JPH0937659A - ハウス用フィルム巻上げ装置 - Google Patents

ハウス用フィルム巻上げ装置

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JPH0937659A
JPH0937659A JP7216747A JP21674795A JPH0937659A JP H0937659 A JPH0937659 A JP H0937659A JP 7216747 A JP7216747 A JP 7216747A JP 21674795 A JP21674795 A JP 21674795A JP H0937659 A JPH0937659 A JP H0937659A
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house
winding
winding shaft
wound
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JP7216747A
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Kozo Ueno
耕造 植野
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Tokan Kogyo Co Ltd
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Tokan Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウスの肩部よりも上の位置まで側面側のフィ
ルムを巻上げてハウスの中の換気を行ない得るようにし
たハウス用フィルム巻上げ装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】ハウスの側面の開口14を覆う巻上げフィ
ルム18を巻上げ軸20によって巻上げるようにし、し
かも巻上げられたフィルム18を紐巻取り軸34によっ
て巻取られるフィルム押え紐33によって任意の巻上げ
位置で固定するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハウス用フィルム巻
上げ装置に係り、とくに骨組み上にフィルムを展張して
成るハウスにおいて、側面側に展張されているフィルム
を巻上げるようにしたハウス用フィルム巻上げ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ハウス栽培に用いられるハウスは、ポリ
オレフィン系樹脂や塩化ビニール系樹脂を主原料とした
農業用フィルムをハウスを構成する骨組み上に展張した
ものである。このようなハウス内において野菜等の栽培
を行なう場合に、ハウスの骨組みの側面の曲部よりも上
で換気を行なうと換気効率がよく、ハウス内の高温化を
防ぎ、容易にハウス内の温度をコントロールできること
が知られている。
【0003】ところが従来から用いられているハウス
は、一般にフィルム押え紐を用いて農業用フィルムを固
定するようにしており、押え紐が邪魔になってハウスの
曲部よりも上部において換気できない問題があった。
【0004】そこでフィルム押え紐を緩め、ハウスの曲
部よりも上にフィルムを巻上げて換気する装置や、フィ
ルム押え紐を使用せずに、フィルムを巻上げて換気する
等の工夫がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の換気
によれば、ハウスの屋根に上ってハウスの長さに相当す
る距離だけフィルムを止める作業を要し、危険作業を長
時間行なわなければならなかった。またフィルム押え紐
を巻付けた紐巻取り軸の軸受けをハウスの裾フィルムに
穴をあけて設置しなければならず、フィルムの展張後に
おいてはこのような軸受けの設置に困難を伴っていた。
またフィルム押え紐を巻取り軸に直接取付けると、巻取
り軸が空転することになる。空転防止のためにビス止め
をすると、足場の悪いハウスにおいては設置時間が多く
かかり、着脱が容易でない問題がある。
【0006】またフィルム押え紐を緩めるときに、風の
ある日は横にずれて修正が難しい。また紐巻取り軸の回
転止めのために、鉄筋を土中に差込むようにすると、不
安定になる欠点がある。さらにはフィルム押え紐とハウ
スの骨組みパイプとの擦れによってフィルムが破れ易い
という問題がある。
【0007】展張されたフィルムは重ねられただけであ
るために、強風時にフィルムがバタつき易く、このため
にフィルムが飛ばされたり破れたりする。さらに巻上げ
フィルムとパッカーの位置に埃や雨水がたまり易く、こ
のためにフィルムが汚れる問題がある。フィルム押え紐
を使用しない装置においては、巻上げ換気の幅が調節で
きないために、それぞれの栽培作物に適した温度調整が
できない。
【0008】またフィルム押え紐を使用しない場合に
は、少しでも風があるとフィルムがあおられて展張でき
ず、また一旦展張しても屋根の上に登ってフィルムを止
める作業をするために、展張に長時間を要し、この間に
風が吹くとフィルムの展張を中止し、再度展張しなけれ
ばならない。
【0009】またフィルムを容易に着脱できないため
に、作物によって換気位置を変更したり、とくに寒冷地
域の降雪対策としてのハウス部品の容易な着脱の要望を
満たすことができない。また何れの装置も、フィルムを
換気した条件と、閉じた条件の2種の環境条件しか得ら
れないために、作物の生育ステージや天候に応じたきめ
細かな換気の条件に対応することができない。
【0010】何れの装置も、巻上げパイプの回転を片端
1カ所で行なうようにしているために、回転始動位置よ
りも遠いほど巻上げ幅が小さくなり、巻上げたフィルム
が蛇行し易くなる。また何れの装置も、巻上げたフィル
ムがアーチパイプと擦れて破れたり、擦り傷が発生し易
い。また骨組み同士を繋いでいる金具の突起でフィルム
が傷つくこともある。
【0011】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、フィルム固定時における高所作業を最小限
にし、必要に応じてハウスの曲部よりも上にもフィルム
を巻上げて換気することが可能で、フィルム展張時には
巻上げ軸固定位置から裾風の侵入によってフィルムがあ
おられ難い構造のハウス用フィルムの巻上げ装置を提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、骨組み上にフ
ィルムを展張して成るハウスにおいて、ハウスの側面側
に展張されているフィルムをほぼ水平な姿勢を保ちなが
ら骨組み上を転動する巻上げ軸によって巻上げるように
し、しかもハウスの側面側下部に回転可能に支持されて
いる巻取り軸によって巻取られる固定手段によって巻上
げられたフィルムを任意の位置で固定保持するようにし
たものである。
【0013】例えばハウス骨組みの側面の外側の適当な
場所もしくは骨組みに直接金属線等を曲げ加工または金
属をプレス加工し、適当な直径の紐巻取り軸が回転する
内径を有した軸受けを適当な間隔で設け、この軸受けに
回転可能に支持されるように紐巻取り軸をハウスの長さ
方向に沿って設け、この紐巻取り軸より適当に内径の小
さな適当な線径のコイルばねから成る止め具によって紐
巻取り軸にフィルム押え紐や押えネット等の固定手段を
適当な間隔で取付け、紐巻取り軸の適当な場所にブレー
キ内蔵回転具を配し、フィルム押え紐あるいはネットを
緩めたり締めたりすることにより、巻上げ軸によって巻
上げられたフィルムを固定し、換気を行なうようにす
る。
【0014】前記骨組み上に展張されるフィルムが前記
ハウスの頂部側であって妻面側から側面方向に所定の長
さ前記骨組みに固定されるようにしてよい。例えば巻上
げに使用する巻上げフィルムの天井部付近の両妻と両妻
部よりそれぞれ3m以内の1カ所以上を適当な用具によ
ってフィルム止めし、このようにして固定されたフィル
ムを巻上げ軸によって巻上げて換気を行なう。
【0015】前記ハウスの側面上であって前記フィルム
が巻上げられていない状態における前記巻上げ軸の位置
よりも上方に前記巻上げ軸を保持する保持手段を前記ハ
ウスの長さ方向に沿って設けるようにする。
【0016】保持手段はハウスの長さ方向に延びる溝を
有する取付け用レールであってよく、この溝に直接また
は裾フィルムを被覆した上から適当に曲げた金属線ある
いは合成樹脂の成形品から成るホルダを嵌込み、さらに
この上から波形スプリングを嵌込むようにし、フィルム
を取付けた巻上げ軸が好ましくは少なくとも1/4以上
挟めるような形状とし、しかもホルダの先端部を適当な
連結手段によって連結できるようにしたものであってよ
い。
【0017】前記フィルム上に別の第2のフィルムまた
はネットを重ねて配し、第2の巻上げ軸を骨組み上を転
動させながら前記第2のフィルムまたはネットを巻上げ
るようにし、しかも前記固定手段によって任意の位置で
固定するようにしてよい。例えば骨組み上にまず全光線
透過率85%以上のフィルムを展張し、その上に遮光率
や反射率が異なる適当な厚さの別の第2のフィルムある
いはネットを重ねて被覆するようにし、このような別の
第2のフィルムあるいはネットを第2の巻上げ軸によっ
て巻上げるようにしてもよい。
【0018】前記ハウスの妻面と平行な断面の外縁とほ
ぼ同一形状のアーチ状ガイドを妻面の外側に妻面に平行
に設け、前記巻上げ軸の端部が回転可能に貫通する移動
体を前記アーチ状ガイドに沿って移動自在に案内するよ
うにしてよい。
【0019】すなわち例えばハウスの両妻面あるいは片
妻面から所定の距離離れた位置に、ハウスの断面の外縁
と等しいアーチ状ガイドを設け、このアーチ状ガイドに
よって移動体を案内するようにし、この移動体に上記巻
上げフィルムを巻上げる巻上げ軸を回転自在に貫通する
ように取付けるようにしてよい。
【0020】ハウス側面側下部であって骨組みが十字状
に交差する位置において骨組みに固定され、斜め上方に
延出されたアームの上端に軸受けを有し、該軸受けによ
って前記巻取り軸を回転可能に支持するようにしてよ
い。
【0021】すなわち例えば、適当な直径の紐巻取り軸
が回転できる寸法の内径を有し、十字状に取付けた骨組
みパイプに、少なくとも1カ所以上U字状屈曲部から成
る抱え込み部を有し、軸受けが十字状に交差する骨組み
パイプに接することなく適当に離れ、十字状に交差する
パイプの交差位置よりも上側に軸受けが位置するように
し、骨組みパイプに接して金属線で固定する位置が適当
に下に位置する形状であって、骨組みパイプに取付けた
裏面がこのパイプよりも必要以上に突出することのない
軸受けによって回転可能に巻取り軸を支持し、この回転
軸によって固定手段を構成するフィルム押え紐を巻取る
ようにしてよい。
【0022】前記巻取り軸の外径よりも小さな直径のコ
イルばねを前記巻取り軸の外周上に取付け、該コイルば
ねによって前記固定手段を前記巻取り軸に止着するよう
にしてよい。例えば紐巻取り軸より適当に直径が小さ
く、適当な線径の金属線より構成されたコイルばねを紐
巻取り軸に適当な長さ巻突け、コイルばねの適当な位置
に適当な形状の合成樹脂あるいは金属線の把手を設けた
ものであってよい。
【0023】適当な合成樹脂の発泡シートあるいは成形
品を骨組みパイプあるいは巻上げ軸または巻上げフィル
ムを固定したパッカーまたはパッカーの上に適当に取付
るようにしてよい。
【0024】
【発明の実施の形態】図1に示すように、栽培用ハウス
はその骨組みが縦方向の骨組みパイプ10と横方向の骨
組みパイプ11(図3参照)とから構成されており、こ
れによってハウスに所定の形状が付与される。そしてこ
のハウスの側面側であって裾の部分は裾張り固定フィル
ム12が展張される。また側面であって妻面側の上部に
は固定張りフィルム13が展張される。そして両側の固
定張りフィルム13間が開口14に構成される。
【0025】上記固定張りフィルム13間の開口14の
部分には巻上げフィルム18が展張される。巻上げフィ
ルム18はハウスの妻面の上部および妻面に隣接する側
面の上部においてフィルム固定金具19によって骨組み
パイプ10、11に固定される。そしてこの巻上げフィ
ルム18は巻上げ軸20によって巻取られながら巻上げ
られるようになっている。すなわち巻上げ軸20はハウ
スの骨組みパイプ10の上を転動するようにしてフィル
ム18を巻上げるようにしており、このために巻上げ軸
20の端部に巻上げレバー21が取付けられている。
【0026】上記巻上げ用フィルム18の巻上げ軸20
を押えるために、ハウスの側面側であって骨組みパイプ
10上には取付け用レール25が取付けられている。こ
の取付け用レール25は波形スプリング26を収納保持
しており、しかも巻上げ軸20を保持するためのホルダ
27を備えている。図1に示すホルダは合成樹脂成形体
から成り、その基端側がレール25の溝内に挿入され、
波形スプリング26で固定されている。
【0027】これに対して図2に示すホルダは金属線か
ら構成されており、その基端側の部分がレール25の溝
内に挿入されるとともに、先端部には係合孔28が形成
されている。そして係合孔28を挿通される連結パイプ
29によって複数のホルダ27が互いに連結される構造
になっている。
【0028】巻上げ軸20によって巻上げられる巻上げ
フィルム18は図1に示すようにフィルム押え紐33に
よって任意の巻上げ位置で押えられて固定されるように
なっている。押え紐33はその端部が紐巻取り軸34に
止着されるようになっている。なお紐巻取り軸34はハ
ウスの側面側であってその底部に固定されているアーム
35の先端部の軸受け36によって回転可能に支持され
ている。そして紐巻取り軸34はブレーキ内蔵回転具3
7を貫通するとともに、この回転具37から突出する巻
取り軸34の先端部にハンドル38が取付けられるよう
になっている。そして紐巻取り軸34上にはコイルばね
39によって上記フィルム押え紐33が固定されてい
る。
【0029】図3は上記軸受け36を有するアーム35
の固定の構造を示している。すなわちアーム35はハウ
スの骨組みを構成する縦方向のパイプ10と横方向のパ
イプ11との交差する位置において、両者に固定される
ようになっている。縦方向の骨組みパイプ10の外周面
を抱き込むようにアーム35にはU字状屈曲部42が形
成されるとともに、この屈曲部42から斜め上方に延び
るようにフック43が連設され、このフック43が横方
向の骨組みパイプ11に係止されている。そしてU字状
屈曲部の位置において、止め金具44、45によって骨
組みパイプ10、11にアーム35が固定されている。
【0030】図4の構成はハウスの妻面側に妻面に対し
て所定の距離だけ離れてこのハウスの断面の外縁と同一
形状のパイプから成るアーチ状ガイド50を配するよう
にし、このガイド50に沿って移動体51を移動自在に
案内するようにしている。移動体51には上記巻上げフ
ィルム18の巻上げ軸20の先端部が貫通されるととも
に、この移動体51から突出された巻上げ軸20の先端
部に巻上げレバー21が取付けられている。
【0031】図5はさらに別の構成を示している。この
構成は巻上げ軸20によって巻上げられる巻上げフィル
ム18の上にさらに別のフィルムまたはネット55を配
するようにしたものである。ネット55は第2の巻上げ
軸56によって巻上げられるようになっており、この巻
上げ軸56の端部に巻上げレバー57が取付けられてい
る。なお第2の巻上げ軸56にをよって巻上げられるネ
ット55も任意の巻上げ位置において、紐巻取り軸34
によって巻取られるフィルム押え紐33によって押えら
れるようになっている。
【0032】実施の形態をより具体的に説明すると、農
業用栽培ハウスの側面であって下側にハウスの長さ方向
に沿って、ハウスアーチを構成する骨組みパイプのクロ
スする部分またはハウスの外側であってその適当な位置
に所定の防錆処理を施したアーム35を固定する。
【0033】このアーム35はその先端部に紐巻取り軸
34が回転し得る内径の軸受け36を有し、ハウス骨組
み10、11の外側において図3に示す横の骨組みパイ
プ11よりも高い位置に取付けられ、しかも縦方向の骨
組みパイプ10に対して外側から嵌込めるU字状屈曲部
42を有し、ハウスアーチの骨組みパイプ10またはこ
れに対して平行な適当な骨組みに十字状に接し、適当な
止め金具44、45によって骨組みパイプ10に固定さ
れた軸受け36を適当な間隔で設ける。
【0034】この軸受け36は単棟ハウスでは、ハウス
アーチ骨組みパイプ10、11と軸受け36との接点が
巻取り軸34よりも低い位置に取付けできる形状が望ま
しく、ハウスの両側に設けても片側に設けてもよい。こ
の軸受け36には、適当な直径の紐巻取り軸34を取付
け、しかもこの巻取り軸34の端部はブレーキ内蔵回転
具37に連結される。
【0035】ハウスの側面側に設けられる巻上げ軸20
の保持機構は、ハウスの両側において長さ方向に延びる
取付け用レール25を備え、その中に波形スプリング2
6を嵌込み得るようになっている。保持機構は直径が1
9〜50mmの巻上げ軸20を最低半分以上保持できる
形状で、保持する長さが5〜30cmのの寸法を有し、
保持部の延長が適当な長さ波形に屈曲するとともに、取
付け用レール25の内溝に嵌込み得る適当な形状の鉄線
から成るホルダ27または適当な厚さで取付け用レール
25の内側の溝に嵌合する台部を有する合成樹脂から成
るホルダ27を適当な間隔で設けるようにしている。
【0036】このようなホルダ27は、単棟ハウスの裾
張り固定フィルム12を被覆した上からも、またこれら
を設置した上からも波形スプリング26を嵌込むことが
できる形状であって、ホルダ27の先端は適当な直径の
合成樹脂または鉄パイプを嵌込む突起が設けてあった
り、あるいは差込み部が設けてあったりするのが望まし
く、合成樹脂または鉄のパイプから成る連結パイプ29
によって図2のようにホルダ27同士を連結するとなお
効果的である。
【0037】以上のように設けた上に、適当な厚さのポ
リオレフィン系樹脂または塩化ビニール樹脂系の農業用
フィルムから成る巻上げフィルム18をハウスの長さに
展張し、両側面の裾部は必要であれば片端に適当な径の
巻上げ軸20を取付ける。なおこれらを取付ける位置
は、取付け用レール25を設けた位置よりも適当に下に
位置する要領で設ける。
【0038】巻上げフィルム18は、ハウスの両妻面の
30cm〜2mと、ハウスの両妻面からハウスの長さ方
向側面に向って1〜3mの天井部に近い位置を、ハウス
の大きさや形態に応じてそれぞれ1〜4カ所フィルム固
定金具19によって固定する。
【0039】展張した巻上げフィルム18の上に適当な
間隔で取付けたフィルム押え紐33を紐巻取り軸34に
止着する。この場合に紐巻取り軸34の外径よりも適当
に内径が小さく、適当な線径であって長さが5〜20c
mのコイルばね39を用い、紐巻取り軸34に紐33を
止着し、これによって紐巻取り軸34に紐33を固定す
るとよい。
【0040】このような装置を設けた栽培用ハウスにお
いて、その中の温度が上昇し、換気を必要とするとき、
または雨水をハウス内に取込むときは、ブレーキ内蔵回
転具37から突出するハンドル38を回転操作し、フィ
ルム押え紐33を適当な長さ緩める。そしてこの後に巻
上げレバー21によって巻上げ軸20を回転させながら
ハウスの骨組みの側面上を転動させ、巻上げフィルム1
8を換気を必要とする位置まで巻上げる。そして巻上げ
た後にブレーキ内蔵回転具37から突出するハンドル3
8を回してフィルム押え紐33を紐巻取り軸34によっ
て巻取ることによって、巻上げた位置に巻上げフィルム
18を止めることができる。
【0041】なお巻上げフィルム18を展張し、ハウス
の側面の開口14を閉じるときには、上記とは逆にハウ
スの側面に沿って回転軸20を下方に転動させ、巻上げ
軸20をホルダ27によって保持する。
【0042】上述の透光率が85%以上の農業用フィル
ムから成る巻上げフィルム18の上に、遮光率が30〜
80%のアルミ蒸着ネットまたは図5に示すような黒色
のネット55を被覆するようにし、このようなネット5
5の片端を第2の巻上げ軸56に連結し、巻上げレバー
57によって巻取るようにしてもよい。このような構成
によれば、巻上げフィルム18とネット55とを2枚重
ねで使用することができ、あるいはまた両者をそれぞれ
単独で使用することができ、あるいはまた巻上げフィル
ム18もネット55もともに巻上げて自然条件にさらす
ことができる。すなわち巻上げフィルム18とネット5
5とを配すると、4種類の栽培環境が選択できるように
なる。
【0043】ハウスの両端の妻面側にそれぞれハウスの
断面の外縁とほぼ同一形状のパイプから成るアーチ状ガ
イド50を図4に示すように設け、このアーチパイプ5
0上を移動体51が移動するように取付け、巻上げ軸2
0をこの移動体51に回転可能に組合わせてよい。
【0044】このようなアーチ状ガイド50と移動体5
1とを付加した構成によれば、巻上げパイプ20の巻上
げレバー21側の端部と反対側の端部との回転が一定に
なり、このためにハウスの長さ方向に沿う巻上げフィル
ム18の巻上げ量を等しくすることができる。またこの
ようなアーチ状ガイド50に一定間隔の溝を切ったり、
突起を付加してラックを設けると、これによって移動体
51の移動量が安定し、巻上げ時に起る巻上げフィルム
18の蛇行がより確実に防止できる。
【0045】ハウスの骨組みパイプ10、11とフィル
ム押え紐33とが接する位置や骨組みパイプ10、11
を連結する金具を設けた位置に、それぞれ適当な厚さの
ポリエチレンを発泡した筒状のパイプカバーを挟み込む
ようにしてもよい。また巻上げフィルム18を止着した
巻上げ軸20に適当な間隔でパイプカバーを挟むように
してもよい。このようなパイプカバーを付加することに
より、巻上げフィルム18が破れたり擦り切れたりする
ことが予防される。
【0046】このようなハウス用フィルム巻上げ装置に
よれば、次に示す種々の作用効果が奏される。
【0047】(1)まずフィルム押え紐33を巻取り軸
34を逆転させて緩めることにより、巻上げレバー21
で巻上げ軸20を回転させ、巻上げフィルム18を巻取
ることができる。また紐巻取り軸34によってフィルム
押え紐33を巻取って締めると、フィルム押え紐33の
抵抗によって巻上げられた巻上げフィルム18が回転し
なくなる。
【0048】(2)ハウスの妻面および側面であって妻
面側の所定の部分であってしかも天井の近傍にのみフィ
ルム固定金具19によって巻上げフィルム18を固定す
るようにしているために、ハウスの上に登って巻上げフ
ィルム18を固定する作業が最小限で済むようになる。
すなわちフィルム18の止め作業が省略でき、危険な作
業が大幅に減少する。また両妻面の上端をフィルム固定
金具19によって止着するようにしているために、妻面
に向って吹く風に対して巻上げフィルム18のずれを防
ぐことができる。
【0049】(3)巻上げフィルム18の巻上げ後に、
フィルム押え紐33を締め直し、ブレーキ内蔵回転具3
7によって固定するようにしているために、フィルム押
え紐33の抵抗で巻上げたフィルム18を巻上げた任意
の位置で固定することが可能になる。
【0050】(4)巻上げフィルム18を最大ハウスの
天井付近の両側面であって固定金具19で固定した位置
まで巻上げできるために、最大限に巻上げた場合には天
井まで巻上げフィルム18を巻上げることができる (5)巻上げフィルム18を下した場合には、ハウスの
両側面の取付け用レール25のホルダ27に巻上げフィ
ルム18の下端が連結されている巻上げ軸20を保持す
ることができるために、ハウスの裾部から侵入した風で
巻上げフィルム18がバタついたり持上げられたりし難
くなる。また巻上げフィルム18の下端を内側に巻込ん
で展張しているために、埃や雨が巻上げフィルム18と
巻上げ軸20との間にたまり難く、フィルム18の汚損
が少なくなる。
【0051】(6)性能や機能の異なるフィルム18や
ネット55を重ねて展張した場合にも、それらの上にフ
ィルム押え紐33を配し、このフィルム押え紐33を巻
取り軸34を逆回転させて緩めることにより、それぞれ
別々に巻上げて換気したり、あるいはまた単独での使用
も行なうことが可能になる。
【0052】(7)アーチ状ガイド50を設けるととも
に、このアーチ状ガイド50に移動体51を取付けた構
成によれば、巻上げ軸20の巻上げレバー21を取付け
た一端と反対側の端部との回転が同じくなり、巻上げ時
の蛇行が減少する。
【0053】(8)コイルばね39から成る押え紐固定
具を使用するとともにこのコイルばね39の内径を紐巻
取り軸34の外径よりも適当に小さな値に設定すること
により、巻付けたコイルばね39の長さが長いほど抵抗
が大きく、フィルム押え紐33が容易に外れたり空転し
たりすることが防止される。
【0054】(9)フィルム押え紐33を巻取る巻取り
軸34をアーム35に設けられている軸受け36によっ
て回転可能に支持することにより、アーム35を土中に
設けることが可能になり、裾張り固定フィルム12に穴
をあけることなく軸受け36を設置することが可能にな
る。
【0055】(10)骨組みパイプ10と巻上げフィル
ム18を介してフィルム押え紐33が接している部分に
おいて骨組みパイプ10に発泡シートを取付けると、フ
ィルム押え紐33と骨組みパイプ10とによって挟まれ
た巻上げフィルム18の摩擦抵抗が少なくなり、フィル
ム18が破れ難くなる。
【0056】(11)ブレーキ内蔵回転具37を用いて
フィルム押え紐33を緩めるようにしているために、必
要以上にフィルム押え紐33が緩まず、風が吹いてフィ
ルム押え紐33が横にずれたり外れたりし難くなる。
【0057】
【実施例】間口が5.4mであって奥行が20mの栽培
用ハウスの骨組みを構成するパイプ10の下端に接し、
図3に示すように側下面地際奥行方向に設けた縦パイプ
10にU字状屈曲部42によって嵌込み、巻取り軸34
より下に位置し、縦パイプ10に接した位置を止め金具
44によって止め、横パイプ11よりも上に位置して直
径が22mmの巻取り軸34が回転する内径の軸受け3
6を有するアーム35を固定する。
【0058】軸受け36を有するアーム35は横パイプ
11よりも上側に位置し、例えば外径が22mmの巻取
り軸34が回転する内径を有する軸受け36を具備し、
その回転径とその延長下にあるアーム35の骨組みパイ
プ10との接点が骨組みパイプ10に接しない程度外側
の位置にある傾きを有するようになっている。なおこの
ようなアーム35は例えば直径が5mmの鉄線を曲げた
ものであってよく、このようなアーム35をハウスの側
面であって裾部の骨組みパイプ10に1m間隔で設ける
ようにしている。
【0059】このようなアーム35の軸受け36に外径
が22mmの紐巻取り軸34を挿通させ、この巻取り軸
34の端部にブレーキ内蔵回転具37を取付ける。
【0060】ハウスの両妻面であってその上端側の部分
と両側面とには、固定張りフィルム13を展張する。ま
たハウスの両側面であってその裾の部分には裾張り固定
フィルム12を固定する。裾張り固定フィルム12の下
端には土をかけ、アーム35の軸受け36を土中より上
に位置する要領で設置する。そして裾張り固定フィルム
12の上部はハウスの両側面に長さ方向に沿って設けら
れている取付け用レール25の溝に波形スプリング26
で止着する。そしてその上に巻上げフィルム18の巻上
げ軸20を保持するホルダ27を2m間隔で嵌込むよう
にする。なおホルダ27も波形スプリング26によって
取付け用レール25に固定されてよい。またホルダ27
の先端側の部分であって係合孔28の部分には直径が1
6mmの連結パイプ29を挿通させて互いに連結する。
【0061】巻上げ用の100μmの厚さのポリオレフ
ィン系農業用特殊フィルム18は、固定張りした裾張り
固定フィルム12上にハウスの長さに展張し、ハウスの
両妻面の60cmの長さとハウスの天井に近い位置であ
って両妻面からハウスの長さ方向に側面に沿って1mの
部分についてそれぞれハウスの中央部を挟んでフィルム
固定金具19によって骨組みパイプ10、11に固定す
るようにしている。
【0062】展張した巻上げフィルム18の両側の下端
部は取付け用レール25よりも下側にまで延びるように
するとともに、直径が22mmの巻上げ軸20に止着す
る。そしてこの巻上げ軸20の端部に巻上げレバー21
を取付けるようにする。
【0063】巻上げフィルム18を展張した上に、フィ
ルム押え紐33を50cm間隔で取付け、軸受け36を
有するアーム35を設置していない側端側を周知の固定
手段によって固定し、軸受け36には直径が22mmの
鉄製のパイプから成る巻取り軸34を回転可能に支持
し、コイルばね39から成る止め具によってフィルム押
え紐33を巻取り軸34に止着する。
【0064】このようにして組立てられた巻上げ装置に
おいて、ブレーキ内蔵回転具37をハンドル38によっ
て回転操作し、巻取り軸34によって巻取られたフィル
ム押え紐33を緩め、巻上げレバー21を操作して巻上
げフィルム18をハウスの天井のフィルム固定金具19
によって固定された位置よりも下側の位置あって適当な
位置まで巻上げ、両側の固定張りフィルム13間の開口
14を露出させる。
【0065】この後にハンドル38によってブレーキ内
蔵回転具37を回転させ、紐巻取り軸34に止着された
フィルム押え紐33を巻締めて巻上げフィルム18を巻
上げ位置で固定する。換気終了後あるいは換気不要時に
おいては、巻上げフィルム18を巻上げ軸20とともに
逆回転させて下ろして展張し、巻上げ軸20をホルダ2
7に保持する。
【0066】このようにして巻上げフィルム18を巻上
げて換気を行なったり、ホルダ27によって保持するこ
とによって開口14を閉じたりした。
【0067】このような要領によって、福島県いわき市
で実施し、平成6年2〜3月の低気圧による風速が20
〜40mの風速下で、ハウスの天井まで巻上げた区とホ
ルダ27に挟み込んで開口14を閉じた区とについて調
査した。この結果巻上げフィルム18が破れたり飛んだ
りすることがなく、慣行の展張方法に比較して耐風性が
優れているという結果が得られた。
【0068】また平成6年7〜8月に宮城県名取市にお
いて、100μmの厚さのポリオレフィン系特殊農業用
フィルムを用いて以上の要領にてハウスの天井部分を
1.5m程度残す方法で換気を行なった結果、慣行の換
気方法と比べて、地上から1.5mの高さで最高温度が
3〜5℃低くなった。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明は、ハウスの側面側
に展張されているフィルムをほぼ水平な姿勢を保ちなが
ら骨組み上を転動する巻上げ軸によって巻上げるように
し、しかもハウスの側面側下部に回転可能に支持されて
いる巻取り軸によって巻取られる固定手段によって巻上
げられたフィルムを任意の位置で固定保持するようにし
たものである。
【0070】従って必要に応じてハウスの側面側を高い
位置まで開口して換気を行なうことが可能になり、ハウ
ス内の温度管理が容易に行ない得るようになる。あるい
はまたハウス内の換気を行なうことによって、ハウス内
の異常高温を防止できるようになる。またフィルムの巻
上げ高さが自由に設定できるために、任意の位置で巻上
げフィルムを固定することができ、ハウス内の温度を適
温に管理することが可能になる。さらに本発明に係る装
置を用いることによって、ハウスの屋根に登ることなく
フィルムの巻上げやフィルムの押え紐による固定を一緒
に行なうことが可能になる。
【0071】骨組み上に展張されているフィルムがハウ
スの頂部側であって妻面側から側面方向に所定の長さ骨
組みに固定されるようにした構成によれば、上記フィル
ムをハウスの天井部の近傍まで巻上げることによって、
ハウス栽培シーズン終了後に、雨をハウス内に入れるこ
とができ、土壌の劣化を防ぐことができる。また巻上げ
ておいて翌シーズン再び展張して使用することができる
ために、フィルム展張の手間が不要になる。
【0072】ハウスの側面であってフィルムが巻上げら
れていない状態における巻上げ軸の位置よりも上方に上
記フィルムの巻上げ軸を保持する保持手段をハウスの長
さ方向に沿って設けるようにした構成によれば、巻上げ
フィルムを下ろして展張するとともに、その下端部と連
結されている巻上げ軸を保持手段によって固定すること
ができる。従って風が吹込んでフィルムが持上げられ難
くなり、耐風性が非常に増大し、フィルムが強風で破れ
たり飛ばされたりし難くなる。また天井まで巻上げて換
気を行なうようにすると、フィルムの風に対する抵抗が
少なくなり、強風に耐え易くなる。
【0073】フィルムの上に別の第2のフィルムまたは
ネットを重ねて配し、第2の巻上げ軸を骨組み上を転動
させながら第2のフィルムまたはネットを巻上げるよう
にし、しかも固定手段によって任意の位置で固定するよ
うにした構成によれば、機能および性質の異なるフィル
ムあるいはネットをそれぞれ単独で使用するか、両者を
併用して使用できるために、栽培環境によって適した資
材を容易に選択して栽培作物の生育条件に適した栽培が
できるようになる。
【0074】ハウスの側面側下部であって骨組みが十字
状に交差する位置において骨組みに固定され、斜め上方
に延出されたアームの上端に軸受けを設け、この軸受け
によって巻取り軸を回転可能に支持した構成によれば、
軸受けの着脱が容易になり、フィルムを展張した後にお
いても軸受けを設置できるようになる。
【0075】巻取り軸の外径よりも小さな内径のコイル
ばねを巻取り軸の外周上に取付け、このコイルばねによ
って固定手段を巻取り軸に止着するようにした構成によ
れば、固定手段を巻取り軸に確実に固定することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウス用フィルム巻上げ装置を有するハウスの
外観斜視図である。
【図2】巻上げフィルムの巻上げ軸を保持するホルダを
示す要部斜視図である。
【図3】フィルム押え紐を巻取る紐巻取り軸の軸受けの
構造を示す要部正面図である。
【図4】妻面にアーチ状ガイドを設けたハウスの外観斜
視図である。
【図5】巻上げフィルムの上にネットを配するようにし
たハウスの外観斜視図である。
【符号の説明】
10 骨組みパイプ(縦) 11 骨組みパイプ(横) 12 裾張り固定フィルム 13 固定張りフィルム 14 開口 18 巻上げフィルム 19 フィルム固定金具 20 巻上げ軸 21 巻上げレバー 25 取付け用レール 26 波形スプリング 27 ホルダ 28 係合孔 29 連結パイプ 33 フィルム押え紐 34 紐巻取り軸 35 アーム 36 軸受け 37 ブレーキ内蔵回転具 38 ハンドル 39 コイルばね 42 U字状屈曲部 43 フック 44、45 止め金具 50 アーチ状ガイド(パイプ) 51 移動体 55 ネット 56 第2の巻上げ軸 57 巻上げレバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨組み上にフィルムを展張して成るハウス
    において、 ハウスの側面側に展張されているフィルムをほぼ水平な
    姿勢を保ちながら骨組み上を転動する巻上げ軸によって
    巻上げるようにし、 しかもハウスの側面側下部に回転可能に支持されている
    巻取り軸によって巻取られる固定手段によって巻上げら
    れたフィルムを任意の位置で固定保持するようにしたこ
    とを特徴とするハウス用フィルム巻上げ装置。
  2. 【請求項2】前記骨組み上に展張されるフィルムが前記
    ハウスの頂部側であって妻面側から側面方向に所定の長
    さ前記骨組みに固定されていることを特徴とする請求項
    1に記載のハウス用フィルム巻上げ装置。
  3. 【請求項3】前記ハウスの側面上であって前記フィルム
    が巻上げられていない状態における前記巻上げ軸の位置
    よりも上方に前記巻上げ軸を保持する保持手段を前記ハ
    ウスの長さ方向に沿って設けるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のハウス用フィルム巻上げ装置。
  4. 【請求項4】前記フィルム上に別の第2のフィルムまた
    はネットを重ねて配し、第2の巻上げ軸を骨組み上を転
    動させながら前記第2のフィルムまたはネットを巻上げ
    るようにし、しかも前記固定手段によって任意の位置で
    固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    ハウス用フィルム巻上げ装置。
  5. 【請求項5】前記ハウスの妻面と平行な断面の外縁とほ
    ぼ同一形状のアーチ状ガイドを妻面の外側に妻面に平行
    に設け、前記巻上げ軸の端部が回転可能に貫通する移動
    体を前記アーチ状ガイドに沿って移動自在に案内するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のハウス用フ
    ィルム巻上げ装置。
  6. 【請求項6】ハウス側面側下部であって骨組みが十字状
    に交差する位置において骨組みに固定され、斜め上方に
    延出されたアームの上端に軸受けを有し、該軸受けによ
    って前記巻取り軸を回転可能に支持することを特徴とす
    る請求項1に記載のハウス用フィルム巻上げ装置。
  7. 【請求項7】前記巻取り軸の外径よりも小さな直径のコ
    イルばねを前記巻取り軸の外周上に取付け、該コイルば
    ねによって前記固定手段を前記巻取り軸に止着するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のハウス用フィ
    ルム巻上げ装置。
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