JP6098286B2 - 対応点決定装置、対応点決定方法、及びプログラム - Google Patents

対応点決定装置、対応点決定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像処理における輪郭線の対応点を決定する技術に関し、更に詳しくは、動画像処理における被写体輪郭線の各フレームにおける対応点を決定する技術に関する。
動画像処理においては、データ量の圧縮や、立体視を実現する処理において、被写体の輪郭線をフレーム間で対応付ける必要があり、対応点決定方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1には、DP(Dynamic Programming)マッチングを用いて、動画の隣接するフレーム間で対応点を求める発明が開示されている。これは、それぞれのフレームにおいて、オブジェクト(被写体)の輪郭線上に代表点を取り、その代表点ごとに、曲率に基づく特徴量を求め、この特徴量をコストとして、DPマッチングによりコストが最小となる代表点の対応付けを決定するものである。
一方、特許文献2には、動画のフレームにキーとなるキーフレームを複数設け、複数のキーフレームの画像の被写体の輪郭線上に対応するアンカーポイントを設け、アンカーポイントが輪郭線全体の何%の位置にあるかを各アンカーポイントの位置情報として記憶しておき、2つのキーフレーム間のフレームの当該被写体の輪郭線上の対応点を、当該フレームから両キーフレームまでのフレーム数に応じて両キーフレームのアンカーポイントの位置情報を元に内挿することにより決定する発明が開示されている。
特開平10−248052号公報 特願2012−222840号公報
しかしながら、特許文献1の方法は、隣り合うフレームに対して代表点の対応付け処理を行うため、フレームが進むに従って対応点にズレが生じる可能性があるという問題がある。
また、特許文献2の方法は、アンカーポイントの位置情報として輪郭線全体の何%の位置にあるかを用いて、キーフレーム間のフレームの対応点を内挿入しているが、輪郭線の長さは、フレーム毎に異なるため、対応点にズレが生じるという問題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ズレのない対応点を決定可能な動画像の輪郭線における対応点決定装置等を提供することである。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定装置であって、各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出手段と、前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成手段と、少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定手段と、前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定手段と、を具備することを特徴とする対応点決定装置である。
第1の発明において、前記対応点決定手段は、当該フレームの前の前記キーフレームから当該フレームの1つ前のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの前の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第1のアンカーポイント対応点とし、当該フレームの後の前記キーフレームから当該フレームの1つ後のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの後の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第2のアンカーポイント対応点とし、当該フレームから当該フレームの前のキーフレームまでのフレーム数を第1のフレーム数、当該フレームから当該フレームの後のキーフレームまでのフレーム数を第2のフレーム数としたとき、前記第1及び第2のアンカーポイント対応点間を第1のフレーム数対第2のフレーム数に分割する点に最も近い代表点を、当該フレームのアンカーポイントとする。
或いは、第1の発明において、前記アンカーポイント設定手段は、前記キーフレーム、及び、前記アンカーポイントを指定可能なグラフィック・ユーザ・インタフェースを表示させる。
第1の発明によって、連結リスト作成手段により、各フレーム間の代表点の対応点を記述した連結リストを求めるとともに、アンカーポイント設定手段により、動画中に最低2つ選択されたキーフレームについて、対応するアンカーポイントを設定させ、対応点決定手段により、連結リストと、キーフレームのアンカーポイントを用いて全フレームについて、アンカーポイントの対応点を決定することが可能であり、ズレの少ない輪郭線の対応付けが可能となる。
第2の発明は、複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定方法であって、コンピュータが、各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出ステップと、前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成ステップと、少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定ステップと、前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定ステップと、を実行することを特徴とする対応点決定方法である。
第2の発明において、前記対応点決定ステップは、当該フレームの前の前記キーフレームから当該フレームの1つ前のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの前の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第1のアンカーポイント対応点とし、当該フレームの後の前記キーフレームから当該フレームの1つ後のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの後の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第2のアンカーポイント対応点とし、当該フレームから当該フレームの前のキーフレームまでのフレーム数を第1のフレーム数、当該フレームから当該フレームの後のキーフレームまでのフレーム数を第2のフレーム数としたとき、前記第1及び第2のアンカーポイント対応点間を第1のフレーム数対第2のフレーム数に分割する点に最も近い代表点を、当該フレームのアンカーポイントとする。
或いは、第2の発明において、前記アンカーポイント設定ステップは、前記キーフレーム、及び、前記アンカーポイントを指定可能なグラフィック・ユーザ・インタフェースを表示させる。
第3の発明は、コンピュータを、複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定装置として機能させるためのプログラムであって、コンピュータを、各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出手段、前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成手段、少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定手段、前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定手段、として機能させるためのプログラムである。
第3の発明において、前記対応点決定手段は、当該フレームの前の前記キーフレームから当該フレームの1つ前のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの前の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第1のアンカーポイント対応点とし、当該フレームの後の前記キーフレームから当該フレームの1つ後のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの後の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第2のアンカーポイント対応点とし、当該フレームから当該フレームの前のキーフレームまでのフレーム数を第1のフレーム数、当該フレームから当該フレームの後のキーフレームまでのフレーム数を第2のフレーム数としたとき、前記第1及び第2のアンカーポイント対応点間を第1のフレーム数対第2のフレーム数に分割する点に最も近い代表点を、当該フレームのアンカーポイントとする。
或いは、第3の発明において、前記アンカーポイント設定手段は、前記キーフレーム、及び、前記アンカーポイントを指定可能なグラフィック・ユーザ・インタフェースを表示させる。
本発明により、ズレのない対応点を決定可能な動画像の輪郭線における対応点決定装置等を提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る対応点決定装置の構成を示すハードウエア構成図 本実施形態に係る対応点決定装置の処理の流れを示すフローチャート 図2のステップ101の輪郭線の抽出処理の詳細を示すフローチャート 入力画像群の一例を示す図 輪郭線の一例を示す図 輪郭線の代表点27の一例を示す図 動画像における輪郭線の代表点の説明図 図2のステップ102の連結リスト作成処理の詳細を示すフローチャート 隣接するフレームの対応点を決定するDPマッチングの説明図 連結リスト30を説明する図 図2のステップ102のアンカーポイントのユーザ設定処理の詳細を示すフローチャート アンカーポイント設定画面例(1)50を示す図 アンカーポイント設定画面例(2)51を示す図 図2のステップ104の対応点決定処理の詳細を示すフローチャート 図2のステップ104の対応点決定処理の詳細を示すフローチャート(続き) 対応点決定処理を説明する図
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る動画像の対応点決定装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る対応点決定装置1のハードウエア構成図である。尚、図1のハードウエア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
対応点決定装置1は、制御部11、記憶部12、メディア入出力部13、通信制御部14、入力部15、表示部16、周辺機器I/F部17等が、バス18を介して接続される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス18を介して接続された各装置を駆動制御し、対応点決定装置1が行う後述する処理を実行する。ROMは、不揮発性メモリであり、対応点決定装置1のブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部12、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部12は、HDD(ハードディスクドライブ)等であり、制御部11が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラムや、後述する処理を対応点決定装置1に実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されている。これらの各プログラムコードは、制御部11により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部13(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)等のメディア入出力装置を有する。
通信制御部14は、通信制御装置、通信ポート等を有し、対応点決定装置1とネットワーク間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワークを介して、他の装置間との通信制御を行う。ネットワークは、有線、無線を問わない。
入力部15は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。入力部15を介して、対応点決定装置1に対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部16は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携して対応点決定装置1のビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
周辺機器I/F(インタフェース)部17は、対応点決定装置1に周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部17を介して対応点決定装置1は周辺機器とのデータの送受信を行う。周辺機器I/F部17は、USBやIEEE1394やRS−232C等で構成されており、通常複数の周辺機器I/Fを有する。周辺機器との接続携帯は有線、無線を問わない。
バス18は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
図2は、対応点決定装置1が実行する輪郭線の対応点決定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ101において、対応点決定装置1の制御部11(以下、制御部11ともいう。)は、動画像の入力画像群を読み込み、動画像の被写体の輪郭線を抽出する処理を実行する。輪郭線の抽出処理(ステップ101)の詳細については後述する。
動画像は複数のフレームの2次元画像等からなる。
次に、ステップ102において、制御部11は、ステップ101により抽出された輪郭線の情報を元に、隣接するフレームの輪郭線の対応点を示す連結リストを作成する連結リスト作成処理を実行する。
連結リスト作成処理(ステップ102)の詳細については後述する。
次に、ステップ103において、制御部11は、動画像を構成する複数のフレームからキーフレームを少なくとも2つ選択し、キーフレームの被写体の輪郭線上で対応する点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイントのユーザ設定処理を実行する。
アンカーポイントのユーザ設定処理(ステップ103)の詳細については後述する。
次に、ステップ104において、制御部11は、ステップ102において作成した連結リストと、ステップ103において設定されたアンカーポイントの情報を元に、キーフレーム間の各フレームの対応点を決定する処理を実行する。
対応点決定処理(ステップ104)の詳細については後述する。
図3は、図2のステップ101の輪郭線の抽出処理の詳細を説明するフローチャートである。また、図4〜図7は、輪郭線の抽出処理を説明する図であり、図4〜図7を参照して輪郭線の抽出処理について説明する。
まず、ステップ111において、制御部11は、対応点決定装置1に2次元画像Pの被写体のマスク画像Mを得る。
図4は、入力画像群を説明する図であり、図4(a)は、複数のフレームからなる動画像の2次元画像Pのうちの5フレーム分の2次元画像P〜P((A)〜(E))を示している。例えば、単位時間当たり所定のフレーム数(通常、1秒間に30フレーム)のカラー静止画像が含まれており、各画素がRGB各256段階の階調を持つ。
例えば、図4(A)の2次元画像Pは、サッカーをしている1人の人を被写体としており、図4(B)の2次元画像Pは、図4(A)の2次元画像Pと同様の被写体の他にもう一人の人からなる2つの被写体で構成されている。図4(C)〜(E)の2次元画像P〜Pは、図4(A)の2次元画像Pと同様の1つの被写体で構成されている。
マスク画像Mは、動画像の各フレームの2次元画像Pを構成する特定の被写体を識別するための2値化画像である。マスク画像Mは、2次元画像Pに基づいてフォトレタッチソフトなどを用いて手作業で生成してもよいし、別途ソフトウエアを用いて自動的に生成してもよい。
図4(b)は、図4(a)に示した2次元画像P〜P((A)〜(E))におけるサッカーをしている1人の被写体に関するマスク画像M〜M((A)〜(E))を示す図である。
次に、制御部11は、ステップ111で得たマスク画像Mの輪郭線を求める(ステップ112)。
輪郭線は、マスク画像Mの2値の境界を示す線である。輪郭線は、制御部11が輪郭線検出処理を行って生成するようにしてもよいし、ユーザがマウス等を使用して入力してもよい。
図5は、図4(b)((A)〜(E))のマスク画像M〜Mについての輪郭線21〜25を示す図である。輪郭線21〜25は、いずれも1ストロークで描画されている。
次に、制御部11は、ステップ112で得た輪郭線21〜25の代表点27を求める(ステップ113)。代表点27は、1ストロークからなる輪郭線21〜25に多角形近似処理を施すことにより、多角形の頂点として得ることができる。
図6は、図5(A)に示したマスク画像Mの輪郭線21の代表点a(i=1〜m)27を示す図である。図5(A)に示したマスク画像Mの輪郭線21に多角形近似処理を施し、頂点として得られた点が代表点a(i=1〜m)27である。
代表点a(i=1〜m)27は、例えば、同図に示すように、輪郭線21のマスク画像上での最上部、かつ、最も左に位置する代表点を代表点aとし、矢印A方向に左回りに順に代表点a、a、・・・とし、輪郭線21を一周して、代表点aの右側の代表点aをとする。
ステップ113では、制御部11は、動画像に含まれる全ての被写体について、当該被写体が含まれる全フレームの当該被写体の輪郭線の代表点27を求める。
図7は、複数のフレームからなる動画像における1つの被写体の輪郭線の代表点を説明する図である。
1つの被写体が、動画像における当該被写体の開始フレーム28から終了フレーム29までに連続して含まれているとする。
その場合、開始フレーム28から終了フレーム29までの各フレームについて、当該被写体の輪郭線の代表点27が求められる。
例えば、開始フレーム28のマスク画像Mの輪郭線21の代表点は代表点a〜aであり、終了フレーム29のマスク画像Mの輪郭線25の代表点は代表点d〜dであり、代表点の数は、各フレームによって異なる。
これは、各フレームの輪郭線の多角形近似処理による頂点の数が異なるからである。
以上の輪郭線の抽出処理(図2のステップ101:図3のステップ111〜ステップ113)により、動画像の被写体について、各フレームの輪郭線の代表点27が抽出され、制御部11は、抽出された各代表点の位置座標が記憶部12に格納する。
次に、制御部11は、図2のステップ102において、図2のステップ101により抽出された輪郭線の代表点の位置座標を元に、隣接するフレームの輪郭線の対応点を示す連結リストを作成する連結リスト作成処理を実行する。
図8は、図2のステップ102の連結リスト作成処理の詳細を説明するフローチャートである。
まず、制御部11は、フレーム番号を示す変数fに開始フレーム28のフレーム番号を代入する(ステップ121)。変数fは、連結リストを作成するフレームの番号を示す。連結リストは、被写体の輪郭線の代表点27が存在する開始フレーム28から終了フレーム29間の各フレームについて作成される。
次に、制御部11は、記憶部12に格納されているフレームfの代表点ai (i=1、2、・・・、I)の座標を読み込む(ステップ122)。代表点aiの個数はI個であるとする。
次に、制御部11は、フレームfが開始フレーム28であるか否かを判定する(ステップ123)。
フレームfが開始フレーム28でない場合には(ステップ123のNo)、ステップ124、ステップ125の処理を実行し、フレームfと隣接する前のフレームf−1の代表点の対応関係を示す連結リストを作成する。一方、フレームfが開始フレーム28の場合には(ステップ123のYes)、前のフレームは存在しないので、ステップ124、125をスキップしてステップ126に進む。
ステップ124において、制御部11は、隣接する前のフレームf−1の代表点b (j=1、2、・・・、J)の座標を読み込む。代表点bの個数はJ個であるとする。
ステップ125において、制御部11は、フレームfの代表点aiと隣接する前のフレームの代表点bについてDPマッチング処理を行い、フレームfの各代表点aiについてのフレームf−1の対応点候補bを求め、連結リストとして記憶部12に格納する。
図9は、DPマッチングを説明する図、図10は、連結リストを説明する図である。
図9(a)に示すように、フレームfの輪郭線の各代表点ai (i=1、2、・・・、I)
について、隣接する前のフレームf−1の代表点b (j=1、2、・・・、J)から対応点を求めるDPマッチング処理について説明する。
フレームfの代表点aiとフレームf−1の代表点bとの対応付けを次式で表す。
Figure 0006098286
DPマッチングとは、式(1)を最適化する問題である。
フレームfの代表点aiとフレームf−1の代表点bとの対応付けのコストdを次式で表す。
Figure 0006098286
このとき、次式(3)を最小化するuを求めればよい。
Figure 0006098286
この最適化問題は、図9(b)に示すように、横軸にフレームfの代表点aiの番号i(i=1、2、・・・、I)、縦軸にフレームf−1の代表点bの番号j(j=1、2、・・・、J)とするDP平面35における最適経路問題に置き換えることができる。
格子点(1、1)を始点として格子点(i、j)に至るまでの累積コストg(i、j)を次式(4)で表し、各格子点における累積コストg(i、j)を計算する。
Figure 0006098286
このとき、次式(5)は、格子点(i、j)に至るパスの中で累積コストが最小となるパスを選択する式である。各格子点において、どのパスを選択したかをラベルとして記憶しておく。
Figure 0006098286
各格子点の累積コストg(i、j)を求めた後、i=Iにおける格子点の累積コストg(I、j)を最小にするj=uを開始点として、i=I−1、I−2、・・・、1の順に格子点の累積コストg(i、j)を最小にするj=uを探索することにより、u、u、・・・、uを決定する。
これにより、フレームfの代表点a、a、・・・、aについてのフレームf−1のI個の対応点候補b(j=u、u、・・・、u)が求まる。
図10は、連結リストを説明する図である。
図10(a)は、フレームfの輪郭線の代表点と、隣接するフレームf−1、フレームf+1の代表点の対応点候補例を説明する図である。
制御部11が図8のステップ125を実行することにより、フレームfの代表点a、a、a、a、a、aの各々に対応する、隣接する前のフレームf−1の対応点候補b、b、b、b、b、bが求まり、図10(b)に示すように、フレームfの連結リスト30として、フレームfの代表点a、a、a、a、a、a31に対する前フレームf−1の対応点候補b、b、b、b、b、b32が記憶部12に格納される。
図8に戻って、次に、制御部11は、ステップ126において、フレームfが終了フレーム29か否かを判定する。
フレームfが終了フレーム29でない場合には(ステップ126のNo)、ステップ127、ステップ128の処理を実行し、フレームfと隣接する後のフレームf+1の代表点の対応関係を示す連結リストを作成する。一方、フレームfが終了フレーム29の場合には(ステップ126のYes)、後のフレームは存在しないので連結リスト作成処理を終了する。
ステップ127において、制御部11は、隣接する後のフレームf+1の代表点c(k=1、2、・・・、K)の座標を読み込む。フレームf+1の代表点cの個数はk個であるとする。
ステップ128において、制御部11は、フレームfの代表点aiと隣接する後のフレームの代表点cについて前述の前のフレームf−1との場合と同様にDPマッチング処理を行い、フレームfの各代表点aiについてのフレームf+1の対応点候補cを求め、連結リストとして記憶部12に格納する。
図10(a)に示すように、フレームfの代表点a、a、a、a、a、aとフレームf+1の代表点c、c、c、c、c、c、c、c、c、c10、c11との対応関係を、代表点間の距離をコストとした累積コストを最小にするようにDPマッチングを実行することにより、代表点間の対応関係が例えば、a−c、a−c、a−c、a−c、a−c、a−c11のように求まる。
これにより、図10(b)に示すように、フレームfの連結リスト30として、フレームfの代表点a、a、a、a、a、a31に対する後フレームf+1の対応点候補c、c、c、c、c、c1133が記憶部12に格納される。
図8に戻って、次に、制御部11は、ステップ129において、フレーム番号の変数fを1インクリメントし、ステップ122に戻り、ステップ122〜129の処理を繰り返す。
フレームfが終了フレーム29の場合には、ステップ124、ステップ125により前フレームf−1の対応点候補bを決定し、連結リスト32を作成した後、ステップ126が「Yes」となり、全フレームについての連結リスト30の作成を完了する。
図10(c)は、図10(a)のフレームf+1についての連結リスト30’の例を示している。
フレームf+1の代表点cの個数は11個、前フレームfの代表点aの個数は6個のため、フレームf+1の代表点c〜c1131についての前フレームfの対応点候補32は重複するものが存在する。すなわち、代表点cおよびcの対応点候補32がどちらもaということが起こりうる。
全フレームの連結リスト30の作成が完了すると、制御部11は、図2のステップ103に進み、アンカーポイントのユーザ設定処理を実行する。
図11は、アンカーポイントのユーザ設定処理(ステップ103)の詳細を示すフローチャートである。
アンカーポイントは、マスク画像の輪郭線に沿っていくつか設定される点であり、本実施形態の対応点決定装置1では、2つ以上のキーフレームで対応するアンカーポイントを設定することにより、キーフレーム間のフレームについてアンカーポイントに対応する対応点を決定する。
まず、制御部11は、表示部16に、アンカーポイント入設定画面50を表示させる(ステップ131)。
図12、図13は、アンカーポイント設定画面例50を示す図である。
図12、図13の例の場合、アンカーポイント設定画面50、50’には、画面表示領域51、マスク切り替えプルダウン52、フレーム選択スライダ53、アンカーポイント設定用表示領域54、アンカーポイント設定用ボタン55、56、キーフレーム設定用ボタン58、59、終了ボタン57が表示されている。
画面表示領域51には、マスク切り替えプルダウン52で選択されたマスク画像について、フレーム選択スライダ53で選択されたフレームのマスク画像が表示される。
アンカーポイント設定用表示領域54には、設定するアンカーポイントの番号(例えば、「アンカーポイント1」)、及び、マウス切り替えプルダウン52で選択されたマスク画像が存在するフレームの範囲が表示される。
次に、制御部11は、新規のアンカーポイント番号を設定させる(ステップ132)。
アンカーポイント設定ボタン群の新規設定ボタン55をユーザがクリックすることにより、新規に作成するアンカーポイント番号(例えば、「アンカーポイント1」が設定され、アンカーポイント設定用表示領域54に表示される。
次に、制御部11は、キーフレームFを選択させる(ステップ133)。
フレーム選択スライダ53をスライドさせることにより、選択されたフレームのマスク画像が画像表示領域51に表示されるので、ユーザは、フレーム選択スライダ53をスライドさせてアンカーポイントを設定したいフレームを探し、キーフレームとしてキーフレーム設定ボタン58をクリックすることによりキーフレームを設定することが可能である。
図12の例では、キーフレームF40が設定され、画像表示画面にはキーフレームF40のマスク画像の輪郭線21が表示されている。
次に、制御部11は、第1のアンカーポイントAP48をキーフレームF40の輪郭線上に設定させる(ステップ134)。
画像表示エリア51に表示されているマスク画像の輪郭線21上を、例えばマウス等のポインティングデバイスによりカーソル(矢印)45を合わせて移動させると、輪郭線21上の代表点の位置にアンカーポイントを指定することが可能になり、所望の位置にカーソルを合わせて例えばマウスのボタンをクリックすることにより、アンカーポイントAP48が設定できる。
1つのアンカーポイント番号について、対応するアンカーポイントAPは少なくとも2つのキーフレームで指定する必要がある。
次に、ステップ135において、制御部11は、新たなキーフレームFにアンカーポイントAPを設定するか否かを判定する。例えば、1つのアンカーポイント番号(例えば「アンカーポイント1」)に対して1つのキーフレームのアンカーポイントしか設定されていない場合には、ステップ135は「Yes」となり、ステップ133に戻って新たなキーフレームF(例えばキーフレームF41)を設定させ、ステップ134において、対応するアンカーポイントAPを設定させるようにすればよい。
図13は、アンカーポイント番号1について第2のキーフレームF41を設定し、第1のキーフレームF40のアンカーポイントAP48に対応するアンカーポイントAP49を設定しているアンカーポイント設定画面例50’を示している。
同じアンカーポイント番号(例えば「アンカーポイント1」)について3つ以上のキーフレームを設けて、対応するアンカーポイントを設定するようにしてもよい。
この場合、ステップ135が「Yes」となり、ステップ133〜135の処理を繰り返す。
同一のアンカーポイント番号に対して新たなキーフレームを設定しない場合(ステップ135の「No」)、制御部11は、新たなアンカーポイント番号を設定するか否かを判定し(ステップ136)、新たにアンカーポイント番号を設定する場合には(ステップ136のYes)、ステップ132に戻り、ステップ132〜136の処理を繰り返す。
新たなアンカーポイント番号を設定しない場合(ステップ136のNo)は、アンカーポイントのユーザ設定処理(図2のステップ103)を終了する。
アンカーポイントのユーザ設定処理(図2のステップ103)が終了すると、制御部11は、次に、対応点決定処理を実行する(図2のステップ104)。
図14、図15は、対応点決定処理(図2のステップ104)の詳細を説明するフローチャートである。また、図16は、対応点Qの求め方を説明する図である。
対応点決定処理(図2のステップ104)では、連結リスト作成処理(図2のステップ102及び図8)で作成した連結リスト30と、アンカーポイントのユーザ設定処理(図2のステップ103及び図11)で設定された複数のキーフレームで対応するアンカーポイントAPを使用してキーフレーム間のアンカーポイント対応点を決定する。
今、2つのキーフレームF40とF41にそれぞれ設定したアンカーポイントAP48、AP49に基づいて、2つのキーフレーム間のフレームについてのアンカーポイント対応点Q60を求めるものとする。
図16(a)に示すように、キーフレームFとキーフレームFの間にある全てのフレームについて、アンカーポイントAPの対応点Q60を決定する。
まず、制御部11は、対応点Q60を決定するフレームfの初期値として「F+1」を設定する(ステップ141)。
次に、制御部11は、キーフレームF40の連結リスト30を読み込み、アンカーポイントAP48を代表点31として、1つ後のフレームF+1の対応点候補33を読み出し、ap68とする(ステップ142)。
制御部11は、次に、処理で使用する数値Iとインデックスiを設定する(ステップ143)。
数値Iは、対応点Q60を決定するフレームfとキーフレームFとの間のフレーム数を示し、インデックスiには初期値1を設定する。
次に、制御部11は、インデックスiが数値Iよりも小さいか否かを判定し(ステップ144)、小さい場合には(ステップ144のYes)、フレームF+iのフレームの連結リスト30を読み込み、先に求めたap68を代表点31として、後のフレームの対応点候補33を読み出し、再度ap68とする(ステップ145)。
次に、制御部11は、インデックスiを1インクリメントし、ステップ144に戻る。
ステップ144〜ステップ146により、図16(a)に示すように、キーフレームFから、対応点Q60を決定するフレームfまでの各連結リスト30を順次参照して、アンカーポイントAP48に対応する対応点候補を順を追って探索し、ステップ144でi=Iになった時点で(ステップ144のNo)、対応点Q60を決定するフレームfにおける対応点候補ap68を得る。
次に、制御部11は、キーフレームFから対応点Q60を決定するフレームfまで遡って、キーフレームFのアンカーポイントAP49に対応するフレームfにおける対応点候補ap69を得る処理を実行する(ステップ147〜ステップ151)。
すなわち、まず、キーフレームF41の連結リスト30を読み込み、アンカーポイントAP49を代表点31として、1つ前のフレームF−1の対応点候補32を読み出し、ap69とする(ステップ147)。
制御部11は、次に、処理で使用する数値Jとインデックスjを設定する(ステップ148)。
数値Jは、対応点Q60を決定するフレームfとキーフレームFとの間のフレーム数を示し、インデックスjには初期値1を設定する。
次に、制御部11は、インデックスjが数値Jよりも小さいか否かを判定し(ステップ149)、小さい場合には(ステップ149のYes)、フレームF−jのフレームの連結リスト30を読み込み、先に求めたap69を代表点31として、前のフレームの対応点候補32を読み出し、再度ap69とする(ステップ150)。
次に、制御部11は、インデックスjを1インクリメントし、ステップ149に戻る。
ステップ149〜ステップ151により、図16(a)に示すように、キーフレームFから、対応点Q60を決定するフレームfまでの各連結リスト30を順次遡って参照して、アンカーポイントAP49に対応する対応点候補を順を追って探索し、ステップ148でj=Jになった時点で(ステップ149のNo)、対応点Q60を決定するフレームfにおける対応点候補ap69を得る。
次に、制御部11は、図15のステップ152に進み、図16(b)に示すように、対応点Q60を決定するフレームfの対応点候補ap68及びap69を結ぶ直線をI:Jに分割する点に最も近い代表点を抽出し、対応点Q60とする。
以上の処理により、フレームfについての、アンカーポイントAP48及びAP49との対応点Q60が決定され、制御部11は、対応点Q60の座標を記憶部12に格納する。
次に、制御部11は、fを1インクリメントし(ステップ153)、fがキーフレームFよりも小さいか否かを判定し(ステップ154)、小さい場合(ステップ154のYes)は、図14のステップ142に戻り、ステップ142〜ステップ154の処理を繰り返す。
これにより、キーフレームFとFの間の全てのフレームfについての対応点Q60を決定することが可能になる。
以上の処理により、本実施形態に係る対応点決定装置1は、連結リスト30と、アンカーポイントAPを使用することにより、隣接する前後のフレームの対応関係だけでなく、2つのキーフレームに設定したアンカーポイントに基づいた対応点Qを決定することが可能になり、精度の高いズレのない対応点決定を可能とする。これにより、輪郭線の堅牢な対応付けが可能になる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1…………対応点決定装置
21、22、23、24、25………輪郭線
27………代表点
28………開始フレーム
29………終了フレーム
30………連結リスト
32………前のフレームの対応点候補
33………後のフレームの対応点候補
40、41………キーフレーム
48、49………アンカーポイント
60………対応点

Claims (6)

  1. 複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定装置であって、
    各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出手段と、
    前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成手段と、
    少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定手段と、
    前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定手段と、
    を具備し、
    前記対応点決定手段は、当該フレームの前の前記キーフレームから当該フレームの1つ前のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの前の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第1のアンカーポイント対応点とし、当該フレームの後の前記キーフレームから当該フレームの1つ後のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの後の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第2のアンカーポイント対応点とし、当該フレームから当該フレームの前のキーフレームまでのフレーム数を第1のフレーム数、当該フレームから当該フレームの後のキーフレームまでのフレーム数を第2のフレーム数としたとき、前記第1及び第2のアンカーポイント対応点間を第1のフレーム数対第2のフレーム数に分割する点に最も近い代表点を、当該フレームのアンカーポイントとする
    ことを特徴とする対応点決定装置。
  2. 複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定装置であって、
    各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出手段と、
    前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成手段と、
    少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定手段と、
    前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定手段と、
    を具備し、
    前記アンカーポイント設定手段は、前記キーフレーム、及び、前記アンカーポイントを指定可能なグラフィック・ユーザ・インタフェースを表示させる
    ことを特徴とする対応点決定装置。
  3. 複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定方法であって、
    コンピュータが、
    各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出ステップと、
    前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成ステップと、
    少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定ステップと、
    前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定ステップと、
    を実行し、
    前記対応点決定ステップは、当該フレームの前の前記キーフレームから当該フレームの1つ前のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの前の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第1のアンカーポイント対応点とし、当該フレームの後の前記キーフレームから当該フレームの1つ後のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの後の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第2のアンカーポイント対応点とし、当該フレームから当該フレームの前のキーフレームまでのフレーム数を第1のフレーム数、当該フレームから当該フレームの後のキーフレームまでのフレーム数を第2のフレーム数としたとき、前記第1及び第2のアンカーポイント対応点間を第1のフレーム数対第2のフレーム数に分割する点に最も近い代表点を、当該フレームのアンカーポイントとする
    ことを特徴とする対応点決定方法。
  4. 複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定方法であって、
    コンピュータが、
    各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出ステップと、
    前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成ステップと、
    少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定ステップと、
    前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定ステップと、
    を実行し、
    前記アンカーポイント設定ステップは、前記キーフレーム、及び、前記アンカーポイントを指定可能なグラフィック・ユーザ・インタフェースを表示させる
    ことを特徴とする対応点決定方法。
  5. コンピュータを、複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定装置として機能させるためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出手段、
    前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成手段、
    少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定手段、
    前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定手段、
    として機能させ
    前記対応点決定手段は、当該フレームの前の前記キーフレームから当該フレームの1つ前のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの前の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第1のアンカーポイント対応点とし、当該フレームの後の前記キーフレームから当該フレームの1つ後のフレームまでの各フレームの前記連結リストを順に参照して、当該フレームの後の前記キーフレームの前記アンカーポイントに対応する当該フレームの代表点を求め第2のアンカーポイント対応点とし、当該フレームから当該フレームの前のキーフレームまでのフレーム数を第1のフレーム数、当該フレームから当該フレームの後のキーフレームまでのフレーム数を第2のフレーム数としたとき、前記第1及び第2のアンカーポイント対応点間を第1のフレーム数対第2のフレーム数に分割する点に最も近い代表点を、当該フレームのアンカーポイントとする
    ことを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータを、複数のフレームの2次元画像から成る動画像の被写体について、前記被写体の輪郭線上の対応点を決定する対応点決定装置として機能させるためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    各フレームの前記被写体の輪郭線を多角形近似した複数の頂点を前記各フレームの前記被写体の代表点として抽出する代表点抽出手段、
    前記各フレームについて、前記各フレームの各代表点と、隣接するフレームの代表点との対応関係を記述した連結リストを作成する連結リスト作成手段、
    少なくとも2つのキーフレームを選択させ、各キーフレームの対応する代表点をアンカーポイントとして指定させるアンカーポイント設定手段、
    前記キーフレーム間の各フレームについて、前記キーフレームのアンカーポイントと、前記キーフレームと前記キーフレーム間の各フレームの連結リストから、前記キーフレーム間の各フレームのアンカーポイントを決定する対応点決定手段、
    として機能させ、
    前記アンカーポイント設定手段は、前記キーフレーム、及び、前記アンカーポイントを指定可能なグラフィック・ユーザ・インタフェースを表示させる
    ことを特徴とするプログラム。
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