JP2015227088A - 車両用ハーネス構造及び追加接続部材 - Google Patents

車両用ハーネス構造及び追加接続部材 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスの品番共通化を図ると共に、ワイヤハーネスの付捨てを無くすことができる車両用ハーネス構造及び追加接続部材を提供する。【解決手段】車両用ハーネス構造は、取付対象車両に共通して取り付けられる複数の主機装置の間を接続する基本ハーネス11と、基本ハーネス11のうちの少なくとも通信線25に一端が分岐接続されるとともに、取付対象車両に選択的に後付けされる少なくとも1つの補機装置29に他端が接続される追加接続部材13と、補機装置29の動作を制御するために追加接続部材13に設けられた制御機能部15と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ハーネス構造及び追加接続部材に関する。
車両には、種々のランプ及びモータや、これらを操作するためのスイッチ装置などの各種の電装機器が多数搭載されている。そして、これら各種の電装機器には、バッテリなどから供給される電力や、これら電装機器を制御するための制御信号などを供給するためのワイヤハーネスが接続される。このワイヤハーネスは、複数の電線とコネクタなどからなる。電線は、導電性の芯線と、芯線を被覆した絶縁性の被覆部とを備える。コネクタは、電線の端末などに取り付けられて芯線と接続される端子金具と、端子金具を収容する絶縁樹脂製のコネクタハウジングとを備える。
ところで、車両に配索されるワイヤハーネスは、車両の仕様違いによる機能の有無への対応が必要となる。従来のワイヤハーネスでは、このような場合、機能部品の後付けで対応がなされている。このような機能部品の後付けは、機能毎にワイヤハーネスを追加したり、搭載率が高い機能のワイヤハーネスを配索したりして行われる。
また、近年では、車両に搭載される複数の電装機器を制御する通信システムとして、各電装機器を制御する複数の電子制御ユニットがそれぞれ共通の多重通信線で接続され、その多重通信線を介して多重化された信号の授受を行い、これに基づいて各電装機器の作動を制御するようにした多重通信システムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
このような通信システムを備えたワイヤハーネスに、機能部品である電装機器501,505を追加接続する場合には、図9に示すように、各種ハーネス・アッシー503,507,509を介して、これら電装機器501,505を電子制御する電子制御ユニット(以下、ECU(Electronic Control Unit)と呼ぶ)511に接続するのが一般的である。
例えば、図9の(a)に示すように、一つの電装機器501が接続されるハーネス・アッシー503は、電線513の両端に取付けられたECU側コネクタ515及び機器側コネクタ517を備えており、ECU511に一つの電装機器501を接続している。
また、図9の(b)に示すように、二つの電装機器501及び電装機器505が接続されるハーネス・アッシー507は、ECU側コネクタ519にそれぞれ電線接続された機器側コネクタ517と機器側コネクタ521とを備えており、ECU511に二つの電装機器501及び電装機器505を接続している。
また、図9の(c)に示すように、搭載率が高い電装機器501が接続されるハーネス・アッシー509は、電装機器505との接続の有無に関わらず、ECU側コネクタ519にそれぞれ電線接続された機器側コネクタ517と機器側コネクタ521とを備えており、ECU511に一つの電装機器501を接続している。
特開2002−260747号公報
しかしながら、上述した図9の(a),(b)に示したハーネス・アッシー503やハーネス・アッシー507のように、追加接続される機能部品毎にハーネス・アッシーを追加すると、ワイヤハーネスの品番が増えてしまう。組み立てるワイヤハーネスの品番が多くなると、ワイヤハーネスの組立ラインにおける組立作業が繁雑となって、ワイヤハーネスの組立作業の効率が低下する。このため、ワイヤハーネスの量産性が低下して、各構成部品やワイヤハーネス自体のコストが上昇するという問題がある。
一方、図9の(c)に示したハーネス・アッシー509の場合には、車両に配索されても使用されない構成部品(所謂、「付捨て」)となる機器側コネクタ521及び電線513が発生し、ワイヤハーネスの無駄が多くなり、これによってもワイヤハーネスのコストが上昇してしまう。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、ワイヤハーネスの品番共通化を図ると共に、ワイヤハーネスの付捨てを無くすことができる車両用ハーネス構造及び追加接続部材を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 取付対象車両に共通して取り付けられる複数の主機装置の間を接続する基本ハーネスと、前記基本ハーネスのうちの少なくとも通信線又は信号線に一端が分岐接続されるとともに、前記取付対象車両に選択的に後付けされる少なくとも1つの補機装置に他端が接続される追加接続部材と、前記補機装置を制御するために前記追加接続部材に設けられた制御機能部と、を備えることを特徴とする車両用ハーネス構造。
なお、本明細書中における「基本ハーネス」とは、1車種の取付対象車両に対応する1種の基本ハーネス、1車種の異なるグレード等の取付対象車両に対応する複数種の基本ハーネス、及び複数車種の取付対象車両に対応する1種の基本ハーネスの全てを含むものである。
上記(1)の構成の車両用ハーネス構造によれば、取付対象車両に共通して取り付けられる基本ハーネスが共通化されると共に、取付対象車両に選択的に取り付けられる補機装置が、基本ハーネスのうちの少なくとも通信線又は信号線に一端が分岐接続される追加接続部材を介して後付けされる。そこで、基本ハーネスには、付捨てとなる構成部品が生じない。
更に、追加接続部材は、取付対象車両に選択的に後付けされる補機装置を基本ハーネスの任意の位置に追加接続可能である。この追加接続部材による補機装置の後付けは、車両用ハーネスの製造時は勿論、完成車両に配索された車両用ハーネスの基本ハーネスに対しても可能である。即ち、ユーザー(車両購入者)が望む補機装置(オプション装備)の追加に応じて、複数の車両パターンに対応したワイヤハーネスを構成することが容易になる。勿論、その場合でも付捨てとなる構成部品(回路体等)が生じることはない。
また、追加接続部材は、取付対象車両に取り付けられる補機装置の数に応じて、基本ハーネスに対して分岐接続されるので、車両用ハーネス構造の全体に、付捨ての構成部品が発生しない。
また、従来の車両用ハーネス構造では、電装機器(補機装置)の増加により、電装機器が取り付けられる組合せ数に伴って、ワイヤハーネス全体の品番が増加した。これに対し、上記(1)の構成の車両用ハーネス構造では、補機装置に対応する追加接続部材のみの品番を確保すればよい。これにより、製造部品の管理が容易となり、ワイヤへーネス製造コストの低減を図ることができる。
更に、追加接続部材が制御機能部を備えることで、基本ハーネスに後付けされる補機装置が制御機能部を有していない場合でも、該補機装置の機能向上が容易となる。
なお、上記制御機能部として、例えばヒューズ機能を内蔵することにより、基本ハーネスへの直接接続や、複数の補機装置の同時搭載が可能となる。これにより、機能後付け(所謂、「ポン付け」)や、基本ハーネス及び通信線又は信号線の系統数削減が可能となる。
更に、上記制御機能部として、例えばマイクロコンピュータを内蔵することで、補機装置のスイッチ入力、センサ入力、PWM(Pulse Width Modulation)出力などの制御に対する対応が容易となる。これら補機装置に対する制御は、マイクロコンピュータで行われるため、仕様変更等がソフトによって容易に対応が可能となる。
(2) 上記(1)の構成の車両用ハーネス構造であって、前記制御機能部が、前記通信線からの信号を受けて前記補機装置の動作を制御する制御信号を生成する信号生成部を有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
上記(2)の構成の車両用ハーネス構造によれば、補機装置の動作を制御する信号生成部を制御機能部が有することで、基本ハーネスに追加接続部材を介して後付けされる補機装置の動作を制御することができる。
(3) 上記(1)の構成の車両用ハーネス構造であって、複数の前記追加接続部材のうちの少なくとも1つの前記追加接続部材が、別の前記追加接続部材における前記補機装置の動作を制御する制御信号を生成するために、他端に接続された前記補機装置からの情報を受けて前記制御信号に換える信号変換部を前記制御機能部に有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
上記(3)の構成の車両用ハーネス構造によれば、複数の追加接続部材のうちの少なくとも1つの追加接続部材は、他端に接続された補機装置からの情報(例えば、センサ信号、スイッチ動作など)を受けて制御信号に換える信号変換部を制御機能部が有する。そこで、制御機能部が信号変換部を有する追加接続部材における補機装置として例えばセンサやメカスイッチを用いることで、別の追加接続部材における補機装置を動作させるためのセンサ機構やスイッチ機構を基本ハーネスの任意の位置に追加接続することができる。
(4) 上記(1)〜(3)の何れか1つの構成の車両用ハーネス構造であって、前記基本ハーネスと前記追加接続部材とが、前記追加接続部材の導体に接続されて前記基本ハーネスの導体に圧接接続される圧接部と前記制御機能部とを有するハーネス分岐接続機構により接続されることを特徴とする車両用ハーネス構造。
上記(4)の構成の車両用ハーネス構造によれば、基本ハーネスと補機装置とを接続する追加接続部材が、基本ハーネスとの接続部分に、制御機能部を有するハーネス分岐接続機構を備える。このハーネス分岐接続機構は、基本ハーネスに取り付けられることで、基本ハーネスのうちの少なくとも通信線又は信号線の導体を被覆した絶縁性の被覆部を圧接部によって切り裂き、この導体に圧接部を接続する。そこで、ハーネス分岐接続機構を基本ハーネスに取り付けるだけで、基本ハーネスと補機装置の接続が簡便に完了する。
(5) 上記(4)の構成の車両用ハーネス構造であって、前記追加接続部材が、追加ハーネスと、前記追加ハーネスの基本ハーネス側端で前記ハーネス分岐接続機構に接続される基本ハーネス側コネクタと、前記追加ハーネスの補機装置側端で前記補機装置に接続される補機側コネクタとを有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
上記(5)の構成の車両用ハーネス構造によれば、追加接続部材における基本ハーネス側コネクタは、ハーネス分岐接続機構に設けられた相手側コネクタに結合接続される。即ち、この追加接続部材は、所望の長さを有する追加ハーネスを介して基本ハーネスと補機装置とを接続することができるので、補機装置の位置に合わせて搭載が可能となる。これにより、基本ハーネスと補機装置とを接続する追加接続部材は、車両の違い、仕向け違い、仕様違いに対する対応が容易(搭載フリー)となる。
(6) 上記(1)の構成の車両用ハーネス構造であって、前記追加接続部材における追加ハーネスの電源線が、前記基本ハーネスとは別の他のハーネスにおける電源線に一端が分岐接続されるとともに、前記補機装置に他端が接続されることを特徴とする車両用ハーネス構造。
上記(6)の構成の車両用ハーネス構造によれば、後付けしようとする補機装置の直近に配索されている基本ハーネスが通信線や信号線のみであったり、基本ハーネスにおける電源線の電気容量が十分でなかったりした場合、補機装置の近傍に配索される他のハーネスの電源線に追加接続部材の電源線を分岐接続することで、補機装置の電源を簡便に得ることが可能となる。すなわち、補機装置用として、新たな電源線を基本ハーネスから配索する必要がなくなるので、電源線の系統削減が可能となる。
(7) 取付対象車両に共通して取り付けられる複数の主機装置の間を接続する基本ハーネスのうちの少なくとも通信線又は信号線に分岐接続するためのハーネス分岐接続機構が一端に設けられ、前記取付対象車両に選択的に後付けされる補機装置に接続するための補機接続機構が他端に設けられ、前記補機装置を制御するための制御機能部が、前記ハーネス分岐接続機構及び前記補機接続機構の少なくとも何れか一方に設けられたことを特徴とする追加接続部材。
上記(7)の構成の追加接続部材によれば、取付対象車両に選択的に取り付けられる補機装置が、基本ハーネスに後付け可能とされる。追加接続部材は、ハーネス分岐接続機構を介して一端が基本ハーネスに接続され、補機接続機構を介して他端が補機装置に接続される。また、追加接続部材は、取付対象車両に取り付けられる補機装置の数に応じて、基本ハーネスに対して分岐接続されるので、車両用ハーネス構造の全体に、付捨ての構成部品が発生しない。
追加接続部材は、ハーネス分岐接続機構及び補機接続機構の少なくとも何れか一方に制御機能部を備えることで、基本ハーネスに後付けされる補機装置が制御機能部を有していない場合でも、該補機装置の機能向上が容易となる。
なお、制御機能部として、例えばヒューズ機能を内蔵することにより、基本ハーネスへの直接接続や、複数の補機装置の同時搭載が可能となる。これにより、機能後付け(所謂、「ポン付け」)や、基本ハーネス及び通信線又は信号線の系統数削減が可能となる。
更に、制御機能部として、例えばマイクロコンピュータを内蔵することで、補機装置のスイッチ入力、センサ入力、PWM(Pulse Width Modulation)出力などの制御に対する対応が容易となる。これら補機装置に対する制御は、マイクロコンピュータで行われるため、仕様変更等がソフトによって容易に対応が可能となる。
(8) 上記(7)の構成の追加接続部材であって、前記ハーネス分岐接続機構が、前記追加接続部材の導体に接続されて前記基本ハーネスの導体に圧接接続される圧接部と前記制御機能部とを有することを特徴とする追加接続部材。
上記(8)の構成の追加接続部材によれば、ハーネス分岐接続機構が、基本ハーネスに取り付けられることで、基本ハーネスのうちの少なくとも通信線又は信号線の導体を被覆した絶縁性の被覆部を圧接部によって切り裂き、この導体に圧接部を接続する。そこで、追加接続部材は、ハーネス分岐接続機構を基本ハーネスに取り付けるだけで、基本ハーネスとの接続が簡便に完了する。
また、追加接続部材は、ハーネス分岐接続機構に制御機能部を有することで、基本ハーネスに取り付けるのみで、補機装置の容易な搭載が可能となる。すなわち、補機装置の機能後付け(ポン付け)や、基本ハーネス及び通信線又は信号線の系統数削減が可能となる。
(9) 上記(8)の構成の追加接続部材であって、前記追加接続部材が、追加ハーネスと、前記追加ハーネスの基本ハーネス側端で前記ハーネス分岐接続機構に接続される基本ハーネス側コネクタと、前記追加ハーネスの補機装置側端で前記補機装置に接続される補機側コネクタとを有することを特徴とする追加接続部材。
上記(9)の構成の追加接続部材によれば、基本ハーネス側コネクタは、ハーネス分岐接続機構に設けられた相手側コネクタに結合接続される。即ち、この追加接続部材は、所望の長さを有する追加ハーネスを介して基本ハーネスと補機装置とを接続することができるので、補機装置の位置に合わせて搭載が可能となる。これにより、追加接続部材は、車両の違い、仕向け違い、仕様違いに対する対応が容易(搭載フリー)となる。
本発明に係る車両用ハーネス構造及び追加接続部材によれば、ワイヤハーネスの品番共通化を図ると共に、ワイヤハーネスの付捨てを無くすことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る車両用ハーネス構造の概念図である。 (a)は本実施形態に係る車両用ハーネス構造に用いられるハーネス分岐接続機構の部分破断斜視図、(b)は(a)に示したハーネス分岐接続機構の上ケースを開けた状態の平面図、(c)は(a)に示したハーネス分岐接続機構の正面図、(d)は(a)に示したハーネス分岐接続機構のA−A断面図である。 制御機能部を備えたハーネス分岐接続機構が用いられた追加接続部材の平面図であり、(a)は追加ハーネスの基本ハーネス側端及び補機装置側端に、それぞれ基本ハーネス側コネクタ及び補機側コネクタが接続された追加接続部材を示し、(b)は追加ハーネスの基本ハーネス側端がハーネス分岐接続機構に直接接続された追加接続部材を示し、(c)は追加ハーネスの基本ハーネス側端及び補機装置側端がハーネス分岐接続機構及び補機装置に直接接続された追加接続部材を示す。 制御機能部を補機装置側端に備えた追加接続部材の平面図であり、(a)は追加ハーネスの基本ハーネス側端がハーネス分岐接続機構に直接接続された追加接続部材を示し、(b)は制御機能部を備えた補機装置に接続される追加接続部材を示し、(c)は追加ハーネスの補機側端が補機装置に直接接続された追加接続部材を示す。 補機装置との間に分岐コネクタが接続される追加接続部材の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用ハーネス構造の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用ハーネス構造の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用ハーネス構造の平面図である。 従来の車両用ハーネス構造における各種のハーネス・アッシーを説明する平面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る車両用ハーネス構造の概念図である。
本実施形態に係る車両用ハーネス構造は、基本ハーネス11と、追加接続部材13と、制御機能部15(図3参照)と、を有する。
図1に示すように、基本ハーネス11は、取付対象車両17に共通して取り付けられる複数の主機装置(例えば、ジョイントボックス19、エアコン・ユニット20、エンジンコントロール・ユニット21、パワーウインド・ユニット22、リア・コンビネーションランプ・ユニット24、パワーシート・ユニット30等)の間を接続するワイヤハーネスである。図2に例示する基本ハーネス11は、幹線としての電源線23、通信線25、GND(グランド線)27の3種類の電線を基本とする電線束である。勿論、本発明における基本ハーネスは、電源線23、通信線25、GND27の3種類に限るものではなく、信号線28などの他の電線を含む形態を採り得ることは云うまでもない。
なお、本発明に係る基本ハーネスは、図1に示した複数車種の取付対象車両17に対応する1種の基本ハーネス11に限るものではなく、1車種の取付対象車両に対応する1種の基本ハーネスや、1車種の異なるグレード等(例えば、仕向け違い、仕様違い)の取付対象車両に対応する複数種の基本ハーネスでもよい。
そして、取付対象車両17に選択的に後付けされる補機装置(例えば、集中ドアロック・ユニット29aやシートヒータ・ユニット29b)29が、追加接続部材13を介して基本ハーネス11に後付けされている。追加接続部材13は、図3の(a)に示すように、一端がハーネス分岐接続機構31を介して基本ハーネス11に分岐接続され、他端が補機接続機構61を介して補機装置29に接続される。追加接続部材13を介して補機装置29を基本ハーネス11に後付けする後付け方法は、「圧接」、「接着」、「溶着」など、基本ハーネス11のうちの少なくとも通信線25又は信号線28に分岐接続できる方法であれば何れであってもよい。本実施形態においては、追加接続部材13が、後述するハーネス分岐接続機構31によって基本ハーネス11の電源線23、通信線25及びGND27に分岐接続される場合を例に説明する。
本実施形態の追加接続部材13には、上記の制御機能部15が設けられる。本実施形態において、通信線25からの信号を受けて補機装置29の動作を制御する制御信号を生成する信号生成部を有する制御機能部15は、補機装置29を電子制御する電子制御ユニット(以下、ECU(Electronic Control Unit)と呼ぶ)である。制御機能部15は、補機装置29の動作を制御するために追加接続部材13に設けられる。制御機能部15は、より具体的には「マイコン」、「半導体ヒューズ」、「通信トランシーバ」を回路基板若しくはバスバーによる回路体などに実装することで構成されている。
図2に示すように、本実施形態に係る車両用ハーネス構造では、追加接続部材13の一端が、ハーネス分岐接続機構31によって基本ハーネス11の任意位置に分岐接続される。
本実施形態のハーネス分岐接続機構31は、追加接続部材13の導体に接続されて基本ハーネス11の導体に圧接接続される圧接部33を有する。圧接部33は、例えば一対からなる複数の圧接刃35を起立して構成され、回路基板37の所定の回路に接続される。回路基板37は、上ケース39と下ケース41とによって構成された絶縁樹脂製のケース内に収容される。上ケース39及び下ケース41は、例えば薄肉ヒンジ(図示略)によって開閉自在に連結される。
ハーネス分岐接続機構31は、上ケース39及び下ケース41によって基本ハーネス11における電源線23、通信線25及びGND27を挟み込むことで、各線の絶縁被覆を圧接刃35が切り裂き、各線の導体に圧接部33が圧接接続される。基本ハーネス11における電源線23、通信線25及びGND27を挟んだハーネス分岐接続機構31は、上ケース39及び下ケース41がロックされることで、基本ハーネス11の任意位置に固定される。即ち、本実施形態に係る車両用ハーネス構造によれば、ハーネス分岐接続機構31を基本ハーネス11の任意の位置に取り付けるだけで、基本ハーネス11と補機装置29の接続が簡便に完了する。なお、補機装置29のGNDがボディアースされる場合には、基本ハーネス11におけるGND27の追加接続部材13による分岐接続は不要となる。
本実施形態に係るハーネス分岐接続機構31の回路基板37には、上記の制御機能部15が設けられている。基本ハーネス11や制御機能部15と接続されたハーネス分岐接続機構31の回路は、回路基板37に設けられた基板実装コネクタ43によって外部へ取り出される。
更に、本実施形態に係る追加接続部材13は、基本ハーネス11における電源線23、通信線25及びGND27に分岐接続するためのハーネス分岐接続機構31が一端に設けられ、取付対象車両17に選択的に後付けされる補機装置29に接続するための補機接続機構61が他端に設けられている。更に詳しくは、図3(a)に示すように、追加接続部材13は、追加ハーネス55と、追加ハーネス55の基本ハーネス側端でハーネス分岐接続機構31に接続される基本ハーネス側コネクタ47と、追加ハーネス55の補機装置側端で補機装置29に接続される補機側コネクタ51とを有する。そして、追加接続部材13は、補機側コネクタ51が、補機装置29に設けられたコネクタ63と共に構成する補機接続機構61に接続され、基本ハーネス側コネクタ47が、ハーネス分岐接続機構31の基板実装コネクタ43に接続される。
即ち、本実施形態の追加接続部材13は、所望の長さを有するシンプルな構造の追加ハーネス55を介して基本ハーネス11と補機装置29とを接続することができるので、補機装置29の位置に合わせた搭載が可能となり、高い汎用性を得ることができる。
なお、本発明に係る追加接続部材の形態は、上記実施形態の追加接続部材13に限定されるものではなく、種々の形態を採りえる。
例えば、図3の(b)に示す追加接続部材13Aは、追加ハーネス55の基本ハーネス側端が、ハーネス分岐接続機構31の制御機能部15に直接接続され、補機側コネクタ51が、補機装置29のコネクタ63にコネクタ接続される。
また、図3の(c)に示す追加接続部材13Bは、追加ハーネス55の基本ハーネス側端が、ハーネス分岐接続機構31の制御機能部15に直接接続されると共に、追加ハーネス55の補機装置側端が、補機装置29の回路に直接接続されて、補機装置29と一体に構成される。勿論、追加ハーネス55の基本ハーネス側端に設けた基本ハーネス側コネクタ47が、ハーネス分岐接続機構31の基板実装コネクタ43に接続される構成とすることもできる(図3の(a)参照)。
更に、図4に示した追加接続部材13C,13D,13Eのように、補機装置29の動作を制御する制御機能部15Aを追加ハーネス55の補機装置側端に設けることもできる。
図4の(a)に示す追加接続部材13Cは、追加ハーネス55の基本ハーネス側端がハーネス分岐接続機構31Aにおける圧接部33の圧接刃35に圧接接続され、補機側コネクタ51Aが、補機装置29のコネクタ63にコネクタ接続される。そして、補機側コネクタ51Aには、制御機能部15Aが設けられる。
これら追加接続部材13,13A,13B,13Cは、上述したように制御機能部15,15Aを備えているので、制御機能部を備えていない補機装置29に対して制御機能部15,15Aの機能を容易に付加することができる。例えば、補機装置29が単なるシートヒータ・ユニット29bの場合でも、制御機能部15,15Aを付加することで、シートヒータの繊細な温度コントロールが可能となる。
また、図4の(b)に示す追加接続部材13Dは、追加ハーネス55の基本ハーネス側端がハーネス分岐接続機構31Aにおける圧接部33の圧接刃35に圧接接続され、補機側コネクタ51Aが、制御機能部15Bを備えた補機装置29Aのコネクタ63にコネクタ接続される。そして、補機側コネクタ51Aには、制御機能部15Aが設けられる。
この追加接続部材13Dは、制御機能部15Aを備えた補機側コネクタ51Aが、制御機能部15Bを備えた補機装置29Aに接続されることで、制御機能部15Bの機能に加えてさらに制御機能部15Aの機能を付加することができ、補機装置29Aを大幅に機能アップすることができる。
図4の(c)に示す追加接続部材13Eは、追加ハーネス55の基本ハーネス側端がハーネス分岐接続機構31Aにおける圧接部33の圧接刃35に圧接接続されると共に、追加ハーネス55の補機装置側端に設けられた制御機能部15Aが、補機装置29に直接接続されて、補機装置29と一体に構成される。勿論、上述した追加接続部材13C〜13Eにおける追加ハーネス55の基本ハーネス側端に設けた基本ハーネス側コネクタ47が、ハーネス分岐接続機構31の基板実装コネクタ43に接続される構成とすることもできる(図3の(a)参照)。
図5に示す追加接続部材13Fは、補機装置29との間に分岐コネクタ79が接続される。この追加接続部材13Fは、補機側コネクタ51に、分岐コネクタ79が結合される。分岐コネクタ79には、複数(図例では4つ)の結合部分が設けられる。分岐コネクタ79の第1結合部83には、追加ハーネス55の補機側コネクタ51が結合される。分岐コネクタ79の第2結合部85には、補機装置29のコネクタ63が結合される。そして、分岐コネクタ79の第3結合部87には、他の追加ハーネス89のコネクタ86が結合される。従って、分岐コネクタ79は、補機装置29の他に、他の追加ハーネス89のコネクタ88を介して更に他の補機装置29を分岐接続することができる。勿論、上述した追加接続部材13Fにおける追加ハーネス55は、基本ハーネス側端がハーネス分岐接続機構31の制御機能部15に直接接続されると共に、補機装置側端が分岐コネクタ79の回路に直接接続される構成とすることもできる。また、制御機能部15を追加ハーネス55の補機装置側端である補機側コネクタ51や分岐コネクタ79に設けることもできる。
なお、上述した追加接続部材13,13A〜13Fにおける追加ハーネス55は、補機装置29の種類(制御機能部を備えているか否か等)に応じて電線の機能が変わる。例えば、図3に示したように、制御機能部15が追加ハーネス55の基本ハーネス側端に設けられる場合には、追加ハーネス55が電源線23AとGND27Aにより構成される。また、図4に示したように、制御機能部15Aが追加ハーネス55の補機装置側端に設けられる場合には、追加ハーネス55が電源線23Aと通信線25AとGND27Aにより構成される。
図6に示すように、本発明の他の実施形態に係る車両用ハーネス構造における追加接続部材13Gは、電源線23A、GND27A及び信号線28Aを有する追加ハーネス55Aと、追加ハーネス55Aの補機装置側端に接続される補機側コネクタ51と、信号線28Aの基本ハーネス側端に接続されるハーネス分岐接続機構31と、を備える。そして、追加ハーネス55Aの補機側コネクタ51が、ON/OFFの信号を受けてスイッチングするスイッチ機能部65を備えた補機装置29Bのコネクタ63にコネクタ接続される。また、追加ハーネス55Aにおける信号線28Aの一端がハーネス分岐接続機構31を介して基本ハーネス11の信号線28に分岐接続され、電源線23Aの一端が基本ハーネス11とは別の他のハーネス91における電源線23に圧接ジョイント40を介して分岐接続され、追加ハーネス55AにおけるGND27Aの一端がボディアースされている。
また、図7に示す追加接続部材13Hは、電源線23A、通信線25A及びGND27Aを有する追加ハーネス55Bと、追加ハーネス55Bの補機装置側端に接続される補機側コネクタ51Aと、通信線25Aの基本ハーネス側端に接続されるハーネス分岐接続機構31Aと、を備える。そして、補機装置29にコネクタ接続される補機側コネクタ51Aには、制御機能部15Aが設けられている。また、追加ハーネス55Bにおける通信線25Aの一端がハーネス分岐接続機構31Aを介して基本ハーネス11の通信線25に分岐接続され、電源線23Aの一端が基本ハーネス11とは別の他のハーネス91における電源線23に圧接ジョイント40を介して分岐接続され、追加ハーネス55BにおけるGND27Aの一端がボディアースされている。
即ち、図6及び図7に示したように、後付けしようとする補機装置29B又は補機装置29の直近に配索されている基本ハーネス11が信号線28又は通信線25のみであったり、基本ハーネス11における電源線23の電気容量が十分でなかったりすると、基本ハーネス11から補機装置29B又は補機装置29に電源の供給が行えない場合がある。このような場合、追加接続部材13G又は追加接続部材13Hによって、補機装置29B又は補機装置29の近傍に配索される他のハーネス91の電源線23に電源線23Aを分岐接続することで、補機装置29B又は補機装置29の電源を簡便に得ることが可能となる。なお、他のハーネス91としては、例えば補機装置29Bや補機装置29が集中ドアロック・ユニット29aの場合、パワーウインド・ユニット22に接続されているハーネスを利用することができる。
図8に示すように、本発明の他の実施形態に係る車両用ハーネス構造は、複数の補機装置29及び補機装置29Cが、それぞれ追加接続部材13及び追加接続部材13Iを介して基本ハーネス11に後付けされている。そして、追加接続部材13Iは、追加接続部材13における補機装置29の動作を制御する制御信号を生成するために、他端に接続された補機装置29C(例えば、メカスイッチ)からの情報(スイッチ動作によるON/OFFの信号)を受けて制御信号に換える信号変換部を制御機能部16に有している。そこで、補機装置29Cとして例えばメカスイッチを用いることで、基本ハーネス11に後付けされる補機装置29を動作させるためのスイッチ機構を基本ハーネス11の任意の位置(例えば、インストルメントパネル近傍)に追加接続することができる。
次に、上記の構成を有する車両用ハーネス構造の作用を説明する。
上述した本実施形態に係る車両用ハーネス構造では、取付対象車両17に共通して取り付けられる基本ハーネス11が共通化されると共に、取付対象車両17に選択的に取り付けられる補機装置29(29A,29B,29C)が、基本ハーネス11のうちの少なくとも通信線25又は信号線28に一端が分岐接続される追加接続部材13(13A〜13I)を介して後付けされる。そこで、基本ハーネス11には、付捨てとなる構成部品が生じない。
更に、追加接続部材13(13A〜13I)は、取付対象車両17に選択的に後付けされる補機装置29(29A〜29C)を基本ハーネス11の任意の位置に追加接続可能である。この追加接続部材13(13A〜13I)による補機装置29(29A〜29C)の後付けは、車両用ハーネスの製造時は勿論、完成車両に配索された車両用ハーネスの基本ハーネス11に対しても可能である。即ち、ユーザー(車両購入者)が望む補機装置29(29A〜29C)の追加に応じて、複数の車両パターンに対応したワイヤハーネスを構成することが容易になる。勿論、その場合でも付捨てとなる構成部品が生じることはない。
また、追加接続部材13(13A〜13I)は、取付対象車両17に取り付けられる補機装置29(29A〜29C)の数に応じて、基本ハーネス11に対して分岐接続されるので、車両用ハーネス構造の全体に、付捨ての構成部品が発生しない。
また、従来の車両用ハーネス構造では、電装機器(補機装置)の増加により、電装機器が取り付けられる組合せ数に伴って、ワイヤハーネス全体の品番が増加した。これに対し、本実施形態の車両用ハーネス構造では、補機装置29(29A〜29C)に対応する追加接続部材13(13A〜13I)のみの品番を確保すればよい。これにより、製造部品の管理が容易となり、ワイヤハーネス製造コストの低減を図ることができる。
更に、追加接続部材13(13A〜13H)が制御機能部15(15A)を備えることで、基本ハーネス11に後付けされる補機装置29が制御機能部15Bを有していない場合でも、該補機装置29の機能向上が容易となる。
また、制御機能部15(15A)が、通信線25からの信号を受けて補機装置29(29A)の動作を制御する信号生成部を有することで、基本ハーネス11に追加接続部材13(13A〜13H)を介して後付けされる補機装置29(29A)の動作を制御することができる。
また、図3に示した本実施形態の車両用ハーネス構造では、基本ハーネス11と補機装置29とが、追加接続部材13(13A,13B)によって接続される。この追加接続部材13(13A,13B)は、基本ハーネス11との接続部分に、制御機能部15を有するハーネス分岐接続機構31を備える。このハーネス分岐接続機構31は、基本ハーネス11に取り付けられることで、基本ハーネス11における電源線23、通信線25及びGND27の導体を被覆した絶縁性の被覆部をそれぞれ圧接部33によって切り裂き、各導体に圧接部33を接続する。そこで、ハーネス分岐接続機構31を基本ハーネス11に取り付けるだけで、基本ハーネス11と補機装置29の接続が簡便に完了する。
また、図3の(a)に示した本実施形態の車両用ハーネス構造では、追加接続部材13が、一端に基本ハーネス側コネクタ47を備え、他端に補機側コネクタ51を備える追加ハーネス55を有する。そして、基本ハーネス側コネクタ47は、ハーネス分岐接続機構31に設けられた相手側コネクタである基板実装コネクタ43に結合接続される。即ち、追加接続部材13は、所望の長さを有する追加ハーネス55を介して基本ハーネス11と補機装置29とを接続することができるので、補機装置29の位置に合わせて搭載が可能となる。これにより、基本ハーネス11と補機装置29とを接続する追加接続部材13は、車両の違い、仕向け違い、仕様違いに対する対応が容易(搭載フリー)となる。
なお、上記制御機能部15として、ヒューズ機能を内蔵することにより、基本ハーネス11への直接接続や、複数の補機装置29の同時搭載が可能となる。これにより、機能後付け(ポン付け)や、基本ハーネス11及び通信線25の系統数削減が可能となる。
更に、上記制御機能部15として、マイクロコンピュータを内蔵することで、補機装置29のSW入力、センサ入力、PWM出力などの制御に対する対応が容易となる。これら補機装置29に対する制御は、マイクロコンピュータで行われるため、仕様変更等がソフトによって容易に対応が可能となる。
また、図6及び図7に示した本実施形態の車両用ハーネス構造では、後付けしようとする補機装置29B又は補機装置29の直近に配索されている基本ハーネス11が信号線38又は通信線25のみであったり、基本ハーネス11における電源線23の電気容量が十分でなかったりした場合、補機装置29B又は補機装置29の近傍に配索される他のハーネス91の電源線23に追加接続部材13G又は追加接続部材13Hの電源線23Aを分岐接続することで、補機装置29B又は補機装置29の電源を簡便に得ることが可能となる。すなわち、補機装置29Bや補機装置29用として、新たな電源線を配索する必要がなくなる。その結果、電源線の系統削減が可能となる。
また、図8に示した本実施形態の車両用ハーネス構造によれば、複数の追加接続部材13,13Iのうちの1つの追加接続部材13Iは、他端に接続された補機装置29Cからの情報(例えば、センサ信号、スイッチ動作など)を受けて制御信号に換える信号変換部を制御機能部16が有する。そこで、補機装置19Cとして例えばセンサやメカスイッチを用いることで、別の追加接続部材13における補機装置29を動作させるためのセンサ機構やスイッチ機構を基本ハーネス11の任意の位置に追加接続することができる。
更に、本実施形態に係る追加接続部材13(13A,13C,13D)によれば、取付対象車両17に取り付けられる補機装置29(29A)が、基本ハーネス11に後付け可能とされる。追加接続部材13(13A,13C,13D)は、ハーネス分岐接続機構31(31A)を介して一端が基本ハーネス11に接続され、補機接続機構61を介して他端が補機装置29(29A)に接続される。また、追加接続部材13(13A,13C,13D)は、取付対象車両17に取り付けられる補機装置29(29A)の数に応じて、基本ハーネス11に対して分岐接続されるので、車両用ハーネス構造の全体に、付捨ての構成部品が発生しない。
また、本実施形態の追加接続部材13(13A〜13C)は、ハーネス分岐接続機構31及び補機接続機構61の少なくとも何れか一方に制御機能部15を備えることで、基本ハーネス11に後付けされる補機装置29が制御機能を有していない場合でも、該補機装置29の機能向上が容易となる。
更に、本実施形態の追加接続部材13(13A,13B)では、ハーネス分岐接続機構31が、基本ハーネス11に取り付けられることで、基本ハーネス11における電源線23、通信線25及びGND27の導体を被覆した絶縁性の被覆部を圧接部33によって切り裂き、この導体に圧接部33を接続する。そこで、追加接続部材13(13A,13B)は、ハーネス分岐接続機構31を基本ハーネス11に取り付けるだけで、基本ハーネス11との接続が簡便に完了する。
また、本実施形態の追加接続部材13(13A,13B)は、ハーネス分岐接続機構31に制御機能部15を有することで、基本ハーネス11に取り付けるのみで、補機装置29の容易な搭載が可能となる。すなわち、補機装置29の機能後付け(ポン付け)や、基本ハーネス11及び通信線25の系統数削減が可能となる。
更に、追加接続部材13では、追加ハーネス55の一端に基本ハーネス側コネクタ47を備え、他端に補機側コネクタ51を備える。そして、基本ハーネス側コネクタ47は、ハーネス分岐接続機構31に設けられた相手側コネクタである基板実装コネクタ43に結合接続される。即ち、追加接続部材13は、所望の長さを有する追加ハーネス55を介して基本ハーネス11と補機装置29とを接続することができるので、補機装置29の位置に合わせて搭載が可能となる。これにより、追加接続部材13は、車両の違い、仕向け違い、仕様違いに対する対応が容易(搭載フリー)となる。
従って、上述した本実施形態に係る車両用ハーネス構造及び追加接続部材13(13A〜13I)によれば、ワイヤハーネスの品番共通化を図ると共に、ワイヤハーネスの付捨てを無くすことができる。
ここで、上述した本発明に係る車両用ハーネス構造及び追加接続部材の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 取付対象車両(17)に共通して取り付けられる複数の主機装置(ジョイントボックス19、エアコン・ユニット20、エンジンコントロール・ユニット21、パワーウインド・ユニット22、リア・コンビネーションランプ・ユニット24、パワーシート・ユニット30)の間を接続する基本ハーネス(11)と、前記基本ハーネス(11)のうちの少なくとも通信線(25)又は信号線(28)に一端が分岐接続されるとともに、前記取付対象車両(17)に選択的に後付けされる少なくとも1つの補機装置(29)に他端が接続される追加接続部材(13,13A〜13G)と、前記補機装置(29)を制御するために前記追加接続部材(13,13A〜13I)に設けられた制御機能部(15,15A,16)と、を備えることを特徴とする車両用ハーネス構造。
[2] 上記[1]の構成の車両用ハーネス構造であって、前記制御機能部(15,15A)が、前記通信線(25)からの信号を受けて前記補機装置(29)の動作を制御する制御信号を生成する信号生成部を有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
[3] 上記[1]の構成の車両用ハーネス構造であって、複数の前記追加接続部材(13,13I)のうちの少なくとも1つの前記追加接続部材(13I)が、別の前記追加接続部材(13)における前記補機装置(29)を動作させる信号を生成するために、他端に接続された前記補機装置(29C)からの情報を受けて前記信号に換える信号生成部を前記制御機能部(16)に有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
[4] 上記[1]〜[3]の何れか1つの構成の車両用ハーネス構造であって、前記基本ハーネス(11)と前記追加接続部材(13,13A,13B)とが、前記追加接続部材(13,13A,13B)の導体に接続されて前記基本ハーネス(11)の導体に圧接接続される圧接部(33)と前記制御機能部(15)とを有するハーネス分岐接続機構(31)により接続されることを特徴とする車両用ハーネス構造。
[5] 上記[4]の構成の車両用ハーネス構造であって、前記追加接続部材(13)が、追加ハーネス(55)と、前記追加ハーネス(55)の基本ハーネス側端で前記ハーネス分岐接続機構(31)に接続される基本ハーネス側コネクタ(47)と、前記追加ハーネス(55)の補機装置側端で前記補機装置(29)に接続される補機側コネクタ(51)とを有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
[6] 上記[1]の構成の車両用ハーネス構造であって、前記追加接続部材(13G)における追加ハーネス(55A)の電源線(23A)が、前記基本ハーネス(11)とは別の他のハーネス(91)における電源線(23)に一端が分岐接続されるとともに、前記補機装置(29)に他端が接続されることを特徴とする車両用ハーネス構造。
[7] 取付対象車両(17)に共通して取り付けられる複数の主機装置(ジョイントボックス19、エアコン・ユニット20、エンジンコントロール・ユニット21、パワーウインド・ユニット22、リア・コンビネーションランプ・ユニット24、パワーシート・ユニット30)の間を接続する基本ハーネス(11)のうちの少なくとも通信線(25)又は信号線(28)に分岐接続するためのハーネス分岐接続機構(31)が一端に設けられ、前記取付対象車両(17)に選択的に後付けされる補機装置(29)に接続するための補機接続機構(61)が他端に設けられ、前記補機装置(29)を制御するための制御機能部(15)が、前記ハーネス分岐接続機構(31)及び前記補機接続機構(61)の少なくとも何れか一方に設けられたことを特徴とする追加接続部材(13,13A,13C,13D)。
[8] 上記[7]の構成の追加接続部材(13)であって、前記ハーネス分岐接続機構(31)が、前記追加接続部材(13)の導体に接続されて前記基本ハーネス(11)の導体に圧接接続される圧接部(33)と前記制御機能部(15)とを有することを特徴とする追加接続部材(13)。
[9] 上記[8]の構成の追加接続部材(13)であって、前記追加接続部材(13)が、追加ハーネス(55)と、前記追加ハーネス(55)の基本ハーネス側端で前記ハーネス分岐接続機構(31)に接続される基本ハーネス側コネクタ(47)と、前記追加ハーネス(55)の補機装置側端で前記補機装置(29)に接続される補機側コネクタ(51)とを有することを特徴とする追加接続部材(13)。
なお、本発明に係る車両用ハーネス構造及び追加接続部材は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…基本ハーネス
13…追加接続部材
15…制御機能部
17…取付対象車両
19…ジョイントボックス(主機装置)
20…エアコン・ユニット(主機装置)
21…エンジンコントロール・ユニット(主機装置)
23…電源線
24…リア・コンビネーションランプ・ユニット(主機装置)
25…通信線
28…信号線
29…補機装置
30…パワーシート・ユニット(主機装置)
31…ハーネス分岐接続機構
33…圧接部
47…基本ハーネス側コネクタ
51…補機側コネクタ
55…追加ハーネス
61…補機接続機構

Claims (9)

  1. 取付対象車両に共通して取り付けられる複数の主機装置の間を接続する基本ハーネスと、
    前記基本ハーネスのうちの少なくとも通信線又は信号線に一端が分岐接続されるとともに、前記取付対象車両に選択的に後付けされる少なくとも1つの補機装置に他端が接続される追加接続部材と、
    前記補機装置を制御するために前記追加接続部材に設けられた制御機能部と、
    を備えることを特徴とする車両用ハーネス構造。
  2. 請求項1に記載の車両用ハーネス構造であって、
    前記制御機能部が、前記通信線からの信号を受けて前記補機装置の動作を制御する制御信号を生成する信号生成部を有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
  3. 請求項1に記載の車両用ハーネス構造であって、
    複数の前記追加接続部材のうちの少なくとも1つの前記追加接続部材が、別の前記追加接続部材における前記補機装置の動作を制御する制御信号を生成するために、他端に接続された前記補機装置からの情報を受けて前記制御信号に換える信号変換部を前記制御機能部に有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ハーネス構造であって、
    前記基本ハーネスと前記追加接続部材とが、前記追加接続部材の導体に接続されて前記基本ハーネスの導体に圧接接続される圧接部と前記制御機能部とを有するハーネス分岐接続機構により接続されることを特徴とする車両用ハーネス構造。
  5. 請求項4に記載の車両用ハーネス構造であって、
    前記追加接続部材が、追加ハーネスと、前記追加ハーネスの基本ハーネス側端で前記ハーネス分岐接続機構に接続される基本ハーネス側コネクタと、前記追加ハーネスの補機装置側端で前記補機装置に接続される補機側コネクタとを有することを特徴とする車両用ハーネス構造。
  6. 請求項1に記載の車両用ハーネス構造であって、
    前記追加接続部材における追加ハーネスの電源線が、前記基本ハーネスとは別の他のハーネスにおける電源線に一端が分岐接続されるとともに、前記補機装置に他端が接続されることを特徴とする車両用ハーネス構造。
  7. 取付対象車両に共通して取り付けられる複数の主機装置の間を接続する基本ハーネスのうちの少なくとも通信線又は信号線に分岐接続するためのハーネス分岐接続機構が一端に設けられ、
    前記取付対象車両に選択的に後付けされる補機装置に接続するための補機接続機構が他端に設けられ、
    前記補機装置を制御するための制御機能部が、前記ハーネス分岐接続機構及び前記補機接続機構の少なくとも何れか一方に設けられたことを特徴とする追加接続部材。
  8. 請求項7に記載の追加接続部材であって、
    前記ハーネス分岐接続機構が、前記追加接続部材の導体に接続されて前記基本ハーネスの導体に圧接接続される圧接部と前記制御機能部とを有することを特徴とする追加接続部材。
  9. 請求項8に記載の追加接続部材であって、
    前記追加接続部材が、追加ハーネスと、前記追加ハーネスの基本ハーネス側端で前記ハーネス分岐接続機構に接続される基本ハーネス側コネクタと、前記追加ハーネスの補機装置側端で前記補機装置に接続される補機側コネクタとを有することを特徴とする追加接続部材。
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