JPH0966781A - 自動車用ワイヤハーネス - Google Patents

自動車用ワイヤハーネス

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JPH0966781A
JPH0966781A JP22232395A JP22232395A JPH0966781A JP H0966781 A JPH0966781 A JP H0966781A JP 22232395 A JP22232395 A JP 22232395A JP 22232395 A JP22232395 A JP 22232395A JP H0966781 A JPH0966781 A JP H0966781A
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順之 宮▲崎▼
Takahiro Onizuka
孝浩 鬼塚
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車に搭載する電装品に変更があっても汎
用できるワイヤハーネスを提供する。 【解決手段】 少なくとも両側に配置される一対のメイ
ン・ジャンクションボックス10〜12と、これらメイ
ン・ジャンクションボックスの間に平行配線されるハー
ネス13〜15とを備え、上記ハーネスは同一車種で必
要とされる最小限の共用回路を平行回路として備える一
方、上記メイン・ジャンクションボックスの内部回路も
同一車種で必要とされる最小限の共用回路と同一車種に
おけるオプションおよび仕様差回路用と接続するための
電源回路と信号回路とを備え、同一車種に共用回路以外
の電装品を搭載する時には、サブ・ジャンクションボッ
クスを設けると共に、該サブ・ジャンクションボックス
の内部回路と上記ハーネスのうちから選択した回路ある
いは/およびメイン・ジャンクションボックスの所要の
電源回路および信号回路とを電気接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤハー
ネスに関し、特に、多くの機種に汎用可能とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車内に配索するワイヤハーネ
ス、即ち、インストルメントパネル・ハーネル、エンジ
ンルーム・ハーネス、カウル・ハーネス等は、図7に示
すように、ワイヤハーネスW/Hの幹線1の両端あるい
は一端にジャンクションボックス2、3があり、これら
ジャンクションボックス2、3で主として電装品単位で
電源の分配および回路の分岐・接続を行っている。これ
らジャンクションボックス2、3とコネクタを介して接
続する幹線1の電線は各電装品毎に分割され、さらに、
幹線1の電線に支線4をスプライス接続して、各電装品
に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ワイヤハーネスの回路は自動車に搭載する電装品単位で
システム化され、言い換えれば、搭載される電装品と接
続する既定の回路しか設けられていないため、搭載する
電装品がオプションあるいは仕向地の相違により異なる
と、回路的には僅かしか相違しなくても、別に製造する
必要がある。その結果、同一車種においても、数十種類
のワイヤハーネスを製造して、対応している。
【0004】しかしながら、ワイヤハーネスはジャンク
ションボックス、コネクタ、電線、スプライス部材等の
多数の部品より構成された複雑な構造となってより、よ
って、ワイヤハーネスの組立に手数がかかると共に1つ
のワイヤハーネスを形成するためのコストも高いものに
なっている。
【0005】従って、搭載する電装品が多少相違しても
汎用できるワイヤハーネスが要望されているが、上記の
ように、ジャンクションボックス、コネクタ、電線、ス
プライス部材等の多数の部品から回路が成立し、かつ、
複雑な構成からなるため、同一車種であっても、搭載す
る電装品が相違する機種では、ワイヤハーネスの回路を
変更して汎用化することは非常に困難であった。
【0006】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、同一車種において、オプションあるいは仕向地
の相違により電装品が多少相違しても、汎用できるワイ
ヤハーネスを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、少なくとも両側に配置され
る一対のメイン・ジャンクションボックスと、これらメ
イン・ジャンクションボックスの間に平行配線されるハ
ーネスとを備え、上記ハーネスは同一車種で必要とされ
る最小限の共用回路を平行回路として備える一方、上記
メイン・ジャンクションボックスの内部回路も同一車種
で必要とされる最小限の共用回路と同一車種におけるオ
プションおよび仕様差回路と接続するための電源回路と
信号回路とを備え、同一車種に共用回路以外の電装品を
搭載する時には、サブ・ジャンクションボックスを設け
ると共に、該サブ・ジャンクションボックスの内部回路
と上記ハーネスのうちから選択した回路あるいは/およ
びメイン・ジャンクションボックスの所要の電源回路お
よび信号回路とを電気接続する構成としている自動車用
ワイヤハーネスを提供している。
【0008】上記構成のワイヤハーネスでは、必要最小
限の電装品以外の電装品、即ち、オプションで搭載され
る電装品あるいは仕向地の差で搭載する電装品がある場
合、該電装品に接続されるサブ・ジャンクションボック
スを、メイン・ジャンクションボックスの間に配線され
ているハーネスの内から所要の電線を選択して接続する
と共に、上記ハーネス内の電線に接続すべき回路の電線
がない場合には、メイン・ジャンクションボックスにも
うけた電源回路および/あるいは信号回路に電線を介し
て接続すると、所要回路を形成することができる。この
ように同一車種の全てのワイヤハーネスに適用でき、オ
プションおよび仕向地により電装品が相違すると、サブ
・ジャンクションボックスを付設すると共に必要であれ
ばサブ・ジャンクションボックスとメイン・ジャンクシ
ョンボックスと接続するだけよい。
【0009】上記サブ・ジャンクションボックスの内部
回路と平行配線した電線との接続は、サブ・ジャンクシ
ョンボックスの内部回路と接続した圧接端子を平行配線
した電線のうちから選択した電線に圧接して電気接続す
ることが好ましい。(請求項2) なお、上記圧接端子
を接続した後は、平行配線様態より丸めて円筒形状と
し、所要スペースを小さくできるようにすることが好ま
しい。
【0010】上記のように、メイン・ジャンクションボ
ックスの間に配索するハーネスを平行配線した電線とし
ていることにより、任意の位置で、サブ・ジャンクショ
ンボックスに取り付けた圧接端子を所要の電線に対して
圧接接続することができ、スペース上の制限を受けな
い。さらに、サブ・ジャンクションボックスに取り付け
た圧接端子を直接電線と接続するため、スプライス接続
等を行って電装品の増加に対応して回路を増加させる必
要がない。
【0011】上記圧接端子による接続は、サブ・ジャン
クションボックスのアッパーケースとロアケースとを上
記平行配線したハーネスを挟んで設置し、上記ケース内
部に取り付けている圧接端子を上記平行配線したハーネ
スの所要の電線に圧接して接続することが好ましい。
【0012】上記構成とすると、任意の位置で、サブ・
ジャンクションボックスのアッパーケースとロアケース
を平行配線した電線群を挟んで取り付けるだけで、簡単
に所要回路を形成することができる。
【0013】上記サブ・ジャンクションボックスの内部
回路とメイン・ジャンクションボックスの電源回路およ
び信号回路との接続は、上記内部回路と接続した電線を
メイン・ジャンクションボックスまで配索して、コネク
タ接続で電源回路及び信号回路と接続している。(請求
項3)
【0014】即ち、メイン・ジャンクションボックスの
間に配索したハーネスには、共用回路として必要な回路
を構成する電線のみしか設けているため、共用電装品以
外の電装品回路用のサブ・ジャンクションボックスと接
続する必要がある回路が配線されていな場合がある。そ
の場合には、サブ・ジャンクションボックスの内部回路
に接続したハーネスを設け、該ハーネスをメイン・ジャ
ンクションボックスにコネクタ接続して、メイン・ジャ
ンクションボックスに設けた電源回路あるいは/および
信号回路と接続している。該構成とすると、メイン・ジ
ャンクションボックスの間に配索するハーネスは必要最
小限の共用回路を構成する電線群のみとなり、電線量を
減少させ、基本形態のワイヤハーネスを簡単に構成でき
る。
【0015】上記メイン・ジャンクションボックスに両
端を接続するハーネスの各平行配線した電線は、メイン
・ジャンクションボックスの内部回路にコネクタを用い
ずに直接接続している。(請求項4)
【0016】上記のように平行配線する電線を、メイン
・ジャンクションボックスの内部回路と溶接等により直
接に接続すると、メイン・ジャンクションボックスにコ
ネクタ接続部を設ける必要がなくなり、メイン・ジャン
クションボックスの小型化が図れる。
【0017】上記本発明の構成からなるワイヤハーネス
は、インストルメントパネル・ハーネス、カウル・ハー
ネス、フロア・ハーネス、ルーフ・ハーネス、ランゲー
ジルーム・ハーネス等の回路数が多いハーネスに好適に
採用できる。(請求項5)
【0018】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係わる
カウル・ハーネスの全体概略図である。10、11、1
2は両側と中央部に配置される一対のメイン・ジャンク
ションボックス、13、14、15は平行配線されるハ
ーネスで、13はメイン・ジャンクションボックス10
と12の間、14はメイン・ジャンクションボックス1
2と11の間、15はメイン・ジャンクションボックス
10と11の間にそれぞれ配線されている。
【0019】上記3つのメイン・ジャンクションボック
ス10〜12は、その内部回路をバスバーで形成してお
り、該内部回路に同一車種で必要とされる最小限の共用
回路と同一車種におけるオプションおよび仕向地差回路
の全てに対応できる全回路用の電源回路と信号回路とを
設けている。
【0020】上記左右両側のメイン・ジャンクションボ
ックス10と11は、インストルメントパネル(図示せ
ず)の左右両側に配置され、夫々エンジンルーム・ハー
ネス16A、16Bとの接続用コネクタ10a、11a
とフロア・ハーネス17A、17Bとの接続用コネクタ
10b、11bとを設け、これらエンジンルーム・ハー
ネスおよびフロア・ハーネスとはコネクタ接続するよう
にしている。さらに、メイン・ジャンクションボックス
10〜13には、内部回路の共用回路と、共通信号、電
源回路が接続される共用電装品、例えば、イグニッショ
ンスイッチ18等とを接続する共用電装品回路19とを
接続するためのコネクタ10c、11c、12cを設け
ている。さらにまた、共用電装品以外のオプションおよ
び仕向地により搭載する電装品と接続する必要がある電
源回路および信号回路には接続用端子を設け、これら接
続用端子を配置したコネクタ10d、11d、12dを
設けている。
【0021】上記メイン・ジャンクションボックス10
〜12の間に配索するハーネス13〜15は、同一車種
における必要最小限の共用回路を平行回路として備え、
複数本の電線を平行に配線して構成している。これら平
行配線した電線の両端は、メイン・ジャンクションボッ
クス10〜13の共用回路と接続している。
【0022】図2に示すように、上記ハーネス13〜1
5を構成する多数の電線20とメイン・ジャンクション
ボックス10〜12の内部回路のバスバー21との接続
は、電線20の端末で芯線20aを露出させ、これら芯
線20aをメイン・ジャンクションボックス10〜12
の側壁に形成した櫛歯状の電線挿入部22に挿入し、対
応して設置しているバスバー21の櫛歯状に配置した端
子21aと一括して超音波溶接で溶接して永久接続して
いる。
【0023】なお、上記ハーネス13〜15の電線20
とメイン・ジャンクションボックス10〜12の内部回
路との接続は上記実施形態に限定されず、例えば、メイ
ン・ジャンクションボックスの内部回路を電線と圧接端
子とで形成している場合、ハーネス13〜15の電線2
0をメイン・ジャンクションボックス10〜12内に挿
入して、電線20と内部回路の電線とを一対の圧接刃を
有する圧接端子を介して接続してもよい。また、電線2
0の両端にコネクタを接続する一方、該コネクタ嵌合部
をメイン・ジャンクションボックスに設けてコネクタ接
続するようにしても良いが、メイン・ジャンクションボ
ックスの小型化および部品点数の削減の点から、コネク
タを用いずに直接的に接続する形態の方が好ましい。
【0024】上記共用電装品以外のオプションおよび仕
向地に応じて電装品30を搭載する場合には、図1に示
すように、小型のサブ・ジャンクションボックス31を
上記ハーネス13〜15の任意の箇所に接続している。
【0025】上記サブ・ジャンクションボックス31
は、図3(A)(B)に示すように、アッパーケース3
3とロアケース34とを上記平行配線したハーネス13
〜15を挟んで設置し、該ケース内部に設けた圧接端子
を上記ハーネス13〜15のうちの所要の電線20に圧
接させて電気的に接続させるようにしている。
【0026】具体的には、図3(B)に示すように、上
下両側に圧接刃35a、35bを設けた圧接端子35を
用い、ロアケース34の内部に配線した電線36に下端
の圧接刃35bで圧接接続して圧接端子35を取り付け
ておき、ハーネスの電線20に対してロアケース34を
取り付けた時に、上側の圧接刃35aで電線20を圧接
して接続している。ロアケース34の電線36には、さ
らに外部出力端子37aを設けた圧接端子37を圧接
し、外部出力端子37aを電装品回路38の電線とコネ
クタ41を介して接続している。
【0027】また、図3(C)に示すように、内部配線
36とハーネス電線26との圧接端子35による接続は
同様であるが、内部配線の片端または両端には圧着ある
いは圧接した端子(図示せず)をコネクタハウジング内
に収容し、このコネクタをメインジャンクションボック
スに接続してもよい。この場合、サブジャンクションボ
ックスに接続されるコネクタが不要となる。
【0028】また、上記サブ・ジャンクションボックス
31の回路と接続すべき回路の電線が、ハーネス13〜
15を構成する電線20にない場合には、上記回路と接
続したハーネス39を接続し、該ハーネス39の他端に
接続したコネクタを上記メイン・ジャンクションボック
ス10〜12のコネクタ10d〜12dに嵌合して接続
するようにしている。
【0029】なお、上記サブ・ジャンクションボックス
31とハーネス13〜15の電線20との接続は、付加
する電装品回路38に応じて、図4に示す構成としても
よい。即ち、サブ・ジャンクションボックス31の内部
には回路を設けず、下端に圧接刃35’bを有すると共
に下端に外部出力端子35’cを設けた圧接端子35’
をアッパーケース33’の内部に取り付けておき、圧接
刃34’bをハーネス13〜15の電線20と圧接する
一方、外部出力端子36’cをロアケースに設けたコネ
クタ部より突設して電装品回路38の電線とコネクタ接
続している。
【0030】また、図5に示すように、上端に長い圧接
刃35”aを設けた圧接端子35”をロアケースに取り
付け、ロアケースに布線する電線36とハーネス13〜
15の電線20とを圧接刃36a”で圧接してもよい。
【0031】上記構成からなるワイヤハーネスでは、ハ
ーネス13〜15の電線20を平行配線しているため、
サブ・ジャンクションボックス31を任意の位置で電線
20と接続できる。よって、接続する電装品30に最も
近接した位置にサブ・ジャンクションボックス31を取
り付けることができると共に、スペース上で利用できる
箇所で取り付けることもできる。
【0032】サブ・ジャンクションボックス31を用い
て接続するオプション電装品30としては、図6に示す
ように、ABS装置(アンチロックブレーキ装置)50
等がある。これらABS装置50を搭載する場合、ハー
ネス13〜15を構成する電線20のうち所要の回路の
電線を、ABS用サブ・ジャンクションボックス31−
1の内部回路と上記圧接端子を介して接続している。ま
た、上記ハーネス13〜15を構成する電線20に含ま
れていない回路はメイン・ジャンクションボックス10
〜12の電源回路および信号回路にハーネス39および
コネクタを介して接続している。
【0033】具体的には、ABS用サブ・ジャンクショ
ンボックス31−1の内部回路と圧接端子を介して接続
するハーネス13〜15の電線20は、電源回路用の電
線20wー1と、ストップスイッチ53にメイン・ジャ
ンクションボックス11の内部回路を介して接続した電
線20w−2である。さらに、ABS用サブ・ジャンク
ションボックス31−1の内部回路をハーネス39およ
びコネクタを介して、メイン・ジャンクションボックス
10のコネクタ10dと接続している。該コネクタ10
dには、左前輪スピードセンサと接続した回路C1およ
び左後輪スピードセンサと接続した回路C2を接続して
いる。さらに、サブ・ジャンクションボックス31−1
の内部回路をメイン・ジャンクションボックス11のコ
ネクタ11dと接続している。該コネクタ11dには右
前輪スピードセンサと接続した回路C3と右後輪スピー
ドセンサと接続した回路C4とを接続している。さら
に、サブ・ジャンクションボックス31−1の内部回路
をメイン・ジャンクションボックス12のコネクタ12
dとも接続している。該コネクタ12dは共用電装品で
あるトラクションコントロール装置51と接続した回路
C5に接続している。このように、ABS用サブ・ジャ
ンクションボックス31−1はハーネスの電線20とメ
イン・ジャンクションボックス10〜12の内部回路と
接続している。
【0034】上記のように、本発明のワイヤハーネスで
は、必要最小限の共用電装品に対応する回路は、予めメ
イン・ジャンクションボックスの内部回路に形成されて
おり、共用電装品とコネクタ接続すれば良い構成となっ
ている。一方、それ以外のオプション仕様あるいは仕向
地仕様で搭載される電装品に対応する回路は、サブ・ジ
ャンクションボックスをハーネスに接続すると共に必要
に応じてメイン・ジャンクションボックスと接続するだ
けで構成できる。よって、同一車種の全てに汎用するこ
とができる。
【0035】上記実施形態ではカウル・ハーネスについ
て適用しているが、多数の回路を備えるハーネス、例え
ば、インストルメントパネル・ハーネス(インパネ・ハ
ーネス)、フロア・ハーネス、ルーフ・ハーネス、ラン
ゲージルーム・ハーネス等にも適用できることは言うま
でもない。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のワイヤハーネスによれば、オプション差お
よび仕向地差により搭載する電装品が相違しても、サブ
・ジャンクションボックスをハーネスに接続すると共
に、必要に応じてメイン・ジャンクションボックスと接
続するだけで対応できるため、同一車種の全てのワイヤ
ハーネスに適用できるものとなる。よって、大量生産が
可能となり、コストの低下を図ることができる。かつ、
共用電装品以外の電装品を搭載する場合に用いるワイヤ
ハーネスは、予め設けられている基本形態のワイヤハー
ネスにサブ・ジャンクションボックスを付設し、必要に
応じてメイン・ジャンクションボックスとの接続をする
だけであるため、迅速かつ簡単に製造でき、製造所要期
間の短縮を図れる。
【0037】また、メイン・ジャンクションボックスの
間に配索しているハーネスは平行配線しているため、サ
ブ・ジャンクションボックスを任意の箇所で接続するこ
とができ、スペースによる制限を受けなく、設計の自由
度が高まる。また、接続する電装品と最短位置で接続す
ることも可能となり、省線化を図ることができる。
【0038】また、請求項2に記載のように、上記サブ
・ジャンクションボックスの内部回路と接続した圧接端
子を上記ハーネスの電線に圧接すると、極めて簡単に任
意の位置で接続を図ることができる。かつ、圧接端子を
用いた圧接接続とすると、ワイヤハーネスの組立図板上
において、一括で接続でき、作業手数を簡単にできると
共に、コストの低減を図ることができる。
【0039】また、請求項3に記載のように、メイン・
ジャンクションボックスの間に配索するハーネスを必要
最小限の共用回路用のみとしているため、省線化を図る
ことができる。かつ、上記共用回路用ハーネス以外に接
続が必要な回路がある場合には、メイン・ジャンクショ
ンボックスとコネクタ接続すれば良いため、簡単に所要
のオプションあるいは仕向地用の回路を形成することが
できる。
【0040】さらに、請求項4に記載のように、上記メ
イン・ジャンクションボックスに両端を接続するハーネ
スの電線を、メイン・ジャンクションボックスの内部回
路にコネクタを用いずに直接接続していると、メイン・
ジャンクションボックスの構造を簡単にできると共に小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネスの回路構成を示す全
体図である。
【図2】 (A),(B)は図1のメイン・ジャンクシ
ョンボックスとハーネスの電線との接続を示す斜視図で
ある。
【図3】 (A)は図1のサブ・ジャンクションボック
スとハーネスの電線との接続を示す分解斜視図、(B)
は要部拡大斜視図、(C)は他の例を示す要部拡大斜視
図である。
【図4】 サブ・ジャンクションボックスとハーネスの
電線との他の接続形態を示す斜視図である。
【図5】 さらに他の圧接端子と電線との接続形態を示
す正面図である。
【図6】 サブ・ジャンクションボックスとハーネスお
よびメイン・ジャンクションボックスとの接続構成を示
す説明図である。
【図7】 従来例の斜視図である。
【符号の説明】 10、11、12 メイン・ジャンクションボックス 13、14、15 ハーネス 30 電装品 31 サブ・ジャンクションボックス 35 圧接刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼塚 孝浩 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも両側に配置される一対のメイ
    ン・ジャンクションボックスと、これらメイン・ジャン
    クションボックスの間に平行配線されるハーネスとを備
    え、 上記ハーネスは同一車種で必要とされる最小限の共用回
    路を平行回路として備える一方、上記メイン・ジャンク
    ションボックスの内部回路も同一車種で必要とされる最
    小限の共用回路と同一車種におけるオプションおよび仕
    様差回路と接続するための電源回路と信号回路とを備
    え、 同一車種に共用電装品以外の電装品を搭載する時には、
    サブ・ジャンクションボックスを設けると共に、該サブ
    ・ジャンクションボックスの内部回路と上記ハーネスの
    うちから選択した回路あるいは/およびメイン・ジャン
    クションボックスの所要の電源回路および信号回路とを
    電気接続する構成としている自動車用ワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】 上記サブ・ジャンクションボックスの内
    部回路と接続した圧接端子を、上記ハーネスの平行配線
    した電線のうちから選択した電線に圧接して電気接続し
    ている請求項1に記載の自動車用ワイヤハーネス。
  3. 【請求項3】 上記サブ・ジャンクションボックスの内
    部回路とメイン・ジャンクションボックスの電源回路お
    よび信号回路との接続は、上記内部回路と接続した電線
    をメイン・ジャンクションボックスまで配索して、コネ
    クタ接続している請求項1に記載の自動車用ワイヤハー
    ネス。
  4. 【請求項4】 上記メイン・ジャンクションボックスの
    内部回路とハーネスの各平行配線した電線は、コネクタ
    を用いずに直接接続している請求項1乃至請求項4のい
    ずれか1項に記載の自動車用ワイヤハーネス。
  5. 【請求項5】 上記ワイヤハーネスは、インストルメン
    トパネル・ハーネス、カウル・ハーネス、フロア・ハー
    ネス、ルーフ・ハーネス、ランゲージルーム・ハーネス
    からなる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    自動車用ワイヤハーネス。
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