JP3032155B2 - ベタインモノマーの製法 - Google Patents

ベタインモノマーの製法

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JP3032155B2
JP3032155B2 JP8189682A JP18968296A JP3032155B2 JP 3032155 B2 JP3032155 B2 JP 3032155B2 JP 8189682 A JP8189682 A JP 8189682A JP 18968296 A JP18968296 A JP 18968296A JP 3032155 B2 JP3032155 B2 JP 3032155B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベタインモノマー
の製法に関する。さらに詳しくは、たとえば整髪剤など
の化粧料用の両性イオン性樹脂の製造に有用な両性イオ
ン性のベタインモノマーの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、整髪剤などの化粧料用の樹脂とし
ては、たとえば両性イオン性樹脂が広く用いられてい
る。かかる両性イオン性樹脂の両性イオン性とは、ベタ
イン構造を意味し、該両性イオン性樹脂とは、ベタイン
構造、すなわち1分子中に陽イオンとして四級アンモニ
ウムとカルボン酸の陰イオンとを有する分子内塩構造を
有するモノマーからえられた樹脂である。
【0003】前記両性イオン性樹脂を製造する方法に
は、たとえばあらかじめ合成された両性イオン性モノマ
ーと他のモノマーとを重合させる方法などがある。
【0004】従来、前記両性イオン性モノマーの合成法
としては、たとえばジメチルアミノエチルメタクリレー
トなどのアミン系モノマーとβ−プロピオラクトンなど
の環状ラクトンとをメチルエチルケトンなどの溶媒の存
在下で反応させる方法が知らされている(米国特許第
3,832,185号明細書に記載のEXAMPLE1
など)。
【0005】しかしながら、前記方法では、環状ラクト
ンは一般に常温では開環して分解しやすいことから、反
応の際には、たとえば−20℃程度といった低温で反応
させなければならず、しかも半日程度の多大な反応時間
を要するため、操作が非常に煩雑であるのみならず、生
産効率が低いという問題がある。なかでも、炭素数が少
ない環状ラクトン、とくに炭素数が2の三員環を有する
オキシラノンを用いたばあいには、該化合物は不安定で
分解しやすいことから、前記方法によって両性イオン性
モノマーをうることがきわめて困難である。
【0006】このように、両性イオン性樹脂の製造に好
適に使用しうる両性イオン性モノマーを、煩雑な操作な
しで効率よく合成しうる方法が未だ見出されていないの
が実情であり、かかる両性イオン性モノマーの製法の確
立が待ち望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、煩雑な操作を必要とせ
ずに、きわめて容易に効率よく、所望の両性イオン性の
ベタインモノマーを合成することができる方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
(I):
【0009】
【化3】
【0010】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
炭素数1〜4のアルキル基、R3は炭素数1〜4のアル
キレン基、R4は水素原子またはメチル基を示す)で表
わされる三級アミン含有エステルモノマー(A)と、ハ
ロ酢酸化合物(B)であるモノクロロ酢酸ナトリウムま
たはモノクロロ酢酸カリウムとを非水系溶媒であるイソ
プロパノール中で加熱して反応させることを特徴とする
一般式(III):
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
炭素数1〜4のアルキル基、R3は炭素数1〜4のアル
キレン基、R4は水素原子またはメチル基を示す)で表
わされるベタインモノマーの製法に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の製法によって製造される
両性イオン性のモノマーは、一般式(III):
【0014】
【化5】
【0015】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
炭素数1〜4のアルキル基、R3は炭素数1〜4のアル
キレン基、R4は水素原子またはメチル基を示す)で表
わされるベタインモノマーであり、かかるベタインモノ
マーの原料として、一般式(I):
【0016】
【化6】
【0017】(式中、R1、R2、R3およびR4は前記と
同じ)で表わされる三級アミン含有エステルモノマー
(A)および、ハロ酢酸化合物(B)であるモノクロロ
酢酸ナトリウムまたはモノクロロ酢酸カリウムが用いら
れる。
【0018】前記一般式(I)で表わされる三級アミン
含有エステルモノマー(A)の代表例としては、たとえ
ばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレ
ートなどがあげられる。
【0019】本発明においては、前記三級アミン含有エ
ステルモノマー(A)のなかでも、工業的に安価に入手
することができるという点から、N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレートがとくに好ましく用いら
れる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】本発明においては、前記ハロ酢酸化合物
(B)として、工業的に安価に入手することができるモ
ノクロロ酢酸ナトリウムまたはモノクロロ酢酸カリウム
が用いられる。
【0024】なお、前記ハロ酢酸化合物(B)であるモ
ノクロロ酢酸ナトリウムおよびモノクロロ酢酸カリウム
は、あらかじめ調製された高純度の乾燥粉末であっても
よいが、たとえば等当量程度のモノクロロ酢酸と、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸
化物または炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカ
リ金属炭酸塩とを溶媒中で反応させて調製することもで
きる。
【0025】かかるハロ酢酸化合物(B)であるモノク
ロロ酢酸ナトリウムおよびモノクロロ酢酸カリウムの調
製に用いられる溶媒にはとくに限定がないが、たとえば
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノールなどのアルコール系溶媒が、モノクロロ酢酸お
よびアルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属炭酸塩を
適切に溶解または分散させることができるという点から
とくに好ましく用いられる。
【0026】また、調製したモノクロロ酢酸ナトリウム
およびモノクロロ酢酸カリウムは、濃縮、濾過などの処
理により、乾燥した結晶体またはたとえば30重量%程
度以下の溶媒を含有した湿った結晶体として三級アミン
含有エステルモノマー(A)との反応に用いることがで
きる。
【0027】
【0028】前記三級アミン含有エステルモノマー
(A)と、ハロ酢酸化合物(B)であるモノクロロ酢酸
ナトリウムまたはモノクロロ酢酸カリウムとのなかか
ら、目的とするベタインモノマーを与える化合物をそれ
ぞれ選択し、両化合物の割合を調整したのち、これらを
加熱して反応させることにより、両性イオン性のベタイ
ンモノマーがえられる。
【0029】本発明の製法における三級アミン含有エス
テルモノマー(A)とハロ酢酸化合物(B)との割合
は、未反応の三級アミン含有エステルモノマー(A)が
過剰に残存し、反応生成物が目的とするベタインモノマ
ーと三級アミン含有エステルモノマー(A)との混合物
となるおそれをなくすためには、三級アミン含有エステ
ルモノマー(A)1モルに対してハロ酢酸化合物(B)
が0.7モル以上、好ましくは0.8モル以上、さらに
好ましくは0.95モル以上となるように調整すること
が望ましい。また、未反応のハロ酢酸化合物(B)が不
純物として残存し、反応生成物が目的とするベタインモ
ノマーとハロ酢酸化合物(B)との混合物となるおそれ
をなくすためには、三級アミン含有エステルモノマー
(A)1モルに対してハロ酢酸化合物(B)が1.3モ
ル以下、好ましくは1.2モル以下、さらに好ましくは
1.1モル以下となるように調整することが望ましい。
【0030】前記三級アミン含有エステルモノマー
(A)とハロ酢酸化合物(B)との反応は、水によって
原料が加水分解されるおそれをなくし、反応終了後に、
副生したアルカリ金属化物などの無機塩を除去しやす
くするために、非水系溶媒中で行なう。両化合物の反応
が非水系溶媒中で行なわれるのは、反応の進行ととも
に、生成したベタインモノマーおよび副生したアルカリ
金属化物によって反応系が粘稠な液体となり、撹拌が
滞って重合反応などの好ましくない反応が起こるおそれ
をなくすためである。
【0031】
【0032】本発明においては、前記非水系溶媒とし
、反応温度を65℃以上にして、ベタインモノマーの
収率を向上させるために、沸点が65℃よりも高く、
た、副生したアルカリ金属化物の溶解度が比較的低
く、生成したベタインモノマーの溶解度が高く、生成し
たベタインモノマーを単離するための濃度の調節が容易
であり、さらにえられたベタインモノマーからなる樹脂
を化粧料などに使用することおよび反応中に原料である
三級アミン含有エステルモノマー(A)ときわめて反応
しがたいことを考慮し、イソプロパノールが用いられ
【0033】三級アミン含有エステルモノマー(A)と
ハロ酢酸化合物(B)との反応に用いられる非水系溶媒
の使用量は、反応系の粘度などを考慮すると、三級アミ
ン含有エステルモノマー(A)とハロ酢酸化合物(B)
との合計100重量部に対して5〜200重量部、好ま
しくは10〜100重量部とすることが望ましい。
【0034】前記三級アミン含有エステルモノマー
(A)とハロ酢酸化合物(B)との反応は、たとえば大
気雰囲気中で行ない、ばあいによっては、反応液中にエ
アーを吹き込みながら、これらの反応懸濁液ないし反応
溶液が滞ることのないように適宜撹拌し、加熱しながら
行なわれる。
【0035】前記反応懸濁液ないし反応溶液の液温は、
用いる三級アミン含有エステルモノマー(A)およびハ
ロ酢酸化合物(B)の種類などによって異なる。
【0036】一般に、三級アミンとハロ酢酸化合物
(B)との反応は、高温になるにしたがって速やかに進
行する傾向がある。
【0037】しかしながら、本発明に用いられる三級ア
ミン含有エステルモノマー(A)は、温度が高くなるに
したがって重合しやすくなり、また非水系溶媒として
ソプロパノールが用いられるので、三級アミン含有エス
テルモノマー(A)がイソプロパノールによって分解さ
れるおそれがある。
【0038】したがって、前記液温は、通常65〜10
0℃程度、好ましくは70〜85℃程度となるように加
熱することが望ましい。反応温度が65℃未満であるば
あい、三級アミン含有エステルモノマー(A)とハロ酢
酸化合物(B)との反応が、三級アミン含有エステルモ
ノマー(A)の分解反応よりも反応速度が遅くなるた
め、三級アミン含有エステルモノマー(A)の分解反応
が起こりやすくなり、えられるベタインモノマーの収率
が低下する傾向がある。また、反応温度が100℃を越
えるばあい、えられるベタインモノマーが重合しやすく
なり、ベタインモノマーの収率が低下する傾向がある。
また、このときの反応時間は、通常4〜16時間程度、
好ましくは7〜13時間程度であることが望ましい。
【0039】反応の完結は、液体クロマトグラフィー、
ガスクロマトグラフィーなどにより、三級アミン含有エ
ステルモノマー(A)の減少量を追跡することによって
確認することができる。さらに、反応中に三級アミン含
有エステルモノマー(A)が重合反応を起こすおそれを
なくすために、たとえばハイドロキノン、4−メトキシ
フェノールなどの重合防止剤を適宜反応系に添加しても
よい。
【0040】本発明の製法によれば、三級アミン含有エ
ステルモノマー(A)とハロ酢酸化合物(B)との反応
の際に、目的とするベタインモノマーのほかに、無機塩
であるアルカリ金属化物が副生する。かかるアルカリ
金属化物は、反応の進行とともに、反応系から析出す
るので、反応終了後に反応系を冷却し、たとえば濾過、
遠心分離などを行なうことによって容易に除去すること
ができる。なお、濾過、遠心分離などの操作をより容易
に行なうために、たとえば反応系を溶媒で適宜希釈して
もよい。かかる希釈に用いる溶媒にはとくに限定がな
、副生したアルカリ金属化物の溶解度がきわめて低
く、さらにえられたベタインモノマーからなる樹脂を化
粧料などに使用することを考慮すると、非水系溶媒であ
イソプロパノールがとくに好ましく用いられる。
【0041】なお、本発明において、前記ベタインモノ
マーを、溶媒を含んだ溶液の状態でえたばあいには、か
かる溶液の状態のままでたとえば化粧料用の両性イオン
性樹脂をうるための重合反応に供してもよく、また溶液
を濃縮して溶媒を除去したのち、重合反応に供してもよ
い。
【0042】反応溶液または濾液の濃縮は、通常、大気
中で常圧または減圧下で濃縮器内で行なわれる。このと
きの濃縮器内の温度は、濃縮の進行とともに濃縮系の粘
度が上昇し、ついには濃縮系から結晶が析出し、撹拌が
滞ることのないようにするためには、40℃以上、なか
んづく50℃以上とすることが好ましく、また熱重合反
応が起こりがたくするためには、90℃以下、なかんづ
く85℃以下とすることが好ましい。
【0043】かくして三級アミン含有エステルモノマー
(A)とハロ酢酸化合物(B)とを加熱して反応させる
ことにより、一般式(III):
【0044】
【化7】
【0045】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
炭素数1〜4のアルキル基、R3は炭素数1〜4のアル
キレン基、R4は水素原子またはメチル基を示す)で表
わされるベタインモノマーがえられる。かかるベタイン
モノマーの構造は、1H−核磁気共鳴スペクトル(以
下、1H−NMRという)、13C−核磁気共鳴スペクト
ル(以下、13C−NMRという)、融点、元素分析など
によって確認することができる。
【0046】なお、生成したベタインモノマーは、ばあ
いによっては、一水和物の構造を有することがあるもの
と考えられる。
【0047】また、本発明においては、前記濾過や遠心
分離などを行なって副生したアルカリ金属化物を除去
し、ベタインモノマーを精製しておくだけで、前記重合
反応時に高分子溶液からのアルカリ金属化物(無機
塩)の煩雑な除去操作を行なわなくてもよい。
【0048】このように、本発明の製法によれば、目的
に応じて適宜選択した三級アミン含有エステルモノマー
(A)およびハロ酢酸化合物(B)を加熱して反応させ
るだけで、所望のベタインモノマーをきわめて容易に効
率よく製造することができる。
【0049】かくしてえられたベタインモノマーには、
副生した無機塩が0.1〜1.5重量%程度含有される
ことがある。このように副生した無機塩は、必要によ
り、たとえばイオン交換樹脂によって除去することがで
きる。
【0050】イオン交換樹脂によって処理されるベタイ
ンモノマー溶液としては、反応終了後に濾過などの処理
によってあらかじめ脱塩された反応液を用いることがで
きる。また、その脱塩された反応液を濃縮することによ
ってえられるベタインモノマーの濃縮液または濃縮液か
らえられる結晶を再度、溶媒に溶解させたものを用いる
ことにより、濃縮液または結晶中の不溶成分が少量析出
することがある。この不溶成分とは、副生した無機塩な
どの不純物であるので、不溶成分が析出したばあいに
は、再度の濾過処理を行なうことによって不純物が除去
されて、えられるベタインモノマーの純度が高くなり、
使用するイオン交換樹脂の量を少なくすることができる
ので好ましい。
【0051】このとき、ベタインモノマーを溶解させる
ために用いられる溶媒としては、とくに限定がないが、
脱塩処理後にベタインモノマーを単離するばあいには、
容易に除去させうるものが好ましい。かかる観点から、
前記溶媒としては、反応時に用いられる非水系溶媒であ
イソプロパノールがとくに好ましい。
【0052】前記イオン交換樹脂としては、一般に用い
られているカチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを併
用したもの、なかでも非水系溶媒用のイオン交換樹脂を
好適に用いることができる。
【0053】本発明の製法によってえられたベタインモ
ノマーは、たとえば該ベタインモノマー35〜95重量
%と共重合可能な他のモノマー10〜65重量%とを重
合させることにより、たとえば整髪剤などの化粧料用の
両性イオン性樹脂として好適に使用することができる。
【0054】
【実施例】つぎに、本発明のベタインモノマーの製法を
実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はか
かる実施例のみに限定されるものではない。
【0055】実施例1 水酸化カリウム(含量85重量%)33重量部をエタノ
ール150重量部に溶解させた溶液を、クロロ酢酸4
7.3重量部をエタノール100重量部に溶解させた溶
液に氷冷下(10℃以下)で撹拌しながら滴下した(水
酸化カリウム:クロロ酢酸(モル比)=1:1)。滴下
と同時にモノクロロ酢酸カリウムの沈殿が生成した。生
成した沈殿を減圧濾過し、イソプロピルアルコールです
すぎ洗いをした。
【0056】つぎに、コンデンサー、温度計および撹拌
器が装着された反応器に、先に調製したモノクロロ酢酸
カリウム(イソプロピルアルコールを20重量%含有し
た湿った結晶体)78.7重量部(0.48モル)を投
入し、さらにN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート78.5重量部(0.5モル)およびイソプロパノ
ール50重量部を加え、撹拌してモノクロロ酢酸カリウ
ムの結晶を均一に分散させた。
【0057】ついで、大気雰囲気下で、75℃で10時
間にわたって反応させたのち、N,N−ジメチルアミノ
エチルメタクリレートが95%以上消費されていること
をガスクロマトグラフィーによって確認し、反応の完結
を確認した。反応終了後、反応液をイソプロパノール2
00重量部にて希釈して氷冷し、加圧濾過により、副生
した塩化カリウムを反応液から除去した。
【0058】前記塩化カリウムを除去した反応液を濃縮
器に投入し、大気雰囲気下で充分に撹拌しながらイソプ
ロパノールを除去し、しばらく放置して白色の粗結晶1
11.1重量部をえた。
【0059】さらに、前記粗結晶をアセトン100重量
部で再結晶させ、融点が79.5℃の白色結晶90重量
部をえた。
【0060】えられた白色結晶を110℃で3時間加熱
したところ、7.7重量%の重量減少が生じた。
【0061】えられた白色結晶の強熱残分を、化粧品原
料基準の強熱残分試験法(第1法)に基づいて測定した
結果、1.1重量%であった。
【0062】さらに、白色結晶の1H−NMRおよび13
C−NMRをJOEL−GSX−270 FT−NMR
スペクトルメーター(日本電子(株)製)を用いて測定
した。
【0063】1H−NMR(CD3OD,δ(pp
m)):1.94(br−s,CH3,3H)、3.3
0(br−s,N−(CH32,6H)、3.91
(s,N−CH2−COO,2H)、4.04〜4.0
9(m,N−C 2−CH2またはN−CH2−C 2,2
H)、4.55〜4.62(m,N−C 2−CH2また
はN−CH2−C 2,2H)、5.67〜5.69
(m,C=CH2,1H)、6.14〜6.17(m,
C=CH2,1H)13 C−NMR(CD3OD,δ(ppm)):18.3
8(H2C=C−3)、52.63(N−(C
32)、59.38(2−COO)、63.30
(N−2−CH2またはN−CH22)、65.
75(N−2−CH2またはN−CH22)、1
27.34(H2 =C−CH3)、139.96(H2
C=−CH3)、167.80(N−CH2COOま
たはCH2−CH2−OOC)、168.42(N−CH
2COOまたはCH2−CH2−OOC) これらの結果から、えられた白色結晶が、両性イオン性
のベタインモノマーであり、式:
【0064】
【化8】
【0065】で表わされるN−メタクリロイルオキシエ
チル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチル
カルボキシベタインであることが確認された。
【0066】実施例2 コンデンサー、温度計および撹拌器が装着された反応器
に、モノクロロ酢酸ナトリウム(含量95重量%)5
8.3重量部(0.48モル)を投入し、さらにN,N
−ジメチルアミノエチルメタクリレート78.5重量部
(0.5モル)およびイソプロパノール50重量部を加
え、撹拌してモノクロロ酢酸ナトリウムの結晶を均一に
分散させた。
【0067】ついで、大気雰囲気下で、75℃で10時
間にわたって反応させたのち、実施例1と同様にして反
応の完結を確認した。反応終了後、反応液をイソプロパ
ノール200重量部にて希釈して氷冷し、加圧濾過によ
り、副生した塩化ナトリウムを反応液から除去した。
【0068】前記塩化ナトリウムを除去した反応液を濃
縮器に投入し、大気雰囲気下で充分に撹拌しながらイソ
プロパノールを除去し、しばらく放置して白色の粗結晶
105.4重量部をえた。
【0069】さらに、前記粗結晶をアセトン100重量
部で再結晶させ、融点が79.5℃の白色結晶85重量
部をえた。
【0070】えられた白色結晶を110℃で3時間加熱
したところ、7.7重量%の重量減少が生じた。
【0071】えられた白色結晶の強熱残分を実施例1と
同様にして測定した結果、0.9重量%であった。
【0072】さらに、白色結晶の1H−NMRおよび13
C−NMRを実施例1と同様にして測定したところ、実
施例1と同様の結果がえられた。
【0073】これらの結果から、えられた白色結晶が、
両性イオン性のベタインモノマーであり、式:
【0074】
【化9】
【0075】で表わされるN−メタクリロイルオキシエ
チル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチル
カルボキシベタインであることが確認された。
【0076】実施例3 コンデンサー、温度計、空気吹き込み管および撹拌器が
装着された反応器に、モノクロロ酢酸104重量部
(1.1モル、1.1当量)、イソプロパノール100
重量部および炭酸カリウム(無水)76重量部(0.5
5モル、1.1当量)を投入し、撹拌しながら、さらに
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート(200
0ppmの4−メトキシフェノールを含む)157重量
部(1.0モル)をゆっくり加え、大気雰囲気下で、7
5℃で10時間にわたって反応させたのち、実施例1と
同様にして反応の完結を確認した。反応終了後、イソプ
ロパノール400重量部を反応器に加え、反応液を希釈
後、反応器を氷冷して10℃以下とし、加圧濾過によ
り、副生した塩化カリウムを反応液から除去した。
【0077】前記塩化カリウムを除去した反応液を濃縮
器に投入し、大気雰囲気下で充分に撹拌しながらイソプ
ロパノールを除去し、しばらく放置して白色の粗結晶2
10重量部をえた。
【0078】さらに、前記粗結晶をアセトンで充分に洗
浄したのち、乾燥したところ、融点が79.5℃の白色
結晶200重量部をえた。
【0079】えられた白色結晶の強熱残分を実施例1と
同様にして測定した結果、0.7重量%の灰分が含まれ
るものであった。
【0080】また、えられた白色結晶は、110℃で3
時間加熱したところ、7.7重量%の重量減少が生じ
た。
【0081】さらに、白色結晶の1H−NMRおよび13
C−NMRを実施例1と同様にして測定したところ、実
施例1と同様の結果がえられた。
【0082】これらの結果から、えられた白色結晶が、
両性イオン性のベタインモノマーであり、式:
【0083】
【化10】
【0084】で表わされるN−メタクリロイルオキシエ
チル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチル
カルボキシベタインであることが確認された。
【0085】比較例1 コンデンサー、温度計、空気吹き込み管および撹拌器が
装着された反応器に、モノクロロ酢酸104重量部
(1.1モル、1.1当量)、メタノール100重量部
および炭酸カリウム(無水)76重量部(0.55モ
ル、1.1当量)を投入し、撹拌しながら、さらにN,
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート(2000p
pmの4−メトキシフェノールを含む)157重量部
(1.0モル)をゆっくり加え、大気雰囲気下で、60
℃で10時間にわたって反応させたのち、実施例1と同
様にして反応の完結を確認した。反応終了後、メタノー
ル400重量部を反応器に加え、反応液を希釈後、反応
器を氷冷して10℃以下とし、加圧濾過により、副生し
た塩化カリウムを反応液から除去した。
【0086】反応液をガスクロマトグラフィーにより分
析したところ、メチルメタクリレートの生成が認められ
た。
【0087】前記塩化カリウムを除去した反応液を濃縮
器に投入し、大気雰囲気下で充分に撹拌しながらメタノ
ールを除去し、しばらく放置して白色の粗結晶86重量
部をえた。
【0088】さらに、前記粗結晶をアセトンで充分に洗
浄したのち、乾燥したところ、融点が79.5℃の白色
結晶80重量部をえた。
【0089】えられた白色結晶の強熱残分を実施例1と
同様にして測定した結果、4.3重量%の灰分が含まれ
るものであった。
【0090】さらに、白色結晶の1H−NMRおよび13
C−NMRを実施例1と同様にして測定したところ、実
施例1と同様の結果がえられた。
【0091】これらの結果から、えられた白色結晶が、
両性イオン性のベタインモノマーであり、式:
【0092】
【化11】
【0093】で表わされるN−メタクリロイルオキシエ
チル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチル
カルボキシベタインであることが確認された。
【0094】実施例 実施例3でえられた結晶100重量部をイソプロパノー
ル400重量部に溶解させた溶液を、再生済みカチオン
交換樹脂(オルガノ(株)製、アンバーリスト15E、
再生後、系内をイソプロパノール洗浄したもの)100
mlを充填したカラムに通し、さらに再生済みアニオン
交換樹脂(オルガノ(株)製、アンバーリストA−2
1、再生後、系内をイソプロパノール洗浄したもの)1
00mlを充填したカラムに通し、処理した。
【0095】カラムで処理された溶液を濃縮器に投入
し、4−メトキシフェノール0.5重量部を加えたの
ち、大気雰囲気下で充分に撹拌しながらイソプロパノー
ルを除去し、しばらく放置して白色の粗結晶90重量部
をえた。
【0096】さらに、前記粗結晶をアセトン200重量
部で再結晶させ、融点が79.5℃の白色結晶83重量
部をえた。
【0097】えられた白色結晶の強熱残分を、実施例1
と同様にして測定した結果、かかる白色結晶の灰分は、
0.1重量%以下であった。
【0098】また、えられた白色結晶は、110℃で3
時間加熱したところ、7.7重量%の重量減少が生じ
た。
【0099】また、えられた白色結晶中の塩素イオン濃
度は、60ppmであった。
【0100】さらに、白色結晶の1H−NMRおよび13
C−NMRを実施例1と同様にして測定したところ、実
施例1と同様の結果がえられた。
【0101】これらの結果から、えられた白色結晶が、
両性イオン性のベタインモノマーであり、式:
【0102】
【化12】
【0103】で表わされるN−メタクリロイルオキシエ
チル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチル
カルボキシベタインであることが確認された。
【0104】実験例1〜9および比較実験例1〜2 コンデンサー、温度計、チッ素導入管および撹拌器が装
着された反応器に、重合成分としてベタインモノマーお
よびベタインモノマーと共重合可能な他のモノマーを表
1に示す組成で投入し、さらにエタノール233重量部
および重合開始剤として2,2′−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.3重量部を加え、チッ素ガス気流下で、8
0℃で加熱環流させ、8時間にわたって重合反応を行な
い、さらに重合溶液の一部を抜き出し、105℃で減圧
重量が一定となるまで乾燥させることによって樹脂固形
分量を測定し、濃縮または希釈によってエタノール量を
調整することによって濃度調整を行ない、両性イオン性
樹脂のエタノール溶液(樹脂固形分量30重量%)をえ
た。
【0105】えられた両性イオン性樹脂のエタノール溶
液を用い、両性イオン性樹脂の粘度平均分子量を以下の
方法にしたがって調べた。
【0106】(粘度平均分子量)ウベローデの粘度計を
使用して、えられた両性イオン性樹脂のエタノール溶液
の粘度を25℃で求めた。えられた粘度を分子量既知の
ポリビニルピロリドンを用いて作成した粘度・分子量曲
線にあてはめ、粘度平均分子量を求めた。
【0107】えられた両性イオン性樹脂のエタノール溶
液を用い、その水溶性を以下の方法にしたがって調べ
た。
【0108】(水溶性試験)前記両性イオン性樹脂のエ
タノール溶液に水を添加して5倍に希釈し、えられた溶
液を以下の評価基準に基づいて、目視で評価した。その
結果を表1に示す。 [評価基準] A:透明である。 B:ほぼ透明である。 C:かすかに濁りが認められる。 D:濁りや不溶物の析出が認められる。
【0109】さらに、えられた両性イオン性樹脂のエタ
ノール溶液を用い、整髪剤を調製してその高湿度下での
セット保持力を以下の方法にしたがって調べた。
【0110】(高湿度下でのセット保持力)加圧容器内
に、両性イオン性樹脂を10重量%(乾燥基準)含有し
たエタノール溶液40重量部および液化石油ガス(プロ
パン:n−ブタン:イソブタン(重量比)=35.6:
46.2:18.2)60重量部を充填し、整髪剤を調
製した。
【0111】えられた整髪剤を、長さ25cmの毛髪2
gに20cmの距離から均一に10秒間にわたって噴霧
したのち、この毛髪を外径1.2cmのカーラーに巻
き、40℃の温風で60分間かけて乾燥させた。このの
ち、カーラーから毛髪をはずし、温度30℃、相対湿度
90%の雰囲気中に垂直に3時間吊したのち、カールリ
テンション(%)を次式に基づいて算出した。
【0112】カールリテンション(%)={(25−L
1)/(25−L0)}×100 ただし、式中、L0は温度30℃、相対湿度90%の雰
囲気中に吊す直前のカールの長さ(cm)であり、L1
は前記雰囲気中に3時間吊したのちのカールの長さ(c
m)である。
【0113】えられた結果を以下の評価基準に基づいて
評価した。その結果を表1に示す。
【0114】[評価基準] A:90%以上:すぐれた整髪力を有する B:80%以上、90%未満:普通の整髪力を有する C:70%以上、80%未満:整髪力はややおとる D:70%未満:整髪力におとる
【0115】
【表1】
【0116】表1に示されるように、実験例1〜9およ
び比較実験例2において水溶性試験の評価がAであるの
に対し、比較実験例1ではDであることから、両性イオ
ン性樹脂を合成する際の重合成分中のベタインモノマー
の割合を35重量%以上にすることによって、水溶性を
呈する両性イオン性樹脂がえられることがわかる。
【0117】また、実験例1〜9および比較実験例1に
おいて高湿度下でのセット保持力の評価がA〜Bである
のに対し、比較実験例2ではCであることから、両性イ
オン性樹脂を合成する際の重合成分中のベタインモノマ
ーの割合を90重量%以下にすることによって、すぐれ
たセット保持力を有する整髪剤を調整しうる両性イオン
性樹脂がえられることがわかる。
【0118】このように、実施例1、3およびでえら
れたベタインモノマーを35〜90重量%含有する重合
成分から製造された両性イオン性樹脂は、水溶性を呈す
るものであり、かかる両性イオン性樹脂を用いてえられ
た整髪剤は、高湿度下でのセット保持力にすぐれること
から、該両性イオン性樹脂が、毛髪用整髪剤に好適に使
用しうるものであることがわかる。
【0119】
【発明の効果】本発明の製法によれば、特定の三級アミ
ン含有エステルモノマーとハロ酢酸化合物とから、煩雑
な操作を必要とせずに、きわめて容易に効率よく、所望
の両性イオン性のベタインモノマーを製造することがで
きる。
【0120】また、本発明の製法によってえられたベタ
インモノマーを、たとえば該ベタインモノマーと共重合
可能な他のモノマーと重合させることにより、たとえば
整髪剤などの化粧料用の両性イオン性樹脂を好適にうる
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−109221(JP,A) 米国特許3839425(US,A) Polymer,第32巻,第17号,第 3080〜3085頁(1991) Vysolomol.Soedin, Ser.B,第19巻,第3号,第214〜 216頁(1977) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 229/12 C07C 227/08 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素数1〜4
    のアルキル基、R3は炭素数1〜4のアルキレン基、R4
    は水素原子またはメチル基を示す)で表わされる三級ア
    ミン含有エステルモノマー(A)と ロ酢酸化合物(B)であるモノクロロ酢酸ナトリウム
    またはモノクロロ酢酸カリウムとを非水系溶媒であるイ
    ソプロパノール中で加熱して反応させることを特徴とす
    る一般式(III): 【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して炭素数1〜4
    のアルキル基、R3は炭素数1〜4のアルキレン基、R4
    は水素原子またはメチル基を示す)で表わされるベタイ
    ンモノマーの製法。
  2. 【請求項2】 三級アミン含有エステルモノマー(A)
    がN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート
    である請求項1記載のベタインモノマーの製法。
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JP6448939B2 (ja) * 2014-07-25 2019-01-09 竹本油脂株式会社 ベタイン型界面活性剤の精製処理方法
CN109310606B (zh) 2016-04-08 2022-05-03 罗地亚经营管理公司 合成酰胺基烷基甜菜碱的方法、酰胺基烷基甜菜碱及其作为粘弹性表面活性剂的用途

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Polymer,第32巻,第17号,第3080〜3085頁(1991)
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