JP2002160555A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JP2002160555A
JP2002160555A JP2000362406A JP2000362406A JP2002160555A JP 2002160555 A JP2002160555 A JP 2002160555A JP 2000362406 A JP2000362406 A JP 2000362406A JP 2000362406 A JP2000362406 A JP 2000362406A JP 2002160555 A JP2002160555 A JP 2002160555A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートスライド時の移動抵抗が低減され、ガ
タがないシートスライド装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 アッパレール120に設けられ、ロアレ
ール110に当接可能で、当接することにより、ローラ
(移動抵抗減少手段)と協力してロアレール110との
間の上下,左右方向のガタをなくすストッパ部205,
205′と、ストッパ部205,205′をロアレール
110に当接する方向に付勢するトーションスプリング
(第1の付勢手段)221,221′と、ロック機構L
が解除され、アッパレール120がロアレール110に
対して移動可能となると、連動してストッパ部205,
205′をトーションスプリング221,221′の付
勢力に抗してロアレール110から離れる方向に移動さ
せるストッパ解除機構とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロア側に設けら
れるロアレールと、該ロアレールに移動可能に係合し、
シートが設けられるアッパレールと、前記アッパレー
ル,前記ロアレールの間に配置され、前記アッパレール
の移動抵抗を少なくする移動抵抗減少手段と、前記アッ
パレールの前記ロアレールに対する移動を禁止するロッ
ク機構と、を有するシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アッパレールとロアレールとの間に、樹
脂やばね等の弾性部材を設け、アッパレールとロアレー
ルとの間のガタを除去するシートスライド装置が、例え
ば実開昭52−128226号公報に記載されている。
【0003】しかし、このような構成のシートスライド
装置においては、常に、弾性部材がアッパレールとロア
レールとを押圧しているので、アッパレールをロアレー
ルに対して移動させる場合に、移動抵抗が大きくなり、
アッパレールの移動操作力が大きくなる問題点がある。
【0004】この問題点を解消するために、図8〜図1
0に示す構成のシートスライド装置が提案されている。
図8は、従来のシートスライド装置の断面図、図9は図
8におけるA−A断面図、図10は図8における矢印X
方向からみたスプリングの掛け方を説明する図である。
【0005】これらの図において、10はフロア側に設
けられる第1のレールとしてのロアレール、20はロア
レール10内に設けられ、シートが設けられる第2のレ
ールとしてのアッパレールである。
【0006】ロアレール10の断面形状は、図9に示す
ように、フロアと対向する基底部11と、この基底部1
1の両側より折曲して上方に延出する第1及び第2の側
壁部12,13と、側壁部12,13の上部より折曲
し、互に近づく方向に延出し、両者の間に隙間Dを形成
する第1及び第2の天面部14,15と、第1及び第2
の天面部14,15の先端部より基底部11方向に延び
る第1及び第2の垂下部16,17とからなっている。
【0007】一方、ロアレール10内に設けられるアッ
パレール20は、ロアレール10の基底部11と対向す
る基底部21と、この基底部21の両側より折曲し、ロ
アレールの第1及び第2の側壁部と対向するように上方
に延出する第1及び第2の側壁部22,23とからなっ
ている。
【0008】そして、アッパレール20の複数の箇所に
は、図8に示すように、第1及び第2の側壁部22,2
3に支持されたシャフト31を有するローラ32が回転
可能に設けられている。このローラ32はアッパレール
の基底部21に形成された穴24を介して、ロアレール
10の基底部11を転動することにより、アッパレール
20はロアレール10に対して移動可能となっている。
【0009】また、アッパレール20の複数の箇所に
は、ロアレール10の側壁部12,13に当接するスラ
イドピース70がねじ71を用いて取り付けられ、ロア
レール10とアッパレール20との左右方向のガタをな
くしている。
【0010】次に、アッパレール20のロアレール10
に対する移動を禁止するロック機構の説明を行なう。図
8に示すように、ロアレール10の基底部11の複数の
箇所には、ロック穴35が形成されている。一方、アッ
パレール20の基底部21には穴36が形成され、この
穴36にはロック穴35に係脱可能な突起40aを有す
るロック部材40を上下方向に案内するガイド部材41
が設けられている。
【0011】アッパレール20の第1及び第2の側壁部
22,23間に支持されたピン51には、ロックレバー
50が回転可能に係合している。このロックレバー50
の一方の端部側には、ロック部材40に設けられたピン
42に遊嵌する長穴52が形成されている。
【0012】ピン51には、中間部がピン51に巻回さ
れ、一方の端部側がロックレバー50に、他方の端部側
がアッパレール20に形成された切片部20aにそれぞ
れ係止されたスプリング56が設けられ、このスプリン
グ56の付勢力により、ロックレバー50は、ロック部
材40の突起40aがロアレール10のロック穴35に
係合する方向に付勢されている。
【0013】次に、アッパレール20には、ロアレール
10とアッパレール20との間の上下方向のガタをなく
す方向にロアレール10とアッパレール20とを押圧す
るストッパスプリング60が設けられている。
【0014】図10に示すように、アッパレール20の
第1及び第2の側壁部22,23には、それぞれ貫通穴
25,26が形成されている。ストッパスプリング60
の一方の端部は、第1の側壁部22の貫通穴26に係合
する第1の係合部61と、第2の側壁部23の貫通穴2
6に係合する第2の係合部62と、第1の係合部61よ
り折曲しロアレール10の第1の垂下部16方向に延出
する第1の延出部63と、第2の係合部62より折曲し
ロアレール10の第2の垂下部17方向に延出する第2
の延出部64と、第1の延出部63,第2の延出部64
間に設けられ、ロアレール10の第1の垂下部16,第
2の垂下部17の先端面を押圧可能な押圧部65とから
なっている。
【0015】ストッパスプリング60は、第1及び第2
の係合部61,62が貫通穴25,26に係合すること
により、押圧部65は、第1及び第2の係合部61,6
2を中心に、第1及び第2の延出部63,64を腕とし
て回転移動可能となっている。
【0016】次に、このストッパスプリング60の押圧
を解除する機構を説明する。80は中間部がアッパレー
ル20の第1及び第2の側壁部22,23間に支持され
たピン81に回転可能に係合する解除レバーである。解
除レバー80の一方の回転端部側には、ストッパスプリ
ング60の押圧部65に係合する係合溝82が形成さ
れ、他方の回転端部側には、ロック部材40に設けられ
たピン42に係合する長穴83が形成されている。尚、
図9において、85はピン81の抜け止めを行なうEリ
ング、86は解除レバー80の位置決めを行なうスペー
サである。
【0017】次に、上記構成に作動を説明する。 (1)非シートスライド時 スプリング56の付勢力により、アッパレール20側の
ロック部材40の突起40aは、ロアレール10側のロ
ック穴35に係合し、アッパレール20のロアレール1
0に対する移動は禁止されている。
【0018】このとき、アッパレール20側に設けられ
たストッパスプリング60の押圧部65はロアレール1
0の第1及び第2の垂下部16,17の先端面を押圧
し、ロアレール10とアッパレール20との上下方向の
ガタをなくしている。
【0019】(2)シートスライド時 操作者が、ロックレバー50の他方の端部側をスプリン
グ56の付勢力に抗して下方向に移動させる。すると、
ロックレバー50は、ピン51を中心に回転し、一方の
回転端部側のロック部材40が上方に移動し、ロック部
材40の突起40aと、ロアレール10側のロック穴3
5との係合が解除され、アッパレール20はロアレール
10に対して移動可能となる。
【0020】同時に、ロック部材40が上方に移動する
ことにより、解除レバー80がピン81を中心に回転
し、一方の回転端部側が下方向に移動し、ストッパスプ
リング60の押圧部65を下に押し下げ、ストッパスプ
リング60のロアレール10に対する押圧を解除する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のシ
ートスライド装置においては、シートスライド時には、
上下方向のガタをとるストッパスプリング60の押圧部
65が解除レバー80により押し下げられて、移動抵抗
が少なくなる。
【0022】しかし、左右方向のガタをとるスライドピ
ース70に関してはなにもしてないので、スライドピー
ス70による摺動抵抗により、アッパレール20の移動
抵抗がまだ若干大きいという問題点がある。
【0023】さらに、スライドピース70とロアレール
10との間には、若干の隙間があり、その隙間分だけガ
タが発生する。本発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その第1の課題は、シートスライド時の移動抵
抗が低減されるシートスライド装置を提供することにあ
る。
【0024】第2の課題は、ガタがないシートスライド
装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、フロア側に設けられるロアレール
と、該ロアレールに移動可能に係合し、シートが設けら
れるアッパレールと、前記アッパレール,前記ロアレー
ルの間に配置され、前記アッパレールの移動抵抗を少な
くする移動抵抗減少手段と、前記アッパレールの前記ロ
アレールに対する移動を禁止するロック機構と、を有す
るシートスライド装置において、前記アッパレールに設
けられ、前記ロアレールに当接可能で、当接することに
より、前記移動抵抗減少手段と協力して前記ロアレール
との間の上下,左右方向のガタをなくすストッパと、該
ストッパを前記ロアレールに当接する方向に付勢する第
1の付勢手段と、前記ロック機構が解除され、前記アッ
パレールが前記ロアレールに対して移動可能となると、
連動して前記ストッパを前記第1の付勢手段の付勢力に
抗して前記ロアレールから離れる方向に移動させるスト
ッパ解除機構とを有することを特徴とするシートスライ
ド装置である。
【0026】前記アッパレールに設けられ、前記ロアレ
ールに当接可能で、当接することにより、前記移動抵抗
減少手段と協力して前記ロアレールとの間の上下,左右
方向のガタをなくすストッパと、該ストッパを前記ロア
レールに当接する方向に付勢する第1の付勢手段と、前
記ロック機構が解除され、前記アッパレールが前記ロア
レールに対して移動可能となると、連動して前記ストッ
パを前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記ロアレー
ルから離れる方向に移動させるストッパ解除機構とを設
けたことにより、非シートスライド時には、ストッパが
第1の付勢手段によりロアレールに当接し、上下左右方
向のガタが完全に除去される。
【0027】シートスライド時には、ロック解除に連動
してストッパ解除機構が作動し、ストッパがロアレール
から離れるので、アッパレールの移動抵抗は、アッパレ
ールに設けられた移動抵抗減少手段による抵抗のみとな
り、シートスライド時の移動抵抗が低減される。
【0028】尚、移動抵抗減少手段としては、アッパレ
ールに回転可能に設けられたローラ,アッパレールとロ
アレールとの間に転動可能に配設された鋼球,低摩擦樹
脂等で作られたスライドピース等があるが限定するもの
ではない。
【0029】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記ロアレールは、長手方向に沿って並設される2
つの垂下部を有し、前記ストッパは、前記2つの垂下部
の先端部に対して下方から当接可能な2つの斜面部を有
し、前記2つの斜面部の傾きの方向は、前記2つの垂下
部に当接した時に、前記ロアレール,アッパレール間の
上下,左右方向のガタがなくなる方向に設定されている
ことを特徴とするシートスライド装置である。
【0030】前記ロアレールは、長手方向に沿って並設
される2つの垂下部を有し、前記ストッパは、前記2つ
の垂下部の先端部に対して下方から当接可能な2つの斜
面部を有することにより、構造が簡単である。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記ロック機構は、前記アッパレールに上下方向に
移動可能に設けられ、前記ロアレールに係脱可能なロッ
ク部材と、前記ロック部材を前記ロアレールに係合する
方向に付勢する第2の付勢手段と、前記ロック部材を前
記第2の付勢手段の付勢力に抗して、前記ロアレールよ
り離れる方向に駆動するレリーズ部材とからなり、前記
ストッパ解除機構は、前記アッパレールの長手方向に沿
って設けられ、一方の端部側に前記ストッパが設けら
れ、中間部は前記アッパレールに回転可能に取り付けら
れ、他方の端部側は、前記ロック機構の前記ロック部材
に係合するレバーであることを特徴とするシートスライ
ド装置である。
【0032】前記ストッパ解除機構は、前記アッパレー
ルの長手方向に沿って設けられ、一方の端部側に前記ス
トッパが設けられ、中間部は前記アッパレールに回転可
能に取り付けられ、他方の端部側は、前記ロック機構の
前記ロック部材に係合するレバーであることにより、構
造が簡単である。
【0033】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。図1は本実施の形態例のシートトラ
ック装置の主要部分の側面図、図2は図1の上面図、図
3は図1のB−B断面図、図4は図1のC−C断面図、
図5は図1のD−D断面図、図6は図1のE−E断面
図、図7は作動を説明する図である。
【0034】(全体構成)図1および図2において、1
10はフロア側に設けられるロアレール、120はロア
レール110内に設けられ、シートが設けられるアッパ
レールである。
【0035】ロアレール110の断面形状は、図3から
図6に示すように、フロアと対向する基底部111と、
この基底部111の両側より折曲して上方に延出する第
1及び第2の側壁部112,113と、側壁部112,
113の上部より折曲し、互に近づく方向に延出し、両
者の間に隙間Dを形成する第1及び第2の天面部11
4,115と、第1及び第2の天面部114,115の
先端部より基底部111方向に向かう第1及び第2の垂
下部116,117とからなっている。
【0036】一方、ロアレール110内に設けられるア
ッパレール120は、第1および第2のアッパレール1
20′,120″からなっている。そして、アッパレー
ル120の複数の箇所には、図2および図3に示すよう
に、第1および第2のアッパレール120′,120″
間に橋渡しされたピン130に回転可能に設けられ、ロ
アレール110の基底部111上を転動するローラ(移
動抵抗減少手段)131が設けられている。
【0037】(ロック機構L)第1および第2のアッパ
レール120′,120″間の間隔が狭められた部分に
は、スペーサ141,143が設けられ、これらスペー
サ141,143の間には、ロック部材151が配設さ
れている。
【0038】このロック部材151の下部には、ロアレ
ール110の基底部111に所定の間隔で複数形成され
たロック穴に係合可能な突起151a,151bが形成
されている。
【0039】図1および図6に示すようにように、ロッ
ク部材151の中間部には、第2のアッパレール12
0″方向に突出する円筒状の突起151cが形成されて
いる。一方、第2のアッパレール120″には、ロック
部材151の突起151cが嵌合し、上下方向に延びる
ガイド穴120a″が形成され、ロック部材151はガ
イド穴120a″に案内されて、上下方向にのみ移動す
るようになっている。
【0040】第2のアッパレール120″の外側(ロア
レール110の第2の側壁部113側)には、レリーズ
プレート(レリーズ部材)161が配設されている。こ
のレリーズプレート161には、ロック部材151の突
起151cが嵌合し、突起151cが当接する斜面16
1aを有する略三角形状の穴161bが形成されてい
る。
【0041】従って、このレリーズプレート161を図
1において、矢印I方向に移動させることにより、ロッ
ク部材151は上下方向に移動し、ロック部材151の
突起151a,151bがロアレールのロック穴に係脱
するようになっている。
【0042】図1,図2,図5に示すように、ピン17
1が第1のアッパレール120′,スペーサ143,第
2のアッパレール120″を挿通するように設けられて
いる。このピン171は、レリーズプレート161に形
成された横方向の長穴161cを挿通し、長穴161c
を挿通したその先端部には、トーションスプリング(第
2の付勢手段)181の中間部が巻回されている。トー
ションスプリング181の一方の端部側は、第2のアッ
パレール120″に係止され、他方の端部側は、ロック
部材151の突起151cに係止され、ロック部材15
1の突起151a,151bがロアレール110のロッ
ク穴に係合する方向に付勢している。
【0043】また、図1および図2に示すように、同様
な機構がスペーサ141側にも設けられているが、同一
部分には、同一符号に「′(ダッシュ)」を付し、重複
する説明は省略する。
【0044】(ストッパとストッパ解除機構)図1,図
2,図4に示すように、アッパレール120の第1アッ
パレール120′と、第2のアッパレール120″とに
は、両者を橋渡しするようにピン191が設けられてい
る。
【0045】このピン191にストッパレバー201の
基端部側が回転可能に係合している。ストッパレバー2
01の一方の端部側は、第2のアッパレール120″と
対向し、ピン191が挿通する穴が形成された第1の面
203と、第1の面203から折曲され、第1のアッパ
レール120′側へ向かうストッパ部205と、ストッ
パ部205から折曲され、第1のアッパレール120′
と対向し、ピン191が挿通する穴が形成された第2の
面207とからなる略「コ」字形状となっている。
【0046】ストッパレバー201の他方の端部側はロ
ック部材151方向に延出し、ロック部材151に設け
られたピン153に上方から当接するように形成されて
いる。
【0047】ストッパレバー201のストッパ部(スト
ッパ)205は、図4に示すように、ロアレール110
の2つの垂下部、すなわち、第1および第2の垂下部1
16,117の先端部に対して下方から当接可能な斜面
を有する第1および第2の斜面部211,213を有
し、第1および第2の斜面部211,213の傾きの方
向は、これらが第1および第2の垂下部116,117
に当接した時に、ロアレール110,アッパレール12
0間の上下,左右方向のガタがなくなる方向に設定され
ている。
【0048】さらに、ピン191にはトーションスプリ
ング221(第1の付勢手段)の中間部が巻回され、こ
のトーションスプリング221の一方の端部は第2のア
ッパレール120″に係止され、他方の端部はストッパ
レバー201に係止され、ストッパレバー201のスト
ッパ部205の第1および第2の斜面部211,213
がロアレール110の第1および第2の垂下部116,
117に当接する方向に付勢している。
【0049】尚、215は第1および第2のアッパレー
ル120′,120″に設けられ、ストッパレバー20
1の基端部側に当接可能で、ストッパレバー201のス
トッパ部205のロアレール110の第1および第2の
垂下部116,117方向の回転を規制するストッパピ
ンである。
【0050】また、図1および図2に示すように、同様
な機構がスペーサ141側にも設けられているが、同一
部分には、同一符号に「′(ダッシュ)」を付し、重複
する説明は省略する。
【0051】次に、上記構成に作動を説明する。 (1) 非シートスライド時 トーションスプリング181,181′の付勢力によ
り、アッパレール120側のロック部材151の突起1
51a,151bは、ロアレール110側のロック穴に
係合し、アッパレール120のロアレール110に対す
る移動は禁止されている。
【0052】このとき、アッパレール120側に設けら
れたストッパレバー201,201′は、トーションス
プリング221,221′の付勢力により、ストッパ部
205,205′の第1および第2の斜面部211,2
11′,213,213′がロアレール110の第1お
よび第2の垂下部116,117に当接し、上下左右方
向のガタが完全に除去される。
【0053】(2) シートスライド時 操作者が、レリーズプレート161を図1において左方
向に移動させると、レリーズプレート161の穴161
bの斜面161aにより、ロック部材151が上方に移
動し、ロック部材151の突起151a,151bがロ
アレール110側のロック穴から離脱し、アッパレール
120がロアレール110に対して移動可能となる。
【0054】このロック機構Lの作動に連動して、すな
わち、ロック部材151が上方に移動すると、図7に示
すように、ピン153を介してストッパレバー201の
回転端部側が上方に押され、基端部側のストッパ部20
5が下降し、ストッパ部205の第1および第2の斜面
部211,213のロアレール110の第1および第2
の垂下部116,117への当接が解除される。
【0055】尚、スペーサ141側も同様である。上記
構成によれば、以下のような効果を得ることができる。 (1)シートスライド時のアッパレール120の移動抵
抗は、アッパレール120に設けられたローラ131
(移動抵抗減少手段)による抵抗のみとなり、シートス
ライド時の移動抵抗が低減される。
【0056】(2)ロアレール110は、第1および第
2の垂下部116,117を有し、ストッパレバー20
1,201′のストッパ部205,205′には、第1
および第2の垂下部116,117の先端部に対して下
方から当接可能な第1および第2の斜面部211,21
1′,213,213′を有することにより、構造が簡
単である。
【0057】(3)ストッパ解除機構として、一方の端
部側にストッパ部205,205′が設けられ、中間部
はピン191,191′を用いてアッパレール120に
回転可能に取り付けられ、他方の端部側は、ロック機構
Lのロック部材151にピン153,1533′に当接
するストッパレバーとしたことにより、構造が簡単であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、前記アッパレールに設けられ、前記ロアレール
に当接可能で、当接することにより、前記移動抵抗減少
手段と協力して前記ロアレールとの間の上下,左右方向
のガタをなくすストッパと、該ストッパを前記ロアレー
ルに当接する方向に付勢する第1の付勢手段と、前記ロ
ック機構が解除され、前記アッパレールが前記ロアレー
ルに対して移動可能となると、連動して前記ストッパを
前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記ロアレールか
ら離れる方向に移動させるストッパ解除機構とを設けた
ことにより、非シートスライド時には、ストッパが第1
の付勢手段によりロアレールに当接し、上下左右方向の
ガタが完全に除去される。
【0059】シートスライド時には、ロック解除に連動
してストッパ解除機構が作動し、ストッパがロアレール
から離れるので、アッパレールの移動抵抗は、アッパレ
ールに設けられた移動抵抗減少手段による抵抗のみとな
り、シートスライド時の移動抵抗が低減される。
【0060】請求項2記載の発明によれば、前記ロアレ
ールは、長手方向に沿って並設される2つの垂下部を有
し、前記ストッパは、前記2つの垂下部の先端部に対し
て下方から当接可能な2つの斜面部を有することによ
り、構造が簡単である。
【0061】請求項3記載の発明によれば、前記ストッ
パ解除機構は、前記アッパレールの長手方向に沿って設
けられ、一方の端部側に前記ストッパが設けられ、中間
部は前記アッパレールに回転可能に取り付けられ、他方
の端部側は、前記ロック機構の前記ロック部材に係合す
るレバーであることにより、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例のシートトラック装置の主要部
分の側面図である。
【図2】図2は図1の上面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】図1のD−D断面図である。
【図6】図1のE−E断面図である。
【図7】作動を説明する図である。
【図8】従来のシートスライド装置の断面図である。
【図9】図8におけるA−A断面図である。
【図10】図8における矢印X方向からみたスプリング
の掛け方を説明する図である。
【符号の説明】
110 ロアレール 120 アッパレール 201 ストッパレバー 205 ストッパ部(ストッパ) 221,221′ トーションスプリング(第1の付勢
手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア側に設けられるロアレールと、該
    ロアレールに移動可能に係合し、シートが設けられるア
    ッパレールと、前記アッパレール,前記ロアレールの間
    に配置され、前記アッパレールの移動抵抗を少なくする
    移動抵抗減少手段と、前記アッパレールの前記ロアレー
    ルに対する移動を禁止するロック機構と、を有するシー
    トスライド装置において、 前記アッパレールに設けられ、前記ロアレールに当接可
    能で、当接することにより、前記移動抵抗減少手段と協
    力して前記ロアレールとの間の上下,左右方向のガタを
    なくすストッパと、 該ストッパを前記ロアレールに当接する方向に付勢する
    第1の付勢手段と、 前記ロック機構が解除され、前記アッパレールが前記ロ
    アレールに対して移動可能となると、連動して前記スト
    ッパを前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記ロアレ
    ールから離れる方向に移動させるストッパ解除機構と、 を有することを特徴とするシートスライド装置。
  2. 【請求項2】 前記ロアレールは、長手方向に沿って並
    設される2つの垂下部を有し、 前記ストッパは、前記2つの垂下部の先端部に対して下
    方から当接可能な2つの斜面部を有し、 前記2つの斜面部の傾きの方向は、前記2つの垂下部に
    当接した時に、前記ロアレール,アッパレール間の上
    下,左右方向のガタがなくなる方向に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のシートスライド装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック機構は、 前記アッパレールに上下方向に移動可能に設けられ、前
    記ロアレールに係脱可能なロック部材と、 前記ロック部材を前記ロアレールに係合する方向に付勢
    する第2の付勢手段と、 前記ロック部材を前記第2の付勢手段の付勢力に抗し
    て、前記ロアレールより離れる方向に駆動するレリーズ
    部材とからなり、 前記ストッパ解除機構は、 前記アッパレールの長手方向に沿って設けられ、一方の
    端部側に前記ストッパが設けられ、中間部は前記アッパ
    レールに回転可能に取り付けられ、他方の端部側は、前
    記ロック機構の前記ロック部材に係合するレバーである
    ことを特徴とする請求項1記載のシートスライド装置。
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