JP2002155270A - 帯電防止剤 - Google Patents

帯電防止剤

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JP2002155270A
JP2002155270A JP2000352047A JP2000352047A JP2002155270A JP 2002155270 A JP2002155270 A JP 2002155270A JP 2000352047 A JP2000352047 A JP 2000352047A JP 2000352047 A JP2000352047 A JP 2000352047A JP 2002155270 A JP2002155270 A JP 2002155270A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】湿度依存性が少なく、繰り返し使用への持続性
に優れ、印刷インキ層との接着性にも優れた帯電防止剤
の提供。 【解決手段】カチオン系不飽和単量体(a)(例えば、
ジメチルアミノエチルメタアクリレートのクロライド
塩)を含むカチオン系樹脂(A)と、炭素数10以下の
アルキル(メタ)アクリレート(b)80〜99重量
%、上記単量体(a)以外の窒素含有不飽和単量体
(c)(例えば、ジメチルアミノエチルアクリレート)
0.5〜10重量%、およびカルボキシル基含有不飽和
単量体(例えば、アクリル酸)0.5〜10重量%から
なる共重合体(B)とを、(A):(B)=99:1〜
15:85の重量比で含む帯電防止剤。更に硫酸バリウ
ムを含む帯電防止剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム、紙、ラ
ミネート紙などの基材の表面、または印刷インキ層の表
面の帯電防止に効果がある帯電防止剤に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、粉体製品や電子精密部品など静
電気の発生を嫌う製品の包装用および搬送用の材料に
は、帯電防止効果が要求されてきた。フィルム用の帯電
防止剤としては、ノニオン性またはイオン性の界面活性
剤や親水性ポリマーなどに代表される吸湿性の樹脂皮膜
を表面に塗布して、その帯電防止効果を発揮するものが
主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高湿度
下では低い表面抵抗値を示すものの、低湿度下では充分
な帯電防止効果を示さない。また、界面活性剤を使用す
る系では、それが表面にブリードしてくるため、拭き取
り操作により簡単にその効果が失われてしまう。このよ
うな欠点を補うものとして、カチオンアクリル系のポリ
マーが開発されたが、単独では塗膜の耐水性が乏しいこ
と、および非常に極性が高いため汎用樹脂との相溶性が
乏しく白濁分離してしまい、塗膜特性の改善が困難であ
ることから、包装材料用の帯電防止剤としては十分な機
能を果たせなかった。そこで、本発明は、湿度依存性が
少なく、繰り返し使用に対する持続性に優れ、しかも印
刷インキ層との接着性にも優れた帯電防止剤の提供を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく検討した結果、カチオン系樹脂と特定の官
能基を有する共重合体とを特定の比率で混合することに
より、湿度依存性が少なく、繰り返し使用に対する持続
性に優れ、しかも印刷インキ層との接着性にも優れた帯
電防止剤が得られることを見出し、本発明に至った。ま
た、本発明者らは、硫酸バリウムなどの無機フィラーを
加えることにより、印刷インキの接着性が向上するだけ
でなく、驚くべきことに帯電防止効果が飛躍的に向上す
ることを見出した。
【0005】すなわち、本発明は、カチオン系不飽和単
量体(a)を含むカチオン系樹脂(A)と、炭素数10
以下のアルキル(メタ)アクリレート(b)80〜99
重量%、上記単量体(a)以外の窒素含有不飽和単量体
(c)0.5〜10重量%、およびカルボキシル基含有
不飽和単量体(d)0.5〜10重量%からなる共重合
体(B)とを、(A):(B)=99:1〜15:85
の重量比で含む帯電防止剤に関する。また、本発明は、
窒素含有不飽和単量体(c)が、ジアルキルアミノ基含
有不飽和単量体である上記帯電防止用剤に関する。ま
た、本発明は、カチオン系不飽和単量体(a)が、ジア
ルキルアミノ基含有不飽和単量体の4級アンモニウム塩
である上記帯電防止剤に関する。また、本発明は、さら
に無機フィラーを含む上記帯電防止剤に関する。さら
に、本発明は、無機フィラーが硫酸バリウムである上記
帯電防止剤に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、カチオン系不飽
和単量体(a)を含むカチオン系樹脂(A)は、基本的
な帯電防止効果を発揮する成分である。カチオン系樹脂
(A)は、カチオン系不飽和単量体(a)と、必要に応
じて他の(メタ) アクリル系単量体とを共重合すること
により得られる樹脂であるが、市販のカチオン系アクリ
ル樹脂(例えば、綜研化学社製「PQ50B」)を使用
することもできる。なお、カチオン系樹脂(A)は、重
量平均分子量が30000〜100000であることが
好ましい。重量平均分子量が30000未満であると、
帯電防止剤を塗工した場合にブロッキングを生じやす
く、100000を越えると、共重合体(B)等の他の
成分との相溶性が不充分となる。
【0007】カチオン系不飽和単量体(a)は、カチオ
ン系官能基を有するエチレン性不飽和化合物であり、ジ
アルキルアミノ基含有不飽和単量体の4級アンモニウム
塩が好適に用いられる。ジアルキルアミノ基含有不飽和
単量体としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
メチルエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメ
チルアミノスチレン、ジエチルアミノスチレン等が挙げ
られる。また、その4級アンモニウム塩とは、対イオン
として、Cl- ,Br- ,I- 等のハロゲンイオン、ま
たはQSO3-(Q:炭素数1 〜12のアルキル基)を有す
るものである。さらに、他のジアルキルアミノ基含有不
飽和単量体の4級アンモニウム塩としては、トリメチル
−3−(1−(メタ)アクリルアミド−1,1 −ジメチル
プロピル)アンモニウムクロライド、トリメチル−3−
(1−(メタ)アクリルアミドプロピル)アンモニウム
クロライド及びトリメチル−3−(1−(メタ)アクリ
ルアミド−1,1 −ジメチルエチル)アンモニウムクロラ
イド等が挙げられる。
【0008】他の(メタ) アクリル系単量体としては、
アルキル系(メタ)アクリレート、アルキレングリコー
ル系(メタ)アクリレートが挙げられ、これらの単量体
は、水酸基、アルコキシ基、アミド基などの官能基やハ
ロゲン原子等を有していてもよい。他の(メタ) アクリ
ル系単量体として、以下に記載する炭素数10以下、さ
らに好ましくは4以下のアルキル(メタ)アクリレート
(b)を使用すると、得られるカチオン系樹脂(A)の
耐水性が向上するだけでなく、共重合体(B)との相乗
効果が得られやすく好ましい。単量体(a)と他の(メ
タ) アクリル系単量体との共重合組成は、単量体の全量
を基準として、カチオン系不飽和単量体(a)が40〜
100重量%、特に50〜90重量%であることが好ま
しい。カチオン系不飽和単量体(a)の共重合比率が4
0重量%より少ないと、充分な帯電防止効果が得られな
い。
【0009】また、本発明において、炭素数10以下の
アルキル(メタ)アクリレート(b)、上記単量体
(a)以外の窒素含有不飽和単量体(c)、およびカル
ボキシル基含有不飽和単量体(d)からなる共重合体
(B)は、カチオン系樹脂(A)の帯電防止性能を充分
に引き出すための相溶化剤的な役割、基材接着性向上、
湿度依存性低減の役割を担っている。なお、共重合体
(B)は、重量平均分子量が50000〜100000
であることが好ましい。重量平均分子量が50000未
満であると、帯電防止剤を塗工した場合にブロッキング
を生じやすく、100000を越えると、樹脂(A)と
の相溶性が不充分となる。
【0010】炭素数10以下のアルキル(メタ)アクリ
レート(b)は、帯電防止剤に成膜性を持たせる目的で
使用されるものであり、炭素数8以下、特に炭素数4以
下のアルキルアクリレートまたは対応するメタアクリレ
ートが好ましい。アルキル基は、直鎖構造であっても分
岐構造であってもよい。アルキル(メタ)アクリレート
(b)としては、特に、メチル(メタ) アクリレート、
エチル(メタ) アクリレート、ブチル(メタ) アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ) アクリレートが好適
である。
【0011】また、上記単量体(a)以外の窒素含有単
量体(c)は、カチオン系樹脂(A)の溶解性を向上さ
せる目的で使用される。窒素含有単量体(c)として
は、モノアルキロール(メタ)アクリルアミド、ジアル
キロール(メタ)アクリルアミド等のアクリルアミド系
不飽和化合物、ジアルキルアミノ基を有するエチレン性
不飽和化合物を使用することができる。モノアルキロー
ル(メタ)アクリルアミドとして具体的には、(メタ)
アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N
−エトキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N−プロ
ポキシメチル−(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシ
メチル−(メタ)アクリルアミド、N−ペントキシメチ
ル−(メタ)アクリルアミドなどが挙げられる。
【0012】ジアルキロール(メタ)アクリルアミドと
して具体的には、N,N−ジ(メチロール)アクリルア
ミド、N−メチロール−N−メトキシメチル(メタ)ア
クリルアミド、N,N−ジ(メトキシメチル)アクリル
アミド、N−エトキシメチル−N−メトキシメチルメタ
アクリルアミド、N,N−ジ(エトキシメチル)アクリ
ルアミド、N−エトキシメチル−N−プロポキシメチル
メタアクリルアミド、N,N−ジ(プロポキシメチル)
アクリルアミド、N−ブトキシメチル−N−(プロポキ
シメチル)メタアクリルアミド、N,N−ジ(ブトキシ
メチル)アクリルアミド、N−ブトキシメチル−N−
(メトキシメチル)メタアクリルアミド、N,N−ジ
(ペントキシメチル)アクリルアミド、N−メトキシメ
チル−N−(ペントキシメチル)メタアクリルアミドな
どが挙げられる。
【0013】ジアルキルアミノ基を有するエチレン性不
飽和化合物として具体的には、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、メチルエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジメチルアミノスチレン、ジエチルアミノス
チレンなどが挙げられる。これらの単量体のうち、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレートなどのジアルキ
ルアミノ基含有不飽和単量体は、得られる共重合体
(B)と樹脂(A)との親和性が高いため好適に使用さ
れる。
【0014】また、カルボキシル基含有不飽和単量体
(d)は、印刷インキ層への接着性を付与する目的で使
用され、また、樹脂(A)との親和性を向上させる役割
も果たす。カルボキシル基含有不飽和単量体(d)とし
て具体的には、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、またはこれらのアルキルもしくはアルケニ
ルモノエステル、フタル酸β−(メタ)アクリロキシエ
チルモノエステル、イソフタル酸β−(メタ)アクリロ
キシエチルモノエステル、テレフタル酸β−(メタ)ア
クリロキシエチルモノエステル、コハク酸β−(メタ)
アクリロキシエチルモノエステル、アクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸、けい皮酸等があ挙げられる。これ
らのうち、アクリル酸、メタクリル酸が好適に使用され
る。
【0015】共重合体(B)の単量体組成は、アルキル
(メタ)アクリレート(b)が80〜99重量%、好ま
しくは85〜98重量%、窒素含有不飽和単量体(c)
が0.5〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、
カルボキシル基含有不飽和単量体(d)が0.5〜10
重量%、好ましくは1.5〜10重量%である。各成分
とも、これより少ないと上記の効果が充分ではなく、
(b)、(c)成分がこれより多いと耐水性や機械特性
などの塗膜性能が劣る。また、共重合体(B)は、ガラ
ス転移温度(Tg)が35〜100℃、特に40〜80℃
の範囲にあることが好ましい。Tgが35℃より低いと、
帯電防止剤を塗工した場合にタックの原因となり、10
0℃より高いと、塗膜が硬すぎて脆くなるため好ましく
ない。
【0016】カチオン系樹脂(A)および共重合体
(B)は、公知のラジカル重合開始剤を用いて、溶液法
で単量体をラジカル重合することにより製造することが
できる。好ましくは、単量体、ラジカル重合開始剤およ
び溶媒を、1)反応容器に一括で仕込む、または2)半
量仕込んで半量滴下し、滴下終了後、50〜120 ℃で、2
〜5時間反応させて反応を完了させる。
【0017】溶媒としては、アセトン、メチルエチルケ
トンなどのケトン系溶媒、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコールなどのアルコール系溶媒、メチル
セロソルブ、ブチルセロソルブなどのセロソルブ系溶
媒、酢酸エチルなどのエステル系溶媒、水あるいは上記
の溶媒を混合した溶媒などが使用できるが、イソプロピ
ルアルコール、メチルエチルケトン、酢酸エチルなど60
〜90℃に沸点を有する溶媒が、反応の制御が容易である
ことから好適に使用できる。
【0018】また、ラジカル重合開始剤としては、例え
ば、過酸化ベンゾイル、t- ブチルペルオキシド、クメ
ンヒドロキシペルオキシド、過酸化ラウロイル等の過酸
化物系開始剤、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
シクロヘキサンニトリル等のアゾ系開始剤、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸系開始剤などを使
用できる。ラジカル重合開始剤の使用量は、単量体の全
量を基準として、0.01〜5重量%が好ましく、特に
好ましくは0.1〜3重量%である。
【0019】本発明の帯電防止剤は、カチオン系樹脂
(A)と共重合体(B)とを、(A):(B)=99:
1〜15:85、好ましくは70:30〜20:80の
重量比で含む。共重合体(B)が少ないと充分な塗膜性
能が得られず、カチオン系樹脂(A)が少ないと帯電防
止効果が得られにくい。本発明の帯電防止剤には、印刷
インキ層との接着性を向上させるため、さらに無機フィ
ラーを含有させることができる。無機フィラーの配合量
は、固形分比で、カチオン系樹脂(A)と共重合体
(B)との合計100重量部に対して30〜150重量
部、好ましくは30〜100重量部、さらに好ましくは
50〜70重量部である。
【0020】無機フィラーとしては、易分散性の点か
ら、比表面積が10〜500m2/g、特に15〜300
2/gの範囲のものが好ましい。無機フィラーとして具
体的には、アルミナ、タルク、シリカ、チタン酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウムなどが
挙げられる。なかでも、比表面積が10〜30m2/gの
硫酸バリウムを含有させると印刷インキ層との接着性が
向上するばかりではなく、塗膜の表面抵抗値が下がり、
帯電防止性能が飛躍的に向上することから好ましい。
【0021】本発明の帯電防止剤は、例えば、紙、プラ
スチックフィルム、各種の不織布、合成紙、金属箔、あ
るいはこれらを組み合わせた複合シート、金属、木材、
ガラス等の基材に設けることができる。また、これらの
基材上にオフセットインキ、グラビアインキ、フレキソ
インキ等により印刷インキ層が設けられていてもよい。
但し、基材表面の表面自由エネルギーは20〜60mN
/mの範囲であることが望ましく、密着性を改善するた
めに基材の表面にコロナ処理、プラズマ処理あるいは、
基材との密着性に優れた樹脂をコーティング処理しても
差し支えない。
【0022】プラスチックフィルムとしては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
フッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、硬質ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリイミド、ポ
リスチレン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニル
アルコール共重合体、ポリカーボネート、ポリアクリロ
ニトリル、ポリブテン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリフッ
化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウ
レタン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル
等が挙げられる。
【0023】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明の帯電防止剤
の具体的な構成を説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。なお、例中、%は重量%を意味す
る。また、得られたカチオン系樹脂および共重合体の重
量平均分子量は、ゲル濾過クロマトグラフィー(東ソー
社製「SC−8020」)におけるスチレン換算値を採
用した。
【0024】(合成例1)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)30g、ジ
メチルアミノエチルメタアクリレートのクロライド塩(D
MAEMA-Q)の80%水溶液87.5g、イソプロピルアルコール
(IPA)132.5 g、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
2 gをそれぞれ仕込み、常温で10分間攪拌し、系が均
一になったことを確認したのち、昇温・攪拌した。反応
系内の温度が70℃に達したら、滴下ロートに仕込んだ
分を1時間かけて添加した。滴下終了後、75℃に昇温
し、4時間反応させ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1
時間反応させ、固形分40%のカチオン系樹脂溶液を得
た。得られたカチオン系樹脂の重量平均分子量は、20
000であった。
【0025】(合成例2)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)50g、ジ
メチルアミノエチルメタアクリレートのクロライド塩(D
MAEMA-Q)の80%水溶液62.5g、イソプロピルアルコール
(IPA)137.5 g、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
2 gをそれぞれ仕込み、常温で10分間攪拌し、系が均
一になったことを確認したのち、昇温・攪拌した。反応
系内の温度が70℃に達したら、滴下ロートに仕込んだ
分を1時間かけて添加した。滴下終了後、75℃に昇温
し、4時間反応させ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1
時間反応させ、固形分40%のカチオン系樹脂溶液を得
た。得られたカチオン系樹脂の重量平均分子量は、24
000であった。
【0026】(合成例3)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)80g、ジ
メチルアミノエチルメタアクリレートのクロライド塩(D
MAEMA-Q)の80%水溶液25g、イソプロピルアルコール
(IPA)145 g、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)2
gをそれぞれ仕込み、常温で10分間攪拌し、系が均一
になったことを確認したのち、昇温・攪拌した。反応系
内の温度が70℃に達したら、滴下ロートに仕込んだ分
を1時間かけて添加した。滴下終了後、75℃に昇温
し、4時間反応させ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1
時間反応させ、固形分40%のカチオン系樹脂溶液を得
た。得られたカチオン系樹脂の重量平均分子量は、27
000であった。
【0027】(合成例4)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)29g、ブ
チルメタアクリレート(BMA)67g、ジメチルアミノエチ
ルアクリレ−ト(DM)1 g、アクリル酸(AA)3 g、酢
酸エチル90g、イソプロピルアルコール(IPA)60g、ア
ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)2 gをそれぞれ仕込
み、常温で10分間攪拌し、系が均一になったことを確
認したのち、昇温・攪拌した。反応系内の温度が70℃
に達したら、滴下ロートに仕込んだ分を1時間かけて添
加した。滴下終了後、75℃に昇温し、4時間反応さ
せ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1時間反応させ、固
形分40%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体の重
量平均分子量は、50000であった。
【0028】(合成例5)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)30g、ブ
チルメタアクリレート(BMA)67g、ジメチルアミノエチ
ルアクリレ−ト(DM)3 g、酢酸エチル90g、イソプロ
ピルアルコール(IPA)60g、アゾビスイソブチロニトリ
ル(AIBN)2 gをそれぞれ仕込み、常温で10分間攪拌
し、系が均一になったことを確認したのち、昇温・攪拌
した。反応系内の温度が70℃に達したら、滴下ロート
に仕込んだ分を1時間かけて添加した。滴下終了後、7
5℃に昇温し、4時間反応させ、さらにAIBNを0.4 g添
加した後1時間反応させ、固形分40%の共重合体溶液を
得た。得られた共重合体の重量平均分子量は、8000
0であった。
【0029】(合成例6)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)30g、ブ
チルメタアクリレート(BMA)67g、アクリル酸(AA)3
g、酢酸エチル90g、イソプロピルアルコール(IPA)60
g、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)2 gをそれぞ
れ仕込み、常温で10分間攪拌し、系が均一になったこ
とを確認したのち、昇温・攪拌した。反応系内の温度が
70℃に達したら、滴下ロートに仕込んだ分を1時間か
けて添加した。滴下終了後、75℃に昇温し、4時間反
応させ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1時間反応さ
せ、固形分40%の共重合体溶液を得た。得られた共重合
体の重量平均分子量は、75000であった。
【0030】(合成例7)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)50g、ブ
チルメタアクリレート(BMA)42g、ジメチルアミノエチ
ルアクリレ−ト(DM)4 g、アクリル酸(AA)4 g、酢
酸エチル90g、イソプロピルアルコール(IPA)60g、ア
ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)2 gをそれぞれ仕込
み、常温で10分間攪拌し、系が均一になったことを確
認したのち、昇温・攪拌した。反応系内の温度が70℃
に達したら、滴下ロートに仕込んだ分を1時間かけて添
加した。滴下終了後、75℃に昇温し、4時間反応さ
せ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1時間反応させ、固
形分40%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体の重
量平均分子量は、55000であった。
【0031】(合成例8)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)37g、ブ
チルメタアクリレート(BMA)45g、ジメチルアミノエチ
ルアクリレ−ト(DM)15g、アクリル酸(AA)3 g、酢
酸エチル90g、イソプロピルアルコール(IPA)60g、ア
ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)2 gをそれぞれ仕込
み、常温で10分間攪拌し、系が均一になったことを確
認したのち、昇温・攪拌した。反応系内の温度が70℃
に達したら、滴下ロートに仕込んだ分を1時間かけて添
加した。滴下終了後、75℃に昇温し、4時間反応さ
せ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1時間反応させ、固
形分40%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体の重
量平均分子量は、82000であった。
【0032】(合成例9)撹拌機、還流冷却管、窒素導
入管、温度計、滴下ロートを備えた4口フラスコおよび
滴下ロートに、メチルメタアクリレート(MMA)37g、ブ
チルメタアクリレート(BMA)45g、ジメチルアミノエチ
ルアクリレ−ト(DM)3g、アクリル酸(AA)15g、酢
酸エチル90g、イソプロピルアルコール(IPA)60g、ア
ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)2 gをそれぞれ仕込
み、常温で10分間攪拌し、系が均一になったことを確
認したのち、昇温・攪拌した。反応系内の温度が70℃
に達したら、滴下ロートに仕込んだ分を1時間かけて添
加した。滴下終了後、75℃に昇温し、4時間反応さ
せ、さらにAIBNを0.4 g添加した後1時間反応させ、固
形分40%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体の重
量平均分子量は、68000であった。
【0033】表1に、合成例1〜9で得られたカチオン
系樹脂および共重合体のモノマー組成と、共重合体のTg
(計算値)を示す。
【表1】
【0034】(実施例1〜9および比較例1〜6)合成
例1〜7で得られたカチオン系樹脂溶液および共重合体
溶液、カチオン系アクリル樹脂(綜研化学社製「PQ5
0B」)および下記の無機フィラーを表2に示す量で配
合、混合して、帯電防止剤を得た。下記の基材上に、バ
ーコーターを用いて乾燥膜厚が約2μmとなるように、
得られた帯電防止剤を塗工し、100℃で2分間乾燥さ
せて、図1に示す構成の塗工物を得た。得られた塗工物
について、表面抵抗値、基材密着性、印刷面密着性、耐
水性を下記の方法で評価した。結果を表2に示す。な
お、表中、「aE+b」は、「a×10b」を意味す
る。
【0035】(基材の種類) PP: ポリプロピレンフィルム(膜厚20μm) PET:ポリエチレンテレフタレート(膜厚12μm) (無機フィラーの種類) BF-20 :硫酸バリウム、堺化学工業社製「BARIF
INE20」、比表面積31m2/g BF-1 :硫酸バリウム、堺化学工業社製「BARIF
INE1」、比表面積24m2/g
【0036】(評価法) 表面抵抗値:塗工直後および40℃で2週間保存後の塗
工物の表面抵抗値を、4329AHIGHRESISTANCE METER(HEWL
ET PACKARD社製) を用いて測定した。 密着性試験:JIS5400に従い、セロハンテープ剥
離試験を行った。なお、基材との密着性については、基
材上に帯電防止剤を塗工して得られた塗工物の帯電防止
剤層にセロハンテープを貼り、密着性を評価した。ま
た、UVink との密着性については、得られた塗工物の帯
電防止剤層の上にUVオフセットインキ(東洋インキ製
造社製「FDSニュウ紅」)を用いて印刷し、得られた
印刷物の印刷インキ層にセロハンテープを貼り、密着性
を評価した。 5:剥離面積0% 4:剥離面積10%未満 3:剥離面積10%以上30%未満 2:剥離面積30%以上70%未満 1:剥離面積70%以上 耐水性試験:塗工物を40℃の水に1時間浸した後、引
き上げて水を拭き取り、帯電防止剤を塗工した面の外観
を目視で観察した。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】カチオン系樹脂と特定の官能基を有する
共重合体とを混合することにより、湿度依存性が少な
く、繰り返し使用に対する持続性にも優れ、しかも印刷
インキ層との接着性にも優れる帯電防止性剤を提供でき
た。また、無硫酸バリウムなどの無機フィラーを加える
ことにより、耐摩擦性などの機械特性や帯電防止効果を
飛躍的に向上せしめた帯電防止性剤を提供できた。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電防止剤を用いた塗工物の断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 33/10 C08L 33/10 33/14 33/14 33/26 33/26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カチオン系不飽和単量体(a)を含むカチ
    オン系樹脂(A)と、炭素数10以下のアルキル(メ
    タ)アクリレート(b)80〜99重量%、上記単量体
    (a)以外の窒素含有不飽和単量体(c)0.5〜10
    重量%、およびカルボキシル基含有不飽和単量体(d)
    0.5〜10重量%からなる共重合体(B)とを、
    (A):(B)=99:1〜15:85の重量比で含む
    帯電防止剤。
  2. 【請求項2】窒素含有不飽和単量体(c)が、ジアルキ
    ルアミノ基含有不飽和単量体である請求項1記載の帯電
    防止用剤。
  3. 【請求項3】カチオン系不飽和単量体(a)が、ジアル
    キルアミノ基含有不飽和単量体の4級アンモニウム塩で
    ある請求項1または2記載の帯電防止剤。
  4. 【請求項4】さらに無機フィラーを含む請求項1ないし
    3いずれか記載の帯電防止剤。
  5. 【請求項5】無機フィラーが硫酸バリウムである請求項
    4記載の帯電防止剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006123495A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
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CN116426020A (zh) * 2023-05-31 2023-07-14 合肥长阳新材料科技有限公司 一种抗静电聚酯薄膜及其制备方法

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