JP2002154391A - 車両用配線装置 - Google Patents

車両用配線装置

Info

Publication number
JP2002154391A
JP2002154391A JP2000351823A JP2000351823A JP2002154391A JP 2002154391 A JP2002154391 A JP 2002154391A JP 2000351823 A JP2000351823 A JP 2000351823A JP 2000351823 A JP2000351823 A JP 2000351823A JP 2002154391 A JP2002154391 A JP 2002154391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
ffc
vehicle
members
flat circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000351823A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kitada
昌司 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2000351823A priority Critical patent/JP2002154391A/ja
Publication of JP2002154391A publication Critical patent/JP2002154391A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住性の悪化を抑制できかつ走行中の振動な
どによって断線することを防止できる車両用配線装置を
提供する。 【解決手段】 車両用配線装置1は自動車のルーフパネ
ル3に取り付けられる。車両用配線装置1はワイヤハー
ネス20と成形天井2とを備えている。ワイヤハーネス
20はFFC10を備えている。FFC10には折り曲
げ箇所が形成されている。成形天井2は複数の板状の部
材23が積層されて形成されている。FFC10は最も
外側に位置する一つの板状の部材23aとこの板状の部
材23aと接する他の板状の部材23bとの間に設けら
れている。FFC10は成形天井2内に埋設されてい
る。折り曲げ箇所も成形天井2内に埋設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体を構
成するボディパネルに取り付けられて、該ボディパネル
に取付られる電気機器に電力及び制御信号を伝達するた
めの車両用配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体を構成するボディパネルに
は種々のワイヤハーネスが取り付けられる。例えば、前
記ボディパネルとしてのルーフパネル103には、照明
ユニット104などの電子機器に電力を供給するため
に、図6に示すワイヤハーネス101が取付られてき
た。図6に例示されたワイヤハーネス101は、複数の
電線にテープを巻いて、該電線を束ねて形成されてい
る。
【0003】前記ワイヤハーネス101は、複数のクラ
ンプ105が取り付けられている。前記クランプ105
は、ワイヤハーネス101をルーフパネル103に取り
付ける。また、前記ワイヤハーネス101の枝線106
などの端末には、コネクタ107が取り付けられてい
る。これらのコネクタ107は、前記枝線106の端末
に取り付けられた図示しない端子金具と、該端子金具を
収容するコネクタハウジング107aと、を備えてい
る。
【0004】前記ワイヤハーネス101は、前記ルーフ
パネル103と、合成樹脂などから成形された内装部材
としての成形天井102との間に挟まれる。前記成形天
井102は、複数の取付孔108を備えている。
【0005】前記ワイヤハーネス101を、ルーフパネ
ル103に取り付ける際には、まず、クランプ105で
ワイヤハーネス101をルーフパネル103に固定す
る。その後、成形天井102をルーフパネル103に取
り付ける。このとき、前記コネクタ107を前記取付孔
108内に通しておく。
【0006】そして、各コネクタ107に照明ユニット
104などの電子機器を取り付ける。その後、取付孔1
08を通して照明ユニット104などの電子機器をルー
フパネル103にボルトなどで固定して、ランプカバー
109を被せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たワイヤハーネス101は、電線にテープを巻いて該電
線を束ねているため、ルーフパネル103への設置スペ
ースが広くなる傾向であった。このため、前記自動車の
乗員室の天井の厚み(ルーフパネル103と成形天井1
02などを合わせた厚み)が増大して、前記乗員室を狭
くする。そして、乗員に対する居住性を低下させること
となり、好ましくない。
【0008】このため、本出願人は、前記ワイヤハーネ
スとして、例えば、フレキシブルフラットケーブル(Fl
exible Flat Cable:FFC)や、フレキシブルプリン
トサーキット(Flexible Printed Circuit:FPC)な
どの帯状のフラット回路体を用いることを提案してい
る。
【0009】前記フラット回路体を用いて前述したワイ
ヤハーネスを構成する際には、ルーフパネルなどのボデ
ィパネルなどに取り付けられて各種の電子機器と接続す
るために、前記フラット回路体を折り曲げる必要が生じ
る。フラット回路体を折り曲げると、この折り曲げ箇所
を確実に固定しなければ、前述した自動車の走行中など
の振動によって、折り曲げ箇所の重なるフラット回路体
の一部が互いに接離する。すると、前記導体が、折り曲
げ箇所で切断するなどして、断線する恐れが生じる。
【0010】このため、前述したフラット回路体を用い
てワイヤハーネスを構成する際には、例えば、特開平4
−209417号公報や、特開平7−31043号公報
に示されたクリップを用いることが提案されている。こ
の種のクリップは、例えば、合成樹脂などからなってお
り、前記折り曲げ箇所の互いに重なるフラット回路体の
一部を挟む。そして、前記クリップは、重なるフラット
回路体の一部が互いに離れることを規制して、前記折り
曲げ箇所で導体が切断されることを防止する。
【0011】しかしながら、前述した公報に示されたク
リップは、互いに重なるフラット回路体の一部を挟むた
め、その厚みが、前記フラット回路体の厚みより厚い。
このため、前述したルーフパネルへの設置スペースが広
くなって、前述した天井の厚みが増大し乗員に対する居
住性の悪化を抑制できない。
【0012】したがって、本発明の目的は、乗員に対す
る居住性の悪化を抑制できるとともに、走行中の振動な
どによって断線することを防止できる車両用配線装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の車両用配線
装置は、車体を構成するボディパネルに取り付けられ
て、該ボディパネルに取り付けられる電子機器と電気的
に接続する車両用配線装置において、並行な複数の導体
と、絶縁性を有しかつ前記導体を覆う被覆部と、を有し
たフラット回路体と、合成樹脂からなりかつ前記フラッ
ト回路体を埋設しているとともに前記ボディパネルに取
り付けられる内装部材と、を備え、フラット回路体は、
折り曲げられて折り曲げ箇所が形成されているとともに
該折り曲げ箇所が前記内装部材内に埋設されていること
を特徴としている。
【0014】請求項2に記載の本発明の車両用配線装置
は、請求項1記載の車両用配線装置において、前記内装
部材は、合成樹脂からなる板状の部材が複数積層されて
構成されているとともに、前記フラット回路体は、前記
内装部材がボディパネルに取り付けられる際に、前記複
数の板状の部材のうち前記自動車の外側に位置する板状
の部材間でかつ、前記自動車の外側から前記板状の部材
を通して目視可能な位置に配されていることを特徴とし
ている。
【0015】請求項3に記載の本発明の車両用配線装置
は、請求項1記載の車両用配線装置において、前記内装
部材は、合成樹脂からなる板状の部材が複数積層されて
構成されているとともに、前記フラット回路体は、前記
内装部材がボディパネルに取り付けられる際に、前記複
数の板状の部材のうち前記自動車の最も外側に位置する
一つの板状の部材と、該一つの板状の部材と接する他の
板状の部材と、の間に配されていることを特徴としてい
る。
【0016】請求項1に記載された本発明によれば、フ
ラット回路体の折り曲げ箇所が、内装部材内に埋設され
ている。また、フラット回路体が内装部材内に埋設され
ているので、フラット回路体の折り曲げ箇所を固定する
ために、フラット回路体などと別体のクリップなどを用
いる必要が生じない。
【0017】請求項2に記載された本発明によれば、フ
ラット回路体が、自動車の外側から板状の部材を通し
て、目視可能となっている。なお、本請求項において、
前記複数の板状の部材のうち前記自動車の外側に位置す
る板状の部材間とは、厚み方向の中央に位置する板状の
部材を含んで、複数の板状の部材の前記外側に位置する
半分の板状の部材間のことである。
【0018】なお、板状の部材が奇数枚の場合では、前
記中央に位置する板状の部材を含んで、該中央に位置す
る板状の部材から外側に位置する全ての板状の部材間の
ことである。板状の部材が偶数枚の場合では、複数の板
状の部材のうち前記外側寄りの半分の板状の部材間のこ
とである。
【0019】例えば板状の部材が7枚積層される際に
は、自動車の外側から順に4枚目までの板状の部材間で
あることを示しており、例えば板状の部材が8枚積層さ
れる際には、自動車の外側から順に4枚目までの板状の
部材間であることを示している。
【0020】請求項3に記載された本発明によれば、フ
ラット回路体が、最も外側に位置する一つの板状の部材
と、この板状の部材と接しかつ内側に位置する他の板状
の部材と、の間に配されている。このため、埋設された
フラット回路体を、前記最も外側に位置する一つの板状
の部材を通して、自動車の外側から目視することが可能
となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る車両用配線装置1を、図1ないし図5を参照して説明
する。本発明の一実施形態にかかる車両用配線装置1
は、図1ないし図3に示すように、内装部材としての成
形天井2と、ワイヤハーネス20とを備え、自動車の車
体を構成するボディパネルとしてのルーフパネル3(図
2に示す)の内側に取り付けられて、前記自動車の乗員
室の天井を構成する。
【0022】なお、前記車両用配線装置1がルーフパネ
ル3に取付られると、図2に示すように、成形天井2の
内側に、合成樹脂からなる化粧部材4が取り付けられ
る。成形天井2及び化粧部材4は、図1に示すように、
平面形状が、ルーフパネル3の平面形状に沿った略矩形
状に形成されている。
【0023】成形天井2及び化粧部材4は、図1に示す
ように、一対のフロントバニティユニット取付孔5a,
5bと、一対のリアバニティユニット取付孔6a,6b
と、ルーフコントロールユニット取付孔7と、サンルー
フ取付孔8と、ルーフセンサ取付孔9と、を備えてい
る。
【0024】一対のフロントバニティユニット取付孔5
a,5bは、成形天井2と化粧部材4とを貫通してい
る。一対のフロントバニティユニット取付孔5a,5b
は、前記自動車の乗員室内に設置された二つの前席(即
ち運転席及び助手席)双方の上方に設けられている。一
対のフロントバニティユニット取付孔5a,5bには、
それぞれ、図示しない電子機器としてのフロントバニテ
ィユニットが取り付けられる。
【0025】フロントバニティユニットは、前記化粧部
材4または成形天井2などに回動自在に取付られるサン
バイザと、このサンバイザに取り付けられたミラーと、
スイッチと、バニティミラーランプなどを備えている。
フロントバニティユニットは、ミラーが前記前席に着席
した乗員の顔などに相対するように、サンバイザが回転
すると、バニティミラーランプが点灯する。
【0026】フロントバニティユニットは、ミラーが前
記前席に着席した乗員の顔などに相対しなくなると、バ
ニティミラーランプが消灯する。バニティミラーランプ
は、前記前席に着席した乗員の顔などに光をあてる。ま
た、フロントバニティユニットは、前記スイッチを操作
することによって、前記バニティミラーランプを点灯さ
せたり、消灯させることができる。
【0027】一対のリアバニティユニット取付孔6a,
6bは、成形天井2と化粧部材4とを貫通している。一
対のリアバニティユニット取付孔6a,6bは、前記自
動車の乗員室内に設置された二つの後席双方の上方に設
けられている。一対のリアバニティユニット取付孔6
a,6bには、それぞれ、図示しない電子機器としての
リアバニティユニットが取り付けられる。
【0028】リアバニティユニットは、前記化粧部材4
または成形天井2などに回動自在に取付られるサンバイ
ザと、このサンバイザに取り付けられたミラーと、スイ
ッチと、バニティミラーランプなどを備えている。リア
バニティユニットは、ミラーが前記後席に着席した乗員
の顔などに相対するように、サンバイザが回転すると、
バニティミラーランプが点灯する。
【0029】リアバニティユニットは、ミラーが前記後
席に着席した乗員の顔などに相対しなくなると、バニテ
ィミラーランプが消灯する。バニティミラーランプは、
前記後席に着席した乗員の顔などに光をあてる。また、
リアバニティユニットは、前記スイッチを操作すること
によって、前記バニティミラーランプを点灯させたり、
消灯させることができる。
【0030】ルーフコントロールユニット取付孔7は、
成形天井2と化粧部材4とを貫通している。ルーフコン
トロールユニット取付孔7は、自動車の幅方向に沿っ
て、前記一対のフロントバニティユニット取付孔5a,
5b相互間に設けられている。ルーフコントロールユニ
ット取付孔7には、図示しない電子機器としてのルーフ
コントロールユニットが取付られる。
【0031】ルーフコントロールユニットは、ルームラ
ンプと、スポットランプと、スイッチアッセンブリと、
制御基板などを備えている。ルームランプは、乗員室全
体の照明に用いられる。スポットランプは、各座席に対
応して設けられ、各座席毎の照明に用いられる。スイッ
チアッセンブリは、前記ルームランプと、各スポットラ
ンプを点灯・消灯させるためのスイッチや、サンルーフ
を開閉するためのスイッチなどを備えている。制御基板
は、前記スイッチアッセンブリからの信号に基いて、各
ランプ及びサンルーフなどを制御する。
【0032】サンルーフ取付孔8は、成形天井2と化粧
部材4とを貫通している。サンルーフ取付孔8は、前記
自動車の前後方向に沿って、フロントバニティユニット
取付孔5a,5bと、リアバニティユニット取付孔6
a,6bと、の間に設けられている。サンルーフ取付孔
8は、前記自動車の幅方向の中央に設けられている。サ
ンルーフ取付孔8には、電子機器としての周知のサンル
ーフが取り付けられる。
【0033】ルーフセンサ取付孔9は、成形天井2と化
粧部材4とを貫通している。ルーフセンサ取付孔9は、
自動車の幅方向に沿って、前記一対のリアバニティユニ
ット取付孔6a,6b相互間に設けられている。ルーフ
センサ取付孔9には、図示しない電子機器としてのルー
フセンサが取付られる。ルーフセンサは、サンルーフを
閉める際に、乗員や異物が前記サンルーフに挟まってい
ることを検出する。
【0034】また、前記自動車のルーフパネル3などに
は、電子機器としてのハイマウント停止ランプが取り付
けられる。ハイマウント停止ランプは、前記自動車の後
方に向かって光を照射するように配されている。ハイマ
ウント停止ランプは、運転者がブレーキペダルを操作す
ると点灯する。ハイマウント停止ランプは、運転者がブ
レーキペダルの操作をやめると、消灯する。このよう
に、ハイマウント停止ランプは、後方の車両などに、前
記自動車のブレーキ操作を行っているか否かを知らせ
る。
【0035】また、前記成形天井2は、図2及び図3に
示すように、合成樹脂からなる板状の部材23が複数枚
積層され、これらの板状の部材23が加熱されかつ互い
に近づく方向に加圧されて、得られる。なお、前記板状
の部材23のうちルーフパネル3に取り付けられた際に
自動車の最も外側に位置するものを以下符号23aで示
し、複数の板状の部材23が積層された際に前記最も外
側に位置する一つの板状の部材23aと接して重なるも
のを以下符号23bで示す。なお、前記他の板状の部材
23bは、前記最も外側に位置する一つの板状の部材2
3aより前記自動車の内側に位置する。
【0036】板状の部材23は、それぞれ、平面形状が
ルーフパネル3の平面形状に沿った略矩形状に形成され
ている。板状の部材23は、それぞれ、図2に示すよう
に、厚みが後述するFFC10の厚みと略等しい。板状
の部材23には、それそれ、前述した各取付孔5a,5
b,6a,6b,7,8,9が形成されている。板状の
部材23は、複数が積層されて、加熱されて互いに近づ
く方向に加圧されると、互いに固定する。なお、図示例
では、板状の部材23は、7枚設けられている。
【0037】ワイヤハーネス20は、図1及び図4に示
すように、一本のフラット回路体としてのフレキシブル
フラットケーブル(Flexible Flat Cable:以下FFC
と呼ぶ)10と、接続用コネクタ11と、ハイマウント
停止ランプ用コネクタ12と、フロントバニティユニッ
ト用コネクタ13と、ルーフコントロールユニット用コ
ネクタ14と、一対のリアバニティユニット用コネクタ
15a,15bと、ルーフセンサ用コネクタ16と、を
備えている。
【0038】FFC10は、図2に示すように、複数の
導体21と、これらの導体21を被覆する一対の絶縁シ
ート22a,22bと、を備えている。導体21は、断
面形状が矩形状に形成されているとともに、一方向に沿
って延在した帯状に形成されている。これらの導体21
は、互いに平行(即ち並行)である。FFC10は、ル
ーフパネル3に取付られるフロントバニティユニットな
どの全ての電子機器に、電力及び制御信号を伝達するた
めに必要な数の導体21を備えている。即ち、FFC1
0は、導体21を前記必要な数以上備えていても良い事
は勿論である。
【0039】絶縁シート22a,22bは、絶縁性の合
成樹脂からなり、帯状に形成されている。絶縁シート2
2a,22bは、互いの間に複数の導体21を挟んで、
該導体21を被覆している。導体21と絶縁シート22
a,22bとは、可撓性を有している。なお、絶縁シー
ト22a,22bは、本明細書に記した被覆部をなして
いる。
【0040】こうして、FFC10は、可撓性を有した
扁平な帯状に形成されている。このように、本明細書で
いうフラット回路体とは、並行な複数の導体と、これら
の導体を被覆する絶縁体とを有し、扁平な帯状に形成さ
れているものを示している。
【0041】FFC10は、前記ルーフパネル3の幅方
向に沿って間隔を存する成形天井2の両縁3a(図1に
示す)に沿う側縁配索部10A,10Bと、これらの側
縁配索部10A,10Bを連結しかつ前記自動車の前方
に位置する前記成形天井2の前縁3b(図1に示す)に
沿う前縁配索部10Cと、を備えている。
【0042】一方の側縁配索部10Aの端末、即ちFF
C10の一方の端末は、前記自動車のピラー内を通っ
て、前記自動車のフロントボディまたはリアボディ内ま
で延びる。図示例では、FFC10の一方の端末は、リ
アボディ内まで延びる。前記一方の側縁配索部10A
は、前記両縁3aに沿う基線30と、停止ランプ用枝線
31と、リアバニティユニット用枝線32と、を備えて
いる。
【0043】停止ランプ用枝線31は、FFC10の一
部の導体21が、前記基線30から分岐して、ハイマウ
ント停止ランプの取付箇所に向かって延在している。停
止ランプ用枝線31は、FFC10の絶縁シート22
a,22bの一部が切断されて、端末が前記停止ランプ
取付箇所に位置するように、折り曲げられて、形成され
ている。
【0044】リアバニティユニット用枝線32は、FF
C10の一部の導体21が、前記基線30から分岐し
て、一方のリアバニティユニット取付孔6aに向かって
延在している。前記リアバニティユニット用枝線32の
端末は、リアバニティユニット取付孔6a内に露出す
る。リアバニティユニット用枝線32は、FFC10の
絶縁シート22a,22bの一部が切断されて、端末が
リアバニティユニット取付孔6a内に露出するように、
折り曲げられて、形成されている。
【0045】他方の側縁配索部10Bは、前記両縁3a
に沿いかつ折り曲げられて一方の側縁配索部10Aに向
かって延在した基線33と、ルーフセンサ用枝線34
と、リアバニティユニット用枝線35と、を備えてい
る。
【0046】ルーフセンサ用枝線34は、FFC10の
一部の導体21が、前記基線33から分岐して、ルーフ
センサ取付孔9に向かって延在している。ルーフセンサ
用枝線34の端末は、ルーフセンサ取付孔9内に露出す
る。ルーフセンサ用枝線34は、FFC10の絶縁シー
ト22a,22bの一部が切断されて、端末がルーフセ
ンサ取付孔9内に露出するように、折り曲げられて、形
成されている。
【0047】リアバニティユニット用枝線35は、FF
C10の一部の導体21が、前記基線33から分岐し
て、他方のリアバニティユニット取付孔6bに向かって
延在している。リアバニティユニット用枝線35の端末
は、リアバニティユニット取付孔6b内に露出する。リ
アバニティユニット用枝線35は、FFC10の絶縁シ
ート22a,22bの一部が切断されて、端末がリアバ
ニティユニット取付孔6b内に露出するように、折り曲
げられて、形成されている。
【0048】前縁配索部10Cは、コネクタ接続部36
を備えている。コネクタ接続部36は、第1の切断箇所
41と、この第1の切断箇所41に連なる第2の切断箇
所42とによって形成されている。第1の切断箇所41
は、FFC10の幅方向の縁から内方向に向かって該F
FC10の一部を切断している。第1の切断箇所41
は、FFC10の一方の縁から該FFC10の幅方向の
中央まで延在している。
【0049】第2の切断箇所42は、前記FFC10の
前記一方の縁から離れた第1の切断箇所41の縁に連な
っている。第2の切断箇所42は、第1の切断箇所41
からFFC10の長手方向に沿って、該FFC10の絶
縁シート22a,22bの一部を切断している。即ち、
第2の切断箇所42は、FFC10の一部を切断してい
るとともに、該FFC10の長手方向に沿って延在して
いる。
【0050】FFC10の幅方向に沿って、前記第1の
切断箇所41と第2の切断箇所42との側方に位置する
部分を、前記第2の切断箇所42から離れる方向に折り
曲げて、前記コネクタ接続部36が形成される。前記第
1及び第2の切断箇所41,42の側方に位置する部分
を、前記第2の切断箇所42から離れる方向に折り曲げ
ているので、第1の切断箇所41の縁を含んだコネクタ
接続部36には、端子金具を取り付けることのできる十
分なスペースが確保される。
【0051】前記第1の切断箇所41の縁即ち、前記コ
ネクタ接続部36の端末は、前記ルーフコントロールユ
ニット取付孔7に相対する。前記コネクタ接続部36
は、前記前縁3bに沿う。
【0052】また、ワイヤハーネス20は、第2フラッ
ト回路体としての第2フレキシブルフラットケーブル
(Flexible Flat Cable:以下FFCと呼ぶ)40(図
9に示す)を備えている。第2FFC40は、前記FF
C10と同様に、並行な複数の導体と、これらの導体を
被覆する絶縁体とを有し、扁平な帯状に形成されてい
る。
【0053】第2FFC40は、FFC10の前縁配索
部10Cに取り付けられている。第2FFC40は、コ
ネクタ接続部36の近傍でかつ該コネクタ接続部36と
平行に配されている。第2FFC40は、一方の端末が
FFC10の縁から突出している。この突出した一方の
端末は、ルーフコントロールユニット取付孔7に相対し
ている。第2FFC40は、例えば、超音波溶着(超音
波接合ともいい、又は超音波溶接ともいう。)などによ
って、FFC10の前縁配索部10Cに接合されてい
る。
【0054】第2FFC40は、所望の導体が、FFC
10の所望の導体21と金属結合して電気的に接続して
いる。第2FFC40は、絶縁シート22a,22bと
絶縁シートが互いに溶着して、機械的に結合している。
【0055】接続用コネクタ11は、前記FFC10の
前記一方の端末即ち、一方の側縁配索部10Aの端末に
取り付けられている。接続用コネクタ11は、前記FF
C10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該端
子金具を収容するコネクタハウジング11aと、を備え
ている。
【0056】接続用コネクタ11は、前記リアボディ内
に配索された前記自動車のメインハーネスなどのコネク
タとコネクタ結合する。接続用コネクタ11は、前記メ
インハーネスなどのコネクタとコネクタ結合することに
よって、バッテリなどからの電力をFFC10に伝達す
る。
【0057】ハイマウント停止ランプ用コネクタ12
は、前記停止ランプ用枝線31の端末に取り付けられて
いる。ハイマウント停止ランプ用コネクタ12は、FF
C10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該端
子金具を収容するコネクタハウジング12aと、を備え
ている。ハイマウント停止ランプ用コネクタ12には、
ハイマウント停止ランプのコネクタがコネクタ結合す
る。
【0058】フロントバニティユニット用コネクタ13
は、第2FFC40のFFC10の縁から突出した一方
の端末に取り付けられている。フロントバニティユニッ
ト用コネクタ13は、第2FFCの第2導体51と電気
的に接続した端子金具と、該端子金具を収容するコネク
タハウジング13aと、を備えている。フロントバニテ
ィユニット用コネクタ13には、一対のフロントバニテ
ィユニットと接続したコネクタがコネクタ結合する。
【0059】ルーフコントロールユニット用コネクタ1
4は、コネクタ接続部36の端末に取り付けられてい
る。ルーフコントロールユニット用コネクタ14は、F
FC10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該
端子金具を収容するコネクタハウジング14aと、を備
えている。ルーフコントロールユニット用コネクタ14
には、ルーフコントロールユニットのコネクタがコネク
タ結合する。
【0060】一対のリアバニティユニット用コネクタ1
5a,15bのうち一方は、リアバニティユニット用枝
線32の端末に取り付けられ、他方はリアバニティユニ
ット用枝線35の端末に取り付けられている。一対のリ
アバニティユニット用コネクタ15a,15bは、それ
ぞれ、FFC10の導体21と電気的に接続した端子金
具と、該端子金具を収容するコネクタハウジング17
a,17bと、を備えている。一対のリアバニティユニ
ット用コネクタ15a,15bには、それぞれ、リアバ
ニティユニットのコネクタがコネクタ結合する。
【0061】ルーフセンサ用コネクタ16は、ルーフセ
ンサ用枝線34の端末に取り付けられている。ルーフセ
ンサ用コネクタ16は、FFC10の導体21と電気的
に接続した端子金具と、該端子金具を収容するコネクタ
ハウジング16aと、を備えている。ルーフセンサ用コ
ネクタ16には、ルーフセンサのコネクタがコネクタ結
合する。
【0062】前述した構成のワイヤハーネス20は、図
5に示す一方向に沿って延在した状態の一本のFFC1
0の所定箇所が切断されかつ折り曲げられた後、第2F
FC40と各コネクタ11,12,13,14,15
a,15b,16が取り付けられて組立られる。図5に
示すFFC10は、一方向に沿って延在した帯状となっ
ている。なお、図5では、FFC10が長いため三つに
分割して示しているが、本実施形態のFFC10は、一
本の帯状である。
【0063】FFC10は、必要な長さに切断された
後、図5中に平行斜線Qで示す部分が除去されるととも
に、図5中に実線Pで示す箇所及び第1及び第2の切断
箇所41,42が切断される。そして、FFC10は、
図5中に点線で示す折り線Rに沿って折り曲げられて、
図4に示すように屈曲形成される。
【0064】こうして、FFC10は、前記ルーフパネ
ル3に取り付けられるフロントバニティユニットなどの
電子機器の位置に応じて、一部が切断されて折り曲げら
れている。折り曲げられているため、FFC10即ちワ
イヤハーネス20は、図4中に一点鎖線で囲んで示す折
り曲げ箇所Sが複数形成されている。
【0065】前述した構成の車両用配線装置1を組み立
てる際には、まず、FFC10を所定の長さに切断す
る。図5に示す平行斜線Qで示す部分を除去し、かつ実
線P及び各切断箇所41,42に沿ってFFC10の一
部を切断する。折り線Rに沿って折り曲げる。第2FF
C40を取り付け、端末などに各コネクタ11,12,
13,14,15a,15b,16を取り付けて、図4
に示すワイヤハーネス20を組み立てる。
【0066】板状の部材23を複数枚重ねる。このと
き、図3に示すように、ルーフパネル3に取り付けられ
た際に、前記自動車の最も外側に位置する一つの板状の
部材23aと、最も外側に位置する一つの板状の部材2
3aと接しかつ重なる他の板状の部材23bと、の間
に、ワイヤハーネス20を挟む。複数の板状の部材23
などを加熱し、互いに近づく方向に加圧してこれらの板
状の部材23を互いに固定するとともに、所望の外形形
状に成形して、成形天井2を得る。
【0067】このとき、各取付孔6a,6b,9内に各
コネクタ15a,15b,16が位置し、各コネクタ1
3,14がルーフコントロールユニット取付孔7に相対
し、成形天井2の自動車の後方に位置する後縁3cから
ハイマウント停止ランプ用コネクタ12が露出してい
る。
【0068】こうして、車両用配線装置1を得る。車両
用配線装置1に組み立てられると、ワイヤハーネス20
は、成形天井2内に埋設される。前記折り曲げ箇所S
は、成形天井2内に埋設され、該折り曲げ箇所Sに位置
する互いに重なるFFC10の一部は、互いに密に接し
ている。
【0069】そして、前記車両用配線装置1は、各取付
孔5a,5b,6a,6b,7,8,9即ち各コネクタ
12,13,14,15a,15b,16に所定の電子
機器が取り付けられかつ成形天井2の乗員室側に化粧部
材4が取り付けられるとともに、ルーフパネル3の乗員
室側に取付られる。こうして、ワイヤハーネス20は、
成形天井2内に埋設されてルーフパネル3に取付られ
て、該ルーフパネル3に取り付けられるフロントバニテ
ィユニットなどの各種の電子機器に、電力と制御信号を
伝達する。
【0070】本実施形態によれば、FFC10が成形天
井2内に埋設され、折り曲げ箇所Sが成形天井2内に埋
設される。そして、折り曲げ箇所Sに位置する重なるF
FC10の一部は、互いに密に接して、互いに離れるこ
とが規制された状態で固定されている。
【0071】このため、折り曲げ箇所Sが確実に固定さ
れ、走行中の振動などによって、前記折り曲げ箇所Sに
位置する互いに重なるFFC10の一部が互いに接離し
ない。したがって、前記折り曲げ箇所Sで導体21が切
断されることを防止でき、走行中の振動などによって、
ワイヤハーネス20が断線することを防止できる。した
がって、各電子機器に、電力及び制御信号を確実に伝達
できる。
【0072】折り曲げ箇所Sに位置する互いに重なるF
FC10の一部は、互いに密に接して、互いに離れるこ
とが規制されているため、前記折り曲げ箇所Sを固定す
るために、FFC10とは別体のクリップなどを用いる
必要が生じない。このため、成形天井2とFFC10と
を合わせた車両用配線装置1の厚みを抑制でき、居住性
の悪化を抑制できる。
【0073】FFC10が、最も外側に位置する一つの
板状の部材23aと、この板状の部材23aと接する他
の板状の部材23bとの間に設けられている。このた
め、埋設されたFFC10を、前記板状の部材23aを
通して、ルーフパネル3の上方即ち自動車の外側から目
視することが可能となる。
【0074】このため、埋設されたFFC10の折り曲
げ箇所Sの状況を確認することができるので、折り曲げ
箇所Sの互いに重なるFFC10の一部が互いに密接し
て折り曲げ箇所Sが確実に固定されているか、否かを確
認できる。
【0075】したがって、車両用配線装置1の組立後
に、前記折り曲げ箇所Sが確実に固定されているものの
みを、ルーフパネル3に取り付けることによって、走行
中の振動などによってFFC10の導体21が切断する
ことを防止して、ワイヤハーネス20が断線することを
確実に防止できる。したがって、各電子機器に、電力及
び制御信号を確実に伝達できる。
【0076】前述した実施形態では、フラット回路体と
してFFC10を用いている。しかしながら、本発明で
は、FFC10に限定されることなく、フラット回路体
として周知のフレキシブルプリントサーキット(Flexib
le Printed Circuit:FPC)や、並設した複数の電線
が絶縁性を有する合成樹脂に被覆されて帯状に形成され
たフラットワイヤハーネスを用いても良いことは勿論で
ある。
【0077】また、前述した実施形態では、ボディパネ
ルとしてのルーフパネル3に取り付けられる場合を示し
ている。しかしながら、本発明の車両用配線装置1は、
ルーフパネル3に限定されることなく、例えばドアパネ
ルなどの他のボディパネルに取り付けられても良いこと
は、勿論である。
【0078】前述した実施形態では、フラット回路体と
してのFFC10を板状の部材23a,23b間に埋設
している。しかしながら、本発明は、厚み方向の中央に
位置する板状の部材23を含んで、複数の板状の部材2
3のうち自動車の外側に位置する半分の板状の部材23
間に、FFC10を埋設すれば良い。こうして、FFC
10特に折り曲げ箇所Sを目視できる位置に配すれば良
い。
【0079】なお、板状の部材23が奇数枚の場合で
は、前記中央に位置する板状の部材23を含んで、該中
央に位置する板状の部材23から外側に位置する全ての
板状の部材23間のことである。板状の部材23が偶数
枚の場合では、複数の板状の部材23のうち前記外側寄
りの半分の板状の部材23間のことである。
【0080】例えば板状の部材23が7枚積層される際
には、自動車の外側から順に4枚目までの板状の部材2
3間にFFC10を配すれば良く、例えば板状の部材2
3が8枚積層される際には、自動車の外側から順に4枚
目までの板状の部材23間にFFC10を配すれば良
い。例えば、図示例では、板状の部材23が7枚設けら
れているので、FFC10を自動車の外側から順に4枚
目までの板状の部材23間に配すれば良いことは勿論で
ある。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、フラット回路体の折り曲げ箇所が、内装部材内
に埋設されているため、確実に固定される。このため、
走行中の振動などによって、前記折り曲げ箇所に位置す
る重なるフラット回路体の一部が互いに接離しない。し
たがって、前記折り曲げ箇所で導体が切断されることを
防止でき、走行中の振動などによって断線することを防
止できる。
【0082】また、フラット回路体が内装部材内に埋設
されているので、フラット回路体の折り曲げ箇所を固定
するために、フラット回路体などと別体のクリップなど
を用いる必要が生じない。このため、フラット回路体と
内装部材とを合わせた厚みを抑制でき、居住性の悪化を
抑制できる。
【0083】請求項2に記載の本発明は、フラット回路
体が、板状の部材を通して、自動車の外側から目視する
ことが可能となっている。したがって、居住性の悪化を
抑制できることにくわえ、埋設されたフラット回路体の
折り曲げ箇所の状況を確認することができる、走行中の
振動などによってフラット回路体の導体が切断すること
を防止して断線することをより確実に防止できる。
【0084】請求項3に記載の本発明は、フラット回路
体が、最も外側に位置する一つの板状の部材と、この板
状の部材と接しかつ内側に位置する他の板状の部材と、
の間に配されている。このため、埋設されたフラット回
路体を、前記最も外側に位置する一つの板状の部材を通
して、自動車の外側から目視することが可能となる。し
たがって、居住性の悪化を抑制できることにくわえ、埋
設されたフラット回路体の折り曲げ箇所の状況を確認す
ることができるので、走行中の振動などによってフラッ
ト回路体の導体が切断することを防止して断線すること
をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる車両用配線装置を
示す平面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1に示された車両用配線装置を分解して示す
分解斜視図である。
【図4】図1に示された車両用配線装置のワイヤハーネ
スを示す平面図である。
【図5】図4に示されたワイヤハーネスを構成するFF
Cの加工前の状態を示す平面図である。
【図6】従来の自動車のルーフパネルに取り付けられる
電子機器及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用配線装置 2 成形天井(内装部材) 3 ルーフパネル(ボディパネル) 10 FFC(フラット回路体) 21 導体 22a,22b 絶縁シート(被覆部) 23 板状の部材 23a 最も外側に位置する一つの板状の部材 23b 他の板状の部材 S 折り曲げ箇所

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を構成するボディパネルに取り付け
    られて、該ボディパネルに取り付けられる電子機器と電
    気的に接続する車両用配線装置において、 並行な複数の導体と、絶縁性を有しかつ前記導体を覆う
    被覆部と、を有したフラット回路体と、 合成樹脂からなりかつ前記フラット回路体を埋設してい
    るとともに前記ボディパネルに取り付けられる内装部材
    と、を備え、 フラット回路体は、折り曲げられて折り曲げ箇所が形成
    されているとともに該折り曲げ箇所が前記内装部材内に
    埋設されていることを特徴とする車両用配線装置。
  2. 【請求項2】 前記内装部材は、合成樹脂からなる板状
    の部材が複数積層されて構成されているとともに、前記
    フラット回路体は、前記内装部材がボディパネルに取り
    付けられる際に、前記複数の板状の部材のうち前記自動
    車の外側に位置する板状の部材間でかつ、前記自動車の
    外側から前記板状の部材を通して目視可能な位置に配さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の車両用配線装
    置。
  3. 【請求項3】 前記内装部材は、合成樹脂からなる板状
    の部材が複数積層されて構成されているとともに、 前記フラット回路体は、前記内装部材がボディパネルに
    取り付けられる際に、前記複数の板状の部材のうち前記
    自動車の最も外側に位置する一つの板状の部材と、該一
    つの板状の部材と接する他の板状の部材と、の間に配さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の車両用配線装
    置。
JP2000351823A 2000-11-17 2000-11-17 車両用配線装置 Abandoned JP2002154391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000351823A JP2002154391A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 車両用配線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000351823A JP2002154391A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 車両用配線装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002154391A true JP2002154391A (ja) 2002-05-28

Family

ID=18824807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000351823A Abandoned JP2002154391A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 車両用配線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002154391A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008137671A1 (en) * 2007-05-02 2008-11-13 Mag Industrial Automation Systems, Llc Process for fabricating a composite underbody panel
EP2072377A1 (en) 2007-12-18 2009-06-24 Grupo Antolin-Ingenieria, S.A. Procedure for manufacturing vehicle roof panel
EP2385910B1 (en) 2009-01-06 2015-12-23 Johnson Controls Technology Company Headliner with integral wire harness

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008137671A1 (en) * 2007-05-02 2008-11-13 Mag Industrial Automation Systems, Llc Process for fabricating a composite underbody panel
US8073298B2 (en) 2007-05-02 2011-12-06 Mag Ias, Llc Process for fabricating a composite underbody panel
EP2072377A1 (en) 2007-12-18 2009-06-24 Grupo Antolin-Ingenieria, S.A. Procedure for manufacturing vehicle roof panel
EP2385910B1 (en) 2009-01-06 2015-12-23 Johnson Controls Technology Company Headliner with integral wire harness
EP2385910B2 (en) 2009-01-06 2023-03-15 Johnson Controls Technology Company Headliner with integral wire harness

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6142556A (en) Wiring structure in vehicle
EP1153801B1 (en) Wiring harness and manufacturing method of the same
JPH0591628A (ja) ドア用ワイヤーハーネスの配索方法
US6504262B1 (en) Wire harness distribution structure for vehicle
WO2020110631A1 (ja) ドア用配線モジュール
US20230115337A1 (en) Wiring module
JP3728347B2 (ja) ワイヤーハーネスの車体パネル取付構造
JP2002154391A (ja) 車両用配線装置
JP3868749B2 (ja) 車両シート用ワイヤハーネス
JP3802749B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2002154392A (ja) ワイヤハーネス及び該ワイヤハーネスの製造方法
JP2002157921A (ja) ワイヤハーネス
CN116195151A (zh) 门用配线模块和门用配线模块的组装构造
JP3662452B2 (ja) 自動車天井の組付構造、同組付構造に用いるユニット部材、同組付構造に用いるフレーム部材および同組付方法
JP3562489B2 (ja) フラットハーネス
CN115461247A (zh) 配线模块及配线模块组
JP4272581B2 (ja) ワイヤハーネスの防水構造及びワイヤハーネスの防水構造の製造方法
US20230365080A1 (en) Door wiring module
JP4053905B2 (ja) フラットハーネスの固定構造及び衝撃緩衝装置
JP2598639B2 (ja) ダツシユボード内の配線構造
JPH08148037A (ja) ワイヤハーネス
JPH0917239A (ja) フラット・ハーネス、該フラット・ハーネスを取り付けた車両内装部材
JP2849091B2 (ja) 成形天井アッセンブリとその製造方法
JP2726880B2 (ja) ルーフワイヤーハーネス
JP2010252424A (ja) ワイヤハーネス

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060731

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060913