JP2002157649A - 多店舗共通ポイントカード及び多店舗共通ポイントサービスシステム - Google Patents

多店舗共通ポイントカード及び多店舗共通ポイントサービスシステム

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JP2002157649A
JP2002157649A JP2000353738A JP2000353738A JP2002157649A JP 2002157649 A JP2002157649 A JP 2002157649A JP 2000353738 A JP2000353738 A JP 2000353738A JP 2000353738 A JP2000353738 A JP 2000353738A JP 2002157649 A JP2002157649 A JP 2002157649A
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Seiji Take
精二 嶽
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の店舗毎に顧客が取得したポイントを簡
単に把握することができる多店舗共通ポイントカード及
び一部の店舗や商店だけに偏ることなく、各店舗や商店
が公平に販売促進の効果を得ることができるようにした
多店舗共通ポイントサービスシステムを提供する。 【解決手段】 情報表示領域に、複数の店舗毎の顧客が
現在までに取得した現在ポイントと、顧客がサービスを
受けることができる目標ポイントまでの残数ポイントと
を表示した多店舗共通ポイントカード、及びカードリー
ダライターでポイントカードの情報表示領域にポイント
を表示する際に、顧客が商品を購入した店舗別に顧客が
現在までに取得した現在ポイントと、サービスを受ける
ことができる目標ポイントまでの残数ポイントとを表示
記録する表示手段を備えたことを特徴とする多店舗共通
ポイントサービスシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の店舗を有す
る事業体や、異なる事業体における複数の店舗が共同し
て顧客へのポイントサービスを行なうことができる多店
舗共通ポイントカード及び多店舗共通ポイントサービス
システムに関するものである。
【0002】従来、顧客へのサービスとして、ポイント
カードを用いたサービスが行われている。通常これらの
サービスは、サービスの提供者側から顧客へポイントカ
ードを発行して、顧客が商品の購入などで支払った代金
に応じたポイントを顧客に付与するもので、顧客が現在
の時点で使用することができるポイントを簡単に確認す
ることができるように、顧客のポイントカードに顧客が
付与され使用することができる現在ポイントを書き換え
可能に表示するなどしている。
【0003】これらのポイントカードは、複数の店舗を
有する事業体や個別の商店が共同して運営する共同運営
の商店会等、様々な運営形態があるが、通常は、それら
の事業体や商店会において、それぞれどこの店舗で商品
を購入したかに関係なく一律にポイントが顧客に付与さ
れる場合が多い。
【0004】例えば、1つの店舗だけでいつも買物をす
る顧客も、また複数の店舗で買物をする顧客も、代金に
応じたポイントが付与されることになり、特に共同運営
の商店会のような独立した個別の商店の場合には、商品
が売れている商店と売れ行きが悪い商店とで収入に差が
あるにもかかわらず、顧客へのサービスは一律に提供す
るという不公平が生じる危険性があり問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消するもので、複数の店舗を有する事業体や個別
の商店が共同して運営する共同運営の商店会等、様々な
運営形態において、ポイントサービスを導入した場合
に、店舗毎に顧客が取得したポイントを簡単に把握する
ことができる多店舗共通ポイントカードを提供する。更
に、複数の店舗を有する事業体や個別の商店が共同して
運営する共同運営の商店会等、様々な運営形態において
も、ポイントサービスを導入することで、一部の店舗や
商店だけに偏ることなく、各店舗や商店が公平に販売促
進の効果を得ることができるようにした多店舗共通ポイ
ントサービスシステムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多店舗共通ポイ
ントカードは、書き換え可能な可視情報を表示する情報
表示領域を備えたポイントカードであって、前記情報表
示領域に、複数の店舗毎の顧客が現在までに取得した現
在ポイントと、顧客がサービスを受けることができる目
標ポイントまでの残数ポイントとを表示したことを特徴
とする。
【0007】また、前記現在ポイントと前記残数ポイン
トとが、グラフで表示されていることを特徴とする。
【0008】そして、本発明の多店舗共通ポイントサー
ビスシステムは、書き換え可能な可視情報を表示する情
報表示領域を備えたポイントカードと、複数の店舗毎に
備えられ、前記ポイントカードの情報表示領域へ表示記
録を行なうカードリーダライターと、により顧客が取得
したポイントを前記情報表示領域に表示し、取得したポ
イントに基づいて、顧客に対して共通のサービスを提供
するための多店舗共通ポイントサービスシステムであっ
て、前記カードリーダライターに、前記ポイントカード
の情報表示領域にポイントを表示する際に、顧客が商品
を購入した店舗別に顧客が現在までに取得した現在ポイ
ントと、サービスを受けることができる目標ポイントま
での残数ポイントとを表示記録する表示手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る多店
舗共通ポイントカードの一実施例であって、情報表示領
域に顧客が取得したポイントが書き込まれる前の状態を
示す平面図、図2は、本発明に係る多店舗共通ポイント
カードの一実施例であって、情報表示領域に顧客が取得
したポイントが書き込まれた後の状態を示す平面図、図
3は、本発明に係るポイントカードの一実施例であっ
て、裏面側の平面図、図4は、図1のA−A線断面図、
図5は、本発明の多店舗共通ポイントサービスシステム
の実施形態に係る概略の構成図、図6は、本発明の多店
舗共通ポイントサービスシステムの実施形態に係る概略
システム構成図である。
【0010】本発明の多店舗共通ポイントカード1の一
実施形態は、図1乃至図4に示すように、カード基材2
に書き換え可能な可視情報を表示する情報表示領域12
を備えている。この情報表示領域12は、特にポイント
に関する情報を数字やグラフなどで、書き換え可能な可
視情報として表示することができるようにしたもので、
この情報表示領域12に用いられる構造としては、従来
より公知技術である例えば感熱記録方式、磁気記録方
式、などがありそれらの中から任意に選択して用いれば
よい。
【0011】以下に説明する本発明の一実施形態は、そ
れらの中から感熱記録方式を用いた場合を例に挙げて説
明する。本発明の一実施形態のカード基材2は、2枚の
センターコアシート3a,3bが積層され、その上下に
透明のオーバーシート4a,4bが積層されて構成され
ている。オーバーシート4a,4bは、塩化ビニルと酢
酸ビニルとの共重合体樹脂をシート状に形成したもので
あり、オーバーシート4bの表面に磁気ストライプから
なる磁気記録部5が貼付されて形成してある。
【0012】一方センターコアシート3a,3bは乳白
色の塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体樹脂であり、
センターコアシート3a,3bの表面には、例えばカー
ド発行者に関する文字情報、及び絵柄やマーク,デザイ
ン等の各種の印刷表示6がオフセット印刷、シルクスク
リーン印刷等で形成されている。またセンターコアシー
ト3a,3bは、必要とする厚さが得られれば1枚ない
し3枚以上でもよく特に2枚に限定する必要はない。
尚、オーバーシート4a,4bとセンターコアシート3
a,3bとの間に接着層を設けるようにしてもよい。
【0013】オーバーシート4a,4bおよびセンター
コアシート3a,3bの材料となる樹脂としては、特に
制限はないが、具体的にはポリ塩化ビニル樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ブタ
ジエン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド系樹
脂、セルロース系樹脂、ポリエステル、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリビニールア
ルコール、アクリル樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹
脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂またはこ
れらの混合物などの合成樹脂を挙げることができる。
【0014】また、カード基材2の一方の表面側には、
凹部が形成されその凹部内にICチップ7が内蔵された
ICモジュール8が挿入されて接着固定されている。I
Cモジュール8は、例えば各種の情報を記録しておくこ
とができる記録手段であるメモリと制御手段であるCP
Uを有するICチップ7と、外部装置との情報の交換を
行うための端子部9とがスルーホール10により接続さ
れてモジュール化されている。
【0015】ICチップ7には、例えば顧客を特定する
ことができるID番号情報等の顧客情報や、顧客が取得
したサービスポイントに関する情報等の種々の情報を記
録する。また、磁気記録部5にも、上記ICチップ7に
記憶させた情報と同様の情報を記録してもよく、また上
記情報の中から任意に選択して記録してもよい。磁気記
録部5とICチップ7の記録部または記憶部への記録・
記憶情報は使用目的や用途に応じて任意に使い分けて定
めればよい。
【0016】また、カード基材2のオーバーシート4a
の表面の一部に凹部11が形成され、その凹部11内に
ポイントに関する情報を表示記録するための可逆性感熱
表示方式を用いた情報表示領域12が設けてある。この
可逆性感熱表示方式を用いた情報表示領域12には、下
部から接着層13、支持体(PET)14、感熱記録層
15、保護層16とが順次積層されている。
【0017】本発明で使用する感熱記録層15は、例え
ば、特開昭54−119377号公報、同55−154
198号公報、同61−258853号公報、同58−
7683号公報、同57−109695号公報、同57
−82086乃至82088号公報等において知られた
材料であり、これらの材料は熱により透明状態と白濁状
態とが可逆的に変化し、且つ常温で上記2形態が保持で
きるポリマー組成物である。
【0018】例えば、これらの材料は常温により高い温
度T1以上に加熱後冷却すると白濁、且つ常温により高
く且つT1より低い温度T2に加熱後冷却すると透明とな
る。したがって、これらのポリマー組成物から感熱記録
層を形成し、この層をT1より低く且つ常温より高い温
度T2に加熱後冷却する全体が透明なフィルムとなり、
この透明フィルムにサーマルヘッド等によりT1以上の
温度で印字すると白濁による白色文字が形成される。そ
して、文字形成後に全面を再度T2の温度に加熱すると
これらの文字は消去され、再度T1の温度で印字可能と
なる。また、逆に全体をT1の温度白濁させ、T2の温度
で抜き文字状に印字することもできる。
【0019】以上の如き物性を有するポリマー組成物は
いずれも本発明で使用可能であるが、好ましい具体例と
しては、例えばポリ塩化ビニル、塩化ビニル系共重合
体、塩化ビニリデン系共重合体、ポリエステル等の熱可
塑性樹脂をマトリックス材とし、このマトリックス材中
に炭素数10乃至30の飽和或いは不飽和脂肪酸、それ
らのエステル、マミドまたはアンモニウム塩等の有機低
分子物質との使用比率は、重量比で3:1乃至16:
1、好ましくは6:1乃至12:1の範囲である。
【0020】また、可逆性感熱表示方式を用いた情報表
示領域12の感熱記録層15に、ロイコ染料と、このロ
イコ染料を加熱することにより発色させる酸性基及びロ
イコ染料を加熱することにより消色させる塩酸性基とを
有する化合物、またはロイコ染料を加熱することにより
発色させる酸性基を有する化合物およびロイコ染料を加
熱することにより消色させる塩酸性基とを有する化合物
と、水または有機溶剤に溶解する高分子材料等からなる
バインダーとから構成したものを用いたロイコ染料可逆
性感熱表示方式を用いてもよい。
【0021】ロイコ染料としては、3−インドリノ−p
−ジメチルアミノフェニル−6−ジメチルアミノフタリ
ド、クリスタルバイオレットラクトン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、2−(2−フルオロフェ
ニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチルア
ミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキ
シルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチ
ル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−p−ブチルアニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p
−トルイジノ)−フルオラン、3−ピロリジノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−7−
シクロヘキシルアミノフルオラン、メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオランなどが使用でき
る。
【0022】ロイコ染料を加熱することにより発色させ
る酸性基としては、フェノール性水酸基、またはカルボ
キシル基などが使用できる。また、ロイコ染料を加熱す
ることにより消色させる塩酸性基としては、アミノ基な
どが使用できる。
【0023】これらの酸性基及び塩酸性基を有する両性
化合物としては、2−アミノフェノール、3−アミノフ
ェノール、4−アミノフェノール等のアミノフェノー
ル;2−アミノ安息香酸、3−アミノ安息香酸、4−ア
ミノ安息香酸等のアミノ安息香酸;2−ヒドロキシ−3
−アミノ安息香酸、2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香
酸、2−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、2−アミノ
−4−アミノ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−アミノ安
息香酸、3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒ
ドロキシ−5−アミノ安息香酸等のヒドロキシアミノ安
息香酸等が使用できる。
【0024】また、酸性基を有する化合物としては、2
−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ安息香酸等のヒ
ドロキシ安息香酸;4−ヒドロキシサリチル酸、5−ヒ
ドロキシサリチル酸等のヒドロキシサリチル酸等が使用
できる。また、塩酸性基を有する化合物としては、トク
チルアミン、ノニルアミン、ベンジルアミン、2−フェ
ニルエチルアミン、6−フェニルヘキシルアミン等が使
用できる。バインダーとしては、メチルアルコール、ポ
リビニルアルコール、エチルセルロース、酢酸セルロー
ス、ニトロセルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビルニ
ル等が使用できる。
【0025】ロイコ系可逆性感熱記録表示部における上
記の各成分の含有量としては、両性化合物1重量部に対
して、ロイコ染料0.1〜1重量部、バインダー2重量
部以下を混合する。そして、例えば、水もしくは有機溶
剤に上記両性化合物、ロイコ染料、バインダーを溶解ま
たは分散して、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印
刷などの方法で支持体上に印刷する。
【0026】ロイコ系可逆性感熱記録表示部における画
像表示及び画像消去の原理は、次の通りである。熱エネ
ルギーによって、フェノール性化合物は無色のロイコ染
料のラクトン環を開環させ、無色から有色に色変化させ
る。しかし、ラクトン環が開環した有機化合物は、塩基
性物質に接触すると閉環して元のラクトン環のある無色
のロイコ染料に戻る。即ち、熱エネルギーを制御するこ
とにより、ラクトン環を開環させて有色化合物にした
り、閉環させて無色の化合物に戻したりすることができ
る。つまり、熱の作用によって酸の性質を示したり、塩
基の性質を示すためにロイコ染料に対してして、顕色剤
となったり、減色剤となったりするものである。
【0027】そして、上記のように構成された書き換え
可能な可視情報を表示する情報表示領域12には、顧客
が店舗で買物を行なった際に、その店舗から顧客に対し
て与えられたポイントを店舗別に区分けして表示するこ
とができる店舗別ポイント表示部17a,17b,17
cがそれぞれ設けられている。図1又は図2に示した例
では、店舗A,店舗B,店舗Cの3つの店舗毎にポイン
トを表示することができる例を示している。
【0028】そして、店舗別ポイント表示部17a,1
7b,17cには、あらかじめ店舗A,店舗B,店舗C
の3つの店舗毎にサービスを顧客が受けることができる
目標ポイントが表示されて、3つの店舗毎の目標ポイン
トの全てが満点となった際に、あらかじめ定められた種
々の特典やサービスなどを顧客が得ることができるよう
にしてある。
【0029】この満点までの目標ポイントとしては、例
えば店舗Aが1000ポイント,店舗Bが2000ポイ
ント,店舗Cが3000ポイントなど店舗毎に異なる目
標ポイントを自由に定めることができるようにすること
で、店舗毎の利益率や立地条件、顧客販売戦略の違いを
ポイントに反映できるように工夫され、顧客がポイント
カードを使用する前の段階においては、図1に示すよう
に満点までのポイントが棒グラフで表示されている。こ
の棒グラフを顧客が見ることで、簡単に満点までのポイ
ントを認識することができるようにしてある。
【0030】図2には、顧客が店舗A,店舗B,店舗C
の3つの店舗で買物を行ないポイントを取得した場合の
ポイントカード1を示している。この場合、ポイントカ
ード1の情報表示領域12には、顧客が店舗で買物を行
なった際に、その店舗から顧客に対して与えられたポイ
ントが順次加算されて表示記録された現在ポイント表示
18と、ポイントが満点になり顧客がサービスを受ける
ことができる目標ポイントまでの残数ポイント表示19
とが区分けされた状態の棒グラフとして表示される。こ
れらの現在ポイント表示18と残数ポイント表示19と
は、棒グラフと共に数字により書き換え可能に表示され
る。また、棒グラフに限らず円グラフなどの他のグラフ
を用いてもよい。
【0031】これらの現在ポイント表示18と残数ポイ
ント表示19とを表示することで、顧客があとどの店舗
でどれだけのポイントを取得すれば、目標ポイントの満
点に到達することができるのかについて簡単に確認する
ことができる。そして、各店舗における現在ポイントが
全て満点になることで、顧客が各店舗から共通の特典や
サービスを受ける権利を取得する多店舗共通ポイントカ
ードとして使用することができる。
【0032】また、上記の例では、3つの店舗の場合に
ついて説明したが、3店舗に限らず複数の店舗において
共通で用いることができるポイントカードとして、幅広
く用いることができる。また、ポイントカード1のカー
ド基材の構成、記録部または記憶部及び情報表示領域1
2に用いられる構造については、上記の構成に限定され
るものではなく種々の公知の構造を用いてもよい。
【0033】次に、本発明の多店舗共通ポイントサービ
スシステムの実施形態について説明する。図5に示すよ
うに、本発明の多店舗共通ポイントサービスシステム
は、各店舗毎にカードリーダライター20とコンピュー
タ端末21とが備えられ、また各店舗に備えられたコン
ピュータ端末21は、通信回線22を介して本部などに
設置されたホストコンピュータ23とつながっている。
カードリーダライター20には、データ読取手段24
と、データ書込手段25と、表示記録手段26とが設け
られている。
【0034】カードリーダライター20のデータ読取手
段24とデータ書込手段25は、ポイントカード1に設
けられた磁気記録部5やICチップ7等の記憶部に対し
てデータの書き込みや読取りができる公知技術の仕様を
備える。また、カードリーダライター20の表示記録手
段26は、ポイントカード1に設けられた情報表示領域
12にポイントを書換え可能に表示記録するもので、公
知技術の仕様を備える。
【0035】また、コンピュータ端末21には、表示手
段27と入力手段28と記憶手段29と制御手段30と
が設けられている。そして、ホストコンピュータ23
は、ポイントを算出するポイント算出手段31と、顧客
が現時点で所有しているポイントに対して今回追加され
るポイントを加えてサービスポイントの更新を行うポイ
ント更新手段32とを有する制御手段33と、入力手段
34と、表示手段35と、プリンターなどの出力手段3
6と、データベース37を有する記憶手段38とを有す
る。
【0036】そして、カードリーダライター20の表示
記録手段26は、ポイントカードの情報表示領域12に
ポイントを表示する際に、顧客が商品を購入した店舗別
に顧客が現在までに取得した現在ポイントの表示と、サ
ービスを受けることができる目標ポイントまでの残数ポ
イントの表示とを表示記録することができる手段を備え
ている。
【0037】これらのポイント情報は、顧客は商品を購
入した際にコンピュータ端末21の入力手段27から入
力された代金データに基づき算出されたポイントデータ
を制御手段3から表示記録手段26に送信し、ポイント
カードの情報表示領域12にグラフと数字で現在ポイン
トと目標ポイントまでの残数ポイントとを表示記録する
ものである。
【0038】そして、これらのカードリーダライターと
コンピュータ端末は、図6に示すように店舗が例えば店
舗A,店舗B,店舗Cの3つの店舗がある場合には、少
なくとも各店舗にカードリーダライター20a,20
b,20cとコンピュータ端末21a,21b,21c
が1台づつ設置されている。
【0039】次に、本発明の多店舗共通ポイントサービ
スシステムの処理手順について説明する。ポイントカー
ド1を所持する顧客が店舗Aで買物を行なったとする。
代金精算の際に代金と共にポイントカード1を店員に渡
す。その店員は、カードリーダライター20aにポイン
トカード1を挿入し、カードリーダライター20aによ
りポイントカード1の記憶手段に記憶された顧客ID情
報を読み取り、コンピュータ端末21からホストコンピ
ューター23に送る。
【0040】そして、店員が、コンピュータ端末21の
入力手段28に代金データを入力する。代金データは、
コンピュータ端末21からホストコンピュータ23に送
られ、ポイント算出手段31で今回顧客に与えられるポ
イントが算出される。ホストコンピュータ23では、受
信した顧客ID情報に基づいてデータベース37から顧
客を特定して、ポイント更新手段32により今回ポイン
トをその顧客の残高ポイントに加算させて更新記憶させ
る。
【0041】その後、更新したその顧客の残高ポイント
を、ホストコンピュータ23からコンピュータ端末21
に送り、カードリーダライター20aでポイントカード
の店舗別ポイント表示部17aにグラフと数字で、現在
ポイントと目標ポイントまでの残数ポイントとを表示記
録するものである。
【0042】上記のようにして、店舗A,店舗B,店舗
Cの各店舗で顧客が買物を行なうことで、その3つの店
舗毎にグラフと数字で、現在ポイントと目標ポイントま
での残数ポイントとが表示記録される。そして、店舗
A,店舗B,店舗Cの各店舗の現在ポイントが各目標ポ
イントの満点に到達した場合、顧客がこのポイントカー
ド1を所定の店舗やサービスセンターなどに持参し、提
示することで例えば景品や商品券などのポイントサービ
スの特典を受けることができるものである。
【0043】したがって、顧客が日頃から店舗Aと店舗
Bだけで買物を行なっていて、店舗Aと店舗Bにおける
現在ポイントが目標ポイントの満点に到達したとして
も、店舗Cでは買物を行なわないために、店舗Cの現在
ポイントがいつまで経っても目標ポイントの満点に到達
しない場合には、ポイントサービスの特典を受けること
ができないものである。この場合、顧客はできるだけ店
舗Cで買物を行なうことを心掛け、全ての店舗で満点に
してポイントサービスの特典を受けたいと考える可能性
があり、ポイントサービスに参加した店舗が共通の利益
を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多店舗共
通ポイントカードは、複数の店舗を有する事業体や個別
の商店が共同して運営する共同運営の商店会等、様々な
運営形態において、ポイントサービスを導入した場合
に、店舗毎に顧客が現在までに取得した現在ポイント
と、顧客がサービスを受けることができる目標ポイント
までの残数ポイントとを表示したので、顧客が簡単に店
舗別のポイントを確認することができ、特典を得るため
にはこれからどの店舗で何ポイント取得すればよいのか
を把握することができ便利である。また、特に現在ポイ
ントと残数ポイントをグラフで表示することで、その割
合を一目で把握することができ便利である。
【0045】更に、本発明の多店舗共通ポイントサービ
スシステムは、各店舗での顧客の買物に対して、ポイン
トカードに店舗別に顧客が現在までに取得した現在ポイ
ントと、顧客がサービスを受けることができる目標ポイ
ントまでの残数ポイントとを表示記録することができる
ので、一部の店舗や商店だけに偏ることなく、各店舗や
商店が公平に販売促進の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多店舗共通ポイントカードの一実
施例であって、情報表示領域に顧客が取得したポイント
が書き込まれる前の状態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る多店舗共通ポイントカードの一実
施例であって、情報表示領域に顧客が取得したポイント
が書き込まれた後の状態を示す平面図である。
【図3】本発明に係るポイントカードの一実施例であっ
て、裏面側の平面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】本発明の多店舗共通ポイントサービスシステム
の実施形態に係る概略の構成図である。
【図6】本発明の多店舗共通ポイントサービスシステム
の実施形態に係る概略システム構成図である。
【符号の説明】
1 多店舗共通ポイントカード 2 カード基材 3a,3b センターコアシート 4a,4b オーバーシート 5 磁気記録部 6 印刷表示 7 ICチップ 8 ICモジュール 9 端子部 10 スルーホール 11 凹部 12 情報表示領域 13 接着層 14 支持体(PET) 15 感熱記録層 16 保護層 17a,17b,17c 店舗別ポイント表示部 18 現在ポイント表示 19 残数ポイント表示 20,20a,20b,20c カードリーダライター 21 コンピュータ端末 22 通信回線 23 ホストコンピューター 24 データ読取手段 25 データ書込手段 26 表示記録手段 27,35 表示手段 28,34 入力手段 29,38 記憶手段 30,33 制御手段 31 ポイント算出手段 32 ポイント更新手段 36 出力手段 37 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 510 G06F 17/60 510 G06K 17/00 G06K 17/00 L 19/00 19/00 Q Fターム(参考) 2C005 HB14 MB01 MB02 NB13 PA03 PA14 PA18 QB03 QC15 RA03 RA10 RA11 RA12 RA16 SA03 TA27 3E042 CC02 CC04 EA01 5B035 AA00 BA05 BB09 BC00 CA06 5B058 CA13 KA02 KA06 KA08 KA22 YA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な可視情報を表示する情報
    表示領域を備えたポイントカードであって、前記情報表
    示領域に、複数の店舗毎の顧客が現在までに取得した現
    在ポイントと、顧客がサービスを受けることができる目
    標ポイントまでの残数ポイントとを表示したことを特徴
    とする多店舗共通ポイントカード。
  2. 【請求項2】 前記現在ポイントと前記残数ポイントと
    が、グラフで表示されていることを特徴とする請求項1
    記載の多店舗共通ポイントカード。
  3. 【請求項3】 書き換え可能な可視情報を表示する情報
    表示領域を備えたポイントカードと、複数の店舗毎に備
    えられ、前記ポイントカードの情報表示領域へ表示記録
    を行なうカードリーダライターと、により顧客が取得し
    たポイントを前記情報表示領域に表示し、取得したポイ
    ントに基づいて、顧客に対して共通のサービスを提供す
    るための多店舗共通ポイントサービスシステムであっ
    て、 前記カードリーダライターに、前記ポイントカードの情
    報表示領域にポイントを表示する際に、顧客が商品を購
    入した店舗別に顧客が現在までに取得した現在ポイント
    と、サービスを受けることができる目標ポイントまでの
    残数ポイントとを表示記録する表示手段を備えたことを
    特徴とする多店舗共通ポイントサービスシステム。
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