を固着してバンド3をバンド巻き取りパイ
プ4に巻き取ってバンド3を緊張状態に保持するバンド
固定パイプ、6はハンドル6hに自在継手6gを介して
回転軸6fを設け、回転軸6fにウォームギヤ6dを介
して伝動軸6cを設け、伝動軸6cに傘歯車6bを介し
て巻き取り軸6aを設け、巻き取り軸6aにバンド巻き
取りパイプ4を連結し、操作棒6hを回すことによりバ
ンド巻き取りパイプ4が回転するようにしたバンド緊緩
装置、7は略コ字状に折曲してバンド3を掛止する掛止
部7aを設け、両端を水平に延設してビニールハウス1
の屋根の構造材8に固定する固定部7bを設けた拘束
材、8はビニールハウス1の屋根を構成する構造材、1
8はバンド緊緩装置6を所定位置に支持する支柱であ
る。
【0008】実施例1の作動を説明すると、ビニールハ
ウス1内を通気する際、バンド緊緩装置6のハンドル6
hを回すことによりバンド巻き取りパイプ4を回転させ
てバンド3を緩め、シート2を巻き取って屋根を開放す
る。緩められたバンド3にはたるみが生じているが、拘
束部材7の掛止部7aに掛止されており、所定位置に保
持されている。この状態で強風にあおられてもバンド3
は多少ばたつくが保持位置が乱れることはない。通気が
終わると、シート2を張設して屋根を閉鎖し、バンド緊
緩装置6のハンドル6hを逆に回すことによりバンド巻
き取りパイプ4を逆回転させてバンド3が締められシー
ト2が押さえつけられる。このバンドを締めつける際、
バンド3は拘束部材7の掛止部7aに掛止され屋根の最
上部の所定位置に保持されているため、バンド巻き取り
パイプ4に横方向に徐々にずれながら巻き取られること
がなく、バンド巻き取りパイプ4に対して垂直に一定位
置で巻き取られる。その結果、バンド3はバンド巻き取
りパイプ4に対して垂直かつ所定間隔に正しく締めら
れ、シート2を押さえることができる。このように実施
例1では、バンド3を緩めた際、たるみが生じたり強風
によりあおられても、拘束部材7により所定位置に保持
しているため締めつけ時にバンド巻き取りパイプ4に一
定位置に巻き取ることができ、横方向にずれ難い。ま
た、地上からハンドル6hを回すことにより容易にバン
ド3の締め及び緩めを行うことができる。さらに、ハン
ドル6hの回転はウォームギヤ6dを介して伝達してい
るため、ハンドル6hを回転させなければ巻き取り軸6
aはウォームギヤ6dにより固定されいずれの方向にも
回転しない。したがって、バンド3を締めた後、強風等
自然の力がバンド3に作用してもバンド巻き取りパイプ
4は逆回転することがなく、バンド3を締めた位置でロ
ックさせる機構として働く。
【0009】図5に示すのは実施例1の他の例である。
図5に示す実施例1の他の例は、バンド緊緩装置のバン
ド巻き取りパイプに連結される巻き取り軸に傘歯車を介
して減速機付きモータを連結し、電動でバンド巻き取り
パイプを回転できるようにしたビニールハウスの開閉装
置の例である。図5は実施例1の他のバンド緊緩装置の
説明図である。図中、6iは減速機付きモータである。
このように、バンド巻き取りパイプ4を電動で回転でき
るようにしたから、省力化できる。また、現地までの距
離や気象条件によりビニールハウス1まで行けない場
合、遠隔操作できるようにすることもできる。その他、
符号、構成は実施例1と同じである。
【0010】図6に示すのは実施例1の他の例である。
図6に示す実施例1の他の例は、バンド巻き取りパイプ
側に拘束部材を設けてバンドを巻き取る際の横ずれを防
止したビニールハウスの開閉装置の例である。図6は実
施例1の他の拘束部材の説明図である。図中、17はバ
ンド巻き取りパイプ4に2枚の円盤17a,17bをバ
ンド3の幅よりわずか広めの間隔に取り付けて形成した
拘束部材、17cは円盤17a,17bの位置調整を行
う固定ビスである。実施例1の他の例では、バンド巻き
取りパイプ4を回転させることによりバンド3が巻き取
られる際、拘束部材17により横方向にずれるのを抑制
する。バンド3の巻き取り位置やバンド3の幅の寸法を
変更する際は、固定ビス17cを緩めて円盤17a,1
7bを位置調整し、固定ビス17cを締めることにより
成される。この拘束部材17は実施例1の拘束部材7と
併用することで、より安定的にバンド3を巻き取ること
ができる。その他、符号は実施例1と同じである。
【0011】実施例2(図7〜11参照) 図7〜11に示す実施例2は、屋根に沿ってレールにシ
ート巻き取り装置を自走可能に設け、シート巻き取り装
置のモータの駆動軸にシート巻き取りパイプを連結し、
シートを巻き取りながらレールを自走するようにしたビ
ニールハウスの開閉装置の例である。図7は実施例2の
シート巻き取り装置の説明図である。図8は実施例2の
シート巻き取り装置の内部の説明図である。図9は実施
例2のシート巻き取り装置の内部の説明図である。図1
0は実施例2のシートの巻き取りを示す説明図である。
図11は実施例2のシートを巻き取って屋根を開放した
状態を示す説明図である。図中、2aは固定シート、9
は断面四角形状で中空に形成したアーチ状のレール、9
aはシート巻き取り装置10のストッパを兼ねるビニー
ルハウス1にレール9を固定する固定部、10はモータ
10aの出力軸10bにウォームギヤ10cを介して駆
動軸10eを設け、駆動軸10eにフリーローラ10d
を設け、駆動軸10eの末端にシート2を巻き取るシー
ト巻き取りパイプ11を連結し、フリーローラ10dの
下方にレール9を各面から拘束する複数のフリーローラ
10fを設けてレール9を自走可能にしたシート巻き取
り装置、11はシート2を巻き取るシート巻き取りパイ
プである。
【0012】実施例2の作動を説明すると、ビニールハ
ウス1内を通気する際、まずバンド3を緩めておく。シ
ート巻き取り装置10のモータ10aに電気を流すと出
力軸10bを回転させ、ウォームギヤ10cにより動力
が駆動軸10eに伝達される。動力が伝達された駆動軸
10eはその末端に連結したシート巻き取りパイプ11
を回転させてシート2を巻き取るとともに、シート2に
引っ張られながらレール9を上方に向って自走する(図
7,10参照)。シート巻き取り装置10は、レール9
の末端に達すると固定部9aで止められ停止し、屋根が
開放されて通気が行われる。通気が終わると、シート巻
き取り装置10は駆動軸10eを逆回転させて巻き取っ
たシート2を元の位置に張設していきながら、自重でレ
ール9を下方に向かって自走し、屋根にシート2を元の
通りに張設して巻き取り前の位置に戻って停止する。そ
して、バンド3を締めてシート2を押さえ屋根の閉鎖を
完了する。このように実施例2では、シート巻き取り装
置10を電動化し、シート2を巻き取りながらレール9
上を自走するようにしたから、人手を使うことなく安全
に楽に巻き取ることができ、巻き取る際も人手と比較し
てシート2が乱れることなく安定的に巻き取ることがで
きる。その他、符号は実施例1と同じである。
【0013】
【発明の効果】本発明のビニールハウスの開閉装置によ
れば、バンドが横方向にずれながら巻き取られるのを防
止する拘束部材を屋根の最上部に設けたから、バンドを
緩めた際、たるみが生じたり強風によりあおられてもバ
ンドは拘束部材により所定位置に保持しているため、バ
ンド締めつけ時にバンド巻き取りパイプに一定位置に巻
き取ることができる。バンド緊緩装置にウォーム及びウ
ォームギヤを介して地上付近に達する長さのハンドルを
設けたものは、ハンドルを回転させることにより地上か
ら容易にバンドの締め及び緩めを行うことができる。ま
た、ウォーム及びウォームギヤを用いているため、ハン
ドルを操作しない以上回転することがなく、バンドを締
めた後のロック機構として働く。バンド巻き取りパイプ
に拘束部材を設けたものは、前記と同様にバンド締めつ
け時にバンド巻き取りパイプに一定位置に巻き取ること
ができ、横方向にずれることがない。また、屋根の上端
に設けた拘束部材と併用することで、より安定的にバン
ドを巻き取ることができる。シート巻き取り装置を電動
化し、シートを巻き取りながらレールを自走するように
したものは、人手を使うことなく安全に楽に巻き取るこ
とができ、巻き取る際も人手と比較してシートが乱れる
ことなく安定的に巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のビニールハウスの外観図である。
【図2】実施例1のビニールハウスの屋根の最上部を示
す部分拡大図である。
【図3】実施例1のバンド緊緩装置の説明図である。
【図4】実施例1のバンドの巻き取りを示す説明図であ
る。
【図5】実施例1の他のバンド緊緩装置の説明図であ
る。
【図6】実施例1の他の拘束部材の説明図である。
【図7】実施例2のシート巻き取り装置の説明図であ
る。
【図8】実施例2のシート巻き取り装置の内部の説明図
である。
【図9】実施例2のシート巻き取り装置の内部の説明図
である。
【図10】実施例2のシート巻き取りを示す説明図であ
る。
【図11】実施例2のシートを巻き取って屋根を開放し
た状態を示す説明図である。
【図12】従来のバンドの巻き取りを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ビニールハウス 2 シート 2a 固定シート 3 バンド 4 バンド巻き取りパイプ 5 バンド固定パイプ 6 バンド緊緩装置 6a 巻き取り軸 6b 傘歯車 6c 伝動軸 6d ウォームギヤ 6e ケーシング 6f 回転軸 6g 自在継手 6h ハンドル 6i 減速機付きモータ 7 拘束部材 7a 掛止部 7b 固定部 8 構造材 9 レール 9a 固定部 10 シート巻き取り装置 10a モータ 10b 出力軸 10c ウォームギヤ 10d フリーローラ 10e 駆動軸 10f フリーローラ 10g ケーシング 11 シート巻き取りパイプ 17 拘束部材 17a,b 円盤 17c 固定ビス 18 支柱 22 シート 23 バンド 24 バンド巻き取りパイプ 26 バンド緊緩装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニールハウスの天井を開閉自在に覆っ
    て屋根を構成するシートの外側にシートを押さえるバン
    ドを屋根に渡って所定間隔に複数設け、バンドの一端を
    屋根の長手一端側に固着し他端を屋根の長手他端側に配
    設されたバンド巻き取りパイプに巻き取り自在に固着
    し、バンド巻き取りパイプを回転させてバンドの締め及
    び緩めを行うバンド緊緩装置を設け、バンドの横方向へ
    のずれを抑制する拘束部材を屋根の最上部に取り付け、
    バンドがバンド巻き取りパイプに横方向にずれながら巻
    き取られるのを防止できるようにしたビニールハウスの
    開閉装置。
  2. 【請求項2】 略コ字状に折曲した拘束部材を屋根の最
    上部に固定し、拘束部材と屋根の最上部の間にバンドを
    通すようにした請求項1記載のビニールハウスの開閉装
    置。
  3. 【請求項3】 屋根の側端にバンド巻き取りパイプを回
    転自在に軸支し、バンド緊緩装置に手動で駆動する地上
    付近に達する長さのハンドルを設け、地上からハンドル
    を操作することによりバンドの締め及び緩めを行えるよ
    うにした請求項1または2記載のビニールハウスの開閉
    装置。
  4. 【請求項4】 バンド緊緩装置が、バンド巻き取りパイ
    プの回動を傘歯車を介して水平軸に連動し、同水平軸に
    ハンドルの上端部をウォーム及びウォームギヤを介して
    連動したものである請求項3記載のビニールハウスの開
    閉装置。
  5. 【請求項5】 バンド緊緩装置に減速機付きモータを設
    け、減速機付きモータでバンド巻き取りパイプを回動自
    在にした請求項1または2記載のビニールハウスの開閉
    装置。
  6. 【請求項6】 バンド巻き取りパイプに2枚の円盤を所
    定間隔に設け、円盤間にバンドを巻き取るようにした請
    求項1〜5いずれか記載のビニールハウスの開閉装置。
  7. 【請求項7】 屋根を構成するシートの開閉構造が、シ
    ートの一端を屋根の最上部に固着し他端を屋根の長手端
    部に配設したシート巻き取りパイプに巻き取り自在に固
    着し、屋根の前後両端に屋根より高い位置で屋根に沿っ
    てレールを設け、同レールに沿ってモータでシート巻き
    取りパイプを回動するシート巻き取り装置を設け、シー
    ト巻き取り装置がレールを自走しながらシート巻き取り
    パイプを回転させてシートを巻き取るようにしたもので
    ある請求項1〜6いずれか記載のビニールハウスの開閉
    装置。
  8. 【請求項8】 シート巻き取り装置が、複数のローラで
    レールの各面をそれぞれ拘束し、モータでウォーム及び
    ウォームギヤを介してシート巻き取りパイプを回動させ
    るようにしたものである請求項7記載のビニールハウス
    の開閉装置。
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