JP2849091B2 - 成形天井アッセンブリとその製造方法 - Google Patents

成形天井アッセンブリとその製造方法

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JP2849091B2 JP63137406A JP13740688A JP2849091B2 JP 2849091 B2 JP2849091 B2 JP 2849091B2 JP 63137406 A JP63137406 A JP 63137406A JP 13740688 A JP13740688 A JP 13740688A JP 2849091 B2 JP2849091 B2 JP 2849091B2
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毅 大島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車体等の天井部の内側に張られる成形天井
に配置される電装品等の、取付け作業の容易化に関する
ものである。
〔従来の技術〕
通常、車両内の天井にはルームランプ、スポットライ
トおよび各種のセンサ類等の電装品が設けられている。
第3図から第6図は、これらの電装品を成形天井に取付
ける従来の技術を示したものである。第6図は、これら
の配線に使用されるルーフワイヤハーネスは6を示して
いる。ルーフワイヤハーネスは、車体の天井部に設けら
れる各電装品の、入出力に要する電線の全てをまとめて
束ねにして、そこから各電装品と接続するための分岐部
を設けて一体的に形成したものである。
そして、ルーフワイヤハーネスの各端部には電源側や
電装品に接続されるコネクタ7が取付けられ、中間部に
は、ルーフワイヤハーネス自身を固定するための複数の
クランプが8が設けられている。図3に示すように、ル
ーフワイヤハーネス6は、車体9の床部からピラー部を
経て車体9の天井部と成形天井10の間に配索され、成形
天井10の穴の11を通して各電装品12とコネクタ7とが接
続される。
第4図によって、この取付け作業を説明する。
ルーフワイヤハーネス6をクランプ8によって車体9
に取付ける。成形天井10は、図5に示すように、フォー
ム材からなる基板10aの両面にシート状の表皮材10が張
り付けられ、室内側には不織布10cが張り付けられたも
のである。
成形天井10には、予めルーフランプ等の電装品12に取
付け穴11が穿設されている。ルーフワイヤハーネス6の
先端側に設けられたコネクタ7は、成形天井10が固定さ
れる前に、予め、成形天井10の取付け穴11に通してお
く。ルーフランプ等の電装品12のコネクタ部12aとルー
フワイヤハーネス6のコネクタ7を結合する。最後に、
電装品12をボルト13で車体9に固定し、カバー12bを嵌
める。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この従来技術にあっては、次のような
欠点があった。
(1)電装品の取付け完了までの作業手順が多く、また
狭い車内での作業はやりにくう、時間がかかる。
(2)車両走行時の振動によって、ルーフワイヤハーネ
ス6が振動し、車体の成形天井に当たって騒音を発生す
るおそれがある。そのため、多数のクランプ8による固
定が必要である。
(3)車体9と成形天井10の間にルーフワイヤーハーネ
ス6を通すスペースが必要で、車内のスペースが狭くな
る。
本発明は、上記の事実に鑑みてなされたもので、電装
品の取付け作業や、ルーフワイヤハーネスの配索作業が
容易で、振動による騒音の発生もない成形天井を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、車体等の天
井部に張られる成形天井本体と、該成形天井本体に穿設
された取付け穴と、圧接端子を有する電装品と、上記成
形天井本体に固定されるフラットワイヤハーネスとから
成り、電装品を上記取付け穴に固定して上記フラットワ
イヤハーネスと上記圧接端子とを電気的に接続した成形
天井アッセンブリを特徴とする。
また、車体等の天井部に張られる成形天井本体と、該
成形天井本体に穿設された取付け穴と、圧接端子を有す
る電装品と、上記成形天井本体に固定されるフラットワ
イヤーハーネスと、成形天井本体に成形されてフラット
ワイヤハーネスを収容する溝とから成り、電装品を上記
取付け穴に固定して上記フラットワイヤハーネスと上記
圧接端子とを電気的に接続した成形天井アッセンブリ。
更に、このアッセンブリ化した成形天井の製造方法
は、成形天井本体に電装品の取付け穴および溝を成形す
る工程と、フラットワイヤハーネスの接続部を上記取付
け穴に臨ませてフラットワイヤハーネスを溝に収容する
工程と、圧接端子を備えた電装品を上記取付け穴に固定
する工程と、上記接続部と圧接端子とを接続する工程と
から成る成形天井アッセンブリの製造方法を特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら、説明
する。
第1図は、本発明の一実施例で、この図において、1
は車体の天井部に取付けられるアッセンブリ化された成
形天井アッセンブリである。成形天井アッセンブリ1
は、板状の成形天井本体2に多数のフラットワイヤーハ
ーネス3を配索固定し、これらのフラットワイヤハーネ
ス3に接続される多数の電装品4を成形天井本体2に取
付け、フラットワイヤハーネス3と電装品4とを電気的
に接続したものである。
成形天井本体2は、フォーム材の両面に薄い樹脂フィ
ルム等の表皮材を張り、更に車内のインテリアにマッチ
するように成形されている。芯になるフォーム材は、例
えば、金型内の空間に液状からなる発泡性樹脂等の原料
を注入し、加熱、加圧により硬化させることによって成
形される。
多数のフラットワイヤハーネス3は、車体の天井部に
配置される多数の電装品4のそれぞれに対し配索され、
成形天井本体2に接着等によって固定されている。各フ
ラットワイヤハーネス3は、不図示のワイヤハーネスの
幹線部から分岐されたもので、車体のピラー部等でまと
められ、幹線部に接続される。なお、成形天井本体2に
溝2aを形成し、フラットワイヤハーネスを収容するよう
にすれば、成形天井アッセンブリ1の形状に凹凸がなく
なってまとまりができ、全体の厚さを薄くすることがで
きる。
4は、車体の天井に配置される各種の電装品で、スモ
ークセンサ、地磁気センサ、マップランプ、ルームラン
プ等々の各種のものが使用される。これらの電装品4を
成形天井本体2に固定し、電装品4の圧接端子4aとフラ
ットワイヤハーネス3の端部とを接続し、成形天井本体
2、フラットワイヤハーネス3及び各電装品4をまとめ
てアッセンブリ化している。
第2図(a)は、電装品4とフラットワイヤハーネス
3との接続の詳細を示した図である。成形天井本体2に
取付け穴5が穿設され、取付け穴の内部に成形された段
部5aに電装品4が係止される。電装品4のフラットワイ
ヤハーネス3に対向する面にはコネクタ4bが設けられ、
圧接端子4aが突出されている。一方、フラットワイヤハ
ーネス3には、その端部に電線の露出部からなる接続部
3aが設けられている。そして、第2図(b)に示すよう
に、接続部3aを圧接端子4aに矢符号の方向に圧接するこ
とによって両者の接続が行われる。
次に、この成形天井アッセンブリ1の組み立て手順の
一例について説明する。
成形天井本体2を形成するが、このときフラットワイ
ヤハーネス3を収容する溝2bも一緒に形成する。各電装
品4の取付け穴5を穿設する。取付け穴5の形成は、成
形天井本体2の成形と同時にすることも可能である。各
電装品4を所定の取付け穴5に固定する。この固定は、
例えば、第2図(a)に示すように、取付け穴5の段部
5aと電装品4とを接着することにより行われる。フラッ
トワイヤハーネス3を成形天井本体2の溝2a内に収容し
た後に、接着等によって固定する。予め、フラットワイ
ヤハーネスの端部から電線を露出することによって、接
続部3aが形成されている。溝2a内にフラットワイヤハー
ネス3を収容固定したとき、接続部3aが取付け穴5の所
定の位置にくるように配置される。接続部3aを圧接端子
4aに圧接して成形天井アッセンブリ1が完了される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、成形天井本体
と、電装品と、電装品を接続するフラッワイヤハーネス
とをアッセンブリ化したので、以下に挙げるような効果
を奏する。
(1)成形天井アッセンブリを取付ると同時に、各電装
品の取付け、配線が全て完了するから、従来の成形天井
を車体に取付ける際に行った作業が減少し、取付け時間
の大幅な短縮ができる。
(2)アッセンブリ化の作業は、車体の限られた空間で
する必要がなく、作業がやり易くなる。また、電装品の
圧接端子とフラットワイヤハーネスの端部との接続であ
るから、作業能率が大幅に上がる。
(3)フラットワイヤハーネスを利用するので、入出力
に要する電線の全てを収束した従来のルーフワイヤハー
ネスのときよりもサイズが小さくなる。これにより、フ
ラットワイヤハーネスを配索する際に、車内のスペース
が少なくて済む。
(4)フラットワイヤハーネスを成形天井本体に固定す
るので、車両走行時の振動による騒音が発生しない。
(5)フラットワイヤハーネスを溝に収容するので、成
形天井アッセンブリの形状に凹凸がなくなってまとまり
ができ、全体の厚さを薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る成形天井アッセンブリの一実施例
を示す分解斜視図、 第2図(a)は電装品とフラットワイヤハーネスの接続
部との詳細を示す分解斜視図であり、(b)は(a)の
矢視A方向からの図であり、圧接端子と電線との圧接状
態、 第3図は従来例を自動車に使用した例を示す正面図、 第4図は従来例の取付け状態を示す分解斜視図、 第5図は従来例の成形天井の縦断面図、 第6図は従来のルーフワイヤハーネスの斜視図である。 1……成形天井アッセンブリ、2……成形天井本体、3
……フラットワイヤハーネス、4……電装品、4a……圧
接端子、5……取付け穴。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−166507(JP,A) 実開 昭60−136484(JP,U) 実開 昭60−94730(JP,U) 実開 昭53−104582(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体等の天井部に張られる成形天井本体
    と、該成形天井本体に穿設された取付け穴と、圧接端子
    を有する電装品と、上記成形天井本体に固定されるフラ
    ットワイヤハーネスとから成り、電装品を上記取付け穴
    に固定して上記フラットワイヤハーネスと上記圧接端子
    とを電気的に接続したことを特徴とする成形天井アッセ
    ンブリ。
  2. 【請求項2】車体等の天井部に張られる成形天井本体
    と、該成形天井本体に穿設された取付け穴と、圧接端子
    を有する電装品と、上記成形天井本体に固定されるフラ
    ットワイヤハーネスと、成形天井本体に形成されてフラ
    ットワイヤハーネスを収容する溝とから成り、電装品を
    上記取付け穴に固定して上記フラットワイヤハーネスと
    上記圧接端子とを電気的に接続したことを特徴とする成
    形天井アッセンブリ。
  3. 【請求項3】成形天井本体に電装品の取付け穴および溝
    を形成する工程と、フラトワイヤハーネスの接続部を上
    記取付け穴に臨ませてフラットワイヤハーネスを溝に収
    容する工程と、圧接端子を備えた電装品を上記取付け穴
    に固定する工程と、上記接続部と圧接端子とを接続する
    工程とから成ることを特徴とする成形天井アッセンブリ
    の製造方法。
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JP2594357Y2 (ja) * 1991-12-25 1999-04-26 住友電装株式会社 自動車用天井
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