JPH0992400A - 自動車用リレーコネクタおよび該リレーコネクタを用いたワイヤハーネス配索構造 - Google Patents
自動車用リレーコネクタおよび該リレーコネクタを用いたワイヤハーネス配索構造Info
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- JPH0992400A JPH0992400A JP7241458A JP24145895A JPH0992400A JP H0992400 A JPH0992400 A JP H0992400A JP 7241458 A JP7241458 A JP 7241458A JP 24145895 A JP24145895 A JP 24145895A JP H0992400 A JPH0992400 A JP H0992400A
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- terminal
- line
- relay connector
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車に後付けするオプションの電装品等の
負荷部品の接続を容易に行う。 【解決手段】 コネクタボックス20内に、スイッチ2
1を介設した電源回路22、該スイッチをオン・オフす
るコイル23を介設した信号回路24、および、アース
回路25を収容すると共に、上記電源回路、信号回路お
よびアース回路に夫々接続した入力端子27(27A、
27B、27C)と、電源回路とアース回路に夫々接続
した出力端子28(28A、28B)を取り付けた構成
とし、上記入力端子を夫々電源線15A、信号線15B
およびアース線15Cに接続する一方、上記出力端子を
負荷部品11の端子35と接続する。
負荷部品の接続を容易に行う。 【解決手段】 コネクタボックス20内に、スイッチ2
1を介設した電源回路22、該スイッチをオン・オフす
るコイル23を介設した信号回路24、および、アース
回路25を収容すると共に、上記電源回路、信号回路お
よびアース回路に夫々接続した入力端子27(27A、
27B、27C)と、電源回路とアース回路に夫々接続
した出力端子28(28A、28B)を取り付けた構成
とし、上記入力端子を夫々電源線15A、信号線15B
およびアース線15Cに接続する一方、上記出力端子を
負荷部品11の端子35と接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用リレーコ
ネクタおよび該リレーコネクタを用いたワイヤハーネス
配索構造に関し、特に、自動車に電装品等の負荷部品を
搭載する際に、該負荷部品を電源と容易に電気接続でき
るようにするものである。
ネクタおよび該リレーコネクタを用いたワイヤハーネス
配索構造に関し、特に、自動車に電装品等の負荷部品を
搭載する際に、該負荷部品を電源と容易に電気接続でき
るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に対してオプションの電装
品等の負荷部品を後から搭載する場合、ワイヤハーネス
を構成する電源線、信号線およびアース線から夫々分岐
線を設け、該分岐線と上記負荷部品とをリレーを介して
接続している。また、自動車の購入時に予め搭載されて
いる負荷部品に高電流を流してパワーアップさせる場合
には、高電流が流れる電源線にリレーを介して接続して
いる。上記リレーは、制御機からの信号で負荷部品への
通電をオン・オフさせるスイッチで、図6に示すよう
に、リレーボックス等の専用の電気接続箱1に搭載し、
該電気接続箱1の設置位置から電線2を配線して負荷部
品3と接続している。
品等の負荷部品を後から搭載する場合、ワイヤハーネス
を構成する電源線、信号線およびアース線から夫々分岐
線を設け、該分岐線と上記負荷部品とをリレーを介して
接続している。また、自動車の購入時に予め搭載されて
いる負荷部品に高電流を流してパワーアップさせる場合
には、高電流が流れる電源線にリレーを介して接続して
いる。上記リレーは、制御機からの信号で負荷部品への
通電をオン・オフさせるスイッチで、図6に示すよう
に、リレーボックス等の専用の電気接続箱1に搭載し、
該電気接続箱1の設置位置から電線2を配線して負荷部
品3と接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
続構造では、自動車に上記電気接続箱1の設置スペース
を専用に設けなければならず、この設置スペースを負荷
部品の搭載位置の近傍に設けることは非常に困難であ
る。よって、従来では、上記電気接続箱1と負荷部品3
とは離れた位置に設置されるため、これらを接続するた
めの電線2が長くなり、該電線2を配線する作業性が悪
い問題がある。また、ワイヤハーネスと負荷部品とを電
気接続するために使用する部品点数が多いため、接続す
るのに手数がかかる問題がある。
続構造では、自動車に上記電気接続箱1の設置スペース
を専用に設けなければならず、この設置スペースを負荷
部品の搭載位置の近傍に設けることは非常に困難であ
る。よって、従来では、上記電気接続箱1と負荷部品3
とは離れた位置に設置されるため、これらを接続するた
めの電線2が長くなり、該電線2を配線する作業性が悪
い問題がある。また、ワイヤハーネスと負荷部品とを電
気接続するために使用する部品点数が多いため、接続す
るのに手数がかかる問題がある。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、自動車に搭載する電装品等の負荷部品の接続を容易
に行うことができる自動車用リレーコネクタおよび該リ
レーコネクタを用いたワイヤハーネス配索構造を提供す
ることを目的としている。
で、自動車に搭載する電装品等の負荷部品の接続を容易
に行うことができる自動車用リレーコネクタおよび該リ
レーコネクタを用いたワイヤハーネス配索構造を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1で、コネクタボックス内に、スイ
ッチを介設した電源回路、該スイッチをオン・オフする
コイルを介設した信号回路、および、アース回路を収容
すると共に、上記電源回路、信号回路およびアース回路
に夫々接続した入力端子と、電源回路とアース回路に夫
々接続した出力端子を取り付けた構成とし、上記入力端
子を夫々電源線、信号線およびアース線に接続する一
方、上記出力端子を負荷部品の端子と接続する構成とし
ている自動車用リレーコネクタを提供するものである。
成するため、請求項1で、コネクタボックス内に、スイ
ッチを介設した電源回路、該スイッチをオン・オフする
コイルを介設した信号回路、および、アース回路を収容
すると共に、上記電源回路、信号回路およびアース回路
に夫々接続した入力端子と、電源回路とアース回路に夫
々接続した出力端子を取り付けた構成とし、上記入力端
子を夫々電源線、信号線およびアース線に接続する一
方、上記出力端子を負荷部品の端子と接続する構成とし
ている自動車用リレーコネクタを提供するものである。
【0006】上記請求項1に記載の自動車用リレーコネ
クタによると、スイッチを介設した電源回路、上記スイ
ッチをオン・オフするコイルを介設した信号回路、およ
び、アース回路を、コネクタボックスの内部に収容させ
て、コネクタにリレー機能を具備させているため、従来
例のように、コネクタとは別体のリレーを搭載するため
の電気接続箱が不要となり、負荷部品を電気接続するた
めの部品点数を削減できる。これに伴い、電気接続箱を
設置する専用のスペースを自動車に設ける必要もなくな
る。
クタによると、スイッチを介設した電源回路、上記スイ
ッチをオン・オフするコイルを介設した信号回路、およ
び、アース回路を、コネクタボックスの内部に収容させ
て、コネクタにリレー機能を具備させているため、従来
例のように、コネクタとは別体のリレーを搭載するため
の電気接続箱が不要となり、負荷部品を電気接続するた
めの部品点数を削減できる。これに伴い、電気接続箱を
設置する専用のスペースを自動車に設ける必要もなくな
る。
【0007】請求項2では、上記入力端子として圧接端
子を用い、該圧接端子を上記コネクタ内部の電源回路、
信号回路およびアース回路と一体あるいは接続して設
け、これら圧接端子の圧接刃により電源線、信号線およ
びアース線の電線と圧接接続させる構成としている。
子を用い、該圧接端子を上記コネクタ内部の電源回路、
信号回路およびアース回路と一体あるいは接続して設
け、これら圧接端子の圧接刃により電源線、信号線およ
びアース線の電線と圧接接続させる構成としている。
【0008】上記請求項2に記載の自動車用リレーコネ
クタによると、電源線、信号線およびアース線と接続す
るための入力端子として、圧接端子を用いているため、
該圧接端子を電線に圧入することにより簡単に電気接続
できる。よって、リレーコネクタと各電線との接続作業
性が向上し、かつ、部品点数を削減できる。
クタによると、電源線、信号線およびアース線と接続す
るための入力端子として、圧接端子を用いているため、
該圧接端子を電線に圧入することにより簡単に電気接続
できる。よって、リレーコネクタと各電線との接続作業
性が向上し、かつ、部品点数を削減できる。
【0009】請求項3では、上記入力端子として、コネ
クタ内部の電源回路、信号回路およびアース回路と一体
あるいは接続した端子を用い、上記電源線、信号線およ
びアース線の電線とスプライス接続した分岐線の端末に
取り付けた圧着端子を、上記端子と接続させる構成とし
ている。
クタ内部の電源回路、信号回路およびアース回路と一体
あるいは接続した端子を用い、上記電源線、信号線およ
びアース線の電線とスプライス接続した分岐線の端末に
取り付けた圧着端子を、上記端子と接続させる構成とし
ている。
【0010】上記請求項3に記載の自動車用リレーコネ
クタによると、電源線、信号線およびアース線と接続す
るための入力端子として加締圧着タイプの端子を、該分
岐線の端末に取り付けた圧着端子に接続する構成として
いるため、リレーコネクタと各電線を接続した状態を安
定して保持できるとともに、電源線等と負荷部品との間
の寸法に応じて容易に調整できる。
クタによると、電源線、信号線およびアース線と接続す
るための入力端子として加締圧着タイプの端子を、該分
岐線の端末に取り付けた圧着端子に接続する構成として
いるため、リレーコネクタと各電線を接続した状態を安
定して保持できるとともに、電源線等と負荷部品との間
の寸法に応じて容易に調整できる。
【0011】また、コネクタに設ける上記出力端子とし
てメス端子を用い、負荷部品に取り付けているオス端子
を嵌合して接続することが好ましい。
てメス端子を用い、負荷部品に取り付けているオス端子
を嵌合して接続することが好ましい。
【0012】上記のように出力端子としてメス端子を用
い、負荷部品のコネクタ嵌合部内に突出するオス端子と
嵌合させて電気接続するように構成すると、コネクタボ
ックスをコネクタ嵌合部内に挿入することにより、簡単
かつ確実に接続できる。
い、負荷部品のコネクタ嵌合部内に突出するオス端子と
嵌合させて電気接続するように構成すると、コネクタボ
ックスをコネクタ嵌合部内に挿入することにより、簡単
かつ確実に接続できる。
【0013】さらに、本発明は、請求項4で、電源線、
アース線および信号線を結束したワイヤハーネスを自動
車内の全体にわたって張り巡らすように配索し、自動車
に搭載する負荷部品を、最短位置の上記ワイヤハーネス
と、上記請求項1に記載の自動車用リレーコネクタを介
して接続しているリレーコネクタを用いたワイヤハーネ
ス配索構造を提供するものである。
アース線および信号線を結束したワイヤハーネスを自動
車内の全体にわたって張り巡らすように配索し、自動車
に搭載する負荷部品を、最短位置の上記ワイヤハーネス
と、上記請求項1に記載の自動車用リレーコネクタを介
して接続しているリレーコネクタを用いたワイヤハーネ
ス配索構造を提供するものである。
【0014】上記請求項4に記載のリレーコネクタを用
いたワイヤハーネス配索構造によると電源線、信号線お
よびアースを結束したワイヤハーネスを、自動車内の全
体にわたって張り巡らせて配索して、自動車に搭載する
負荷部品と最短距離で接続するようにしているため、負
荷部品を電気接続する作業性が向上すると共に、スペー
スがある任意の位置に負荷部品を配置できる。
いたワイヤハーネス配索構造によると電源線、信号線お
よびアースを結束したワイヤハーネスを、自動車内の全
体にわたって張り巡らせて配索して、自動車に搭載する
負荷部品と最短距離で接続するようにしているため、負
荷部品を電気接続する作業性が向上すると共に、スペー
スがある任意の位置に負荷部品を配置できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1に示すように、本発明の第1実施形
態の自動車用リレーコネクタ10は、自動車に搭載する
電装品等の負荷部品11と電源線、信号線、アース線と
を接続するコネクタに、制御機12(図3に示す)から
の信号で負荷部品11への通電をオン・オフするリレー
機能を具備させた構成としている。該リレーコネクタ1
0は、自動車に対してオプションの電装品等の負荷部品
11を後から搭載する場合や、自動車の購入時に予め搭
載されている負荷部品に高電流を流してパワーアップさ
せる場合等に好適に使用するものである。
細に説明する。図1に示すように、本発明の第1実施形
態の自動車用リレーコネクタ10は、自動車に搭載する
電装品等の負荷部品11と電源線、信号線、アース線と
を接続するコネクタに、制御機12(図3に示す)から
の信号で負荷部品11への通電をオン・オフするリレー
機能を具備させた構成としている。該リレーコネクタ1
0は、自動車に対してオプションの電装品等の負荷部品
11を後から搭載する場合や、自動車の購入時に予め搭
載されている負荷部品に高電流を流してパワーアップさ
せる場合等に好適に使用するものである。
【0016】図2に示すように、自動車には、電源線1
5A、信号線15Bおよびアース線15C等の電線15
を束ねて形成したワイヤハーネスW/Hを、自動車の全
体に張り巡らせるように配索し、上記リレーコネクタ1
0を用いて負荷部品11に最短距離で接続できるように
している。該ワイヤハーネスW/Hを構成する電線15
の中で、上記電源線15Aは自動車内にループ状に配索
している。
5A、信号線15Bおよびアース線15C等の電線15
を束ねて形成したワイヤハーネスW/Hを、自動車の全
体に張り巡らせるように配索し、上記リレーコネクタ1
0を用いて負荷部品11に最短距離で接続できるように
している。該ワイヤハーネスW/Hを構成する電線15
の中で、上記電源線15Aは自動車内にループ状に配索
している。
【0017】図3に示すように、上記リレーコネクタ1
0は、コネクタボックス20の内部に、スイッチ21を
介設した電源回路22、該スイッチ21をオン・オフす
るコイル23を介設した信号回路24、および、アース
回路25を収容している。これらの内部回路は、電線あ
るいはバスバーにより構成している。
0は、コネクタボックス20の内部に、スイッチ21を
介設した電源回路22、該スイッチ21をオン・オフす
るコイル23を介設した信号回路24、および、アース
回路25を収容している。これらの内部回路は、電線あ
るいはバスバーにより構成している。
【0018】また、上記コネクタボックス20は、その
一端面に上記電源回路22、信号回路24およびアース
回路25に夫々接続した入力端子27(27A、27
B、27C)を設けると共に、他端面に電源回路22と
アース回路25に夫々接続した出力端子28(28A、
28B)を設けている。
一端面に上記電源回路22、信号回路24およびアース
回路25に夫々接続した入力端子27(27A、27
B、27C)を設けると共に、他端面に電源回路22と
アース回路25に夫々接続した出力端子28(28A、
28B)を設けている。
【0019】図1に示すように、第1実施形態では、上
記入力端子27として、圧接端子30を夫々2個用いる
と共に、上記出力端子28として、メス端子31を用い
ている。また、コネクタボックス20の上記圧接端子3
0側の端面は、カバー33で閉塞するようにしている。
該カバー33には、上下面に各電線15を通す挿通孔3
3aを設けている。
記入力端子27として、圧接端子30を夫々2個用いる
と共に、上記出力端子28として、メス端子31を用い
ている。また、コネクタボックス20の上記圧接端子3
0側の端面は、カバー33で閉塞するようにしている。
該カバー33には、上下面に各電線15を通す挿通孔3
3aを設けている。
【0020】上記圧接端子30は、一端に電源線15
A、信号線15Bおよびアース線15C等の電線15と
接続する電気接触部30aを設けると共に、他端に内部
回路を構成する上記電線やバスバーと接続する電気接続
部(図示せず)を設けている。上記電気接触部30a
は、スロット30bの両側に圧接刃30c、30cを設
け、該圧接刃30c、30cにより電線15の絶縁被覆
を切断して内部の芯線と接触させて、電気的に接続する
ようにしている。尚、圧接端子は、内部回路がバスバー
で形成される場合には、該バスバーに一体成形しても良
い。
A、信号線15Bおよびアース線15C等の電線15と
接続する電気接触部30aを設けると共に、他端に内部
回路を構成する上記電線やバスバーと接続する電気接続
部(図示せず)を設けている。上記電気接触部30a
は、スロット30bの両側に圧接刃30c、30cを設
け、該圧接刃30c、30cにより電線15の絶縁被覆
を切断して内部の芯線と接触させて、電気的に接続する
ようにしている。尚、圧接端子は、内部回路がバスバー
で形成される場合には、該バスバーに一体成形しても良
い。
【0021】上記メス端子31は、一端に上記負荷部品
11のコネクタ嵌合部11a内に突出するタブ状のオス
端子35に嵌合するメス型の電気接触部31aを設ける
と共に、他端に上記内部回路と接続する電気接続部(図
示せず)を設けている。尚、該電気接続部は、上記圧接
端子30と同様に、リレーコネクタ10の内部回路がバ
スバーで形成される場合には、該バスバーに一体成形し
ても良い。
11のコネクタ嵌合部11a内に突出するタブ状のオス
端子35に嵌合するメス型の電気接触部31aを設ける
と共に、他端に上記内部回路と接続する電気接続部(図
示せず)を設けている。尚、該電気接続部は、上記圧接
端子30と同様に、リレーコネクタ10の内部回路がバ
スバーで形成される場合には、該バスバーに一体成形し
ても良い。
【0022】次に、上記リレーコネクタ10を用いて、
自動車に後から負荷部品11を搭載する場合の接続作業
工程を説明する。まず、自動車内に張り巡らせたワイヤ
ハーネスW/Hにおいて、搭載する負荷部品11の設置
位置と近接する箇所で、電源線15Aに圧接端子30A
を、信号線15Bに圧接端子30Bを、アース線15C
に圧接端子30Cを夫々圧入する。これにより、各圧接
端子30の圧接刃30cで電線15の絶縁被覆を切断し
て、内部の芯線と電気接触部を接触させて、リレーコネ
クタ10と各電線15とを接続する。
自動車に後から負荷部品11を搭載する場合の接続作業
工程を説明する。まず、自動車内に張り巡らせたワイヤ
ハーネスW/Hにおいて、搭載する負荷部品11の設置
位置と近接する箇所で、電源線15Aに圧接端子30A
を、信号線15Bに圧接端子30Bを、アース線15C
に圧接端子30Cを夫々圧入する。これにより、各圧接
端子30の圧接刃30cで電線15の絶縁被覆を切断し
て、内部の芯線と電気接触部を接触させて、リレーコネ
クタ10と各電線15とを接続する。
【0023】ついで、図4に示すように、各電線15の
外方よりカバー33を嵌せて、コネクタボックス20の
圧接端子側の端面を閉塞する。その後、リレーコネクタ
10を負荷部品11のコネクタ嵌合部11aに挿入し
て、リレーコネクタ10のメス端子31を、負荷部品1
1のオス端子35に嵌合して、電気接続する。最後に、
負荷部品11を自動車の設置位置にボルト締め等により
固定する。
外方よりカバー33を嵌せて、コネクタボックス20の
圧接端子側の端面を閉塞する。その後、リレーコネクタ
10を負荷部品11のコネクタ嵌合部11aに挿入し
て、リレーコネクタ10のメス端子31を、負荷部品1
1のオス端子35に嵌合して、電気接続する。最後に、
負荷部品11を自動車の設置位置にボルト締め等により
固定する。
【0024】図3に示すように、上記リレーコネクタ1
0により接続された負荷部品11は、制御機12からの
信号によりスイッチ14がオン状態となり、上記コイル
23に電流が通電する。これにより、リレーコネクタ1
0内のスイッチ21がオン状態となり、負荷部品11に
電流が流れ、該負荷部品11が作動する。
0により接続された負荷部品11は、制御機12からの
信号によりスイッチ14がオン状態となり、上記コイル
23に電流が通電する。これにより、リレーコネクタ1
0内のスイッチ21がオン状態となり、負荷部品11に
電流が流れ、該負荷部品11が作動する。
【0025】一方、制御機12からの信号によりスイッ
チ14がオフ状態となると、コイル23への通電が断た
れ、これによりスイッチ21がオフ状態となり、負荷部
品11への通電が停止する。
チ14がオフ状態となると、コイル23への通電が断た
れ、これによりスイッチ21がオフ状態となり、負荷部
品11への通電が停止する。
【0026】このように、本発明のリレーコネクタ10
によると、負荷部品11を電気接続するためのコネクタ
にリレー機能を具備させた構成としているため、各電線
15を圧接端子30と圧接接続し、該状態で負荷部品1
1のコネクタ嵌合部11aに挿入するだけで、容易に電
気接続することが出来る。よって、従来例に示すリレー
を搭載するための電気接続箱が不要となり、負荷部品を
接続するための部品点数を削減してコストダウンを図る
ことが出来る。
によると、負荷部品11を電気接続するためのコネクタ
にリレー機能を具備させた構成としているため、各電線
15を圧接端子30と圧接接続し、該状態で負荷部品1
1のコネクタ嵌合部11aに挿入するだけで、容易に電
気接続することが出来る。よって、従来例に示すリレー
を搭載するための電気接続箱が不要となり、負荷部品を
接続するための部品点数を削減してコストダウンを図る
ことが出来る。
【0027】また、ワイヤハーネスW/Hを自動車内に
張り巡らせるように配索し、かつ、電源線15Aはルー
プ状に配索しているため、負荷部品11を最短距離で電
気接続することが出来る。さらに、負荷部品11の接続
作業時には、自動車内に電気接続箱を設置するためのス
ペースを設ける必要がなくなると共に、最短距離で接続
できるため、作業性を向上させることが出来る。
張り巡らせるように配索し、かつ、電源線15Aはルー
プ状に配索しているため、負荷部品11を最短距離で電
気接続することが出来る。さらに、負荷部品11の接続
作業時には、自動車内に電気接続箱を設置するためのス
ペースを設ける必要がなくなると共に、最短距離で接続
できるため、作業性を向上させることが出来る。
【0028】図5は第2実施形態のリレーコネクタ1
0’を示し、該リレーコネクタ10’は、コネクタ内部
の電源回路22、信号回路24およびアース回路25と
接続する入力端子27として、加締圧着タイプのメス端
子40(40A、40B、40C)を用い、これらをコ
ネクタボックス20の端子収容室20aに収容してい
る。また、上記メス端子40を接続するワイヤハーネス
W/Hの電源線15A、信号線15Bおよびアース線1
5Cには、分岐線42(42A、42B、42C)をス
プライス接続し、各分岐線42の端末に上記メス端子4
0に接続するオス型の圧着端子43(43A、43B、
43C)を加締圧着して取り付けている。
0’を示し、該リレーコネクタ10’は、コネクタ内部
の電源回路22、信号回路24およびアース回路25と
接続する入力端子27として、加締圧着タイプのメス端
子40(40A、40B、40C)を用い、これらをコ
ネクタボックス20の端子収容室20aに収容してい
る。また、上記メス端子40を接続するワイヤハーネス
W/Hの電源線15A、信号線15Bおよびアース線1
5Cには、分岐線42(42A、42B、42C)をス
プライス接続し、各分岐線42の端末に上記メス端子4
0に接続するオス型の圧着端子43(43A、43B、
43C)を加締圧着して取り付けている。
【0029】上記第2実施形態のリレーコネクタ10’
によると、入力端子27としてメス端子40を用い、分
岐線42の端末に取り付けた圧着端子43と接続する構
成としているため、各電線15とリレーコネクタ10’
との接続状態を確実に保持することが出来る。
によると、入力端子27としてメス端子40を用い、分
岐線42の端末に取り付けた圧着端子43と接続する構
成としているため、各電線15とリレーコネクタ10’
との接続状態を確実に保持することが出来る。
【0030】尚、上記第1実施形態のように入力端子と
して圧接端子30を用いる場合でも、自動車への負荷部
品11の設置位置が、ワイヤハーネスW/Hと離れてい
る場合には、上記第2実施形態のように各電線15に分
岐線をスプライス接続し、これら分岐線と上記圧接端子
30を圧接接続しても良い。また、負荷部品11にコネ
クタ嵌合部が一体成形されずに、リード線を介してコネ
クタ接続する構成とした負荷部品11にも用いることが
出来る。
して圧接端子30を用いる場合でも、自動車への負荷部
品11の設置位置が、ワイヤハーネスW/Hと離れてい
る場合には、上記第2実施形態のように各電線15に分
岐線をスプライス接続し、これら分岐線と上記圧接端子
30を圧接接続しても良い。また、負荷部品11にコネ
クタ嵌合部が一体成形されずに、リード線を介してコネ
クタ接続する構成とした負荷部品11にも用いることが
出来る。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載の自動車用リレーコネクタでは、自動
車に搭載するオプションの電装品等の負荷部品を電気接
続するためのコネクタに、スイッチを介設した電源回
路、上記スイッチをオン・オフするコイルを介設した信
号回路、および、アース回路を取り付けた構成として、
リレー機能を具備させているため、従来例のようにリレ
ーを搭載するための専用の電気接続箱が不要となり、部
品点数が削減してコストダウンを図ることが出来る。ま
た、負荷部品の電気接続作業時には、電気接続箱の設置
スペースを設ける必要がなくなるため、接続作業性を向
上することができ、特に、オプションの電装品等を自動
車に後から取り付ける際に、上記リレーコネクタを用い
ることにより、容易に電気接続することが出来る。さら
に、自動車の購入時に既に搭載されている負荷部品に対
して、高電流を通電させてパワーアップさせる場合に
も、上記リレーコネクタを用いることにより、容易に接
続することが出来る。
の請求項1に記載の自動車用リレーコネクタでは、自動
車に搭載するオプションの電装品等の負荷部品を電気接
続するためのコネクタに、スイッチを介設した電源回
路、上記スイッチをオン・オフするコイルを介設した信
号回路、および、アース回路を取り付けた構成として、
リレー機能を具備させているため、従来例のようにリレ
ーを搭載するための専用の電気接続箱が不要となり、部
品点数が削減してコストダウンを図ることが出来る。ま
た、負荷部品の電気接続作業時には、電気接続箱の設置
スペースを設ける必要がなくなるため、接続作業性を向
上することができ、特に、オプションの電装品等を自動
車に後から取り付ける際に、上記リレーコネクタを用い
ることにより、容易に電気接続することが出来る。さら
に、自動車の購入時に既に搭載されている負荷部品に対
して、高電流を通電させてパワーアップさせる場合に
も、上記リレーコネクタを用いることにより、容易に接
続することが出来る。
【0032】請求項2に記載の自動車用リレーコネクタ
では、入力端子として圧接端子を用いているため、各圧
接端子を夫々ワイヤハーネスを構成する電源線、信号線
およびアース線に圧入することにより、容易に接続する
ことができ、よって、接続作業性を向上することが出来
る。
では、入力端子として圧接端子を用いているため、各圧
接端子を夫々ワイヤハーネスを構成する電源線、信号線
およびアース線に圧入することにより、容易に接続する
ことができ、よって、接続作業性を向上することが出来
る。
【0033】請求項3に記載の自動車用リレーコネクタ
では、入力端子として加締圧着タイプの端子を用い、各
電線とスプライス接続した分岐線の端末に取り付けたオ
ス端子と接続する構成としているため、リレーコネクタ
と各電線との接続状態を安定して保持することが出来
る。
では、入力端子として加締圧着タイプの端子を用い、各
電線とスプライス接続した分岐線の端末に取り付けたオ
ス端子と接続する構成としているため、リレーコネクタ
と各電線との接続状態を安定して保持することが出来
る。
【0034】請求項4に記載のリレーコネクタを用いた
ワイヤハーネス配索構造では、電源線、信号線およびア
ース線を結束したワイヤハーネスを、自動車内に張り巡
らせて配索しているため、負荷部品の設置位置に対して
最短距離で電気接続することができ、よって、接続作業
性を向上することが出来る。
ワイヤハーネス配索構造では、電源線、信号線およびア
ース線を結束したワイヤハーネスを、自動車内に張り巡
らせて配索しているため、負荷部品の設置位置に対して
最短距離で電気接続することができ、よって、接続作業
性を向上することが出来る。
【図1】 本発明の第1実施形態のリレーコネクタを用
いて負荷部品を電気接続する状態を示す分解斜視図であ
る。
いて負荷部品を電気接続する状態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】 自動車へのワイヤハーネスの配索状態を示す
概略図である。
概略図である。
【図3】 リレーコネクタを用いてワイヤハーネスと負
荷部品を接続した状態を示す回路図である。
荷部品を接続した状態を示す回路図である。
【図4】 リレーコネクタを用いてワイヤハーネスと負
荷部品とを接続した状態を示す要部断面図である。
荷部品とを接続した状態を示す要部断面図である。
【図5】 第2実施形態のリレーコネクタを用いて負荷
部品を接続する状態を示す分解斜視図である。
部品を接続する状態を示す分解斜視図である。
【図6】 従来のワイヤハーネスの配索状態を示す概略
図である。
図である。
10 リレーコネクタ 15 電線 15A 電源線 15B 信号線 15C アース線 20 コネクタボックス 21 スイッチ 22 電源回路 23 コイル 24 信号回路 25 アース回路 27 入力端子 28 出力端子 30 圧接端子 35 端子(オス端子) W/H ワイヤハーネス
Claims (4)
- 【請求項1】 コネクタボックス内に、スイッチを介設
した電源回路、該スイッチをオン・オフするコイルを介
設した信号回路、および、アース回路を収容すると共
に、上記電源回路、信号回路およびアース回路に夫々接
続した入力端子と、電源回路とアース回路に夫々接続し
た出力端子を取り付けた構成とし、 上記入力端子を夫々電源線、信号線およびアース線に接
続する一方、上記出力端子を負荷部品の端子と接続する
構成としている自動車用リレーコネクタ。 - 【請求項2】 上記入力端子として圧接端子を用い、該
圧接端子を上記コネクタ内部の電源回路、信号回路およ
びアース回路と一体あるいは接続して設け、これら圧接
端子の圧接刃により電源線、信号線およびアース線の電
線と圧接接続させている請求項1に記載の自動車用リレ
ーコネクタ。 - 【請求項3】 上記入力端子として、コネクタ内部の電
源回路、信号回路およびアース回路と一体あるいは接続
した端子を用い、上記電源線、信号線およびアース線の
電線とスプライス接続した分岐線の端末に取り付けた圧
着端子を、上記コネクタの端子と接続させている請求項
1に記載の自動車用リレーコネクタ。 - 【請求項4】 電源線、アース線および信号線を結束し
たワイヤハーネスを自動車内の全体にわたって張り巡ら
すように配索し、自動車に搭載する負荷部品を、最短位
置の上記ワイヤハーネスと、上記請求項1に記載の自動
車用リレーコネクタを介して接続しているリレーコネク
タを用いたワイヤハーネス配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24145895A JP3289573B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 自動車用ワイヤハーネスと負荷部品との接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24145895A JP3289573B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 自動車用ワイヤハーネスと負荷部品との接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992400A true JPH0992400A (ja) | 1997-04-04 |
JP3289573B2 JP3289573B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=17074620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24145895A Expired - Fee Related JP3289573B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 自動車用ワイヤハーネスと負荷部品との接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3289573B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1593551A1 (de) * | 2004-04-06 | 2005-11-09 | Getrag Ford Transmissions GmbH | Schaltvorrichtung |
JP2005335639A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 車両ドア電装品の分散制御ハーネス及びその配索構造 |
JP2006103629A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Toyota Motor Corp | 車両用電源装置 |
CN111864451A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-10-30 | 东风柳州汽车有限公司 | 一种电气元件跨接装置 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24145895A patent/JP3289573B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1593551A1 (de) * | 2004-04-06 | 2005-11-09 | Getrag Ford Transmissions GmbH | Schaltvorrichtung |
JP2005335639A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 車両ドア電装品の分散制御ハーネス及びその配索構造 |
JP4494872B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-06-30 | 古河電気工業株式会社 | 車両ドア電装品の分散制御ハーネス及びその配索構造 |
JP2006103629A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Toyota Motor Corp | 車両用電源装置 |
JP4595482B2 (ja) * | 2004-10-08 | 2010-12-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用電源装置 |
CN111864451A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-10-30 | 东风柳州汽车有限公司 | 一种电气元件跨接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3289573B2 (ja) | 2002-06-10 |
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Legal Events
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