JP2002149206A - 制御装置及び動作パラメータの設定方法 - Google Patents

制御装置及び動作パラメータの設定方法

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JP2002149206A JP2000344371A JP2000344371A JP2002149206A JP 2002149206 A JP2002149206 A JP 2002149206A JP 2000344371 A JP2000344371 A JP 2000344371A JP 2000344371 A JP2000344371 A JP 2000344371A JP 2002149206 A JP2002149206 A JP 2002149206A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置の動作パラメータの設定と変更を容
易にする。 【解決手段】 制御装置11に、動作パラメータの初期
値をユーザ自身が設定できる不揮発性記憶部13を配置
する。ユーザに制御装置11が搬入されると、ユーザ
は、制御対象装置を考慮して、動作パラメータの標準的
な値のセットである初期値を不揮発性記憶部13に登録
する。実際の制御の過程で、制御装置11の動作パラメ
ータの変更が必要で、その変更箇所が多い場合、ユーザ
は、マイクロコンピュータ12に指示して、動作パラメ
ータを初期値に一旦全面的に書き換える。続いて、修正
が必要な動作パラメータについての修正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが動作パラ
メータを設定可能な制御装置に関し、特に、動作パラメ
ータを効率良く設定・変更可能な制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ制御装置は、動作パラメー
タ(制御パラメータ)に従って制御対象装置を制御す
る。この動作パラメータは、作業者が、制御の対象に応
じて、適宜設定を変更することができるように構成され
ている。例えば、電動機用のコンピュータ制御装置は、
位置や速度、又は周波数などを指定する動作パラメータ
に従って制御対象の電動機を制御し、これらの動作パラ
メータを適宜設定することにより、制御対象装置の制御
内容を指定する。
【0003】動作パラメータを設定する際に設定を間違
えたり、或いは、設定を変更しなければならない場合が
発生する。しかも、設定対象の動作パラメータが複数項
目存在する場合には、適当に設定するのに時間がかか
り、ユーザにとって煩雑であった。特に、制御装置は、
一般に、制御用の小さな表示装置しか備えていないもの
が多いため、多数の動作パラメータを個別に選択して設
定することは困難であった。このため、制御パラメータ
を、制御装置の工場出荷時に予め設定されているデフォ
ルト値にリセットし、その後、改めて設定をし直すよう
なことが頻繁に行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような手
法を採用したとしても、デフォルト値は、個々のユーザ
向けに設定されているものではないため、修正個所が多
くなり、設定に時間がかかり、負担が大きいという問題
が依然として残ってしまう。本発明は、上記実状に鑑み
てなされたものであり、制御装置の動作パラメータの設
定と変更を容易にすることを目的とする。また、本発明
は、予め備えているデフォルト値とは別に、個々のユー
ザ専用の初期値をメモリに記憶可能とすることで、全て
の設定機能を、該初期値に設定可能とすることを他の目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る制御装置は、動作パラ
メータのユーザ設定初期値を記憶する初期値記憶手段
と、動作パラメータの現在の値を記憶する動作パラメー
タ記憶手段と、前記動作パラメータ記憶手段に記憶され
ている動作パラメータを用いて、制御対象装置を制御す
る制御手段と、ユーザ操作に応答して、前記初期値記憶
手段に、動作パラメータの初期値を登録する初期値登録
手段と、ユーザ操作に応答して、前記初期値記憶手段に
記憶されているユーザ設定初期値を、前記動作パラメー
タ記憶手段に復旧する復旧手段と、を備えることを特徴
とする。
【0006】この構成によれば、ユーザは、動作パラメ
ータ記憶手段に記憶されている動作パラメータ(制御対
象装置を実際に制御するためのパラメータ)を初期値に
復旧することができる。この初期値は、個々のユーザが
自己に適した値を設定できる。従って、仮に、追加の修
正・変更を行うとしても、修正量は少なくて済む。従っ
て、簡単な操作で短時間に、動作パラメータを設定する
ことができる。
【0007】前記動作パラメータ記憶手段に記憶された
動作パラメータを編集する手段を配置し、この手段によ
り、初期値を適宜更新できるようにしてもよい。
【0008】例えば、前記ユーザ設定初期値記憶手段
は、複数組のユーザ設定初期値を記憶してもよい。この
場合、前記復旧手段は、例えば、前記初期値記憶手段に
記憶された複数組のユーザ設定初期値のうちの1つを指
定する手段と、指定されたユーザ設定初期値を前記動作
パラメータ記憶手段に書き込む手段とを備える。
【0009】動作パラメータのデフォルト値を記憶する
デフォルト値記憶手段をさらに備え、前記初期値登録手
段は、前記デフォルト値記憶手段に記憶されているデフ
ォルト値を編集して、前記初期値記憶手段に登録する手
段を備えてもよい。
【0010】例えば、前記制御対象装置は電動機から構
成され、この制御装置は、電動機を駆動・制御するイン
バータ電源装置から構成される。この場合、前記制御手
段は、例えば、インバータ回路と、該インバータ回路を
制御するマイクロコンピュータ等を備える制御部とから
構成される。
【0011】また、この発明の第2の観点に係る動作パ
ラメータの設定方法は、ユーザが定義する動作パラメー
タを、ユーザの操作に応答して初期値として初期値記憶
手段に登録し、動作パラメータ記憶手段に記憶されてい
る動作パラメータに従って制御対象装置を制御し、ユー
ザ操作に応答して、前記初期値記憶手段に記憶されてい
る動作パラメータを前記動作パラメータ記憶手段に書き
込むことにより、動作パラメータを初期値に復旧し、復
旧した動作パラメータを編集することにより、任意の動
作パラメータのセットを設定する、ことを特徴とする。
【0012】この方法によれば、ユーザは、動作パラメ
ータを初期値に復旧することができる。この初期値は、
個々のユーザが自己に適した値を設定しているので、追
加の編集を行うとしても、編集量は少なくて済む。従っ
て、簡単な操作で短時間に、動作パラメータを設定する
ことができる。
【0013】なお、コンピュータを上述の制御装置とし
て動作させ、或いは、コンピュータに上述の設定方法を
実行させるためのプログラムをCD−ROM、MO等の
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布
し、これをコンピュータにインストールし、上述の手段
として動作させ、或いは、上述の工程を実行させてもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンピュータ制御
装置を、3相インバータ装置(3相インバータ電源装
置)を例に説明する。図1は、この発明の第1の実施の
形態に係る3相インバータ装置の構成を示す。図示する
ように、この3相インバータ装置11は、マイクロコン
ピュータ12と、不揮発性記憶部13と、表示・操作パ
ネル14と、インバータ回路15と、を備え、制御対象
装置たる電動機21を制御する。
【0015】マイクロコンピュータ12は、所謂ワンチ
ップマイコンなどを備え、バッテリバックアップされ、
動作パラメータ(制御パラメータ)を記憶する内部メモ
リ121を備える。内部メモリ121は、ユーザにより
設定された動作パラメータ(例えば、電動機21の回転
方向、電動機21に与える交流電圧の周波数、出力電
流、電動機21の回転数、出力電圧等を指定するパラメ
ータの現在値)を、図2(a)に例示するように記憶す
る。
【0016】不揮発性記憶部13は、フラッシュメモリ
等から構成され、この3相インバータ装置11が動作パ
ラメータのデフォルト値と、初期値とを、例えば、図2
(b)に示すように記憶する。ここで、デフォルト値と
は、この3相インバータ装置11が工場から出荷された
際に設定されていた、複数のユーザに共通の標準的な値
のセットである。一方、初期値とは、3相インバータ装
置11がユーザに納入された後、ユーザ自身が設定した
標準の動作パラメータ値である。
【0017】表示・操作パネル14は、図3に示すよう
に、表示部141とキー入力部142とを備え、キー入
力部142の操作に対応したコマンド或いはデータをマ
イクロコンピュータ12に供給し、マイクロコンピュー
タ12からの指示に従って様々な情報を表示部141に
表示する。
【0018】表示部141は、例えば、7セグメントモ
ニタと、モード表示用のLEDから構成され、比較的少
ない情報量しか表示できない。
【0019】また、キー入力部142は、ドライブキー
K1、ストップキーK2、表示切換/クリアキーK3、
上ステップキー(↑)K4、下ステップキー(↓)K
5、プログラムキーK6、エンターキーK7、数値キー
K8を含む。
【0020】ドライブキーK1は、電動機21の運転の
開始を指示するキーである。ストップキーK2は、電動
機21の運転の停止を指示するキーである。表示切換/
クリアキーK3は、状態表示モードでは表示部141の
表示内容を切り換え、機能コード表示モードでは、入力
された数値データを消去し或いは直前のキー操作を無効
とする。上ステップキー(↑)K4と下ステップキー
(↓)K5とは、表示項目を切り換えるために使用され
る。
【0021】プログラムキーK6は、状態表示モードと
機能コード表示モードの切換を行う。ここで、状態表示
モードとは、電動機21の運転状態を表示するためのモ
ードであり、機能コード表示モードとは、3相インバー
タ装置11の様々なパラメータを設定し或いは確認する
ためのモードである。
【0022】エンターキーK7は、表示部141に表示
されている数値データを確定し、マイクロコンピュータ
12に供給する。数値キーK8は、テンキー、小数点キ
ー等を備え、数値データを入力する。
【0023】再び、図1を参照して、インバータ回路1
5は、トランジスタ、サイリスタ等の半導体スイッチ群
から構成され、マイクロコンピュータ12からのオン・
オフ制御信号によりスイッチング動作を行って、制御対
象装置たる電動機21に電力を供給する。インバータ回
路15が供給する電力の電圧、電流、周波数等により電
動機21の回転速度、トルク等が制御される。即ち、マ
イクロコンピュータ12は、インバータ回路15を介し
て(或いは協働して)、制御対象装置である電動機21
を制御する。
【0024】次に、上記構成の3相インバータ装置11
の動作を説明する。まず、この3相インバータ装置11
が工場から出荷された段階では、不揮発性記憶部13に
は、図2(b)に示すデフォルトの動作パラメータのみ
が設定されており、ユーザ設定初期値は未登録状態にあ
る。
【0025】この3相インバータ装置11が各ユーザに
搬入された後、各ユーザは、制御対象の装置(図1で
は、電動機21)の種類や駆動内容に応じて、そのユー
ザにとって適切な動作パラメータの組を不揮発性記憶部
13に設定する。
【0026】この処理のため、操作者は、プログラムキ
ーK6により、表示・操作パネル14の動作モードを機
能コード表示モードに切り換える。次に、「動作パラメ
ータの初期値の設定」を指定する所定のコード番号を数
値キーK8により入力して、エンターキーK7を押操作
する。
【0027】この押操作に応答し、マイクロコンピュー
タ12は、図4のフローチャートに示す制御動作を開始
する。まず、操作者は、設定対象パラメータの番号(パ
ラメータ番号)を数値キーK8により入力する(ステッ
プS101)。マイクロコンピュータ12は、入力され
たパラメータ番号を表示する(ステップS102)。
【0028】操作者は、表示されている番号のパラメー
タの値(パラメータ値)を設定する場合には、エンター
キーK7を押操作し、続いて、数値キーK8により任意
の値を入力する。マイクロコンピュータ12は、エンタ
ーキーK7の押操作を検出し、(ステップS103;Y
ES)、その時点で登録されている値(例えば、「00
00」又は「FFFF」)を表示する(ステップS10
4)。さらに、入力された数値を受け付けて(ステップ
S105;YES)、表示する(ステップS106)。
操作者は、表示された値でOKならば、エンターキーK
7を押操作する。マイクロコンピュータ12は、エンタ
ーキーK7の操作に応答して(ステップS107でYE
S)、入力されたパラメータ値を不揮発性記憶部13の
該当エリアに格納する(ステップS108)。なお、一
旦入力した数値を変更する場合には、例えば、クリアキ
ーK3を操作する。
【0029】操作者は、動作パラメータを切り換える場
合には、再度、数値キーK8によりパラメータ番号を入
力する(ステップS108)。マイクロコンピュータ1
2は、入力されたパラメータ番号を表示する(ステップ
S109)。表示されたパラメータ番号のパラメータ値
を設定する場合、操作者は、前述のように、エンターキ
ーK7を押操作し、数値を設定する処理を行う(ステッ
プS103〜S108)。
【0030】このようにして、操作者は、デフォルト値
とは別に、自己に便利な初期値を登録する。
【0031】なお、全ての動作パラメータの初期値を手
作業で設定するのは困難である。そこで、デフォルト値
を編集して、初期値を設定できる。この場合、操作者
は、プログラムキーK6により、表示・操作パネル14
の動作モードを機能コード表示モードに切り換える。次
に、「初期値としてデフォルト値を書き込む」を指定す
る所定のコード番号を数値キーK8により入力して、エ
ンターキーK7を押操作する。この押操作に応答し、マ
イクロコンピュータ12は、デフォルト値を初期設定値
として書き込む処理(複写処理)を実行する。以後、図
4のフローチャートに示す設定処理を行って、修正が必
要な動作パラメータのみを修正する。このようにすれ
ば、通常は、初期値設定の処理が容易になる。
【0032】以上で、初期値設定処理が終了する。
【0033】次に、電動機21を実際に運転・制御する
ために、内部メモリ121に動作パラメータ(現在の動
作パラメータ)を設定する。この設定処理のため、操作
者は、プログラムキーK6により、表示・操作パネル1
4の動作モードを機能コード表示モードに切り換える。
次に、「動作パラメータの一括書換」を指定する所定の
コード番号を数値キーK8により入力して、エンターキ
ーK7を押操作する。
【0034】このキー操作に応答し、マイクロコンピュ
ータ12は、図5に示す所定の一括書き換え処理を行
う。まず、マイクロコンピュータ12に、一括書換を行
うためのパラメータ番号を数値キーK8により入力する
と、表示部141にデータ「0」を表示する(ステップ
S201)。
【0035】ここでユーザが、不揮発性記憶部13に設
定されている初期値を内部メモリ121に複写したい場
合には、数値キーK8で値「1」を入力し、不揮発性記
憶部13に登録されているデフォルト値を内部メモリ1
21に複写したい場合には、数値キーK8で値「2」を
入力し、続いて、エンターキーK7を押下する。マイク
ロコンピュータ12は、入力された値を判別し(ステッ
プS202,S203)、値が「1」であると判別され
た場合は、不揮発性記憶部13から初期値を順次読み出
して、内部メモリ121に書き込む(ステップS20
4)、一方、入力された値が「2」であると判別された
場合は、不揮発性記憶部13からデフォルト値を順次読
み出して、内部メモリ121に書き込む(ステップS2
05)。
【0036】続いて、マイクロコンピュータ12は、内
部メモリ121に格納された動作パラメータの編集処理
を実行する(ステップS206)。この処理の内容は、
アクセスの対象が内部メモリ121である点を除けば、
図4のフローチャートに示す処理と実質的に同一であ
り、操作者は、制御する対象に応じて、動作パラメータ
をキー操作により個別に適宜設定する。
【0037】内部メモリ121の設定完了後、操作者
は、電動機21を駆動するため、ドライブキーK1を押
下する。マイクロコンピュータ12は、ドライブキーK
1の押操作に応答して、内部メモリ121に記憶されて
いる動作パラメータ(現在のパラメータ値)に従って、
インバータ回路15を介して電動機21を始動し(イン
バータ回路15の出力する電力を制御することにより電
動機21を始動し)、また、ストップキーK2の押操作
に応答して、停止する。
【0038】電動機21の交換、駆動対象物の交換等の
種々の原因により、3相インバータ装置11の動作パラ
メータを再設定する必要が生ずる場合がある。この場
合、修正する動作パラメータの数が少ない場合には、操
作者は、動作パラメータを個別に指定して、その値を修
正する。この動作は、処理対象の記憶装置が、不揮発性
記憶部13であるか内部メモリ121であるかの別を除
けば、図4に示す処理と実質的に同一である。
【0039】一方、訂正個所が多い場合、特に、何回か
動作パラメータの修正を行った後で、どのパラメータが
修正済みで、どのパラメータが未修正であるかがはっき
りしないような場合には、内部メモリ121の内容を一
旦初期値又はデフォルト値にに復旧し、その後、訂正し
た方が訂正がしやすい場合がある。この場合には、操作
者は、図5の処理により、不揮発性記憶部13に記憶さ
れている初期値とデフォルト値の一方を選択し(ステッ
プS202,S203)、内部メモリ121の内容を初
期値又はデフォルト値に復旧し(ステップS204,S
205)、続いて、一部の動作パラメータを個別に修正
(編集)する(ステップS206)。
【0040】不揮発性記憶部13に登録されている初期
値は、このユーザにとって一般的なパラメータ値のセッ
トが格納されているので、修正量も少なく、修正も比較
的容易なことが多い。また、従来と全く異なる対象を制
御する場合等には、デフォルト値を選択して内部メモリ
121に展開し、これを修正することにより、修正量を
抑えることができる場合がある。従って、動作パラメー
タの修正(編集)を効率良く行うことができる。
【0041】上記実施の形態においては、不揮発性記憶
部13に記憶される初期値は1組(1セット)であった
が、システムによっては、図6に示すように、複数の初
期値を設定できるようにしてもよい。さらに、初期値の
各セットについて、その制御対象の装置と組み合わせる
ようにしても良い。この場合、例えば、図7のフローチ
ャートに示すように、制御対象装置の種類に応じて、初
期値のセットの番号を指定すると(ステップ302、S
303)、指定した番号(0〜n)に対応する初期値の
セット又はデフォルト値を内部メモリ121に設定する
ようにすればよい。この手法によれば、制御対象装置に
適した初期値のセットが内部メモリ121にセットされ
るので、修正量をさらに少なくすることができる。
【0042】さらに、インデックスを設け、制御対象装
置の機種等を指定すると、インデックスにより、対応す
る初期値の番号を選択し、その番号の初期値のセットを
内部メモリ121に展開するようにしてもよい。
【0043】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記
実施の形態では、表示部141としてセブンセグメント
方式の比較的小さいものを採用したが、例えば、液晶表
示パネルなどの表示素子を使用することも可能である。
【0044】また、動作パラメータのデフォルト値及び
初期値を不揮発性記憶部13に記憶しておく必要はな
く、例えば、パラメータ値とデフォルト値との比較を行
う毎に、所定の処理を行ってマイクロコンピュータ12
が生成するようにしてもよい。また、デフォルト値や初
期値を不揮発性記憶部13に記憶させておく必要はな
く、バックアップされた内部メモリ121に記憶させる
ようにしてもよい。また、不揮発性記憶部13を着脱可
能なフラッシュメモリなどから構成し、パーソナルコン
ピュータのスロットに装着して、コンピュータ上で、初
期値を設定、変更できるようにしてもよい。この構成に
よれば、初期値の設定・更新がより容易になる。
【0045】図1及び図3に開示したハードウエア構
成、図2及び図6に示したメモリマップ、図4、図5、
図7に示す処理手順等は任意に変更可能である。さら
に、以上の説明では、動作パラメータに従って動作する
3相インバータ装置で電動機を制御する実施の形態を説
明したが、制御対象は任意であり、様々な電気・電子機
器をデフォルト値から変更した動作パラメータを用いて
制御可能な制御装置に広く適用可能である。
【0046】なお、コンピュータを、上述の制御装置の
全部又は一部として動作させ、或いは、上述の設定処理
を実行させるためのプログラムをCD−ROM、MO等
のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布
し、これをコンピュータにインストールし、上述の手段
として動作させ、或いは、上述の工程を実行させてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、制御装置の動作パラメータの設定、変更などを容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る3相インバータ装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す内部メモリに記憶される動作パラメ
ータと、不揮発性記憶部に記憶されるデフォルトの動作
パラメータの例を示す図である。
【図3】表示・操作パネルの一例を示す図である。
【図4】図1に示す初期パラメータを設定する処理を示
すフローチャートである。
【図5】内部メモリの内容を、初期値又はデフォルト値
に復帰する処理を示すフローチャートである。
【図6】複数セットの初期値を設定した例を示す図であ
る。
【図7】初期値のセットが複数存在する場合に、内部メ
モリの内容を、初期値又はデフォルト値に復帰する処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 3相インバータ装置 12 マイクロコンピュータ 13 不揮発性記憶部 14 表示・操作パネル 15 インバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H004 GA22 MA04 5H007 AA05 BB06 CA00 CB00 DB01 DB12 GA11 HA03 5H576 JJ17 KK05 MM10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動作パラメータのユーザ設定初期値を記憶
    する初期値記憶手段と、 動作パラメータの現在の値を記憶する動作パラメータ記
    憶手段と、 前記動作パラメータ記憶手段に記憶されている動作パラ
    メータを用いて、制御対象装置を制御する制御手段と、 ユーザ操作に応答して、前記初期値記憶手段に、動作パ
    ラメータの初期値を登録する初期値登録手段と、 ユーザ操作に応答して、前記初期値記憶手段に記憶され
    ているユーザ設定初期値を、前記動作パラメータ記憶手
    段に復旧する復旧手段と、を備えることを特徴とする制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記動作パラメータ記憶手段に記憶された
    動作パラメータを編集する手段を備える、ことを特徴と
    する請求項1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】前記初期値記憶手段は、複数組のユーザ設
    定初期値を記憶し、 前記復旧手段は、前記初期値記憶手段に記憶された複数
    組のユーザ設定初期値のうちの1つを指定する手段と、
    指定されたユーザ設定初期値を前記動作パラメータ記憶
    手段に書き込む手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】動作パラメータのデフォルト値を記憶する
    デフォルト値記憶手段を備え、 前記初期値登録手段は、前記デフォルト値記憶手段に記
    憶されているデフォルト値を編集して、前記初期値記憶
    手段に登録する手段を備える、ことを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】前記制御対象装置は電動機を備え、 前記電動機を駆動・制御するインバータ電源装置を構成
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載の制御装置。
  6. 【請求項6】動作パラメータを、ユーザの操作に応答し
    て初期値として初期値記憶手段に登録し、 動作パラメータ記憶手段に記憶されている動作パラメー
    タに従って制御対象装置を制御し、 ユーザ操作に応答して、前記初期値記憶手段に記憶され
    ている動作パラメータを前記動作パラメータ記憶手段に
    書き込むことにより、動作パラメータを初期値に復旧
    し、 復旧した動作パラメータを編集することにより、任意の
    動作パラメータのセットを設定する、ことを特徴とする
    動作パラメータの設定方法。
  7. 【請求項7】コンピュータに、 ユーザが定義する動作パラメータを、ユーザの操作に応
    答して初期値として初期値記憶手段に登録し、 動作パラメータ記憶手段に記憶されている動作パラメー
    タに従って制御対象装置を制御し、 ユーザ操作に応答して、前記初期値記憶手段に記憶され
    ている動作パラメータを前記動作パラメータ記憶手段に
    書き込むことにより、動作パラメータを初期値に復旧
    し、 復旧した動作パラメータを編集することにより、任意の
    動作パラメータのセットを設定する、 ための処理を実行させるためのプログラムを記憶したこ
    とを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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