JP2002153420A - 内視鏡先端部の製造方法および内視鏡先端部 - Google Patents

内視鏡先端部の製造方法および内視鏡先端部

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JP2002153420A JP2000355302A JP2000355302A JP2002153420A JP 2002153420 A JP2002153420 A JP 2002153420A JP 2000355302 A JP2000355302 A JP 2000355302A JP 2000355302 A JP2000355302 A JP 2000355302A JP 2002153420 A JP2002153420 A JP 2002153420A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 処置具起上台を駆動する駆動レバーを確実に
最大限まで揺動させて処置具を所定の最大角度まで起上
させることが可能な、内視鏡の先端部の製造方法および
この製造方法を用いて製造された内視鏡の先端部を提供
する。 【解決手段】 操作ワイヤの先端に、前記操作ワイヤと
係合する係合孔が穿孔されたストッパー部材を取り付
け、前記操作ワイヤの先端と前記ストッパー部材を、前
記ストッパー部材の係合孔の位置で瞬間的に加熱溶融し
て接合することによって、前記操作ワイヤの端部を形成
する。また操作ワイヤの先端をアーク柱に曝して加熱溶
融し、前記操作ワイヤの先端を球状に膨らんだ形状の操
作ワイヤの端部として形成する。さらに、操作ワイヤの
先端に、前記操作ワイヤと係合する操作ワイヤ係合孔が
穿孔されたストッパー部材を取り付け、前記ストッパー
部材をアーク柱に曝して加熱溶融して球状に膨らんだ形
状の操作ワイヤの端部として形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、挿入部先端から
外方に突出される処置具類の突出方向を変えるための処
置具起上台を有する内視鏡の先端部の製造方法およびこ
の製造方法を用いて製造された内視鏡の先端部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の処置具起上台は一般に、軸中心
に揺動自在に挿入部先端に配置されていて、遠隔操作さ
れる操作ワイヤによって揺動操作される。
【0003】図14は、そのような従来の内視鏡の先端
部を示しており、挿入部先端の先端部本体91に形成さ
れた溝92内に処置具起上台93が揺動自在に配置され
ると共に、溝92を挟む一方の側壁の裏側に形成された
駆動レバー収容室94内に、処置具起上台93と共動す
る駆動レバー95が揺動自在に配置されている。
【0004】そして、駆動レバー収容室94に向けて後
方から開口するガイド孔96内に挿通された操作ワイヤ
97の端部が駆動レバー95に連結されていて、操作ワ
イヤ97を遠隔的に進退操作することによって、駆動レ
バー95を介して処置具起上台93を揺動させることが
できる(特開平8−56900号)。
【0005】また、図15は、上述の従来装置の操作ワ
イヤ97が通された断面における断面図であり、処置具
100を最大限に起上させるためには、駆動レバー95
は一点鎖線で示されるように駆動レバー収容室94の後
端壁に当接する位置まで揺動しなければならない。
【0006】しかし、操作ワイヤ97の端部にははんだ
付け或いはトーチろう付け等によって連結部材98が固
着されているので、操作ワイヤ97の端部近傍ははんだ
やろうの付着等により硬直化して柔軟性を失っている。
【0007】その結果、操作ワイヤ97の硬直部分Aが
ガイド孔96内に入れないため、駆動レバー95が実線
で示されるように完全に後端まで揺動しきれず、処置具
100の最大起上角度が不足してしまうケースがあっ
た。
【0008】また、はんだ付けは固着強度が4kgf/
mm程度であり、接合部が解離するおそれがあった。
さらに、はんだ付け前のフラックスによる母材洗浄およ
びはんだ付け後のフラックス除去を行わなければならな
かった。また、はんだ付けではフラックスによる洗浄が
不十分な場合、腐食が起こりやすいという問題があっ
た。さらにはんだ付けの場合、フラックスがはんだ内に
閉じ込められ、前記フラックスがはんだの腐食の原因と
なるという問題があった。また、はんだ付けははんだご
てを操作ワイヤ97に接触することによって行われるの
で、位置ずれを起こしやすいという問題があった。
【0009】また、トーチろう付けの場合は固着強度が
12kgf/mm程度であり、はんだ付けの場合と同
様に接合部が解離するおそれがあった。また、トーチろ
う付けははんだ付けよりも高温雰囲気で作業が行われる
ため、ろう付けする周囲が必要以上に加熱されて焼きな
ましされ、強度が落ちるという問題があった。さらに、
ろうが非加熱部に流れる場合があり、均一な仕上がりに
なりにくいという問題があった。また、トーチの燃焼ガ
スに溶融したろうが吹き飛ばされ、接合部に充分な量の
ろうが行き渡らない場合があるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、駆動
レバーを確実に最大限まで揺動させて処置具を所定の最
大角度まで起上させることができる内視鏡の先端部を、
平易に製造可能な内視鏡の先端部の製造方法および、こ
の方法を用いて製造された内視鏡の先端部を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の内視鏡の先端部の製造方法は、前
記操作ワイヤの先端に、前記操作ワイヤと係合する係合
孔が穿孔されたストッパー部材を取り付け、前記操作ワ
イヤの先端と前記ストッパー部材を、前記ストッパー部
材の係合孔の位置で瞬間的に加熱溶融して接合すること
によって、前記操作ワイヤの端部を形成することを特徴
とする。
【0012】すなわち、請求項1に記載の内視鏡の先端
部の製造方法においては、操作ワイヤの先端とストッパ
ー部材を、ストッパー部材の係合孔の位置で接合するの
で、接合による硬直部分はストッパー部材の係合孔の位
置のみに限定されるので、硬直部分がガイド孔内に入れ
ないということはない。
【0013】また、はんだ付けを用いる場合と異なり、
フラックスによる洗浄作業が不要であるので、フラック
スによる腐食のおそれがなく、また作業工数も低減でき
る。
【0014】さらに、極めて短時間で操作ワイヤの先端
とストッパー部材が接合されるので、トーチろう付けの
ようにろう付けする周囲が必要以上に加熱されて焼きな
ましされるおそれがない。
【0015】なお、前記操作ワイヤの先端と前記ストッ
パー部材を、前記ストッパー部材の係合孔の位置で瞬間
的に加熱溶融する手段としては、前記ストッパー部材の
係合孔の位置にレーザーを照射する(請求項2)、前記
ストッパー部材の係合孔の位置で前記操作ワイヤの先端
と前記ストッパー部材をアーク柱に曝す(請求項3)と
いったものがある。
【0016】また、操作ワイヤの先端に前記操作ワイヤ
と係合する係合孔が穿孔されたストッパー部材を取り付
け、前記操作ワイヤの先端と前記ストッパー部材を前記
ストッパー部材の係合孔の位置で瞬間的に加熱溶融して
接合する代りに、操作ワイヤの先端をアーク柱に曝して
加熱溶融し、前記操作ワイヤの先端を球状に膨らんだ形
状の操作ワイヤの端部として形成しても同様の効果が得
られる(請求項7)。
【0017】或いは、前記操作ワイヤの先端に前記操作
ワイヤと係合する操作ワイヤ係合孔が穿孔されたストッ
パー部材を取り付け、前記ストッパー部材をアーク柱に
曝して加熱溶融して球状に膨らんだ形状の操作ワイヤの
端部として形成しても同様の効果が得られる(請求項
8)。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図3は内視鏡を示しており、可撓性のあ
る挿入部1内には、例えば四フッ化エチレン樹脂チュー
ブからなる処置具挿通チャンネル2が全長にわたって挿
通されている。
【0019】挿入部1の基端側には操作部3が連結され
ており、挿入部1と操作部3との連結部付近に突設され
た処置具挿入口4に処置具挿通チャンネル2の基端が接
続されている。処置具挿通チャンネル2の先端は、挿入
部1の先端部1aに接続されている。
【0020】処置具挿通チャンネル2内には各種の処置
具100が挿通されるが、ここでは処置具100とし
て、造影剤等を送るための送液チューブを用いた状態が
示されている。
【0021】処置具100の先端100aは、挿入部1
の先端部1aから側方に突出するが、その突出方向を変
化させるための処置具起上台5が、挿入部1の先端部1
aに内蔵されている。処置具起上台5は、操作部3に設
けられた操作ノブ6で進退駆動される操作ワイヤによっ
て揺動操作される。
【0022】図4は挿入部1の先端部1aの平面図であ
り、この内視鏡は側方視型内視鏡なので、先端部1aの
側面に観察窓8と照明窓9が側方に向けて前後に並んで
配置され、それと並んで形成された溝14内に、処置具
起上台5が前後方向に揺動自在に配置されている。
【0023】挿入部1の先端部1aは、ステンレス鋼製
の先端部本体12に各部品が取り付けられて構成されて
おり、その外周面の観察窓8、照明窓9及び処置具10
0の突出部以外の部分は、電気絶縁性のプラスチックカ
バー11によって外装されている。
【0024】図5は、先端部本体12からプラスチック
カバー11が取り外された状態を示し、図6は、さらに
先端部本体12から後述する蓋30を取り外した状態を
示している。また、図7は、図4におけるI−I断面を
示し、図8は、図4におけるII−II断面を示している。
【0025】図8に示されるように、観察窓8部分には
カバーレンズ17が取り付けられ、その内側には直角ダ
ハプリズム18が配置されている。19は、射出端面が
照明窓9の内側に配置されたライトガイドファイババン
ドルである。
【0026】処置具起上台5は、観察窓8及び照明窓9
と並んで先端部本体12に形成された一定幅の溝14内
に配置されており、起上台駆動軸13を中心に回動する
ことによって前後に揺動する。
【0027】溝14を挟む先端部本体12の側壁のうち
外側の壁の外面側には、起上台駆動室20が窪んで形成
されている。起上台駆動室20内には、起上台駆動軸1
3に一体的に直角に連結された起上台駆動レバー21が
収容されている。
【0028】操作ワイヤ22は、先端部本体12の外側
の壁に形成されて後方から起上台駆動室20に向けて開
口するガイド孔32内を通って、起上台駆動室20内に
おいて先端が起上台駆動レバー21の上端部に連結され
ている。
【0029】図9はその連結部を示しており、操作ワイ
ヤ22の先端には円柱形状のピン24がT字状に固着さ
れている。
【0030】起上台駆動レバー21には、ピン24が通
される孔25が穿設されており、起上台駆動レバー21
の上端中央部には、操作ワイヤ22と干渉しないように
溝26が形成されていて、操作ワイヤ22をどの方向に
も引き出すことができる。27は、ピン24を孔25内
に側方から差し込めるように、操作ワイヤ22を通すた
めのスリットである。
【0031】図8に示されるように、起上台駆動軸13
は、側方から先端部本体12と処置具起上台5とに真っ
直ぐに穿設された孔に外側から差し込まれて嵌入されて
おり、起上台駆動軸13と処置具起上台5とは、相対的
に回転しないように角軸と角孔の嵌め合いによってしっ
かりと固定されている。29はシール用のOリング、3
0は蓋である。
【0032】したがって、操作ワイヤ22の進退運動に
よって起上台駆動レバー21が起上台駆動軸13を中心
に揺動すると、その運動が起上台駆動軸13を介してそ
のまま処置具起上台5に伝達されて、処置具起上台5が
前後に揺動する。
【0033】ピン24および操作ワイヤ22の端部の断
面図を図2に示す。ピン24には操作ワイヤ係合孔24
aが穿孔されており、操作ワイヤ22の先端は操作ワイ
ヤ係合孔24aに嵌入されている。さらに、操作ワイヤ
係合孔24aの先端側で操作ワイヤ係合孔24aと操作
ワイヤ22の先端が接合されている。
【0034】図1に操作ワイヤ係合孔24aと操作ワイ
ヤ22の先端との接合方法を示す。先端にピン24が取
り付けられた操作ワイヤ22は第1の電極201に接続
され、また操作ワイヤ係合孔24aの先端側の近傍には
第2の電極202が設置されている。さらに、接合部の
酸化を防止するため、ピン24および第2の電極202
の周囲はアルゴンガスで満たされている。
【0035】ここで、第1の電極201と第2の電極2
02の間に所定の電力を供給することにより、操作ワイ
ヤ係合孔24aの先端側と第2の電極202の間にアー
ク柱203が発生する。アーク柱の温度は5000K以
上と非常に高温であるため、操作ワイヤ係合孔24aの
先端側付近のピン24および操作ワイヤ22は溶融す
る。
【0036】次いで、第1の電極201と第2の電極2
02の間の電力の供給を停止して、アーク柱203を消
滅させることにより、操作ワイヤ係合孔24aの先端側
付近のピン24および操作ワイヤ22はその凝固点まで
冷却され、ピン24と操作ワイヤ22は強固に接合され
る。
【0037】ここで、アーク柱203は操作ワイヤ係合
孔24aの先端側と第2の電極202の間に発生するの
で、アーク柱203によって加熱される領域は操作ワイ
ヤ係合孔24aの先端側付近のみに限定される。従っ
て、操作ワイヤ22の硬直部分A’は操作ワイヤ係合孔
24aの先端側付近のみに限定されるので、操作ワイヤ
22の端部近傍は柔軟性を保っている。
【0038】よって、駆動レバー21は完全に後端まで
揺動でき、処置具100の最大起上角度を充分に確保す
ることができる。
【0039】なお、操作ワイヤ係合孔24aと操作ワイ
ヤ22の先端との接合方法は、上記の方法のみに制限さ
れるものではなく、操作ワイヤ係合孔24aの先端側付
近のみを選択的に加熱可能な方法であればよい。たとえ
ば、操作ワイヤ係合孔24aの先端側付近にレーザーを
照射して操作ワイヤ係合孔24aの先端側付近のピン2
4および操作ワイヤ22を加熱溶融して両者を接合して
もよい。
【0040】また、操作ワイヤ22と接合されるピンの
形状は上記の形態に制限されるものではなく、起上台駆
動レバー21の孔25内でスムーズに回動可能な形状で
あればよい。例えば、図10のようにピン24’’が球
状であってもよい。
【0041】また、球状のピン24’’を操作ワイヤ2
2の端末とする代りに、操作ワイヤ22の先端を加熱溶
融して、溶融した金属の表面張力によって操作ワイヤ2
2の先端を球状に膨らんだ形状に形成して端末としても
よい。
【0042】すなわち、図11に示すように操作ワイヤ
22を第1の電極201に接続し、また操作ワイヤ22
の先端の近傍に第2の電極202を設置する。
【0043】ここで、第1の電極201と第2の電極2
02の間に所定の電力を供給することにより、操作ワイ
ヤ22の先端22aと第2の電極202の間にアーク柱
203が発生する。アーク柱の温度は5000K以上と
非常に高温であるため、操作ワイヤ22の先端22aは
溶融し、その表面張力によって操作ワイヤー22よりも
太径の球状になる。ここで、第1の電極201と第2の
電極202の間の電力の供給を停止して、アーク柱20
3を消滅させることにより、第1の操作ワイヤ22の先
端22aはその凝固点まで冷却されるので、結果として
その形状を操作ワイヤー22よりも太径の球状としたま
ま硬化される。
【0044】また、図12のように、スラスト方向に操
作ワイヤ係合孔124aが穿孔された円柱形状のピン1
24を操作ワイヤ22の先端に取り付け、さらに図13
に示すようにピン124をアーク柱に曝して加熱溶融し
て、ピン124を球状に加工してもよい。
【0045】すなわち、図13に示すように操作ワイヤ
22を第1の電極201に接続し、またピン124の近
傍に第2の電極202を設置する。
【0046】ここで、第1の電極201と第2の電極2
02の間に所定の電力を供給することにより、ピン12
4と第2の電極202の間にアーク柱203が発生す
る。アーク柱の温度は5000K以上と非常に高温であ
るため、ピン124は溶融し、その表面張力によって操
作ワイヤー22よりも太径の球状になる。ここで、第1
の電極201と第2の電極202の間の電力の供給を停
止して、アーク柱203を消滅させることによりピン1
24はその凝固点まで冷却されるので、ピン124と操
作ワイヤ22は強固に接合され、さらに結果としてその
形状を操作ワイヤー22よりも太径の球状としたまま硬
化される。
【0047】上記の方法によれば、操作ワイヤー22の
端部の形状を操作ワイヤー22の太さに関わらず任意の
大きさの球状とすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の内視鏡先端部の
製造方法によれば、駆動レバーを確実に最大限まで揺動
させて処置具を所定の最大角度まで起上させることがで
きる内視鏡の先端部を、平易に製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部におい
て、処置具を起上させる駆動レバーを操作する操作ワイ
ヤの端部を形成している状態を示したものである。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部におい
て、処置具を起上させる駆動レバーを操作する操作ワイ
ヤの端部の断面図を示したものである。
【図3】本発明の実施の形態の内視鏡の全体図である。
【図4】本発明の実施の形態の内視鏡先端部の平面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部のプラス
チックカバーを取り外した状態を示した斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部の一部を
分解した状態の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部の図4に
おけるI−I断面による側面断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部の図4に
おけるII−II断面による正面断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部の操作ワ
イヤ連結部の拡大斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態の別例における、内視鏡
の先端部の操作ワイヤ連結部の拡大斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部の別例
において、処置具を起上させる駆動レバーを操作する操
作ワイヤの端部を形成している状態を示したものであ
る。
【図12】本発明の実施の形態の内視鏡の先端部の別例
において、処置具を起上させる駆動レバーを操作する操
作ワイヤの端部の断面図を示したものである。
【図13】図12記載の操作ワイヤの端部を形成してい
る状態を示したものである。
【図14】従来の内視鏡の先端部の一部を分解した状態
の斜視図である。
【図15】従来の内視鏡の先端部の側面断面図である。
【符号の説明】
1 挿入部 1a 挿入部先端部 5 処置具起上台 12 先端部本体 13 起上台駆動軸 21 起上台駆動レバー 22 操作ワイヤ 24 ピン 24a 操作ワイヤ係合孔 25 孔 26 溝 27 スリット 100 処置具 201 第1の電極 202 第2の電極 203 アーク柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒澤 秀人 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 杉山 章 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 FF35 HH24 JJ06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端の先端部本体に形成された溝
    内に処置具起上台が揺動自在に配置されると共に、上記
    溝を挟む一方の側壁の裏側に形成された駆動レバー収容
    室内に上記処置具起上台と共動する駆動レバーが揺動自
    在に配置され、上記駆動レバー収容室に向けて開口する
    ガイド孔内に挿通された操作ワイヤの端部が上記駆動レ
    バーに連結された内視鏡の先端部の製造方法であって、 前記操作ワイヤの先端に、前記操作ワイヤと係合する操
    作ワイヤ係合孔が穿孔されたストッパー部材を取り付
    け、 前記操作ワイヤの先端と前記ストッパー部材を、前記ス
    トッパー部材の操作ワイヤ係合孔の位置で瞬間的に加熱
    溶融して接合することによって、前記操作ワイヤの端部
    を形成することを特徴とする、内視鏡の先端部の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ストッパー部材の係合孔の位置にレ
    ーザーを照射することによって、前記操作ワイヤの先端
    と前記ストッパー部材を加熱溶融して接合することを特
    徴とする、請求項1に記載の内視鏡の先端部の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ストッパー部材の操作ワイヤ係合孔
    の位置で前記操作ワイヤの先端と前記ストッパー部材を
    アーク柱に曝すことによって、前記操作ワイヤの先端と
    前記ストッパー部材を加熱溶融して接合することを特徴
    とする、請求項1に記載の内視鏡の先端部の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の内視鏡の先端部の製造方法を用いて製造された内視鏡
    の先端部。
  5. 【請求項5】 前記ストッパー部材が、操作ワイヤ係合
    孔がラジアル方向に穿孔された円柱形状の部材であるこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の内視鏡の先端部。
  6. 【請求項6】 前記ストッパー部材が、球状であること
    を特徴とする、請求項4に記載の内視鏡の先端部。
  7. 【請求項7】 挿入部先端の先端部本体に形成された溝
    内に処置具起上台が揺動自在に配置されると共に、上記
    溝を挟む一方の側壁の裏側に形成された駆動レバー収容
    室内に上記処置具起上台と共動する駆動レバーが揺動自
    在に配置され、上記駆動レバー収容室に向けて開口する
    ガイド孔内に挿通された操作ワイヤの端部が上記駆動レ
    バーに連結された内視鏡の先端部の製造方法であって、 前記操作ワイヤの先端をアーク柱に曝して加熱溶融し、
    前記操作ワイヤの先端を球状に膨らんだ形状の操作ワイ
    ヤの端部として形成することを特徴とする、内視鏡の先
    端部の製造方法。
  8. 【請求項8】 挿入部先端の先端部本体に形成された溝
    内に処置具起上台が揺動自在に配置されると共に、上記
    溝を挟む一方の側壁の裏側に形成された駆動レバー収容
    室内に上記処置具起上台と共動する駆動レバーが揺動自
    在に配置され、上記駆動レバー収容室に向けて開口する
    ガイド孔内に挿通された操作ワイヤの端部が上記駆動レ
    バーに連結された内視鏡の先端部の製造方法であって、 前記操作ワイヤの先端に、前記操作ワイヤと係合する操
    作ワイヤ係合孔が穿孔されたストッパー部材を取り付
    け、 前記ストッパー部材をアーク柱に曝して加熱溶融して球
    状に膨らんだ形状の操作ワイヤの端部として形成するこ
    とを特徴とする、内視鏡の先端部の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の内視鏡
    の先端部の製造方法を用いて製造された内視鏡の先端
    部。
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