JP2021022958A - モータ制御装置及びモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置及びモータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作者が自らの操作で特定パラメータの値を一時的に変更した場合において、その後操作者が操作を特に行わなくても、自動的に当該変更された特定パラメータの値を元に戻す。【解決手段】モータ制御装置12は、モータ11の制御に係わる複数の制御パラメータそれぞれの指示値を記憶するRAM905と、RAM905に記憶された指示値に基づき、モータ11を制御する電力変換制御部31と、少なくとも1つの特定パラメータの1次指示値をRAM905に設定する1次設定部37Aと、外部端末13を介した変更指示に基づき、1次設定部37Aにより設定された1次指示値に代えて、変更指示に対応した2次指示値をRAM905に設定する2次設定部37Bと、2次指示値の設定後、所定の復帰条件が満足されたことを契機に、2次指示値に代えて1次指示値をRAM905に再設定する再設定部37Cと、を有する。【選択図】図4

Description

開示の実施形態は、モータ制御装置及びモータ制御方法に関する。
特許文献1には、閾値変更処理を実行してから予め規定された一定時間を経過したときに、閾値を第2閾値から第1閾値へと戻す処理を実行する、モータ制御システムが開示されている。
特開2012−060710号公報
例えば、モータを制御する複数のパラメータが存在する場合、それら複数のパラメータのうちのある特定パラメータについては、通常運転に入る前のモータの調整や試運転の間だけ、当初の設定値から一時的に値を変更しておき、調整や試運転が終了したら元の設定値に戻したい、というニーズがあり得る。そのような特定パラメータの値の一時的な変更及び元の設定への復帰を操作者が行う場合に、例えば変更後に元に復帰させるのをうっかり失念する、等が起こり得る。
しかしながら、上記従来技術では、上記のようなニーズ、及び、その場合に起こり得る上記復帰の失念等へついては、特に考慮されていなかった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、操作者が自らの操作で特定パラメータの値を一時的に変更した場合において、その後操作者が操作を特に行わなくても、自動的に当該変更された特定パラメータの値を元に戻すことができるモータ制御装置及びモータ制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、モータの駆動を制御するモータ制御装置であって、前記モータの制御に係わる複数の制御パラメータそれぞれの指示値を記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部に記憶された前記指示値に基づき、前記モータを制御するモータ制御部と、前記複数の制御パラメータのうち少なくとも1つの特定パラメータの、1次指示値を前記第1記憶部に設定する1次設定部と、操作部を介した変更指示に基づき、前記1次設定部により設定された前記1次指示値に代えて、前記変更指示に対応した2次指示値を前記第1記憶部に設定する2次設定部と、前記2次設定部による前記2次指示値の設定後、所定の復帰条件が満足されたことを契機に、前記2次指示値に代えて前記1次指示値を前記第1記憶部に再設定する再設定部と、を有するモータ制御装置が適用される。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、モータの駆動を制御するモータ制御方法であって、前記モータの制御に係わる複数の制御パラメータそれぞれの指示値を記憶することと、前記記憶された前記指示値に基づき、前記モータを制御することと、前記複数の制御パラメータのうち少なくとも1つの特定パラメータの、1次指示値を設定することと、操作部を介した変更指示に基づき、前記設定された前記1次指示値に代えて、前記変更指示に対応した2次指示値を設定することと、前記2次指示値の設定後、所定の復帰条件が満足されたことを契機に、前記2次指示値に代えて前記1次指示値を再設定することと、を有するモータ制御方法が適用される。
本発明によれば、操作者が自らの操作で特定パラメータの値を一時的に変更した場合において、その後操作者が操作を特に行わなくても、自動的に当該変更された特定パラメータの値を元に戻すことができる。
一実施形態のモータ制御システムの構成の一例を表すブロック図である。 外部端末として用いられる専用の端末装置の外観の構成例を示す説明図である。 モータ制御回路部のハードウェア構成例を表す機能ブロック図である。 モータ制御回路部が実行する処理内容を模式的に示すソフトウェアブロック図である。 パラメータ設定部の1次設定部、2次設定部、及び再設定部により実行される本実施形態の手法の概要を説明する説明図である。 タイマーが稼動しているときの専用端末の表示例を示す説明図である。 パラメータ設定部が実行する制御手順を表すフローチャートである。 退避域を設けない変形例において、パラメータ設定部の1次設定部、2次設定部、及び再設定部により実行される手法の概要を説明する説明図である。 パラメータ設定部が実行する制御手順を表すフローチャートである。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<モータ制御システムの構成例>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態のモータ制御システムの構成の一例について説明する。
図1は本実施形態のモータ制御システムのハードウェア構成を模式的なブロック図で示している。この図1に示すように、モータ制御システム1は、モータ11と、モータ制御装置12と、外部端末13とを有する。
モータ11は、後述のモータ制御装置12から供給される電力(以下適宜、給電電力という)により駆動されてそのエネルギーを機械的な力や変位に変換する電動機である。このモータ11は、機械的構成や電磁気的動作方式の違いにより回転形、直動形、同期形、誘導形など多様な種別のものを適用できる。この例では、モータ11は、出力変位を検出可能な位置検出器14を備えている。
モータ制御装置12は、交流電源15から供給される交流電力を適宜の給電電力に変換して上記モータ11に給電し、その駆動を制御する。このモータ制御装置12は、主にコンバータ21と、インバータ22と、モータ制御回路部23と、を有している。
コンバータ21は、内部に備えた図示しない整流回路及び平滑回路により、交流電源15から供給される交流電力を所望の直流電力に変換する。インバータ22は、内部に備えた図示しない複数の半導体スイッチング素子からなるブリッジ回路を切り替えることにより、コンバータ21から供給される直流電力を所望の給電電力に変換し上記モータ11に給電する。
モータ制御回路部23は、図示しない上位制御装置からの指令と、インバータ22の出力電流値や上記モータ11が備える位置検出器14からの出力変位の検出信号とに基づいて、上記インバータ22の電力変換を制御する。このとき、本実施形態のモータ制御装置12では、モータ11の制御、詳細にはインバータ22の制御に係わる複数の制御パラメータが備えられている。モータ制御回路部23は、外部端末13により設定されるそれら制御パラメータの指示値(後述)、上記上位制御装置あるいは図示しない外部からの入力信号に基づき、インバータ22の電力変換を制御する。
外部端末13(操作部の一例)は、そのモータ制御装置12についての専用の端末装置のほか、例えば汎用パーソナルコンピュータや、上記モータ制御装置12と別体のエンジニアリングツール等で構成され、モータ制御装置12に外部から接続することで各種情報を送受信する。あるいは、外部端末13を、携帯電話、PDA等の情報端末により構成してもよい。外部端末13とモータ制御装置12との間の情報送受信は、有線通信であってもよいし、適宜の規格の無線通信であってもよい。
この外部端末13は、表示部13Aと、パラメータ選択部13Bと、指示値入力部13Cと、指示部13Dと、継続変更指示部13Eと、を備えている。後述するパラメータ設定・変更を実行する際には、外部端末13の表示部13Aが、モータ制御装置12から受信する情報に基づいてパラメータ設定画面(図示省略)を表示する。また、パラメータ選択部13Bを介した操作者の選択操作、指示値入力部13Cを介した操作者の入力操作、指示値入力後における指示部13D又は継続変更指示部13Eを介した操作者のパラメータ変更指示操作(変更指示の一例)に基づき、外部端末13は、各制御パラメータの値を操作者が所望する指示値に変更するためのパラメータ変更指令をモータ制御装置12へ送信する。外部端末13の上記表示部13Aは、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであってもよい。また上記パラメータ選択部13B、指示値入力部13C、指示部13D、継続変更指示部13Eは、典型的には、後述する専用の端末装置(キーパッド)に備えられる各種のキーで構成することができる。あるいは、外部端末13が、表示部13Aでの表示機能と、パラメータ選択部13B、指示値入力部13C、指示部13D、継続変更指示部13Eでの操作機能と、を併せ持つ、タッチパネルを備えるようにしてもよい。
なお、外部端末13として、専用の端末装置を用いる場合には、その外観は概ね図2に示すような態様となる。図2に示す例では、外部端末13は、0から9までの数字とアルファベットにより、周波数やパラメータ番号を表示するデータ表示部131と、各種入力キー132と、異常検出(ALM)、逆転指令入力(REV)、ドライブモード(DRV)、出力周波数表示(FOUT)などの状態表示を行うLEDランプ133と、モータ制御装置12の運転中に点灯するRUNランプ134と、オペレータ選択中に点灯するLO/REランプ135と、外部との通信を行う通信用コネクタ136などを備える。
<本実施形態の特徴>
上述したように、本実施形態では、インバータ22に係わる各制御パラメータの指示値は、操作者による外部端末13での操作に対応して設定及び変更可能である。その際、例えばある特定パラメータについては、通常運転に入る前のモータ調整、詳細にはモータ制御装置12の調整や試運転の間だけ、当初の設定値から一時的に値を変更しておき、調整が終了したら元の設定値に戻したい、というニーズがあり得る。しかしながら、そのような特定パラメータの値の一時的な変更及び元の設定への復帰を操作者が行う場合に、例えば変更後に元に復帰させるのをうっかり失念する、等が起こり得る。
<モータ制御回路部の構成例>
以下、上記に対応するために、モータ制御回路部23が備える構成の一例について、図3及び図4により説明する。
図3は、上記モータ制御回路部23のハードウェア構成例を表している。
図3に示すように、モータ制御回路部23は、例えば、インバータ制御用プログラムの記憶領域(プログラムROM904)及びタイマー908を内部に備えるCPU901と、ROM903(第2記憶部の一例)と、RAM905(第1記憶部の一例)と、EEPROM906と、ASIC又はFPGA等の特定の用途向けに構築された専用集積回路907と、入力装置913と、出力装置915と、接続ポート921と、通信装置923と、必要に応じて適宜のストレージ装置917と、ドライブ919とを有する。またRAM905には、通常領域905A(第1領域の一例)と、この通常領域905Aとは別に設けられる退避域905B(第2領域の一例)と、が備えられている(詳細は後述)。これらの構成は、バス909及び入出力インターフェース911を介し、相互に信号を伝達可能に接続されている。
ストレージ装置917は記録装置の一種であり、例えば後述のプログラムを記録しておくことができる。なお、プログラムはCPUの上記プログラムROM904に格納させるほか、上記ROM903、RAM905、及びEEPROM906のいずれかに記憶させても良い。
また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスクなどの磁気ディスク、各種のCD・MOディスク・DVD等の光ディスク、半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体925に、一時的又は永続的に記録しておくこともできる。このようなリムーバブル記憶媒体925は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することもできる。この場合、これらのリムーバブル記憶媒体925に記録されたプログラムは、上記ドライブ919により読み出されて、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置に記録されてもよい。
さらに、プログラムは、例えば、ダウンロードサイト・他のコンピュータ・他の記録装置等(図示せず)に記録しておくこともできる。この場合、プログラムは、LANやインターネット等のネットワークNWを介し転送され、上記通信装置923がこのプログラムを受信する。そして、通信装置923が受信したプログラムは、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置に記録されてもよい。
また、プログラムは、例えば、適宜の外部接続機器927に記録しておくこともできる。この場合、プログラムは、適宜の上記接続ポート921を介し転送され、入出力インターフェース911やバス909等を介し上記記録装置に記録されてもよい。
<モータ制御回路部が実行するソフトウェアブロックの構成例>
図4は、CPU901が上記記録装置等に記録されたプログラムに従い各種の処理を実行することで、モータ制御回路部23によって実現される処理内容を、模式的にソフトウェアブロック図で示した図である。この図4に示すように、モータ制御回路部23は、電力変換制御部31と、表示制御部35と、パラメータ設定部37と、を機能的に有している。上述したように、これらの各部は、上記CPU901が実行するプログラムにより実装される。
電力変換制御部31(モータ制御部の一例)は、例えば上位制御装置から入力される速度指令等の指令と、位置検出器14から入力されるモータ11の出力変位の検出信号やインバータ22の出力電流値と、に基づき、所定のループ制御及びPWM制御による電力変換制御を行う。この電力変換制御に基づいて、インバータ22の内部に備えられる半導体スイッチング素子の切替信号が電力変換制御部31からインバータ22へと出力される。これにより、インバータ22のモータ11への給電電力が制御される。
このとき、インバータ22に対して上記電力変換制御部31が行う電力変換制御の処理は、モータ制御回路部23に備えられる制御プログラムモジュール32により実行される。その際、制御プログラムモジュール32により用いられる上記複数の制御パラメータの値(指示値)が、パラメータ設定部37により設定される。上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理は、RAM905の通常領域905Aに設定された指示値を参照して行われる(詳細は後述)。パラメータ設定部37は、外部端末13から入力された上記パラメータ変更指令に基づき、上記制御パラメータの指示値を設定する。またパラメータ設定部37は、1次設定部37A、2次設定部37B、及び再設定部37Cを備えており、上記制御パラメータの指示値に関し、前述した、ROM903と、RAM905の通常領域905A及び退避域905Bと、EEPROM906とに対する入出力の制御を行う(詳細は後述)。
表示制御部35は、外部端末13の表示部13Aが上記制御パラメータの指示値に関する表示を行うための表示制御信号を生成し、外部端末13へ出力する。外部端末13の表示部13Aはこの表示制御信号に基づき、上記パラメータ設定画面を表示する。
なお、モータ制御回路部23における上記の各処理は、上記の各機能部31,32,35,37による処理分担の例に限定されない。例えば、1つの機能部で処理されたり、更に細分化された多数の機能部により分担処理されてもよい。
<モータ制御装置における特定パラメータ以外の制御パラメータ設定>
モータ制御装置12における全ての制御パラメータ及びその指示値は、ROM903及びEEPROM906に記録される。ROM903には、工場出荷時における全ての制御パラメータの指示値を記憶させ、ユーザが特定パラメータ以外の制御パラメータの設定を変更した場合は、その変更した値をEEPROM906に記憶させる。
先に図2に示した外部端末13を用いたときの制御パラメータの指示値の変更は、入力キー132による、パラメータ設定モード(詳細は後述)の選択、パラメータ番号の選択、パラメータの指示値の変更を行い、最後にENTERキー132Aを押下することで、選択された制御パラメータの指示値が変更されることになる。
一連の指示値入力後における継続変更指示部13Eを介した操作者のパラメータ変更指示操作に基づき、外部端末13は、各制御パラメータの値を操作者が所望する指示値に変更するためのパラメータ変更指令をモータ制御装置12へ送信し、特定パラメータ以外の制御パラメータについては、RAM905の通常領域905Aにおける当該パラメータの指示値と、EEPROM906における当該パラメータの指示値と、を書き換える。
そして、モータ制御装置12の電源投入がなされたタイミングで、ROM903に記憶された制御パラメータの指示値を読み込んで通常領域905Aにコピーし、続いて、EEPROM906に記憶された制御パラメータの指示値を読み込んで通常領域905Aに上書きするようにする。
そうすることで、特定パラメータ以外の制御パラメータについては、電源を再投入した後であっても、ユーザが変更した制御パラメータの指示値が反映されるようになるし、ROM903に記憶された制御パラメータの指示値を読み込んでEEPROM906にコピーするようにすれば、制御パラメータの指示値を工場出荷時の設定に戻すことが可能となる。
<本実施形態の手法の概要>
前述した、特定パラメータの値の一時的な変更及び元の設定への復帰、並びに当該復帰の失念に対応するために、上記パラメータ設定部37の1次設定部37A、2次設定部37B、及び再設定部37Cにより実行される、本実施形態の手法の概要を、図5により説明する。
図5において、この例では、まず、ROM903に、後述の電源投入より前の状態において、例えば工場出荷時に書き込まれた上記特定パラメータの初期値「100」が記憶されている。なお、この初期値「100」は書き換えられることなくROM103において保持される。またEEPROM906にも、後述の電源投入より前の状態において、操作者が外部端末13のパラメータ選択部13Bで上記特定パラメータを選択した後に指示値入力部13Cにて入力しさらに後述する継続変更指示部13Eによって指示した、当該特定パラメータの指示値「108」が予め記憶されている。
その後、モータ制御装置12の電源投入がなされたタイミングで、パラメータ設定部37の上記1次設定部37Aにより、ROM903の上記初期値「100」が読み出されてRAM905の通常領域905Aに書き込まれ、通常領域905Aにおいて指示値として設定される。さらに、同様に1次設定部37Aにより、EEPROM906の上記指示値「108」が読み出されて通常領域905Aに書き込まれることで通常領域905Aの記憶内容が上書き更新され、当該「108」が通常領域905Aにおいて1次指示値として設定される。
その後、例えば操作者が、上記パラメータ選択部13Bで上記特定パラメータを選択し、指示値入力部13Cにて新たな指示値「150」を入力し、指示部13Dにてこの指示値「150」へ変更する上記パラメータ変更指示操作を行う。具体的には、例えば前述の図2に示した外部端末13を用いたときの特定パラメータの変更は、入力キー132による、パラメータ設定モードの選択、パラメータ番号の選択、パラメータの指示値の変更を行い、最後にENTERキー132Aを押下することで、選択された制御パラメータの指示値が変更されることになる。一連の指示値入力後における指示部13Dを介した操作者のパラメータ変更指示操作に基づき、外部端末13は、各制御パラメータの値を操作者が所望する指示値に変更するためのパラメータ変更指令をモータ制御装置12へ送信する。すると、対応するパラメータ変更指令が外部端末13から入力されることで、パラメータ設定部37の上記2次設定部37Bにより、上記通常領域905Aの上記1次指示値「108」が読み出されてRAM905の退避域905Bに書き込まれる。さらに、同様に2次設定部37Bにより、上記新たな指示値「150」が通常領域905Aに書き込まれることで通常領域905Aの記憶内容が上書き更新され、当該「150」が通常領域905Aにおいて2次指示値として設定される。すなわち通常領域905Aでは、先の1次指示値「108」に代えて2次指示値「150」が設定されることとなる。そして、この通常領域905Aへの2次指示値の設定時から、上記タイマー908による経過時間の計測が開始される。
タイマー908の計測が始まると、再設定部37Cは、復帰条件が満足されない間は、外部端末13に復帰条件が満足されない旨の信号を送信し、外部端末13は、当該信号に基づき、データ表示部131にて復帰条件が満足されない旨の表示を行うようにするとよい。
タイマー908が稼動しているときの専用端末の表示例について、上記図2に対応する図6を用いて説明すると、再設定部37Cは、特定パラメータの指示値が一時的に変更されていることを示す信号として、「TEST」の文字列を表示させるよう、表示部13Aに対して信号を送信する。表示部13Aは、データ表示部131にて、「TEST」に相当する文字列131Aを表示させるようにし、タイマー908が計測を行っている間、その表示を継続させるようにする。
そうすることで、ユーザは、特定パラメータの指示値による動作が暫定的なものであることを確認しながら調整や試運転を行うことができる。
図5に戻り、その後、上記タイマー908により計測される経過時間が予め定められた所定時間となったら、パラメータ設定部37の上記再設定部37Cにより、上記退避域905Bに記憶されていた上記1次指示値「108」が読み出され、RAM905の通常領域905Aに書き込まれることで通常領域905Aの記憶内容が上書き更新され、当該「108」が通常領域905Aに復帰するように再設定される。すなわち通常領域905Aでは、先の2次指示値「150」に代えて前述の1次指示値「108」が再設定されることとなる。本実施形態では、このように、上記退避域905Bに設定した1次指示値を通常領域905Aに再設定するための条件、言い換えれば、制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理で用いる当該特定パラメータの指示値を1次指示値に復帰させるための復帰条件として、タイマー908により計測した上記経過時間が用いられる。そして、当該経過時間が所定時間となったことをもって、上記復帰条件が満足したとみなされる。
なお、制御パラメータの例としては、例えば、モータ11の最高速度、モータ11の最低速度、位置検出器14の分解能、速度ループゲイン、速度ループ積分時間、負荷レベル、トルク又は電流の指令及び、以上の各項目それぞれについて所定のアラーム報知を行うための閾値、等がある。上記特定パラメータの例としては、例えばモータ11の最高速度やトルク又は電流の指令についての上記閾値が上げられる。なお、特定パラメータは1つとは限られず、複数あっても良い。
<特定パラメータの継続的な設定変更>
上記方法による特定パラメータの設定では、所定条件が満足されると、特定パラメータの指示値をもとの設定値に戻すことになり、継続的な変更をすることが出来ない。
そこで、モータ制御装置12に、特定パラメータの指示値を継続的に変更できる機能を追加する。
すなわち、外部端末13にて、特定パラメータの指示値を継続的に変更させるモード(以下適宜、「継続的変更モード」という)を選択したうえで、特定パラメータの変更指示を行ったときは、2次設定部37B及び再設定部37Cは起動せず、1次設定部37Aは、さらに変更指示に基づいてROM903に記憶された特定パラメータの指示値を書換えるようにする。
例えば、外部端末13には、上記継続的変更モードを選択できるよう、機能を追加する。例えば、先に図2に示した外部端末13を用いたとき、LO/REキー132Bの押下で、通常のモードと、継続的変更モードとを切り替えるようにし、継続的変更モードとなる場合には、LO/REランプ135を点灯させるようにする。
継続的変更モードとなっている中で、前述の手法により特定パラメータを選択し、パラメータの指示値の変更を行い、最後にENTERキー132Aを押下すると、選択された特定パラメータの指示値が継続的に変更されることになる。
一連の指示値入力後における継続変更指示部13Eを介した操作者のパラメータ変更指示操作に基づき、外部端末13は、特定パラメータの値を操作者が所望する指示値に変更するためのパラメータ変更指令をモータ制御装置12へ送信し、RAM905の通常領域905Aと、EEPROM906の当該パラメータを書き換える。
そうすることで、特定パラメータについては、電源を再投入時した後であっても、ユーザが変更した制御パラメータの指示値が反映されるようになる。
<制御手順>
次に、上述の手法を実現するために上記パラメータ設定部37が実行する制御手順の一例について、図7に示すフローチャートを参照しつつ、説明する。このフローは、モータ制御装置12の電源が投入されたときに開始し、前述の入力キー132によりパラメータ設定モードが解除されるまで継続する。また図示は省略するが、モータ制御装置12の電源が投入された後で、入力キー132にて改めてパラメータ設定モードが選択された場合には、図7のフローチャートにおける後述のステップS5及びステップS10を省略して実施される。
図7において、上記電源投入時にまず行われるステップS5で、パラメータ設定部37は、1次設定部37Aにより、ROM903に記憶された制御パラメータの初期値を読み出すとともに、RAM905の通常領域905Aに書き込む。これにより、当該書き込まれた初期値が通常領域905Aにおいて指示値として設定される。さらに、ステップS10で、パラメータ設定部37は、上記同様、1次設定部37Aにより、EEPROM906に記憶済の指示値を読み出すとともに上記通常領域905Aに書き込む。これにより、通常領域905Aの記憶内容が上書き更新され、その上書きされた内容が通常領域905Aにおいて1次指示値として設定される。この結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、この通常領域905Aに設定された1次指示値によって行われる状態となる。
その後、ステップS13において、パラメータ設定部37は、この時点において外部端末13において上記パラメータ設定モードが選択されているか否かを判定する。RAM905の通常領域905Aに制御パラメータの指示値が設定され、上述のようにして外部端末13にてパラメータ設定モードが選択されている間(入力キー132にて改めてパラメータ設定モードが選択されている間を含む)は、ステップS13の判定が満たされて(S13:YES)、ステップS15に処理を移し、制御パラメータの設定変更の受付を行う。
すなわち、ステップS15において、パラメータ設定部37は、外部端末13より前述のパラメータ変更指令が入力されたか否かを判定する。パラメータ変更指令が入力されていなければ判定が満たされず(S15:NO)、ステップS65に移動し、後述のようにパラメータ設定モードが選択されているか否かを判断する。パラメータ変更指令が入力されていた場合は判定が満たされ(S15:YES)、ステップS20に処理を移す。
ステップS20では、パラメータ設定部37は、上記ステップS13で入力されたパラメータ変更指令が、予め定められた上記特定パラメータに係わる指示であったか否かを判定する。上記特定パラメータに係わる指示ではなかった場合は判定が満たされず(S20:NO)、後述のステップS55に処理を移す。上記特定パラメータに係わる指示であった場合は判定が満たされ(S20:YES)、ステップS25に処理を移す。
ステップS25では、パラメータ設定部37は、上記ステップS13で入力した特定パラメータに係わる上記パラメータ変更指令が、前述したような特定パラメータの復帰前提の一時的な変更ではない継続的変更であるか否かを判定する。
すなわち、本実施形態では、操作者によるパラメータ選択部13Bでの特定パラメータの選択、指示値入力部13Cでの指示値の入力、指示部13Dでのパラメータ変更指示操作、が行われることにより、前述したような、退避域905Bへの1次指示値の退避、及び、その後の所定時間の経過による1次指示値の通常領域905Aへの復帰、が実行可能な当該特定パラメータの一時的変更処理を行うことができる。そしてさらに、本実施形態では、この一時的変更処理に加えて、既に述べたように、操作者が当該特定パラメータを一時的に変更するのではなく継続的な変更処理を望む場合には、例えば操作者は、上記同様のパラメータ選択部13Bでの特定パラメータの選択と、指示値入力部13Cでの指示値の入力とを行った後、指示部13Dの指示操作に代えて上記継続変更指示部13Eの操作(例えば、前述したような、LO/REキー132Bの押下に引き続いて行われる特定パラメータの設定変更操作)を行うことで、当該特定パラメータの継続的な変更処理を行うことができる。
このステップS25では、パラメータ設定部37は、ステップS15で入力した特定パラメータに係わる上記パラメータ変更指令が、上記指示部13Dでのパラメータ変更指示操作に基づく上記一時的変更処理ではなく、上記継続変更指示部13Eでのパラメータ変更指示操作に基づく上記継続的変更処理であったか否かを判定する。ステップS15で入力したパラメータ変更指令が継続的変更処理を意図する指示であった場合は、ステップS25の判定が満たされ(S25:YES)、ステップS55に処理を移す。
ステップS55では、パラメータ設定部37は、2次設定部37Bにより、ステップS15で入力したパラメータ変更指令に含まれる指示値をEEPROM906に書き込む。これにより、EEPROM906の記憶内容が上書き更新され、その上書きされた内容がEEPROM906において2次指示値として設定される。さらにその後ステップS60で、パラメータ設定部37は、上記同様、2次設定部37Bにより、ステップS15で入力したパラメータ変更指令に含まれる指示値を通常領域905Aに書き込む。これにより、通常領域905Aの記憶内容が上書き更新され、その上書きされた内容が通常領域905Aにおいて2次指示値として設定される。この結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、この通常領域905Aに設定された2次指示値によって行われる状態となる。ステップS60の処理が完了したら、後述のステップS65に移動し、パラメータ設定モードが選択されているか否かが判断される。
一方、前述のステップS25において、先のステップS15で入力したパラメータ変更指令が一時的変更処理を意図する指示であった場合は、ステップS25の判定が満たされず(S25:NO)、ステップS30に処理を移す。
ステップS30では、パラメータ設定部37は、2次設定部37Bにより、ステップS10でRAM905の通常領域905Aに設定された1次指示値を読み出して上記退避域905Bに書き込む。さらに、ステップS40で、パラメータ設定部37は、2次設定部37Bにより、ステップS15で入力したパラメータ変更指令に含まれる指示値を通常領域905Aに書き込む。これにより、通常領域905Aの記憶内容が上書き更新され、その上書きされた内容が通常領域905Aにおいて2次指示値として設定される。この結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、この通常領域905Aに設定された2次指示値によって行われる状態となる。
ステップS35による2次指示値の書き込みが完了したタイミングで、パラメータ設定部37は、ステップS40において、上記タイマー908を用いた経過時間のカウントを開始する。
その後、ステップS45で、パラメータ設定部37は、上記タイマー908により計測している上記経過時間が、予め定められた上記所定時間になったか否かを判定する。当該所定時間が経過するまでは判定が満たされず(S45:NO)ループ待機し、当該所定時間が経過したら判定が満たされ(S45:YES)、ステップS50に処理を移す。
ステップS50では、パラメータ設定部37は、再設定部37Cにより、ステップS30でRAM905の退避域905Bに書き込まれた1次指示値を読み出して再度上記通常領域905Aに書き込む。これにより、通常領域905Aの記憶内容が当該1次指示値に上書き更新される。この結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、この1次指示値によって行われる状態に復帰する。ステップS50の処理が完了したら、ステップS65に移動する。
ステップS65では、前述のステップS13と同様、パラメータ設定部37は、この時点において外部端末13において上記パラメータ設定モードが選択されているか否かを判定する。外部端末13にてパラメータ設定モードが選択されている間はステップS65の判定が満たされ(S65:YES)、ステップS15に処理を戻して、上記同様、制御パラメータの設定変更の受け付けを継続する。外部端末13にてパラメータ設定モードの選択が解かれた場合にはステップS65の判定が満たされず(S65:NO)このフローの処理を終了する。
<本実施形態による効果の一例>
以上説明したように、本実施形態においては、まず、パラメータ設定部37の1次設定部37Aが、特定パラメータについての1次指示値をRAM905に設定する。この設定された1次指示値を一時的に変更する意図で操作者が外部端末13を介し上記パラメータ変更指示操作を行うことで、2次設定部37Bが、上記記憶された1次指示値に代えて上記パラメータ変更指示操作に対応した2次指示値を、RAM905に設定する。この2次指示値の設定後、所定の復帰条件が満足されると、パラメータ設定部37の再設定部37Cが、上記記憶された2次指示値に代えて、元々の1次指示値をRAM905に再設定する。以上の結果、操作者が自らの操作で上記特定パラメータの値を一時的に変更した場合において、その後操作者が操作を特に行わなくても、自動的に当該変更された特定パラメータの値を元に戻すことができる。この結果、操作者にとっての利便性を向上することができる。
典型的な例としては、上記特定パラメータとして、上記アラーム報知を行うための閾値を用いる場合の効果があげられる。すなわち例えば、一般に、モータ制御装置12の通常運転を開始する前の試運転の際には、操作者により、各制御パラメータの指示値を大きく増大させ、減少させる等の調整が行われる。その際、上記アラーム報知のための閾値が上記通常運転に合わせた値になったままであると、当該指示値の増大・減少のたびに上記閾値を超えて逸脱しアラーム報知が行われ煩雑となる。そのため、当該逸脱が行われないように上記閾値を上記パラメータ変更指示操作にて変更する場合が多い。この変更した閾値は試運転の終了時には忘れずに元の値に戻す必要があるが、本実施形態における上記手法を適用することで、上記閾値の変更後に操作者が操作を特に行わなくても、自動的に当該閾値の値を元に戻すことができる。
また、本実施形態では特に、RAM905が、通常領域905Aと退避域905Bとを備えている。そして、操作者が自らのパラメータ変更指示操作で特定パラメータの値を一時的に変更したとき、変更前の1次指示値が2次設定部37Bによって退避域905Bに設定された後、その後の再設定時において当該1次指示値が再設定部37Cによって退避域905Bから読み出されて再び通常領域905Aに設定される。このように1次指示値を退避域905Bに退避して記憶させておくことで、変更前の1次指示値を確実に保持した態様で、特定パラメータの値を元に戻すことができる。
また、本実施形態では特に、上記特定パラメータの初期値が、予めROM903に記憶されている。そして、電源投入時において、パラメータ設定部37の1次設定部37Aが、そのROM903に記憶された初期値を読み出してRAM905に設定し、かつ、さらにそのRAM905に対して上記1次指示値を設定することで記憶内容を上書き更新する。これにより、例えば工場出荷時より保持されていた特定パラメータの初期値を用いつつ、その後操作者の意図を反映した1次指示値をRAM905に設定することができる。
また、本実施形態では特に、パラメータ設定部37の再設定部37Cが、上記復帰条件として、2次設定部37Bによる2次指示値の設定から所定時間が経過したことを契機として、1次指示値をRAM905に再設定する。これにより、操作者が自らのパラメータ変更指示操作で特定パラメータの値を2次指示値に変更した場合に、その後操作者が操作を特に行わなくても、上記2次指示値への変更から所定時間が経過したときに、当該変更された特定パラメータの値を確実に元に戻すことができる。
<変形例等>
なお、実施形態は、上記内容に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順次説明する。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
<タイマー計測以外の復帰条件を設定する場合>
上記実施形態においては、図7のステップS40及びステップS45等でも説明したように、制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理で用いる当該特定パラメータの指示値を1次指示値に復帰させるための上記復帰条件が満足する態様として、タイマー908により計測した経過時間が所定時間となったこと、が用いられたが、これに限られない。すなわち、上記復帰条件が満足する態様として、例えばモータ制御装置12の電源が再投入されたことを契機に、上記再設定部37Cにより上記退避域905Bに記憶されていた上記1次指示値「108」が読み出されRAM905の通常領域905Aに書き込まれるようにしてもよい。この場合も前述と同様、操作者が自らのパラメータ変更指示操作で特定パラメータの値を2次指示値に変更した場合に、その後操作者が操作を特に行わなくても、モータ制御装置12の電源が再投入されたときに、当該変更された特定パラメータの値を確実に元に戻すことができる。
<退避域を設けない変形例>
すなわち、本変形例では、RAM905に上記実施形態のような退避域905B及び通常領域905Aを設けることなく、前述のようにユーザのパラメータ変更指示操作に基づき変更された特定パラメータの値が元の値に戻される。なお、本変形例においては、制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理は、RAM905に設定された指示値を参照して行われる。
<変形例の手法の概要>
この変形例における、パラメータ設定部37の1次設定部37A、2次設定部37B、及び再設定部37Cにより実行される、本実施形態の手法の概要を、上記実施形態の図5に相当する図8により説明する。
図8において、まず、上記実施形態と同様、ROM903に上記特定パラメータの初期値「100」が記憶されている。またEEPROM906にも、操作者が外部端末13のパラメータ選択部13Bで上記特定パラメータを選択した後に指示値入力部13Cにて入力しさらに指示部13Dによって指示した、当該特定パラメータの指示値「108」が予め記憶されている。
その後、モータ制御装置12の電源投入がなされたタイミングで、上記実施形態と同様、パラメータ設定部37の上記1次設定部37Aにより、ROM903の上記初期値「100」が読み出されてRAM905に書き込まれて指示値として設定される。さらに、1次設定部37Aにより、EEPROM906の上記指示値「108」が読み出される。このとき、1次設定部37Aは、当該読み出した指示値「108」に基づき、固定的な値「108」(第1値の一例)をとる固定値部分と、「0」(第2値の一例)を初期値として可変な値をとる可変値部分と、の合計で表される「108+0」をRAM905に書き込む。これによりRAM905の記憶内容が上書き更新され、当該「108+0」がRAM905において1次指示値として設定される。
その後、例えば操作者が、上記パラメータ選択部13Bで上記特定パラメータを選択し、指示値入力部13Cにて新たな指示値「150」を入力し、指示部13Dにてこの指示値「150」へ変更する上記パラメータ変更指示操作を行う。すると、対応するパラメータ変更指令が外部端末13から入力されることで、パラメータ設定部37の上記2次設定部37Bにより、上記RAM905に記憶されている上記可変値部分の値「0」が、上記新たな指示値「150」と上記RAM905に記憶されている上記固定値部分の値「108」との偏差である「42」(減少開始値の一例)に変更される。この結果、RAM905の記憶内容は「108+42」に上書き更新され、当該「108+42」がRAM905において2次指示値として設定されることとなる。すなわちRAM905では、先の1次指示値「108」に代えて2次指示値「150」が実質的に設定されることとなる。
そして、このRAM905への2次指示値「108+42」の設定直後から、上記可変値部分「42」に対し所定の減少処理が開始される。具体的には、例えば予め定めた一定周期ごとに、パラメータ設定部37の再設定部37Cにより、適宜の減少偏差△を上記「42」から順次差し引いていく処理が行われ、処理が終わるごとにRAM905の記憶内容が上書き更新される。その後、上記のように順次減少する可変値部分の値が上記初期値に等しい「0」となったら、上記再設定部37Cにより、RAM905の記憶内容が上記1次指示値である「108+0」にて上書き更新されることで、当該「108+0」がRAM905に再設定される。すなわちRAM905では、先の2次指示値「150」に代えて前述の1次指示値「108」が再設定されることとなる。本変形例では、このように、上記1次指示値「108」をRAM905に再設定するための条件、言い換えれば、制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理で用いる当該特定パラメータの指示値を1次指示値に復帰させるための復帰条件として、上記可変値部分の値が用いられる。そして、当該可変値部分の値が初期値である「0」となったことをもって、上記復帰条件が満足したとみなされる。
<制御手順>
次に、本変形例における上述の手法を実現するために上記パラメータ設定部37が実行する制御手順の一例について、上記実施形態の図7に対応する図9に示すフローチャートを参照しつつ、説明する。このフローも、上記実施形態と同様、モータ制御装置12の電源が投入されたときに開始され、前述の入力キー132によりパラメータ設定モードが解除されるまで継続する。また図示は省略するが、モータ制御装置12の電源が投入された後で、入力キー132にて改めてパラメータ設定モードが選択された場合には、図9のフローチャートにおけるステップS5及びステップS10を省略して実施される。
図9に示すフローでは、上記図7のフローに示したステップS5、ステップS10、ステップS30、ステップS60に代えて、ステップS5A、ステップS10A、ステップS30A、ステップS60Aがそれぞれ設けられる。また、ステップS30の後のステップS35、ステップS40、ステップS45、ステップS50が省略されるとともに、ステップS30Aの後にそれらに代わるステップS42、ステップS47、ステップS52が設けられる。
すなわち、上記電源投入時にまず行われるステップS5Aで、パラメータ設定部37の1次設定部37Aにより、ROM903に記憶された制御パラメータの初期値が読み出されてRAM905に書き込まれ、当該書き込まれた初期値がRAM905において指示値として設定される。さらに、ステップS10Aで、上記同様、パラメータ設定部37は、1次設定部37Aにより、EEPROM906に記憶済の指示値を読み出すとともに、その読み出した指示値に基づき、上記固定値部分と上記可変値部分との合計をRAM905に書き込む。これにより、RAM905の記憶内容が上書き更新され、その上書きされた内容がRAM905において1次指示値として設定される。なお、このときの可変値部分の値は、予め定められた初期値に設定される。以上の結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、このRAM905に設定された1次指示値によって行われる状態となる。
その後、上記図7と同様のステップS13、ステップS15、ステップS20、ステップS25が実行される。ステップS20の判定が満たされない場合及びステップS25の判定が満たされた場合は、図7と同様のステップS55を経て、ステップS60Aに処理を移す。ステップS60Aでは、パラメータ設定部37は、2次設定部37Bにより、ステップS15で入力したパラメータ変更指令に含まれる指示値がRAM905に書き込まれて記憶内容が上書き更新され、その上書きされた内容がRAM905において2次指示値として設定される。この結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、このRAM905に設定された2次指示値によって行われる状態となる。ステップS60Aの処理が完了したら、上記図7と同様のステップS65に移動し、パラメータ設定モードが選択されているか否かが判断される。
一方、前述のステップS25において、先のステップS15で入力したパラメータ変更指令が一時的変更処理を意図する指示であった場合は、ステップS25の判定が満たされず(S25:NO)、ステップS30Aに処理を移す。
ステップS30Aでは、パラメータ設定部37は、2次設定部37Bにより、ステップS10AでRAM905に記憶されている上記可変値部分の値を、ステップS15で入力したパラメータ変更指令に含まれる新たな指示値と上記RAM905に記憶されている上記固定値部分の値との偏差に対応した上記減少開始値に変更する。この結果、RAM905の記憶内容が、上記固定値部分と上記減少開始値となった可変値部分との合計に上書き更新され、当該合計値がRAM905において2次指示値として設定されることとなる。この結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、このRAM905に設定された上記2次指示値によって行われる状態となる。
ステップS30Aによる2次指示値の書き込みが完了したタイミングで、パラメータ設定部37は、ステップS42において、再設定部37Cにより、RAM905に記憶されている上記可変値部分に対し、上記減少開始値からの上記所定の減少処理を開始する。前述したように、例えば適宜の減少偏差△が上記減少開始値から順次差し引かれる処理が行われ、処理が終わるごとにRAM905の記憶内容が上書き更新される。
その後、ステップS47で、パラメータ設定部37は、上記再設定部37Cにより、上記の減少処理によって減少していく可変値部分の値が、ステップS10Aにおいて設定されたときの可変値部分の初期値まで減少したか否かを判定する。当該初期値に等しくなるまでは判定が満たされず(S47:NO)ループ待機し、当該所定時間が経過したら判定が満たされ(S47:YES)、ステップS52に処理を移す。
ステップS52では、パラメータ設定部37は、再設定部37Cにより、初期値まで減少した可変値部分と固定値部分との合計で表される上記1次指示値を、再度上記RAM905に書き込む。これにより、RAM905の記憶内容が当該1次指示値に上書き更新される。この結果、上記制御プログラムモジュール32により実行される電力変換制御処理が、この1次指示値によって行われる状態に復帰する。ステップS52の処理が完了したら、上記図7と同様のステップS65に移動し、パラメータ設定モードが選択されているか否かが判断される。
ステップS65では、図7と同様、外部端末13にてパラメータ設定モードが選択されている間は判定が満たされ(S65:YES)、ステップS15に移動し、外部端末13にてパラメータ設定モードの選択が解かれた場合にはステップS65の判定が満たされず(S65:NO)このフローの処理を終了する。
<本変形例による効果の一例>
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得る。すなわち、本変形例においても、まず、パラメータ設定部37の1次設定部37Aが、特定パラメータについての1次指示値をRAM905に設定する。この設定された1次指示値を一時的に変更する意図で操作者が外部端末13を介し上記パラメータ変更指示操作を行うことで、2次設定部37Bが、上記記憶された1次指示値に代えて上記パラメータ変更指示操作に対応した2次指示値を、RAM905に設定する。この2次指示値の設定後、所定の復帰条件が満足されることで、パラメータ設定部37の再設定部37Cが、上記記憶された2次指示値に代えて、元々の1次指示値をRAM905に再設定する。以上の結果、操作者が自らの操作で上記特定パラメータの値を一時的に変更した場合において、その後操作者が操作を特に行わなくても、自動的に当該変更された特定パラメータの値を元に戻すことができる。この結果、操作者にとっての利便性を向上することができる。本変形例においても、典型的な例として、上記特定パラメータとして、上記アラーム報知を行うための閾値を用いる場合の効果があげられる。
また、本変形例では特に、1次設定部37Aにより、1次指示値として、固定値部分と初期値である可変値部分との合計値がRAM905に設定される。操作者が特定パラメータの値を一時的に変更したときには、2次設定部37Bにより、2次指示値として、上記固定値部分と可変値部分に代入される上記減少開始値との合計値がRAM905に設定される。そして、可変値部分の値は、上記2次指示値の設定後は上記減少開始値から随時減少していき、前述の初期値まで減少したときに上記復帰条件が満足される。これに対応して、再設定部37Cは、当該初期値まで戻った時に、上記固定値部分と上記可変値部分の初期値との合計値である上記1次指示値を、RAM905に再設定する。このような手法とすることで、上記実施形態のようにRAM905に1次指示値を退避させるための退避域905Bを特に設けることなく、特定パラメータの値を元に戻すことができる。
<その他変形例>
なお、以上では、モータ制御装置12が、コンバータ21及びインバータ22を含み、交流電源15から可変周波数三相交流へと変換するインバータ回路を備える場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、モータ制御装置12が、一般的な電圧形インバータ、若しくは電流形インバータ、若しくはその他の形式のインバータ回路を備えていても良い。さらに、上述した実施形態のパラメータ設定・変更の手法の適用対象は、モータ11の回転数を任意に制御しつつ駆動する機能を備えたモータ制御装置であれば足りる。したがって、例えばサーボモータを駆動制御するサーボコントローラ若しくはサーボアンプにおける複数の制御パラメータのうち、少なくとも1つの特定パラメータに対し、上記手法を適用しても良い。この場合も、上記同様の効果を得る。
また、図1、図3、及び図4中に示す矢印は、信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図7及び図9に示すフローチャートは、実施形態及び変形例の内容を図示する手順に限定するものではなく、趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態及び変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、上記実施形態等は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
11 モータ
12 モータ制御装置
13 外部端末(操作部の一例)
23 モータ制御回路部
31 電力変換制御部(モータ制御部の一例)
32 制御プログラムモジュール
37 パラメータ設定部
37A 1次設定部
37B 2次設定部
37C 再設定部
901 CPU
903 ROM(第2記憶部の一例)
905 RAM(第1記憶部の一例)
905A 通常領域(第1領域の一例)
905B 退避域(第2領域の一例)
906 EEPROM
908 タイマー
図3に示すように、モータ制御回路部23は、例えば、インバータ制御用プログラムの記憶領域(プログラムROM904)及びタイマー908を内部に備えるCPU901と、ROM903(第2記憶部の一例)と、RAM905(第1記憶部の一例)と、EEPROM906(第3記憶部の一例)と、ASIC又はFPGA等の特定の用途向けに構築された専用集積回路907と、入力装置913と、出力装置915と、接続ポート921と、通信装置923と、必要に応じて適宜のストレージ装置917と、ドライブ919とを有する。またRAM905には、通常領域905A(第1領域の一例)と、この通常領域905Aとは別に設けられる退避域905B(第2領域の一例)と、が備えられている(詳細は後述)。これらの構成は、バス909及び入出力インターフェース911を介し、相互に信号を伝達可能に接続されている。
すなわち、外部端末13にて、特定パラメータの指示値を継続的に変更させるモード(以下適宜、「継続的変更モード」という)を選択したうえで、特定パラメータの変更指示を行ったときは、2次設定部37B及び再設定部37Cは起動せず、1次設定部37Aは、さらに変更指示に基づいてEEPROM906に記憶された特定パラメータの指示値を書換えるようにする。
11 モータ
12 モータ制御装置
13 外部端末(操作部の一例)
23 モータ制御回路部
31 電力変換制御部(モータ制御部の一例)
32 制御プログラムモジュール
37 パラメータ設定部
37A 1次設定部
37B 2次設定部
37C 再設定部
901 CPU
903 ROM(第2記憶部の一例)
905 RAM(第1記憶部の一例)
905A 通常領域(第1領域の一例)
905B 退避域(第2領域の一例)
906 EEPROM(第3記憶部の一例)
908 タイマー

Claims (8)

  1. モータの駆動を制御するモータ制御装置であって、
    前記モータの制御に係わる複数の制御パラメータそれぞれの指示値を記憶する第1記憶部と、
    前記第1記憶部に記憶された前記指示値に基づき、前記モータを制御するモータ制御部と、
    前記複数の制御パラメータのうち少なくとも1つの特定パラメータの、1次指示値を前記第1記憶部に設定する1次設定部と、
    操作部を介した変更指示に基づき、前記1次設定部により設定された前記1次指示値に代えて、前記変更指示に対応した2次指示値を前記第1記憶部に設定する2次設定部と、
    前記2次設定部による前記2次指示値の設定後、所定の復帰条件が満足されたことを契機に、前記2次指示値に代えて前記1次指示値を前記第1記憶部に再設定する再設定部と、
    を有することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記第1記憶部は、
    前記モータ制御部が前記モータの制御時に参照する第1領域と、
    前記第1領域とは別に設けられる第2領域と、
    を備えており、
    前記1次設定部は、
    前記1次指示値を前記第1領域に設定し、
    前記2次設定部は、
    前記操作部を介した前記変更指示に基づき、前記第1領域から読み出した前記1次指示値を前記第2領域に設定するとともに、前記2次指示値を前記第1領域に設定し、
    前記再設定部は、
    前記復帰条件が満足されたことを契機に、前記第2領域から読み出した前記1次指示値を前記第1領域に再設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記1次設定部は、
    固定的に第1値となる固定値部分の当該第1値、及び、初期値を第2値として可変となる可変値部分の当該第2値、の合計で表される前記1次指示値を前記第1記憶部に設定し、
    前記2次設定部は、
    前記操作部を介した前記変更指示に基づき、前記固定値部分の前記第1値、及び、前記可変値部分に代入され前記第2値より大きい所定の減少開始値、の合計で表される前記2次指示値を前記第1記憶部に設定し、
    前記再設定部は、
    前記固定値部分の前記第1値、及び、前記減少開始値から減少する前記可変値部分が前記復帰条件の満足時に与える前記第2値の合計で表される前記1次指示値を前記第1記憶部に再設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  4. 前記特定パラメータの初期値を記憶した第2記憶部と、
    をさらに有し、
    前記1次設定部は、
    電源投入時に、前記第2記憶部に記憶された前記初期値を読み出して前記第1記憶部に設定するとともに、当該初期値が設定された状態の前記第1記憶部に対して前記1次指示値を設定することで当該第1記憶部の記憶内容を上書き更新する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のモータ制御装置。
  5. 前記操作部にて、前記特定パラメータを継続的に変更させるモードを選択したうえで、前記特定パラメータの変更指示を行ったときは、
    前記2次設定部及び前記再設定部は起動せず、
    前記1次設定部は、さらに前記変更指示に基づいて前記第2記憶部に記憶された前記特定パラメータの値を書換える
    ことを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記操作部は、前記モータ制御装置の設定状態を表示する表示部を設け、
    前記再設定部は、前記復帰条件が満足されない間は、前記操作部に対し当該復帰条件が満足されない旨の信号を送信し、
    前記操作部は、当該信号に基づき、前記表示部にて前記復帰条件が満足されない旨の表示を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のモータ制御装置。
  7. 前記再設定部は、
    前記復帰条件として、前記2次設定部による前記2次指示値の設定から所定時間が経過したこと、若しくは、電源が再投入されたこと、を契機として、前記1次指示値を前記第1記憶部に再設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のモータ制御装置。
  8. モータの駆動を制御するモータ制御方法であって、
    前記モータの制御に係わる複数の制御パラメータそれぞれの指示値を記憶することと、
    前記記憶された前記指示値に基づき、前記モータを制御することと、
    前記複数の制御パラメータのうち少なくとも1つの特定パラメータの、1次指示値を設定することと、
    操作部を介した変更指示に基づき、前記設定された前記1次指示値に代えて、前記変更指示に対応した2次指示値を設定することと、
    前記2次指示値の設定後、所定の復帰条件が満足されたことを契機に、前記2次指示値に代えて前記1次指示値を再設定することと、
    を有することを特徴とするモータ制御方法。
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