JP2002155104A - カチオン性アクリルオイルオキシエチルトリメチル塩化アンモニウム共重合体のモル質量を増加させる方法と、それに対応する共重合体 - Google Patents

カチオン性アクリルオイルオキシエチルトリメチル塩化アンモニウム共重合体のモル質量を増加させる方法と、それに対応する共重合体

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JP2002155104A JP2001309762A JP2001309762A JP2002155104A JP 2002155104 A JP2002155104 A JP 2002155104A JP 2001309762 A JP2001309762 A JP 2001309762A JP 2001309762 A JP2001309762 A JP 2001309762A JP 2002155104 A JP2002155104 A JP 2002155104A
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Jean-Luc Zeh
ツェー ジャン−リュック
Lionel Sabatier
サバティエ リオネル
Stephane Lepizzera
ルピゼラ ステファン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カチオン性アクリルオイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウムクロライド共重合体のモル質量を増
加させる方法と、それに対応する共重合体。 【解決手段】 化学式(I)の不飽和第四級アンモニウ
ム塩のカチオン共重合体のモル質量を増加させるため
に、化学式(II)のダイマーの濃度が2000ppm以
下である化学式(I)のモノマーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カチオン性アクリ
ルオイルオキシエチルトリメチル塩化アンモニウム(A
DAMQUAT MC)共重合体のモル質量を増加させ
る方法と、モル質量が増加した対応するカチオン共重合
体とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このカチオン共重合体は種々の分野、例
えば水処理、製紙等で保持剤として工業的に使用されて
いる。これら用途ではモル質量の大きいカチオン共重合
体を用いることによって上記の各種処理の効力を向上さ
せ(凝集剤機能の向上、紙繊維保持機能の改良)、共重
合体の添加量を少なくすることができる。
【0003】カチオン共重合体のモル質量は用いるプロ
セスの形式、重合反応速度、コモノマーの種類および純
度で制御でき、あるいは架橋剤の添加で制御することが
できる。これらのパラメータが共重合体のモル質量に与
える影響は周知であり、種々の特許の対象になってい
る。ADAMQUAT MCの純度がカチオン共重合体
のモル質量に大きな影響を与えることは広く認められて
いるが、ADAMQUAT MCの不純物とこの共重合
体のモル質量とを関連づける正確なデータは存在しな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】驚くべきことに、本出
願人はADAMQUAT MCの種々の不純物の中で、
化学式(II):
【0005】
【化8】
【0006】で表されるそのダイマーが1000〜20
00ppm以上の濃度で存在すると共重合体のモル質量
が大幅に減少するということ、従って、ADAMQUA
T MCの純度を正確に制御することによってモル質量
の大きいカチオン(コ)ポリマーが得られるということ
を見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、化学式
(I):
【0008】
【化9】
【0009】(ADAMQUAT MC)の不飽和第四
級アンモニウム塩のカチオン共重合体のモル質量を増加
させる方法において、化学式(II):
【0010】
【化10】
【0011】で表されるそのダイマーの濃度が2000
ppm以下、特に1000ppm以下である化学式
(I)のモノマーを用いることを特徴とする方法を提供
する。
【0012】
【発明の実施の形態】上記純度を有するモノマー(I)
を用いることによって、カチオン共重合体の水溶液の粘
度を同じ重合条件(同じプロセス、同じコモノマー、同
じコモノマー比率)で通常の純度のモノマー(I)を用
いて製造した共重合体に対して少なくとも30%増加さ
せることができる。従って、本発明はいずれの場合で
も、通常の純度のモノマー(I)を用いて製造した共重
合体のモル質量に対してモル質量が増加した、モル質量
の大きいカチオン共重合体を得ることができる。
【0013】化学式(I)のモノマーは水の存在下で、
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート(ADAM
E)と四級化剤CH3Clとを反応させて得られ、この
反応は密閉反応器に収容した全量のADAMEを空気ま
たは貧空気で0.5〜3バールに加圧し、35〜65℃
の温度でCH3Clと水とを所望の水中濃度の塩が得ら
れるまで連続的に導入し、水の導入は反応に必要な量の
CH3Clの0〜20重量%を添加した後に開始し、反
応終了時の圧力は9バール以下にし、反応器を減圧する
と同時に空気を導入して酸素含有率を一定に維持し、大
気圧に戻った後に残留CH3Clを除去するように行
う。
【0014】本発明方法の上記以外の特徴は下記にあ
る: 1) 四級化剤を1〜7時間かけて導入し、水は2〜8
時間かけて導入する。 2) 反応をADAMEに対する四級化剤のモル比を1
〜1.1、好ましくは1〜1.05にして行う。 3) 反応を水/四級化剤の平均流量比を0.1〜1.
2、特に0.3〜0.8にして行う。
【0015】本発明方法は、3,5−ジ(tert-ブチ
ル)−4− ヒドロキシトルエン、ハイドロキノンメチ
ルエーテル、ハイドロキノン、カテコール、tert-ブチ
ルカテコール、フェノチアジンおよびこれらの混合物か
らなる群の中から選択される少なくとも1種の安定化剤
の存在下で行うことができる。この安定化剤の含有率は
四級塩(I)の水溶液に対して20〜2000ppm、
好ましくは100〜1200ppmである。
【0016】反応媒体にジエチレントリアミン五酢酸、
ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩、N−(ヒ
ドロキシエチル)−エチレンジアミン三酢酸およびN−
(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸三ナトリ
ウム塩からなる群の中から選択される少なくとも1種の
金属イオン封鎖剤を添加することができる。この金属イ
オン封鎖剤の含有率は四級塩(I)の水溶液に対して1
〜100ppm、好ましくは5〜30ppmである。
【0017】一般に金属イオン封鎖剤は水溶液で入手で
きるので、一般にはそのままの状態で添加する。すなわ
ち、商品名VERSENEX80で市販のジエチレント
リアミン五酢酸五ナトリウム塩を約40重量%水溶液の
状態で用意する。本発明はさらに、
【0018】
【化11】
【0019】のダイマーの濃度が2000ppm以下で
ある化学式(I):
【0020】
【化12】
【0021】(ADAMQUAT MC)のモノマーを
含むモノマー組成物から得られたカチオン共重合体を提
供する。モノマー(I)は上記方法で製造されたモノマ
ーである。
【0022】本発明のカチオン共重合体は特に下記
(A)〜(E)からなるモノマー組成物(全体で100
重量部)から得られる:(A)上記定義の化学式(I)
のモノマー60重量部、特に5〜60重量部、(B)化
学式(III)の少なくとも一種のモノマー 0〜80重
量部:
【0023】
【化13】
【0024】(ここで、R1はHまたは−CH3を表し、
2およびR3はそれぞれHまたはC1−C5アルキルを表
し、同一でも異なっていてもよい)(C)化学式(I
V)の少なくとも一種のモノマー 0〜50重量部:
【0025】
【化14】
【0026】(ここで、R4はHまたは−CH3を表し、
1は−O−または−NH−を表し、B1は−CH2−C
2−、−CH2CH2CH2−、CH2−CHOH−CH2
−を表し、R5およびR6は互いに独立して−CH3また
は−CH2CH3を表し、R7はH、−CH3、−CH2
3または−CH265を表し、X1-は化学式(I)の
化合物を除いた一価のアニオン、例えばCl-、SCN
、CH3SO3 およびBrを表す)(D)化学式
(V)の少なくとも一種のモノマー 0〜50重量部:
【0027】
【化15】
【0028】(ここで、R8はHまたは−CH3を表し、
2は−O−または−NH−を表し、B2は−CH2−C
2−、−CH2CH2CH2−、CH2−CHOH−CH2
−を表し、R9およびR10は互いに独立して−CH3また
は−CH2CH3を表す)(E)カルボキシル基を有する
少なくとも一種のモノマー 0〜80重量部。
【0029】化学式(III)のモノマーの例としてはア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリル
アミドおよびN,N−ジメチルアクリルアミドが挙げら
れる。化学式(IV)のモノマーの例としては下記が挙
げられる: (1)メタクリルオキシエチルジメチルベンジル塩化ア
ンモニウム(MADQUAT BZ) (2)メタクリルオキシエチルトリメチル塩化アンモニ
ウム(MADQUATMC) (3)アクリルオキシエチルジメチルベンジル塩化アン
モニウム(ADAMQUAT BZ)
【0030】化学式(V)のモノマーの例としては、ジ
メチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAPAA)
およびジメチルアミノプロピルメタクリルアミド(DM
APMA)が挙げられる。モノマー(E)の例として
は、アクリル酸、メタクリル酸およびイタコン酸が挙げ
られる。
【0031】本発明の共重合体はゲルプロセスまたは逆
エマルションプロセスに従った一般的な製造方法で得ら
れる。 (1)ゲルプロセスではモノマーとポリマーとが可溶な
水溶液中で重合を行い、重合終了後にゲルを得る。この
ゲルを次いで乾燥、粉砕して粉末を得る。 (2)逆エマルションプロセスでは水溶性ポリマーとモ
ノマーとを含む水性分散相、次いで油性連続相を用いて
重合を行う。重合後、得られた逆エマルションを反転さ
せ、ポリマーを含む粘性水溶液を得る。 以下、本発明の実施例を説明するが、本発明が下記実施
例に限定されるものではない。以下の実施例において特
に記載のない限り%は重量%である。
【0032】
【実施例】実施例1 高純度ADAMQUAT MCの合成 温度計、気/液攪拌機(中空軸を有するタービン)、1
0バールにセットされた弁、破裂ディスクおよび各種反
応物を導入するための浸漬管を取付けた、特別に耐圧設
計された1リットル容のジャケット付きガラス反応器中
に、429gのDAMEAを導入した。反応器を密閉し
た後、1バールの貧空気(air appauvri)で加圧し、攪
拌と加熱を開始した。温度が40℃に達した時に(設定
温度:47℃)、CH3Clの導入を159g/時の流
量で開始した。15gのCH3Cl(すなわちCH3Cl
の化学量論量の10%)を添加した時に、CH3Clの添
加を続けながら水の導入を60g/時の流量で開始し
た。H2O/CH3Cl流量比は反応全体を通じて0.3
7で一定に維持した。
【0033】全ての水(すなわち1473g)を導入し
終った時に下記手順に従って反応器を大気圧に戻した: 1)過剰なCH3Clを30分間脱気し、それと同時に
反応物中に空気を導入する(流量:3l/時(ST
P))、 2) 徐々に大気圧に戻す。 次に、痕跡量のCH3Clを空気でストリッピングして
30分間除去した(流量:5l/時(STP))。最後
に反応器を冷却し、空けた。
【0034】反応の各段階の継続時間は下記の通り: CH3Clの導入 :1時間 H2Oの導入 :2.3時間 脱気 :0.5時間 ストリッピング :0.5時間 従って、合計継続時間は約3.5時間。 粗反応混合物(716g)を高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)で分析し、ADAMQUAT MC中の
ダイマー(化学式II)の量を求めた。この量は100p
pmであった。
【0035】実施例2 従来純度のADAMQUAT MCの合成 実施例1の手順を繰返したが、CH3Clを7時間かけ
て導入した。粗反応混合物(716g)を高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)で分析し、ADAMQUA
T MC中のダイマー(化学式II)の量を求めた。この
量は3000ppmであった。
【0036】実施例3 比較例のカチオン共重合体の製造(ゲルプロセス) 実施例2で製造したADAMQUAT MC80をゲル
プロセスで重合する。重合は下記のように行う:48g
の固体アクリルアミドを180gの水に溶解する。次い
で、この溶液に60gのADAMQUAT MC80を
添加する。こうして調製された混合液をデューアタイプ
の断熱容器に入れる。最後に、0.005gの過硫酸ア
ンモニウムと0.005gのメタ重亜硫酸ナトリウムと
を添加して重合を周囲温度で開始する。重合終了後に得
られたゲルを粉砕、乾燥する。カチオン共重合体を0.
1%含むNaClモル水溶液の粘度をブルックフィール
ド計器(DV−II、回転速度=60rpm、温度=20
℃)で測定して共重合体の重量平均モル質量を評価す
る。実施例2のADAMQUAT MC80を用いて製
造したカチオン共重合体を0.1%含むNaClモル溶
液の粘度は2.6cpsである。
【0037】実施例4 本発明のカチオン共重合体の製造(ゲルプロセス) 実施例1で合成したADAMQUAT MC80を用い
て、実施例3のプロセスに従ってカチオン共重合体を合
成した。実施例1のADAMQUAT MC80を用い
て製造したカチオン共重合体を0.1%含むNaClモ
ル溶液の粘度は3.6cpsである。
【0038】実施例5 比較例のカチオン共重合体の製造(逆エマルションプロ
セス) 実施例2で製造したADAMQUAT MC80を逆エ
マルション重合のプロセスで重合する。335.9gの
50%アクリルアミドと、50gのADAMQUAT
MC80と、1.68gの50%NaOHと、12.6
gのNaClと、0.08gのエチレンジアミンテトラ
酢酸(EDTA)とを176.35gの水中で混合して
水相を調製する。
【0039】218.67gのイソパラフィン炭化水素
(Exxon ChemIcal社から商品名Isopa
r Mで市販)と、18.6gのソルビタンモノオレア
ートと、2.2gのポリオキシエチレン化ソルビタンモ
ノオレアートとを混合して油相を調製する。溶解を容易
にするために油相を攪拌しながら40℃に加熱する。次
いで、油相と水相とをUltra−Turrax(登録
商標)混合機を用いて10,000rpmで2分間混合
し、エマルションを調製する。
【0040】このエマルションを凝縮器、中央攪拌機お
よび窒素導入手段を取付けたジャケット付きガラス反応
器に移す。このエマルションを800rpmで攪拌しな
がら46℃に加熱し、窒素で20分間パージする。この
時間が経過した後、0.21gのアゾビスイソブチロニ
トリルを反応器に導入する。次いで、発熱反応がみら
れ、混合物の温度が46℃に戻ったとき、混合物を54
℃で1時間加熱し、次いで57℃で30分間加熱し、最
後、3度目に78℃で2時間加熱する。このエマルショ
ンを冷却、濾過する。
【0041】このエマルションの反転は下記のように行
う:0.125gのポリエトキシル化ノニフェノールを
490gの水に添加し、Ultra−Turrax(登
録商標)混合機で混合する。この水溶液にUltra−
Turrax(登録商標)混合機を用いて10gのエマ
ルションを攪拌しながら緩やかに注入する。こうして得
られた反転溶液を24時間放置する。反転溶液の粘度を
ブルックフィールド装置(ERV8、回転速度=50r
pm、ロータ2本、温度=20℃)で測定して、共重合
体の平均モル質量を評価する。実施例2のADAMQU
AT MC80を用いて製造したカチオン共重合体の反
転水溶液の粘度は250cpsである。
【0042】実施例6 本発明のカチオン共重合体の製造(逆エマルションプロ
セス) 実施例1で合成したADAMQUAT MC80を用い
て、実施例5のプロセスに従ってカチオン共重合体を合
成した。実施例1のADAMQUAT MC80を用い
て製造したカチオン共重合体の反転水溶液の粘度は53
0cpsである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン ルピゼラ フランス国 57500 サン−タヴォル リ ュ デ ジュネ 22 Fターム(参考) 4J011 AA02 AC05 4J100 AJ02T AL08P AL08R AM15Q AM17Q AM19Q AM21S BA32P BA32S BC43R CA01 CA06 JA13 JA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学式(I): 【化1】 (ADAMQUAT MC)の不飽和第四級アンモニウ
    ム塩のカチオン共重合体のモル質量を増加させる方法に
    おいて、 化学式(II): 【化2】 で表されるそのダイマーの濃度が2000ppm以下で
    ある化学式(I)のモノマーを用いることを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 化学式(II)のダイマーの濃度が100
    0ppm以下である化学式(I)のモノマーを用いる請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 水の存在下で、N,N−ジメチルアミノ
    エチルアクリレート(ADAME)と、四級化剤CH3
    Clとを反応させて得られる化学式(I)のモノマーを
    使用し、この場合、密閉反応器に収容した全量のADA
    MEを空気または貧空気で0.5〜3バールに加圧し、
    35〜65℃の温度でCH3Clと水とを所望濃度の塩
    が得られるまで連続的に導入して上記反応を行い、水の
    導入は反応に必要な量のCH3Clの0〜20重量%を
    添加した後に開始し、反応終了時の圧力は9バール以下
    にし、その後、空気を導入して酸素含有率を一定に維持
    しながら反応器を減圧し、大気圧へ戻った後に残留する
    CH3Clを除去する、請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 化学式(II): 【化3】 のダイマーの濃度が2000ppm以下である化学式
    (I): 【化4】 (ADAMQUAT MC)のモノマーを含むモノマー
    組成物から得られるカチオン共重合体。
  5. 【請求項5】 化学式(II)のモノマーのダイマー濃度
    が1000ppm以下である請求項4に記載のカチオン
    共重合体。
  6. 【請求項6】 化学式(I)のモノマーが、水の存在下
    で、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート(AD
    AME)と、四級化剤CH3Clとを反応させて得ら
    れ、その場合、密閉反応器に収容した全量のADAME
    を空気または貧空気で0.5〜3バールに加圧し、35
    〜65℃の温度でCH3Clと水とを所望濃度の塩が得
    られるまで連続的に導入して上記反応を行い、水の導入
    は反応に必要な量のCH3Clの0〜20重量%を添加
    した後に開始し、反応終了時の圧力は9バール以下に
    し、その後、空気を導入して酸素含有率を一定に維持し
    ながら反応器を減圧し、大気圧に戻った後に残留するC
    3Clを除去することで得られる請求項4または5に
    記載のカチオン共重合体。
  7. 【請求項7】 下記(A)〜(E)からなるモノマー組
    成物(全体で100重量部)から得られる請求項1〜6
    のいずれか一項に記載のカチオン共重合体:(A)請求
    項4〜6のいずれか一項に記載の化学式(I)のモノマ
    ー 60重量部、(B)化学式(III)の少なくとも一
    種のモノマー 0〜80重量部、 【化5】 (ここで、R1はHまたは−CH3を表し、R2およびR3
    はそれぞれHまたはC1−C5アルキルを表し、同一でも
    異なっていてもよい)(C)化学式(IV)の少なくと
    も一種のモノマー 0〜50重量部、 【化6】 (ここで、R4はHまたは−CH3を表し、 A1は−O−または−NH−を表し、 B1は−CH2−CH2−、−CH2CH2CH2−、CH2
    −CHOH−CH2−を表し、 R5およびR6は互いに独立して−CH3または−CH2
    3を表し、 R7はH、−CH3、−CH2CH3または−CH265
    を表し、 X1-は化学式(I)の化合物を除いた一価のアニオン、
    例えばCl-、SCN、CH3SO3 およびBr
    表す)(D)化学式(V)の少なくとも一種のモノマー
    0〜50重量部、 【化7】 (ここで、R8はHまたは−CH3を表し、 A2は−O−または−NH−を表し、 B2は−CH2−CH2−、−CH2CH2CH2−、CH2
    −CHOH−CH2−を表し、 R9およびR10は互いに独立して−CH3または−CH2
    CH3を表す)(E)カルボキシル基を有する少なくと
    も一種のモノマー 0〜80重量部。
  8. 【請求項8】 100重量部のモノマー組成物に対して
    化学式(I)のモノマーが5〜60重量部である請求項
    7に記載のカチオン共重合体。
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