JP2002171513A - 監視カメラによる自動検知装置 - Google Patents

監視カメラによる自動検知装置

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JP2002171513A
JP2002171513A JP2000363467A JP2000363467A JP2002171513A JP 2002171513 A JP2002171513 A JP 2002171513A JP 2000363467 A JP2000363467 A JP 2000363467A JP 2000363467 A JP2000363467 A JP 2000363467A JP 2002171513 A JP2002171513 A JP 2002171513A
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Takahiro Yamamoto
隆洋 山本
Hideyuki Yamamoto
秀之 山本
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ANIMAKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の監視カメラを設置してもコストの削
減、監視カメラの増設が簡単にでき、監視に関係のない
変化はアラーム範囲外に設定して誤発報を防止して正確
なアラームを行うことができる監視カメラによる自動検
知装置を提供する。 【解決手段】 監視カメラ1〜4を接続し入力した夫々
の映像信号を順次切替えて出力する映像信号入力切替回
路7と、前記出力信号を入力し輝度信号の1画面分を水
平と垂直のアドレスを付与した多数のドットに分割して
記憶させ任意時間経過後の同一監視カメラの1画面分の
各ドットを比較させ輝度信号の変化のレベルが予め設定
した範囲外の時アラーム信号を出力する自動検出回路D
と、監視カメラの全映像信号を入力しておきアラーム信
号の出力を受けて現在比較中のカメラの映像信号を出力
する映像信号出力回路30とを備えている構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコホール、イ
ベント会場、金融機関、機密工場などにおいて複数の監
視カメラの映像から状況変化の程度を検知しながら監視
する装置に関し、特に誤発報の防止、多数の監視カメラ
の統合管理、正確で素早い検知、装置の小型化、コスト
の低減などができる監視カメラによる自動検知装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコホール、イベント会場、
金融機関、機密工場、オートメーション工場などでは、
監視人員の削減のため、複数の監視カメラを設置してモ
ニター室や中央監視室などで一括監視することが行われ
ている。この従来の監視カメラとモニターテレビによる
ものでは、監視カメラ1台に対し1台のモニターテレビ
が接続されており、監視員は複数の映像を適宜見分けな
がら監視を行っている。また、近年では、監視テレビの
映像信号から輝度信号のみ取り出し、一旦その輝度信号
による一画面分をドットに分割して記憶させておき、次
の一画面分の輝度信号によるドットと前記記憶したドッ
トの輝度信号を比較させ、その輝度信号に変化があると
アラーム信号を発することにより、監視員に現場の異常
を通報するようにしたものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、監視カ
メラ1台に対し、1台のモニターテレビを接続して監視
を行うものでは、イニシャルコスト、ランニングコスト
とも増大し、費用が大変に嵩むという問題がある。ま
た、監視カメラの設置場所が多くなると、その分、監視
室側のモニターテレビの設置台数が多くなり、広い空間
を占有して他の作業を犠牲にしたり、逆に監視側の場所
の確保が困難となり監視カメラの増設ができない場合が
あるという問題があった。
【0004】また、輝度信号による一画面分をドットに
分割して記憶させ、次の一画面分の輝度信号によるドッ
トと比較させることにより、その輝度信号に変化がある
とアラーム信号を発するようにしたものでは、監視員が
モニターテレビを常時監視しておく必要がないという利
点があるが、輝度信号をドット化してそのまま変化の有
無を監視するようになっていたため、監視場所におい
て、監視に関係のない小動物の移行、窓からのヘッドラ
イトなどの入光、カーテンや垂れ幕の揺らぎ、他の機器
のパイロットランプの点滅、などをも検知してアラーム
を発するなどの問題があった。尚、パーソナルコンピュ
ータと画像解析ソフトを使用して前記のような検知を行
うこともできるが、大変高価となるし処理速度も遅くな
り、また、システム変更や追加に専門のソフトエンジニ
アを必要として変更や追加が簡単に行えず、上記問題点
の解決には適さない。
【0005】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、複数の監視カメラを設置し
てもイニシャルコスト、ランニングコストとも削減でき
ると共に、監視カメラの増設が簡単にでき、また、監視
に関係のない変化はアラーム範囲外に設定して誤発報を
防止し正確なアラームを行うことができる監視カメラに
よる自動検知装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
の手段として本発明請求項1記載の監視カメラによる自
動検知装置にあっては、監視カメラを所定台数接続し入
力したそれぞれの映像信号を順次切り替えて出力する映
像信号入力切替回路と、前記映像信号入力切替回路の出
力信号を入力し輝度信号の1画面分を水平と垂直のアド
レスを付与した多数のドットに分割して記憶させると共
に任意時間経過後の同一監視カメラによる1画面分の輝
度信号による各ドットを比較させこの輝度信号の変化の
レベルが予め設定した範囲外であるときアラーム信号を
出力する自動検出回路と、前記監視カメラの全映像信号
を入力しておき前記アラーム信号の出力を受けて現在比
較中のカメラの映像信号を出力する映像信号出力回路
と、を備えていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項1記載の監視カメラによる自動
検知装置において、前記映像信号入力切替回路と自動検
出回路と映像信号出力回路とを1枚のプリント基板に搭
載したことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項1または請求項2に記載の監視
カメラによる自動検知装置において、前記映像信号入力
切替回路に4台の監視カメラが接続されていることを特
徴とする。
【0009】請求項4記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項1ないし請求項3のうちいずれ
かの項に記載の監視カメラによる自動検知装置におい
て、前記自動検出回路がアラーム信号を出力しない時、
前記映像信号出力回路が任意の映像出力信号を入力する
ことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項1ないし請求項4のうちいずれ
かの項に記載の監視カメラによる自動検知装置におい
て、前記1画面が多数のブロックに分割され前記ドット
の比較が新旧のブロック同士でなされることを特徴とす
る。
【0011】請求項6記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項1ないし請求項5のうちいずれ
かの項に記載の監視カメラによる自動検知装置におい
て、前記自動検出回路が、前記映像信号入力切替回路の
出力信号からカラー信号を除去するカラーバースト除去
回路と、前記カラーバースト除去回路の出力信号を入力
して電圧を一定にした輝度信号を出力させるクランプ回
路と、前記クランプ回路の出力信号を水平同期信号と垂
直同期信号に分離する入力同期分離回路と、前記クラン
プ回路の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換
回路と、前記水平同期信号と垂直同期信号に基づいて水
平および垂直アドレスを生成し前記A/D変換回路の1
画面のデジタル出力信号に水平と垂直のドットを設定す
る検知処理回路と、前記各ドットをアドレスとして割り
つけ全部のドット数と配置をメモリに記憶させると共に
予め各ドットまたはブロックに設定した輝度信号の変化
のレベルに対し現在出力中の画面の輝度信号の変化が範
囲外となったとき前記検知処理回路にアラーム信号を出
力させるマイクロコンピュータと、を備えていることを
特徴とする。
【0012】請求項7記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項5または請求項6に記載の監視
カメラによる自動検知装置において、前記マイクロコン
ピュータには1画面内のドットまたはブロックに前記輝
度信号の変化のレベルを設定する外部操作スイッチが接
続され、かつ該マイクロコンピュータと前記映像信号出
力回路との間にスーパインポーズ回路が接続されている
ことを特徴とする。
【0013】請求項8記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項5ないし請求項7のうちいずれ
かの項に記載の監視カメラによる自動検知装置におい
て、前記マイクロコンピュータには前記輝度信号の変化
のレベル設定やドットまたはブロックに選定的に検知機
能を付与するパーソナルコンピュータまたは/およびシ
ーケンサーが接続されていることを特徴とする。
【0014】請求項9記載の監視カメラによる自動検知
装置にあっては、請求項5ないし請求項8のうちいずれ
かの項に記載の監視カメラによる自動検知装置におい
て、前記監視カメラにカメラ番号が付され前記アラーム
された映像信号の出力を受けてその日時とカメラ番号を
記録する外部記録装置が前記映像信号出力回路に接続さ
れていることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用および効果】請求項1、請求項2、請求項
3、請求項6記載の監視カメラによる自動検知装置で
は、映像信号入力切替回路を備えており、複数の監視カ
メラによる映像信号を順次切替えることにより、この
後、1式の自動検出回路と映像信号出力回路だけで、複
数の映像信号の変化を順次チェックし、いずれかのカメ
ラ入力の輝度信号に変化のレベルがあり、それが予め設
定した範囲外であるとき、自動検出回路はその場所に異
常が発生したとして監視カメラを特定して映像信号出力
回路に指示する。前記映像信号出力回路は、接続された
複数の監視カメラの中から、指示された監視カメラの映
像信号を出力する。従って、請求項1〜請求項3、請求
項6記載の発明にあっては、映像信号入力切替回路が有
する回路数だけの監視カメラを接続し、1つのユニット
により全ての設置場所の状況を常に監視しておくことが
できる。また、複数の監視カメラを設置してもイニシャ
ルコスト、ランニングコストとも削減できると共に、監
視カメラの増設が安価で簡単にできる。各ドットを比較
させる輝度信号の変化に検知不要な変化分を含ませたレ
ベルで比較させることにより、誤発報を防止して正確な
アラームを行うことができるなどの効果が得られる。
【0016】請求項4記載の監視カメラによる自動検知
装置では、複数の監視カメラを稼働中、監視範囲で変化
がないとき、モニターテレビには各監視カメラからの映
像入力信号を任意に切替えながら映し出すことができ
る。従って請求項4記載の発明にあっては、設定上の完
全な監視は装置に任せながら、各監視カメラが担当する
範囲の映像により監視担当者も目視により任意に監視す
ることができ、また、設定以外の変化も発見できるなど
の効果が得られる。
【0017】請求項5記載の監視カメラによる自動検知
装置では、1画面の画像をドット化してその1画面全体
のドットをブロック化するから、新旧画像の変化レベル
の設定もブロック単位で行うことができる。そして、新
旧画像の変化のレベルをブロック単位で比較することが
できる。上記ブロック単位の設定では、比較的大きな検
知不要な範囲や形状部分などがある場合、その部分に該
当するブロックを大きな変化量まで許容したり、あるい
は検知不要とする設定を簡単に行うことができる。従っ
て請求項5記載の発明にあっては、監視に関係のない小
動物の移行、窓からのヘッドライトなどの入光、カーテ
ンや垂れ幕の揺らぎ、他の機器のパイロットランプの点
滅、などによる誤発報を防止し、きわめて正確な監視を
行うことができるなどの効果が得られる。
【0018】請求項7、請求項8、請求項9記載の監視
カメラによる自動検知装置では、外部操作スイッチやパ
ーソナルコンピュータ(以下、パソコンと記載する)、
あるいはシーケンサーなどにより、1画面内のドットま
たはブロックに前記輝度信号の変化のレベルを設定した
り、スーパインポーズ回路を介し画面内にカメラ番号、
日時などを表示させることができる。また、外部記録装
置にアラーム出力されたカメラ番号やその日時、画面な
どを記録することができる。アラーム信号が無い時、外
部信号、例えば外部操作スイッチ、シーケンサー、パソ
コンなどにより任意の監視カメラの映像に切り替えるこ
とができる。従って請求項7〜請求項9記載の発明にあ
っては、多数の監視カメラの切り替えや検知範囲のきめ
細かな設定が簡単にできる。また、夜間帯での様子も記
録を再生することにより、短時間で極めて簡単にチェッ
クすることができるなどの効果が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の監
視カメラによる自動検知装置について実施の形態を詳細
に説明する。図1は本実施の形態の監視カメラによる自
動検知装置のシステム構成を示している。図において、
1〜4は監視カメラであり、ぞれぞれNo1〜No4の
カメラ番号が付されている。尚、この監視カメラ1〜4
は、例えば、この自動検知装置をパチンコホールに設置
する場合、パチンコホールに既設のものを使用するが、
勿論新設しても良い。5はプリント基板であって以下に
説明する自動検知に係る各回路一切を搭載しており、自
動検知装置Aを構成させるものである。6は同プリント
基板5に備えた4連の映像入力端子である。
【0020】7は映像信号入力切替回路であり、前記4
連の映像入力端子6から全ての映像信号を入力し、それ
ぞれの映像信号を所定のタイミングで切替えて順次1信
号づつ出力するものである。前記映像信号の切替えタイ
ミングは、本実施の形態では0.5秒に設定している。
【0021】8はカラーバースト除去回路であり、カラ
ーの監視カメラの場合、検出に必要なのは輝度信号だけ
であるので、前記映像信号出力回路7からの映像信号に
含まれるカラー信号はここで事前に除去するのである。
尚、現在ではカラーの監視カメラが普及しているが、カ
ラー信号を除去して処理する方が回路設計も簡単となり
安価に設けることができる。9はクランプ回路であり、
画像の変化によってシンクレベルが変化しないように映
像信号をペデスタルクランプして電圧を一定にし、輝度
信号を出力させるものである。10は入力同期分離回路
であり、前記輝度信号を水平同期信号と垂直同期信号と
に分離させる。11は8ビットのA/D変換回路であ
り、前記クランプ回路出力の輝度信号をデジタル信号に
変換し3Vから5Vの範囲で8ビットで割り付けてあ
る。
【0022】12はゲート規模の大きなプログランマブ
ルロジックデバイス(CPLD)よりなる検知処理回路
であり、前記入力同期分離回路10の水平、垂直の同期
信号を入力し、水平アドレス生成、垂直アドレス生成な
どを行って輝度信号の1画面分を水平と垂直のアドレス
を付与した多数のドットに分割して映像メモリとしての
RAM13に記憶させる。また、後述するマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと記載する)14と共同して
アラーム処理を行う。
【0023】14はマイコンであり、前記検知ドットの
設定と同時にアドレスとして割り付け、全部の検知ドッ
トの数や配置を記憶させる。この検知ドットを任意の数
ごとにまとめてブロックとする。検知ドットは、1個の
ブロックに8×8の64個配置されている。図2はモニ
ターテレビでドットを設定する画面を示しており、15
はドット、16はブロックである。この場合、モニター
テレビの画面上には外枠17しか表示しないが、実際は
64個のドットが配置されている。前記ブロック16は
8×7の56個に設定されている。従って検知ドットの
総数は64×56=3584個となる。マイコン14
は、この範囲内において、監視カメラ1〜4が捉える動
体のうち、警戒が必要なものの大きさが占める検知ドッ
トの数や検知ブロックの数を指定することにより、誤発
砲を防止する機能を有する。また、ブロック16におい
てバックグランドの状態などにより、検知するブロック
18と検知しないブロック19を指定したり、検知ドッ
トまたは検知ブロックの検知感度を調整できる機能を有
している。図中、20はカーソル、21は検知ドットを
1部解除したブロックを示している。前記検知ドットの
数やブロックの配置、その個数、感度などは内蔵したR
OM22にプログラムされている。
【0024】前記マイコン14は、順次入力する1フィ
ールド分の8ビットのデジタル信号をサンプリングデー
タとして映像メモリとしてのRAM13記憶すると共
に、設定により2〜14フィールド毎(Speed設
定)に1回のタイミングで2枚のサンプリングデータを
比較しながらデータ処理を行っている。このデータ処理
において、マイコン14はRAM13に書き込まれたデ
ータを常時確認しながら輝度レベルの変化が設定値内で
あればアラームとせず、設定された範囲外となった時、
前記検知処理回路12を介しアラーム信号を出力するよ
うに設けられている。前記カラーバースト除去回路8、
クランプ回路9、入力同期分離回路10、A/D変換回
路11、検知処理回路12、RAM13、マイコン14
により自動検出回路Dを構成している。図中23は外部
警報機を接続させるアラームリレー、31はバックアッ
プ用RAMである。前記ドット15やブロック16の検
知範囲は使用者が自由に設定できる。この場合、侵入者
が占めるドット数を遠地点から近地点まで比例的に多く
なるようにして各ブロックに設定しておき、侵入位置毎
に比較していくようにしても良い。尚、近地点では複数
のブロックに跨がる場合がある。
【0025】24はスーパーインポーズ回路であり、モ
ニターテレビ25のモニター画面に月、日、時、分、カ
メラ番号などの文字表示を行わせる。また、操作スイッ
チ26、シーケンサー(プログランマブルコントロー
ラ)27、あるいはインターフェース28を介してパソ
コン29などの操作により、種々の設定を行う際の表示
などができるようになっている。尚、前記インターフェ
ース28はマイコンとのシリアル2進データ伝送方式R
S−232C規格のものとし、伝送距離が長くなればR
S−422やRS−485などが必要となる。30は映
像信号出力回路であり、前記映像信号入力切替回路7に
接続された監視カメラ1〜4の全映像信号を入力してお
き、前記アラーム信号の出力を受けて現在比較中のカメ
ラの映像信号を出力するものである。31は前記映像信
号出力回路30がアラーム信号によって出力する映像信
号を水平と垂直の同期信号に分離してスーパーインポー
ズ回路に出力する出力同期分離回路である。
【0026】次に、本実施の形態の作用効果を説明す
る。まず、映像信号入力切替回路7は、前記4連の映像
入力端子6から全ての映像信号を入力し、それぞれの映
像信号を所定のタイミングで切替えて順次監視カメラ1
台分づつの映像信号をカラーバースト除去回路8に出力
する。検知処理回路12は、前記カラーバースト除去回
路8からの1画面分の輝度信号の水平・垂直同期信号お
よびデジタル変換された信号とを入力して処理してい
く。入力した1画面分の輝度信号により整列配置させた
ドットまたはブロックにおいて移動物体のうち侵入者が
占める数が予め設定されているから、前回記憶した侵入
者のいない時の画面と今回入力した画面の輝度信号の変
化をドット数により確認し、輝度信号の変化が予め設定
した以内であれば侵入者がいないと判定し、輝度信号の
変化が設定値外となった時、侵入者があったとしてアラ
ーム信号を出力する。映像信号出力回路30は前記アラ
ーム信号を受け、監視カメラ1〜4の全映像信号のう
ち、現在比較中のカメラの映像信号をモニターテレビ2
5などへ出力するものである。この検知動作を順次切替
え出力されてくる映像信号について行い、本実施の形態
の監視カメラによる自動検知装置は、1ユニットで4台
の監視カメラ1〜4の監視領域を処理して行くことにな
る。
【0027】従って、監視カメラ4台分の監視領域にお
いて、例えば表示領域に小動物が侵入したり、あるいは
機器のパイロットランプの点滅や垂れ幕などの揺らぎ、
あるいは外部から侵入したヘッドライトの反射などがあ
っても設定値と比較することにより侵入者と区別し誤発
報を防止することができる。尚、前記侵入者検出方法に
よれば、移動体であれば人物以外も検出できるから、火
災による炎や煙も検出するように設定しておくと、送信
されてきた画像を見ることにより、適切な処置が素早く
できるのである。また、侵入者に限らず、警報したい変
化に対し、その映像による輝度信号をドット化し比較す
るから、誤発報を防止し、きわめて正確な監視を行うこ
とができる。
【0028】次に、他の本実施の形態を説明する。図3
は前記自動検知装置Aを1台分収納したユニットBを国
際規格のラックRに10台分収納した自動検知装置Cを
示す正面図、図4は同裏面図である。前記ユニットB
は、それぞれ監視カメラを接続する4連の映像入力端子
6と、センサーとしてのカメラ動作ランプ32、それに
1個づつの映像出力端子33、警報出力端子34、設定
用キー35、代表警報出力A・B接点36などを有して
いる。図中、37はパワースイッチ、38はアラームス
イッチ、39はブザースイッチ、40はブザーボリュー
ム、41はブザースピーカ、42はAC電源入力端子、
43はヒューズ、44はアース端子、45は警報出力端
子、46は換気ファンである。
【0029】本実施の形態の検知装置Cは、前記のよう
にユニットBを10台分収納しているから、監視カメラ
を40台接続可能となっている。従来の検知部Aはプリ
ント基板1枚に監視カメラ1台分の検知回路しか有して
いなかったから、前記ラックRに収納しても10台分の
監視カメラしか処理できなかったが、同じ大きさのラッ
クRでも監視カメラの映像信号入力切替回路を備えたか
ら、40台の監視カメラを処理することができる。この
ため、イニシャルコスト、ランニングコストとも削減で
きると共に、監視区域の拡大が安価で簡単にできる。ま
た、監視カメラの設置場所が40台と多くなっても、監
視室側のモニターテレビの設置台数も少なくて済み、場
所を占有して他の作業を犠牲にしたり、監視カメラの増
設ができないなどの問題を解消することができる。
【0030】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的構成はこの実施の形態に限定される
ことはなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更な
どがあっても、本発明に含まれる。輝度信号の変化によ
り侵入者を検知したとのアラーム信号を受けた場合、そ
の監視カメラ1の映像信号だけを録画させたり、プリン
タに記録させておくことができる。更に電話回線にて遠
隔地にその画像を送信することもできる。前記プリンタ
を使用すると、侵入者を検知した月、日、時、分、カメ
ラ番号などがプリントアウトされるので、警備責任者
は、通常出勤した朝、このプリンタからプリントされた
用紙が出ているかどうかで侵入者がいたかどうか見分け
ることができるから、大変便利である。印字されている
ことが確認されれば初めて映像録画を再生して処置をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態に係る監視カメラによる自動
検知装置を示すシステム構成図である。
【図2】実施の形態の表示領域をブロック化した状態を
示す説明図である。
【図3】他の実施の形態のユニットを10台分収納した
監視装置を示す正面図である。
【図4】他の実施の形態のユニットを10台分収納した
監視装置を示す裏面図である。
【符号の説明】
A 監視カメラを4台接続可能な自動検知装置 B ユニット C ユニットを10台収納した自動検知装置 D 自動検出回路 1〜4 監視カメラ 5 プリント基板 7 映像信号入力切替回路 8 カラーバースト除去回路 9 クランプ回路 10 入力同期分離回路 11 A/D変換回路 12 検知処理回路 13 RAM 14 マイコン 15 ドット 16 ブロック 18 検知するブロック 19 検知しないブロック 24 スーパーインポーズ回路 25 モニターテレビ 26 操作スイッチ 27 シーケンサー 29 パソコン 30 映像信号出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 550 G09G 5/00 550C H04N 5/225 H04N 5/225 C (72)発明者 山本 秀之 福岡市城南区田島1−6−24 Fターム(参考) 5C022 AA01 5C054 AA01 EB05 EC01 EC03 FC01 FC11 FE16 FE22 GA04 GB01 HA18 5C082 AA12 AA27 BA20 BA32 CA76 CB01 CB03 DA86 MM02 5L096 AA02 BA02 CA05 CA22 DA03 FA53 FA54 GA19 GA51 LA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視カメラを所定台数接続し入力したそ
    れぞれの映像信号を順次切り替えて出力する映像信号入
    力切替回路と、 前記映像信号入力切替回路の出力信号を入力し輝度信号
    の1画面分を水平と垂直のアドレスを付与した多数のド
    ットに分割して記憶させると共に任意時間経過後の同一
    監視カメラによる1画面分の輝度信号による各ドットを
    比較させこの輝度信号の変化のレベルが予め設定した範
    囲外であるときアラーム信号を出力する自動検出回路
    と、 前記監視カメラの全映像信号を入力しておき前記アラー
    ム信号の出力を受けて現在比較中のカメラの映像信号を
    出力する映像信号出力回路と、を備えていることを特徴
    とする監視カメラによる自動検知装置。
  2. 【請求項2】 前記映像信号入力切替回路と自動検出回
    路と映像信号出力回路とを1枚のプリント基板に搭載し
    たことを特徴とする請求項1記載の監視カメラによる自
    動検知装置。
  3. 【請求項3】 前記映像信号入力切替回路に4台の監視
    カメラが接続されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の監視カメラによる自動検知装置。
  4. 【請求項4】 前記自動検出回路がアラーム信号を出力
    しない時、前記映像信号出力回路が任意の映像出力信号
    を入力することを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    うちいずれかの項に記載の監視カメラによる自動検知装
    置。
  5. 【請求項5】 前記1画面が多数のブロックに分割され
    前記ドットの比較が新旧のブロック同士でなされること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれかの
    項に記載の監視カメラによる自動検知装置。
  6. 【請求項6】 前記自動検出回路が、前記映像信号入力
    切替回路の出力信号からカラー信号を除去するカラーバ
    ースト除去回路と、前記カラーバースト除去回路の出力
    信号を入力して電圧を一定にした輝度信号を出力させる
    クランプ回路と、前記クランプ回路の出力信号を水平同
    期信号と垂直同期信号に分離する入力同期分離回路と、
    前記クランプ回路の出力信号をデジタル信号に変換する
    A/D変換回路と、前記水平同期信号と垂直同期信号に
    基づいて水平および垂直アドレスを生成し前記A/D変
    換回路の1画面のデジタル出力信号に水平と垂直のドッ
    トを設定する検知処理回路と、前記各ドットをアドレス
    として割りつけ全部のドット数と配置をメモリに記憶さ
    せると共に予め各ドットまたはブロックに設定した輝度
    信号の変化のレベルに対し現在出力中の画面の輝度信号
    の変化が範囲外となったとき前記検知処理回路にアラー
    ム信号を出力させるマイクロコンピュータと、を備えて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちい
    ずれかの項に記載の監視カメラによる自動検知装置。
  7. 【請求項7】 前記マイクロコンピュータには1画面内
    のドットまたはブロックに前記輝度信号の変化のレベル
    を設定する外部操作スイッチが接続され、かつ該マイク
    ロコンピュータと前記映像信号出力回路との間にスーパ
    インポーズ回路が接続されていることを特徴とする請求
    項5または請求項6に記載の監視カメラによる自動検知
    装置。
  8. 【請求項8】 前記マイクロコンピュータには前記輝度
    信号の変化のレベル設定やドットまたはブロックに選定
    的に検知機能を付与するパーソナルコンピュータまたは
    /およびシーケンサーが接続されていることを特徴とす
    る請求項5ないし請求項7のうちいずれかの項に記載の
    監視カメラによる自動検知装置。
  9. 【請求項9】 前記監視カメラにカメラ番号が付され前
    記アラームされた映像信号の出力を受けてその日時とカ
    メラ番号を記録する外部記録装置が前記映像信号出力回
    路に接続されていることを特徴とする請求項5ないし請
    求項8のうちいずれかの項に記載の監視カメラによる自
    動検知装置。
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