JP4263034B2 - 換気用フィルムの押さえ部材及び温室 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温室に設けられる換気用フィルムのばたつきを抑制する換気用フィルムの押さえ部材及び該押さえ部材を備えた温室に関する。
【0002】
【従来の技術】
温室は、一般に、ビニルフィルム、ポリオレフィン系フィルム、フッ素系フィルムなどのプラスチックフィルムを用いて形成されるが、温室内の換気を行うために、側面や天井面などに、換気用の開口部を形成している。例えば、側面に換気用の開口部を形成した場合には、該開口部を覆うように換気用フィルムを設け、このフィルムの端部に巻き取り軸を連結し、該巻き取り軸によってフィルムを巻き取ることにより開口し、巻き戻すことにより閉塞するように設けている(特許文献1参照)。また、換気用フィルムの中途部に巻き取り軸を連結して、巻き取り軸を境として両側に位置する部分を一緒に巻き取り又は巻き戻しする構成のものも知られている(特許文献2参照)。巻き取り軸は、手動式又は電動式の駆動部により回転されるが、該駆動部は換気用フィルムの巻き取り動作又は巻き戻し動作に追随して移動する。特許文献2に示されたものは、換気用フィルムの中途部から巻き取り又は巻き戻し可能とすることにより、特許文献1に示されたものよりも巻き取り軸及び駆動部の動作範囲を小さくでき、開口部の開閉を迅速に行えるという利点を有する。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−91297号公報(図4)
【特許文献2】
実開平6−6696号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
換気用フィルムは、上記のように巻き取り軸によって巻き取り又は巻き戻しして開閉するように設けられるため、側縁から進入する風によってばたつきを生じる。このため、温室の一方の側面から天井面を経て他方の側面に至るまで、マイカー線あるいはハウスバンドと呼ばれる長尺な紐部材(以下、「ベルト部材」という)を掛け回し、これを締め付けることによって換気用フィルムを押さえ付けることが行われている。
【0005】
このベルト部材を常に最大限、締め付けた状態で用いるとすれば、特に問題とはならないが、上記のような換気用フィルムを設けた場合、ベルト部材を締め付けたままでは巻き取り軸を回転させることができない。従って、換気用フィルムの開閉作業を行うには、強く張られたベルト部材を前もって弛める作業を行う必要がある。ベルト部材は温室の長手方向(通常、対向する妻面間に沿った方向)に所定間隔ごとに複数配設されているため、ベルト部材を弛める作業を一つずつ行うには多大な労力を要する。しかも、巻き取り軸によって換気用フィルムを所定量巻き取りあるいは巻き戻すなどして開閉作業が終了した後には、今度は、各ベルト部材を締め付ける作業を一つずつ行わなければならない。
【0006】
ベルト部材を弛めたり締め付けたりする作業を容易にするため、複数のベルト部材の端部を温室の長手方向に沿って配設した回転軸に連結し、この回転軸を回転させることによって複数のベルト部材を一緒に弛めたり締め付けたりするものも知られている。しかしながら、この場合でも、巻き取り軸の開閉作業とは別途に、該開閉作業の前後に必ずベルト部材を弛める作業と締め付ける作業を行う必要があることに変わりはない。
【0007】
本発明は上記した点に鑑みなされたものであり、未使用時や強風時を除いた通常の使用条件下においては、換気用フィルムのばたつきを抑制しつつも、巻き取り軸による換気用フィルムの開閉作業を行う前後に、ベルト部材を弛めたり締め付けたりする作業を行う必要がなく、換気用フィルムの開閉作業を容易化でき、しかも、未使用時や強風時などにおいては、換気用フィルムをより強く押さえ付け、ばたつきをより確実に抑制する換気用フィルムの押さえ部材及び該押さえ部材を備えた温室を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1記載の本発明では、温室の側面及び天井面のうち、少なくとも一部を開閉するために、巻き取り軸により開閉される換気用フィルムのばたつきを抑制する換気用フィルムの押さえ部材であって、
換気用フィルムの外面上に掛け渡されるベルト部材と、
前記ベルト部材の長さを調整する長さ調整手段と、
前記ベルト部材を換気用フィルムに押し付ける方向に弾性的に付勢する弾性部材と、
前記弾性部材の伸張量を規制する規制部材と
を具備し、
前記巻き取り軸による換気用フィルムの開閉動作を許容する際には、前記長さ調整手段によって、前記弾性部材の弾性力が作用する範囲で長さを調整し、前記ベルト部材を換気用フィルムに弾性的に押し付け、
前記ベルト部材により換気用フィルムをより強く押さえる際には、前記長さ調整手段によって、少なくとも、前記規制部材により弾性部材の伸張量が規制されるまでベルト部材を締め付ける構成であることを特徴とする換気用フィルムの押さえ部材を提供する。
請求項2記載の本発明では、前記ベルト部材は、一端側が任意の不動部に連結されて換気用フィルムの外面上に掛け渡され、他端側に前記長さ調整手段、弾性部材及び規制部材が設けられていることを特徴とする換気用フィルムの押さえ部材を提供する。
請求項3記載の本発明では、前記長さ調整手段は、ベルト係合部を備えたバックルからなり、該ベルト係合部に前記ベルト部材が係脱可能に連結され、
前記規制部材は、所定長さの紐状部材からなり、一端が任意の不動部に連結され、他端が前記バックルに連結され、前記長さ調整手段によりベルト部材を締め付け、一端と他端とが最も離間した状態になると、前記弾性部材の伸張量が規制される構成であることを特徴とする請求項2記載の換気用フィルムの押さえ部材を提供する。
請求項4記載の本発明では、前記弾性部材がコイルスプリングからなり、一端が規制部材を構成する前記紐状部材の一端に連結され、他端が規制部材を構成する前記紐状部材の他端に連結されていることを特徴とする請求項3記載の換気用フィルムの押さえ部材を提供する。
請求項5記載の本発明では、側面及び天井面のうち、少なくとも一部を開閉するために、巻き取り軸により開閉される換気用フィルムと、
請求項1〜4のいずれか1に記載の換気用フィルムの押さえ部材と
を具備することを特徴とする温室を提供する。
請求項6記載の本発明では、前記換気用フィルムの押さえ部材が、温室の長手方向に沿って所定間隔ごとに複数配設されていることを特徴とする請求項5記載の温室を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は本発明の一の実施形態にかかる換気用フィルムの押さえ部材10及び該押さえ部材10を備えた温室100の外観を示す図である。
【0010】
まず、温室100の概略構成について説明する。図1に示したように、温室100は、骨組み材を構成するアーチ状のパイプ材(図示せず)に被覆材としてのプラスチックフィルムが張設されている。被覆材としてのプラスチックフィルムの設け方、すなわち、いずれの部位に換気用フィルムを配置するかは任意である。図1においては、図の手前側の側面101から天頂部102まで、一つの巻き取り軸200によって巻き取り又は巻き戻しして開閉可能に換気用フィルム300を設けた構成を例示している。なお、図の奥側の側面103から天頂部102に至る範囲も図示しない巻き取り軸によって開閉可能に設けられている。このほか、例えば、天頂部102を中心とした左右の所定の範囲(天井面)に亘って、プラスチックフィルを固定的に配置し、各側面付近を覆う部分について、それぞれ換気用フィルムとしてのプラスチックフィルムを配置して、それぞれに巻き取り軸を取り付けて各側面を開閉可能に設けることもできる。また、これに加えて天井面にも別途の巻き取り軸を取り付けて、天井面を被覆するプラスチックフィルムも開閉可能な換気用フィルムから構成することもできる。さらに、一方の側面から天井面を経て他方の側面に至るまで全範囲に亘って開閉可能な構成とすることも可能である。
【0011】
換気用フィルム300に連結される巻き取り軸200には、図1に示したように、その端部に、ハンドル211を備えた駆動装置210が連結されている。すなわち、ハンドル211を手動で操作して巻き取り軸200を換気用フィルム300の巻き取り方向又は巻き戻し方向に回転させるものである。もちろん、巻き取り軸200に回転力を伝達する駆動装置210はこれに限定されるものではなく、ハンドル211に代えて滑車にチェーン部材(図示せず)を環状に掛け回して設け、該チェーン部材のいずれかの部位を引き下ろすことにより滑車を回転させて巻き取り軸200を回転させる構成とすることもできる。また、モータ(図示せず)を用いて手動ではなく電動で巻き取り軸200を回転させる構成とすることもできる。
【0012】
次に、換気用フィルムの押さえ部材10について説明する。本実施形態の押さえ部材10は、ベルト部材20と、長さ調整手段としてのバックル30と、弾性部材としてのコイルスプリング40と、規制部材としての紐状部材50とを備えて構成される。
【0013】
ベルト部材20は、換気用フィルム300の外面上に沿って配設される。具体的には、一端21が、任意の不動部に、本実施形態では図1の奥側の側面103の下部付近において温室100の長手方向に沿って固定配設したパイプ材110に連結されて固定され、換気用フィルム300の外面上に沿って掛け渡された後、他端22が、図1の手前側の側面102の下部付近に至るように配設されている。なお、ベルト部材20は、ゴム等の弾性部材ではなく、布材等からなる任意幅あるいは任意太さの長尺な素材であればよく、また、ベルト状のものに限らず、紐状のものなど、種々のタイプのものを用いることができる。
【0014】
ベルト部材20の他端22には、長さ調整手段としてのバックル30が連結される。具体的には、図2に示したように、バックル30は、略方形状のフレーム材31に取り囲まれて形成されるベルト挿通孔(図示せず)と、このベルト挿通孔を閉塞するようにフレーム材31を形成する一方の辺部材に当接する方向に付勢される係合金具32とを備えたベルト係合部を有してなる。従って、ベルト挿通孔に対して、フレーム材31の一方側からベルト部材20の他端22を挿通して他方側に引き出すと、係合金具32がベルト部材20をフレーム材31の一方の辺部材に押し付け、ベルト部材20の有効長さを調整する。すなわち、他端22を引っ張ってフレーム材31の他方側への引き出し量を増すことにより、バックル30に係合している部位から一端21に至るまでの有効長さが短くなり、係合金具32をベルト部材20から離間させて他端22のバックル30の他方側への引き出し量を少なくすることにより上記有効長さが長くなる。
【0015】
バックル30のフレーム材31において、上記一方の辺部材の反対側に位置する他方の辺部材には、規制部材を構成する紐状部材50の一端51が連結される。紐状部材50の他端52は、任意の不動部に、本実施形態では、図1の手前側の側面102の下部付近において温室100の長手方向に沿って固定配設したパイプ材120に連結して配設している。なお、この紐状部材50も、上記したベルト部材20と同様に、ゴム等の弾性部材ではなく、実質的に非伸縮性の布材等から形成され、形状も限定されるものではない。従って、ベルト状のもの、紐状のものなど、種々のタイプのものを用いることができる。もちろん、ベルト部材20と規制部材としての紐状部材50とは、同じ素材、形状のものを用いてもよい。
【0016】
弾性部材としてのコイルスプリング(引張コイルスプリング)40は、紐状部材50に沿わせて配置され、各端部41,42が、それぞれ紐状部材50の一端51及び他端52に連結されて配設される。このため、コイルスプリング40は、紐状部材50の一端51及び他端52間の離間距離を常時縮める方向に付勢しており、紐状部材50の一端51及び他端52間の離間距離が最大限離れた状態、すなわち、紐状部材50が伸びきった状態になるまで伸張可能で、所定の弾性力を発揮できるものが用いられる。逆に言えば、紐状部材50が伸びきった状態になった時点では、コイルスプリング40自体がそれ以上に伸張可能であったとしても、紐状部材50によってコイルスプリング40の伸張量が規制されるように設けられている。
【0017】
次に、本実施形態の作用を説明する。通常使用時においては、すなわち、長時間換気用フィルムを所定量開いた状態又は閉じた状態で保持している未使用時や強風時などのように換気用フィルムを強く押さえ付けておく必要のある場合を除いた通常の使用条件下においては、ベルト部材20の他端22を引っ張って、換気用フィルム300を、ベルト部材20によって最大限に強く押さえ付けた場合よりも弛い状態で、バックル30に連結された紐状部材50が張らない程度となるように調整する。これにより、バックル30に連結された紐状部材50の各端部51,52間に掛け渡されたコイルスプリング40の弾性力が機能し、ベルト部材20をこのように弛めに張ったとしても、バックル30に連結された他端22側が下方に引っ張られるため、換気用フィルム300に所定の押さえ付け力を発生させる。この結果、ベルト部材20が、コイルスプリング40によって換気用フィルム300に押し付けられる方向に弾性的に付勢され、換気用フィルム300は、通常条件下でのばたつきが抑制される。
【0018】
巻き取り軸200により換気用フィルム300を巻き取り又は巻き戻しして開閉する際には、ベルト部材20を弛めることなく、そのまま駆動装置210のハンドル211を操作して所定方向に回転させる。上記のように、ベルト部材20にはコイルスプリング40の弾性力が作用しているため、巻き取り軸200が回転して換気用フィルム300の巻き取り量に変化が生じた場合には、コイルスプリング40が伸縮する。従って、ベルト部材20を弛めなくても、巻き取り軸200は円滑に回転し、換気用フィルム300の開閉を行うことができる。
【0019】
一方、夜間などの未使用時や強風時においては、ベルト部材20の他端22を引っ張り、バックル30に連結された紐状部材50を最大限に伸ばす。コイルスプリング40は、紐状部材50の一端51及び他端52間に掛け渡されているため、紐状部材50が最大限に伸びると、コイルスプリング40は、それ以上伸張できなくなる。紐状部材50が最大限伸びた状態では、該紐状部材50とベルト部材20とがバックル30を介して、実質的に、弾性部を有しない1本の紐状ないしはベルト状の長尺な部材を形成することになる。従って、かかる状態では、従来のマイカー線やハウスバンドと同様の機能を果たすことになり、ベルト部材20を引っ張るほど、換気用フィルム300に対する押さえ付け力が増し、強風によるばたつきも防止される。かかる状態から通常使用時の状態に戻す場合には、バックル30の係合金具32をフレーム材31から離間させるように操作し、他端22の引き出し量を少なくするだけで、再び、紐状部材50が弛み、コイルスプリング40の弾性力が機能する。
【0020】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。上記実施形態においては、複数配設されるベルト部材20のそれぞれに長さ調整手段としてのバックル30を設けているが、例えば、各ベルト部材20の各他端22側に連結される回転軸(図示せず)を温室100の長手方向に沿って配置し、該回転軸を回転させることにより、複数のベルト部材20を一括で締めたり弛めたりする手段を採用することもできる。この場合には、規制部材としての紐状部材50の一端51を該回転軸に連結した上で、上記実施形態と同様に、紐状部材50の一端51及び他端52間にコイルスプリング40を掛け渡す。
【0021】
また、上記実施形態では、弾性部材としてコイルスプリング(引張コイルスプリング)40を用いているが、ベルト部材20を弾性的に張設することができる限り、ねじりコイルスプリングや他のバネ部材を用いることもできる。また、バネ部材ではなく、ゴムを用いることもできるが、耐久性を考慮すると金属製のバネ部材が好ましく、また、コスト及び取り付けの際の容易さを考慮すると上記実施形態のようにコイルスプリング(引張コイルスプリング)40を用いることが好ましい。また、長さ調整手段も、図2に示したバックル30に限定されるものではなく、ベルト部材20に係合可能で、換気用フィルム300と接する有効長さを調整できるものであればよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明は換気用フィルムの外面上に掛け渡されるベルト部材に、該ベルト部材の長さを調整する長さ調整手段と、ベルト部材を換気用フィルムに押し付ける方向に弾性的に付勢する弾性部材と、該弾性部材の伸張量を規制する規制部材とを具備している。従って、通常使用時においては、弾性部材の弾性力により、換気用フィルムのばたつきを抑制しながら、巻き取り軸による換気用フィルムの開閉を、ベルト部材を弛める作業を別途に行うことなく実施でき、換気用フィルムの開閉作業を容易化することができる。また、未使用時や強風時などにおいては、規制部材により弾性部材の弾性力の作用を規制し、ベルト部材によって換気用フィルムをより強く押さえ付け、ばたつきをより確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施形態に係る換気用フィルムの押さえ部材を備えた温室の外観を概略的に示す斜視図である。
【図2】図2は、換気用フィルムの押さえ部材の要部を示す図であり、(a)はコイルスプリングの弾性力が機能している状態を、(b)はコイルスプリングの弾性力が機能していない状態をそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
10 換気用フィルムの押さえ部材
20 ベルト部材
30 バックル
40 コイルスプリング
50 紐状部材
100 温室
200 巻き取り軸
300 換気用フィルム

Claims (6)

  1. 温室の側面及び天井面のうち、少なくとも一部を開閉するために、巻き取り軸により開閉される換気用フィルムのばたつきを抑制する換気用フィルムの押さえ部材であって、
    換気用フィルムの外面上に掛け渡されるベルト部材と、
    前記ベルト部材の長さを調整する長さ調整手段と、
    前記ベルト部材を換気用フィルムに押し付ける方向に弾性的に付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材の伸張量を規制する規制部材と
    を具備し、
    前記巻き取り軸による換気用フィルムの開閉動作を許容する際には、前記長さ調整手段によって、前記弾性部材の弾性力が作用する範囲で長さを調整し、前記ベルト部材を換気用フィルムに弾性的に押し付け、
    前記ベルト部材により換気用フィルムをより強く押さえる際には、前記長さ調整手段によって、少なくとも、前記規制部材により弾性部材の伸張量が規制されるまでベルト部材を締め付ける構成であることを特徴とする換気用フィルムの押さえ部材。
  2. 前記ベルト部材は、一端側が任意の不動部に連結されて換気用フィルムの外面上に掛け渡され、他端側に前記長さ調整手段、弾性部材及び規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の換気用フィルムの押さえ部材。
  3. 前記長さ調整手段は、ベルト係合部を備えたバックルからなり、該ベルト係合部に前記ベルト部材が係脱可能に連結され、
    前記規制部材は、所定長さの紐状部材からなり、一端が任意の不動部に連結され、他端が前記バックルに連結され、前記長さ調整手段によりベルト部材を締め付け、一端と他端とが最も離間した状態になると、前記弾性部材の伸張量が規制される構成であることを特徴とする請求項2記載の換気用フィルムの押さえ部材。
  4. 前記弾性部材がコイルスプリングからなり、一端が規制部材を構成する前記紐状部材の一端に連結され、他端が規制部材を構成する前記紐状部材の他端に連結されていることを特徴とする請求項3記載の換気用フィルムの押さえ部材。
  5. 側面及び天井面のうち、少なくとも一部を開閉するために、巻き取り軸により開閉される換気用フィルムと、
    請求項1〜4のいずれか1に記載の換気用フィルムの押さえ部材と
    を具備することを特徴とする温室。
  6. 前記換気用フィルムの押さえ部材が、温室の長手方向に沿って所定間隔ごとに複数配設されていることを特徴とする請求項5記載の温室。
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