JP2018190269A - 作業シナリオ作成装置、作業支援制御装置、作業支援表示装置、作業支援システム、作業支援方法、および、作業シナリオ作成プログラム - Google Patents

作業シナリオ作成装置、作業支援制御装置、作業支援表示装置、作業支援システム、作業支援方法、および、作業シナリオ作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者のミスを防止することに加えて管理者の負担をも低減する作業シナリオ作成装置の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係る作業シナリオ作成装置は、相互に通信可能に接続される作業支援表示装置および作業支援制御装置に対し連携して組立作業を支援させる作業シナリオを作成する作業シナリオ作成装置であって、複数の工程からなる組立作業の作業内容を含む作業指導情報を作成する作業指導情報作成部と、作業支援制御装置に各工程の進捗を工程ごとに検出させるための制御用作業シナリオを作成する制御用作業シナリオ作成部と、作業支援表示装置に各工程の作業内容を工程ごとに外部に報知させるための表示用作業シナリオを作成する表示用作業シナリオ作成部とを備える。制御用作業シナリオ作成部は、作業指導情報に基づいて制御用作業シナリオを作成する。表示用作業シナリオ作成部は、作業指導情報に基づいて表示用作業シナリオを作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、定められた順番で組立作業を行う作業者を、作業シナリオにより支援する作業支援システム、その作業支援システムによる作業支援方法、および、作業シナリオを作成するための作業シナリオ作成プログラムに関する。
従来、作業者が定められた順番で組立作業を行う場合、作業者は、予め紙で出力された作業指導票を確認し、複数ある工程の作業順番と、各工程の作業内容を把握することで、作業ミスなく組立作業を実施するよう努めている。作業者は作業に習熟するまでは、幾度となく作業指導票を確認するため、組立作業に要する時間が長くなるが、習熟するにつれて作業指導票を確認する回数が減るため、組立作業に要する時間が、徐々に短くなる。
しかしながら、品種が多く組み立て台数が少ない多品種少量生産品の組立作業にあたっては、作業者が作業に習熟する前に作業順番や作業内容が変わる場合が多く、組立作業に要する時間が短くならない。また、作業者は新たな作業順番と作業内容とを覚える必要があるので負担が大きくなる。
一方で、管理者は、作業順番または作業内容が変わる場合、新たな作業指導票と制御装置の制御プログラムとを作成する必要がある。また、作業者への教育と作業者の初期監視とが必要となるので負担が大きくなる。
このような課題に対して、作業者を支援する作業支援装置と作業支援方法とが特許文献1に開示されている。特許文献1の作業支援装置は、作業者による手作業工程と機械による機械工程とが混在する組立作業において、センサー等により、手作業工程の進捗状況を判断する。作業支援装置は、その進捗状態に応じた作業内容をモニタやスピーカに通知させながら機械装置に動作命令を与える。作業者はモニタやスピーカに通知された作業内容を確認することで、各工程の作業内容を容易かつ確実に判断することができ、ミスを防止することができる。また、作業者は作業内容を確認する回数を少なくすることができ、作業者の作業性が向上する。
特開2006−126931号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示される方法では、作業順番または作業内容が変更された場合に、作業者の負担は低減されるものの、管理者の負担は低減されない。
つまり、機器の構成または機器の制御方法は示されているが、作業指導票の生成方法または制御プログラムの生成方法など管理者の負担を改善する手段に関しては示されていない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、製造ラインへの新規工程の導入または既存工程の変更を短期間で実施可能にする作業シナリオを作成し、作業者のミスを防止することに加えて管理者の負担をも低減する作業シナリオ作成装置の提供を目的とする。
本発明に係る作業シナリオ作成装置は、相互に通信可能に接続される作業支援表示装置および作業支援制御装置に対し連携して組立作業を支援させるための作業シナリオを作成する作業シナリオ作成装置であって、複数の工程からなる組立作業の各工程の作業内容を含む作業指導情報を作成する作業指導情報作成部と、作業支援制御装置を制御することにより作業支援制御装置に各工程の進捗を工程ごとに検出させるための制御用作業シナリオを作成する制御用作業シナリオ作成部と、作業支援表示装置を制御することにより作業支援表示装置に各工程の作業内容を工程ごとに外部に報知させるための表示用作業シナリオを作成する表示用作業シナリオ作成部とを備える。その制御用作業シナリオ作成部は、作業指導情報作成部にて作成される作業指導情報に基づいて制御用作業シナリオを作成する。また、その表示用作業シナリオ作成部は、作業指導情報作成部にて作成される作業指導情報に基づいて表示用作業シナリオを作成する。
本発明によれば、製造ラインへの新規工程の導入または既存工程の変更を短期間で実施可能にする作業シナリオを作成し、作業者のミスを防止することに加えて管理者の負担をも低減する作業シナリオ作成装置の提供が可能である。例えば、新規組立ラインの立ち上げに要する時間が短縮される、または、組立工程の作業順番または作業内容が変更になった場合にも、組立ラインの変更に要する期間が短縮される。そのため、管理者の負担を低減することができる。さらに、製品の品質を損なうシステムの意図しない動作を防止することができる。さらに、作業者へ教育する期間が短縮され、習熟するまでの期間が短縮される。そのため、管理者の負担を低減することができる。
実施の形態における作業支援システムの構成を示す図である。 実施の形態における作業シナリオ作成装置の処理回路の構成の概略を示す図である。 実施の形態における作業支援制御装置の処理回路の構成の概略を示す図である。 実施の形態における作業支援表示装置の処理回路の構成の概略を示す図である。 実施の形態における作業支援システムの動作の概要を説明する図である。 実施の形態における作業シナリオの作成方法を示すフローチャートである。 実施の形態におけるライブラリの登録方法を示すフローチャートである。 実施の形態におけるライブラリの登録の際に表示される画面を示す図である。 実施の形態における作業指導票の作成方法を示すフローチャートである。 実施の形態における作業指導票の作成の際に表示される作成画面を示す図である。 実施の形態における作業指導票の作成の際に表示される作成画面を示す図である。 実施の形態における作業指導票の作成の際に表示される作成画面を示す図である。 実施の形態における作業指導票の画像を示す図である。 実施の形態における作業指導票の画像を示す図である。 実施の形態における作業指導票の画像を示す図である。 実施の形態における作業指導票の画像を示す図である。 実施の形態における表示用作業シナリオを示す図である。 実施の形態における制御用作業シナリオを示す図である。 実施の形態における作業支援方法を示すフローチャートである。
本発明に係る作業シナリオ作成装置、作業支援制御装置、作業支援表示装置、作業支援システム、作業支援方法、および、作業シナリオ作成プログラムの実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態における作業支援システム100の構成を示す図である。作業支援システム100は、相互に通信網6によって接続される作業シナリオ作成装置1と作業支援制御装置2と作業支援表示装置3とで構成される。作業シナリオ作成装置1は、作業支援制御装置2および作業支援表示装置3に対し連携して組立作業を支援させるための作業シナリオを作業指導情報から作成する。本実施の形態において、作業指導情報は作業指導票41である。作業シナリオ作成装置1は、作業シナリオとして制御用作業シナリオ42を作成し作業支援制御装置2に送信し、また、表示用作業シナリオ43を作成し作業支援表示装置3に送信する。作業支援制御装置2は制御用作業シナリオ42に従い、また、作業支援表示装置3は表示用作業シナリオ43に従い、互いに連携して組立作業を支援する。
作業シナリオ作成装置1は、表示操作部13、入出力部14、情報処理部15、作成装置通信部16および記憶部11で主に構成される。
表示操作部13は、ユーザーインターフェイスであり、表示部13aとキーボードまたはマウスなどの操作機器からなる操作部13bとで構成される。管理者は、表示操作部13により作業指導票41を作成または編集する。
入出力部14は、作業シナリオ作成装置1と外部機器との入出力を行う。例えば、作業シナリオ作成装置1は、入出力部14を介して、組み立て作業情報、機器情報、部品情報などの諸情報の読み込み、あるいは、作業指示書などの書き出しを行う。
情報処理部15は、CPUなどのプロセッサーを含み、後述する作業シナリオ作成プログラム12の実行および作業シナリオ作成装置1の全体の制御を行う。情報処理部15は、作業指導情報作成部15a、制御用作業シナリオ作成部15bおよび表示用作業シナリオ作成部15cを含む。
作業指導情報作成部15aは、作業指導票41を作成し、後述する記憶部11に保存する。作業指導票41には、複数の工程からなる組立作業の各工程の作業内容が含まれている。
制御用作業シナリオ作成部15bは、作業指導情報作成部15aにて作成される作業指導票41に基づいて制御用作業シナリオ42を作成し、記憶部11に保存する。制御用作業シナリオ42は、作業支援制御装置2を制御するための作業シナリオである。後述する作業支援制御装置2は、制御用作業シナリオ42に基づいて制御され、各工程の進捗を工程順に検出する。
表示用作業シナリオ作成部15cは、作業指導情報作成部15aにて作成される作業指導票41に基づいて表示用作業シナリオ43を作成し、記憶部11に保存する。表示用作業シナリオ43は、作業支援表示装置3を制御するための作業シナリオである。後述する作業支援表示装置3は、表示用作業シナリオ43に基づいて制御され、各工程の作業内容を工程順に外部に報知する。
作成装置通信部16は、ローカルネットワークなどの通信網6を経由して作業支援制御装置2、作業支援表示装置3と通信する。作成装置通信部16は、制御用作業シナリオ作成部15bにより作成される制御用作業シナリオ42を、通信網6を介して作業支援制御装置2に出力する。また、作成装置通信部16は、表示用作業シナリオ作成部15cにより作成される表示用作業シナリオ43を、通信網6を介して作業支援表示装置3に出力する。
記憶部11は、RAMなどの一時記憶メモリーとHDDなどの不揮発性メモリーとを含む。記憶部11には、作業シナリオ作成プログラム12、作業指導票41、制御用作業シナリオ42、表示用作業シナリオ43およびライブラリ44が保存される。ライブラリ44には、組立作業に設定可能な作業リスト、機器リストまたは部品リストが含まれる。作業指導票41は、それら作業、機器または部品の組み合わせにより作業内容が設定される。
図2は作業シナリオ作成装置1が備えるコンピュータの処理回路の一例を示す。処理回路は、互いが接続されたプロセッサー10と記憶部11とを含む。ここでは、記憶部11は記憶装置である。また、表示操作部13は、例えばキーボードまたはマウス等の操作機器である。作成装置通信部16は、例えば通信インターフェースである。情報処理部15の機能は、作業シナリオ作成プログラム12として記述され、記憶部11に格納される。プロセッサー10が、記憶部11に格納された作業シナリオ作成プログラム12を読み出して実行することにより、情報処理部15の機能が実現される。例えば、処理回路は、表示操作部13から入力される作業指導票41の作成に必要な情報を、作業シナリオ作成プログラム12により処理して、作業指導票41を出力し、記憶部11に保存する。または、処理回路は、記憶部11から入力される作業指導票41を作業シナリオ作成プログラム12により処理して、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を出力し、記憶部11に保存する。または、処理回路は、記憶部11から入力した制御用作業シナリオ42を、作業支援制御装置2に送信するため、後述する作成装置通信部16に出力する。または、処理回路は、記憶部11から入力した表示用作業シナリオ43を、作業支援表示装置3に送信するため、作成装置通信部16に出力する。
作業支援制御装置2は、センサー信号入力部24、情報処理部25、制御装置通信部26および記憶部21で主に構成される。作業支援制御装置2は、作業シナリオ作成装置1が作成する制御用作業シナリオ42を作業シナリオとして受信し、作業支援表示装置3と連携して組立作業を支援する。センサー信号入力部24は、入力だけでなく、センサー4との信号の授受を行う入出力部であってもよい。
センサー信号入力部24は、機器5に取り付けられるセンサー4から出力されるセンサー信号を入力する。センサー4は、組立作業の各工程の進捗を検出する。機器5は、例えば組み立てに使用する電動ドライバーなどの組立工具、または、部品が収納されている部品トレイもしくは部品箱等である。
制御装置通信部26は、通信網6を経由して作業シナリオ作成装置1および作業支援表示装置3との通信を行う。例えば、制御装置通信部26は、制御用作業シナリオ入力部として機能し、作業シナリオ作成装置1から出力される制御用作業シナリオ42を受信する。または例えば、制御装置通信部26は、組立作業の複数の工程のうち一の工程の制御を開始する工程開始信号を、通信網6を介して作業支援表示装置3に出力する。
情報処理部25は、CPUなどのプロセッサーを含み、後述する作業支援制御基本プログラム22の実行および作業支援制御装置2の全体の制御を行う。情報処理部25は、判定部25aを含む。
判定部25aは、センサー信号と制御用作業シナリオ42とに基づき、組立作業の一の工程が完了したか否かを判定する。
記憶部21は、RAMなどの一時記憶メモリーとHDDなどの不揮発性メモリーとを含む。記憶部21には、作業シナリオ作成装置1から送信される制御用作業シナリオ42と、作業支援制御装置2の全体を制御し制御用作業シナリオ42を実行する作業支援制御基本プログラム22とが保存される。
図3は作業支援制御装置2が備えるコンピュータの処理回路を示す。処理回路は、互いが接続されたプロセッサー20と記憶部21とを含む。ここでは、記憶部21は記憶装置である。また、センサー信号入力部24は、例えば信号入力インターフェースである。制御装置通信部26は、例えば通信インターフェースである。情報処理部25の機能は、作業支援制御基本プログラム22として記述され、記憶部21に格納される。プロセッサー20が、記憶部21に格納された作業支援制御基本プログラム22を読み出して実行することにより、情報処理部25の機能が実現される。例えば、処理回路は、センサー信号入力部24から入力されるセンサー信号と、記憶部21から入力される制御用作業シナリオ42とに基づき、組立作業の一の工程が完了したか否かを判定する。そして、処理回路は、次の工程を開始する工程開始信号を、作業支援表示装置3に送信するため、制御装置通信部26に出力する。この作業支援制御基本プログラム22は、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)等のハードウェアにて実行されるプログラムである。
作業支援表示装置3は、操作部33、報知部34、情報処理部35、表示装置通信部36および記憶部31とで主に構成される。
表示装置通信部36は、通信網6を経由して作業シナリオ作成装置1および作業支援制御装置2との通信を行う。例えば、表示装置通信部36は、表示用作業シナリオ入力部として機能し、作業シナリオ作成装置1から出力される表示用作業シナリオ43を受信する。または例えば、表示装置通信部36は、作業支援制御装置2から出力される工程開始信号を受信する。
操作部33は、例えば、キーボード、マウスなどである。
報知部34は、工程開始信号と表示用作業シナリオ43とに基づいて、一の工程の作業内容を外部に報知する。本実施の形態においては、報知部34は、作業者に組立作業の作業内容を示す画像を表示する画像表示部34aと、作業者に組立作業の作業内容を示す音声を出力する音声出力部34bとで構成される。なお、画像表示部34aは、操作部33と一体化したタッチパネル等であっても良い。
情報処理部35は、CPUなどのプロセッサーを含み、後述する作業支援表示基本プログラム32の実行および作業支援表示装置3の全体の制御を行う。
記憶部31は、RAMなどの一時記憶メモリーとHDDなどの不揮発性メモリーとを含む。記憶部31には、作業シナリオ作成装置1から送信される作業指導票41および表示用作業シナリオ43、ならびに、作業支援表示装置3の全体を制御し表示用作業シナリオ43を実行する作業支援表示基本プログラム32が保存される。
図4は作業支援表示装置3が備えるコンピュータの処理回路を示す。処理回路は、互いが接続されたプロセッサー30と記憶部31とを含む。ここでは、記憶部31は記憶装置である。また、表示装置通信部36は、例えば通信インターフェースである。画像表示部34aは、例えばディスプレイ装置である。また、音声出力部34bは、例えばスピーカである。情報処理部35の機能は、作業支援表示基本プログラム32として記述され、記憶部31に格納される。プロセッサー30が、記憶部31に格納された作業支援表示基本プログラム32を読み出して実行することにより、情報処理部35の機能が実現される。例えば、処理回路は、表示装置通信部36から入力される工程開始信号と、記憶部31から入力される表示用作業シナリオ43とに基づき、一の工程の作業内容を示す画像を表示するよう画像表示部34aに信号を出力する、または、作業内容を示す音声を出力するよう音声出力部34bに信号を出力する。
次に作業支援システム100の動作の概要を説明する。図5は作業支援システム100の動作の概要すなわち作業支援システム100による作業支援方法を示す図である。なお、図5に示すステップS100からステップS105は、後述する図6の作業支援方法のフローチャートにおいて示すS100からS105に対応する。同様に、ステップS201からS205は、後述する図19のフローチャートにおいて示すステップS201からステップS205に対応する。
作業シナリオ作成プログラム12が実行されると、ステップS100にて、管理者により作業シナリオ作成装置1の表示操作部13からライブラリ登録が行われる。ライブラリ登録により、組立作業の各工程に設定される作業、組立工具などの機器、ネジなどの部品が登録される。なお、新規登録が不要な場合は、この登録ステップは省略可能できる。
ステップS101にて、ライブラリ44から選択される作業、機器または部品が、組立作業の作業内容に設定され作業指導票41が作成される。
ステップS102にて、完成した作業指導票41に基づいて、表示用作業シナリオ43が作成される。
ステップS103にて、作業指導票41に基づいて、制御用作業シナリオ42が作成される。
ステップS104にて、作業指導票41を表示するための画像データと表示用作業シナリオ43とが、作業シナリオ作成装置1から通信網6を経由して、作業支援表示装置3に送信され、記憶部31に保存される。
ステップS105にて、制御用作業シナリオ42が、作業シナリオ作成装置1から通信網6を経由して、作業支援制御装置2に送信され、記憶部21に保存される。
制御用作業シナリオ42を用いた作業支援制御基本プログラム22および表示用作業シナリオ43を用いた作業支援表示基本プログラム32が実行され、組立作業が開始されると、作業支援制御装置2と作業支援表示装置3とが相互に連携して動作する。
ステップS201にて、組立作業をなす複数の工程のうち一の工程の工程開始信号が作業支援制御装置2から通信網6を経由して、作業支援表示装置3に送信される。
ステップS203およびステップS204にて、作業支援表示装置3が一の工程の作業指導票41に基づく作業内容を画像および音声にて作業者に作業を報知する。
ステップS205にて、作業支援制御装置2は、機器5に取り付けられたセンサー4からセンサー信号を入力して、作業者の組立作業の完了を判定する。
このように、ステップS201からステップS205を繰り返して組立作業は完了する。
次に作業シナリオ作成装置1による作業シナリオ作成方法を説明する。図6は作業シナリオの作成方法を示すフローチャートである。
作業シナリオ作成装置1において作業シナリオ作成プログラム12が実行されると、ステップS100にて、作業シナリオ作成に関わるライブラリ登録のステップが実行される。このステップS100は登録ステップである。
図7はライブラリ登録の方法を示すフローチャートである。ステップSA01にて、管理者によって、ライブラリ44への新規登録の有無が操作部13bから入力される。つまり、組立作業の作業内容に設定可能な作業、機器または部品の新規登録の有無が入力される。
ステップSA02にて、情報処理部15により新規登録の有無が確認される。
新規登録が有の場合、すなわち、ステップSA02にてYesの場合、ステップSA03にて管理者は操作部13bより新たな作業、機器または部品を入力して登録する。
図8(a)から(c)は、それぞれ作業、機器および部品を登録する際に、表示部13aに表示される登録ポップアップ画面を示す図である。
作業を登録する際は、図8(a)に示すように、管理者は予め作業支援制御装置2の作業支援制御基本プログラム22に設定されている作業名称とコマンド値とを入力する。
機器を登録する際は、図8(b)に示すように、管理者は予め準備しておいた機器の画像を読み込ませる。そして管理者は、機器の名称、種別、その機器に割り当てられたHW(ハードウェア)情報Noを入力する。ここでHW情報Noとは、例えばアドレス情報を示している。
部品を登録する際は、図8(c)に示すように、管理者は予め準備しておいた部品の画像を読み込ませる。そして管理者は、その部品に割り当てられた組み立て指示用の識別番号を表す品番、部品の名称を表す品名、部品の識別番号を表す資材コードを入力する。
以上のステップSA03が終了すると、図6に示すステップS101に移行する。なお、図7に示すステップSA03は、新規登録が不要な場合は省略できる。すなわち、ステップSA02にてNoの場合、図6のフローチャートに戻りステップS101に移行する。
ステップS101にて、作業指導票41の作成ステップが実行される。なお、このステップS101は作業指導情報作成ステップである。図9は作業指導票41の作成方法を示すフローチャートである。まず、ステップSB01にて、管理者によって、作業指導票41の新規作成の有無が操作部13bから入力される。
ステップSB02にて、情報処理部15により新規登録の有無が確認される。新規登録が無の場合、すなわち、ステップSB02にてNoの場合、ステップSB03にて、既存の作業指導票41を読み込む。ステップSB04にて、表示部13aには、その読み込んだ既存の作業指導票41の作成画面が表示される。
ステップSB02にて新規登録が有の場合、すなわち、ステップSB02にてYesの場合、ステップSB04にて表示部13aは、新しい作業指導票41を登録するための作業指導票41の作成画面を表示する。このステップSB04は作成画面表示ステップである。
図10から図12は表示部13aに表示される作成画面60である。作成画面60は、編集エリア61、サムネイル表示エリア62、作業リスト63、機器リスト64および部品リスト65から主に構成される。
サムネイル表示エリア62には、作成済みもしくは作成途中の作業指導票のサムネイルが表示される。図10から図12においては、4つの工程からなる組立作業を示す4つの作業指導票のサムネイル62a,62b,62c,62dが表示されている。その4つのサムネイルのうち、1つのサムネイル62dが選択され、編集エリア61に拡大表示されている。
図10に示すように作業リスト63には、図6のステップS100にて、ライブラリ44に登録された複数の作業の各々がアイコン化されて一覧表示されている。図11に示すように機器リスト64には、同様にライブラリ44に登録された複数の機器の各々がアイコン化されて一覧表示されている。図12示すように部品リスト65には、同様にライブラリ44に登録された複数の部品の各々がアイコン化されて一覧表示されている。
図9に示すステップSB05にて、管理者は、図10に示す作業リスト63より、ピッキングやネジ締めなど組立作業を示すアイコンを選択し、編集エリア61へドラッグアンドドロップする。このように、ライブラリ44の作業リスト63の一覧から選択された作業のアイコンが編集エリア61にドラッグアンドドロップされることにより、作業指導票41が示す各工程の作業が設定される。編集エリア61には作業エリアが表示され、エリアの拡大、縮小が可能である。また、管理者は、作業の注意点など音声で読み上げるための文字列を操作部13bから入力することが可能である。この文字列を入力するステップは文字列入力ステップである。または、図には示していないが、表示部13aは、作業の詳細設定値を設定するためのポップアップ画面を表示し、管理者はそのポップアップ画面を用いて詳細な設定値を設定することができる。その設定値とは、例えばネジ締め作業の場合、ネジの本数、ネジの締付け時間または締付けトルクの値等である。この設定値を入力するステップは、設定値入力ステップである。
図9に示すステップSB06にて、管理者は、図11に示す機器リスト64より、組立作業に使用する機器を示すアイコンを選択し、編集エリア61へドラッグアンドドロップする。ライブラリ44の機器リスト64の一覧から選択された機器のアイコンが編集エリア61にドラッグアンドドロップされることにより、作業指導票41が示す各工程の作業に用いられる機器が設定される。
図9に示すステップSB07にて、管理者は、図12に示す部品リスト65より、組立作業に使用する部品を示すアイコンを選択し、編集エリア61へドラッグアンドドロップする。編集エリア61には、ライブラリ登録の際に入力された品番、品名、資材コードも表示される。このように、ライブラリ44の部品リスト65の一覧から選択された部品のアイコンが編集エリア61にドラッグアンドドロップされることにより、作業指導票41が示す各工程の作業に用いられる部品が設定される。
作成途中の、もしくは、作成完了した作業指導票は、サムネイル表示エリア62に表示される。所望のサムネイルがダブルクリックされると、そのサムネイルに対応する作業指導票が編集エリア61に表示され修正が可能となる。以上のステップSB05からステップSB07は設定ステップである。
図9に示すステップSB08にて、工程毎の作業指導票の作成が完了し、管理者により保存ボタンが押されると、作業シナリオ作成装置1は、作業指導票41を記憶部11に保存する。このステップSB08は保存ステップである。
図13から図16は、作成完了後に出力される作業指導票41の例を示す図である。図13は4つの工程からなる組立作業のうち工程番号i=1の作業内容を示す作業指導票41aを示している。同様に図14は工程番号i=2の作業指導票41bを、図15は工程番号i=3の作業指導票41cを、図16は工程番号i=4の作業指導票41dを示す。なお、作業指導票41aから作業指導票41dは、それぞれ図10に示すサムネイル62aからサムネイル62dに対応している。
以上のステップSB01からステップSB08にて作業指導票41が作成されると図6に示すステップS102へ移行する。
ステップS102においては、ステップS101にて作成された作業指導票41に基づき、表示用作業シナリオ43が作成される。このステップS102は表示用作業シナリオ作成ステップである。
ステップS103においては、同様に作業指導票41に基づき、制御用作業シナリオ42が作成される。このステップS103は制御用作業シナリオ作成ステップである。
ステップS104にて、作業指導票41と表示用作業シナリオ43とは、作成装置通信部16から通信網6を経由して作業支援表示装置3に送信される。作業支援表示装置3は、表示装置通信部36にて作業指導票41と表示用作業シナリオ43を受信し、記憶部31に保存する。このステップS104は作業シナリオ出力ステップおよび表示用作業シナリオ入力ステップである。
ステップS105にて、制御用作業シナリオ42は、作成装置通信部16から通信網6を経由して作業支援制御装置2に送信される。作業支援制御装置2は、制御装置通信部26にて制御用作業シナリオ42を受信し、記憶部21に保存する。このステップS105は作業シナリオ出力ステップおよび制御用作業シナリオ入力ステップである。
なお、通信網6の利用に代えて、記録媒体、例えばメモリーカードを利用してもよい。例えば、制御用作業シナリオ42が、作業シナリオ作成装置の入出力部14より記録媒体に格納される。図1には図示しない作業支援制御装置2の制御用作業シナリオ入力部に、その記録媒体が接続される。制御用作業シナリオ42が記録媒体から読み込まれ、記憶部21に保存される。表示用作業シナリオ43も同様であり、記憶媒体から図1には図示しない作業支援表示装置3の表示用作業シナリオ入力部とを介して記憶部31に保存されてもよい。
図17は表示用作業シナリオ43の一例を示す図である。表示用作業シナリオ43には、工程番号iと、画像ファイル名と、音声出力用データとが、それぞれ工程毎に記載されている。
工程番号iは、図6に示すステップS101にて作成される作業指導票の作成の順番、すなわち図10に示すサムネイル表示エリア62に表示されている作業指導票の順番に対応する。
画像ファイル名は、各工程にて作業支援表示装置3の画像表示部34aが表示する各画像データを示している。すなわち、表示用作業シナリオ43には、画像表示部34aが表示する画像データに関連する情報が含まれる。本実施の形態において、図17の画像ファイル名が示す画像データは、作業指導票41の画像データである。それら画像ファイル名は、図9に示すステップSB08にて作業指導票41が記憶部11に保存された際に連番で付けられるファイル名を示している。
音声出力用データは、各工程にて作業支援表示装置3の音声出力部34bが出力する各音声データを示している。すなわち、表示用作業シナリオ43には、音声出力部34bが出力する音声出力用データが含まれる。それら音声出力用データは、図9に示すステップSB05にて作業の注意点などが入力された文字列である。
表示用作業シナリオ43は、データファイルであり、テキストファイル、CSVファイル、HTMLファイル等いずれのファイル形式であってもよい。
図18は制御用作業シナリオ42の一例を示す図である。制御用作業シナリオ42には、アドレス値、コマンド値、設定値A、設定値Bおよび設定値Cがそれぞれシナリオステップ実行順に記載されている。
アドレス値は、作業支援制御装置2の記憶部21に設けられた制御用アドレスのことであり、コマンド値、設定値A、設定値Bおよび設定値Cの格納位置を示す。アドレス値は、予め作業支援制御基本プログラム22で定義されている。情報処理部25は、アドレス値が記載されている順に、つまり、R1000→R1004→R1008→・・・の順に、コマンド値に対応するコマンドを実行する。
コマンド値は、作業内容を示す。コマンド値は、図9に示すステップSB05にて作業リスト63よりから編集エリア61へドラッグアンドドロップされた作業に対応する。
設定値Aから設定値Cは、図9に示すステップSB05にて作業の詳細設定を行った場合に記載される各作業のパラメータを示している。
制御用作業シナリオ42は、データファイルであり、テキストファイル、CSVファイル、HTMLファイル等いずれのファイル形式であってもよい。
図18に示した制御用作業シナリオ42を例に各値の機能を説明する。アドレス値「R1000」に記載されているコマンド値「64」は、作業指導票41のページ読み出し、すなわち工程番号の読み出しを行う動作を示す。アドレス値「R1000」に記載されている設定値Aの「1」は工程番号を示している。作業支援制御装置2は、コマンド値「64」、設定値A「1」により工程番号i=1に対応する工程開始信号を作業支援表示装置3に送信する。アドレス値「R1004」に記載されているコマンド値「256」はピッキング動作を、設定値Aの「1」は機器のHW情報No.を、設定値Bの「300」はセンサー入力維持時間をそれぞれ示している。
以降同様に、アドレス値「R1008」に記載されているコマンド値「64」、設定値A「2」は工程番号i=2を示しており、アドレス値「R1012」に記載されているコマンド値および各設定値が工程番号i=2の作業内容に対応する。同様に、アドレス値「R1016」および「R1020」が工程番号i=3の実行ステップに、アドレス値「R1024」および「R1028」が工程番号i=4の実行ステップに対応する。
アドレス値「R1028」に記載されているコマンド値「512」はネジ締め動作を、設定値Aの「7」は機器のHW情報No.を、設定値Bの「4」はネジ締め本数を、設定値Cの「100」はネジの締付け時間を示している。
アドレス値「R1032」に記載されているコマンド値の「0」は終了を、すなわち組み立てが完了したことを示し、アドレス値「R1000」の実行に戻る。
次に、作業支援システム100による作業支援方法を説明する。図19は組立作業の作業支援方法を示すフローチャートである。
作業支援制御装置2は、記憶部21に保存されている作業支援制御基本プログラム22を実行する。その際、作業支援制御基本プログラム22は制御用作業シナリオ42に基づいて実行される。
ステップS200にて、図18に示す制御用作業シナリオ42のアドレス値「R1000」、設定値A「1」が読み込まれて実行される。つまり、工程番号i=1が設定される。
ステップS201にて、作業支援表示装置3と連携して支援するために、コマンド値「64」に従い制御装置通信部26から作業支援表示装置3に工程番号i=1に対応する工程開始信号が送信される。このステップS201は開始信号出力ステップである。
ステップS202にて、作業支援表示装置3の表示装置通信部36は工程開始信号を受信し、作業支援表示基本プログラム32を実行する。その際、作業支援表示基本プログラム32は表示用作業シナリオ43に基づいて実行される。このステップS202は開始信号入力ステップである。
ステップS203にて、報知部34の画像表示部34aは、工程番号i=1の画像ファイル「1.jpg」を、すなわち、図13に示す作業指導票41aの画像を表示する。このステップS203は画像表示ステップである。
ステップS204にて、報知部34の音声出力部34bは、工程番号i=1の音声出力用データ「LED点灯部品トレイからカバーを1個とる」を音声にて出力する。このステップS204は音声出力ステップである。また、以上のステップS203およびステップS204は、報知ステップである。
作業者は、作業支援表示装置3の画像表示部34aに表示される作業指導票41aを見ながら、もしくは作業支援表示装置3の音声出力部34bから出力される音声を聞きながら組立作業を行う。工程番号i=1の場合、作業者は、LEDが点灯している部品トレイ(機器)からカバー(部品)を1個とる。この作業の間に、部品トレイに取り付けられたセンサー4からセンサー信号が作業支援制御装置2に送信される。
ステップS205にて、作業支援制御装置2のセンサー信号入力部24は、センサー4から信号を受信する。このステップS205はセンサー信号入力ステップである。
ステップS206にて、情報処理部25の判定部25aは、図18の制御用作業シナリオ42に記載されたコマンド値と各設定値とに従い、センサー信号の受信状態を監視する。アドレス値「R1004」には、コマンド値「256」、設定値A「1」および設定値B「300」が記載されている。判定部25aは、部品トレイ(設定値A「1」)に取り付けられたセンサー4からのセンサー入力信号により、ピッキング動作(コマンド値「256」)の進捗を監視する。判定部25aは、設定値B「300」に基づき、センサー信号の入力が300msの期間、ONを維持していれば、工程番号i=1の作業内容が完了したと判定する。このように、判定部25aは、ステップS205にて受信したセンサー信号と、図18に示した制御用作業シナリオ42とに基づき各工程の完了を判定する。このステップS206は判定ステップである。
ステップS207にて、制御用作業シナリオ42に記載された工程番号i=1の工程が完了すると、判定部25aは、全ての工程が完了したか否か判定する。全ての工程が完了していない場合、ステップS208へ移行する。
ステップS208にて、次の工程番号i=2の作業支援に移行する。つまり、図18に示す制御用作業シナリオ42から、アドレス値「R1008」、設定値A「2」が読み込まれる。
ステップS201に戻り、コマンド値「64」に従い制御装置通信部26から作業支援表示装置3に工程番号i=2(設定値A「2」)の工程開始信号が送信される。ステップS202にて、表示装置通信部36は工程開始信号を受信する。作業支援表示装置3は作業支援制御装置2より受信した工程番号と、図17に示した表示用作業シナリオ43に従い作業指導票41の画像(2.jpg)を表示し、「LED点灯部品箱からケースを1個とる」と音声出力する。作業者は表示された作業指導票41と出力された音声に従い組み立て作業を行う。
以上のように、ステップS201からステップS208までが繰り返される。例えば、工程番号i=4の場合、ステップS206においては、ドライバーを用いてのネジ締め作業(コマンド値「512」)であり、ドライバー(設定値A「7」)に取り付けられたセンサー4から送信されるセンサー信号が100ms(設定値C「100」)以上の期間、回転を維持し、それが4回(設定値B「4」)繰り返されればステップ完了と判定される。
ステップS207にて、全ての工程が完了していると判定された場合、作業支援は終了する。
以上説明したように、本発明によれば、作業支援制御装置2の制御用作業シナリオ42と、作業支援表示装置3の表示用作業シナリオ43と、作業支援表示装置3に表示する作業指導票41が同一のツールで一連処理されて作成される。これらのファイル間は自動的に関連付けが行われるので、製品の品質を損なう作業支援システム100の意図しない動作を防止することができる。また、作業指導票41の作成後に実機で動作確認する時間を短縮化できるため、組み立てラインを新規に立ち上げる場合に準備に要する時間を短縮でき、作業順番や作業内容が変更になった場合も、変更に要する期間を短縮できるため、管理者の負担を軽減することができる。
また、今まで時間を要し難しいとされてきた作業指導票の作成を、マウス操作によるアイコンのドラッグアンドドロップや、キーボード操作による文字入力の簡単な操作で行うことができるため、例えば多品種少量生産を行う組み立てラインで、手順が頻繁に変更され、その都度、作業指導票を作成する必要がある場合でも、専門知識を持たない特定の管理者以外が操作、作成することができる。
また、機器の構成や作業ステップを変更する場合、作業支援制御装置2の動作変更は、複雑な基本プログラムを変更することなく制御用作業シナリオ42の変更、すなわち作業指導票41の変更操作のみで実施できるため、例えば多品種少量生産を行う組み立てラインで、組み立てに用いる機器やライン構成そのものが変更になる場合に、今まではSI業者に費用を支払ってプログラムを変更していたことを、ライン管理者が自ら変更でき、変更にかかるコストの削減や時間の短縮ができる。
また、作業支援表示装置3に表示する作業指導票41や音声出力は、作業支援制御装置2から送信される工程番号により自動でページ送りされるため、ページ送りの際に本来の組立作業では必要のないボタン押し等のページ送りのためだけの操作が不要となり、作業者の作業性が向上する。
なお、上述した方法以外にも以下の構成が考えられる。
図6に示すステップS101からステップS103において、作業指導票41、制御用作業シナリオ42、表示用作業シナリオ43は1種類の製品のみを作成するとしていたが、複数のシナリオ、すなわち複数の製品用の作業指導票、制御用作業シナリオ、表示用作業シナリオを前もって作成しておき、作業支援制御装置2と作業支援表示装置3に保存しておいてもよい。
このように構成することで、多品種少量生産を行う組み立てラインで、手順が頻繁に変更される場合でも、作業支援装置側でシナリオ番号を選択するだけでよく、変更の度に作成、変更、更新する手間を省くことができるため、管理者の作業性が格段に向上する。
また、ステップS101からステップS103において、例えば複数作業者で1つの製品を組み立てる場合には、組み立てラインを構成する複数の作業エリアに、それぞれの作業エリア用の作業指導票、制御用作業シナリオ、表示用作業シナリオを作成する必要があるが、全エリアで同一の作業指導票、制御用作業シナリオ、表示用作業シナリオを適用し、工程番号の範囲のみを各作業エリアで設定する構成としてもよい。その場合、1種類のみの作業指導票、制御用作業シナリオ、表示用作業シナリオを作成するだけでよく、管理者の負担を低減できる。
また、図9に示すステップSB05において、一つの作業指導票41、すなわち一つの工程に含める作業(作業リスト63より編集エリア61へドラッグ&ドロップする操作)は1つのみとしていたが、複数の作業を含めることも可能である。その場合、作業の複雑度によって一つの工程番号に含める作業を選択することができ、複数にわたる作業指導票間の難易度、すなわち工程間の難易度を平滑化できるため、複数人で1つの製品を組み立てる場合に、各作業者への工程の配分が容易になり、ラインバランスをリアルタイムで修正することができる。
また、図19に示すステップS203において、画像表示部34aが表示する作業指導票41は静止画としていたが、動画とすることも可能である。その場合、例えば熟練作業者の作業をビデオ撮影しておき、作業指導票に含めることによって、不慣れな新人作業者の作業ミス防止が格段に向上し、また新人作業者への教育に関わる管理者の負荷が格段に低減される。
また、図6に示すステップS101からステップS103において、作業指導票41、制御用作業シナリオ42、表示用作業シナリオ43は各装置にネットワーク配信する。これにより遠隔にある装置にも、人手を介さずに作業指導票41、表示用作業シナリオ43、制御用作業シナリオ42を一括更新することができるため、バージョン管理が容易になる。また全データをIT化することができ、データ管理も容易になる。
なお、配信方法はネットワークを利用することに限らず、メモリーカードなどの記録媒体を利用してもよい。製品の取り扱いが難しい、あるいは、特殊な生産工程であるなどでネットワークが利用できない場合は記録媒体を利用することで確実に配信することが出来る。
また、図19に示すステップS204において、作業支援表示装置3は作業支援制御装置2から受信した工程番号を含む工程開始信号に応じて作業指導票41の表示と音声出力を行う構成としていたが、外部の作業支援制御装置2から受信した工程番号に応じて作業指導票表示と音声出力を行うことも可能である。その場合、作業支援表示装置3のみをユーザーが既に構築している既存のシステムと連結させて動作させることも可能となる。
また、図6に示すステップS101からステップS103において、管理者による作業指導票41の作成、制御用作業シナリオ42の作成、表示用作業シナリオ43の作成を前提としていたが、組み立てラインの一件一葉の動作要求に対して対応ができない場合も有りうる。その場合、作業支援制御基本プログラム22に新たなコマンドに対する制御を追加し、また作業シナリオ作成プログラム12にも、その動作に対応した新たな定義を追加することで、容易にカスタマイズ要求に応えることができる。
以上をまとめると、本実施の形態における作業シナリオ作成装置1は、相互に通信可能に接続される作業支援表示装置3および作業支援制御装置2に対し連携して組立作業を支援させるための作業シナリオを作成する。作業シナリオ作成装置1は、複数の工程からなる組立作業の各工程の作業内容を含む作業指導票41を作成する作業指導情報作成部15aと、作業支援制御装置2を制御することにより作業支援制御装置2に各工程の進捗を検出させるための制御用作業シナリオ42を作成する制御用作業シナリオ作成部15bと、作業支援表示装置3を制御することにより作業支援表示装置3に各工程の作業内容を外部に報知させるための表示用作業シナリオ43を作成する表示用作業シナリオ作成部15cとを備える。制御用作業シナリオ作成部15bは、作業指導情報作成部15aにて作成される作業指導票41に基づいて制御用作業シナリオ42を作成する。表示用作業シナリオ作成部15cは、作業指導情報作成部15aにて作成される作業指導票41に基づいて表示用作業シナリオ43を作成する。
以上の構成により、作業指導票41と制御用作業シナリオ42と表示用作業シナリオ43とは、同一のツールにて、すなわち作業シナリオ作成装置1にて一連の作成ステップにより作成される。そのため、それらは互いに関連付けられた関係を自動的に有して作成される。作業支援制御装置2は制御用作業シナリオ42に従い、作業支援表示装置3は表示用作業シナリオ43に従うことで、互いに連携して製品の組立作業を支援する。それにより、組立作業において、製品の品質を損なうような作業者の意図しない動作を防止することができる。
また、作業シナリオ作成装置1は、各工程の作業内容を入力する操作部13bをさらに備える。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、作業シナリオ作成装置1のユーザーが入力する作業内容に基づく作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成する。
また、作業シナリオ作成装置1は、組立作業に設定可能な複数の作業内容を記憶する記憶部11と、複数の作業内容がアイコン化された複数のアイコンと、各工程の作業指導票41を作成するための所定の編集エリア61と、を含む作成画面60を表示する表示部13aと、をさらに備える。作業指導情報作成部15aは、複数のアイコンのうち操作部13bにより選択される少なくとも1つのアイコンが所定の編集エリア61にドラッグアンドドロップされることにより、操作部13bにより選択されたアイコンに対応する作業内容を、各工程の作業内容に設定して作業指導票41を作成する。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、操作部13bによるアイコンのドラッグアンドドロップを主な操作として作業指導票41を作成することを可能にする。その結果、作業指導票41の作成に関して専門知識を持たない者でも作業シナリオ作成装置1を操作し、作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成することができる。例えば、多品種少量生産を行う組み立てラインで、手順が頻繁に変更され、その都度、作業指導票41を作成する必要が生じる場合でも、管理者以外の者が、作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成することができる。
また、作業シナリオ作成装置1が含む作業指導情報作成部15aは、操作部13bによって入力される各工程の作業内容を示すコマンド値と、コマンド値に対応する作業内容に関連する設定値とを含む作業指導票41を作成する。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、作業内容に応じて、作業シナリオ作成装置1のユーザーが入力するコマンド値と設定値とを含む作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成する。
また、作業シナリオ作成装置1が含む作業指導情報作成部15aは、操作部13bによって入力される各工程の作業内容を示す文字列を含む作業指導票41を作成する。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、作業内容に応じて、作業シナリオ作成装置1のユーザーが入力する文字列を含む作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成する。
本実施の形態における作業支援制御装置2は、通信網6により相互に接続される作業支援表示装置3と連携して組立作業を支援するよう作業シナリオ作成装置1が作成する作業シナリオにより制御される。作業支援制御装置2は、作業シナリオとして、複数の工程からなる組立作業の各々の作業内容を含む制御用作業シナリオ42を入力する制御用作業シナリオ入力部と、通信網6に接続され、制御用作業シナリオ42に基づき、複数の工程のうち一の工程の制御を開始する工程開始信号を通信網6を介して作業支援表示装置3に出力する制御装置通信部26と、一の工程の進捗を検出するセンサーから出力されるセンサー信号を入力するセンサー信号入力部と、センサー信号と制御用作業シナリオ42とに基づき、一の工程が完了したか否かを判定する判定部25aとを備える。
以上の構成を含む作業支援制御装置2は、作業支援表示装置3を制御する表示用作業シナリオ43が作成された作業シナリオ作成装置1と同じ作業シナリオ作成装置1にて作成される制御用作業シナリオ42にて制御される。作業支援制御装置2は、作業支援表示装置3と互いに連携して製品の組立作業を支援する。その組立作業において、製品の品質を損なうような作業者の意図しない動作を防止することができる。
本実施の形態における作業支援表示装置3は、通信網6により相互に接続される作業支援制御装置2と連携して組立作業を支援するよう作業シナリオ作成装置1が作成する作業シナリオにより制御される。作業支援表示装置3は、作業シナリオとして、複数の工程からなる組立作業の各々の作業内容を含む表示用作業シナリオ43を入力する表示用作業シナリオ入力部と、通信網6に接続され、複数の工程のうち一の工程の制御を開始する工程開始信号を通信網6を介して作業支援制御装置2より入力する表示装置通信部36と、工程開始信号と表示用作業シナリオ43とに基づいて、一の工程の作業内容を外部に報知する報知部34とを備える。
以上の構成を含む作業支援表示装置3は、作業支援制御装置2を制御する制御用作業シナリオ42が作成された作業シナリオ作成装置1と同じ作業シナリオ作成装置1にて作成される表示用作業シナリオ43にて制御される。作業支援表示装置3は、作業支援制御装置2と互いに連携して製品の組立作業を支援する。その組立作業において、製品の品質を損なうような作業者の意図しない動作を防止することができる。
本実施の形態における作業支援システム100は、作業シナリオ作成装置1と、通信網6により相互に接続される作業支援制御装置2と、作業支援表示装置3とを備える。作業支援制御装置2の判定部25aは、センサー信号と、作業シナリオ作成装置1の制御用作業シナリオ作成部15bにて作成され制御用作業シナリオ入力部に入力される制御用作業シナリオ42とに基づき、一の工程が完了したか否かを判定する。作業支援表示装置3の報知部34は、作業支援制御装置2の制御装置通信部26から出力され通信網6を介して表示装置通信部36に入力される工程開始信号と、作業シナリオ作成装置1の表示用作業シナリオ作成部15cにて作成され表示用作業シナリオ入力部に入力される表示用作業シナリオ43と、に基づいて一の工程の作業内容を報知する。
以上の構成により、作業指導票41と制御用作業シナリオ42と表示用作業シナリオ43とは、同一のツールにて、すなわち作業シナリオ作成装置1にて一連の作成ステップにより作成される。そのため、それらは互いに関連付けられた関係を自動的に有して作成される。作業支援制御装置2は制御用作業シナリオ42に従い、作業支援表示装置3は表示用作業シナリオ43に従うことで、互いに連携して製品の組立作業を支援する。それにより、組立作業において、製品の品質を損なうような作業者の意図しない動作を防止することができる。
また、組立作業における機器の構成または作業ステップの変更は、作業支援制御装置2の複雑な基本プログラムを変更することなく制御用作業シナリオ42の変更により可能となる。すなわち作業支援システム100は、組立作業の変更による制御シーケンスの変更を、作業指導票41の変更操作のみで可能とする。従来、専門業者が行っていた制御シーケンスを、ライン管理者が自ら変更できるため、コストの削減および時間の短縮が可能である。
また、作業支援システム100が含む作業支援制御装置2の制御用作業シナリオ入力部は、制御装置通信部26であり、作業支援表示装置3の表示用作業シナリオ入力部は、表示装置通信部36である。作業シナリオ作成装置1は、作成装置通信部16をさらに含む。作成装置通信部16は、通信網6に接続され、制御用作業シナリオ作成部15bにより作成される制御用作業シナリオ42を通信網6を介して作業支援制御装置2の制御装置通信部26に出力し、かつ、表示用作業シナリオ作成部15cにより作成される表示用作業シナリオ43を通信網6を介して作業支援表示装置3の表示装置通信部36に出力する。
以上の構成により、作業指導票41の作成後にそれぞれの実機で動作確認する時間を短縮できる。組み立てラインの新規立ち上げの際、準備に要する時間を短縮できる。作業順番や作業内容が変更になった場合も、変更に要する期間を短縮できる。管理者の負担を軽減することができる。
また、作業支援システム100が含む作業シナリオ作成装置1の制御用作業シナリオ作成部15bは、作業指導票41に基づいて、各工程の作業内容を示すコマンド値とコマンド値に対応する作業内容に関連する設定値とを含む制御用作業シナリオ42を作成する。作業支援制御装置2の判定部25aは、コマンド値に対応する一の工程の進捗を検出するセンサーから出力されるセンサー信号と、表示用作業シナリオ43に含まれる設定値とに基づき、一の工程が完了したか否かを判定する。
以上の構成により、作業指導票41の作成の際に設定されたコマンド値と設定値とに基づいて、作業支援制御装置2は各工程の完了を検出し、次の工程の進捗の検出に移行する。各工程の監視内容が自動更新されるため、組立作業を行う作業者の作業性が向上する。
また、作業支援システム100が含む作業シナリオ作成装置1の表示用作業シナリオ作成部15cは、作業指導票41に基づいて、工程ごとに作業内容を示す画像データをさらに作成して作業支援表示装置3に出力する。表示用作業シナリオ43は、画像データに関連する情報を含む。作業支援表示装置3の報知部34は、表示用作業シナリオ43に含まれる画像データに関連する情報に基づいて、作業シナリオ作成装置1から入力し、かつ、一の工程の作業内容を示す画像データを表示する画像表示部34aを含む。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、作業指導票41の作成の際に、作業支援表示装置3が表示する画像が自動的に作成される。作業支援表示装置3が表示する画像は、作業指導票41に基づいた画像であるため、作業者の組立作業の作業性が向上する。
また、作業支援システム100が含む作業シナリオ作成装置1の表示用作業シナリオ作成部15cは、作業指導票41に基づいて、工程ごとに作業内容を示す音声出力用データを含む表示用作業シナリオ43を作成する。作業支援表示装置3の報知部34は、表示用作業シナリオ43に基づいて、一の工程の作業内容を示す音声出力用データに対応する音声を出力する音声出力部34bをさらに含む。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、作業指導票41の作成の際に、作業支援表示装置3が表示する音声を設定できる。作業者の組立作業の作業性が向上する。
本実施の形態における作業支援システムを用いた作業支援方法は、複数の工程からなる組立作業の各工程の作業内容を含む作業指導票41を作成する作業指導情報作成ステップと、作業支援制御装置2を制御することにより作業支援制御装置2に各工程の進捗を工程ごとに検出させるための制御用作業シナリオ42を作成する制御用作業シナリオ作成ステップと、作業支援表示装置3を制御することにより作業支援表示装置3に各工程の作業内容を工程ごとに外部に報知させるための表示用作業シナリオ43を作成する表示用作業シナリオ作成ステップとを備える。制御用作業シナリオ作成ステップは、作業指導情報作成ステップにて作成される作業指導票41に基づいて制御用作業シナリオ42を作成し、表示用作業シナリオ作成ステップは、作業指導情報作成ステップにて作成される作業指導票41に基づいて表示用作業シナリオ43を作成する。
以上の構成により、作業指導票41と制御用作業シナリオ42と表示用作業シナリオ43とは、同一のツールにて、すなわち作業シナリオ作成装置1にて一連の作成ステップにより作成される。そのため、それらは互いに関連付けられた関係を自動的に有して作成される。作業支援制御装置2は制御用作業シナリオ42に従い、作業支援表示装置3は表示用作業シナリオ43に従うことで、互いに連携して製品の組立作業を支援する。それにより、組立作業において、製品の品質を損なうような作業者の意図しない動作を防止することができる。
また、その作業支援方法が含む作業指導情報作成ステップは、組立作業に設定可能であり、かつ、作業シナリオ作成装置1に予め登録されている複数の作業内容がアイコン化されたアイコンと、各工程の作業指導票41を作成するための所定の編集エリア61と、を含む作成画面60を表示する作成画面表示ステップと、作成画面60において複数のアイコンから選択される少なくとも1つのアイコンが所定の編集エリア61にドラッグアンドドロップされることにより、選択されたアイコンに対応する作業内容を、各工程の作業内容に設定して作業指導票41を作成する設定ステップとを含む。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、操作部13bによるアイコンのドラッグアンドドロップを主な操作として作業指導票41を作成することを可能にする。従来、煩雑であった作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43の一連の作成作業が簡略化される。
また、その作業支援方法は、組立作業に設定可能であり、かつ、設定ステップで設定するための作業内容を作業シナリオ作成装置1に新たに登録する登録ステップをさらに備える。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、組立作業における作業内容の変更に応じて、作業内容を新しく登録し、その登録された新しい作業内容を含む作業シナリオを作成することができる。
また、その作業支援方法が含む作業指導情報作成ステップは、各工程の作業内容を示すコマンド値と、コマンド値に対応する作業内容に関連する設定値とを入力する設定値入力ステップをさらに含み、コマンド値と設定値とを含む作業指導票41を作成する。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、作業内容に応じて、作業シナリオ作成装置1のユーザーが入力するコマンド値と設定値とを含む作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成する。
また、その作業支援方法が含む作業指導情報作成ステップは、各工程の作業内容を示す文字列を入力する文字列入力ステップをさらに含み、文字列を含む作業指導票41を作成する。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、作業内容に応じて、作業シナリオ作成装置1のユーザーが入力する文字列を含む作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成する。
また、その作業支援方法は、作業指導情報作成ステップにて作成される作業指導票41を作業シナリオ作成装置1に保存する保存ステップをさらに備える。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、組立作業における作業内容の変更に応じて、保存しておいた既存の作業指導票41から新たな作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成することができる。
また、その作業支援方法は、制御用作業シナリオ作成ステップにて作成される制御用作業シナリオ42を作業シナリオ作成装置1から作業支援制御装置2に通信網6を介して出力し、かつ、表示用作業シナリオ作成ステップにより作成される表示用作業シナリオ43を作業シナリオ作成装置1から作業支援表示装置3に通信網6を介して出力する作業シナリオ出力ステップと、作業シナリオ出力ステップにて出力される制御用作業シナリオ42を、作業支援制御装置2に入力する制御用作業シナリオ42入力ステップと、作業シナリオ出力ステップにて出力される表示用作業シナリオ43を、作業支援表示装置3に入力する表示用作業シナリオ43入力ステップとをさらに備える。
以上の構成により、作成された制御用作業シナリオと表示用作業シナリオとを、それぞれ作業支援制御装置と作業支援表示装置とで動作確認する時間が短縮される。
また、その作業支援方法は、制御用作業シナリオ入力ステップにて入力する制御用作業シナリオ42に基づき、複数の工程のうち一の工程の制御を開始する工程開始信号を作業支援制御装置2から作業支援表示装置3に通信網6を介して出力する開始信号出力ステップと、一の工程の進捗を検出するセンサーから出力されるセンサー信号を入力するセンサー信号入力ステップと、センサー信号と、制御用作業シナリオ42とに基づき、一の工程が完了したか否かを判定する判定ステップとをさらに備える。
以上の構成を含む作業支援制御装置2は、作業支援表示装置3を制御する表示用作業シナリオ43が作成された作業シナリオ作成装置1と同じ作業シナリオ作成装置1にて作成される制御用作業シナリオ42にて制御される。作業支援制御装置2は、作業支援表示装置3と互いに連携して製品の組立作業を支援する。作業支援制御装置2は、その組立作業において、作業者の意図しない動作を防止することができる。
また、その作業支援方法は、開始信号出力ステップにて作業支援制御装置2から出力される工程開始信号を、通信網6を介して、作業支援表示装置3に入力する開始信号入力ステップと、開始信号入力ステップにて入力する工程開始信号と、表示用作業シナリオ43入力ステップにて入力する表示用作業シナリオ43とに基づいて、一の工程の作業内容を外部に報知する報知ステップとをさらに備える。
以上の構成を含む作業支援表示装置3は、作業支援制御装置2を制御する制御用作業シナリオ42が作成された作業シナリオ作成装置1と同じ作業シナリオ作成装置1にて作成される表示用作業シナリオ43にて制御される。作業支援表示装置3は、作業支援制御装置2と互いに連携して製品の組立作業を支援する。作業支援表示装置3は、その組立作業において、作業者の意図しない動作を防止することができる。作業支援表示装置3が報知する作業内容は、作業支援制御装置2から送信される工程開始信号により自動更新されるため、作業者の組立作業の作業性が向上する。
また、その作業支援方法が含む表示用作業シナリオ作成ステップは、作業指導票41に基づいて、工程ごとに作業内容を示す画像データをさらに作成して作業支援表示装置3に出力する。表示用作業シナリオ43は、画像データに関連する情報を含む。報知ステップは、表示用作業シナリオ43に含まれる画像データに関連する情報に基づいて、作業シナリオ作成装置1から入力し、かつ、一の工程の作業内容を示す画像データを表示する画像表示ステップを含む。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、作業指導票41の作成の際に、作業支援表示装置3が表示する画像が自動的に作成される。作業支援表示装置3が表示する画像は、作業指導票41に基づいた画像であるため、作業者の組立作業の作業性が向上する。
また、その作業支援方法が含む表示用作業シナリオ作成ステップは、作業指導票41に基づいて、工程ごとに作業内容を示す音声出力用データを含む表示用作業シナリオ43を作成する。報知ステップは、表示用作業シナリオ43に基づいて、一の工程の作業内容を示す音声出力用データに対応する音声を出力する音声出力ステップを含む。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、作業指導票41の作成の際に、作業支援表示装置3が表示する音声を設定できる。作業者の組立作業の作業性が向上する。
本実施の形態における作業シナリオ作成プログラム12は、作業シナリオ作成装置1に備えられるコンピュータにて実行される。作業シナリオ作成プログラム12は、複数の工程からなる組立作業の各工程の作業内容を含む作業指導票41を作成する作業指導情報作成ステップと、作業支援制御装置2を制御することにより作業支援制御装置2に各工程の進捗を工程ごとに検出させるための制御用作業シナリオ42を作成する制御用作業シナリオ作成ステップと、作業支援表示装置3を制御することにより作業支援表示装置3に各工程の作業内容を工程ごとに外部に報知させるための表示用作業シナリオ43を作成する表示用作業シナリオ作成ステップとをコンピュータに実行させる。制御用作業シナリオ作成ステップは、作業指導情報作成ステップにて作成される作業指導票41に基づいて制御用作業シナリオ42を作成する。表示用作業シナリオ作成ステップは、作業指導情報作成ステップにて作成される作業指導票41に基づいて表示用作業シナリオ43を作成する。
以上の構成により、作業指導票41と制御用作業シナリオ42と表示用作業シナリオ43とは、同一のツールにて、すなわち作業シナリオ作成装置1にて一連の作成ステップにより作成される。そのため、それらは互いに関連付けられた関係を自動的に有して作成される。作業支援制御装置2は制御用作業シナリオ42に従い、作業支援表示装置3は表示用作業シナリオ43に従うことで、互いに連携して製品の組立作業を支援する。それにより、組立作業において、製品の品質を損なうような作業者の意図しない動作を防止することができる。
また、作業シナリオ作成プログラム12が含む作業指導情報作成ステップは、組立作業に設定可能であり、かつ、作業シナリオ作成装置1に予め登録されている複数の作業内容がアイコン化されたアイコンと、各工程の作業指導票41を作成するための所定の編集エリア61と、を含む作成画面60を表示する作成画面表示ステップと、作成画面60において複数のアイコンから選択される少なくとも1つのアイコンが所定の編集エリア61にドラッグアンドドロップされることにより、選択されたアイコンに対応する作業内容を、各工程の作業内容に設定して作業指導票41を作成する設定ステップを含む。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、操作部13bによるアイコンのドラッグアンドドロップを主な操作として作業指導票41を作成することを可能にする。従来、煩雑であった作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43の一連の作成作業が簡略化される。
また、作業シナリオ作成プログラム12は、組立作業に設定可能であり、かつ、設定ステップで設定するための作業内容を作業シナリオ作成装置1に新たに登録する登録ステップをさらに備える。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、組立作業における作業内容の変更に応じて、作業内容を新しく登録し、その登録された新しい作業内容を含む作業シナリオを作成することができる。
また、その作業支援方法が含む作業指導情報作成ステップは、各工程の作業内容を示すコマンド値と、コマンド値に対応する作業内容に関連する設定値とを入力する設定値入力ステップをさらに含み、コマンド値と設定値とを含む作業指導票41を作成する。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、作業内容に応じて、作業シナリオ作成装置1のユーザーが入力するコマンド値と設定値とを含む作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成する。
また、その作業支援方法が含む作業指導情報作成ステップは、各工程の作業内容を示す文字列を入力する文字列入力ステップをさらに含み、文字列を含む作業指導票41を作成する。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1は、作業内容に応じて、作業シナリオ作成装置1のユーザーが入力する文字列を含む作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成する。
また、作業シナリオ作成プログラム12は、作業指導情報作成ステップにて作成される作業指導票41を保存する保存ステップをさらに備える。
以上の構成により、作業シナリオ作成装置1のユーザーは、組立作業における作業内容の変更に応じて、保存しておいた既存の作業指導票41から新たな作業指導票41、制御用作業シナリオ42および表示用作業シナリオ43を作成することができる。
また、作業シナリオ作成プログラム12は、制御用作業シナリオ作成ステップにて作成される制御用作業シナリオ42を作業シナリオ作成装置1から作業支援制御装置2に通信網6を介して出力し、かつ、表示用作業シナリオ作成ステップにより作成される表示用作業シナリオ43を作業シナリオ作成装置1から作業支援表示装置3に通信網6を介して出力する作業シナリオ出力ステップをさらに備える。
以上の構成により、作成された制御用作業シナリオと表示用作業シナリオとを、それぞれ作業支援制御装置と作業支援表示装置とで動作確認する時間が短縮される。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
100 作業支援システム、1 作業シナリオ作成装置、2 作業支援制御装置、3 作業支援表示装置、4 センサー、6 通信網、11 記憶部、12 作業シナリオ作成プログラム、13a 表示部、13b 操作部、15a 作業指導情報作成部、15b 制御用作業シナリオ作成部、15c 表示用作業シナリオ作成部、16 作成装置通信部、21 記憶部、22 作業支援制御基本プログラム、24 センサー信号入力部、25a 判定部、26 制御装置通信部、31 記憶部、32 作業支援表示基本プログラム、33 操作部、34 報知部、34a 画像表示部、34b 音声出力部、36 表示装置通信部、41 作業指導票、42 制御用作業シナリオ、43 表示用作業シナリオ、44 ライブラリ、60 作成画面、61 編集エリア。

Claims (30)

  1. 通信可能に相互に接続される作業支援表示装置および作業支援制御装置が連携して組立作業を支援させるための作業シナリオを作成する作業シナリオ作成装置であって、
    複数の工程からなる前記組立作業の各前記工程の作業内容を含む作業指導情報を作成する作業指導情報作成部と、
    前記作業支援制御装置を制御することにより前記作業支援制御装置に各前記工程の進捗を検出させるための制御用作業シナリオを作成する制御用作業シナリオ作成部と、
    前記作業支援表示装置を制御することにより前記作業支援表示装置に各前記工程の前記作業内容を外部に報知させるための表示用作業シナリオを作成する表示用作業シナリオ作成部と、を備え、
    制御用作業シナリオ作成部は、前記作業指導情報作成部にて作成される前記作業指導情報に基づく前記制御用作業シナリオを作成し、
    表示用作業シナリオ作成部は、前記作業指導情報作成部にて作成される前記作業指導情報に基づく前記表示用作業シナリオを作成する作業シナリオ作成装置。
  2. 各前記工程の前記作業内容を入力する操作部をさらに備える請求項1に記載の作業シナリオ作成装置。
  3. 前記組立作業に設定可能な複数の前記作業内容を記憶する記憶部と、
    前記複数の作業内容がアイコン化された複数のアイコンと、各前記工程の前記作業指導情報を作成するための所定の編集エリアと、を含む作成画面を表示する表示部と、をさらに備え、
    前記作業指導情報作成部は、
    前記複数のアイコンのうち前記操作部により選択される少なくとも1つのアイコンが前記所定の編集エリアにドラッグアンドドロップされることにより、前記操作部により選択された前記アイコンに対応する作業内容を、各前記工程の前記作業内容に設定して前記作業指導情報を作成する請求項2に記載の作業シナリオ作成装置。
  4. 前記作業指導情報作成部は、
    前記操作部によって入力される各前記工程の前記作業内容を示すコマンド値と、前記コマンド値に対応する前記作業内容に関連する設定値とを含む前記作業指導情報を作成する請求項2または請求項3に記載の作業シナリオ作成装置。
  5. 前記作業指導情報作成部は、
    前記操作部によって入力される各前記工程の前記作業内容を示す文字列を含む前記作業指導情報を作成する請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の作業シナリオ作成装置。
  6. 通信網により相互に接続される作業支援表示装置と連携して組立作業を支援するよう作業シナリオ作成装置が作成する作業シナリオにより制御される作業支援制御装置であって、
    前記作業シナリオとして、複数の工程からなる前記組立作業の各々の作業内容を含む制御用作業シナリオを入力する制御用作業シナリオ入力部と、
    前記通信網に接続され、前記制御用作業シナリオに基づき、前記複数の工程のうち一の工程の制御を開始する工程開始信号を、前記通信網を介して、前記作業支援表示装置に出力する制御装置通信部と、
    前記一の工程の進捗を検出するセンサーから出力されるセンサー信号を入力するセンサー信号入力部と、
    前記センサー信号と前記制御用作業シナリオとに基づき、前記一の工程が完了したか否かを判定する判定部と、を備える作業支援制御装置。
  7. 通信網により相互に接続される作業支援制御装置と連携して組立作業を支援するよう作業シナリオ作成装置が作成する作業シナリオにより制御される作業支援表示装置であって、
    前記作業シナリオとして、複数の工程からなる前記組立作業の各々の作業内容を含む表示用作業シナリオを入力する表示用作業シナリオ入力部と、
    前記通信網に接続され、前記複数の工程のうち一の工程の制御を開始する工程開始信号を、前記通信網を介して、前記作業支援制御装置より入力する表示装置通信部と、
    前記工程開始信号と前記表示用作業シナリオとに基づいて、前記一の工程の前記作業内容を外部に報知する報知部と、を備える作業支援表示装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の作業シナリオ作成装置と、
    通信網により相互に接続される請求項6に記載の作業支援制御装置と、請求項7に記載の作業支援表示装置と、を備え、
    前記作業支援制御装置の前記判定部は、
    前記センサー信号と、前記作業シナリオ作成装置の前記制御用作業シナリオ作成部にて作成され前記制御用作業シナリオ入力部に入力される前記制御用作業シナリオとに基づき、前記一の工程が完了したか否かを判定し、
    前記作業支援表示装置の前記報知部は、
    前記作業支援制御装置の前記制御装置通信部から出力され、前記通信網を介して、前記表示装置通信部に入力される前記工程開始信号と、前記作業シナリオ作成装置の前記表示用作業シナリオ作成部にて作成され前記表示用作業シナリオ入力部に入力される前記表示用作業シナリオとに基づいて、前記一の工程の前記作業内容を報知する作業支援システム。
  9. 前記作業支援制御装置の前記制御用作業シナリオ入力部は、前記制御装置通信部であり、
    前記作業支援表示装置の前記表示用作業シナリオ入力部は、前記表示装置通信部であり、
    前記作業シナリオ作成装置は、
    前記通信網に接続され、前記制御用作業シナリオ作成部により作成される前記制御用作業シナリオを前記通信網を介して前記作業支援制御装置の前記制御装置通信部に出力し、かつ、前記表示用作業シナリオ作成部により作成される前記表示用作業シナリオを前記通信網を介して前記作業支援表示装置の前記表示装置通信部に出力する作成装置通信部をさらに含む請求項8に記載の作業支援システム。
  10. 前記作業シナリオ作成装置の前記制御用作業シナリオ作成部は、
    前記作業指導情報に基づいて、各前記工程の前記作業内容を示すコマンド値と前記コマンド値に対応する前記作業内容に関連する設定値とを含む前記制御用作業シナリオを作成し、
    前記作業支援制御装置の前記判定部は、
    前記コマンド値に対応する前記一の工程の前記進捗を検出する前記センサーから出力される前記センサー信号と、前記表示用作業シナリオに含まれる前記設定値とに基づき、前記一の工程が完了したか否かを判定する請求項8または請求項9に記載の作業支援システム。
  11. 前記作業シナリオ作成装置の前記表示用作業シナリオ作成部は、
    前記作業指導情報に基づいて、前記工程ごとに前記作業内容を示す画像データをさらに作成して前記作業支援表示装置に出力し、
    前記表示用作業シナリオは、前記画像データに関連する情報を含み、
    前記作業支援表示装置の前記報知部は、
    前記表示用作業シナリオに含まれる前記画像データに関連する前記情報に基づいて、前記作業シナリオ作成装置から入力し、かつ、前記一の工程の前記作業内容を示す前記画像データを表示する画像表示部を含む請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の作業支援システム。
  12. 前記作業シナリオ作成装置の前記表示用作業シナリオ作成部は、
    前記作業指導情報に基づいて、前記工程ごとに前記作業内容を示す音声出力用データを含む前記表示用作業シナリオを作成し、
    前記作業支援表示装置の前記報知部は、
    前記表示用作業シナリオに基づいて、前記一の工程の前記作業内容を示す前記音声出力用データに対応する音声を出力する音声出力部をさらに含む請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の作業支援システム。
  13. 請求項8から請求項12のいずれか一項に記載の作業支援システムを用いた作業支援方法であって、
    前記複数の工程からなる前記組立作業の各前記工程の前記作業内容を含む前記作業指導情報を作成する作業指導情報作成ステップと、
    前記作業支援制御装置を制御することにより前記作業支援制御装置に各前記工程の進捗を前記工程ごとに検出させるための前記制御用作業シナリオを作成する制御用作業シナリオ作成ステップと、
    前記作業支援表示装置を制御することにより前記作業支援表示装置に各前記工程の前記作業内容を前記工程ごとに外部に報知させるための前記表示用作業シナリオを作成する表示用作業シナリオ作成ステップと、を備え、
    制御用作業シナリオ作成ステップは、前記作業指導情報作成ステップにて作成される前記作業指導情報に基づいて前記制御用作業シナリオを作成し、
    表示用作業シナリオ作成ステップは、前記作業指導情報作成ステップにて作成される前記作業指導情報に基づいて前記表示用作業シナリオを作成する作業支援方法。
  14. 前記作業指導情報作成ステップは、
    前記組立作業に設定可能であり、かつ、前記作業シナリオ作成装置に予め登録されている複数の前記作業内容がアイコン化されたアイコンと、各前記工程の前記作業指導情報を作成するための所定の編集エリアと、を含む作成画面を表示する作成画面表示ステップと、
    前記作成画面において前記複数のアイコンから選択される少なくとも1つのアイコンが前記所定の編集エリアにドラッグアンドドロップされることにより、選択された前記アイコンに対応する作業内容を、各前記工程の前記作業内容に設定して前記作業指導情報を作成する設定ステップを含む請求項13に記載の作業支援方法。
  15. 前記組立作業に設定可能であり、かつ、前記設定ステップで設定するための作業内容を前記作業シナリオ作成装置に新たに登録する登録ステップをさらに備える請求項14に記載の作業支援方法。
  16. 前記作業指導情報作成ステップは、
    各前記工程の前記作業内容を示すコマンド値と、前記コマンド値に対応する前記作業内容に関連する設定値とを入力する設定値入力ステップをさらに含み、
    前記コマンド値と前記設定値とを含む前記作業指導情報を作成する請求項13から請求項15のいずれか一項に記載の作業支援方法。
  17. 前記作業指導情報作成ステップは、
    各前記工程の前記作業内容を示す文字列を入力する文字列入力ステップをさらに含み、
    前記文字列を含む前記作業指導情報を作成する請求項13から請求項16のいずれか一項に記載の作業支援方法。
  18. 前記作業指導情報作成ステップにて作成される前記作業指導情報を前記作業シナリオ作成装置に保存する保存ステップをさらに備える請求項13から請求項17のいずれか一項に記載の作業支援方法。
  19. 前記制御用作業シナリオ作成ステップにて作成される前記制御用作業シナリオを前記作業シナリオ作成装置から前記作業支援制御装置に通信網を介して出力し、かつ、前記表示用作業シナリオ作成ステップにより作成される前記表示用作業シナリオを前記作業シナリオ作成装置から前記作業支援表示装置に通信網を介して出力する作業シナリオ出力ステップと、
    前記作業シナリオ出力ステップにて出力される前記制御用作業シナリオを、前記作業支援制御装置に入力する制御用作業シナリオ入力ステップと、
    前記作業シナリオ出力ステップにて出力される前記表示用作業シナリオを、前記作業支援表示装置に入力する表示用作業シナリオ入力ステップと、をさらに備える請求項13から請求項18のいずれか一項に記載の作業支援方法。
  20. 前記制御用作業シナリオ入力ステップにて入力する前記制御用作業シナリオに基づき、前記複数の工程のうち前記一の工程の制御を開始する工程開始信号を前記作業支援制御装置から前記作業支援表示装置に前記通信網を介して出力する開始信号出力ステップと、
    前記一の工程の前記進捗を検出する前記センサーから出力される前記センサー信号を入力するセンサー信号入力ステップと、
    前前記センサー信号と、前記制御用作業シナリオとに基づき、前記一の工程が完了したか否かを判定する判定ステップと、をさらに備える請求項13から請求項19のいずれか一項に記載の作業支援方法。
  21. 前記開始信号出力ステップにて前記作業支援制御装置から出力される前記工程開始信号を、前記通信網を介して、前記作業支援表示装置に入力する開始信号入力ステップと、
    前記開始信号入力ステップにて入力する前記工程開始信号と、前記表示用作業シナリオ入力ステップにて入力する前記表示用作業シナリオとに基づいて、前記一の工程の前記作業内容を外部に報知する報知ステップと、をさらに備える請求項20に記載の作業支援方法。
  22. 前記表示用作業シナリオ作成ステップは、
    前記作業指導情報に基づいて、前記工程ごとに前記作業内容を示す画像データをさらに作成して前記作業支援表示装置に出力し、
    前記表示用作業シナリオは、前記画像データに関連する情報を含み、
    前記報知ステップは、
    前記表示用作業シナリオに含まれる前記画像データに関連する前記情報に基づいて、前記作業シナリオ作成装置から入力し、かつ、前記一の工程の前記作業内容を示す前記画像データを表示する画像表示ステップを含む請求項21に記載の作業支援方法。
  23. 前記表示用作業シナリオ作成ステップは、
    前記作業指導情報に基づいて、前記工程ごとに前記作業内容を示す音声出力用データを含む前記表示用作業シナリオを作成し、
    前記報知ステップは、
    前記表示用作業シナリオに基づいて、前記一の工程の前記作業内容を示す前記音声出力用データに対応する音声を出力する音声出力ステップを含む請求項21または請求項22に記載の作業支援方法。
  24. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の作業シナリオ作成装置に備えられるコンピュータにて実行される作業シナリオ作成プログラムであって、
    前記複数の工程からなる前記組立作業の各前記工程の前記作業内容を含む前記作業指導情報を作成する作業指導情報作成ステップと、
    前記作業支援制御装置を制御することにより前記作業支援制御装置に各前記工程の進捗を前記工程ごとに検出させるための前記制御用作業シナリオを作成する制御用作業シナリオ作成ステップと、
    前記作業支援表示装置を制御することにより前記作業支援表示装置に各前記工程の前記作業内容を前記工程ごとに外部に報知させるための前記表示用作業シナリオを作成する表示用作業シナリオ作成ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    制御用作業シナリオ作成ステップは、前記作業指導情報作成ステップにて作成される前記作業指導情報に基づいて前記制御用作業シナリオを作成し、
    表示用作業シナリオ作成ステップは、前記作業指導情報作成ステップにて作成される前記作業指導情報に基づいて前記表示用作業シナリオを作成する作業シナリオ作成プログラム。
  25. 前記作業指導情報作成ステップは、
    前記組立作業に設定可能であり、かつ、前記作業シナリオ作成装置に予め登録されている複数の前記作業内容がアイコン化されたアイコンと、各前記工程の前記作業指導情報を作成するための所定の編集エリアと、を含む作成画面を表示する作成画面表示ステップと、
    前記作成画面において前記複数のアイコンから選択される少なくとも1つのアイコンが前記所定の編集エリアにドラッグアンドドロップされることにより、選択された前記アイコンに対応する作業内容を、各前記工程の前記作業内容に設定して前記作業指導情報を作成する設定ステップを含む請求項24に記載の作業シナリオ作成プログラム。
  26. 前記組立作業に設定可能であり、かつ、前記設定ステップで設定するための作業内容を前記作業シナリオ作成装置に新たに登録する登録ステップをさらに備える請求項25に記載の作業シナリオ作成プログラム。
  27. 前記作業指導情報作成ステップは、
    各前記工程の前記作業内容を示すコマンド値と、前記コマンド値に対応する前記作業内容に関連する設定値とを入力する設定値入力ステップをさらに含み、
    前記コマンド値と前記設定値とを含む前記作業指導情報を作成する請求項24から請求項26のいずれか一項に記載の作業シナリオ作成プログラム。
  28. 前記作業指導情報作成ステップは、
    各前記工程の前記作業内容を示す文字列を入力する文字列入力ステップをさらに含み、
    前記文字列を含む前記作業指導情報を作成する請求項24から請求項27のいずれか一項に記載の作業シナリオ作成プログラム。
  29. 前記作業指導情報作成ステップにて作成される前記作業指導情報を保存する保存ステップをさらに備える請求項24から請求項28のいずれか一項に記載の作業シナリオ作成プログラム。
  30. 前記制御用作業シナリオ作成ステップにて作成される前記制御用作業シナリオを前記作業シナリオ作成装置から前記作業支援制御装置に通信網を介して出力し、かつ、前記表示用作業シナリオ作成ステップにより作成される前記表示用作業シナリオを前記作業シナリオ作成装置から前記作業支援表示装置に通信網を介して出力する作業シナリオ出力ステップをさらに備える請求項24から請求項29のいずれか一項に記載の作業シナリオ作成プログラム。
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