JP2002158247A - 半田バンプの形成方法 - Google Patents

半田バンプの形成方法

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JP2002158247A JP2000355409A JP2000355409A JP2002158247A JP 2002158247 A JP2002158247 A JP 2002158247A JP 2000355409 A JP2000355409 A JP 2000355409A JP 2000355409 A JP2000355409 A JP 2000355409A JP 2002158247 A JP2002158247 A JP 2002158247A
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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の半田バンプを同一ワークの異なる
電極上に同一形成過程で形成することができる半田バン
プの形成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 組成が異なる複数種類の半田バンプを半
導体素子1の異なる電極2a,2b上に同一形成過程で
形成する半田バンプの形成方法において、内側の電極2
a上には予め低融点化元素を含む半田ペースト4Aを塗
布しておき、全ての電極2a,2bに高融点型半田の半
田ボール7を供給する。リフローにおいて、電極2a上
では半田ボール7が溶融した溶融半田中に半田ペースト
4Aの低融点化元素が溶け込んで一体化し低融点型の半
田バンプ9Aが、電極2b上では高融点型半田の半田バ
ンプ9Bが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の外部接
続用の複数の電極上に半田バンプを形成する半田バンプ
の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品の基板への実装には、半田バン
プによる方法が広く用いられている。この方法は電子部
品に予め半田の突出電極である半田バンプを形成してお
き、この半田バンプを基板の回路電極に半田接合するも
のである。近年鉛による環境汚染防止の観点から、従来
用いられていたスズ・鉛系の半田に替えて、鉛を成分と
して含まない鉛フリー型の半田が用いられるようになっ
ており、半田バンプ形成にもこのタイプの半田が採用さ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この鉛
フリー型の半田を半田バンプ形成に用いた場合には、以
下に説明するような不具合が生じていた。一般に鉛フリ
ー型の半田は、従来のスズ・鉛の共晶半田と比較して融
点が高く、電子部品の耐熱温度と充分な温度差を確保す
ることが難しい。また鉛フリー型半田は、接合信頼性が
確保されるような組成にすると融点が高くなり、融点が
低くなるような組成を選択すると接合後の信頼性が低下
するという特性がある。
【0004】すなわちリフロー時の電子部品の焼損を防
止する目的で低融点型の半田によって半田バンプを形成
すると実装後の信頼性に難点があるため、電子部品の外
周部などリフローにおいて溶融しやすい部分には高融点
型の半田を用いて半田バンプを、また内側部分など溶融
しにくい部分には低融点型の半田を用いて半田バンプを
形成することにより、接合信頼性と融点温度との相克を
解決しようとする試みがなされている。しかしながら、
このような組成が異なる複数種類の半田バンプを同一ワ
ークに効率よく形成する技術は従来確立されておらず、
このような要請を実現できる新技術が望まれていた。
【0005】そこで本発明は、複数種類の半田バンプを
同一ワークの異なる電極上に同一形成過程で形成するこ
とができる半田バンプの形成方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半田バン
プの形成方法は、半田ボールを使用して少なくとも組成
が異なる複数種類の半田バンプを同一ワークの異なる電
極上に形成する半田バンプの形成方法であって、前記ワ
ークの複数の電極のうち特定部分の電極に前記半田ボー
ルとは異なる半田組成成分を含んだ半田ペーストを塗布
するペースト塗布工程と、ワークの全ての電極に同一組
成の半田の半田ボールを供給するボール供給工程と、ワ
ークを加熱して全ての半田ボールを溶融させることによ
り溶融半田中に前記半田ペーストの半田組成成分を溶け
込ませて一体化させる溶融工程と、溶融半田を冷却して
固化させる固化工程とを含む。
【0007】請求項2記載の半田バンプの形成方法は、
請求項1記載の半田バンプの形成方法であって、前記特
定部分が複数種類存在し、各種類ごとに前記ペースト塗
布工程を反復して行う。
【0008】請求項3記載の半田バンプの形成方法は、
請求項1記載の半田バンプの形成方法であって、前記半
田ペーストが塗布される特定部分の電極の寸法は他の電
極の寸法よりも大きい。
【0009】請求項4記載の半田バンプの形成方法は、
半田ボールを使用して少なくとも組成が異なる複数種類
の半田バンプを同一ワークの異なる電極上に形成する半
田バンプの形成方法であって、同一組成の半田の複数の
半田ボールを保持ツールによって保持する工程と、前記
保持ツールに保持された複数の半田ボールのうち特定部
分の半田ボールにこの半田ボールとは異なる半田組成成
分を含んだ半田ペーストを塗布する工程と、半田ペース
トが塗布された半田ボールを含む保持ツールに保持され
た全ての半田ボールを前記ワークの電極に供給する工程
と、ワークを加熱して全ての半田ボールを溶融させるこ
とにより溶融半田中に前記半田組成成分を溶け込ませて
一体化させる溶融工程と、溶融半田を冷却して固化させ
る固化工程とを含む。
【0010】請求項5記載の半田バンプの形成方法は、
請求項4記載の半田バンプの形成方法であって、前記半
田ペーストが塗布された半田ボールが供給される電極の
寸法は半田ペーストが塗布されていない半田ボールが供
給される電極の寸法よりも大きい。
【0011】各請求項記載の発明によれば、複数種類の
半田バンプを同一ワークの異なる電極上に形成するに際
し、ワークの電極に半田ボールを供給するとともに特定
部分の電極または半田ボールに、この半田ボールとは異
なる半田組成成分を含んだペーストを供給し半田ボール
が溶融した溶融半田中に半田組成成分を溶け込ませて一
体化させることにより、組成が異なる複数種類の半田バ
ンプを同一形成過程で形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1、図2、図
3は本発明の実施の形態1の半田バンプの形成方法の工
程説明図である。本実施の形態1では、ワークである半
導体素子の外部接続用の電極に半田バンプを形成するこ
とにより電子部品を製造するものであり、溶融温度が異
なる2種類の半田バンプを同一半導体素子の異なる電極
上に同一形成過程で形成するようにしている。すなわ
ち、半導体素子の電極のうち、外周部分には高融点型の
半田によって、また半導体素子の内側部分には低融点型
の半田によって半田バンプを形成する。
【0013】図1(a)において半導体素子1には半田
バンプ形成用の電極2が形成されている。次にこれらの
電極2のうち低融点型半田によって半田バンプが形成さ
れる特定部分の電極2a(内側部分の電極)には半田ボ
ールとは異なる半田組成成分を含んだ半田ペースト4A
が印刷される。なお、本明細書の以下の記述において、
電極2を位置やサイズによって区別する必要がある場合
のみ、異なる符号(2a,2bなど)を用いて記述し、
区別する必要がない場合には、電極2と総称する。
【0014】まず図1(b)に示すように、電極2aの
位置にのみパターン孔3aが形成されたステンシルマス
ク3を装着し、ステンシルマスク3上に低融点化元素を
多く含む半田ペースト4A(例えば半田組成成分がSn
−(50〜90wt%)Bi)を供給した後に、スキー
ジ5をステンシルマスク3上面に沿って摺動させること
により、電極2a上には低融点化元素を多く含む半田ペ
ースト4Aが印刷される。なお電極6上に半田ペースト
4Aを印刷によって供給する代わりに、ディスペンサな
どを用いて個別に塗布するようにしてもよい。
【0015】次いで半田ペースト4Aが印刷された半導
体素子1の各電極2上には、同一組成、同一種類の半田
ボール7が供給される。図1(c)に示すように、高融
点型半田(Sn−(2〜5wt%)Ag−(0〜1wt
%)Cu−(0〜1wt%)Bi(融点約220℃))
で形成された半田ボール7を保持ツールとしての搭載ツ
ール6によって保持し、半田ボール7の下端部にフラッ
クス8を転写により塗布した後に、半導体素子1の各電
極2に半田ボール7を位置合わせする。そして搭載ツー
ル6を半導体素子1に対して下降させることにより、半
田ボール7は半田ペースト4Aが塗布された電極2a上
および半田ペースト4Aが塗布されていない電極2b上
に着地する。
【0016】次に半田ボール7が搭載された半導体素子
1はリフロー工程に送られる。そして図2(a)に示す
ように、加熱されることにより全ての電極2上で半田バ
ンプ7が溶融し、電極2と半田接合される。このとき、
半田ペースト4Aが塗布された電極2a上では、高融点
型半田より成る半田ボール7が溶融した溶融半田中に半
田ペースト4Aの半田組成成分が溶け込み一体化する。
そしてこの後冷却されることにより溶融半田が固化す
る。
【0017】これにより、半田ペースト4Aが予め塗布
された電極2a上では、高融点型半田にBiなどの低融
点化元素が溶け込み、低融点型半田の半田バンプ9Aが
形成される。そして外周部の電極2b上では、高融点型
半田より成る半田ボール7がそのまま電極2bに半田接
合され、高融点型半田の半田バンプ9Bが形成される。
すなわち、上述の半田バンプ形成方法は、少なくとも組
成が異なる複数種類の半田バンプを同一ワークの異なる
電極上に同一過程、すなわち同一リフロー工程にて形成
する形態となっている。
【0018】また図3(a)に示すように、半田ペース
ト4Aが塗布される電極2’aの寸法を、半田ペースト
4Aが塗布されない他の電極2bの寸法よりも大きく設
定してもよい。これにより図3(b),(c)に示すよ
うに、電極2’a上で半田ボール7と半田ペースト4A
が溶融し一体化して形成される半田バンプ9Aの高さ
と、電極2b上で形成される半田バンプ9Bの高さを、
ほぼ同一の高さHにそろえることができる。
【0019】すなわち、同一面積の電極上で異なる体積
の溶融半田が固化した場合には、一般に高さの異なる半
田バンプが形成されるが、図3に示す例のように半田ペ
ースト4Aの半田成分だけ半田体積が増加している電極
2’aについては、電極サイズSを他の電極より大きく
設定することにより、半田体積差に起因する半田バンプ
高さのばらつきを減少させることができる。
【0020】またこのようにサイズの大きい電極2’a
を用いる場合には、図3(d)に示すようにステンシル
マスク3の電極2’aに対応したパターン孔3’aの開
孔サイズBを電極2’aよりも小さく設定してもよい。
これにより、図3(e)に示すように半田ペースト4A
を印刷した後半田ボール7の搭載時に、半田ペースト4
Aが電極2’a上からはみ出して、隣接電極とつながっ
て半田ブリッジを形成することによる不具合を防止する
ことができる。
【0021】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2の半田バンプの形成方法の工程説明図である。本実
施の形態2は、溶融温度が異なる3種類の半田バンプを
同一形成過程で形成するものである。
【0022】図4(a)において、半導体素子11には
電極20(20a,20b,20c)が形成されてい
る。これらの電極のうち、2種類の特定部分の電極(中
央に位置する電極20a、電極20aの外側に位置する
電極20b)には、それぞれ異なる種類の半田ペースト
が塗布される。まず電極20aにはディスペンサ10A
によって低融化元素を多く含む半田ペースト4A(半田
組成成分がSn−(50〜90wt%)Bi)が塗布さ
れる。次に図4(b)に示すように、電極20bにはデ
ィスペンサ10Bによって半田ペースト4Aとは異なる
組成の半田の半田ペースト4Bが塗布される。半田ペー
スト4Bは、低融点化元素の含有量を半田ペースト4A
よりも少なくした組成となっている。ここで電極20b
の外側の電極20cには、半田ペースト4Bの塗布は行
われない。
【0023】この後、電極20a,20b上にそれぞれ
半田ペースト4A、4Bが塗布された半導体素子11に
対して、半田ボール7が供給される。図4(c)に示す
ように、同一組成の高融点型半田で形成された半田ボー
ル7を保持した搭載ツール60を半導体素子11上に移
動させ、電極20a,20b,20cに半田ボール7を
位置合わせする。そして搭載ツール60を半導体素子1
1に対して下降させることにより、半田ボール7は半田
ペースト4Aが塗布された電極20a、半田ペースト4
Bが塗布された電極20bおよび電極20c上に着地す
る。
【0024】この後実施の形態1と同様に、半導体素子
11はリフロー工程に送られ(図2参照)、加熱される
ことにより半田ボール7が溶融し、電極20a,20
b,20cと半田接合される。このとき、電極20a上
では実施の形態1と同様に低融点型半田の半田バンプ1
9Aが形成される。そして電極20b上では、高融点型
半田より成る半田ボール7と半田ペースト4B中の半田
成分が溶融して電極20bに半田接合され、半田バンプ
19Bが形成される。半田ペースト4Bは低融点化元素
の含有量が半田ペースト4Aよりも少ないことから、半
田バンプ19Bの融点温度は半田バンプ19Aの融点温
度よりも高くなる。また電極20c上では、半田ボール
7がそのまま溶融して半田接合され、融点温度が半田バ
ンプ19Bよりも更に高い高融点型の半田バンプ19C
が形成される。
【0025】すなわち本実施の形態2は、半導体素子1
1の電極20に複数種類の特定部分の電極20a,20
bが存在し、各種類ごとに半田ペーストを塗布するペー
スト塗布工程を反復して行う形態となっている。なお、
電極20bに半田ペーストを塗布する際に、半田ペース
ト4Aと同一組成のものを用い、塗布量を変えて塗布す
るようにしてもよい。この方法によっても、リフロー後
に形成される半田バンプ19Bの融点温度を半田バンプ
19Aと異なったものとすることができる。
【0026】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3の半田バンプの形成方法の工程説明図である。本
実施の形態3は、実施の形態1と同様に、半導体素子1
の電極2に溶融温度が異なる2種類の半田バンプを同一
形成過程で形成するものであり、半田バンプ形成用に電
極上に供給される半田ボールのうち、特定の半田ボール
に当該半田ボールが供給される電極上に形成される半田
バンプの半田組成成分を含んだ半田ペーストを塗布する
ようにしている。
【0027】図5(a)において、搭載ツール6には同
一組成の高融点型半田で形成された半田ボール7が保持
されている。半田ボール7のうち、低融点型半田の半田
バンプが形成される電極2aに対応した半田ボール7に
は、予め下端部に半田ペースト4Aが塗布されている。
半田ペースト4Aは実施の形態1にて示すものと同様で
ある。また、半導体素子1の電極2a,2b上には、フ
ラックス8が塗布されている。
【0028】次いで、搭載ツール6を半導体素子1に対
して下降させることにより、保持した半田ボール7をフ
ラックスが塗布された電極2a,2bに着地させる。こ
れにより、半田ペースト4Aが塗布された半田ボール7
は電極2a上に、また半田ペースト4Aが塗布されてい
ない半田ボール7は電極2b上に供給される。
【0029】この後実施の形態1と同様に半導体素子1
はリフロー工程に送られ(図2参照)、加熱されること
により半田ボール7が溶融し、電極2と半田接合され
る。このとき、電極2a上では実施の形態1と同様に低
融点型半田の半田バンプ9Aが形成される。そして外周
部の電極2b上では、高融点型半田より成る半田ボール
7が溶融して電極2bに半田接合され、高融点型の半田
バンプ9Bが形成される。
【0030】なお、実施の形態1の図3(a)に示す例
と同様に、半田ペースト4Aが塗布された半田ボール7
が着地する電極2aの寸法を、他の電極の寸法よりも大
きく設定してもよい。これにより実施の形態1に示す例
と同様に、半田ボール7と電2a極上の半田ペースト4
Aが溶融して一体化し固化して形成される半田バンプの
高さを他の半田バンプと均一にそろえることができる。
【0031】上記説明したように、各実施の形態に示す
半田バンプ形成方法は、複数種類の半田バンプを同一ワ
ークの異なる電極上に形成するに際し、ワークの電極に
半田ボールを供給するとともに特定部分の電極または半
田ボールに半田ボールと異なる半田組成成分を含んだペ
ーストを供給し半田ボールが溶融した溶融半田中に半田
組成成分を溶け込ませて一体化させることにより、組成
が異なる複数種類の半田バンプを同一形成過程(同一リ
フロー工程)で形成するものである。
【0032】この半田バンプ形成方法を用いることによ
り、半導体素子の外部接続用電極に半田バンプを形成し
て成る電子部品の製造において、同一半導体素子の角部
に位置する半田バンプを高融点型半田で、内側部に位置
する半田バンプを低融点型半田で形成することができ
る。そしてこのようにして製造された電子部品を半田バ
ンプを半田接合することにより基板に実装した電子部品
の実装構造では、リフロー時の伝熱状態の悪い内側部分
の半田バンプには低融点型半田を用いていることから、
電子部品の耐熱温度よりも低い温度で半田バンプを確実
に溶融させ、電子部品の電極を基板に導通させることが
できる。
【0033】また高融点型半田は伝熱条件の良好な角部
のバンプに用いられていることから、リフロー温度を過
度に高温に設定することなく確実に溶融させることがで
きる。そして高融点型半田は接合信頼性に優れているこ
とから、実装後のヒートサイクルによる熱応力が集中し
やすい電子部品の角部分の接合部の破断を防止すること
ができる。これにより、鉛フリー型半田の半田バンプを
用いて、実装後の信頼性を確保するという課題を実現す
ることができる。
【0034】また1回のリフロー工程で組成が異なる複
数種類のバンプを形成することができるので、バンプが
形成されるワークへの熱履歴(加熱回数)が増加するこ
とがない。さらに半田ペーストの組成を最終的に形成し
たいバンプの組成に応じて選択するので、半田ボールは
ベースとなる組成のものを一種類だけ準備しておけばよ
いので、半田ボールの在庫管理の負担を軽減することが
できる。
【0035】各実施の形態において、低融点化元素とし
てBiを使用したが、In等他の低融点化元素を使用し
てもよい。さらには、特定部分の電極の融点を低融点と
する目的以外(例えば機械的性質の改善)の目的にも本
発明を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、複数種類の半田バンプ
を同一ワークの異なる電極上に形成するに際し、ワーク
の電極に半田ボールを供給するとともに特定部分の電極
または半田ボールに当該電極上に形成される半田バンプ
の半田組成成分を含んだペーストを供給し半田ボールが
溶融した溶融半田中に半田組成成分を溶け込ませて一体
化させるようにしたので、組成が異なる複数種類の半田
バンプを同一形成過程で形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の半田バンプの形成方法
の工程説明図
【図2】本発明の実施の形態1の半田バンプの形成方法
の工程説明図
【図3】本発明の実施の形態1の半田バンプの形成方法
の工程説明図
【図4】本発明の実施の形態2の半田バンプの形成方法
の工程説明図
【図5】本発明の実施の形態3の半田バンプの形成方法
の工程説明図
【符号の説明】
1,11 半導体素子 2,2a,2b,20a,20b,20c 電極 4A,4B 半田ペースト 6,60 搭載ヘッド 7 半田ボール 9A,9B,19A,19B,19C 半田バンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/34 512 H01L 21/92 604E 603B 604H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半田ボールを使用して少なくとも組成が異
    なる複数種類の半田バンプを同一ワークの異なる電極上
    に形成する半田バンプの形成方法であって、前記ワーク
    の複数の電極のうち特定部分の電極に前記半田ボールと
    は異なる半田組成成分を含んだ半田ペーストを塗布する
    ペースト塗布工程と、ワークの全ての電極に同一組成の
    半田の半田ボールを供給するボール供給工程と、ワーク
    を加熱して全ての半田ボールを溶融させることにより溶
    融半田中に前記半田ペーストの半田組成成分を溶け込ま
    せて一体化させる溶融工程と、溶融半田を冷却して固化
    させる固化工程とを含むことを特徴とする半田バンプの
    形成方法。
  2. 【請求項2】前記特定部分が複数種類存在し、各種類ご
    とに前記ペースト塗布工程を反復して行うことを特徴と
    する請求項1記載の半田バンプの形成方法。
  3. 【請求項3】前記半田ペーストが塗布される特定部分の
    電極の寸法は他の電極の寸法よりも大きいことを特徴と
    する請求項1記載の半田バンプの形成方法。
  4. 【請求項4】半田ボールを使用して少なくとも組成が異
    なる複数種類の半田バンプを同一ワークの異なる電極上
    に形成する半田バンプの形成方法であって、同一組成の
    半田の複数の半田ボールを保持ツールによって保持する
    工程と、前記保持ツールに保持された複数の半田ボール
    のうち特定部分の半田ボールにこの半田ボールとは異な
    る半田組成成分を含んだ半田ペーストを塗布する工程
    と、半田ペーストが塗布された半田ボールを含む保持ツ
    ールに保持された全ての半田ボールを前記ワークの電極
    に供給する工程と、ワークを加熱して全ての半田ボール
    を溶融させることにより溶融半田中に前記半田組成成分
    を溶け込ませて一体化させる溶融工程と、溶融半田を冷
    却して固化させる固化工程とを含むことを特徴とする半
    田バンプの形成方法。
  5. 【請求項5】前記半田ペーストが塗布された半田ボール
    が供給される電極の寸法は半田ペーストが塗布されてい
    ない半田ボールが供給される電極の寸法よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項4記載の半田バンプの形成方法。
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