JP2002150489A - 測位端末および測位システム - Google Patents

測位端末および測位システム

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JP2002150489A JP2000337826A JP2000337826A JP2002150489A JP 2002150489 A JP2002150489 A JP 2002150489A JP 2000337826 A JP2000337826 A JP 2000337826A JP 2000337826 A JP2000337826 A JP 2000337826A JP 2002150489 A JP2002150489 A JP 2002150489A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末が測位データを測位サーバに送信す
る測位システムにおいて、経済性を高めることができ、
消費電力を抑制することを目的とする。 【解決手段】 携帯端末4は、GPS測位部7が測位を
行って測位データを取得すると、GPS測位部7が取得
した測位データに基づいて示される自端末の位置と、過
去に測位サーバ3に送信させた測位データに基づいて示
される自端末の位置とを比較し、両者の間が基準距離以
上である場合に限って、GPS測位部7が取得した測位
データを測位サーバ3に送信する。基準距離として極め
て小さな値を設定することによって、携帯端末4が一定
時間にわたって略同じ位置に存在しているような状況で
は、測位データを測位サーバ3に送信させることはな
く、その分、送信コストおよび送信電力を抑制すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測位を行って取得
した測位データを測位サーバに送信するように構成され
た測位端末および前記測位端末を備えてなる測位システ
ムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、位置情報サ
ービスセンターにおいて、測位機能を有する携帯端末或
いは車載端末から測位データを受信することによって、
携帯端末を携帯した例えば子供や徘徊老人などの人の位
置或いは車載端末を搭載した例えばタクシーや宅配車な
どの自動車の位置を検出することが可能となる測位シス
テムが供されている。
【0003】このものによれば、位置情報サービスセン
ターに設置されている測位サーバは、家庭或いは運行管
理センターに設置されている例えばパーソナルコンピュ
ータ端末から問合せ要求を受信すると、測位要求を携帯
端末或いは車載端末に送信し、携帯端末或いは車載端末
は、測位サーバから測位要求を受信すると、これ以降、
測位を定期的に行い、取得した測位データを測位サーバ
に定期的に送信する。これによって、位置情報サービス
センターにおいて、測位サーバは、携帯端末或いは車載
端末から測位データを定期的に受信することによって、
携帯端末を携帯した人の位置或いは車載端末を搭載した
自動車の位置を定期的に検出することが可能となる。
【0004】ところで、携帯端末或いは車載端末が測位
データを測位サーバに定期的に送信するような構成で
は、携帯端末を携帯した人が知人宅を訪問していたり或
いは車載端末を搭載した自動車が駐車しているような状
況、つまり、携帯端末或いは車載端末が一定時間にわた
って略同じ位置に存在しているような状況では、携帯端
末或いは車載端末は、略同じ位置を示す測位データを測
位サーバに繰返して送信することになり、これに伴っ
て、測位サーバは、携帯端末或いは車載端末から略同じ
位置を示す測位データを繰返して受信することになる。
【0005】しかしながら、これでは、測位システムと
して見れば、携帯端末或いは車載端末から無意味な測位
データが測位サーバに送信されることになり、測位デー
タを測位サーバに送信するに際しては、送信コストや送
信電力が必要となることから、経済性の点および端末に
おける消費電力の点において劣るものである。特に、携
帯端末を携帯した人の位置を検出する測位システムで
は、携帯端末が内蔵電池を電力源とする構成であること
を考慮すると、消費電力の増加に伴って連続使用可能時
間が低減されることから、それによる悪影響は大きいも
のである。
【0006】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、測位端末の位置を検出する測
位システムにおいて、経済性を高めることができ、ま
た、消費電力を抑制することができる測位端末および前
記測位端末を備えてなる測位システムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の測位端末
によれば、制御手段は、測位手段が取得した測位データ
に基づいて示される自端末の位置と、過去に送信手段か
ら測位サーバに送信させた測位データに基づいて示され
る自端末の位置との間が所定距離未満であれば、測位手
段が取得した測位データを送信手段から測位サーバに送
信させることを禁止するように構成したので、所定距離
として極めて小さな値を設定することによって、測位端
末が一定時間にわたって略同じ位置に存在しているよう
な状況では、測位データを測位サーバに送信させること
はなく、その分、送信コストおよび送信電力を抑制する
ことによって、経済性を高めることができ、また、消費
電力を抑制することができる。
【0008】請求項2記載の測位端末によれば、制御手
段は、測位手段が取得した測位データに基づいて示され
る自端末の位置と、過去に送信手段から測位サーバに送
信させた測位データに基づいて示される自端末の位置と
の間が所定距離未満である状況が所定時間継続すると、
測位手段が取得した測位データを送信手段から測位サー
バに送信させるように構成したので、測位サーバにおい
ては、測位端末が所定時間にわたって略同じ位置に存在
していることを検出することできる。
【0009】請求項3記載の測位端末によれば、上記し
た所定距離や所定時間を可変に設定可能に構成したの
で、測位システムの規模や測位端末の移動形態などに応
じて最適な所定距離や所定時間を設定することによっ
て、測位端末の移動を的確に検出することができる。
【0010】請求項4記載の測位端末によれば、測位手
段が取得した測位データに基づいて上記した所定距離や
所定時間を可変に設定可能に構成したので、例えば子供
や徘徊老人などの人の位置を検出する測位システムにお
いては、子供や徘徊老人にとって危険な地域(例えば工
事現場や用水路などがある地域)では、所定距離や所定
時間を比較的小さな値に設定することによって、子供や
徘徊老人の移動を比較的細かく検出することができ、一
方、子供や徘徊老人にとって危険でない地域では、所定
距離や所定時間を比較的大きな値に設定することによっ
て、子供や徘徊老人の移動を比較的大まかに検出するこ
とができるなど、地域の質に応じて子供や徘徊老人の移
動を的確に検出することができる。
【0011】また、例えばタクシーや宅配車などの自動
車の位置を検出する測位システムにおいては、交通量が
比較的多い地域(例えば都心など)では、所定距離や所
定時間を比較的小さな値に設定することによって、タク
シーや宅配車の移動を比較的細かく検出することがで
き、一方、交通量が比較的少ない地域(例えば郊外な
ど)では、所定距離や所定時間を比較的大きな値に設定
することによって、タクシーや宅配車の移動を比較的大
まかに検出することができるなど、この場合において
も、地域の質に応じてタクシーや宅配車の移動を的確に
検出することができる。
【0012】請求項5記載の測位端末によれば、時刻或
いは時間に基づいて上記した所定距離や所定時間を可変
に設定可能に構成したので、例えば子供や徘徊老人など
の人の位置を検出する測位システムにおいては、夜間で
は、所定距離や所定時間を比較的小さな値に設定するこ
とによって、子供や徘徊老人の移動を比較的細かく検出
することができ、一方、昼間では、所定距離や所定時間
を比較的大きな値に設定することによって、子供や徘徊
老人の移動を比較的大まかに検出することができるな
ど、時刻或いは時間に応じて子供や徘徊老人の移動を的
確に検出することができる。
【0013】また、例えばタクシーや宅配車などの自動
車の位置を検出する測位システムにおいては、交通量が
比較的多い時間帯(例えば通勤時間帯など)では、所定
距離や所定時間を比較的小さな値に設定することによっ
て、タクシーや宅配車の移動を比較的細かく検出するこ
とができ、一方、交通量が比較的少ない時間帯(例えば
早朝や夜間など)では、所定距離や所定時間を比較的大
きな値に設定することによって、タクシーや宅配車の移
動を比較的大まかに検出することができるなど、この場
合においても、時刻或いは時間に応じてタクシーや宅配
車の移動を的確に検出することができる。
【0014】請求項6記載の測位システムによれば、測
位サーバは、問合せ要求端末から問合せ要求を受信する
と、測位要求を測位端末に送信し、そして、測位端末
は、測位サーバから測位要求を受信すると、上記した測
位を行うように構成したので、測位サーバが問合せ要求
端末から問合せ要求を受信したことに応じて測位要求を
測位端末に送信し、そして、測位端末が測位サーバから
測位要求を受信したことに応じて測位を行うように構成
された測位システムにおいて、上記したように、測位端
末が一定時間にわたって略同じ位置に存在しているよう
な状況では、測位データを測位サーバに送信させること
はなく、これによって、経済性を高めることができ、ま
た、消費電力を抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明をGPS(Global P
ositioning System )を利用して子供や徘徊老人などの
人の位置を検出する測位システムに適用した一実施例に
ついて、図面を参照して説明する。まず、図2は、測位
システムの全体の構成を概略的に示している。測位シス
テム1において、パーソナルコンピュータ端末2(本発
明でいう問合せ要求端末)は、家庭に設置されており、
所定の操作が行われると、問合せ要求を電話網(図示せ
ず)を通じて測位サーバ3に送信する。測位サーバ3
は、位置情報サービスセンターに設置されており、パー
ソナルコンピュータ端末2から電話網を通じて問合せ要
求を受信すると、測位要求を電話網を通じて携帯端末4
(本発明でいう測位端末)に送信する。
【0016】携帯端末4は、位置検出の対象となる子供
や徘徊老人などの人が容易に携帯可能となるべく例えば
カード形状をなすものであり、測位サーバ3から電話網
を通じて測位要求を受信すると、GPS衛星5から受信
したGPS電波に基づいて測位を行い、取得した測位デ
ータを詳しくは後述する処理に準じて電話網を通じて測
位サーバ3に送信する。そして、測位サーバ3は、携帯
端末4から電話網を通じて測位データを受信すると、受
信した測位データを解析し、解析データを電話網を通じ
てパーソナルコンピュータ端末2に送信する。
【0017】次に、図1は、上記した携帯端末4の電気
的な構成を機能ブロックとして示している。携帯端末4
において、制御部6(本発明でいう制御手段)は、マイ
クロコンピュータを主体として構成されており、測位を
行うGPS測位部7(本発明でいうGPS測位手段)、
電話通信を行う電話通信部8(本発明でいう送信手段)
および記憶部9を接続している。
【0018】この場合、制御部6は、電話通信部8が測
位サーバ3から電話網を通じて測位要求を受信したこと
を検出すると、測位指令をGPS測位部7に出力する。
GPS測位部7は、制御部6から測位指令を入力する
と、GPS無線部10がGPS衛星5から受信したGP
S電波を復調処理してGPSデータを取得し、取得した
GPSデータをGPS信号処理部11で所定のアルゴリ
ズムにしたがって演算して測位データを取得し、取得し
た測位データを制御部6に出力する。尚、この場合、測
位データは、例えば携帯端末4の位置を示す緯度および
経度を含んでいる。
【0019】次に、上記した構成の作用について、図3
ないし図5も参照して説明する。ここで、図3は、携帯
端末4が行う制御内容をフローチャートとして示してい
る。携帯端末4において、制御部6は、待受中にあると
きに、電話通信部8が測位サーバ3から電話網を通じて
測位要求を受信したことを検出すると、ステップS1に
おいて「YES」と判定し、測位指令をGPS測位部7
に出力することによって、GPS測位部7に測位を行わ
せ(ステップS2)、測位周期監視タイマをスタートさ
せる(ステップS3)。そして、制御部6は、送信指令
を電話通信部8に出力することによって、GPS測位部
7から入力した測位データを電話通信部8から測位サー
バ3に送信させ(ステップS4)、測位データを記憶部
9に記憶させ(ステップS5)、送信周期監視タイマを
スタートさせる(ステップS6)。
【0020】次いで、制御部6は、測位周期監視タイマ
がタイムアップしたか否かを監視すると共に(ステップ
S7)、送信周期監視タイマがタイムアップしたか否か
を監視する(ステップS8)。尚。ここで、測位周期監
視タイマがタイムアップするまでのタイマ値は、例えば
5分であり、また、送信周期監視タイマがタイムアップ
するまでのタイマ値(本発明でいう所定時間)は、上記
した測位周期監視タイマがタイムアップするまでのタイ
マ値よりも大きな値であり、例えば60分である。
【0021】さて、制御部6は、測位周期監視タイマが
タイムアップしたことを検出すると、ステップS7にお
いて「YES」と判定し、測位指令をGPS測位部7に
再度出力することによって、GPS測位部7に測位を再
度行わせ(ステップS9)、測位周期監視タイマを再ス
タートさせる(ステップS10)。
【0022】ここで、制御部6は、GPS測位部7から
測位データを入力すると、記憶部9に記憶させている測
位データ、つまり、前回に測位サーバ3に送信させた測
位データに基づいて示される自端末の位置と、今回にG
PS測位部7から入力した測位データに基づいて示され
る自端末の位置とを比較し、具体的には、緯度および経
度の差を演算することによって、両者の間の距離を判定
する(ステップS11)。
【0023】そして、制御部6は、両者の間が基準距離
(本発明でいう所定距離)以上であることを検出する
と、ステップS11において「YES」と判定し、送信
指令を電話通信部8に再度出力することによって、GP
S測位部7から入力した測位データを電話通信部8から
測位サーバ3に再度送信させ(ステップS12)、記憶
部9に記憶させている測位データを今回にGPS測位部
7から入力した測位データに更新し(ステップS1
3)、送信周期監視タイマを再スタートさせ(ステップ
S14)、上記したステップS7に戻る。尚、ここで、
基準距離は例えば10メートルである。
【0024】これに対して、制御部6は、両者の間が基
準距離以上ではない、つまり、基準距離未満であること
を検出すると、ステップS11において「NO」と判定
し、GPS測位部7から入力した測位データを電話通信
部8から測位サーバ3に送信させることなく、上記した
ステップS7に戻る。
【0025】このような制御によって、制御部6は、送
信周期監視タイマがタイムアップするよりも以前では、
測位周期監視タイマがタイムアップしたことを検出する
と、前回に測位サーバ3に送信させた測位データに基づ
いて示される自端末の位置と、今回にGPS測位部7か
ら入力した測位データに基づいて示される自端末の位置
との間が基準距離以上であるときに限って、今回にGP
S測位部7から入力した測位データを測位サーバ3に送
信させ、つまり、前回に測位サーバ3に送信させた測位
データに基づいて示される自端末の位置と、今回にGP
S測位部7から入力した測位データに基づいて示される
自端末の位置との間が基準距離未満であるときには、今
回にGPS測位部7から入力した測位データを測位サー
バ3に送信させることない。
【0026】また、制御部6は、送信周期監視タイマが
タイムアップしたことを検出すると、ステップS8にお
いて「YES」と判定し、測位指令をGPS測位部7に
再度出力することによって、GPS測位部7に測位を再
度行わせ(ステップS15)、測位周期監視タイマを再
スタートさせる(ステップS16)。
【0027】そして、制御部6は、GPS測位部7から
測位データを入力すると、上記したような、前回に測位
サーバ3に送信させた測位データに基づいて示される自
端末の位置と、今回にGPS測位部7から入力した測位
データに基づいて示される自端末の位置とを比較するこ
となく、つまり、両者の間の距離に拘らず、送信指令を
電話通信部8に再度出力することによって、GPS測位
部7から入力した測位データを電話通信部8から測位サ
ーバ3に再度送信させ(ステップS17)、記憶部9に
記憶させている測位データを今回にGPS測位部7から
入力した測位データに更新し(ステップS18)、送信
周期監視タイマを再スタートさせ(ステップS19)、
上記したステップS7に戻る。
【0028】このような制御によって、制御部6は、送
信周期監視タイマがタイムアップしたことを検出する
と、前回に測位サーバ3に送信させた測位データに基づ
いて示される自端末の位置と、今回にGPS測位部7か
ら入力した測位データに基づいて示される自端末の位置
との間の距離に拘らず、今回にGPS測位部7から入力
した測位データを測位サーバ3に送信させる。
【0029】ところで、上記した構成において、測位サ
ーバ3或いはパーソナルコンピュータ端末2において所
定の操作を行うことによって、測位周期監視タイマのタ
イマ値、送信周期監視タイマのタイマ値或いは基準距離
を設定するように構成しても良い。
【0030】また、これら測位周期監視タイマのタイマ
値、送信周期監視タイマのタイマ値或いは基準距離の値
をGPS測位部7が取得した測位データに基づいて可変
に設定するように構成しても良い。具体的には、送信周
期監視タイマのタイマ値および基準距離の値を可変に設
定する場合について、図4を参照して説明すると、この
場合、記憶部9は、図4中(a)に示すように、緯度お
よび経度と、送信周期監視タイマのタイマ値との関係を
示すマップテーブルを記憶していると共に、図4中
(b)に示すように、緯度および経度と、基準距離の値
との関係を示すマップテーブルを記憶している。
【0031】そして、制御部6は、GPS測位部7から
GPSデータを入力すると、入力したGPSデータに基
づいて示される自端末の位置に対応する送信周期監視タ
イマのタイマ値および基準距離の値を記憶部9から読出
し、読出した送信周期監視タイマのタイマ値および基準
距離の値に基づいて上記した処理を行う。このような構
成によれば、子供や徘徊老人にとって危険な地域(例え
ば工事現場や用水路などがある地域)では、子供や徘徊
老人の移動を比較的細かく検出することができ、一方、
子供や徘徊老人にとって危険でない地域では、子供や徘
徊老人の移動を比較的大まかに検出することができるな
ど、地域の質に応じて子供や徘徊老人の移動を的確に検
出することができるという利点がある。
【0032】また、測位周期監視タイマのタイマ値、送
信周期監視タイマのタイマ値或いは基準距離の値をGP
S測位部7が取得した測位データではなく、時刻や時間
に基づいて可変に設定するように構成しても良い。具体
的には、送信周期監視タイマのタイマ値および基準距離
の値をが可変に設定する場合について、図5を参照して
説明すると、この場合、記憶部9は、図5中(a)に示
すように、時間帯と、送信周期監視タイマのタイマ値と
の関係を示すマップテーブルを記憶していると共に、図
5中(b)に示すように、時間帯と、基準距離の値との
関係を示すマップテーブルを記憶している。
【0033】そして、制御部6は、GPS測位部7から
GPSデータを入力すると、GPSデータを入力した時
刻に相当する時間帯に対応する送信周期監視タイマのタ
イマ値および基準距離の値を記憶部9から読出し、読出
した送信周期監視タイマおよび基準距離の値に基づいて
上記した処理を行う。このような構成によれば、夜間で
は、子供や徘徊老人の移動を比較的細かく検出すること
ができ、一方、昼間では、子供や徘徊老人の移動を比較
的大まかに検出することができるなど、時間帯に応じて
子供や徘徊老人の移動を的確に検出することができると
いう利点がある。
【0034】以上に説明したように本実施例によれば、
携帯端末4において、送信周期監視タイマがタイムアッ
プするよりも以前では、GPS測位部7が取得した測位
データに基づいて示される自端末の位置と、過去に測位
サーバ3に送信させた測位データに基づいて示される自
端末の位置とを比較し、両者の間が基準距離未満である
ときには、GPS測位部7が取得した測位データを測位
サーバ3に送信させることを禁止するように構成したの
で、基準距離として極めて小さな値を設定することによ
って、携帯端末4が一定時間にわたって略同じ位置に存
在しているような状況では、測位データを測位サーバ3
に送信させることはなく、その分、送信コストおよび送
信電力を抑制することによって、経済性を高めることが
でき、また、消費電力を抑制することができる。
【0035】また、携帯端末4において、送信周期監視
タイマがタイムアップすると、GPS測位部7が取得し
た測位データに基づいて示される自端末の位置と、過去
に測位サーバ3に送信させた測位データに基づいて示さ
れる自端末の位置との間の距離に拘らず、GPS測位部
7が取得した測位データを測位サーバ3に送信させるよ
うに構成したので、測位サーバ3においては、携帯端末
4が送信周期監視タイマのタイマ値に相当する時間を越
えて略同じ位置に存在していることを検出することがで
きる。
【0036】また、測位周期監視タイマのタイマ値、送
信周期監視タイマのタイマ値或いは基準距離の値をGP
S測位部7が取得した測位データに基づいて可変に設定
するように構成することによって、例えば子供や徘徊老
人にとって危険な地域(例えば工事現場や用水路などが
ある地域)では、子供や徘徊老人の移動を比較的細かく
検出することができ、一方、子供や徘徊老人にとって危
険でない地域では、子供や徘徊老人の移動を比較的大ま
かに検出することができるなど、地域の質に応じて子供
や徘徊老人の移動を的確に検出することができる。
【0037】さらに、測位周期監視タイマのタイマ値、
送信周期監視タイマのタイマ値或いは基準距離の値を時
間帯に基づいて可変に設定するように構成することによ
って、夜間では、子供や徘徊老人の移動を比較的細かく
検出することができ、一方、昼間では、子供や徘徊老人
の移動を比較的大まかに検出することができるなど、時
間帯に応じて子供や徘徊老人の移動を的確に検出するこ
とができる。
【0038】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。子供や徘徊老人などの人の位置を検出する測位シ
ステムに限らず、測位端末を車載端末に適用することに
よって、例えばタクシーや宅配車などの自動車の位置を
検出する測位システムに適用する構成であっても良い。
【0039】カレンダー機能を併用することによって、
測位周期監視タイマのタイマ値、送信周期監視タイマの
タイマ値或いは基準距離の値を曜日毎に可変に設定する
構成であっても良い。過去の履歴から携帯端末の移動速
度を検出し、携帯端末の移動速度に基づいて測位周期監
視タイマのタイマ値、送信周期監視タイマのタイマ値或
いは基準距離の値を可変に設定する構成であっても良
い。測位端末は、キー入力機能、表示機能或いは音声通
話機能などのヒューマンインタフェースを備えた携帯情
報端末や携帯電話機などであっても良い。また、電話通
信部が携帯端末と別体の構成であっても良く、つまり、
例えば携帯端末や携帯情報端末などを携帯電話機に接続
することによって、測位データを測位サーバに送信可能
となる構成であっても良い。
【0040】携帯端末の位置を検出する方法としては、
GPSを利用する方法に限らず、携帯端末が例えばPH
S(Personal Handyphone System)などの無線通信機能
を備えているものであれば、携帯端末が位置登録してい
る基地局の位置に基づいて携帯端末の位置を検出する方
法であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における携帯端末の機能ブロ
ック図
【図2】全体の構成を概略的に示す図
【図3】制御内容を示すフローチャート
【図4】送信周期監視タイマのタイマ値および基準距離
の値の一例を示す図
【図5】図4相当図
【符号の説明】
図面中、1は測位システム、2はパーソナルコンピュー
タ端末(問合せ要求端末)、3は測位サーバ、4は携帯
端末(測位端末)、6は制御部(制御手段)、7はGP
S測位部(GPS測位手段)、8は電話通信部(送信手
段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 緑郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H180 AA14 AA22 BB15 FF05 FF27 5J062 AA03 BB01 BB05 CC07 DD21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測位を行う測位手段と、 この測位手段が取得した測位データを送信手段から測位
    サーバに送信可能な制御手段とを備えた測位端末におい
    て、 前記制御手段は、前記測位手段が取得した測位データに
    基づいて示される自端末の位置と、過去に前記送信手段
    から前記測位サーバに送信させた測位データに基づいて
    示される自端末の位置との間が所定距離未満であるとき
    には、前記測位手段が取得した測位データを前記送信手
    段から前記測位サーバに送信させることを禁止すること
    を特徴とする測位端末。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記測位手段が取得し
    た測位データに基づいて示される自端末の位置と、過去
    に前記送信手段から前記測位サーバに送信させた測位デ
    ータに基づいて示される自端末の位置との間が所定距離
    未満である状況が所定時間継続したときには、前記測位
    手段が取得した測位データを前記送信手段から前記測位
    サーバに送信させることを特徴とする請求項1記載の測
    位端末。
  3. 【請求項3】 前記所定距離や前記所定時間は、可変に
    設定可能であることを特徴とする請求項1または2記載
    の測位端末。
  4. 【請求項4】 前記所定距離や前記所定時間は、前記測
    位手段が取得した測位データに基づいて可変に設定可能
    であることを特徴とする請求項3記載の測位端末。
  5. 【請求項5】 前記所定距離や前記所定時間は、時刻或
    いは時間に基づいて可変に設定可能であることを特徴と
    する請求項3記載の測位端末。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の測
    位端末と、 問合せ要求を前記測位サーバに送信する問合せ要求端末
    と、 前記測位端末から測位データを受信する測位サーバとを
    備え、 前記測位サーバは、前記問合せ要求端末から問合せ要求
    を受信したことに応じて、測位要求を前記測位端末に送
    信し、 前記測位端末は、前記測位サーバから測位要求を受信し
    たことに応じて、測位を行うことを特徴とする測位シス
    テム。
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