JP2002154392A - ワイヤハーネス及び該ワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤハーネス及び該ワイヤハーネスの製造方法

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JP2002154392A
JP2002154392A JP2000351824A JP2000351824A JP2002154392A JP 2002154392 A JP2002154392 A JP 2002154392A JP 2000351824 A JP2000351824 A JP 2000351824A JP 2000351824 A JP2000351824 A JP 2000351824A JP 2002154392 A JP2002154392 A JP 2002154392A
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ffc
flat circuit
cut
connector
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JP2000351824A
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Masashi Kitada
昌司 北田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住性の悪化を抑制できかつ組み立てる際の
煩雑な管理作業の省力化を図ることができるワイヤハー
ネス及びワイヤハーネスの製造方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤハーネスは自動車のルーフパネル
に取り付けられる。ワイヤハーネスはルーフパネルに取
り付けられる電子機器に電力と制御信号とを伝達する。
ワイヤハーネスは一本のFFC10を備えている。FF
C10はルーフパネルに取り付けられる全ての電子機器
に電力と制御信号とを伝達するのに必要な数の導体とこ
れらの導体を被覆する絶縁シートとを備えている。FF
C10は平行斜線Qで示す部分が除去されかつ実線P及
び切断箇所41,42に沿って切断されるとともに折り
線Rに沿って折り曲げられて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体を構
成するボディパネルに取り付けられて、該ボディパネル
に取付られる電気機器に電力及び制御信号を伝達するた
めのワイヤハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体を構成するボディパネルに
は種々のワイヤハーネスが取り付けられる。例えば、前
記ボディパネルとしてのルーフパネル103には、照明
ユニット104などの電子機器に電力を供給するため
に、図10に示すワイヤハーネス101が取付られてき
た。図10に例示されたワイヤハーネス101は、複数
の電線にテープを巻いて、該電線を束ねて形成されてい
る。
【0003】前記ワイヤハーネス101は、複数のクラ
ンプ105が取り付けられている。前記クランプ105
は、ワイヤハーネス101をルーフパネル103に取り
付ける。また、前記ワイヤハーネス101の枝線106
などの端末には、コネクタ107が取り付けられてい
る。これらのコネクタ107は、前記枝線106の端末
に取り付けられた図示しない端子金具と、該端子金具を
収容するコネクタハウジング107aと、を備えてい
る。
【0004】前記ワイヤハーネス101は、前記ルーフ
パネル103と、合成樹脂などから成形された内装パネ
ルとしての成形天井102との間に挟まれる。前記成形
天井102は、複数の取付孔108を備えている。
【0005】前記ワイヤハーネス101を、ルーフパネ
ル103に取り付ける際には、まず、クランプ105で
ワイヤハーネス101をルーフパネル103に固定す
る。その後、成形天井102をルーフパネル103に取
り付ける。このとき、前記コネクタ107を前記取付孔
108内に通しておく。
【0006】そして、各コネクタ107に照明ユニット
104などの電子機器を取り付ける。その後、取付孔1
08を通して照明ユニット104などの電子機器をルー
フパネル103にボルトなどで固定して、ランプカバー
109を被せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たワイヤハーネス101は、電線にテープを巻いて該電
線を束ねているため、ルーフパネル103への設置スペ
ースが広くなる傾向であった。このため、前記自動車の
乗員室の天井の厚み(ルーフパネル103と成形天井1
02などを合わせた厚み)が増大して、前記乗員室を狭
くする。そして、乗員に対する居住性を低下させること
となり、好ましくない。
【0008】このため、本出願人は、前記ワイヤハーネ
スとして、例えば、フレキシブルフラットケーブル(Fl
exible Flat Cable:FFC)や、フレキシブルプリン
トサーキット(Flexible Printed Circuit:FPC)な
どの帯状のフラット回路体を用いることを提案してい
る。
【0009】前記フラット回路体を用いて、ワイヤハー
ネスを組み立てる際には、例えば、長さや幅が異なるフ
ラット回路体を複数用いる。そして、これらのフラット
回路体を互いに接合させるなどして、導体同士を電気的
に接続し、所定箇所に端子金具を取り付けてきた。
【0010】しかしながら、複数のフラット回路体を用
いるため、一つの品番のワイヤハーネスを組み立てる際
に、複数の品番のフラット回路体を互いに接合する。こ
のように、用いるフラット回路体の品番が多くなり、ワ
イヤハーネスを組み立てる際に、管理すべきフラット回
路体の品番も多くなる。このため、ワイヤハーネスを組
み立てる際のフラット回路体の管理作業が煩雑となる。
【0011】したがって、本発明の目的は、乗員に対す
る居住性の悪化を抑制できるとともに、組み立てる際の
煩雑な管理作業の省力化をはかることができる車両用の
ワイヤハーネス及び該ワイヤハーネスの製造方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のワイヤハー
ネスは、車体を構成するボディパネルに取り付けられ
て、該ボディパネルに取り付けられる電子機器と電気的
に接続するワイヤハーネスにおいて、並行な複数の導体
と、絶縁性を有しかつ前記導体を覆う被覆部と、を有し
たフラット回路体を一本備え、フラット回路体は、前記
導体を、前記ボディパネルに取り付けられる電子機器に
電力と制御信号とを伝達するために必要な数備え、か
つ、一部が切断されて折り曲げられていることを特徴と
している。
【0013】請求項2に記載の本発明のワイヤハーネス
は、請求項1記載のワイヤハーネスにおいて、前記フラ
ット回路体は、前記ボディパネルに取り付けられる電子
機器の位置に応じて、一部が切断されて折り曲げられて
いることを特徴としている。
【0014】請求項3に記載の本発明のワイヤハーネス
は、請求項1または請求項2記載のワイヤハーネスにお
いて、前記フラット回路体は、幅方向の一方の縁から内
方向に向かって切断した第1の切断箇所と、前記第1の
切断箇所に連なりかつ長手方向に沿って切断した第2の
切断箇所と、前記幅方向に沿って前記第1及び第2の切
断箇所の側方に位置する部分を折り曲げられることと、
によって形成されたコネクタ接続部を備えていることを
特徴としている。
【0015】請求項4に記載の本発明のワイヤハーネス
は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載
のワイヤハーネスにおいて、並行な複数の第2導体と、
絶縁性を有しかつ前記第2導体を覆う第2被覆部と、を
有するとともに、前記フラット回路体とは別体の第2フ
ラット回路体を備え、前記フラット回路体と第2フラッ
ト回路体とは、互いの導体が電気的に接続していること
を特徴としている。
【0016】請求項5に記載の本発明のワイヤハーネス
の製造方法は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか
一項に記載のワイヤハーネスの製造方法において、前記
一本のフラット回路体の一部を切断した後、折り曲げる
ことを特徴としている。
【0017】請求項1に記載された本発明によれば、一
本のフラット回路体で、ボディパネルに取付られるワイ
ヤハーネスを構成している。このため、ワイヤハーネス
を組み立てる際の、フラット回路体の品番が一つにな
る。また、フラット回路体を用いているので、ボディパ
ネルに取付られた際に、該ボディパネルと内装パネルな
どとを合わせた厚みを薄くできる。
【0018】請求項2に記載された本発明によれば、フ
ラット回路体を、ボディパネルに取付られる電子機器の
位置に応じて、一部を切断したり折り曲げたりしてい
る。このため、前記電子機器に、電力及び制御信号を確
実に伝達できる。
【0019】請求項3に記載された本発明によれば、コ
ネクタ接続部が、幅方向に沿って切断した第1の切断箇
所と、この第1の切断箇所に連なりかつ長手方向に沿っ
て切断した第2の切断箇所と、前記第1及び第2の切断
箇所の側方に位置する部分が折り曲げられることと、に
よって形成されている。このため、前記第1の切断箇所
の縁を含みかつ前記第2の切断箇所の側方に位置するコ
ネクタ接続部に、端子金具を取り付けることのできるス
ペースを確実に確保でき、該コネクタ接続部にコネクタ
を確実に取り付けることができる。
【0020】請求項4に記載された本発明によれば、フ
ラット回路体の導体に電気的に接続した第2導体を有す
る第2フラット回路体を備えている。このため、ボディ
パネルに取り付けられた電子機器により確実に必要な電
力と制御信号を確実に伝達できる。
【0021】請求項5に記載された本発明によれば、一
本のフラット回路体の一部を切断し折り曲げて、ボディ
パネルに取付られるワイヤハーネスを構成する。このた
め、ワイヤハーネスを組み立てる際の、フラット回路体
の品番が一つになる。また、フラット回路体を用いてい
るので、ボディパネルに取付られた際に、該ボディパネ
ルと内装パネルなどとを合わせた厚みを薄くできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
るワイヤハーネス1を、図1ないし図9を参照して説明
する。図1に示す本発明の一実施形態にかかるワイヤハ
ーネス1は、内装パネルとしての成形天井2(図3など
に示す)内に埋設されて、自動車の車体を構成するボデ
ィパネルとしてのルーフパネル3(図3に示す)の内側
に取り付けられて、前記自動車の乗員室の天井を構成す
る。
【0023】なお、前記ワイヤハーネス1がルーフパネ
ル3に取付られると、図3に示すように、前記成形天井
2の内側に、合成樹脂からなる化粧部材4が取り付けら
れる。また、前記成形天井2は、合成樹脂からなる板状
の部材が複数枚積層され、これらの板状の部材が加熱さ
れかつ互いに近づく方向に加圧されて、得られる。
【0024】成形天井2及び化粧部材4は、図2に示す
ように、平面形状が、ルーフパネル3の平面形状に沿っ
た略矩形状に形成されている。成形天井2及び化粧部材
4は、図2に示すように、一対のフロントバニティユニ
ット取付孔5a,5bと、一対のリアバニティユニット
取付孔6a,6bと、ルーフコントロールユニット取付
孔7と、サンルーフ取付孔8と、ルーフセンサ取付孔9
と、を備えている。
【0025】一対のフロントバニティユニット取付孔5
a,5bは、成形天井2と化粧部材4とを貫通してい
る。一対のフロントバニティユニット取付孔5a,5b
は、前記自動車の乗員室内に設置された二つの前席(即
ち運転席及び助手席)双方の上方に設けられている。一
対のフロントバニティユニット取付孔5a,5bには、
それぞれ、図示しない電子機器としてのフロントバニテ
ィユニットが取り付けられる。
【0026】フロントバニティユニットは、前記化粧部
材4または成形天井2などに回動自在に取付られるサン
バイザと、このサンバイザに取り付けられたミラーと、
スイッチと、バニティミラーランプなどを備えている。
フロントバニティユニットは、ミラーが前記前席に着席
した乗員の顔などに相対するように、サンバイザが回転
すると、バニティミラーランプが点灯する。
【0027】フロントバニティユニットは、ミラーが前
記前席に着席した乗員の顔などに相対しなくなると、バ
ニティミラーランプが消灯する。バニティミラーランプ
は、前記前席に着席した乗員の顔などに光をあてる。ま
た、フロントバニティユニットは、前記スイッチを操作
することによって、前記バニティミラーランプを点灯さ
せたり、消灯させることができる。
【0028】一対のリアバニティユニット取付孔6a,
6bは、成形天井2と化粧部材4とを貫通している。一
対のリアバニティユニット取付孔6a,6bは、前記自
動車の乗員室内に設置された二つの後席双方の上方に設
けられている。一対のリアバニティユニット取付孔6
a,6bには、それぞれ、図示しない電子機器としての
リアバニティユニットが取り付けられる。
【0029】リアバニティユニットは、前記化粧部材4
または成形天井2などに回動自在に取付られるサンバイ
ザと、このサンバイザに取り付けられたミラーと、スイ
ッチと、バニティミラーランプなどを備えている。リア
バニティユニットは、ミラーが前記後席に着席した乗員
の顔などに相対するように、サンバイザが回転すると、
バニティミラーランプが点灯する。
【0030】リアバニティユニットは、ミラーが前記後
席に着席した乗員の顔などに相対しなくなると、バニテ
ィミラーランプが消灯する。バニティミラーランプは、
前記後席に着席した乗員の顔などに光をあてる。また、
リアバニティユニットは、前記スイッチを操作すること
によって、前記バニティミラーランプを点灯させたり、
消灯させることができる。
【0031】ルーフコントロールユニット取付孔7は、
成形天井2と化粧部材4とを貫通している。ルーフコン
トロールユニット取付孔7は、自動車の幅方向に沿っ
て、前記一対のフロントバニティユニット取付孔5a,
5b相互間に設けられている。ルーフコントロールユニ
ット取付孔7には、図示しない電子機器としてのルーフ
コントロールユニットが取付られる。
【0032】ルーフコントロールユニットは、ルームラ
ンプと、スポットランプと、スイッチアッセンブリと、
制御基板などを備えている。ルームランプは、乗員室全
体の照明に用いられる。スポットランプは、各座席に対
応して設けられ、各座席毎の照明に用いられる。スイッ
チアッセンブリは、前記ルームランプと、各スポットラ
ンプを点灯・消灯させるためのスイッチや、サンルーフ
を開閉するためのスイッチなどを備えている。制御基板
は、前記スイッチアッセンブリからの信号に基いて、各
ランプ及びサンルーフなどを制御する。
【0033】サンルーフ取付孔8は、成形天井2と化粧
部材4とを貫通している。サンルーフ取付孔8は、前記
自動車の前後方向に沿って、フロントバニティユニット
取付孔5a,5bと、リアバニティユニット取付孔6
a,6bと、の間に設けられている。サンルーフ取付孔
8は、前記自動車の幅方向の中央に設けられている。サ
ンルーフ取付孔8には、電子機器としての周知のサンル
ーフが取り付けられる。
【0034】ルーフセンサ取付孔9は、成形天井2と化
粧部材4とを貫通している。ルーフセンサ取付孔9は、
自動車の幅方向に沿って、前記一対のリアバニティユニ
ット取付孔6a,6b相互間に設けられている。ルーフ
センサ取付孔9には、図示しない電子機器としてのルー
フセンサが取付られる。ルーフセンサは、サンルーフを
閉める際に、乗員や異物が前記サンルーフに挟まってい
ることを検出する。
【0035】また、前記自動車のルーフパネル3などに
は、電子機器としてのハイマウント停止ランプが取り付
けられる。ハイマウント停止ランプは、前記自動車の後
方に向かって光を照射するように配されている。ハイマ
ウント停止ランプは、運転者がブレーキペダルを操作す
ると点灯する。ハイマウント停止ランプは、運転者がブ
レーキペダルの操作をやめると、消灯する。このよう
に、ハイマウント停止ランプは、後方の車両などに、前
記自動車のブレーキ操作を行っているか否かを知らせ
る。
【0036】ワイヤハーネス1は、図1及び図2に示す
ように、一本のフラット回路体としてのフレキシブルフ
ラットケーブル(Flexible Flat Cable:以下FFCと
呼ぶ)10と、接続用コネクタ11と、ハイマウント停
止ランプ用コネクタ12と、フロントバニティユニット
用コネクタ13と、ルーフコントロールユニット用コネ
クタ14と、一対のリアバニティユニット用コネクタ1
5a,15bと、ルーフセンサ用コネクタ16と、を備
えている。
【0037】FFC10は、図3に示すように、複数の
導体21と、これらの導体21を被覆する一対の絶縁シ
ート22a,22bと、を備えている。導体21は、断
面形状が矩形状に形成されているとともに、一方向に沿
って延在した帯状に形成されている。これらの導体21
は、互いに平行(即ち並行)である。FFC10は、ル
ーフパネル3に取付られるフロントバニティユニットな
どの全ての電子機器に、電力及び制御信号を伝達するた
めに必要な数の導体21を備えている。即ち、FFC1
0は、導体21を、前記必要な数以上備えていても良い
ことは勿論である。
【0038】絶縁シート22a,22bは、絶縁性の合
成樹脂からなり、帯状に形成されている。絶縁シート2
2a,22bは、互いの間に複数の導体21を挟んで、
該導体21を被覆している。導体21と絶縁シート22
a,22bとは、可撓性を有している。なお、絶縁シー
ト22a,22bは、本明細書に記した被覆部をなして
いる。
【0039】こうして、FFC10は、可撓性を有した
扁平な帯状に形成されている。このように、本明細書で
いうフラット回路体とは、並行な複数の導体と、これら
の導体を被覆する絶縁体とを有し、扁平な帯状に形成さ
れているものを示している。
【0040】FFC10は、前記ルーフパネル3の幅方
向に沿って間隔を存する成形天井2の両縁3a(図2に
示す)に沿う側縁配索部10A,10Bと、これらの側
縁配索部10A,10Bを連結しかつ前記自動車の前方
に位置する前記成形天井2の前縁3b(図2に示す)に
沿う前縁配索部10Cと、を備えている。
【0041】一方の側縁配索部10Aの端末、即ちFF
C10の一方の端末は、前記自動車のピラー内を通っ
て、前記自動車のフロントボディまたはリアボディ内ま
で延びる。図示例では、FFC10の一方の端末は、リ
アボディ内まで延びる。前記一方の側縁配索部10A
は、前記両縁3aに沿う基線30と、停止ランプ用枝線
31と、リアバニティユニット用枝線32と、を備えて
いる。
【0042】停止ランプ用枝線31は、FFC10の一
部の導体21が、前記基線30から分岐して、ハイマウ
ント停止ランプの取付箇所に向かって延在している。停
止ランプ用枝線31は、FFC10の絶縁シート22
a,22bの一部が切断されて、端末が前記停止ランプ
取付箇所に位置するように、折り曲げられて、形成され
ている。
【0043】リアバニティユニット用枝線32は、FF
C10の一部の導体21が、前記基線30から分岐し
て、一方のリアバニティユニット取付孔6aに向かって
延在している。前記リアバニティユニット用枝線32の
端末は、リアバニティユニット取付孔6a内に露出す
る。リアバニティユニット用枝線32は、FFC10の
絶縁シート22a,22bの一部が切断されて、端末が
リアバニティユニット取付孔6a内に露出するように、
折り曲げられて、形成されている。
【0044】他方の側縁配索部10Bは、前記両縁3a
に沿いかつ折り曲げられて一方の側縁配索部10Aに向
かって延在した基線33と、ルーフセンサ用枝線34
と、リアバニティユニット用枝線35と、を備えてい
る。
【0045】ルーフセンサ用枝線34は、FFC10の
一部の導体21が、前記基線33から分岐して、ルーフ
センサ取付孔9に向かって延在している。ルーフセンサ
用枝線34の端末は、ルーフセンサ取付孔9内に露出す
る。ルーフセンサ用枝線34は、FFC10の絶縁シー
ト22a,22bの一部が切断されて、端末がルーフセ
ンサ取付孔9内に露出するように、折り曲げられて、形
成されている。
【0046】リアバニティユニット用枝線35は、FF
C10の一部の導体21が、前記基線33から分岐し
て、他方のリアバニティユニット取付孔6bに向かって
延在している。リアバニティユニット用枝線35の端末
は、リアバニティユニット取付孔6b内に露出する。リ
アバニティユニット用枝線35は、FFC10の絶縁シ
ート22a,22bの一部が切断されて、端末がリアバ
ニティユニット取付孔6b内に露出するように、折り曲
げられて、形成されている。
【0047】前縁配索部10Cは、コネクタ接続部36
を備えている。コネクタ接続部36は、第1の切断箇所
41と、この第1の切断箇所41に連なる第2の切断箇
所42とによって形成されている。第1の切断箇所41
は、FFC10の幅方向の一方の縁から内方向に向かっ
て該FFC10の一部を切断している。第1の切断箇所
41は、FFC10の一方の縁から該FFC10の幅方
向の中央まで延在している。
【0048】第2の切断箇所42は、前記FFC10の
前記一方の縁から離れた第1の切断箇所41の縁に連な
っている。第2の切断箇所42は、第1の切断箇所41
からFFC10の長手方向に沿って、該FFC10の絶
縁シート22a,22bの一部を切断している。即ち、
第2の切断箇所42は、FFC10の一部を切断してい
るとともに、該FFC10の長手方向に沿って延在して
いる。
【0049】FFC10の幅方向に沿って、前記第1の
切断箇所41と第2の切断箇所42との側方に位置する
部分O(図6及び図7に示す)を、前記第2の切断箇所
42から離れる方向に折り曲げて、前記コネクタ接続部
36が形成される。前記第1及び第2の切断箇所41,
42の側方に位置する部分Oを、前記第2の切断箇所4
2から離れる方向に折り曲げているので、第1の切断箇
所41の縁を含んだコネクタ接続部36には、端子金具
を取り付けることのできる十分なスペースが確保され
る。
【0050】前記第1の切断箇所41の縁即ち、前記コ
ネクタ接続部36の端末は、前記ルーフコントロールユ
ニット取付孔7に相対する。前記コネクタ接続部36
は、前記前縁3bに沿う。
【0051】また、ワイヤハーネス1は、第2フラット
回路体としての第2フレキシブルフラットケーブル(Fl
exible Flat Cable:以下FFCと呼ぶ)40(図9に
示す)を備えている。
【0052】第2FFC40は、前記FFC10と同様
に、図9に示すように、複数の第2導体51と、これら
の第2導体51を被覆する一対の第2絶縁シート52
と、を備えている。第2導体51は、断面形状が矩形状
に形成されているとともに、一方向に沿って延在した帯
状に形成されている。これらの第2導体51は、互いに
平行(即ち並行)である。
【0053】第2絶縁シート52は、絶縁性の合成樹脂
からなり、帯状に形成されている。第2絶縁シート52
は、互いの間に複数の第2導体51を挟んで、該第2導
体51を被覆している。第2導体51と第2絶縁シート
52とは、可撓性を有している。なお、第2絶縁シート
52は、本明細書に記した第2被覆部をなしている。
【0054】第2FFC40は、FFC10の前縁配索
部10Cに取り付けられている。第2FFC40は、コ
ネクタ接続部36の近傍でかつ該コネクタ接続部36と
平行に配されている。第2FC40は、一方の端末がF
FC10の縁から突出している。この突出した一方の端
末は、ルーフコントロールユニット取付孔7に相対す
る。第2FFC40は、例えば、超音波溶着(超音波接
合ともいい、又は超音波溶接ともいう)などによって、
FFC10の前縁配索部10Cに接合されている。
【0055】第2FFC40は、所望の第2導体51
が、FFC10の所望の導体21と金属結合して電気的
に接続している。第2FFC40は、絶縁シート22
a,22bと第2絶縁シート52が互いに溶着して、機
械的に結合している。
【0056】接続用コネクタ11は、前記FFC10の
前記一方の端末即ち、一方の側縁配索部10Aの端末に
取り付けられている。接続用コネクタ11は、前記FF
C10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該端
子金具を収容するコネクタハウジング11aと、を備え
ている。
【0057】接続用コネクタ11は、前記リアボディ内
に配索された前記自動車のメインハーネスなどのコネク
タとコネクタ結合する。接続用コネクタ11は、前記メ
インハーネスなどのコネクタとコネクタ結合することに
よって、バッテリなどからの電力をFFC10に伝達す
る。
【0058】ハイマウント停止ランプ用コネクタ12
は、前記停止ランプ用枝線31の端末に取り付けられて
いる。ハイマウント停止ランプ用コネクタ12は、FF
C10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該端
子金具を収容するコネクタハウジング12aと、を備え
ている。ハイマウント停止ランプ用コネクタ12には、
ハイマウント停止ランプのコネクタがコネクタ結合す
る。
【0059】フロントバニティユニット用コネクタ13
は、第2FFC40のFFC10の縁から突出した一方
の端末に取り付けられている。フロントバニティユニッ
ト用コネクタ13は、第2FFCの第2導体51と電気
的に接続した端子金具と、該端子金具を収容するコネク
タハウジング13aと、を備えている。フロントバニテ
ィユニット用コネクタ13には、一対のフロントバニテ
ィユニットと接続したコネクタがコネクタ結合する。
【0060】ルーフコントロールユニット用コネクタ1
4は、コネクタ接続部36の端末に取り付けられてい
る。ルーフコントロールユニット用コネクタ14は、F
FC10の導体21と電気的に接続した端子金具と、該
端子金具を収容するコネクタハウジング14aと、を備
えている。ルーフコントロールユニット用コネクタ14
には、ルーフコントロールユニットのコネクタがコネク
タ結合する。
【0061】一対のリアバニティユニット用コネクタ1
5a,15bのうち一方は、リアバニティユニット用枝
線32の端末に取り付けられ、他方はリアバニティユニ
ット用枝線35の端末に取り付けられている。一対のリ
アバニティユニット用コネクタ15a,15bは、それ
ぞれ、FFC10の導体21と電気的に接続した端子金
具と、該端子金具を収容するコネクタハウジング17
a,17bと、を備えている。一対のリアバニティユニ
ット用コネクタ15a,15bには、それぞれ、リアバ
ニティユニットのコネクタがコネクタ結合する。
【0062】ルーフセンサ用コネクタ16は、ルーフセ
ンサ用枝線34の端末に取り付けられている。ルーフセ
ンサ用コネクタ16は、FFC10の導体21と電気的
に接続した端子金具と、該端子金具を収容するコネクタ
ハウジング16aと、を備えている。ルーフセンサ用コ
ネクタ16には、ルーフセンサのコネクタがコネクタ結
合する。
【0063】前述した構成のワイヤハーネス1は、図4
に示す一方向に沿って延在した状態の一本のFFC10
の所定箇所が切断されかつ折り曲げられた後、第2FF
C40と各コネクタ11,12,13,14,15a,
15b,16が取り付けられて組立られる。図4に示す
FFC10は、一方向に沿って延在した帯状となってい
る。なお、図4では、FFC10が長いため三つに分割
して示しているが、本実施形態のFFC10は、一本の
帯状である。
【0064】前述した構成のワイヤハーネス1を組み立
てる際には、まず、FFC10を所定の長さに切断す
る。FFC10は、必要な長さに切断された後、図4中
に平行斜線Qで示す部分が除去されるとともに、図4中
に実線Pで示す箇所及び第1及び第2の切断箇所41,
42が切断される。そして、FFC10は、図4中に点
線で示す折り線Rに沿って折り曲げられて、図1に示す
ように屈曲形成される。こうして、FFC10は、前記
ルーフパネル3に取り付けられるフロントバニティユニ
ットなどの電子機器の位置に応じて、一部が切断されて
折り曲げられている。このように、FFC10は、一部
が切断された後、折り曲げられて図1に示すように屈曲
形成される。
【0065】特に、前記コネクタ接続部36を組み立て
る際には、まず、図5中に示す折り目及び切断箇所がな
いFFC10に、図6に示すように、第1及び第2の切
断箇所41,42を形成する。その後、図7中に示した
折り線Rに沿って、FFC10の幅方向に沿って第1及
び第2の切断箇所41,42の側方に位置する部分O
を、第2の切断箇所42から離れるようにFFC10の
外方向に向かって折り曲げる。すると、図8に示すよう
に、コネクタ接続部36が形成される。
【0066】その後、第2FFC40を、図9に示すよ
うに、コネクタ接続部36と平行な状態で、該コネクタ
接続部36の近傍に取り付ける。そして、FFC10の
一方の端末に接続用コネクタ11を取り付け、各枝線3
1,32,34,35に各コネクタ12,15a,1
6,15bを取り付け、第2FFC40の端末にフロン
トバニティユニット用コネクタ13を取り付け、コネク
タ接続部36の端末にルーフコントロールユニット用コ
ネクタ14を取り付ける。こうして、図1に示すワイヤ
ハーネス1が得られる。
【0067】さらに、このワイヤハーネス1は、ルーフ
パネル3に取り付けられる際には、成形天井2内に埋設
される。まず、ワイヤハーネス1は、複数の合成樹脂か
らなる板状の部材間に挟まれる。これらの合成樹脂から
なる板状の部材が加熱されかつ互いに近づく方向に加圧
されて、互いに固定して成形天井2となる。こうして、
ワイヤハーネス1は、成形天井2内に埋設される。この
とき、各取付孔6a,6b,9内に各コネクタ15a,
15b,16が位置し、各コネクタ13,14がルーフ
コントロールユニット取付孔7に相対し、成形天井2の
自動車の後方に位置する後縁3cからハイマウント停止
ランプ用コネクタ12が露出している。
【0068】そして、成形天井2は、各取付孔5a,5
b,6a,6b,7,8,9即ち各コネクタ12,1
3,14,15a,15b,16に所定の電子機器が取
り付けられかつ乗員室側に化粧部材4が取り付けられる
とともに、ルーフパネル3の乗員室側に取付られる。こ
うして、ワイヤハーネス1は、成形天井2内に埋設され
てルーフパネル3に取付られて、該ルーフパネル3に取
り付けられるフロントバニティユニットなどの各種の電
子機器に、電力と制御信号を伝達する。
【0069】本実施形態によれば、ワイヤハーネス1
が、ルーフパネル3に取り付けられる全ての電子機器に
必要とされる数の導体21を有した一本のFFC10で
構成されている。このため、ワイヤハーネス1を組み立
てる際に必要となるFFC10の品番を少なくできる。
【0070】また、FFC10を用いているので、ルー
フパネル3に取付られた際に、該ルーフパネル3と成形
天井2と化粧部材4とを合わせた厚みを薄くできる。し
たがって、居住性の悪化を抑制できかつ組み立てる際の
品番の管理の省力化を図ることができる。
【0071】さらに、FFC10を、ルーフパネル3に
取付られる電子機器の位置に応じて、一部を切断したり
折り曲げたりして、ワイヤハーネス1を構成している。
このため、各電子機器に、電力及び制御信号を確実に伝
達できる。
【0072】コネクタ接続部36が、幅方向に沿ってF
FC10を切断した第1の切断箇所41と、この第1の
切断箇所41に連なりかつ長手方向に沿ってFFC10
を切断した第2の切断箇所42と、前記第1及び第2の
切断箇所41,42の側方に位置する部分Oが折り曲げ
られることと、によって形成されている。
【0073】このため、前記第1の切断箇所41の縁を
含みかつ前記第2の切断箇所42の側方に位置するコネ
クタ接続部36に、端子金具を取り付けるスペースを確
実に確保できる。したがって、FFC10の端末に位置
していなくても、コネクタ接続部36にコネクタを確実
に取り付けることができる。したがって、ルーフパネル
3に取り付けられる各電子機器に電力及び制御信号をよ
り確実に伝達できる。
【0074】さらに、第2FFC40を備えている。こ
のため、ルーフパネル3に、前述した各バニティユニッ
トとルーフコントロールユニットとルーフセンサとハイ
マウント停止ランプとは別の新たな電子機器を取り付け
る際にも、容易に、該電子機器に必要な電力と制御信号
を確実に伝達できる。さらに、第2FFC40を備えて
いるため、ルーフパネル3に取り付けられる各電子機器
により確実に必要な電力と制御信号とを伝達できる。
【0075】前述した実施形態では、フラット回路体と
してFFC10を用いている。しかしながら、本発明で
は、FFC10に限定されることなく、フラット回路体
として周知のフレキシブルプリントサーキット(Flexib
le Printed Circuit:FPC)や、並設した複数の電線
が絶縁性を有する合成樹脂に被覆されて帯状に形成され
たフラットワイヤハーネスを用いても良いことは勿論で
ある。
【0076】また、前述した実施形態では、ボディパネ
ルとしてのルーフパネル3に取り付けられる場合を示し
ている。しかしながら、本発明のワイヤハーネス1は、
ルーフパネル3に限定されることなく、例えばドアパネ
ルなどの他のボディパネルに取り付けられても良いこと
は、勿論である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、一本のフラット回路体で、ボディパネルに取付
られるワイヤハーネスを構成している。このため、ワイ
ヤハーネスを組み立てる際の、フラット回路体の品番が
一つになる。また、フラット回路体を用いているので、
ボディパネルに取付られた際に、該ボディパネルと内装
パネルとを合わせた厚みを薄くできる。したがって、居
住性の悪化を抑制できかつ組み立てる際の品番の管理の
省力化を図ることができる。
【0078】請求項2に記載の本発明は、フラット回路
体を、ボディパネルに取付られる電子機器の位置に応じ
て、一部を切断したり折り曲げたりしている。このた
め、居住性の悪化を抑制できかつ組み立てる際の品番の
管理の省力化を図ることができることにくわえ、前記電
子機器に電力及び制御信号を確実に伝達できる。
【0079】請求項3に記載の本発明は、コネクタ接続
部が、幅方向に沿って切断した第1の切断箇所と、この
第1の切断箇所に連なりかつ長手方向に沿って切断した
第2の切断箇所と、前記第1及び第2の切断箇所の側方
に位置する部分が折り曲げられることと、によって形成
されている。
【0080】このため、コネクタ接続部に、端子金具を
取り付けるスペースを確実に確保でき、該コネクタ接続
部にコネクタを確実に取り付けることができる。居住性
の悪化を抑制できかつ組み立てる際の品番の管理の省力
化を図ることができることにくわえ、前記ボディパネル
に取り付けられる電子機器に電力及び制御信号をより確
実に伝達できる。
【0081】請求項4に記載の本発明は、フラット回路
体に接合した第2フラット回路体を備えている。このた
め、居住性の悪化を抑制できかつ組み立てる際の品番の
管理の省力化を図ることができることにくわえ、ボディ
パネルに新たな電子機器を取り付ける際にも、容易に、
該電子機器に必要な電力と制御信号を確実に伝達できる
とともに、ボディパネルに取り付けられる各電子機器に
より確実に必要な電力と制御信号とを伝達できる。
【0082】請求項5に記載の本発明は、一本のフラッ
ト回路体で、ボディパネルに取付られるワイヤハーネス
を構成する。このため、ワイヤハーネスを組み立てる際
の、フラット回路体の品番が一つになる。また、フラッ
ト回路体を用いているので、ボディパネルに取付られた
際に、該ボディパネルと内装パネルとを合わせた厚みを
薄くできる。したがって、居住性の悪化を抑制できかつ
組み立てる際の品番の管理の省力化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネスを
示す平面図である。
【図2】図1に示されたワイヤハーネスが成形天井内に
埋設された状態を示す平面図である。
【図3】図2中のIII−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】図1に示されたワイヤハーネスを構成するFF
Cの加工前の状態を示す平面図である。
【図5】図4に示されたFFCの一部を拡大して示す説
明図である。
【図6】図5に示されたFFCの一部に第1及び第2の
切断箇所を形成した状態を示す説明図である。
【図7】図6に示されたFFCの一部にコネクタ接続部
を形成するための折り線を記した説明図である。
【図8】図7に示されたFFCの一部を折り線に沿って
折り曲げた状態を示す説明図である。
【図9】図8に示されたFFCの一部に第2FFCを取
り付けた状態を示す説明図である。
【図10】従来の自動車のルーフパネルに取り付けられ
る電子機器及びワイヤハーネスを示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス 3 ルーフパネル(ボディパネル) 10 FFC(フラット回路体) 21 導体 22a,22b 絶縁シート(被覆部) 36 コネクタ接続部 40 第2FFC(第2フラット回路体) 41 第1の切断箇所 42 第2の切断箇所 51 第2導体 52 第2絶縁シート(第2被覆部) O 第1及び第2の切断箇所の側方に位置する部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を構成するボディパネルに取り付け
    られて、該ボディパネルに取り付けられる電子機器と電
    気的に接続するワイヤハーネスにおいて、 並行な複数の導体と、絶縁性を有しかつ前記導体を覆う
    被覆部と、を有したフラット回路体を一本備え、 フラット回路体は、前記導体を、前記ボディパネルに取
    り付けられる電子機器に電力と制御信号とを伝達するた
    めに必要な数備え、かつ、一部が切断されて折り曲げら
    れていることを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】 前記フラット回路体は、前記ボディパネ
    ルに取り付けられる電子機器の位置に応じて、一部が切
    断されて折り曲げられていることを特徴とする請求項1
    記載のワイヤハーネス。
  3. 【請求項3】 前記フラット回路体は、 幅方向の一方の縁から内方向に向かって切断した第1の
    切断箇所と、前記第1の切断箇所に連なりかつ長手方向
    に沿って切断した第2の切断箇所と、前記幅方向に沿っ
    て前記第1及び第2の切断箇所の側方に位置する部分を
    折り曲げられることと、によって形成されたコネクタ接
    続部を備えていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のワイヤハーネス。
  4. 【請求項4】 並行な複数の第2導体と、絶縁性を有し
    かつ前記第2導体を覆う第2被覆部と、を有するととも
    に、前記フラット回路体とは別体の第2フラット回路体
    を備え、 前記フラット回路体と第2フラット回路体とは、互いの
    導体が電気的に接続していることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のワイヤハー
    ネス。
  5. 【請求項5】 前記一本のフラット回路体の一部を切断
    した後、折り曲げることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスの製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008137671A1 (en) * 2007-05-02 2008-11-13 Mag Industrial Automation Systems, Llc Process for fabricating a composite underbody panel
JP2017128174A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 トヨタ紡織株式会社 サンルーフ用パネル及びこれを備えた天井モジュール並びに天井構造

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