JP2002169843A - 設計支援システム - Google Patents

設計支援システム

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JP2002169843A
JP2002169843A JP2001277538A JP2001277538A JP2002169843A JP 2002169843 A JP2002169843 A JP 2002169843A JP 2001277538 A JP2001277538 A JP 2001277538A JP 2001277538 A JP2001277538 A JP 2001277538A JP 2002169843 A JP2002169843 A JP 2002169843A
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JP2001277538A
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Hiroshi Nakajima
洋 中島
Yasuyuki Anami
泰行 阿南
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T19/00Manipulating 3D models or images for computer graphics

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の高い操作の判断を容易にして、操作性
を向上できる設計支援システムを提供する。 【解決手段】 CPU11が、作業履歴データのうち、
所定の条件を満たすものを一覧表として提供し、当該一
覧表から修正候補となる作業履歴を指定する指示を受け
付け、当該指定された作業履歴データから再調整を要す
る作業履歴を特定し、再調整の手順を特定し、再調整を
要する作業履歴の一覧と、再調整手順に合わせた調整手
順画像のデータとを作成して表示制御部14に表示させ
る設計支援システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータによ
り実行される設計支援システム、いわゆるCADシステ
ムに係り、特にその操作性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】CAD(computer aided design)で
は、プリミティブと呼ばれる基本的な図形要素を組み合
わせたり、プリミティブやその組み合わせに所定処理を
行ったりして図形をモデリングすることが通常行われて
いる。具体的に立方体の一辺を曲面状に丸めた形状を作
成する場合、立方体プリミティブに対し、その一辺に対
する丸め処理を行って図形を作成したり、同じ図形であ
っても、例えば1/4円を押し出し処理して作成したり
する。
【0003】従来、CADシステムとして、プリミティ
ブの生成や配置、処理等の作業内容の履歴を作業履歴デ
ータとして記録するとともに、この作業履歴データによ
って作成される図形そのもののデータ(図形データ)を
対応付けて図6に示すようなファイルとして記録管理す
るCADシステムが知られている。
【0004】このようなCADシステムでは、作業履歴
データをさかのぼって、過去の作業内容を修正すること
ができる。このような場合、修正対象となる作業履歴を
特定するために、画像画面上で、対応する形状にカーソ
ルを合わせ、これをクリックして選択するようにしてい
た。
【0005】また、修正に伴って他の図形部分に対して
再調整を要する場合がある。例えば、図7に示すような
隣り合う2つの稜線A,Bのそれぞれに、この順にフィ
レット(丸め変形)操作が施されている場合に、稜線A
のフィレットの半径(丸め半径)を修正すると、稜線B
のフィレット操作をやり直す必要がある。
【0006】さらに、図形データの修正は、フィレット
面の曲率を修正する際にも、フィレットのコマンドに対
するパラメータを変更する方法や、フィレットの形状を
新たに作成して適応する方法等があり、どの様な方法を
とるかによって、他の図形部分に対する再調整の手数及
び手順が大きく異なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCADシステムでは、入り組んだ図形などで再調整
すべき部分が多数ある場合に、その再調整手順によって
はその手数が膨大になるにも関わらず、その手数及びそ
の手順について、操作者が事前に知り得ないので、どの
ように修正すれば効率がよいかがわからず、操作性が低
いという問題点があった。
【0008】また、修正の対象となる作業履歴を特定す
るのに、画像画面上で作業するが、画像画面上には、複
数の作業履歴を経て形成される図形が表されているにす
ぎず、関係する図形を選択してからその図形の形成のた
めの作業履歴を再度実行しながら修正対象となる作業手
順を特定することになるので、作業履歴の選択にかかる
操作が煩雑となっていた。
【0009】本発明は上記実情に鑑みて為されたもので
効率の高い操作を容易に判断可能として操作性を向上で
きる設計支援システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、一連の作業履歴を作業履歴デー
タとして保持する設計支援システムにおいて、各作業履
歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する指示を受
け付ける受付手段と、当該修正候補となった作業履歴の
修正処理を行う手段と、を有し、前記受付手段が、前記
作業履歴の少なくとも一部を一覧表として提供し、当該
一覧表から選択された作業履歴を修正候補として受け付
けることを特徴としている。
【0011】ここで、前記受付手段が、作業履歴の一覧
表を提供するにあたり、前記一連の作業履歴のうち、所
定の条件を満たす作業履歴を選択的に前記一覧表に含め
ることが好適である。さらに、前記所定の条件は、数値
パラメータの指定の有無と、事前に定義されたコマンド
であるか否かと、事前に一覧に含めるよう指定されてい
るか否かと、の少なくともいずれかであることが好まし
い。
【0012】また、上記従来例の問題点を解決するため
の本発明は、一連の作業履歴を作業履歴データとして保
持する設計支援方法において、各作業履歴の中から修正
候補となる作業履歴を指定する指示を受け付ける受付工
程と、当該修正候補となった作業履歴の修正処理を行う
工程と、を有し、前記受付工程にて、前記作業履歴の少
なくとも一部を一覧表として提供し、当該一覧表から選
択された作業履歴を修正候補として受け付けることを特
徴としている。
【0013】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの本発明は、コンピュータに、一連の作業履歴を作業
履歴データとして保持させる設計支援プログラムにおい
て、コンピュータに、各作業履歴の中から修正候補とな
る作業履歴を指定する指示を受け付ける手順と、当該修
正候補となった作業履歴の修正処理を行う手順と、を実
行させ、前記修正候補となる作業履歴を指定する指示を
受け付ける手順にて、前記作業履歴の少なくとも一部を
一覧表として提供させ、当該一覧表から選択された作業
履歴を修正候補として受け付けさせることを特徴として
いる。
【0014】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの本発明は、一連の作業履歴を作業履歴データとして
保持する設計支援システムにおいて、各作業履歴の中か
ら修正候補となる作業履歴を指定する指示を受け付ける
受付手段と、当該修正候補となった作業履歴を修正した
場合に必要となる再調整の操作の手順を特定する手段
と、前記特定した再調整の手順に従って一連の調整手順
画像を作成する手段と、を含み、当該調整手順画像を指
示により表示することを特徴としており、この調整手順
画像を参考にして操作者が修正効率の高い操作を行うこ
とができ、操作性を向上できる。。
【0015】なお、修正対象となる図形部分を選択した
ときに、公知の方法で修正候補を提示するとともに、当
該修正候補の提示に併せて、各修正候補を修正した場合
に必要となる再調整の手順を特定し、当該手順の情報を
提供するようにするのも好適である。これによれば、利
用者の修正候補の選択が容易になり、操作性を向上でき
る。
【0016】また、前記特定した再調整の手順の一覧を
表示する手段を含むことも好ましい。これにより、再調
整手順の手数を容易に見積もることができ、操作性を向
上できる。
【0017】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの本発明は、一連の作業履歴を作業履歴データとして
管理する設計支援方法において、各作業履歴の中から修
正候補となる作業履歴を指定する指示を受け付ける工程
と、当該修正候補となった作業履歴を修正した場合に必
要となる再調整の操作の手順を特定する工程と、前記特
定した再調整の手順に従って一連の調整手順画像を作成
する工程と、を含み、当該調整手順画像を指示により表
示することを特徴とする。
【0018】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの本発明は、一連の作業履歴を作業履歴データとして
管理するシステムを用いる設計支援方法であって、修正
候補となる作業履歴を入力する工程と、該入力により前
記修正候補となった作業履歴を修正することにより影響
を受ける作業履歴を、前記入力された作業履歴との関連
を持った作業履歴を前記システムから特定することによ
り決定し、前記決定した影響を受ける作業履歴を表示す
る工程と、を有することを特徴としている。
【0019】また、上記従来例の問題点を解決するため
の本発明は、コンピュータに、一連の作業履歴を作業履
歴データとして管理させる手順と、各作業履歴の中から
修正候補となる作業履歴を指定する指示を受け付けさせ
る手順と、当該修正候補となった作業履歴を修正した場
合に必要となる再調整の操作の手順を特定させる手順
と、前記特定した再調整の手順に従って一連の調整手順
画像を作成させる手順と、を実行させ、当該調整手順画
像を指示により表示させることを特徴とする。
【0020】さらに、上記従来例の問題点を解決するた
めの本発明は、一連の作業履歴を作業履歴データとして
保持する設計支援システムにおいて、各作業履歴の少な
くとも一部を一覧表として提供する手段と、前記一覧表
から選択された作業履歴を修正候補として受け付ける手
段と、当該修正候補となった作業履歴を修正した場合に
必要となる再調整の操作の手順を特定する手段と、前記
特定した再調整の手順に従って一連の調整手順画像を作
成する手段と、を含み、当該調整手順画像を指示により
表示することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る設
計支援システムは、図1に示すように、CPU11と、
記憶部12と、ハードディスク13と、表示制御部14
と、操作入力部15と、リムーバブルデバイス16とか
ら基本的に構成され、これらの各部は相互にバス接続さ
れている。本実施の形態においては、本発明の修正候補
の指定指示を受け付ける手段と、再調整手順を特定する
手段と、調整手順画像及び調整手順の一覧を作成、提供
する手段とは、このCPU11におけるソフトウエア処
理として実現される。
【0022】CPU11は、ハードディスク13から設
計支援プログラムを読み出して実行する。すなわちCP
U11は、図形データの作図操作をその順に作業履歴デ
ータとして作成するとともに、この作業履歴データと、
その作図操作により形成される図形データとを関連づけ
て、ファイルとして記憶部12またはハードディスク1
3に格納し、当該図形データを表示制御部14に出力す
る。また、このCPU11は、作業履歴データの一覧を
表示制御部14に出力する。
【0023】さらに、このCPU11は、図形データの
一部を修正対象とする操作に応じて、作業履歴データか
ら修正候補となる作業履歴を特定し、特定した修正候補
の作業履歴を強調表示する指示を表示制御部14に出力
する。さらに、本実施の形態において特徴的なことは、
このCPU11が操作入力部15から修正候補を指示す
る操作の入力を受けて、当該修正候補を修正したときに
再調整が必要となる図形部分を特定するとともに、その
再調整手順を特定し、再調整手順を表す一連の画像デー
タ(調整手順画像)を生成することである。この調整手
順画像を生成するCPU11の処理については、後に詳
しく説明する。
【0024】記憶部12は、CPU11のワークメモリ
として動作し、作業履歴データや図形データを蓄積す
る。ハードディスク13は、CPU11からの指示によ
り、作業履歴データと、その作業履歴により生成される
図形データとを関連づけて、設計データファイルとして
蓄積する。また、このハードディスク13は、CPU1
1が処理する設計支援プログラムを蓄積している。
【0025】表示制御部14は、ディスプレイ等の表示
装置を含み、CPU11から入力される指示に基づき、
図形データや作業履歴のデータ等をディスプレイに表示
する。操作入力部15は、マウスやキーボード等であ
り、操作者の操作内容をCPU11に伝達する。リムー
バブルデバイス16は、コンピュータ読み取り可能な記
録媒体からデータやプログラムを読み出して、ハードデ
ィスク13にインストールする。
【0026】ここで、CPU11が調整手順画像を生成
する処理について説明する。CPU11は、操作者から
修正候補を指定する操作を受けて、この処理を開始し、
図2に示すように、まず作業履歴データから隣接する稜
線等、再調整が必要となる作業履歴を特定する(S
1)。この処理は、例えば修正候補に後続する作業履歴
を順次調べて、修正候補の作業履歴による操作結果の情
報を利用しているか否かにより再調整の要否を判断して
行う。すなわち、隣接する稜線の一方のフィレットが変
更されるときには、他方の稜線は、フィレットの半径等
の情報を利用して作図されるはずであるから、再調整が
必要であると判断される。同様にして、再調整が必要で
あると判断された作業履歴の操作結果の情報を利用して
いる後続の作業履歴も再調整が必要であると判断され
る。
【0027】CPU11は、このようにして再調整が必
要となる作業履歴を特定した後、これら特定された再調
整が必要な各作業履歴の順序に従って、再調整の手順を
特定し(S2)、その一覧を図3に示すように、対象と
なっている図形要素(オブジェクト名)と、何番目の作
業であったかを表す履歴番号と、コマンドと、状態(正
常に完了しているか、再調整が必要であるか)とを関連
づけたテーブルとして生成し、表示制御部14に出力す
る(S3)。そして、CPU11は、各再調整手順を表
す画像データ(調整手順画像)を作成し(S4)、表示
制御部14に出力して(S5)、処理を終了する。ここ
で、調整手順画像は、具体的には、図4(a)に示すよ
うに、図形要素(A)と、それに隣接する部分を有する
図形要素(B)と、さらにこの図形要素(B)に隣接す
る部分を有する図形要素(C)とにそれぞれフィレット
処理がなされている場合に、修正候補の図形要素(A)
に対して修正を行った後で、どのような順序で再調整を
行うべきかを図4(b)〜(e)のようにアニメーショ
ン的に段階的に描画したものである。尚、図4では、再
調整すべき図形要素を斜線により示しているが、実際に
は着色して強調表示してもよい。
【0028】またここで、各段階の画像を表示できるよ
うに、図5に示すような操作パネルを表示制御部14に
表示させ、最後の段階の画像を表示するボタン(P)、
次の段階の画像を表示するボタン(Q)、前の段階の画
像を表示するボタン(R)、最初の段階の画像を表示す
るボタン(S)、任意の段階の画像を表示するボタン
(T)(ここで表示させる段階は、キーボード等から数
値入力したり、直接一覧上の項目をマウスで指示して、
それに対応する画像を表示する)及び、段階画像の表示
を終了するボタン(END)とを配置し、CPU11
は、これらのボタン操作に従ってスライドショーとして
これら段階的に作成された調整手順画像を表示制御部1
4に出力して表示させる。
【0029】[受付処理]CPU11は、操作者から修
正候補の指定を受け付ける処理(受付処理)を行う際
に、操作者に対して修正候補の指定をさせるためのイン
タフェースを提供する。CPU11は、作業履歴の一覧
を少なくとも一部を表示し、当該一覧から修正候補とな
る作業履歴を選択させる。ここで表示される作業履歴の
一覧の少なくとも一部としては、例えば操作者により指
定された形状(または検索のキーとなる作業履歴)につ
いて、所定の依存関係にある作業履歴の一覧を表示す
る。なお、依存関係とは、当該指定された形状(または
キーとなる作業履歴)を作り出すために必要な作業履歴
の一覧をいう。例えば矩形平面を押し出して形成した直
方体について、この稜線の一部をフィレット処理した場
合、当該フィレット処理の後の形状(またはその「フィ
レット処理」の作業履歴)が指定されると、(1)矩形
平面を形成する作業履歴と、(2)押し出しの作業履歴
と、(3)フィレット処理の作業履歴と、が依存関係の
ある作業履歴として一覧表示される。
【0030】ところがこのようにして得られた依存関係
のある作業履歴は、100ステップ以上となることも多
く、そのすべてを表示すると対象となる作業履歴を探し
出すことが困難になる可能性もある。そこで、本実施の
形態においては、この依存関係のある作業履歴の一覧か
らから所定の条件を満たすもののみを抽出して一覧表示
する。
【0031】かかる条件としては、数値パラメータを含
むもの、すなわち、座標の指定や図形サイズ、図形の押
し出し量など、数値パラメータの指定があるものは比較
的修正の対象となり易いことが経験的に理解されるの
で、この指定の有無により一覧に含めるか否かの条件と
する。また、操作者によって、または設計の対象物によ
っては特定のコマンドに関係する操作履歴を頻繁に修正
する場合もある。この場合には、事前にかかる特定のコ
マンドを登録しておき、当該特定のコマンドに関係する
作業履歴を一覧に選択的に含める。
【0032】さらに、作図操作中に操作者が後に修正を
要する可能性があると認識するものについては、当該作
業履歴にマーク付けをしておき、後に当該マーク付けさ
れた作業履歴を選択的に一覧に含めるようにすることも
好ましい。この場合、CPU11は、作図操作中に、操
作者からマーク付けする指定を受けたコマンドについて
は、当該作業履歴に、マーク付け指定があった旨を記録
しておく。
【0033】これらの条件は、単独で用いられてもよい
し、組み合わせて用いられてもよい。さらに、操作者に
より、どの条件(又は条件の組み合わせ)により一覧を
作成するかを設定させてもよい。
【0034】ここで具体的に、CPU11の受付処理に
ついて説明する。CPU11は、表示されている形状、
またはキーとなる作業履歴の指定とともに、修正を開始
する指示を受けて、当該指定された形状又は作業履歴と
依存関係のある作業履歴の一覧を生成して記憶部12に
格納する。図8に示す処理を開始し、記憶部12に格納
されている依存関係のある作業履歴を順次読み出して
(S11)、当該読み出した作業履歴に数値パラメータ
の指定が含まれているか否かを調べる(S12)。ここ
で、数値パラメータの指定が含まれているときには(Y
esならば)、数値パラメータの指定があったことを示
すフラグをセットする(S13)。
【0035】そしてCPU11は、処理S11で読み出
した作業履歴が、事前に設定されたコマンドであるか否
かを調べ(S14)、事前に設定されたコマンドであれ
ば(Yesならば)、事前に設定されたコマンドである
ことを示すフラグをセットする(S15)。
【0036】さらにCPU11は、処理S11で読み出
した作業履歴中にマーク付け指定があるか否かを調べ
(S16)、マーク付け指定があれば(Yesなら
ば)、マークがあったことを示すフラグをセットする
(S17)。
【0037】そしてCPU11は、操作者による設定
と、各フラグとを比較し(S18)、操作者が条件とし
て指定したフラグがセットされているか否かを調べる。
この処理は具体的には、2つの3ビットの変数(フラグ
変数と、マスク変数と)を用意し、処理S13ではフラ
グ変数の最下位ビットをセットし、処理S15ではフラ
グ変数の2ビット目をセットし、処理S17では最上位
ビットをセットするようにしておくとともに、マスク変
数の各ビットのうち、必要な条件に対応するビットを
「1」としておくことにより容易に実現できる。すなわ
ち、処理S18ではフラグ変数とマスク変数との各ビッ
トのANDを演算して、演算後のビットのいずれかが
「1」であれば条件が満足されたものとするのである。
【0038】CPU11は、処理S18において条件と
して指定されたフラグがセットされていた場合には、処
理S11で読み出した作業履歴を一覧に含める(S1
9)。そして、さらに次の作業履歴があるか否かを調べ
て(S20)、次の作業履歴があれば(Yesなら
ば)、各フラグをリセットし(S21)、処理S11に
戻って次の作業履歴を読み出して処理を続ける。また、
処理S20において次の作業履歴がなくなれば(Noな
らば)、生成した一覧表を表示制御部14に出力して表
示させ(S22)、処理を終了する。なお、処理S12
において、数値パラメータの指定が含まれていなければ
処理S14に移行し、処理S14において事前に設定さ
れたコマンドでなければ、処理S16に移行し、処理S
16においてマーク付け指定がなければ処理S18へ移
行する。
【0039】このように、本実施の形態の設計支援シス
テムによれば、作業履歴が一覧表として提示されるの
で、当該一覧表を参照することで容易に修正対象となる
作業履歴を特定することができる。
【0040】また、ここまでの説明によると、一覧表に
含めるか否かの条件は、操作者が設定するとしていた
が、コマンドの種類ごとの現実の修正回数をカウントし
て記憶し、修正回数が所定のしきい値を超えるもの、又
は修正回数の多い順の上位所定数のコマンドについて一
覧表に含めることとしてもよい。
【0041】さらに、CPU11は、一覧表に含める条
件を変更する指示を受けて、一覧表を再構成して表示す
る。これにより操作者は、例えば、すべての作業履歴を
一覧表で表示させるモードと、数値パラメータの指定を
含むもののみを一覧表として表示させるモードとを切り
替えて参照でき、修正対象の作業履歴の特定がより容易
になる。
【0042】なお、処理S22における作業履歴の一覧
表の表示において、ディスプレイのサイズ内に表示しき
れない場合には、一覧表をスクロール可能に表示するな
ど、広く知られたユーザインタフェースを利用して表示
態様を調整できる。
【0043】本実施の形態の設計支援システムでは、こ
れらCPU11の処理により、各修正候補について、そ
の修正候補を修正した場合の再調整作業の多少や、修正
を開始した後で、あとどの程度の再調整作業を行わなけ
ればならないかが認識でき、操作性を向上できる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、一連の作業履歴を作業
履歴データとして保持し、各作業履歴の中から修正候補
となる作業履歴を指定する指示を受け付けて、当該修正
候補となった作業履歴の修正処理を行う設計支援システ
ムであって、指示の受付にあたり、作業履歴の少なくと
も一部を一覧表として提供し、当該一覧表から選択され
た作業履歴を修正候補として受け付ける設計支援システ
ムとしているので、修正対象となる作業履歴の指定操作
を容易にすることができ、操作性を向上できる。
【0045】本発明によれば、一連の作業履歴を作業履
歴データとして保持し、各作業履歴の中から修正候補と
なる作業履歴を指定する指示を受け付けて、当該修正候
補となった作業履歴を修正した場合に必要となる再調整
の操作の手順を特定し、この特定した再調整の手順に従
って一連の調整手順画像を作成する設計支援システムと
しているので、この調整手順画像を表示することで、修
正に係る再調整作業の多少や再調整作業があとどれだけ
残っているかを認識でき、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る設計支援システム
を表す構成ブロック図である。
【図2】 CPU11が調整手順画像を生成する際の処
理を表すフローチャート図である。
【図3】 再調整手順の一覧の表示態様の一例を表す説
明図である。
【図4】 調整手順画像の一例を表す説明図である。
【図5】 操作パネル画面の一例を表す説明図である。
【図6】 設計データのファイルの内容の一例を表す説
明図である。
【図7】 再調整が必要となる例を表す説明図である。
【図8】 CPU11による受付処理の一例を表すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
11 CPU、12 記憶部、13 ハードディスク、
14 表示制御部、15 操作入力部、16 リムーバ
ブルデバイス。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連の作業履歴を作業履歴データとして
    保持する設計支援システムにおいて、 各作業履歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する
    指示を受け付ける受付手段と、 当該修正候補となった作業履歴の修正処理を行う手段
    と、を有し、 前記受付手段が、 前記作業履歴の少なくとも一部を一覧表として提供し、
    当該一覧表から選択された作業履歴を修正候補として受
    け付けることを特徴とする設計支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の設計支援システムであ
    って、 前記受付手段が、作業履歴の一覧表を提供するにあた
    り、 前記一連の作業履歴のうち、所定の条件を満たす作業履
    歴を選択的に前記一覧表に含めることを特徴とする設計
    支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の設計支援システムであ
    って、 前記所定の条件は、数値パラメータの指定の有無と、事
    前に定義されたコマンドであるか否かと、事前に一覧に
    含めるよう指定されているか否かと、の少なくともいず
    れかであることを特徴とする設計支援システム。
  4. 【請求項4】 一連の作業履歴を作業履歴データとして
    保持する設計支援方法において、 各作業履歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する
    指示を受け付ける受付工程と、 当該修正候補となった作業履歴の修正処理を行う工程
    と、を有し、 前記受付工程にて、 前記作業履歴の少なくとも一部を一覧表として提供し、
    当該一覧表から選択された作業履歴を修正候補として受
    け付けることを特徴とする設計支援方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、一連の作業履歴を作業
    履歴データとして保持させる設計支援プログラムにおい
    て、 コンピュータに、 各作業履歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する
    指示を受け付ける手順と、 当該修正候補となった作業履歴の修正処理を行う手順
    と、を実行させ、 前記修正候補となる作業履歴を指定する指示を受け付け
    る手順にて、 前記作業履歴の少なくとも一部を一覧表として提供さ
    せ、当該一覧表から選択された作業履歴を修正候補とし
    て受け付けさせることを特徴とする設計支援プログラ
    ム。
  6. 【請求項6】 一連の作業履歴を作業履歴データとして
    保持する設計支援システムにおいて、 各作業履歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する
    指示を受け付ける受付手段と、 当該修正候補となった作業履歴を修正した場合に必要と
    なる再調整の操作の手順を特定する手段と、 前記特定した再調整の手順に従って一連の調整手順画像
    を作成する手段と、 を含み、当該調整手順画像を指示により表示することを
    特徴とする設計支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の設計支援システムにお
    いて、 さらに、前記特定した再調整の手順の一覧を表示する手
    段を含むことを特徴とする設計支援システム。
  8. 【請求項8】 一連の作業履歴を作業履歴データとして
    管理する設計支援方法において、 各作業履歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する
    指示を受け付ける工程と、 当該修正候補となった作業履歴を修正した場合に必要と
    なる再調整の操作の手順を特定する工程と、 前記特定した再調整の手順に従って一連の調整手順画像
    を作成する工程と、 を含み、当該調整手順画像を指示により表示することを
    特徴とする設計支援方法。
  9. 【請求項9】 一連の作業履歴を作業履歴データとして
    管理するシステムを用い、 修正候補となる作業履歴を入力する工程と、 該入力により前記修正候補となった作業履歴を修正する
    ことにより影響を受ける作業履歴を、前記入力された作
    業履歴との関連を持った作業履歴を前記システムから特
    定することにより決定し、前記決定した影響を受ける作
    業履歴を表示する工程と、 を有することを特徴とする設計支援方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、 一連の作業履歴を作業履歴データとして管理させる手順
    と、 各作業履歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する
    指示を受け付けさせる手順と、 当該修正候補となった作業履歴を修正した場合に必要と
    なる再調整の操作の手順を特定させる手順と、 前記特定した再調整の手順に従って一連の調整手順画像
    を作成させる手順と、 を実行させ、当該調整手順画像を指示により表示させる
    ことを特徴とする設計支援プログラム。
  11. 【請求項11】 一連の作業履歴を作業履歴データとし
    て管理するモジュールと、 各作業履歴の中から修正候補となる作業履歴を指定する
    指示を受け付けるモジュールと、 当該修正候補となった作業履歴を修正した場合に必要と
    なる再調整の操作の手順を特定するモジュールと、 前記特定した再調整の手順に従って一連の調整手順画像
    を作成するモジュールと、 を含み、当該調整手順画像を指示により表示する設計支
    援プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 一連の作業履歴を作業履歴データとし
    て保持する設計支援システムにおいて、 各作業履歴の少なくとも一部を一覧表として提供する手
    段と、 前記一覧表から選択された作業履歴を修正候補として受
    け付ける手段と、 当該修正候補となった作業履歴を修正した場合に必要と
    なる再調整の操作の手順を特定する手段と、 前記特定した再調整の手順に従って一連の調整手順画像
    を作成する手段と、 を含み、当該調整手順画像を指示により表示することを
    特徴とする設計支援システム。
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