JP2002151871A - 通信機器類収納用架枠 - Google Patents

通信機器類収納用架枠

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JP2002151871A
JP2002151871A JP2001050437A JP2001050437A JP2002151871A JP 2002151871 A JP2002151871 A JP 2002151871A JP 2001050437 A JP2001050437 A JP 2001050437A JP 2001050437 A JP2001050437 A JP 2001050437A JP 2002151871 A JP2002151871 A JP 2002151871A
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JP2001050437A
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Masayuki Takazawa
澤 眞 行 高
Susumu Asano
野 晋 浅
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Matsuda Seisakusho Co Ltd
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Matsuda Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立てが容易で高能率、ローコスト化を図
りながら耐震強度の大きい通信機器類収納用架枠を提供
する。 【解決手段】 4本の柱材2A,2A,2B,2Bと、
底部を構成する架下枠3と、天井部を構成する架上枠4
とを備え、前記架下枠は、その底面を構成する底板6の
4隅部に断面略コ字状に形成された柱材の隅部内側面に
そって嵌合するよう断面L形状に形成されて立ち上がる
起立片7を一体的に有し、前記架下枠の前記底板上から
前記起立片の内側面にそって嵌合する補強枠18を設
け、この補強枠は架枠設置面に固定するため前記底板の
4隅部に穿設された固定用ボルト挿通孔11に合致する
ボルト挿通孔24が穿設され、前記柱材と架下枠の起立
片とその内側におかれる補強枠とを共にリベット止めす
るとともに柱材の上端は架上枠により相互に固定し、前
記架下枠の底板と補強枠とを架枠設置面に固定用ボルト
により共締めして固定するようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器類を建屋
内に設置する際に用いられる架枠に関する。
【0002】
【従来の技術】通信機器類の設置には、通常幅600、
奥行600、高さ1800(mm)程度の架枠が用いら
れ、この架枠を建屋内に設立固定してその架枠内に取り
付けた複数の棚上に通信機器を載置するようになされて
いる。
【0003】上記の架枠は、従来4隅の柱材の下端に架
枠の下面を構成する底板を、同上端に天井を構成する天
井板をそれぞれ溶接により接合固着して形成するように
なされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして上記のように
4本の柱材の上下端に底板および天井板を溶接するた
め、予め組み立て用治具を用意し、この治具に4本の柱
材、底板、天井板をセットして固定したうえで各突き合
わせ端を溶接することが必要となるので架枠の製造に著
しく手数が掛り、特に専用の治具を用いなければならな
いため設備費が嵩み、これらにより勢いコストアップと
なっていた。
【0005】本発明は、4隅を構成する柱材と底板およ
び天井板との構造を改良することによりリベットによる
組み立てを可能として従来用いられていた治具を不要と
し、組み立て作業の高能率、ローコスト化を図りながら
十分なる耐震強度を持たせることができる通信機器類収
納用の架枠を提供することを課題としてなされたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、4本の柱材と、底部を構成する架下枠
と、天井部を構成する架上枠とを備え、前記架下枠は、
その底面を構成する底板の4隅部に断面略コ字状に形成
された柱材の隅部内側面にそって嵌合するよう断面L形
状に形成されて立ち上がる起立片を一体的に有し、前記
架下枠の前記底板上から前記起立片の内側面にそって嵌
合する補強枠を設け、この補強枠は架枠設置面に固定す
るため前記底板の4隅部に穿設された固定用ボルト挿通
孔に合致するボルト挿通孔が穿設され、前記柱材と架下
枠の起立片とその内側におかれる補強枠とを共にリベッ
ト止めするとともに柱材の上端は架上枠により相互に固
定し、前記架下枠の底板と補強枠とを架枠設置面に固定
用ボルトにより共締めして固定するようにしたことを特
徴とするものである。
【0007】上記架上枠の取り付けは必ずしもリベット
止めに限らないが、この架上枠もリベット止めとする場
合は、その天井板の4隅部に前記柱材の隅部内側面にそ
って嵌合するよう断面L形状に形成されて垂下する垂下
片を一体的に設け、この垂下片を柱材の隅部内側面にそ
わせて嵌合し、柱材と垂下片とをリベット止めすること
により組み立てられるようにすることができる。
【0008】前記架下枠の起立片と補強枠、またはこの
起立片と補強枠および架上枠と柱材との各リベット固定
箇所を架枠の内方へ向けて突出するようエンボス加工を
施して凹陥部を形成し、この凹陥部を互に嵌合して位置
決めするとともに凹陥部内でそれぞれリベット止めする
ようにすれば、リベット止めする際の位置合わせが容易
になるとともに正確な位置で強固に固着することがで
き、かつ剪断力は凹陥部の嵌合部分で受けるので架枠の
強度を著しく高めることができる。
【0009】前記補強枠は、前記架下枠の起立片の内側
面にそって立ち上がる側面部上端に前記柱材の側面に形
成されたスリットに係合して位置決めするための突片を
外側方に向けて突設すれば、補強枠自体の位置決めと柱
材の上下方向移動を拘束し、補強枠の組み付けの容易性
に加え、より強固な補強をなさしめることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。本発明による通信機器類収納
用架枠1は、前部左右および後部左右の4本の柱材2
A,2A,2B,2Bと、底部を構成する架下枠3と、
天井部を構成する架上枠4とを備え、これらはいずれも
リベット止めにより組み立てられるようになっている。
【0011】前部左右の柱材2A,2Aは、その1本を
図4に示すように、鋼板を断面略コ字状に折曲形成され
たもので、図示の実施形態においては図5に図4(A)
のB−B拡大断面図を示しているように、架枠1の前面
を構成する前面部2aと、この前面部2aに対し直角を
なし該前面部2aより広幅を有して側面を構成する外側
面部2bと、前記前面部2aの他側の側端から前記外側
面部2bに平行に折り返えされた内側面部2cと、この
内側面部2cの側端から直角に折曲された当接縁部2d
と、前記外側面部2bの前記前面部2aとは反対側の側
端に該前面部2aと平行するよう直角に折曲連設された
面部2eと、この面部2eの側端に直角に折曲された棚
板取付縁部2fとで構成され、前記面部2eおよび棚板
取付縁部2fには一定のピッチをもって多数の取付孔
5,5…が上下方向に列設され、任意の高さ位置に棚板
を取り付けられるように形成されている。
【0012】後部左右の柱材2B,2Bは、その1本を
図6に示し、図7に図6(A)のC−C拡大断面を示し
ているように、前記前部の柱材2Aの前面部2aに対応
する後面部2gに当接縁部2dを有しないほかは柱材2
Aと同様に外側面図2b、内側面部2c、面部2e、棚
板取付縁部2fからなっており、この棚板取付縁部2f
には柱材2Aの取付孔5と同じピッチをもって取付孔
5,5…が上下方向に列設されている。
【0013】前記架下枠3は、図8に斜視図を示すよう
に、底板6の4隅部に前記各柱材2A,2A,2B,2
Bの隅部内面、すなわち外側面部2bおよび前面部2
a、後面部2gの各内面にそって嵌合するよう横断面が
L形状に形成されて立ち上がる起立片7,7…が一体的
に設けられ、これら起立片7,7…の間の部分は垂直な
壁部8とその上端から内方に直角に折曲された折曲片9
とが形成されており、この折曲片9の両端は各柱材2
A,2A,2B,2Bの面部2e,2e間に丁度納まっ
ておかれるようになされている。
【0014】前記起立片7の各面部7a,7bには、前
記柱材2A,2Bの下端の前面部2a、後面部2g、外
側面部2bに2列3段として穿設されたリベット孔2h
と整合するリベット孔10,10…が穿設されている。
【0015】また前記底板6の4隅部には、架枠設置台
あるいは床面等の架枠設置面に固定するための固定用ボ
ルトを通す固定用ボルト挿通孔11,11…が穿設され
ているとともに、ケーブル類を通すための窓孔状のケー
ブル挿通孔12が開口されている。
【0016】前記架上枠4は、基本的には前記架下枠3
を裏返えした形状に相当するもので、天井を構成する天
井板13の4隅部に前記架下枠3の起立片7と同じく横
断面がL形状をなす垂下片14,14…が一体的に垂設
され、これら垂下片14,14…の各面部14a,14
bには、前記柱材2A,2Bの上端の前面部2a,後面
部2g,外側面部2bに2列2段として穿設されたリベ
ット孔2iと整合するリベット孔15がそれぞれ穿設さ
れている。
【0017】これら垂下片14,14の間の部分は垂直
な壁部16とされ、各柱材2A,2A,2B,2Bの面
部2e,2e間に納まるようになされている。
【0018】前記天井板13には、前記架下枠3の底板
6のケーブル挿通孔12と対応するケーブル挿通孔17
が開口されている。
【0019】図10は補強枠18の一つを示すもので、
ここに示す補強枠18は架下枠3の4隅部において各別
に起立片7の内側に置かれるようにしたものである。
【0020】この補強枠18は、取付板19の3方に補
強壁20,21,22が立ち曲げられ、柱材2Aまたは
2Bに面する補強壁20の上端には柱材2A,2Bの側
面に形成されたスリット(図示せず)に係合する係合爪
23が外方へ向けて折曲形成されており、この係合爪2
3を柱材2A,2Bのスリットに係合させることにより
位置決めがなされるとともに柱材2A,2Bの上方への
動きを拘束するようになされている。
【0021】前記取付板19には、前記架下枠3の底板
6の固定用ボルト挿通孔11に整合するボルト挿通孔2
4が穿設されている。
【0022】上記の補強枠18は各隅部に個別に設置す
るタイプとしたものであるが、図12に示すように前部
側に置かれる左右の補強枠18の取付板19を継いだ形
態の補強枠18Aと、後部側に置かれる左右の補強枠1
8の取付板19を継いだ形態の補強枠18Bとしてもよ
い。この場合においても、取付板19A,19Bに架下
枠3の固定用ボルト挿通孔11に整合するボルト挿通孔
24,24および柱材2A,2Bのスリットに係合する
係合爪23,23が設けられる。
【0023】図13は、架枠1の両側面において前後の
柱材2A,2B間に掛け渡す横梁25を示すもので、両
端に柱材2A,2Bの上下方向中間位置に形成されたス
リット(図示せず)に嵌合して位置決め掛止する下向き
の係合片26,26を有している。そしてこの横梁25
は位置決め掛合後、柱材2A,2Bにリベット止めされ
る。
【0024】図14は本発明において用いるのに好適な
リベット27の一例を示すもので、一端に鍔28を有す
るスリーブ29と、このスリーブ29に挿通され該スリ
ーブ29の外径と同径乃至はそれより小径の頭部30を
有するピン31とを備え、このピン31はスリーブ29
の鍔28側から長く突出されていて、前記スリーブ29
を柱材2Aの外面側から起立片7、補強枠18、または
柱材2Bの外面側から垂下片14の各リベット孔に挿通
し、次いでピン31を図14の矢印方向に引くことによ
りピン31の頭部30がスリーブ29の端部を圧潰して
スリーブ29の鍔28とで固着されるものであり、この
リベット27を用いることが組み立て作業の面から好ま
しい。しかしリベット自体はこれに限られることはな
く、他の適宜なリベットを使用することができる。
【0025】したがって上記通信機器類収納用架枠1を
組み立てるには、架下枠3の前部左右の起立片7,7に
前部の柱材2A,2Aの下端を、後部左右の起立片7,
7に後部の柱材2B,2Bの下端をそれぞれに外嵌して
建て込み、これら柱材2A,2A,2B,2Bの上端に
架上枠4の各垂下片14,14…をそれぞれ嵌挿するこ
とにより治具類を用いることなく架枠状に組み上がる。
その間に前後の柱材2A,2Bの上下方向中間位置間に
横梁25,25を嵌め込んでおく。
【0026】次いで架下枠3の内側に補強枠18(また
は18A,18B)を嵌め込み、その係合爪23を柱材
2A,2Bのスリットに係合して位置を定めたのち、柱
材2A,2B、起立片7,7…、補強枠18,18…の
各リベット孔に外側からリベット27を通し、そのピン
31を専用のリベット打機により強引してスリーブ29
を加締め、ピン31を切断することによりリベット止め
が完了する。
【0027】架上枠4についても同様にして柱材2A,
2Bと垂下片14,14…とをリベット止めして固着す
る。
【0028】こうして組み立てられた架枠1は、架枠設
置台等の設置面に架下枠3の底板6および補強枠18の
取付板19の各ボルト挿通孔11,24に固定用ボルト
を挿通し、この固定用ボルトにより架下枠3および補強
枠18を共に架枠設置面に共締めすることにより架枠1
を固定して設置する。
【0029】架枠1を組み立てたのちに柱材2A,2B
の取付孔5,5…を利用して棚板を任意所望の位置に取
り付け、その上に通信機器類を載置して使用する。その
際のケーブルは架下枠3および架上枠4の各ケーブル挿
通孔12,17を通して行われる。
【0030】次に本発明の他の実施形態について説明す
る。
【0031】前述の架下枠3の起立片7と柱材2A,2
Bとのリベット止め箇所、架上枠4の垂下片14と柱材
2A,2Bとのリベット止め箇所において、各部材の組
み付けの容易性、組み立て後の架枠1の強度の一層の向
上を図るため、リベット止め箇所にエンボス加工を施し
たことにある。
【0032】すなわち図1(B)および図15に図1の
架下枠部分のD−D拡大断面を示すように、架下枠3の
起立片7および柱材2A,2Bのリベット止め箇所に外
面側から内面側に突出するように断面皿状のエンボス加
工が施されて凹陥部32,33が形成され、起立片7の
凹陥部32内に柱材2A,2Bの凹陥部33の背面の突
出部分が可及的密に嵌り合うようになっており、これら
凹陥部32,33の中心位置にリベット孔2h,1Oが
穿設されている。
【0033】したがって組み立て時には、図15に示す
ように架下枠3の起立片7と柱材2Aまたは2Bとの凹
陥部32,33を嵌合し、前述の実施形態の場合と同様
にリベット27のスリーブ29を柱材2A,2Bの外面
側からリベット孔2h,1Oに挿通し、そのスリーブ2
9の鍔28を柱材の凹陥部33内に嵌合する。これによ
り鍔28は凹陥部33内に陥没した状態におかれる。
【0034】次いでピン31を図15の矢印方向に引く
ことによりピン31の頭部30でスリーブ29の端部が
圧潰され、この圧潰部分と前記鍔28とで図1(B)の
ように起立片7と柱材2Aまたは2Bとが一体に加締め
付けられる。
【0035】なお架下枠4の垂下片14と柱材2A,2
Bとのリベット止め箇所についても前記と同様に前記垂
下片14と柱材2A,2Bとに凹陥部32,33を形成
することにより実施することができる。
【0036】このようにリベット止め箇所に凹陥部3
2,33を形成してこれを嵌合するようにし、その凹陥
部32,33内でリベット止めするようにすることによ
り、リベット止め箇所の位置合わせが容易確実に行える
とともに部材間の剪断力は凹陥部32,33の嵌合部分
で受けるのでリベット27に掛かる負担が少なく、した
がって組み立て後の架枠1の強度を頗る高めることがで
きる。またリベット27の頭部(鍔28)が柱材2A,
2Bの外面から突出しないので外観が良くなるとともに
架枠1を並置するとき架枠1,1間に隙間が生じること
がない。
【0037】次に図9は架下枠3(および架上枠4)の
他の構成例の一隅を分解して示すもので、図8では一体
構成とした場合について示したが、図9では相対向する
2辺を構成する部片34と、他の相対向する2辺を構成
する部片35とがそれぞれ別部片とされ、一方の対をな
す部片34の端部に起立片7が直角に立設され、これに
柱材2A,2Bの下端が外嵌されてリベット27により
固着され、他方の対をなす部片35の端部には複数の嵌
合突起35a,35b,35cが突設されていてこの突
起を前記部片34および柱材2A,2Bの下部側面に形
成されたスリット34a,34b,2jに挿入して部分
溶接により固着するようになされている。なお架上枠4
についても同様に構成することができる。
【0038】これによれば、架下枠3(および架上枠
4)を4本の部片で構成するので、各部片の塗装処理時
など小形部品となって取り廻しが容易となり、コストも
低減し得る利点がある。
【0039】図11は図10に示した補強枠18の他の
例を示すもので、取付板19の両端に補強壁20a,2
2aが直角に折曲立設され、この補強壁20a,22a
を柱材2A,2Bに部分溶接して固着するようにしたも
のである。前記取付板19には図10と同様にボルト挿
通孔24が穿設されている。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、架
下枠の4隅部に起立片を、架上枠の4隅部に垂下片を一
体的に設け、これら起立片と垂下片を柱材に嵌合して位
置を定め、柱材の下端には補強枠をそわせてこれらをリ
ベット止めするとともに架下枠と補強枠とを架枠設置面
に固定用ボルトで共締めして固着するようにしたので、
従来のように治具類を用いて組み立てる必要がなく迅速
かつ低コストでの組み立てができ、組み立てたのちにお
いてもその耐震性は機器搭載後の加重条件において6〜
9.5Hz以上であり、地震波の固有周期である3.5
Hzの約2倍乃至はそれ以上であり、震度6以上の耐震
性を有する架枠とすることができる。
【0041】前記架下枠の起立片と補強枠、および架上
枠と柱材との各リベット固定箇所を架枠の内方へ向けて
突出するようエンボス加工を施して凹陥部を形成し、こ
の凹陥部を互に嵌合して位置決めするとともに凹陥部内
でそれぞれリベット止めするようにすれば、リベット止
めする際に位置合わせが容易にできるとともに正確な位
置でリベット止めすることができ、また剪断力は凹陥部
の嵌合部分で受けるのでリベットに過大な力が作用せ
ず、一層強固な架枠とすることができる。
【0042】さらにリベットの頭部が柱材の凹陥部内に
隠没して柱材の外面に突出しないので、複数の架枠を並
べて配置する際に架枠間に隙間を生じることがなく、整
然と配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信機器類収納用架枠の一実施形
態の組み立てた状態を示し、(A)は外観斜視図、
(B)は(A)のD−D拡大断面図。
【図2】同、(A)は正面図、(B)は側面図。
【図3】図2(A)のA−A断面図。
【図4】図1における前部の柱材を示し、(A)は正面
図、(B)は側面図。
【図5】図4(A)のB−B拡大断面図。
【図6】図1における後部の柱材を示し、(A)は正面
図、(B)は側面図。
【図7】図6(A)のC−C拡大断面図。
【図8】図1における架下枠の斜視図。
【図9】同、他の例を示す一隅部の分解斜視図。
【図10】補強枠の一例を示す斜視図。
【図11】同、他の例を示す斜視図。
【図12】補強枠の他の例を示し、(A)は前部用の平
面図、(B)は側面図、(C)は後部用の平面図、
(D)は側面図。
【図13】図1における横梁を示し、(A)は正面図、
(B)は底面図。
【図14】本発明において用いるリベットの一例を示す
側面図。
【図15】凹陥部を形成した場合の図14相当図。
【符号の説明】
1 通信機器類収納用架枠 2A 前部の柱材 2B 後部の柱材 3 架下枠 4 架上枠 6 底板 7 起立片 11 ボルト挿通孔 13 天井板 14 垂下片 18、18A、18B 補強枠 24 ボルト挿通孔 25 横梁 27 リベット 32,33 凹陥部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4本の柱材と、底部を構成する架下枠と、
    天井部を構成する架上枠とを備え、前記架下枠は、その
    底面を構成する底板の4隅部に断面略コ字状に形成され
    た柱材の隅部内側面にそって嵌合するよう断面L形状に
    形成されて立ち上がる起立片を一体的に有し、前記架下
    枠の前記底板上から前記起立片の内側面にそって嵌合す
    る補強枠を設け、この補強枠は架枠設置面に固定するた
    め前記底板の4隅部に穿設された固定用ボルト挿通孔に
    合致するボルト挿通孔が穿設され、前記柱材と架下枠の
    起立片とその内側におかれる補強枠とを共にリベット止
    めするとともに柱材の上端は架上枠により相互に固定
    し、前記架下枠の底板と補強枠とを架枠設置面に固定用
    ボルトにより共締めして固定するようにしたことを特徴
    とする通信機器類収納用架枠。
  2. 【請求項2】前記架下枠の起立片と補強枠との各リベッ
    ト固定箇所を架枠の内方へ向けて突出するようエンボス
    加工を施して凹陥部を形成し、この凹陥部を互に嵌合し
    て位置決めするとともに凹陥部内でそれぞれリベット止
    めするようにされている請求項1記載の通信機器類収納
    用架枠。
  3. 【請求項3】4本の柱材と、底部を構成する架下枠と、
    天井部を構成する架上枠とを備え、前記架下枠はその底
    面を構成する底板の4隅部に断面略コ字状に形成された
    柱材の隅部内側面にそって嵌合するよう断面L形状に形
    成されて立ち上がる起立片を一体的に有し、前記架上枠
    はその天井板の4隅部に前記柱材の隅部内側面にそって
    嵌合するよう断面L形状に形成されて垂下する垂下片を
    一体的に有し、前記架下枠の前記底板上から前記起立片
    の内側面にそって嵌合する補強枠を設け、この補強枠は
    架枠設置面に固定するため前記底板の4隅部に穿設され
    た固定用ボルト挿通孔に合致するボルト挿通孔が穿設さ
    れており、前記柱材と架下枠の起立片とその内側におか
    れる補強枠とを共にリベット止めするとともに、柱材と
    架上枠の垂下片とをリベット止めし、前記架下枠の底板
    と補強枠とを架枠設置面に固定用ボルトにより共締めし
    て固定するようにしたことを特徴とする通信機器類収納
    用架枠。
  4. 【請求項4】前記架下枠の起立片と補強枠、および架上
    枠と柱材との各リベット固定箇所を架枠の内方へ向けて
    突出するようエンボス加工を施して凹陥部を形成し、こ
    の凹陥部を互に嵌合して位置決めするとともに凹陥部内
    でそれぞれリベット止めするようにされている請求項3
    記載の通信機器類収納用架枠。
  5. 【請求項5】前記補強枠は、前記架下枠の起立片の内側
    面にそって立ち上がる側面部上端に前記柱材の側面に形
    成されたスリットに係合して位置決めするための突片が
    外側方に向けて突設されている請求項1または2記載の
    通信機器類収納用架枠。
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