JP2838517B2 - 温 室 - Google Patents
温 室Info
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- JP2838517B2 JP2838517B2 JP8294372A JP29437296A JP2838517B2 JP 2838517 B2 JP2838517 B2 JP 2838517B2 JP 8294372 A JP8294372 A JP 8294372A JP 29437296 A JP29437296 A JP 29437296A JP 2838517 B2 JP2838517 B2 JP 2838517B2
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- greenhouse
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物を栽培するた
めに使用される温室に関する。とくに、本発明は、透光
性フィルムを簡単に支柱に固定できる温室に関する。
めに使用される温室に関する。とくに、本発明は、透光
性フィルムを簡単に支柱に固定できる温室に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温室は、図1に示すように、アー
チ状に湾曲させた支柱1の上面に、塩化ビニルやポリエ
チレン等の透光性フィルム2を張設している。この構造
の温室は、透光性フィルム2を支柱1の上面に固定する
ために、透光性フィルム2の上面に、紐体3を張設して
いる。紐体3は、支柱1の間で、透光性フィルム2の上
面を押圧して、支柱1に固定する。紐体3は、一端を、
温室の谷間に配設する紐取付ロッド4に、他端を地中の
アンカー5に連結している。両端が温室の谷間にある紐
体3は、両端を紐取付ロッド4に連結している。紐取付
ロッド4は、図2の斜視図に示すように、支柱1に連結
される連結部材6に連結されている。連結部材6は、U
ボルト7を介して支柱1に連結される。さらに、紐取付
ロッド4を連結するために、紐取付ロッド4を挿通する
C字状アーチ8を溶着している。
チ状に湾曲させた支柱1の上面に、塩化ビニルやポリエ
チレン等の透光性フィルム2を張設している。この構造
の温室は、透光性フィルム2を支柱1の上面に固定する
ために、透光性フィルム2の上面に、紐体3を張設して
いる。紐体3は、支柱1の間で、透光性フィルム2の上
面を押圧して、支柱1に固定する。紐体3は、一端を、
温室の谷間に配設する紐取付ロッド4に、他端を地中の
アンカー5に連結している。両端が温室の谷間にある紐
体3は、両端を紐取付ロッド4に連結している。紐取付
ロッド4は、図2の斜視図に示すように、支柱1に連結
される連結部材6に連結されている。連結部材6は、U
ボルト7を介して支柱1に連結される。さらに、紐取付
ロッド4を連結するために、紐取付ロッド4を挿通する
C字状アーチ8を溶着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1と図2に示す構造
の温室は、下記のようにして組み立てられる。 地中に一定の間隔で支柱1を立てて固定する。 支柱1の上に透光性フィルム2を広げる。 温室の谷間に、連結部材6を固定し、この連結部材
6のC字状アーチ8に紐取付ロッド4を挿通して固定す
る。 透光性フィルム2の上面に、一定の間隔で紐体3を
張設し、紐体3の端を紐取付ロッド4に連結し、紐体3
で透光性フィルム2を支柱1の上面に固定する。紐体3
の他端は、地中に埋設するアンカー5に連結している。
両端が温室の谷間にある紐体3は、両端を紐取付ロッド
4に連結する。
の温室は、下記のようにして組み立てられる。 地中に一定の間隔で支柱1を立てて固定する。 支柱1の上に透光性フィルム2を広げる。 温室の谷間に、連結部材6を固定し、この連結部材
6のC字状アーチ8に紐取付ロッド4を挿通して固定す
る。 透光性フィルム2の上面に、一定の間隔で紐体3を
張設し、紐体3の端を紐取付ロッド4に連結し、紐体3
で透光性フィルム2を支柱1の上面に固定する。紐体3
の他端は、地中に埋設するアンカー5に連結している。
両端が温室の谷間にある紐体3は、両端を紐取付ロッド
4に連結する。
【0004】以上のようにして組み立てられる温室は、
紐体で透光性フィルムを固定するのに手間がかかる。そ
れは、支柱の間に張設する紐体を、強く引っ張る状態
で、紐取付ロッドに結束するからである。紐体は、透光
性フィルムを確実に支柱に固定するために、支柱の間に
張設される。このため、紐体の数は相当に多く、これを
1本1本強く引っ張って紐取付ロッドに結束するのは非
常に多労働である。
紐体で透光性フィルムを固定するのに手間がかかる。そ
れは、支柱の間に張設する紐体を、強く引っ張る状態
で、紐取付ロッドに結束するからである。紐体は、透光
性フィルムを確実に支柱に固定するために、支柱の間に
張設される。このため、紐体の数は相当に多く、これを
1本1本強く引っ張って紐取付ロッドに結束するのは非
常に多労働である。
【0005】さらに、温室は、室内温度が高くなると、
透光性フィルムの一部を開放する必要がある。閉塞した
状態に放置すると、室内温度が異常に高くなって、植物
に著しい高温障害を与えるからである。透光性フィルム
の一部を開くときは、紐体を緩める必要がある。紐体を
強く引っ張った状態では、透光性フィルムを支柱に沿っ
て移動できないからである。紐体を緩めるためには、紐
取付ロッドに結束した部分を解く必要がある。この方法
は、極めて手間がかかる欠点がある。また、解いた紐体
は、透光性フィルムを固定するときには、再び引っ張っ
て紐取付ロッドに結束する必要がある。このため、簡単
に紐体を緩めることができず、また、緩めた紐体を引っ
張るのにも著しく手間がかかる欠点がある。
透光性フィルムの一部を開放する必要がある。閉塞した
状態に放置すると、室内温度が異常に高くなって、植物
に著しい高温障害を与えるからである。透光性フィルム
の一部を開くときは、紐体を緩める必要がある。紐体を
強く引っ張った状態では、透光性フィルムを支柱に沿っ
て移動できないからである。紐体を緩めるためには、紐
取付ロッドに結束した部分を解く必要がある。この方法
は、極めて手間がかかる欠点がある。また、解いた紐体
は、透光性フィルムを固定するときには、再び引っ張っ
て紐取付ロッドに結束する必要がある。このため、簡単
に紐体を緩めることができず、また、緩めた紐体を引っ
張るのにも著しく手間がかかる欠点がある。
【0006】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、多数
の紐体を極めて簡単に強く引っ張って、透光性フィルム
を確実に支柱に固定できる温室を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、極めて簡単に紐体を
緩め、また、強く引っ張ることができ、透光性フィルム
を簡単かつ容易に、しかも迅速に開閉できる温室を提供
するにある。
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、多数
の紐体を極めて簡単に強く引っ張って、透光性フィルム
を確実に支柱に固定できる温室を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、極めて簡単に紐体を
緩め、また、強く引っ張ることができ、透光性フィルム
を簡単かつ容易に、しかも迅速に開閉できる温室を提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の温室は、前述の
目的を達成するために下記の構成を備える。請求項1に
記載する温室は、アーチ状に湾曲されて所定の間隔で固
定されている支柱1と、この支柱1に被覆されている透
光性フィルム2と、この透光性フィルム2の上面に張設
されて、透光性フィルム2を支柱1の表面に固定する紐
体3と、この紐体3の一端が連結されて、支柱1と直交
する方向に延長されている紐取付ロッド4と、この紐取
付ロッド4を支柱1に連結する連結部材6とを備える。
目的を達成するために下記の構成を備える。請求項1に
記載する温室は、アーチ状に湾曲されて所定の間隔で固
定されている支柱1と、この支柱1に被覆されている透
光性フィルム2と、この透光性フィルム2の上面に張設
されて、透光性フィルム2を支柱1の表面に固定する紐
体3と、この紐体3の一端が連結されて、支柱1と直交
する方向に延長されている紐取付ロッド4と、この紐取
付ロッド4を支柱1に連結する連結部材6とを備える。
【0008】さらに、本発明の温室は、独特の構造の連
結部材6を備えることを特徴とする。連結部材6は、紐
取付ロッド4を紐体3の引っ張り方向に移動できるスリ
ット11と、このスリット11に挿入された紐取付ロッ
ド4を、紐体3の引っ張り方向に移動させるネジ棒12
とを有する。この構造の連結部材6は、スリット11に
入れた紐取付ロッド4を、ネジ棒12を回転させて紐体
3の引っ張り方向に移動させて、紐体3を所定のテンシ
ョンで牽引して透光性フィルム2を支柱1の表面に張設
する。
結部材6を備えることを特徴とする。連結部材6は、紐
取付ロッド4を紐体3の引っ張り方向に移動できるスリ
ット11と、このスリット11に挿入された紐取付ロッ
ド4を、紐体3の引っ張り方向に移動させるネジ棒12
とを有する。この構造の連結部材6は、スリット11に
入れた紐取付ロッド4を、ネジ棒12を回転させて紐体
3の引っ張り方向に移動させて、紐体3を所定のテンシ
ョンで牽引して透光性フィルム2を支柱1の表面に張設
する。
【0009】さらに、本発明の請求項2に記載する温室
は、連結部材6に、スリット11の下方に位置して、透
光性フィルム2を巻き取る巻上ロッド9を案内するガイ
ド溝17を設けている。
は、連結部材6に、スリット11の下方に位置して、透
光性フィルム2を巻き取る巻上ロッド9を案内するガイ
ド溝17を設けている。
【0010】さらにまた、本発明の請求項3の温室は、
連結部材6に装着される紐取付ロッド4と平行にカムロ
ッド25を配設している。カムロッド25は、紐取付ロ
ッド4に接触するカム26を有する。カムロッド25が
回転されると、カム26が紐取付ロッド4を紐体3の引
っ張り方向に移動させて、紐体3を引っ張り、紐体3を
所定のテンションで牽引して透光性フィルム2を支柱1
の表面に張設するように構成している。
連結部材6に装着される紐取付ロッド4と平行にカムロ
ッド25を配設している。カムロッド25は、紐取付ロ
ッド4に接触するカム26を有する。カムロッド25が
回転されると、カム26が紐取付ロッド4を紐体3の引
っ張り方向に移動させて、紐体3を引っ張り、紐体3を
所定のテンションで牽引して透光性フィルム2を支柱1
の表面に張設するように構成している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための温室を例示するものであ
って、本発明は温室を下記のものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための温室を例示するものであ
って、本発明は温室を下記のものに特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0013】図3に示す温室は、3棟を平行に設けてい
る。温室は、アーチ状に湾曲している支柱1を一定の間
隔で地中に立てて固定している。支柱1は、金属パイプ
や竹が使用される。この支柱1の上面には、塩化ビニル
やポリエチレン等のプラスチックフィルムの透光性フィ
ルム2を広げて張設している。透光性フィルム2は、室
内温度が高くなったときに、上部を開放できるように、
上部と裾部とを別々に分離している。上部に張設される
透光性フィルム2は、端縁に金属パイプの巻上ロッド9
を連結している。
る。温室は、アーチ状に湾曲している支柱1を一定の間
隔で地中に立てて固定している。支柱1は、金属パイプ
や竹が使用される。この支柱1の上面には、塩化ビニル
やポリエチレン等のプラスチックフィルムの透光性フィ
ルム2を広げて張設している。透光性フィルム2は、室
内温度が高くなったときに、上部を開放できるように、
上部と裾部とを別々に分離している。上部に張設される
透光性フィルム2は、端縁に金属パイプの巻上ロッド9
を連結している。
【0014】透光性フィルム2を支柱1に固定するため
に、透光性フィルム2の上面に紐体3を張設している。
紐体3は、全ての支柱1の間で、支柱1と平行に引っ張
られて、透光性フィルム2を支柱1に固定する。紐体3
は、端を、アンカー5または紐取付ロッド4に連結して
いる。両側の温室に張設される紐体3は、一端をアンカ
ー5に、他端を紐取付ロッド4に連結している。中央の
温室の紐体3は、両端を紐取付ロッド4に連結してい
る。アンカー5は、地中に打ち込まれる金属棒で、上端
に紐体3を結束して連結している。紐体は、アンカーに
代わって、支柱の下端に水平に固定される紐取付ロッド
に結束することもできる。
に、透光性フィルム2の上面に紐体3を張設している。
紐体3は、全ての支柱1の間で、支柱1と平行に引っ張
られて、透光性フィルム2を支柱1に固定する。紐体3
は、端を、アンカー5または紐取付ロッド4に連結して
いる。両側の温室に張設される紐体3は、一端をアンカ
ー5に、他端を紐取付ロッド4に連結している。中央の
温室の紐体3は、両端を紐取付ロッド4に連結してい
る。アンカー5は、地中に打ち込まれる金属棒で、上端
に紐体3を結束して連結している。紐体は、アンカーに
代わって、支柱の下端に水平に固定される紐取付ロッド
に結束することもできる。
【0015】紐取付ロッド4は金属パイプで、温室の谷
間に、支柱1と直交する方向に延長して配設される。紐
取付ロッド4は、両端を連結部材6に連結し、連結部材
6を介して支柱1に連結される。
間に、支柱1と直交する方向に延長して配設される。紐
取付ロッド4は、両端を連結部材6に連結し、連結部材
6を介して支柱1に連結される。
【0016】連結部材6は、支柱1に連結される固定プ
レート10と、この固定プレート10に連結されて、紐
取付ロッド4を紐体3の引っ張り方向に移動させるスリ
ット11と、このスリット11に挿入された紐取付ロッ
ド4を、紐体3の引っ張り方向に移動させるネジ棒12
とを有する。固定プレート10は、中央を台形に突出さ
せて、両端を支柱1の上面に沿う形状に折曲している。
固定プレート10は、端部に止孔13を開口している。
止孔13は、連結位置を調整できるように、固定プレー
ト10の縦方向に細長い形状に開口されている。止孔1
3は、図5の断面図に示すよう、Uボルト7を挿入し
て、固定プレート10を支柱1に固定する。Uボルト7
は、支柱1の下面に当接される挟着プレート14に挿通
され、先端にナット15をねじ込んで、固定プレート1
0を支柱1に固定する。
レート10と、この固定プレート10に連結されて、紐
取付ロッド4を紐体3の引っ張り方向に移動させるスリ
ット11と、このスリット11に挿入された紐取付ロッ
ド4を、紐体3の引っ張り方向に移動させるネジ棒12
とを有する。固定プレート10は、中央を台形に突出さ
せて、両端を支柱1の上面に沿う形状に折曲している。
固定プレート10は、端部に止孔13を開口している。
止孔13は、連結位置を調整できるように、固定プレー
ト10の縦方向に細長い形状に開口されている。止孔1
3は、図5の断面図に示すよう、Uボルト7を挿入し
て、固定プレート10を支柱1に固定する。Uボルト7
は、支柱1の下面に当接される挟着プレート14に挿通
され、先端にナット15をねじ込んで、固定プレート1
0を支柱1に固定する。
【0017】図4の連結部材6は、台形に折曲される傾
斜面に、U金具16を溶接して、スリット11を設けて
いる。U金具16は、固定プレート10とほぼ平行に固
定されて、固定プレート10とU金具16との間に、巻
上ロッド9を案内するガイド溝17を形成している。ガ
イド溝17は、正確には、開口部の幅(B)を底の幅
(A)よりも多少広くしている。この形状のガイド溝1
7は、巻上ロッド9をスムーズに案内でき、しかも、底
に入れた巻上ロッド9を移動しないように保持できる特
長がある。
斜面に、U金具16を溶接して、スリット11を設けて
いる。U金具16は、固定プレート10とほぼ平行に固
定されて、固定プレート10とU金具16との間に、巻
上ロッド9を案内するガイド溝17を形成している。ガ
イド溝17は、正確には、開口部の幅(B)を底の幅
(A)よりも多少広くしている。この形状のガイド溝1
7は、巻上ロッド9をスムーズに案内でき、しかも、底
に入れた巻上ロッド9を移動しないように保持できる特
長がある。
【0018】U金具16は、先端には、ネジ棒12をね
じ込んでいる。ネジ棒12をねじ込むために、U金具1
6の先端には貫通孔を設け、貫通孔の外側にナット18
を溶接している。ナットを省略して、U金具に雌ネジ孔
を設けることもできる。ネジ棒は、U金具16の外側か
らスリット11に向かってねじ込まれている。ネジ棒1
2の先端には、紐取付ロッド4を押圧する座金19を連
結している。座金19は、紐取付ロッド4の表面に沿う
形状に湾曲されている。ネジ棒12の後端には、多角形
のボルト頭を固定している。このネジ棒12は、ボルト
頭を電動ドライバーで回転させて簡単に回転できる。電
動ドライバーに、充電できる二次電池を電源に使用する
ものを使用すると、極めて便利に、ネジ棒12を回転で
きる特長がある。必要ならば、ネジ棒にはロックナット
をねじ込み、ロックナットを締め込んで、ネジ棒を回転
できないように固定することもできる。
じ込んでいる。ネジ棒12をねじ込むために、U金具1
6の先端には貫通孔を設け、貫通孔の外側にナット18
を溶接している。ナットを省略して、U金具に雌ネジ孔
を設けることもできる。ネジ棒は、U金具16の外側か
らスリット11に向かってねじ込まれている。ネジ棒1
2の先端には、紐取付ロッド4を押圧する座金19を連
結している。座金19は、紐取付ロッド4の表面に沿う
形状に湾曲されている。ネジ棒12の後端には、多角形
のボルト頭を固定している。このネジ棒12は、ボルト
頭を電動ドライバーで回転させて簡単に回転できる。電
動ドライバーに、充電できる二次電池を電源に使用する
ものを使用すると、極めて便利に、ネジ棒12を回転で
きる特長がある。必要ならば、ネジ棒にはロックナット
をねじ込み、ロックナットを締め込んで、ネジ棒を回転
できないように固定することもできる。
【0019】図6は他の実施例の連結部材を示す。この
図の連結部材は、従来の連結部材6にアタッチメント2
0を連結して製造できる。このため、従来の連結部材6
をそのまま使用して、多量生産できる。
図の連結部材は、従来の連結部材6にアタッチメント2
0を連結して製造できる。このため、従来の連結部材6
をそのまま使用して、多量生産できる。
【0020】アタッチメント20は、金属板を長方形に
折曲した楕円金具21と、この楕円金具21の先端にね
じ込まれたネジ棒12を備える。楕円金具21は、紐取
付ロッド4を挿通できる幅のスリット11を内側に設け
る形状に金属板を折曲したものである。楕円金具21の
下面には、アタッチメント20を連結部材6のC字状ア
ーチ8に連結する固定片22を突出させている。固定片
22は、C字状アーチ8の両側を挟着して固定する止ネ
ジ23を挿通させる貫通孔22aを開口している。貫通
孔22aに止ネジ23を入れ、この止ネジ23をC字状
アーチ8に挿通して、アタッチメント20は連結部材6
に連結される。アタッチメント20の下方には、連結部
材6と楕円金具21とによって、巻上ロッドを入れるガ
イド溝17が設けられる。ネジ棒12は、前述の実施例
の連結部材6と同じ構造で、楕円金具21にねじ込まれ
る。
折曲した楕円金具21と、この楕円金具21の先端にね
じ込まれたネジ棒12を備える。楕円金具21は、紐取
付ロッド4を挿通できる幅のスリット11を内側に設け
る形状に金属板を折曲したものである。楕円金具21の
下面には、アタッチメント20を連結部材6のC字状ア
ーチ8に連結する固定片22を突出させている。固定片
22は、C字状アーチ8の両側を挟着して固定する止ネ
ジ23を挿通させる貫通孔22aを開口している。貫通
孔22aに止ネジ23を入れ、この止ネジ23をC字状
アーチ8に挿通して、アタッチメント20は連結部材6
に連結される。アタッチメント20の下方には、連結部
材6と楕円金具21とによって、巻上ロッドを入れるガ
イド溝17が設けられる。ネジ棒12は、前述の実施例
の連結部材6と同じ構造で、楕円金具21にねじ込まれ
る。
【0021】以上の構造の温室は、下記のようにして簡
単に組み立てできる特長がある。 地中に一定の間隔で支柱1を立てて固定する。 支柱1の上に透光性フィルム2を広げる。温室の上
部に張設される透光性フィルム2は、両端を巻上ロッド
9に巻き付けて連結している。巻上ロッド9は、連結部
材6のガイド溝17に入れられて、温室の上部に透光性
フィルム2を張設する。 温室の谷間に、連結部材6を固定する。温室は、谷
間にトタン等の金属板24を固定し、この金属板24の
上に連結部材6を固定する。金属板24は、連結部材6
と支柱1に挟着して固定される。連結部材6は、固定プ
レート10をUボルト7で支柱1に連結して固定され
る。連結部材6の下に金属板24を固定するのは、温室
の谷間を自由に歩行できるようにするためである。すな
わち、金属板24の上を歩いて、紐体3を紐取付ロッド
4に結束し、あるいは巻上ロッド9を移動させて、温室
の上部を開閉する。 連結部材6のスリット11に、紐取付ロッド4の両
端を挿通する。 連結部材6のネジ棒12を緩める状態で、紐体3の
端を紐取付ロッド4に結束する。この状態で、紐体3は
強く引っ張る状態で紐取付ロッド4に結束する必要はな
い。紐体3は、ほとんど遊びのない状態、いいかえる
と、軽く引っ張る程度で、紐取付ロッド4に結束する。
紐取付ロッド4に連結されない紐体3の他端は、アンカ
ー5に結束しておく。紐体3は、一端を紐取付ロッド4
に結束した後、アンカー5に結束することも、その反対
とすることもできる。 ネジ棒12を回転させて、紐取付ロッド4を、紐体
3の引っ張り方向に移動させる。紐取付ロッド4がこの
方向に移動されると、紐体3は所定のテンションで牽引
されて、透光性フィルム2を支柱1の表面に密着して固
定する。ネジ棒12を回転させるには、充電式の二次電
池を内蔵する携帯用のドライバーが最適である。ネジ棒
12を回転させるドライバーは、ネジ棒12のボルト頭
を連結して回転できるボックスをチャックに連結させ
る。
単に組み立てできる特長がある。 地中に一定の間隔で支柱1を立てて固定する。 支柱1の上に透光性フィルム2を広げる。温室の上
部に張設される透光性フィルム2は、両端を巻上ロッド
9に巻き付けて連結している。巻上ロッド9は、連結部
材6のガイド溝17に入れられて、温室の上部に透光性
フィルム2を張設する。 温室の谷間に、連結部材6を固定する。温室は、谷
間にトタン等の金属板24を固定し、この金属板24の
上に連結部材6を固定する。金属板24は、連結部材6
と支柱1に挟着して固定される。連結部材6は、固定プ
レート10をUボルト7で支柱1に連結して固定され
る。連結部材6の下に金属板24を固定するのは、温室
の谷間を自由に歩行できるようにするためである。すな
わち、金属板24の上を歩いて、紐体3を紐取付ロッド
4に結束し、あるいは巻上ロッド9を移動させて、温室
の上部を開閉する。 連結部材6のスリット11に、紐取付ロッド4の両
端を挿通する。 連結部材6のネジ棒12を緩める状態で、紐体3の
端を紐取付ロッド4に結束する。この状態で、紐体3は
強く引っ張る状態で紐取付ロッド4に結束する必要はな
い。紐体3は、ほとんど遊びのない状態、いいかえる
と、軽く引っ張る程度で、紐取付ロッド4に結束する。
紐取付ロッド4に連結されない紐体3の他端は、アンカ
ー5に結束しておく。紐体3は、一端を紐取付ロッド4
に結束した後、アンカー5に結束することも、その反対
とすることもできる。 ネジ棒12を回転させて、紐取付ロッド4を、紐体
3の引っ張り方向に移動させる。紐取付ロッド4がこの
方向に移動されると、紐体3は所定のテンションで牽引
されて、透光性フィルム2を支柱1の表面に密着して固
定する。ネジ棒12を回転させるには、充電式の二次電
池を内蔵する携帯用のドライバーが最適である。ネジ棒
12を回転させるドライバーは、ネジ棒12のボルト頭
を連結して回転できるボックスをチャックに連結させ
る。
【0022】以上の工程で、透光性フィルム2を支柱1
に固定できる。温室の温度上昇を防止するために、透光
性フィルム2の一部を開くときは、携帯用のドライバー
でネジ棒12を回転させて、紐取付ロッド4を、紐体3
を緩める方向に移動させる。この状態で、紐体3は透光
性フィルム2の上面を強く押圧しなくなる。したがっ
て、この状態で、巻上ロッド9で透光性フィルム2を巻
き取り、温室の上部を開口させる。透光性フィルム2を
巻き取った巻上ロッド9は、連結部材6のガイド溝17
から上方に移動する。この状態で、ネジ棒12を回転さ
せて、紐取付ロッド4を紐体3の引っ張り方向に移動さ
せると、巻上ロッド9をより確実に移動しないように保
持できる。ただ、巻上ロッド9で透光性フィルム2を巻
き取って、温室の一部を開いた状態では、かならずし
も、紐取付ロッド4で紐体3を強く引っ張る必要はな
い。
に固定できる。温室の温度上昇を防止するために、透光
性フィルム2の一部を開くときは、携帯用のドライバー
でネジ棒12を回転させて、紐取付ロッド4を、紐体3
を緩める方向に移動させる。この状態で、紐体3は透光
性フィルム2の上面を強く押圧しなくなる。したがっ
て、この状態で、巻上ロッド9で透光性フィルム2を巻
き取り、温室の上部を開口させる。透光性フィルム2を
巻き取った巻上ロッド9は、連結部材6のガイド溝17
から上方に移動する。この状態で、ネジ棒12を回転さ
せて、紐取付ロッド4を紐体3の引っ張り方向に移動さ
せると、巻上ロッド9をより確実に移動しないように保
持できる。ただ、巻上ロッド9で透光性フィルム2を巻
き取って、温室の一部を開いた状態では、かならずし
も、紐取付ロッド4で紐体3を強く引っ張る必要はな
い。
【0023】開口部を閉じるには、紐取付ロッド4で紐
体3を強く引っ張っているときには、ネジ棒12を緩め
て、紐体3の引っ張り力を弱くし、巻上ロッド9に巻か
れた透光性フィルム2を繰り出して、巻上ロッド9を連
結部材6のガイド溝17まで降下させる。巻上ロッド9
をガイド溝17に入れて、透光性フィルム2を広げて、
開口部を閉塞しする。その後、連結部材6のネジ棒12
を回転させて、紐体3を引っ張り、紐体3で透光性フィ
ルム2を支柱1の上面に張設して固定する。すなわち、
巻上ロッド9を上下に移動させるときは、ネジ棒12を
緩めて、紐取付ロッド4で紐体3を引っ張らない状態と
し、透光性フィルム2を支柱1に密着して固定するとき
は、ネジ棒12を締め込んで、紐取付ロッド4で紐体3
を強く引っ張る。
体3を強く引っ張っているときには、ネジ棒12を緩め
て、紐体3の引っ張り力を弱くし、巻上ロッド9に巻か
れた透光性フィルム2を繰り出して、巻上ロッド9を連
結部材6のガイド溝17まで降下させる。巻上ロッド9
をガイド溝17に入れて、透光性フィルム2を広げて、
開口部を閉塞しする。その後、連結部材6のネジ棒12
を回転させて、紐体3を引っ張り、紐体3で透光性フィ
ルム2を支柱1の上面に張設して固定する。すなわち、
巻上ロッド9を上下に移動させるときは、ネジ棒12を
緩めて、紐取付ロッド4で紐体3を引っ張らない状態と
し、透光性フィルム2を支柱1に密着して固定するとき
は、ネジ棒12を締め込んで、紐取付ロッド4で紐体3
を強く引っ張る。
【0024】さらに、図7は他の実施例の温室に使用さ
れる連結部材6を示す。この図の連結部材6は、紐取付
ロッド4と平行に、回転できるようにカムロッド25を
配設している。カムロッド25は、紐取付ロッド4に接
触する複数のカム26を一定の間隔で固定している。カ
ムロッド25に固定される全てのカム26は、同じ形状
をしている。このカム26は、同じ姿勢でカムロッド2
5に固定されて、紐取付ロッド4を平行移動させる。
れる連結部材6を示す。この図の連結部材6は、紐取付
ロッド4と平行に、回転できるようにカムロッド25を
配設している。カムロッド25は、紐取付ロッド4に接
触する複数のカム26を一定の間隔で固定している。カ
ムロッド25に固定される全てのカム26は、同じ形状
をしている。このカム26は、同じ姿勢でカムロッド2
5に固定されて、紐取付ロッド4を平行移動させる。
【0025】カムロッド25は、軸受27を介してU金
具16の上面に回転できるように連結される。軸受27
は、カムロッド25が紐取付ロッド4を押圧するときに
変形しないように、一定の間隔でU金具16に連結され
る。軸受27は、金属線をU曲して両端をU金具16に
連結したものである。
具16の上面に回転できるように連結される。軸受27
は、カムロッド25が紐取付ロッド4を押圧するときに
変形しないように、一定の間隔でU金具16に連結され
る。軸受27は、金属線をU曲して両端をU金具16に
連結したものである。
【0026】図8のカム26は、カムロッド25が紐取
付ロッド4を押圧するときに軽く回転できるように、紐
取付ロッド4との接触面にローラー28を設けている。
ローラー28は、カム26が紐取付ロッド4に沿って移
動するときに回転して、摺動抵抗を小さくする。この構
造のカムロッド25は、多数のカム26を軽く回転でき
る特長がある。カム26は、カムロッド25に固定する
折曲片26Aを有し、この折曲片26AをUボルト29
でカムロッド25に固定している。
付ロッド4を押圧するときに軽く回転できるように、紐
取付ロッド4との接触面にローラー28を設けている。
ローラー28は、カム26が紐取付ロッド4に沿って移
動するときに回転して、摺動抵抗を小さくする。この構
造のカムロッド25は、多数のカム26を軽く回転でき
る特長がある。カム26は、カムロッド25に固定する
折曲片26Aを有し、この折曲片26AをUボルト29
でカムロッド25に固定している。
【0027】図7に示す連結部材は、下記のようにして
使用する。 連結部材6のネジ棒12を緩める状態で、紐体3の
端を紐取付ロッド4に結束する。ネジ棒12の位置は、
カムロッド25が紐取付ロッド4を移動させるストロー
クを決定する。ネジ棒12をいっぱいに緩めて、紐体3
を紐取付ロッド4に結束すると、カムロッド25は、紐
体3を大きく引っ張ることができる。紐取付ロッド4を
スリット11の上端に位置させて、紐体3を結束するか
らである。紐体3は必要以上に引っ張る必要はない。こ
のため、ネジ棒12は、紐体3を最適な状態に牽引でき
る位置に紐取付ロッド4を位置させるように緩める位置
を調整する。ただ、ネジ棒12は必ずしも必要としな
い。それは、スリット11の最上部の位置を、紐体3を
紐取付ロッド4に結束する最適位置に設計することもで
きるからである。紐取付ロッド4に紐体3を結束すると
き、カムロッド25は、カム26で紐取付ロッド4を押
圧しない位置とする。また、紐取付ロッド25に結束さ
れる紐体3は、強く引っ張る状態で紐取付ロッド4に結
束する必要はない。紐体3は、ほとんど遊びのない状
態、いいかえると、軽く引っ張る程度で、紐取付ロッド
4に結束する。
使用する。 連結部材6のネジ棒12を緩める状態で、紐体3の
端を紐取付ロッド4に結束する。ネジ棒12の位置は、
カムロッド25が紐取付ロッド4を移動させるストロー
クを決定する。ネジ棒12をいっぱいに緩めて、紐体3
を紐取付ロッド4に結束すると、カムロッド25は、紐
体3を大きく引っ張ることができる。紐取付ロッド4を
スリット11の上端に位置させて、紐体3を結束するか
らである。紐体3は必要以上に引っ張る必要はない。こ
のため、ネジ棒12は、紐体3を最適な状態に牽引でき
る位置に紐取付ロッド4を位置させるように緩める位置
を調整する。ただ、ネジ棒12は必ずしも必要としな
い。それは、スリット11の最上部の位置を、紐体3を
紐取付ロッド4に結束する最適位置に設計することもで
きるからである。紐取付ロッド4に紐体3を結束すると
き、カムロッド25は、カム26で紐取付ロッド4を押
圧しない位置とする。また、紐取付ロッド25に結束さ
れる紐体3は、強く引っ張る状態で紐取付ロッド4に結
束する必要はない。紐体3は、ほとんど遊びのない状
態、いいかえると、軽く引っ張る程度で、紐取付ロッド
4に結束する。
【0028】 カムロッド25を回転させて、カム2
6で紐取付ロッド4を押圧して、紐体3の引っ張り方向
に移動させる。紐取付ロッド4がこの方向に移動される
と、紐体3は所定のテンションで牽引されて、透光性フ
ィルム2を支柱1の表面に密着して固定する。
6で紐取付ロッド4を押圧して、紐体3の引っ張り方向
に移動させる。紐取付ロッド4がこの方向に移動される
と、紐体3は所定のテンションで牽引されて、透光性フ
ィルム2を支柱1の表面に密着して固定する。
【0029】ネジ棒12は、一端のハンドル30で回転
され、あるいは、図示しないが、減速モーターを連結し
て回転させる。
され、あるいは、図示しないが、減速モーターを連結し
て回転させる。
【0030】
【発明の効果】本発明の温室は、多数の紐体を、簡単か
つ容易に、しかも迅速に引っ張って、透光性フィルムを
確実に支柱に固定できる特長がある。とくに、本発明の
温室は、紐体を紐取付ロッドやアンカー等に結束すると
きに、紐体を強く引っ張る状態で結束する必要がない。
このため、紐体を簡単かつ容易に結束できる特長があ
る。また、紐体を強く引っ張らないで結束するにもかか
わらず、ネジ棒やカムロッドで紐取付ロッドを紐体の引
っ張り方向に移動させて、多数の紐体を一緒に強く引っ
張って、透光性フィルムを確実に固定できる特長があ
る。
つ容易に、しかも迅速に引っ張って、透光性フィルムを
確実に支柱に固定できる特長がある。とくに、本発明の
温室は、紐体を紐取付ロッドやアンカー等に結束すると
きに、紐体を強く引っ張る状態で結束する必要がない。
このため、紐体を簡単かつ容易に結束できる特長があ
る。また、紐体を強く引っ張らないで結束するにもかか
わらず、ネジ棒やカムロッドで紐取付ロッドを紐体の引
っ張り方向に移動させて、多数の紐体を一緒に強く引っ
張って、透光性フィルムを確実に固定できる特長があ
る。
【0031】さらに、本発明の温室は、必要なときに、
極めて簡単に一部を開口できる特長がある。それは、本
発明の温室が、ネジ棒を緩め、あるいはカムロッドを回
動して、多数の紐体を一緒に緩め、また、ネジ棒やカム
ロッドを回転させて多数の紐体を強く引っ張って透光性
フィルムを固定できるからである。ネジ棒やカムロッド
を回転させて、簡単に多数の紐体を緩めることができる
ので、透光性フィルムを移動させて温室の一部を簡単に
開放できる。また、開放した透光性フィルムは、紐体を
緩める状態で簡単に閉塞でき、しかも、閉塞した後は、
ネジ棒やカムロッドを回転させて、多数の紐体で透光性
フィルムを確実に支柱に固定できる特長がある。
極めて簡単に一部を開口できる特長がある。それは、本
発明の温室が、ネジ棒を緩め、あるいはカムロッドを回
動して、多数の紐体を一緒に緩め、また、ネジ棒やカム
ロッドを回転させて多数の紐体を強く引っ張って透光性
フィルムを固定できるからである。ネジ棒やカムロッド
を回転させて、簡単に多数の紐体を緩めることができる
ので、透光性フィルムを移動させて温室の一部を簡単に
開放できる。また、開放した透光性フィルムは、紐体を
緩める状態で簡単に閉塞でき、しかも、閉塞した後は、
ネジ棒やカムロッドを回転させて、多数の紐体で透光性
フィルムを確実に支柱に固定できる特長がある。
【0032】温室の一部を簡単に開放し、また、閉塞で
きることは極めて大切なことである。それは、温室で栽
培される植物を理想的な温度で生育でき、さらに、大き
く開いて効率よく光合成させると共に、雨等で水分の補
給を可能な状態として散水を省力化し、さらに、台風等
の強風のときに大きく開いて、風で温室が倒れのを防止
できるからである。
きることは極めて大切なことである。それは、温室で栽
培される植物を理想的な温度で生育でき、さらに、大き
く開いて効率よく光合成させると共に、雨等で水分の補
給を可能な状態として散水を省力化し、さらに、台風等
の強風のときに大きく開いて、風で温室が倒れのを防止
できるからである。
【0033】さらに、本発明の請求項2に記載する温室
は、スリットの下方に、巻上ロッドを案内するガイド溝
を設けているので、ここに巻上ロッドを案内して、巻上
ロッドを定位置に保持し、この状態で、紐体を強く引っ
張って透光性フィルムを固定できる。この構造温室は、
巻上ロッドが風等で持ち上げられることがなく、また、
透光性フィルムを巻いてガイド溝から上昇させた状態
で、紐体を強く引っ張ることにより、巻上ロッドの風に
よる振動等を防止して、透光性フィルムの耐久性を著し
く改善できる特長がある。
は、スリットの下方に、巻上ロッドを案内するガイド溝
を設けているので、ここに巻上ロッドを案内して、巻上
ロッドを定位置に保持し、この状態で、紐体を強く引っ
張って透光性フィルムを固定できる。この構造温室は、
巻上ロッドが風等で持ち上げられることがなく、また、
透光性フィルムを巻いてガイド溝から上昇させた状態
で、紐体を強く引っ張ることにより、巻上ロッドの風に
よる振動等を防止して、透光性フィルムの耐久性を著し
く改善できる特長がある。
【図1】従来の温室を示す斜視図
【図2】図1に示す温室の紐取付ロッドと支柱との連結
構造を示す斜視図
構造を示す斜視図
【図3】本発明の実施例の温室を示す斜視図
【図4】本発明の実施例にかかる連結部材の正面図
【図5】連結部材と支柱の連結構造を示す断面図
【図6】本発明の他の実施例にかかる連結部材の斜視図
【図7】本発明の他の実施例の温室に使用される紐取付
ロッドの牽引機構を示す斜視図
ロッドの牽引機構を示す斜視図
【図8】図7に示す牽引機構のカムを示す正面図
1…支柱 2…透光性フィルム 3…紐体 4…紐取付ロッド 5…アンカー 6…連結部材 7…Uボルト 8…C字状アーチ 9…巻上ロッド 10…固定プレート 11…スリット 12…ネジ棒 13…止孔 14…挟着プレート 15…ナット 16…U金具 17…ガイド溝 18…ナット 19…座金 20…アタッチメント 21…楕円金具 22…固定片 22a…貫通孔 23…止ネジ 24…金属板 25…カムロッド 26…カム 26A…折曲片 27…軸受 28…ローラー 29…Uボルト 30…ハンドル
Claims (3)
- 【請求項1】 アーチ状に湾曲されて所定の間隔で固定
されている支柱(1)と、この支柱(1)に被覆されている透
光性フィルム(2)と、この透光性フィルム(2)の上面に張
設されて、透光性フィルム(2)を支柱(1)の表面に固定す
る紐体(3)と、この紐体(3)の一端が連結されて、支柱
(1)と直交する方向に延長されている紐取付ロッド(4)
と、この紐取付ロッド(4)を支柱(1)に連結する連結部材
(6)とからなる温室において、 連結部材(6)が、紐取付ロッド(4)を紐体(3)の引っ張り
方向に移動できるスリット(11)と、このスリット(11)に
挿入された紐取付ロッド(4)を、紐体(3)の引っ張り方向
に移動させるネジ棒(12)とを有し、スリット(11)に入れ
た紐取付ロッド(4)を、ネジ棒(12)を回転させて紐体(3)
の引っ張り方向に移動させて、紐体(3)を所定のテンシ
ョンで牽引して透光性フィルム(2)を支柱(1)の表面に張
設するように構成されてなることを特徴とする温室。 - 【請求項2】 連結部材(6)が、スリット(11)の下方
に、透光性フィルム(2)を巻き取る巻上ロッド(9)を案内
するガイド溝(17)を有する請求項1に記載される温室。 - 【請求項3】 アーチ状に湾曲されて所定の間隔で固定
されている支柱(1)と、この支柱(1)に被覆されている透
光性フィルム(2)と、この透光性フィルム(2)の上面に張
設されて、透光性フィルム(2)を支柱(1)の表面に固定す
る紐体(3)と、この紐体(3)の一端が連結されて、支柱
(1)と直交する方向に延長されている紐取付ロッド(4)
と、この紐取付ロッド(4)を支柱(1)に連結する連結部材
(6)とからなる温室において、 連結部材(6)に装着される紐取付ロッド(4)と平行にカム
ロッド(25)が配設されており、カムロッド(25)は、紐取
付ロッド(4)に接触するカム(26)を有し、カムロッド(2
5)が回転されると、カム(26)が紐取付ロッド(4)を紐体
(3)の引っ張り方向に移動させて、紐体(3)を引っ張り、
紐体(3)を所定のテンションで牽引して透光性フィルム
(2)を支柱(1)の表面に張設するように構成されてなるこ
とを特徴とする温室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8294372A JP2838517B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 温 室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8294372A JP2838517B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 温 室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117602A JPH10117602A (ja) | 1998-05-12 |
JP2838517B2 true JP2838517B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=17806871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8294372A Expired - Fee Related JP2838517B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 温 室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838517B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-15 JP JP8294372A patent/JP2838517B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10117602A (ja) | 1998-05-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |